◆
建設委員長(
新美舜三君) 当
建設委員会に付託されました案件につきましては、9月10日午後2時15分から
議会会議室において、
委員全員出席のもと審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに議案第72号中、分割付託された案件については、当局の
補足説明の後、質疑に入りました。 主な質疑として、7款
土木費 2項
道路橋梁費 2目
道路維持費について、当初
予算編成時における見積もりに問題はなかったかとに対し、当初予算は市民からの要望、
苦情等に随時対処するという性質上、実績から計上したが、
要望箇所が予想以上に多かったため、今回増額補正することになったとのこと。また昨年の
行政実態点検において指摘された箇所についての
実施状況はどうかとに対し、80件ほどあったがほとんど施工しており、その後発生した案件についても随時処理し、即時施工できないものについては
回答文書を出しているとのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に議案第74号について、当局の
補足説明の後、
慎重審査し、その後討論を省略し採決した結果、全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に議案第76号について、当局の
補足説明の後、質疑に入りました。 主な質疑として、
建築資材の
坪当たり単価の上昇率はどれぐらい見込んでいるかとに対し、
予算編成時に総額で8%程度の上昇を見込んでいるとのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 以上、御報告申し上げます。 (降壇)
○議長(
山本善久君) 次に
厚生委員長からお願いいたします。 〔
厚生委員長 榊原昇君 登壇〕
◆
厚生委員長(
榊原昇君) 当
厚生委員会に付託されました案件につきましては、9月10日午後2時15分から
全員協議会室におきまして、
委員全員出席のもと
慎重審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに議案第72号中、当
委員会に分割付託されました案件につきましては、質疑として、
戸籍住民基本台帳費について、住民票、
戸籍謄本等が
郵便局でも手続ができるようになるが、
申請手続上複雑となる懸念があると思うがどうかとに対し、
郵便局に専用の
申請用紙と封筒を市で用意し、
申請者が
所定事項と封筒にあて名を記載の上、
証明手数料を
定額小為替で
返送用封筒をあわせ市役所に送付します。また9月11日に、
郵便局と
趣旨徹底ができるよう話し合いを行い適切な処理に努めるとともに、9月25日号の市報に詳しく掲載し、市民に周知を図りますとのことでした。 次に
在宅介護支援センターはどこでだれが行うものか、また委託料は
相談料としてのものかとに対し、この事業は国が初めて実施するものであり、
特別養護老人ホームまたは
老人保健施設のどちらかで設置するもので、本市では
老人保健施設として
希望ヶ丘知多の1か所しかありませんので、今回お願いするものです。なお、
当該施設には
ソーシャルワーカーまたは
保健婦が常駐していること、
看護婦または
介護福祉士で対応することとなっております。緊急性の確保を図るため24時間体制で相談に応じ、必要な
保健福祉サービスが受けられるものです。また国の基準で、
運営費は1か所年間885万円で、今回は10月から実施するため半年分を予算計上したもので
相談料でもありますが、介護するための
展示コーナーを設けなけれはなりませんので、これらを含めた金額ですとのことでした。
国民年金への未
加入者はないと考えていたが、どの程度あるのかとに対し、毎月20歳
到達者に対し他の
年金加入の状況を
アンケート調査を行い、未
加入者に対し
加入促進を図るものですが、回答の中で
国民年金に加入すべき者は推計で20名程度あると思われますとのことでした。 (仮称)
青山児童センターに、児童と老人の触れ合いのできる施設を設けるとのことであるが、既存の
児童センターにも
施設整備をする考えはあるのかとに対し、既存の
児童センターにはこの目的とする施設はありませんが、今後、他の地域からも要望が出されると思いますので、
施設整備をする
考え方で検討しますとのことでした。 四九朝市について、
利用者の駐車場の確保はできるのかとに対し、
利用者の利便を図るため、
出店者は
広場北側に駐車し、
利用者は広場の中及び
周辺道路もある程度駐車できると考えておりますとのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、
委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に議案第73号につきましては、質疑として、井戸水を使用するため
除鉄ろ過装置が必要となるが、
水道水を使用できないか。またいずれ
水道水を使用することになると思うがどうかとに対し、水の使用量は1日110トンを常時使うため、採算性を考慮すると井戸水を使用した方がよいと考えています。また、水量は十分あると考えていますとのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、
委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 以上、御報告申し上げます。 (降壇)
○議長(
山本善久君) 次に
決算特別委員長からお願いいたします。 〔
