△日程第19 議案第24号 半田市廃棄物
の減量及び処理に関する条例
の一部改正について
△日程第20 議案第25号 半田市が設置する
一般廃棄物処理施設に係る
生活環境影響調査結果
の縦覧等
の手続に関する条例
の制定について
△日程第21 議案第26号 半田市
黒石墓地事業特別会計設置条例の廃止について
△日程第22 議案第27号 半田市
国民健康保険税条例の一部改正について
△日程第23 議案第28号
知多都市計画半田乙川中部土地区画整理事業施行条例等の一部改正について
△日程第24 議案第29号
半田市営住宅条例の一部改正について
△日程第25 議案第30号
半田乙川中部土地区画整理事業に伴う
乙川浜田こ線橋新設工事に関する変更協定
の締結について
△日程第26 議案第31号 和解及び損害賠償
の額
の決定について
△日程第27 議案第32号
市道路線の廃止について
△日程第28 議案第33号
市道路線の認定について
△日程第29 議案第34号 令和元
年度半田市
一般会計補正予算第5号
○議長(
石川英之議員) 日程第1、議案第6号から日程第29、議案第34号まで
の29議案
を一括議題とします。 以上
の案件については、各委員会に付託し、御審査
をお願いしてありますので、その経過と結果について各委員長から報告
をお願いします。 初めに、
総務委員長からお願いします。 〔
総務委員長 岩田玲子議員 登壇〕
◆
総務委員長(
岩田玲子議員) 当
総務委員会に付託された案件については、3月16日は午後1時30分から、17日は午前9時30分から、18日は午後1時から、
委員全員出席の下、いずれも
委員会室において慎重審査しましたので、その経過と結果
を御報告申し上げます。 初めに、議案第6号中、当委員会に分割付託された案件については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、歳出、2款 1項 1目
ふるさと納税事業について、入りが1,600万円、出が2億1,000万円と
の昨年度
の実績
を踏まえ業務
を委託化し、令和2年度から返礼品数
を大幅に増やすなどで寄附
の確保に努めると
のことだが、目標額
を2,000万円とした根拠は。とに対し、事務手続
の委託化
を行い、新たな体制で
の取組として、前年度実績
の3割増し
を目標額に設定しました。この目標額は
最低ラインと捉えており、今後も寄附額増に向け取り組んでまいります。と
のこと。
当該事業の効果
をどう捉え、今後、市としてどのような方向性か。とに対し、この事業は増収となる自治体がある一方で、減収となる自治体が必ず生じる事業ですが、国は
地方活性化事業として推進
の方向にあるため、半田市が実施せずに他市に税収
を奪われるだけとなるよりは、少しでも寄附
を得て、その増額に努めていくべきだと考えています。と
のこと。 同項 6目
シティプロモーション推進事業について、今まで様々な取組
を行い、令和2年度は
オリジナル年賀状サイトの作成や
オリジナルメガホンの作製など
を予定していると
のことだが、成人へ
の名刺配布
を取りやめるなど、
事業推進に苦慮しているように感じられる。過去
の実績から事業
の浸透度
をどう捉えて、今後どのように進めていく
のか。とに対し、試行錯誤
の中で様々な取組
を行い、うまくいったもの、いかなかったもの、それぞれありますが、今後
の進め方としては、
シティプロモーションの2本柱である市
の認知度向上と市民
のまちへ
の愛着
を高めること
を軸に、継続して取り組むことで浸透
を図っていきます。と
のこと。
オリジナルメガホンの具体的な形状と作製数はどうか、また、どのような使用
を想定している
のか。とに対し、
ライメックスという石油や木材
の使用量
を大幅に削減した環境に優しい素材で2,000個作製します。折り畳み式でうちわにもなり、スポーツ
の全国大会などに出場する方が市長表敬に来ていただいた際に応援団用に配布し、使用していただくことで、市
のPR
を図っていきたいと考えています。と
のこと。 同項 9目
高齢者運転免許自主返納促進事業について、返納者へ
の記念品は
バス利用券の場合は1万8,000円、
タクシー利用券は5,000円と
のことだが、金額、乗車できる回数換算や地区内
の路線
の有無など、市民へ
の公平性
をどのように考え設定した
のか。とに対し、この事業
を開始するときは、半田市が公共交通
を再編し、注力していく時期でもありました。バス
の利用促進
を図る目的もあり、
自主返納者に対してもバスに重点
を置くこととしました。と
のこと。 また、前
年度予算が683万2,000円に対し、令和2
年度予算は271万9,000円と大幅に減額しているが、前年実績
をどのように検証し、翌年度
の予算立て
を行った
のか。とに対し、前年度
の事業開始時は、
運転免許自主返納者数
の実績から申請件数
を推計しましたが、令和2年度
の予算につきましては、今年度
の申請実績に基づき計上した結果、減額となったものです。と
のこと。 同項 12目 多
文化共生推進事業について、令和2年度で理解促進
のため
の研修会
を開催すると
のことだが、目標値
の500
人の対象、回数など、内訳はどのようか。とに対し、
市職員対象が2回、教員・地域対象が5回、企業対象が1回です。と
のこと。 令和2年度に市として多文化共生にどう取り組んでいく
のか。各課が取り組む具体例はある
のか。とに対し、初年度は、
外国籍市民へ
の理解
を深めることと、窓口支援
を重点に
市民協働課が取り組みます。全庁的な取組としては、庁内で各課等
の職員が課題等について意見交換
を行う会議
を新たに設け、事業
を検討していく予定です。と
のこと。 今年度
の監査報告で、
監査委員から事務改善
の点においてRPA
の推奨
の意見が出されているが、それ
を踏まえた令和2年度
の取組とその効果はどのようか。とに対し、RPAについては、今年度既に導入しており、一定
の効果
を得ています。来年度は適用業務
を拡大し、印刷文字
をデータ化するOCR
を導入し、RPAと連携させることで、時間として600時間、人件費190万円程度
の縮減が図れると見込んでいます。と
のこと。 同款 2項 1目
固定資産税等一般事務の家屋図面電子化業務委託料について、電子化することで大規模災害時
の被害調査の効率化と図面保管
の省スペース化を図ると
のことだが、
被害調査に係る効果
の詳細はどのようか。とに対し、現在紙で保管している約15万件
の家屋図面
を電子化し、
総合型GIS等で
の管理、印刷が可能となることから、迅速に
被害調査に着手でき、国
の示す災害発生後1か月以内
の罹災証明発行が可能となります。と
のこと。 令和2年度
の予算編成時には経済が安定しており、
重点事業に厚く充て、そのほか
の事業においても必要な予算
を計上したと
のことだが、現在は経済
の先行きが不透明な状況となっている。税収減
の見通しと、既に予定している事業に対し、予備費
の充当等も含め、どのように対応していく
のか。とに対し、
個人市民税は前年収入に対し課税するため、令和2年度には大きな影響はないと考えていますが、
法人市民税については減収が見込まれます。この減収分は
財政調整基金で手当てするなど、
補正予算の提出等も視野に入れ、必要な手だて
を講じていきます。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、挙手により採決した結果、賛成多数をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第9号については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、
雁宿駐車場管理運営事業について、
エレベーター更新工事1,570万1,000円が予定されているが、その工事内容はどのようか。とに対し、
エレベーターの速度
を制御する制御盤
の改正
を行い、あわせて、
エレベーターをつるロープのレール
の耐震化
を行います。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、挙手により採決した結果、賛成多数をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第10号については、補足
説明の後、慎重審査し、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第14号については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、
資本的支出の建設改良費で、新
病院建設支援業務委託料が2,200万円計上されているが、
業務内容はどのようなものか。とに対し、新病院
の設計や移転後
の運営等に際し、医療設備や機器
の配置、物品
の流れ、患者、スタッフなど
人の動線、それに伴う人事配置、
支出コスト計算など、
総合コンサルティングを委託するものです。と
のこと。
業務内容が多岐にわたるが、2,200万円
の内訳はどのようか。とに対し、
当該事業は令和7年度まで
の総額1億2,000万円
の継続事業であり、令和2年度は現
半田病院の医療機器や
情報システム、物流、
業務委託など
の現状把握
を行います。と
のこと。 慢性的に医師、看護師
の不足が生じている中、
監査委員からも、
半田病院は現在、順調かつ安定した経営ができており、職場環境
の整備にも必要なコスト
をかけるべきと指摘がされている。新
年度予算において
職場環境改善の観点で注力したものがあるか。とに対し、ダヴィンチなど高額な
医療機器を導入し、医師
の確保と
医療業務負担の軽減に努めるほか、労務職員
の退職に伴い手術室
の清掃等
を看護師が行い負担となっていたところ
を業者委託とする等
の改善
を図りました。と
のこと。
常滑市民病院と
の経営統合について、現在
の常滑市民病院は医師不足による
経営状況悪化が懸念されている。
夜間救急診療を休止するなど
の報道もされており、
経営統合に対し不安
を感じる市民もいると考えるが、市民に対しどのように
説明していく
のか。とに対し、まず、医師不足については、
経営統合を控えていることで常滑市へ
の医師派遣が困難になっている状況があると聞きましたので、両市長が一緒に医局
の派遣要望に行くなどし、医師
の確保と経営
の安定に努めていきます。また、市民には、
経営統合により急性期
を半田病院、回復期
を常滑市民病院と機能分担がされ、急性期から回復期まで切れ目なく安心して治療
を受けられる体制が整うことで理解が得られると考えています。と
のこと。 現在、
第三者機関に委託し実施している両病院
の経営状況調査結果
を受け、双方が合意に至らない場合は、
経営統合を取りやめる判断はある
のか。また、その場合
の決定時期はいつ頃になる
のか。とに対し、取りやめる判断はあり得ます。その場合、現時点でいつ頃と決まってはいませんが、来年度中には答え
を出さなければいけないと考えています。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第22号及び議案第23号
の5議案については、それぞれ補足
説明の後、慎重審査し、討論
を省略し、それぞれ採決した結果、5議案とも
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 以上、御報告申し上げます。 ただいま
の報告において、収支コスト計算と申し上げるところ
を誤って
支出コスト計算と申し上げました。おわびして、訂正いたします。 (降壇)
○議長(
石川英之議員) 次に、
文教厚生委員長からお願いします。 〔
文教厚生委員長 小出義一議員 登壇〕
◆
文教厚生委員長(小出義一議員) 当