決算特別委員長 山口博己君 登壇〕
◆
決算特別委員長(
山口博己君)
決算特別委員会に付託されました認定第1号、認定第2号、認定第3号につきましては、本日午後1時4分から
議会談話室におきまして、委員6名出席のもと審査したところ、さらに継続して
慎重審査する必要があるとの意見により、諮った結果、いずれも
出席委員全員をもって
次期定例会まで
継続審査とすることに決しました。 以上、御報告申し上げます。 (降壇)
○議長(
山本善久君) 以上で各
委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第77号及び請願第6号について、討論の通告がありますので発言を許します。 11番
土井勝己君の登壇、発言を許します。 〔11番
土井勝己君 登壇〕
◆11番(
土井勝己君) 私は、ただいま上程中の議案第77号に反対、請願6号に賛成し、その見解を申し上げ、
議員各位の同意を心からお願いするものです。 初めに議案第77号第4次
総合計画基本構想について述べます。
基本計画の作成に当たっては、多くの市民と
関係職員の参加によって検討がなされ、作成されてきたことを心から敬意を表しております。
基本構想について、私は本会議や
委員会の中で、
総合計画策定に当たっての
基本方針が、一つは
地方行政の柱とされている
都市経営論の理念に基づきとしている点を指摘してきました。
都市経営論は、政府・自民党の進める臨調(行革)の中で自治体に押しつけてきた
地方行革の
基本政策で、この経営の理論を
自治体運営の基礎に置き、
公共料金の引き上げ、臨職、
パート職員の増加や保育園の統廃合など、
減量経営と
受益者負担の強化、
市民サービスの切り捨てが行われてきたところです。これを
総合計画策定の重点の一つとして構想で位置づけていること、この点を申し上げてきました。 第2点目は、国の第4次
全国総合開発計画及び
中部圏基本開発計画、愛知21
世紀計画、いわゆる第6次愛知県
地方計画などと整合性を図るとしている点です。国の進める4全総は、計画の基本的な目標として安全で潤いのある国土の上に、特色ある機能を有する多くの極が成立し、特定の地域への振興や諸機能の過度の集中がなく、地域間、国際間で相互に補完し触発し合いながら交流している多極分散型の国土を形成することを掲げています。こうした多極
分散型国土を言っている一方で、東京圏を
環太平洋圏の拠点、世界の中枢都市としての位置づけ、国際金融機能等の都心部での展開に伴う要請に対応し、都心部及び東京臨海部での総合整備を進めるなどとして、東京への集中方向を積極的に推進するなと大きな矛盾を持っております。 こうした中で、東京圏を中心に地価の高騰を招き、市・町へも大きく波及してきたことは御承知のとおりです。また地域開発の戦略的なプロジェクトとしては、地方における産業、技術拠点の形成や大規模なリゾート地域の整備、高規格幹線道路、空港整備など、大企業本位の開発構想を重点としてるわけです。こうした国の総合計画を柱として県の第6次
地方計画が進められていることは、国の4全総が策定され、それを踏まえて地域づくりを進めることが必要という立場をとっていることからも明らかです。半田市の
基本構想をこうした国・県の開発計画に整合性を持たせようとするなら、市民のための市政から大きく踏み外す危険があります。 第3点目は平和の問題です。 構想での中で臨海部への航空機産業の進出を容認し期待しているとしていますが、半田市は終戦間際、中島飛行機工場の爆撃で大きな戦災に遭っています。今回、半田進出の富土重工は、前身がその被害をもたらした中島飛行機であるわけです。現在、富士重工は航空自衛隊のジェット練習機や対戦車フリコプターなどを生産している軍需産業であります。こうした危険な軍需産業の進出を規制し、
平和産業と言われる企業の誘致こそが市民の願いであり、市民の生命を守る立場でもあることは言うまでもありません。 さらに重要な問題は非核平和都市宣言の実現の問題です。昭和20年8月6日、9日と、広島・長崎に原爆が投下され、多くの犠牲者を出し、45年たった現在も被爆者に対する国家補償もなく厳しい生活を余儀なくされています。毎年8月6日、9日は広島・長崎で犠牲者の冥福と世界の平和を願う式典が行われ、心新たに平和の大切さを祈念するものであります。私は議会、
委員会を通して、半田市の非核都市宣言の実現をお願いし、市として市民に平和のとうとさを訴えることを要求してきました。平和憲法の精神を
基本構想に生かし、非核平和都市宣言の実現方向を明確にすべきであります。 第4点目は、議会への早期提案の問題です。 この
基本構想は半田市の10年間にわたる発展を目指す重要な構想になるわけです。こうした構想を議会開催直前に各議員に送付し、上程前日に説明し、審議を仰ごうとすることです。他市町では、この種の議案は早く議会に示し十分な検討の期間を保障しているとのことです。半田市も十分な検討期間を保障して審議を行えるよう配慮すべきであります。 以上、第4次半田市
総合計画基本構想に反対の理由を申し上げます。 次に請願第6号
NTTの
電話番号案内「104」
有料化の
認可取り消しを求める請願について賛成し、見解を申し上げます。 郵政省は、昨年12月27日、
NTTから申請のあった
電話番号案内「104」の
有料化について、本年12月1日から
有料化することを認可してきました。認可の内容は、一つ、案内1件につき3O円。二つ、視聴覚
障害者の一部の方は
無料扱いとする。三つ、専用末端機の自動検索1回3分10円とするなど主な内容ですが、