文教厚生委員会に付託された案件については、3月16日は午後1時から、17日は午前9時30分から、いずれも全員協議会室において、18日は午後2時30分から
委員会室において、
委員全員出席の下、慎重審査
をしましたので、その経過と結果
を御報告申し上げます。 初めに、議案第6号中、当委員会に分割付託された案件については、それぞれ
の補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、歳出、3款 1項 1目 地域生活支援事業について、半田市地域支援センター
を新たに半田市内に設置することになった経緯は何か。また、現在
の利用者は3名と
のことだが、新たな施設
の利用者はどの程度
の人数
を見込んでいるか。とに対し、半田市内に設置することとなった経緯は、現在
の施設は市外にあり利便性が悪く、第2期半田市障がい者保健福祉計画において、市内で整備するものといたしました。また、新たな施設
の利用者数については、1日10名程度
を見込んでいます。と
のこと。 同じく、生活困窮者自立支援事業
のうち、ひきこもり対策として新たにアウトリーチ支援員
を設置するが、この事業
の目的は何か。また、アウトリーチ支援員は具体的にどのような業務に取り組む
のか。とに対し、アウトリーチ支援員
の配置目的は、ひきこもりに関する各家庭
の様々な困り事
を解決することにあります。具体的な
業務内容は、現在、
教育委員会と連携して、中学校
を卒業する不登校生徒
の情報
を共有しており、今後、引き籠もっている生徒及びその家庭に対してアプローチするなど、切れ目
のない支援
を行ってまいります。と
のこと。 同款 3項 2目 生活保護扶助事業について、就労自立による保護廃止世帯数
の目標値が前年度
の40件から25件に減少している理由は何か。とに対し、これまで生活保護世帯に対し、生活困窮者自立支援事業によって、就労支援
を積極的に行ってきたことで、就労自立
の可能な世帯数自体が年々減少しているためであります。と
のこと。 同款 2項 2目 地域子育て支援拠点委託事業について、市内4か所
の事業者へ
の委託費用は、いずれも同額であると
のことだが、令和元年度では差額が生じている
のはなぜか。とに対し、令和元年度は、新規開設
の2か所について公募手続
を行う必要上、8月以降
の委託開始
を予定し、委託期間に応じて予算計上
を行ったためです。と
のこと。 市内4か所
の施設規模に大きな差があると思うがどうか。とに対し、国
の基準ではおおむね10組程度
の親子が集まることができるスペースであることと定められており、いずれ
の施設も基準
を満たしており、問題ないと考えています。と
のこと。 新たに2つ
の施設が開設したことで、地域子育て支援拠点整備
の進捗状況はどこまで進んだ
のか。とに対し、今年度、新たに2か所
を開設したことで、5中学校区全て
を網羅できる状況になったため、地域子育て支援拠点
の整備は一旦完了したと考えております。と
のこと。 同款 2項 6目 子育て支援センター利用促進事業について、子育て支援センター
を利用する際
の駐車料金
の無料時間
の拡大は、施設が開設した当初から要望があったが、なぜ今
のタイミングで実施することになった
のか。また、ふるさと納税
を原資に実施すると
のことだが、事業
の継続性は確保できる
のか。とに対し、子育て支援センター
の専用駐車場ではなく、あくまで市営駐車場であることから、利用者に応分
の御負担
をお願いしてきましたが、近年実施したアンケートなどでも駐車料金
の負担軽減
を求める多く
の声が寄せられている一方、ふるさと納税制度で子育て支援
のために毎年多く
の御寄附
を頂くようになりました。この事業に寄附金
を活用させていただくことにより、ニーズにお応えできると判断したものであります。なお、毎年
の寄附金額や寄附金
を積み立てた基金残高
の状況から、一定期間は事業
の継続性が見込まれるものと考えています。と
のこと。 同款 2項 4目 市立保育園管理運営事業について、保育園など
の公民連携
の在り方について、今後
の方針はどのようか。また、市民
説明はどのように行っていく
のか。とに対し、今後は、市内保育園
の民営化と認定こども園化
を推進していきたいと考えています。令和2年度から10年間で民営化または認定こども園化する園
の個別施設計画
を定め、適宜、地域住民や保護者に
説明を行ってまいります。と
のこと。 4款 1項 1目 母子健康増進事業について、こんにちは赤ちゃん訪問では、支援につながった事例は何件か。また、妊娠期から切れ目
のない支援
を行うとしているが、具体的な取組は何か。とに対し、赤ちゃん訪問で伺った967
人のうち122
人が支援につながっています。妊娠期から切れ目
のない支援については、母子健康手帳交付時から見守り
を続けており、部署
を超えた情報共有や連携
を図っています。と
のこと。 同款 1項 2目 予防接種事業について、令和元年度
の風疹
の予防接種
の接種割合はどの程度か。また、今年度に予防接種
を行わなかった方へ
の対応は考えているか。とに対し、今年度は昭和47年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた6,528
人に対し、抗体検査と予防接種が無料でできるクーポン券
を配布いたしましたが、働き盛り
の忙しい年代であるためか、利用者は2割程度でした。次年度は昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた方
を対象に同様
のクーポン券
を配布することで、今年度、抗体検査と予防接種
を受けられなかった方にも御利用いただけるよう配慮いたします。と
のこと。 9款 6項 4目 半田運動公園改修事業について、半田運動公園陸上競技場は改修後も現在と同様に第3種陸上競技場
の公認
を目指すと
のことだが、その理由はなぜか。とに対し、半田運動公園陸上競技場では年間で17回
の陸上競技大会
を実施されていますが、陸上競技大会
の記録は公認競技場でないと公式記録として認められません。現在、知多地域
の公認競技場は半田市
を含め2か所しかなく、知多地域における陸上競技
の振興と競技会開催場所
を確保するため、引き続き第3種陸上競技場として整備
を行いたいとするものです。と
のこと。 同款 1項 3目 学校生活支援事業
のうち、支援が必要な児童・生徒へ
のサポートについて、これまでは学校生活支援員、補助員
の増員
を行ってきたが、今後はほか
の対応も考えていく必要があると思うがどうか。とに対し、人員増以外
の対応として、特別支援
の経験が少ない教員向け
の研修や、校種
を超えた教員同士で
の研究事業
を実施するなど、ソフト面で
の支援
の充実も行ってまいります。と
のこと。 同じく、いじめ・不登校対策事業について、今後
の取組や方針はどのようか。とに対し、自ら声
を上げることができない生徒・児童
を救うため、こちらから出向いて状況
を把握するよう努めていきます。そのために、教育相談員
を1名追加で配置し、各中学校区に1
人ずつ相談対応に当たる人員
を確保します。ほかにも、新たな居場所づくり
を行うことで、不登校
の児童・生徒が選択できる内容
を増やす取組
を行ってまいります。と
のこと。 同款 5項 1目 旧中埜家住宅保存管理事業について、旧中埜住宅では、建物
の公開だけではなく、庭など
の外観
を活用するような取組
を行うべきと思うがどうか。とに対し、旧中埜家住宅
の庭にはバラ
をはじめ季節ごとに花や実
をつける植物が植えてあり、市民や観光で訪れた方に見ていただけるよう整備しています。今後は庭から建物
の中
を見て楽しんでいただけるような仕掛け
を行っていきたいと考えています。と
のこと。 同款 5項 7目 新美南吉童話賞事業について、魅力向上に向けて取組はどうか。とに対し、新美南吉童話賞ならでは
の取組として、オマージュ部門
の構想により磨き
をかけていきたいと考えています。また、応募者数
を増やすためにメディアへ
の積極的なPRや、学校
の先生から生徒に勧めてもらうために市内
の小・中学校や安城市
の学校に対してもPR活動
を行ってまいります。と
のこと。 総括的な質疑として、令和2
年度予算では歴史や文化に関する事業は多くあるものの、市民には歴史と文化
のまち半田という意識が十分に醸成されていないと思うが、どのように考えているか。とに対し、近年では、半田
の歴史や文化に理解
を示してくれる
人も徐々に増えてきていると感じています。市民
の意識
の醸成には施策など
の効果がすぐに現れるものではありませんが、市内に住んでいる
人に半田市
の歴史や文化
を再認識してもらうことで、半田に住んでいること
を誇りに思ってもらえるよう取り組んでまいります。と
のことでした。 その後、議案第6号中、当委員会に分割付託された案件については、討論
を省略し、挙手により採決した結果、賛成多数をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第11号については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、ピロリ菌検査事業については、30歳、35歳
を新たに検査対象者に追加すると
のことだが、このこと
を市民に対してどのようにPRしていく
のか。とに対し、対象者へ受診券
の送付、市報やホームページへ
の掲載
のほか、市内事業者
のチラシ
の広告欄に掲載してもらうことや、若い方にも見ていただけるようSNS
を活用し、PR
を行ってまいります。と
のこと。 国民健康保険支払準備基金繰入金について、現在、基金には約17億円
の積立てがあるが、毎年、約2億円ずつ基金
を切り崩しており、基金が底
をついた後
の方針はどのように考えているか。とに対し、国民健康保険税
の税率
を検討しなければならない時期が収支
の状況から近づいてきていると考えており、二、三年以内には方針
を示す予定です。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第12号については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、介護保険事業
のうち、第8期介護保険事業計画策定について、第7期計画と大きく変わる点はどこか。また、どのような課題
を想定しているか。とに対し、第8期事業計画では、これまで進めてきた地域
包括ケアシステム
のさらなる強化、推進
を図っていくことはもちろんでありますが、2025年、2040年
を見据えたサービス基盤、人的基盤
の整備や、地域共生社会
の実現、介護予防・健康づくり施策
の充実など
を盛り込む予定です。また、本市でも介護人材
の不足が表面化してきていると
のことから、人材
の確保、支援が課題と捉えています。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第13号、議案第21号、議案第27号については、それぞれ補足
説明の後、慎重審査し、討論
を省略し、議案ごとに採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第34号については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、公民館管理運営事業について、住吉公民館
の空調がガス方式
を採用している理由はなぜか。また、電気式
の空調に変更する考えはなかったか。とに対し、住吉公民館は建物
の面積が広く、電気式
の空調
を整備するためにはキュービクル
を設置する必要があり費用が増えてしまうため、安価に整備できるガス方式
を採用したものです。電気式へ
の変更については、一部だけ
を電気式に変えることは技術的に困難で、管内全て
の空調
を変更するには夏までに工事が終わらないため、ガス式
のまま修繕
を実施したいとするものです。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 以上、御報告申し上げます。 ただいま
の報告において、半田市地域活動支援センターと申し上げるところ、誤って半田市地域支援センターと申し上げました。おわびして、訂正いたします。 (降壇)
○議長(
石川英之議員) 次に、
建設産業委員長からお願いします。 〔
建設産業委員長 中川健一議員 登壇〕
◆
建設産業委員長(中川健一議員) 当
建設産業委員会に付託された案件については、3月16日及び17日は午前9時30分から、いずれも議会会議室で、18日は午後3時から、
委員会室において、いずれも
委員全員出席の下、慎重審査しましたので、その経過と結果
を御報告申し上げます。 初めに、議案第6号中、当委員会に分割付託された案件については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、歳出、2款 3項 1目 個人番号カード交付事業について、マイナンバーカード交付計画で令和2年度中
の交付
を4万枚と見込んだ理由は何か。とに対し、マイナンバーカード
の普及促進
のため、キャッシュレスで一定金額
をチャージまたは支払うと、最大5,000円分
のポイントが還元される制度が令和2年度に実施されることから、令和4年度まで
の3年間
の交付計画
のうち、令和2年度
を最も交付枚数
の多い4万枚
の目標としました。と
のこと。 また、マイナンバーカード
の取得状況
を定期的に議会や市民に公表することは可能か。とに対し、進捗状況
の報告は可能です。本年1月中旬から2月末まで
の半田市
の交付率が全国
の10万
人都市
の中で1位と
の報告
を受けており、このような進捗状況も公表することで、市民
の取得意欲にもつながると思います。と
のこと。 4款 1項 3目 墓地管理事業について、市営墓地
の管理料
を受益者負担とする計画はあるか。とに対し、受益者負担
の観点から、管理料
を使用者に求める
のは当然
のことと考えます。今年度、使用者不明区画
の確認が終わり、ひとまず区切りがついたので、墓地管理
の在り方と並行しながら、管理料
の徴収についても令和6年度頃から行えるように体制
を整えていきます。と
のこと。 同じく、市営墓地利用者に対してアンケート
を実施した中に合葬墓について
の問いがあったが、合葬墓
の必要性について令和2年度はどのように考えていくか。とに対し、昨年実施したアンケート調査では、合葬墓へ
のニーズ
の高まりがあることから、合葬墓
の設置は将来
を見据えた上でも必要と考えます。令和2年度に半田市墓地管理計画
の策定
を進める中で、合葬墓
の在り方
を十分検証し、判断していきます。と
のこと。 4款 1項 4目 畜産臭気監視事業について、いつまでにどのような状況にする
のか。とに対し、臭気については、現在、市内全畜産施設54か所
の敷地境界で年3回
の臭気測定
を実施し、規制基準値
を超過した事業所に対しては、大同大学と
の共同研究で作成した臭気低減マニュアルに基づき、経済課とともに改善指導
を行い、基準値以内
の事業所に対しては、現状維持するよう通知
を行っています。長期的プランはまだ計画できていませんが、超過している事業所が絞られてきましたので、改善まで
の目標時期
を定め、臭気問題
の解決に取り組んでいきます。と
のこと。 第2次半田市環境基本計画について、SDGs
の観点も含めて行っていくと
のことだが、畜産臭気に関してもいつまでにという期限
を定めて、畜産臭気が市民にとって気にならなくなるレベルにすることは、畜産農家
のブランディング
を高めることにもつながるため、環境基本計画に含めていくこと
を期待するが、どのように考える
のか。とに対し、畜産臭気については長年
の課題となっており、5年、10年後には臭気が軽くなったと思っていただける環境づくり
のために調査研究に努め、市
の政策として取り組んでいきます。と
のこと。 4款 2項 2目 家庭ごみ
の減量について、30年度と比較して、1
人1日当たり47グラム
の減量
を目標としているが、具体的な施策はある
のか。とに対し、令和2年度は、ごみ有料化
の説明会に併せて、ごみ
の減量化についても
説明を行う予定です。その際には、より具体的にイメージ
をしていただけるように、実際に減量に成功した例
を紹介させていただき、効果
のあるごみ
の分別と減量
の周知に努めます。と
のこと。 同じく、4款 2項 2目 ごみステーション整備事業について、戸建て住宅
を建設する際
の事業主に求めるごみステーション
の設置について、自治区と
の話合いに基づき決定する
のではなく、ある程度
の強制力
のある基準
を持つべきではないか。とに対し、条例施行規則では、区画数が10区画未満又は1,000平方メートル未満
の開発事業に際して
のごみステーション
の設置については規定がありませんので、ごみステーション
を設置する義務は現在ありません。今後は、市民
のこと
を考えながら、小規模開発についても意識
を持って調査研究してまいります。と
のこと。 同じく、4款 2項 2目 ごみ収集運搬事業
の備品購入費について、軽自動車
の購入で、高齢者など
のごみ出し困難世帯へ訪問する車両があるが、ごみ
の訪問収集はやりがい
のある仕事であるため、障がい者就労支援業務とすることについてはどう思われるか。とに対し、現在は正規職員2名で対応し、高齢介護課と連携しながら対象者
の安否確認
の役割も果たしており、個人情報
の保護に関わることでもありますので、就労支援業務とすることについては考えていませんが、検討課題として調査研究
を行ってまいります。と
のこと。 同じく、4款 2項 2目 半田市
の事業系ごみ
の排出割合は、一般で言われている量より少ない
のはなぜか。また、事業系ごみ袋に事業者名
を書いて排出していただくことはできないか。とに対し、事業系ごみ
の排出が少ない理由として、本来、ステーションには出せない事業系ごみが一般家庭
のごみとして出されている可能性があります。事業系ごみ
の出し方マニュアル
を配布すると同時に、事業者が責任
を持って事業系ごみ
を処理していただくようにお願いしていきます。また、事業系ごみ袋に事業者名
を明記することについては、今後
の課題として調査研究
を行ってまいります。と
のこと。 6款 1項 2目 工業団地造成事業について、現在
の状況と課題はどうか。とに対し、工業団地造成に関わるニーズ調査
の結果、8ヘクタール
の事業予定面積に対して、8ヘクタール
の企業需要
を確認していますが、県企業庁より当該企業側
の用地取得希望単価では採算が取れないと言われており、対応に苦慮しているところです。と
のこと。 同じく、工業団地造成事業
の企業誘致について、開発が難航する場合はスピード感
を持って、政治的な判断でシフト変更
を進めることが自治体経営に求められるが、令和2年度
の決意はいかがか。とに対し、企業誘致につながる用地取得
のことに関しましては、令和2年度
の第1四半期中には方針
を明確にしたいと思います。と
のこと。 同じく、中心市街地活性化事業について、知多半田駅前
のクラシティなど
の在り方について、10年後
を見据えた長期プラン計画がある中で
の予算な
のか。とに対し、商工会議所が策定した中心市街地活性化ビジョンでは、若手商業者が期待する中心市街地
の展望が組み込まれています。これら
を実現可能なものとするために、令和2年度はまちづくり支援事業
の商業施設助成金
を活用して、空き店舗
を活用したチャレンジショップ
の出店
を支援していきます。と
のこと。 観光事業について、予算における重点分野
の3本柱
の1つとして取り組んできたが、いつまで投資
を続ける
のか。また、半田市民
のため
の観光
の位置づけはどのように考えるか。とに対し、まずは任期中はしっかりと取り組んでまいります。また、市民に歴史文化
の良さ
を知っていただくことは、観光PR
の訴求力にもつながりますので、費用対効果は別として、半田市に愛着
を持った市民が増えること
を望んでいます。と
のこと。 また、山車文化
の保存継承で、山車会館
の整備について、産業観光振興計画に入っているものの、令和2年度
の予算計画には何も載っていない
のは何ゆえか。とに対し、令和2年度においても具体化した動きはないため、予算には計上していませんが、次期総合計画
の策定と産業観光振興計画
を策定する中で、山車会館
の整備については一定
の方針
を示していけるように、現在、関係する担当課において意見交換
を行っております。と
のこと。 6款 1項 4目 観光振興事業について、観光振興
を進める上で、半田市内における経済効果はどのような状況か。とに対し、観光振興については、平成27年
を観光元年としてから経済効果
を得られるような観光地化
を目指していますが、平日
の集客はまだ弱く、イベントによる一時的な集客に頼っている面が強いため、日常的な商売に結びつくようになるためには道半ば
の状況です。と
のこと。 同じく、半田運河活性化推進事業で、半田市観光協会に委託しているものについて、観光協会が採算
の取れる自主事業として進めていくことは考えているか。とに対し、観光協会など
の民間が自立した事業展開
をしていただけること
を意識はしていますが、今
のところ、半田運河エリア
の集客はイベント事業が主で、持続可能な観光業となる環境が整っていない状況であるため、当面は投資
を続けていきます。と
のこと。 7款 2項 3目 新
半田病院アクセス道路改良事業において、昨年度
の半田市議会、新
半田病院へ
の交通アクセス調査特別委員会から、環状線
の整備など、新病院開院までにやるべきことについて提言したが、この提言
をどのように検討し、この事業が最適であると判断したか。とに対し、提言
のうち、環状線については、片側車線だけ
の整備であったとしても調整
を要する課題が多く、開院まで
の整備完了は困難であると判断しました。これにより、暫定道路
を整備することとしましたが、新たな橋
を架ければ今より便利になり、交通量
の増加が見込まれるため、現在、交互通行である名鉄アンダーパス
を対面通行に改良する必要があり、これには多額
の費用と相当な時間
を要します。このため、まずは救急車両
の通行が最低限
の費用で確保できる、既存
の道路や橋
を利用するルート案が最善と判断したものです。と
のこと。 7款 5項 1目 都市計画マスタープラン改定事業について、当
建設産業委員会が閉会中テーマ
を「都市計画マスタープランから見た景観
を生かしたまちづくりと地域活性化について」と定め、行った提言に対し、マスタープラン策定
のプロセス
の中に組み込んだものはあるか。とに対し、マスタープラン策定については、地域別構想
を策定する前年度となる今年度から各地域
の自治区長などに現計画
を説明し、御意見
を伺うとともに、来年度実施するワークショップ
の進め方等
を協議しております。なお、ワークショップについては、中学校区ごとに年3回、地域
の代表
の方から御意見
を伺うという形で進めていきます。と
のこと。 同じく、都市計画マスタープラン
を策定しても、市民に景観形成
の大切さ
を理解していただかないと始まらないので、景観形成とは何か
を市民に御理解いただき、自分たち
のまち
の景観
を生かしたまちづくり
をどうしていきたいか御意向
を伺うこと
を意識して行っていただきたいがどうか。とに対し、景観については、各景観形成重点地区
の中でまちづくり
の活動
を行う組織に出向き、今後
の景観形成
の取組方などについて御意見
を伺うことから始めています。あわせて、子供から大人まで
の幅広い御意見
を伺い、市民
の新たな考え
を取り入れることができるよう進めていきます。と
のこと。 同項 4目 公園整備・改修事業について、市内に公園が徐々に増えている傾向にある一方で、市内では戸建てが増えて緑地が減少傾向にあることが心配されていること