NTTは記者会見などの場で、当面30円だが、その先値上げもあり得ることを示峻しています。この問題は
受益者負担の原則的立場をとる限り、コストを理由にいくらでも値上げを行うこと。二つ目として、視聴覚者の一部を無料にするとしているが、高齢者でも電話帳の引けない人はみんな
有料化になるなど、生活保護受給者、母子家庭などの低所得者に対する配慮が一切されていないこと。3. 電話帳は
NTTの都合のよいように小分冊化を行い、隣の町を掲載されないこと、活字はますます小さくなり健康者でも引きにくくなる。4.コンピューターの案内のため声が聞きにくく、もう一度尋ねることもできない。再度かければまた30円取られる。5.電話の故障はどこへ連絡したらいいですかなど、
NTT事業に対する案内も
有料化になるわけです。6.「104」
有料化による収益は通話料の値下げに回すと言われておりますが、基本料金の値下げではなく、企業がよく使う遠距離料金の値下げに回されるなど、一般市民にとっては負担の増につながるだけで何のメリットもないわけです。このような国民
利用者を犠牲にする「104」
有料化をやめさせ、
有料化の
認可取り消しを求める請願の採択を心からお願いして、討論を終わります。 (降壇)
○議長(
山本善久君) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより日程の順序に従いまして採決いたします。 議案第72号、第73号、第74号、第75号、第76号、以上の5議案を一恬採決いたします。 各議案については原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第72号から第76号までの5議案は原案のとおり可決いたしました。 議案第77号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。挙手多数であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決いたしました。 議案第80号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第80号は原案のとおり可決いたしました。 認定第1号、第2号、第3号を一括採決いたします。 以上の各案件に対する
委員長の報告は
継続審査であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、認定第1号から第3号までは継続審議と決しました。 請願第5号を採決いたします。 本請願に対する
委員長の報告は採択であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、請願第5号は採択と決しました。 請願第6号を採決いたします。 本請願に対する
委員長の報告は不採択であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。挙手多数であります。よって、請願第6号は不採択と決しました。 �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「
△日程第13
意見書案第3号
義務教育費国庫負担制度の維持に関する意見書の提出について
○議長(
山本善久君) 日程第13、
意見書案第3号を議題といたします。 議会運営
委員長の
竹内勝彦君から提案説明を求めます。 〔議会運営
委員長 竹内勝彦君 登壇〕
◆議会運営
委員長(
竹内勝彦君) ただいま上程されました
意見書案第3号について提案説明を申し上げます。 先ほと請願第5号が採択されましたが、本請願の願意は、
義務教育費国庫負担制度を堅持し、教育の機会均等とその水準の維持向上を求めることを内容とした意見書を国に提出されたいとするものであり、これを受けて、お手元に配付しました案文により意見書を提出したいとするものであります。何とぞ
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。 (降壇)
○議長(
山本善久君) 提案説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております
意見書案第3号については、会議規則第36条第2項の規定により
委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぷ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は
委員会への付託を省略することに決しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、討論を省略し、直ちに採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
意見書案第3号は原案のとおり可決いたしました。 これにて今期
定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。 よって、平成2年第6回半田市議会
定例会を閉会いたします。 �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 午後4時05分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成2年 9月18日 半田市議会議長
山本善久 会議録署名議員
石垣藤九郎 会議録署名議員
篠塚源太郎 会議録署名議員
伊藤守彦...