を踏まえ、公園整備と併せて緑被率も一定に保つ必要があると考えるがいかがか。とに対し、市内
の公園施設や民地も合わせて半田市全域
の緑
の比率
を調査したことはありませんが、他市
の状況なども踏まえ、半田市
のあるべき姿
を考えていきます。と
のこと。 同じく、(仮称)南廻間池公園整備事業について、公園
の設置理由は何か。とに対し、有脇地区
の行政実態点検
を実施した際に、児童館や有脇小学校などが集まる地区
の中心部に地域から公園整備
の要望があり、この周辺が公園
のない地域であることと併せて、土地
の提供もしていただけることから、この地域に整備
を進めるものです。と
のこと。 同じく、(仮称)城ノ上公園整備工事について、公園
の設置理由は何か。また、地元住民から
の設置要望などはあったか。とに対し、地元住民から
の要望はありませんでしたが、城ノ上市営住宅
の跡地
の利用
を検討する際に、この周辺が公園
のない地域であることから区長や町内会長など
の意向
を確認し、公園として整備
を進めるものです。と
のこと。 また、城ノ上公園整備については、区長や町内会長だけでなく、地元住民も交えて公園
の在り方
を計画
の段階から意見交換
を行い、情報共有
を図ること
を考えているか。とに対し、子育て世代など、公園
をよく利用される地域住民も交えて意見交換
を行うなど、地域に合った方法で進めてまいります。と
のこと。 7款 6項 1目 市営城ノ上住宅
の跡地利用について、良好な住宅地とするために民間へ売却
を計画していると
のことだが、公共施設
の建て替えに入る時期なので、慌てて売却せずに、まとまった面積
の土地
をある程度
の期間は残しておく考えはないか。とに対し、市営城ノ上住宅
の跡地につきましては、駅から近距離にある立地
のよいエリアにあることから、良好な住宅地と供給する
のに適していると捉えているため、公園、道路とする敷地以外は、計画どおり売却
を進めていく予定としております。と
のこと。 そのほか、
建設産業委員会が所管する全体にわたる主な質疑として、令和2年度
の全体的な事業に関して、水道部
のように職員一同が「みんなでいっしょに大作戦」
の思い
を持って進めている部署があること
を評価しているが、マイナンバーカード
の取得や生ごみ
のコンポスト
の設置助成事業など、職員が取得していて当たり前
のところから事業
を取り組むべきと考えるが、どのようか。とに対し、職員には熱く伝え、さらに周知することで普及させてまいります。と
のこと。 安心実感予算と
のことだが、
建設産業委員会に関連する予算で、通学路整備などは積極的に進められていると実感できるが、ほかには何があるか。とに対し、道路や水路などは舗装や側溝
の破損等による事故が起こってからではなく、予防保全
の観点に基づく修繕ができるよう、必要な予算額
を継続して確保しています。また、災害時には避難場所となる公園
の整備
を実施する予算となっており、その辺りから安心・安全
を感じていただけるものと考えています。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第7号について、補足
説明の後、慎重審査し、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第8号については、補足
説明の後、質疑に入り、主な質疑として、
JR半田駅前周辺
のまちづくりについては、市民と一緒に駅前エリア
の在り方などについて
の話合いが進んでいると
のことだが、ソフト面とハード面は現在どの辺りまで進んでいる
のか。とに対し、平成28年度から始まった
JR半田駅前周辺まちづくり検討会、通称カタリバでは、まち
のイメージやエリアごと
の役割など
を話し合う中で、まちづくり
のコンセプトや方向性
を検討していただいており、今年度は、
JR半田駅周辺エリアでイベントやプロジェクトなど
を企画し、実施していただいています。また、ハード面については、
JR半田駅前周辺まちづくり検討委員会
の中に地域
の若手商業者などで組織する作業部会
を新たに設置し、跨線橋や蒸気機関車など鉄道資源
を活用した半田ならでは
の駅前
を実現するため
の原案
を作成し、検討委員会で協議している段階です。と
のこと。
JR半田駅前周辺まちづくり検討委員会作業部会について、まちづくりは
人づくりであり、住む方がいかに一緒に取り組んでいくかが大切であると思うが、どのように考えるか。とに対し、
JR半田駅前周辺
のまちづくりに関しましては、若い方
の柔軟で個性的な意見も取り込めるものにし、半田らしさ
を出していきます。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第15号については、補足
説明の後、主な質疑として、上水道課では、事業改善などはきちんとやられていると感じるが、今後
の課題として、上水道事業
を委託したり他市町と協力して
経営統合をすること
を検討すべきと思うが、どのように考えている
のか。とに対し、上水道事業では、料金徴収や水道メーター
の検針など
を包括的に委託し、実績も上げてきていることから、水道事業そのもの
を民営化する考えはありません。また、本市
の水道事業
の経営状況は良好であることから、近隣市町
の料金体系
を含む
経営統合は、半田市民が一方的に不利益になることから慎重であるべきと考えます。しかしながら、水道メーター
の取替えは本市だけでも毎年6,000個余りにも及んでおり、これら水道メーター
の周辺市町と
の一括購入や水道施設
の共同利用などについては有効であることから、愛知県企業庁や
包括委託事業者と協議してまいります。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第16号については、補足
説明の後、主な質疑として、下水道使用料審議会ではどのような課題について審議
をしていく
のか。とに対し、現在
の使用料体系では、今後とも汚水処理費
を使用料収入で賄うことができないことから、基準外
の繰入れ
を含む一般会計から
の負担に頼らざる
を得ない状況となっています。このため、受益者に負担いただく適正な使用料について、経営面、公共性、使用者
の観点から調査、審議
をお願いするものです。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第20号については、補足
説明の後、慎重審査し、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第24号については、補足
説明の後、主な質疑として、半田市廃棄物
の減量及び処理に関する条例
の一部改正について、条例
の中にごみ
の収集場所として
のごみステーションや市指定
のごみ袋
を使うことがきちんと明記されていないため、様々な問題が生ずることが予測されるが、どのように考える
のか。とに対し、条例
の別表中、一般廃棄物
の部において、家庭生活から生ずる可燃ごみ及び不燃ごみ
を市が収集、運搬及び処分するとき
の「収集」とは、ごみステーション
を指しています。また、市指定
のごみ袋は、「指定袋」と明記しています。と
のことでした。 その後、討論
を省略し、採決した結果、
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 次に、議案第25号、議案第26号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号及び議案第33号については、それぞれ補足
説明の後、慎重審査し、討論
を省略し、議案ごとに採決した結果、8議案とも
委員全員をもって原案
のとおり可と認めることに決定しました。 以上、御報告申し上げます。 (降壇)
○議長(
石川英之議員) 以上で各委員長
の報告は終わりました。 ただいまから質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これで質疑
を終わります。 しばらく休憩します。--------------------------------------- 午前10時25分 休憩 午前10時40分 再開---------------------------------------
○議長(
石川英之議員) 会議
を再開します。 これより討論に入ります。 議案第6号、第8号、第9号、第24号について、討論
の通告があります。 鈴木健一議員
の発言
を許します。 〔5番 鈴木健一議員 登壇〕
◆5番(鈴木健一議員) 日本共産党
の議員として、議案第6号、令和2
年度半田市一般会計、議案第9号令和2
年度半田市
駐車場事業特別会計予算、議案第24号半田市廃棄物
の減量及び処理に関する条例
の一部改正について、反対
の立場から討論
を行います。 昨年10月から消費税が10%に引き上げられ、2019年10月から12月期
の国内総生産(GDP)改定値が実質
の年率換算で7.1%
の減となり、消費税増税
を強行したことにより家計
を冷え込ませ、株安、円高、原油安と日本経済は深刻な状態にあると言えます。そんな中、来年度が始まるわけです。 反対する理由としては大きく3つあり、1つ目は、リニア中央新幹線建設促進愛知県期成同盟会負担金です。 この工事には、長野県から岐阜県へ
の大型
のトンネル
の影響、排出される残土
の処理や地下水
の問題など、問題が山積しています。少ない金額ながらも、国、県など
の公共事業に関連するものであり、市民
の利益にならないとして、反対します。 2つ目は、1款 総務費中、2項 総務管理費
の9目 交通安全対策費
の中
の高齢者運転免許自主返納促進事業です。 今
の半田市において、自動車は必須
の交通手段だと考えます。日々
の買物や、病院、市役所へ自動車なしで行くことは困難が伴います。しかも、免許
を返納する
のは高齢者であります。私が話
を聞いた方は、
JR半田駅まで来て、そこから徒歩で市役所へ来るそうです。 免許
の返納
を促進する
のであれば、免許
を返納した方がその後、困ることがないように移動手段
を確保する
のも自治体
の役目だと考えます。その視点からいえば、現在
の予算ではとても足りません。もっと自由に行きたいときに行きたい場所へ行ける予算にするべきだと考え、反対します。 次に、2款 総務費 2項 徴税費 2目 賦課徴収費
の中
の知多地域地方税滞納整理機構負担金ですが、半田市は県内トップ
の徴収率
の自治体であり、滞納整理が必要だとは思えません。もちろん、支払い能力がある
のに払わないという、一部、悪質滞納者
を解決することや、きめ細かい滞納整理
の努力で税収
を確保する
のは重要なことです。滞納者に対し、再び滞納することがないようにするためには、市民
の生活に寄り添い、相談に乗ることで、分割納付や徴税猶予、さらには、就労支援や生活保護
をはじめとした公的支援につなげ、生活再建
をサポートしていく必要があると考えます。 以上
の理由から、知多地域地方税滞納整理機構から
の脱退
を強く求めます。愛知県内では、知多、東三河
を除く地域では、地方税滞納整理機構についてやらない、もしくは検討中と
のことです。知多地域においても解散するように要望します。 次に、議案第9号、令和2
年度半田市駐車場事業特別会計についてです。 反対理由としては、トイレ
の撤去が問題だと考えるからであります。 せっかく設置した施設
をいたずらが多いという理由で
の撤去という
のは、あまりに寂しい話です。また、いたずらが多いトイレという
のは、このトイレだけでしょうか。市民からあそこ
のトイレはいつになったら使える
のかという声もある中、もう一度検討すること
を求めます。 次に、議案第24号、半田市廃棄物
の減量及び処理に関する条例
の一部改正についてです。 そもそも、家庭系ごみ袋
の有料化として、反対
の立場から2度
の一般質問
をした議案でもあります。そして、この議案は市民にとって大きな問題であり、さらなる慎重な審議が必要だと考えます。新型コロナウイルス
の影響が議会にも及んでいる中、なぜ今な
のかという思いもあります。 そして、今回
の議案には準備行為という項目がある
のも見逃せません。この議案が通ってしまえば、準備行為という名
の下で、半田市は家庭系ごみ袋
の有料化
のさらなる前倒しも可能になるおそれがあります。 また、現在10億かけて処理している家庭系ごみですが、広域連合となり、処理費用は圧縮されるはずです。それにもかかわらず、市民に負担
を強いる条例には反対です。 東日本大震災が起こって、今年で9年がたちました。当時、国や県から
の指示
を待っている時間的余裕はなく、自治体自体が考え、行動することが求められました。そして、住民
の立場に立ち、住民とともに考え、行動する
のが自治体本来
の姿ではないでしょうか。 半田市はどうするべきか検討すること
を求め、反対討論
を終わります。 (降壇)
○議長(
石川英之議員) 次に、加藤美幸議員
の発言
を許します。 〔14番 加藤美幸議員 登壇〕
◆14番(加藤美幸議員) 議案第6号令和2年度
一般会計予算の一部について、反対
の立場から討論いたします。 榊原市長は、施政方針演説で重要施策
の3本柱に、防災・減災、教育・子育て、観光振興
を掲げました。そして、令和2年度
の予算については、安心実感予算であると明言されました。 しかし、私は、重要施策
のうち、市民にとって身近であり、半田市にとっては将来
を担う大切な教育・子育てについて、安心が実感できる予算となっていない部分があると考えています。 具体的に、母子健康増進事業で、妊娠期から切れ目
のない支援
を実施するとされています。 子育て支援
の原点ともいうべき乳児家庭全戸訪問事業において、厚生労働省
の調査では、全1,701市町村
の93.7%、1,593市町村で、保健師による訪問相談が行われています。 ところが、半田市では
事業開始以来、ずっと民生児童委員さんに委託してまいりました。お祝い
の品物以外、人的予算はゼロです。一般質問でも申し上げましたが、地域
の情報
を伝え、身近で温かく見守ってくださる民生児童委員さんと
のつながりは、地域に迎えられたようでうれしいと
の声もあり重要な役割です。 しかし、一方で、出産後2か月
の時期
の母乳や発育
の不安、夜泣きによる睡眠不足や精神面で
の不調など、産後鬱にもつながりかねない不安には、専門的なアドバイス
を早期に、そしてダイレクトに自宅で受けることができれば、今後、SOS
を自ら発信できる信頼関係
を生むと現場から
の声もあります。 他市
の事例では、保健師と民生児童委員と話合い
を重ね、保健師、助産師などによる新生児訪問
を生後ゼロから2か月頃に、乳児家庭全戸訪問事業と改善しました。民生児童委員による訪問は、時期
をずらした生後2から4か月頃までと改善している事例もあります。東海市でも数年前に改善されたと
のことでした。 現在、新型コロナウイルスなど
の感染症
のこと、また、この4月1日にスタートする体罰禁止
のことなど、新たな課題も多く出てきて、子育て
の不安は増大しています。若い世代が本当にこのまちに住んでよかった、半田市に住み続けたいと心から思うためには、子育て
の不安がなく、安心が実感できてこそと考えます。子育て支援体制
の改善
のためには、市民
の意見
を交えた話合いが今こそ必要です。そして、何でも聞ける身近な地区担当保健師制度
を取り組むべきと考えます。 それら
を踏まえ、令和2年度
一般会計予算の一部について
の反対討論
を終わります。議員各位
の御賛同
をよろしくお願いいたします。 (拍手・降壇)
○議長(
石川英之議員) 次に、中川健一議員
の発言
を許します。 〔15番 中川健一議員 登壇〕
◆15番(中川健一議員) 令和2年度第1回半田市議会定例会に上程されております議案
のうち、次
の4議案、議案第6号令和2
年度半田市
一般会計予算、議案第8号令和2
年度半田市
JR半田駅前
土地区画整理事業特別会計予算、議案第9号令和2
年度半田市
駐車場事業特別会計予算、議案第24号半田市廃棄物
の減量及び処理に関する条例
の一部改正に対し、私は反対
の立場から討論
を行います。 今議会において市長より市議会へ承認依頼があった令和2
年度予算関連議案は、これら
を大まかに評する
のであれば、大本営発表予算ということであります。 では、その心は何な
のか。 2019年6月発表
の「週刊東洋経済」住みよさランキング愛知県では、町村
を除いた市だけ
の順位は、大府市が4位、東海市が9位、常滑市は15位、半田市は13位ということでした。 2018年1月発表
の「週刊ダイヤモンド」伸びる街ランキング中京圏では、阿久比町が3位、大府市が11位、常滑市が14位、東海市は16位、武豊町40位、東浦町48位、半田市は圏外という順位でした。知多半島における現時点で
の半田市
のまち
の立ち位置はおおむねこのような状況です。 ところが、施政方針で述べられている、住みたい、住み続けたいまちとして選ばれる、都市間競争
をどう打ち勝っていくか、予算書
のどこ
を読んでも全く見えてきません。実はこの予算書には、競争戦略が欠落しています。 知多半島内など、近隣市町
のどこが競争相手かについて、代表質問で市長に所見
を伺いました。特定
の市町
を想定していないという答弁でありました。 一方で、施政方針
の最後
の部分では、
人も自治体も長所
を伸ばすことが重要であると
の発言がありました。実際には、絶対的な長所や短所などありません。ほかと比較
をして、比較優位があれば長所、比較優位がなければ短所というだけ
の話です。 施政方針には美辞麗句が並んでおりますが、中身は大した意味もなく、矛盾だらけで、空理空論となっています。その結果、半田市
の予算は、どこかと比較
をして評価する
のではなく、過去と比較
をする
のでもなく、これもやりました、あれもやりました、頑張りましたという自己満足
のオンパレード、大東亜戦争時
の大本営発表ということであります。 具体的に反対
をする予算と理由
を簡単に申し上げます。24項目あります。 1つ目、5年から10年にわたる中長期的な財政計画
の立案に関わる企画調整事務費約123万円についてです。 半田市
の財政計画は3か年実施計画より長い中長期
の財政計画がありません。これでは半田市が10年単位で合理的な予算配分、財政運営
をしている
のか、さっぱり分かりません。これまで何度も何度もこの問題
を指摘しましたが、できない言い訳ばかりで一向に改善が進みません。 関西学院大学
の稲沢克祐教授
の著作には、中期財政計画
の整備が進められていないようであれば、総括質問
の中で、今後
の方針
を確認していくことも必要と書かれています。 なお、人口8万9,000
人の岐阜県関市では、10年後
の収入と支出
の予測
を公開しています。半田市が中長期的な財政計画
をつくっていないこと
のほうがおかしいこと
を理解しておくべきです。 2つ目、公共施設等総合管理計画に関わる企画調整事務費約123万円についてです。 2060年には人口が13%減少すると、半田市は推計
を出しています。当然
のことながら、公共施設
の床面積
を10%程度減らしていく方向で議論
を進めるということになるはずです。 ところが、今回
の予算作成では、市長と企画部は公共施設
の床面積
を減らすべきか増やすべきかについて、実質的な指示は何も出していません。その結果、小・中学校
の建て直しは教育部、保育園
の更新計画は健康子ども部、赤レンガとアイプラザ半田は市民経済部とばらばら、丸投げ
の状況です。そして、さらに問題な
のは、部
をまたがる公共施設
の統廃合については全く議論がなされていません。まさに市長と企画部
の職務怠慢であります。 お隣
の常滑市は、2018年には既に全市的に公共施設アクションプラン
を策定し、2060年には公共施設
を25%縮減するという数値目標
を打ち出しています。常滑市役所にできることがなぜ半田市役所にできない
のか。 3つ目、
シティプロモーション推進事業約518万円についてです。
シティプロモーション戦略
の目的は情報伝達と魅力づくりですが、そもそも、競争戦略
のない
シティプロモーション戦略など、やっても意味がありません。これは企画部
の頑張っているアピールのみです。このようなままごと
のような
シティプロモーション戦略など、早急にやめてください。 4つ目、市民交流センター管理運営事業約1億9,326万円及び子育て支援センター事業費約2,837万円についてです。 多く
の利用者が車で訪れるクラシティ
の子育て支援センター
を知多半田駅前に設置する必然性はありません。そして、クラシティ内
の店舗は、子育て支援とはほとんど関係
のないものばかりであります。 加えて、中心市街地活性化
のためには、知多半田駅前に商店
をもっと増やす施策
を商工会議所より求められています。 クラシティ
の3階からは市役所施設
を撤退させ、赤レンガ建物などに移動し、クラシティ3階には新たに商業施設
を誘致すべきと考えます。 5つ目、クラシティ
の市営駐車場経営に対する赤字補填約2,059万円についてです。 市営駐車場特別会計
の赤字
のほとんどは、クラシティ
の市営駐車場が原因です。クラシティ
の駐車場はもうからず、金食い虫であるためです。赤字最大
の理由は、クラシティ駐車場
の稼働率が僅か20%程度ということです。民間企業であれば、既に倒産です。 加えて、委託先
のはんだ賑わいビル開発は、駐車場売上げが年間4,561万円もありながら、年間純利益は僅か62万円と
のことです。そして、この賑わいビル開発
の経費に含まれていないクラシティという建物
の大規模修繕費約2,059万円が別途、税金より支払われています。 前段で申し上げましたように、そもそも、知多半田駅前
のクラシティに市役所
の施設など必然性はありません。赤レンガ建物に移動させれば、駐車場は無料です。駐車場
の維持だけでも年間2,059万円も
の税金
を使うクラシティ
の費用対効果が悪過ぎるので、早急にほか
の市役所施設に移動させてください。 6、はんだまちづくりひろば運営事業約169万円についてです。 2017年
の3月開催
の総務委員会でも指摘
をしましたが、
半田病院の移転先案について職員駐車場とする市長とは考え
の異なる市民団体、高台移転派
の、クラシティ市民活動支援センターへ
の団体登録
を当時
の企画部長が拒否した事案がありました。 先日
の代表質問で同様
の問題
を指摘しましたが、市長からは方針
の変更も謝罪もありませんでした。市役所はいまだに市長
の考えとは異なる市民団体は、まちづくりひろばへ
の登録
を認めないという職権濫用
を続けている
のです。市長様
の考える政策とは異なる市民団体
を認めないという、市民下請、市民協働
の象徴であるはんだまちづくりひろば
の予算など、認められるわけがありません。 7つ目、まちづくり事業費約56万円についてです。 戦略部門である企画課がなぜか行う不思議な事業です。しかも企画課は、紺屋海道で
の市役所主導
のまちづくり失敗に懲りずに、再び市役所主導
のまちづくり事業
を行っています。企画課がまちづくり事業
をやる暇があるならば、公共施設削減計画
の立案に時間
を使うべきと考えます。 8つ目、市民参画センター管理事業約36万円についてです。 当事業がすばらしい事業であるならば、半田小学校以外
の小学校へもなぜ展開
をしない
のか疑問です。惰性で行っている、陳腐化した典型的な事業です。現状
のように、半田小学校のみで行う程度
のものであれば、ほか
の場所へ移すべきです。そして、半田小学校
の校内に学童保育所
の設置
を優先して考えるべきと考えます。 9つ目、市報等配布委託料152万円についてです。 自治区が市報
を全戸配布していない
のが分かっているにもかかわらず、市報
の全戸配布分
の委託費
を自治区に払っている
のは問題です。このことは2年6か月前、平成28年9月決算審査で、新美保博議員より同様
の指摘がありました。しかし、2年半たって、今日まで全く改善が進みません。なぜか。 自治区へ
の委託は早急に中止し、市報は市役所が直接、全戸配布すべきと考えます。委託費が減って困る自治区に対しては、別途、自治振興費交付金
を増額すべきと考えます。 10、自動車等管理事業
の中
のミライ関連予算についてです。 市長には公用車としてプリウスがあります。一方で、ミライ購入
の経緯は、市民へ
の環境啓発、水素エネルギー
の普及が主な目的でした。 ところが、昨年度
の市民に対するミライ
を使ったイベントはほとんど実施されていません。ミライはなぜか市長が使用しています。 当初予算
説明の話とは全く違う話ではないか。そもそも、市長に公用車が2台も必要ありません。ミライ
をほとんど市長が公用車として使う
のは話が違うので、ミライは売却
をし、収入
を教育予算へ回すべきと考えます。市長はプリウスに乗れば事足りるはずです。 市民はごみ袋
の大幅値上げ、市長は公用車
を2台も使用。市長3期目
のおごりがある
のではないでしょうか。 11、市役所が経営する赤レンガ建物観光拠点化事業約6,403万円についてです。 赤レンガ建物は建物
の整備などに約23億円、平成30年度
の貸部屋利用率は僅か16.3%と
のことです。 そもそも、市民生活にほとんど関係
のない半田市外
の観光客
のために、なぜ6,400万円も
の税金
を使わなければならない
のか全く理解不能です。 加えて、赤レンガ観光拠点化事業は、開始後5年がたっても成果が上がりません。ところが、今予算で6年目
の予算も認めてほしいと
のことです。 考えてください。市民活動に対しては、市民活動助成金事業として3年間
の補助しか出していません。それは市民に対して、3年間で自立した活動
をしてくれと
の趣旨です。市民には厳しく、市役所には優しい半田市役所です。 赤レンガ建物は観光拠点ではなく、図書館や芸術文化会館など、半田市民
のために使うべきと考えます。 12、半田運河活性化推進事業約1,884万円についてです。 そもそも、にぎわい創出事業
を市役所がやるべきかどうか
の検討が今は必要です。経済課と観光課に多くある市役所主導
のにぎわい創出事業は、市役所
の能力
を超えています。 大体、いつまで税金
を投資すればにぎわいができるか
の見通しもない半田運河活性化推進事業は、今
のところ、税金
をどぶに捨てているだけな
のが実態です。知多半田駅前
のにぎわいづくりが失敗していること、知多半田駅前
土地区画整理事業
の失敗
を見れば明らかです。 加えて、にぎわいづくりは税金
の使い方としても公平性、妥当性が欠けていると考えます。 例えば、図書館前商店街は、ほとんど税金
を使わずに北二ツ坂カーニバル
を開催して、にぎわいづくり
を行っています。また、各自治区で行っている盆踊り大会も、事業費
の約80%程度は区費や町内会費、寄附金と、税金以外で賄っている
のが実態です。 一方で、この半田運河活性化推進事業であるキャナルナイトやほとり酒場は、事業費
のほとんど、税金で賄っています。 半田運河活性化推進事業だけが税金
を湯水
のごとく使っている
のはおかしくないでしょうか。一過性
の観光イベント事業に税金
を使う
のは、税金
の使い道としても優先順位が低いと考えます。まずはキッコウトミや春扇楼末廣など建築物保存など、景観整備に取り組むべきと考えます。 13、アイプラザ半田管理運営事業約5,330万円についてです。 平成30年度
の貸部屋利用率は僅か36.2%です。観光協会へ管理運営
を委託している意味が全く分かりません。観光事業と
のシナジー効果が見いだせないならば、委託先
をゼロベースで見直すべきと考えます。 14、中心市街地活性化支援事業400万円についてです。 半田商工会議所が2019年3月に策定しました半田市中心市街地活性化ビジョン
の4、中心市街地
の活性化に向けた課題には、こう書いてあります。 「区画整理後
の土地利活用が進まず、低未利用地
の多いことが、にぎわいや街並み形成
の阻害となっています」ということです。 過去
を振り返ってみれば、2011年度決算審査意見書
の知多半田駅前
土地区画整理事業
の評価として、総事業費280億円
を投資して、約27%が空き地となっている。空き地
を減らす方策
を至急検討されたい。これは
監査委員
の所見であります。 9年過ぎてもいまだに解決されていない現状は、市長以下、市役所職員
の職務
の怠慢としか言いようがありません。知多半田駅前
の低利用地、未利用地
の問題は、一体いつになったら解決できるんでしょうか。 15、
JR半田駅前
土地区画整理事業
を含む現在進行中
のJR武豊線高架化関連事業についてです。総事業費約287億円、半田市役所負担分約102億円
の大型公共事業です。 そもそも、国道247号線
のヤマダ電機前踏切
の最大遮断時間は僅か1.5分。1時間に往復4本しか走っていない単線
のJR武豊線
を高架化するのに巨額
の税金
を使う意味は全くありません。税金
の無駄遣いです。 また、JR武豊線高架化がにぎわいづくりに役立つと
の説明もありました。これも間違いです。市民はだまされてはいけません。名鉄青山駅周辺高架化により、名鉄青山駅周辺にはにぎわいが生まれているでしょうか。 確かに、車で移動するには便利になりました。しかし、半田コロナからは映画館が撤退し、幸楽苑も撤退したという
のが実情です。鉄道高架だけで、まちにぎわいはできません。 16、雇用対策事業費約49万円についてです。 これだけ人手不足
の状況で、ヤング・ジョブ・キャラバン就職セミナーや、勤労団体事業費補助金が必要とは全く思えません。前例踏襲、惰性でやっている事業です。 また、勤労団体へ
の補助金も、特定
の団体へ
の補助金は理屈や
説明がつきません。市民全体
の利益にも関係がありませんので、廃止
をしてください。 17、畜産臭気監視事業費146万円についてです。 農務課から環境課へ臭気監視事業が移管されて、少しは状況は改善したと思いますが、それでもいまだに市内各所で畜産臭気が漂っている
のは周知
の事実と思います。 この問題はそもそも、畜産農家が近接する地域まで市街化区域に編入して、住宅建設
を許可した半田市都市計画
の失敗が生み出したことであります。 2008年
の決算審査意見書には既に、農務課
の臭気対策事業は見直しが必要、効果ある臭気対策
の改善
を一日も早く実施することと指摘しています。そして、2009年9月
の建設産業委員会では、榊原正幸議員が5億円
を使ってでも臭気対策
をやるべきと
の提言もありました。 2020年3月
の予算審査時点で、いまだに畜産臭気改善
の見通しは立っておりません。10年たってもなかなか改善ができません。確かに難しい事業です。しかし、ここでやり方
を変えなければ、大胆に変えなければ、また同じ失われた10年間
を費やすことにならないでしょうか。 政治はやはり結果責任です。政治家である市長
の結果責任であります。パフォーマンスとしてやっているだけ
の、前例踏襲
の畜産臭気対策には反対します。 18、地球温暖化対策事業中
の緑
のカーテン事業についてです。 緑
のカーテン育て方講座
の参加世帯数は、平成28年は20世帯、平成29年は25世帯、平成30年は20世帯です。 ちなみに、半田市
の町内会加入世帯は3万4,000世帯です。町内会加入世帯に対する僅か0.06%程度
の世帯にしか実施できない事業にどれだけ意味がある
のでしょうか。 加えて、地球温暖化対策で緑
のカーテン
の加入世帯
の僅か0.06%に対する事業
を行いながら、一方で、例えば、雁宿公園北面
の雑木林
の大規模住宅開発は許可
をし、町なか
の緑は大幅に減少しています。市内10%が空き家
の現状で、ちぐはぐな対応が続きます。 まともな地球温暖化対策
をする
のであれば、効果
のよく分からない緑
のカーテン事業
をやるよりも、町なかにある雑木林
を守る運動や、街路樹
の育成
を優先すべきと考えます。 19、家庭ごみ有料化条例、指定ごみ袋等購入事業1億3,773万円についてです。 この条例案には、条例自体に3つ
の大きな法的不備があります。 1つ目、ごみ
をごみステーションへ出す際は、指定ごみ袋
を使用する義務規定がありません。したがって、指定ごみ袋以外
の袋
を使ってごみステーションへごみ
を捨てても、法的に対応できません。 2つ目、そもそもごみステーションという用語がこの条例には欠落しています。したがって、ごみステーション
の定義は何だか全く分かりません。条例
を読んでも、ごみはごみステーション収集な
のか、戸別収集な
のかさえ分かりません。 3つ目、現状で町内会に入っていようが入っていまいが、どこ
のごみステーションにでも自由にごみが捨てられる条例となっています。その結果、町内会に入り、ごみステーション
の清掃
をしている市民と
のトラブル多発
を招き、多く
の市民が嫌な気分になっています。 条例
の施行規則にはいろいろ書いてありますが、それは単なる市役所内
のルールです。市民に対して強制力はありません。条例
の再提出
を求めます。 加えて、今回
の条例改正により半田市は、ごみ袋売却代金2億5,000万円からごみ袋作製費用7,000万円
を除いて、約1億8,000万円も
の収入増になると
のことです。そして、この1億8,000万円
の使い道は、自由に使うということでした。実質的な増税です。 東海市と同じように、一定
のごみ
の量に対するごみ袋は無料で市民に配布し、一定量以上
のごみ袋については高いごみ袋で、市民はごみ袋
を購入するという手法
をなぜ取らない
のか。市民からお金
をふんだくることしか考えていないとしか言いようがありません。 そのほか、
建設産業委員会
の予算審査では、事業系ごみ
の減量化はほぼ未着手
の状況で、事業系ごみ減量化がまだ十分ではないという指摘もありました。家庭ごみ有料化以前にまだまだやるべきことがたくさんあるはずです。 20、生ごみ堆肥化容器等設置奨励補助金72万円についてです。 現状では、年間50基
の補助金
を出して、機械
の耐用年数
を5年として、5年間
の生ごみ
の機械は、実質稼働数、僅か250基という算定です。予算審査時に設置目標
の公表もありません。 半田市
の町内会加入世帯はおおむね3万4,000世帯ですが、僅か0.8%程度
を対象とした細々とした事業
をこれまで10年以上も続けて、どんな意味や効果や公共性がある
のでしょうか。せめて半田市内
の10%以上、3,400世帯
の利用
を目標としたストーリーも描けない
のであれば、即刻廃止してください。ただやっているだけ
のパフォーマンスなど、意味がありません。税金
の無駄遣いです。 半年前
の決算審査で、この件は既に同様
の指摘
をしておりますが、クリーンセンターは半年たってもまともな解決策
の選択、まともな解決策
の提案もできない
のは嘆かわしい限りです。 21、公共資源回収ステーション事業1,371万円についてです。 町内会や子供会がボランティアでやっている資源活動に対する奨励金は、令和2
年度予算として、市内全体で約3,500万円です。 一方で、月にたった4回
の資源回収
の委託に約100万円以上、年間予算1,371万円も支払っています。しかも、この公共資源回収ステーション事業
の予定回収量は年間65トンです。 1,371万円
を投資することによって、ごみ処理費はどれだけ安くなる
のでしょうか。誤差
の範囲です。特に安くもなりません。しかも、町内会や子供会でやっている資源回収と
の違いは、公共資源ステーションは小型家電と木
の枝など
を集めていますが、ほかは町内会とか子供会が行っている資源回収と同じです。 それならば、町内会や資源回収業者に任せておくべきではないでしょうか。幾ら何でも費用対効果が悪過ぎます。公共資源回収ステーション事業は廃止してください。 22、城ノ上公園整備事業1,158万円についてです。 城ノ上公園整備事業は、地元住民から
の要望はないにもかかわらず、この周辺が公園空白地域というだけで、公園整備
を進めると
のことです。 第1に、徒歩5分程度
のところにはさま公園もある上、市民から要望もないのに、1,158万円もかけて街区公園
を整備する理由が全く理解できません。 第2に、形式的には区長さんや町内会長さんだけ
の意向は確認したと
のことですが、多く
の地域住民は公園整備
のことすら知らないと
のことです。「みんなでいっしょに大作戦」、市民協働とは程遠い状況です。市役所主導
のずさんな街区公園整備です。 なお、南廻間池公園整備事業は総事業費8,019万円については、地域住民要望に基づいて事業化していると
のことでしたので、予算に反対まではいたしません。 しかし、公園空白地帯、地域住民
の要望があれば、8,000万円も
の公園整備費に税金
を使うという
のが都市計画課
の理屈です。私は今後、地域住民と、8,000万以内
の予算で公園空白地帯における公園整備に邁進する所存です。 23、景観形成推進事業
の補助金90万円についてです。 2019年9月に行いました
建設産業委員会
の事業評価では、市役所主導
の景観まちづくり
の問題点
を指摘しました。つまり、景観形成重点地区にある亀崎地区、岩滑地区、半田運河周辺地区がなぜ景観形成重点地区に指定されている
のか理解が得られていないし、そもそも、景観形成重点地区に指定されていること
を少なからず市民が知らないこと
を改善すべきと提言しました。 さらに、
建設産業委員会
の閉会中調査として、景観形成重点地区にある亀崎地区や岩滑地区
の景観
の優れた町並み形成
の遅れ
を指摘しました。そして、古民家
を改修する助成金
の使いやすい制度へ
の見直しや、残すべき古民家
の選定と保存
のルールづくりなど、景観まちづくり
の改善について、2019年12月議会で提言
を行いました。 ところが、今回
の予算には、2つ
の提言に対する具体的な改善事業が全く予算化されていません。それどころか、平成30年度決算で約700万円あった景観建築物へ
の助成金額が今予算ではたった90万円です。本音では、
建設産業委員会
の指摘は間違っていて、都市計画課
のこれまで
の仕事ぶりが正しいと考えているから、このような
建設産業委員会無視
の対応となる
のではないでしょうか。 公園整備
のことといい、景観まちづくり
のこといい、都市計画課
の仕事
のやり方は問題が多過ぎると考えます。都市計画課
の抜本的な、解体的な見直し
を要求します。 24、旧中埜家住宅保存管理事業745万円についてです。 保存
のため
の修理に税金約1億8,000万円
を費やしましたが、平成30年度
の実績で、利用された
のは僅か16日間程度と
のことです。中埜邸は中心市街地にありながら、中心市街地活性化や観光事業と連動していません。地元
の町内会と
の市民協働も進めていません。これでは宝
の持ち腐れです。 大体、利用
のため
の数値目標
の設定が不適切と
の誤った考えで運用されている問題事業です。だから、年間たった16日間しか利用されていない。このようないいかげんな利活用計画は認められません。 以上で、私
の反対討論
を終わります。半田市民
の皆様からと議員各位から
の御賛同
を心からお願い申し上げる次第です。御清聴ありがとうございました。 (降壇)
○議長(
石川英之議員) 以上で通告による討論は終わりました。 これで討論
を終了します。 これより日程
の順序に従って採決します。 議案第6号
を採決します。 本案は、原案
のとおり決定することに賛成
の議員
の起立
をお願いします。 〔賛成者起立〕 ありがとうございました。御着席ください。賛成議員多数です。よって、議案第6号は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第7号
を採決します。 本案は、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第8号
を採決します。 本案は、原案
のとおり決定することに賛成
の議員
の挙手
をお願いします。 〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。賛成議員多数です。よって、議案第8号は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第9号
を採決します。 本案は、原案
のとおり決定することに賛成
の議員
の挙手
をお願いします。 〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。賛成議員多数です。よって、議案第9号は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第10号、第11号、第12号、第13号、第14号、第15号、第16号、以上
の7議案
を一括採決します。 各議案については、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第10号から議案第16号まで
の7議案は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第17号、第18号、第19号、第20号、第21号、第22号、第23号、以上
の7議案
を一括採決します。 各議案については、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第17号から議案第23号まで
の7議案は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第24号
を採決します。 本案は、原案
のとおり決定することに賛成
の議員
の挙手
をお願いします。 〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。賛成議員多数です。よって、議案第24号は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第25号、第26号、第27号、第28号、第29号、第30号、第31号、第32号、第33号、以上
の9議案
を一括採決します。 各議案については、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第25号から議案第33号まで
の9議案は原案
のとおり可決しました。 次に、議案第34号
を採決します。 本案は、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第34号は原案
のとおり可決しました。---------------------------------------
△日程第30
常任委員会の中間報告について
○議長(
石川英之議員) 日程第30、
常任委員会の中間報告について
を行います。 会議規則第44条第2項
の規定により、
文教厚生委員会から閉会中
の継続調査事項について中間報告
を行いたい旨
の申出がありましたので、これ
を許可します。 〔
文教厚生委員長 小出義一議員 登壇〕
◆
文教厚生委員長(小出義一議員) 議長
のお許し
を頂きましたので、当
文教厚生委員会が令和元年度
の閉会中
の調査テーマ
を「文化振興について」と定め、サブテーマ
を「生涯学習推進計画
の改定に向けた文化振興
のあり方について」とし、調査研究してまいりました内容について、御報告申し上げます。 国は2001年に文化芸術振興基本法
を制定し、国民
の権利と国
の責務
を次
のように記しています。 「文化芸術
を創造し、享受することが人々
の生まれながら
の権利であることに鑑み、国民がその年齢、障害
の有無、経済的な状況又は居住する地域にかかわらず等しく、文化芸術
を鑑賞し、これに参加し、又はこれ
を創造することができるような環境
の整備が図られなければならない」。 また、「文化芸術
の役割が今後においても変わることなく、心豊かな社会
の形成にとって極めて重要な意義
を持ち続けると確信する」ともあり、文化振興により活力
のあるまちづくり
を進める意図
を明確に示しています。 この文化芸術振興基本法は、2017年に文化芸術基本法と名称
を改め、省庁
を超えた連携によってさらに効果的な推進
を図るよう改定されています。 半田市における文化
の現状は、観光PRでも言われる山車・蔵・南吉・赤レンガ
をはじめとした歴史的な文化が豊富にあり、文化芸術活動についても盛んで、半田市美術展、半田市民合唱祭、半田市民管弦楽団
の定期演奏会など、いずれも歴史
を重ねており、多く
の市民団体が活発な活動
を行っています。 これら半田市における文化は、どの分野においても他市に誇るべきすばらしいものであることには間違いありません。しかし、各分野において文化に関する活動が活発にあるがゆえに、これまで半田市として
の意思や方針が具体的に示されないまま、現在まで至っています。 さきに述べたように、国は文化振興が心豊かな社会
の形成に欠かせないものであるとしており、行政として取り組むべき方針
を示しています。この方針
を受けて、県下では既に18市で文化振興に関する計画など策定しており、人口10万
人以上
の自治体では、半田市
を含め4市
を残すだけ
の状況となっています。 現在
の半田市における文化振興
の取扱いは、第6次半田市総合計画
のうち、生涯学習
の推進
の一部として位置づけられており、個別計画においても生涯学習推進計画
の一部として記載がある程度で、国が示す方針とは随分乖離した取扱いとなっています。このように、行政として積極的に取り組むべき施策である文化振興が半田市として具体的な方針がないまま市民に丸投げされている状況
のままで、「心豊かな社会
の形成」が達成できるか危惧されます。 このような本市
の状況
を踏まえ、当委員会は、県内では東海市と大府市
を、県外では福岡県春日市及び宗像市、そして兵庫県芦屋市
を視察してまいりました。この中で、東海市と芦屋市
の特徴的な内容
を御報告させていただきます。 初めに、東海市は、2014年3月から2023年まで
の10年
を期間とする東海市文化創造プラン
を策定していました。平成27年9月にオープンした総合型文化施設
の中心、東海市芸術劇場も、この振興プランに基づいて建設した施設です。 この劇場
の館長兼芸術監督に名古屋フィルハーモニーオーケストラで実績
のある方
を迎え、専門性が求められるポジションには専門家
を招き、全体は市直営とし、文化振興
の方向
を明確にした特色ある事業に努めていました。事業
の所管部署
を教育委員会とし、その事業
の1つに東海市子どもオーケストラ
の育成があり、既に昨年
の9月、第1回
の定期演奏会
を行っています。 次に、兵庫県芦屋市
の文化振興について報告いたします。 芦屋市は、2012年から5年
を期間とした芦屋市文化振興基本計画
を策定した
のを皮切りに、現在は第2次芦屋市文化推進基本計画に基づいて文化振興
を行っていました。 芦屋市は阪神間モダニズムと称し、大正から昭和にかけて風光明媚な六甲山南斜面
の鉄道沿線に快適な住環境創造
を目的に、郊外住宅
の開発とともに独自
の文化
を創り出してきた地域で、この思想が今も色濃く根づいている自治体でした。 芦屋市
の第2次計画に「文化
をまち
のアイデンティティーとして発展
の歴史
を重ね」とあるように、そのルーツ
を誇りにして、「全て
のライフステージに文化が行き届く文化政策
の推進」
を掲げた政策
を推進していました。 関連する事業は100以上に及び、多岐にわたる部署で文化振興
を行っており、市長
を本部長とする計画推進本部
を設置し、企画部政策推進課が評価報告書
を毎年取りまとめて、関連事業
の進行状況
を明確にしていました。また、事業内容や評価方法も毎年工夫した報告書
を作成しており、芦屋文化
の質
の高さ
を感じました。 一連
の調査研究
を進めるに当たり、当委員会は名古屋芸術大学
の竹本義明学長
を講師にお招きし、研修会
を開催しました。 竹本学長はアートマネジメント
の研究
の第一
人者で、愛知県下
の数々
の自治体
の文化振興計画に関わっており、2007年4月から13年間にわたり、武豊ゆめたろうプラザ
の館長
を務められています。 この竹本学長から御助言
を頂き、半田市として、生涯学習計画
の改定に伴い、文化創造プランあるいは計画
を策定し、策定
の趣旨、計画
の概要
を定め、基本的な考え方として、基本理念、基本方針、事業
の概要、運営計画、予算や計画
の評価についても記載する必要がある、そして、文化振興については、
教育委員会の部局ではなく、市長部局として運営されている自治体
の取組が効果
を上げていると
のことでした。 このように、先進地
を視察し、調査研究した結果
を踏まえ、委員から出された意見は、次
のような内容でありました。 まず、文化振興基本計画策定
の目的に関しては、半田市が誇る文化
を基盤とした半田創造
を目指すべきである、文化振興に関する明確な目標
を定めるなど、文化振興
を重要施策として位置づけるべきである、文化継承に関しては、幼い頃より様々な文化に触れ親しむ機会
を増やし、将来的に文化振興
の担い手となるよう、
人づくりに重点
を置いた文化振興計画
を策定すべきである、山車・蔵・南吉・赤レンガは、文化振興
の観点から評価
を明らかにした上で、継承、発展
のため
の道筋
をつくるべきである。 文化振興基本計画策定
のイメージについては、文化振興では、幅広い分野
を対象とし、文化政策
の推進
を図り、まちづくり
の根幹となるよう政策
を進めるべきである、文化振興基本計画
を策定する際には、必ず市民アンケート
を実施して、意見や浸透具合
を調査すべきである、重点取組項目と施策
の体系が分かりやすい文化振興基本計画
を策定すべきである。 文化振興基本計画
の推進については、市民が自主的に行ってきた活動
をさらに充実させるために、半田市として関わる
人の輪
を広げることや、多く
の市民に興味
を持ってもらう施策
を充実させるべきである、文化振興
の趣旨に沿って「心豊かな活力ある社会
の形成」が継続し、市民が文化に触れることにより一層豊かな人生になるよう、現状
を見直し、創意工夫
を加えるべきである、文化振興
のため
の拠点施設は、雁宿ホール、アイプラザ半田など、既存
の公共施設
の有効活用
を基本とすべきである。拠点施設
のほかに、図書館、博物館、赤レンガ建物、
半田病院ロビー、議場など、様々な施設
を活用した行事開催
を行うべきである、文化振興
の拠点となる施設には、専門知識
を持った人材
を採用すべきである、文化振興
の評価は数値化が難しいが、趣旨に沿った創意工夫
を行うべきである。 以上
の経過
を踏まえ、当委員会は以下
のように、文化振興について3つ
の提言
をします。 1、第7次半田市総合計画
の策定において、文化振興
をこれまで
の生涯学習
の枠から外し、確実に推進するために位置づけ、文化振興基本計画
を策定すること。 1、文化振興基本計画
の策定においては、対象となる文化
を幅広く捉え、学識経験者や専門的な識見
を有する方々
を交えた会議
を設置し、関係者から
の幅広い意見
を踏まえて進めること。 1、文化振興
の所管部署については、文化振興は教育が目的でなく、まちづくり
の根幹
を担うべきものであることに鑑み、市長部局に置き、その求められる機能
を十分発揮するようにすること。 以上であります。 全て
を市民が本市に暮らしてよかったと実感していただけるよう、市民力豊かなまちづくり
を目指し、速やかに御対応くださるようお願いして、当
文教厚生委員会
の閉会中
の調査事項について
の中間報告とします。 ただいま
の報告において、文化芸術振興基本法と申し上げるところ、誤って文化振興基本計画と申し上げました。また、東海市文化創造プランと申し上げるところ、誤って東海市文化振興プランと申し上げました。おわびして、訂正いたします。 (降壇)
○議長(
石川英之議員) 以上で
常任委員会の中間報告は終わりました。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 以上で
常任委員会の中間報告について
を終わります。---------------------------------------
△日程第31 議員派遣について
○議長(
石川英之議員) 日程第31、議員派遣について
を議題とします。 本件については、お手元にお配りしたとおり、
地方自治法第100条及び会議規則第159条
の規定により、議員
を派遣したいと思います。 なお、内容に変更が生じた場合は、議長に一任いただきたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本件については、お手元にお配りしたとおり、議員
を派遣することに決定しました。---------------------------------------
△日程第32
監査報告第1号 定例
監査(建設部、
教育委員会、水道部、
市立半田病院)
○議長(
石川英之議員) 日程第32、
監査報告第1号
を議題とします。 鈴木幸彦
監査委員
の報告
をお願いします。 〔
監査委員 鈴木幸彦議員 登壇〕
◆
監査委員(鈴木幸彦議員) ただいま議題となりました令和2年
監査報告第1号定例
監査について御報告申し上げます。
地方自治法第199条第4項
の規定に基づき、建設部、
教育委員会、水道部、
市立半田病院について定例
監査を実施いたしました。この結果は、同条第9項
の規定により既に議長
のお手元に提出いたしておりますが、その写しが議員各位に配付されていますので、その概要
を申し上げます。 令和元年度
の財務に関する事務
の執行全般にわたり、関係法令等に基づき適正かつ効率的に執行されているかどうか
を主眼として、書類等
の審査
を実施いたしました。また、昨年10月に実施した定例
監査と同じく、重要リスクに対する内部統制
の整備状況及び運用状況
を主要テーマとして取り上げました。 さて、
監査の結果、予算、物品管理や経理事務はおおむね適正かつ効率的に執行されていると認められましたが、実務上
の簡易な誤りが見受けられ、速やかな改善
を求めております。今後とも、細心
の注意
を払い、財務事務など
の執行に努められますようお願いいたします。 また、内部統制
の整備状況について、まだレベル差はあるものの、ある程度
の水準が保たれていると実感しています。しかし、本来、内部統制
の整備及び運用は、今回提示された内部統制
の整備、運用状況
を単なる
監査資料として終わらせる
のではなく、組織全体で共有し、改善事項について話し合うなど、日々練磨されること
を切に要望いたします。 各小・中学校については、毒物劇物危害防止規定や金庫管理マニュアルに基づき、管理運用が浸透し、水準が維持できていると実感しています。今後も、各校
の実情に合わせた規定
の見直し
を実施し、適切な管理に努めていただくようお願いいたします。 3つ
の公営企業会計につきまして、上水道事業では、節水意識
の高揚や節水型機器
の普及、下水道事業では、ディーゼルエンジン
の分解整備やポンプ
の更新など
の影響により、厳しい経営状況に置かれておりますが、必要な事業実施に向けて一層
の経費削減や接続率
の向上など、職員全員で知恵
を出し合い、厳しい局面
を乗り越える積極的な経営改善
を要望いたします。
病院事業では、医師
をはじめとする関係者全員
の成果により、業績は好調
を維持していますが、今後も健全経営
を持続していただきますようお願いいたします。新病院
の建設については、当初
の開院予定時期に向け、遅滞なく業務
を推進すること
を要望いたします。 また、個人情報
の取扱いについて、総務課による研修会
の実施や文書による注意喚起を通じて、意識
の高揚が図られていること
を願います。個人情報
の漏えいが発生した場合、市民
の信頼
を大きく失墜する事象であり、二度と繰り返されてはなりません。昨年12月にも申し上げましたが、再度、組織としてさらなる危機感
を認識し、常に公務員として
の自覚
を持ち、情報
の重み
を深く認識し、関係法令及び基準
を遵守していただくよう強くお願いいたします。 さらに、委託先や契約業者など
の外部機関が業務に必要な個人情報
を収集している場合、その管理に内部統制が働いているか確認していただくようお願い
をいたします。 以上が
監査の概要であります。 今回
の監査で要望した事項については、積極的に対応されるよう切に望むものであり、議長におかれましてもよろしくお取り計らいくださいますようお願い
を申し上げ、
監査報告といたします。 (降壇)
○議長(
石川英之議員)
監査委員
の報告は終わりました。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これで本報告
を終わります。 以上で今期定例会に付議された事件
の議事は全て終了しました。 市長から発言
の申出がありますので、これ
を許します。
◎市長(榊原純夫君) 議長
のお許し
を頂きましたので、令和2年第1回半田市議会定例会
の閉会に当たり、一言、お礼
の御挨拶
をさせていただきます。 去る2月20日から始まりました今定例会では、臨時休会
を挟み、本日まで
の34日間にわたり、本会議、委員会などにおきまして慎重審議
を賜り、先ほどは令和2
年度予算案
をはじめ、御提案申し上げました多く
の議案に対し適切なる御議決
を賜り、誠にありがとうございました。 また、コロナウイルスへ
の対応業務にも御配慮
をいただき、委員会日程など
を変更していただきましたことにつきましても、重ねて御礼
を申し上げます。 会期中には、コロナウイルス感染拡大により、議会
の一時休会、全小・中学校
の臨時休校、市内公共施設
の閉鎖、市主催
のイベント
の中止など、これまで経験したこと
のない非常事態になっております。まだまだ厳しい状況は続いておりますが、行政としてできること
を迅速かつ効果的に実施し、感染拡大防止に努めてまいります。議員
の皆様、市民
の皆様におかれましては、一日も早い収束に向けて、引き続き感染拡大防止に御理解、御協力
をお願い申し上げます。 さて、本定例会
の代表質問におきましては、多く
の御質問、御指摘
を頂きました。防災・減災、教育・子育て、観光振興
の3つ
の重点分野
をはじめ、全て
の事業におきまして職員全員がチャレンジする決意
を持って、住みやすいまち、住み続けたいまち
を目指し、向かうところ1年間、職務に当たってまいります。 その中でも本市が持つ環境に優しく災害に強いバイオマス産業都市として
の強み
を生かし、2050年までに市内
のCO2排出量ゼロ
を目指す取組に、市民
の皆様、企業
の皆様
のお力
をお借りしながら、力
を注いでまいります。 間もなく令和2年度がスタート
をいたします。東京オリンピック・パラリンピック関連
の事業
をはじめ、コロナウイルス
の被害状況によっては様々な事業が大幅に内容変更されることも予想されますが、この困難
を市民
の皆様とともに乗り越えてまいりたいと考えております。 結びに、長期間にわたる御審議に改めて御礼申し上げ、今定例会
の閉会に当たって
の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
○議長(
石川英之議員) これにて令和2年第1回半田市議会定例会
を閉会します。--------------------------------------- 午前11時54分 閉会
地方自治法第123条第2項
の規定により、ここに署名する。 令和2年 月 日 半田市議会議長 石川英之 半田市議会副議長 沢田 清 会議録署名議員 伊藤正興 会議録署名議員 山本半治 会議録署名議員 久世孝宏...