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12月15日-04号

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  1. 半田市議会 1989-12-15
    12月15日-04号


    取得元: 半田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成 1年 12月 定例会(第8回)            平成元年12月15日 午前10時00分開議1.議事日程(第4号)日程第1 緊急質問日程第2 議案第84号 平成元年度半田一般会計補正予算第4号日程第3 議案第85号 平成元年度半田中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計補正予算第1号日程第4 議案第86号 平成元年度半田食肉センター事業特別会計補正予算第1号日程第5 議案第87号 平成元年度半田下水道事業特別会計補正予算第2号日程第6 議案第88号 平成元年度半田モーターボート競走事業特別会計補正予算第1号日程第7 議案第89号 平成元年度半田国民健康保険事業特別会計補正予算第2号日程第8 議案第90号 平成元年度半田老人保健事業特別会計補正予算第2号日程第9 議案第91号 平成元年度半田農業共済事業特別会計補正予算第2号日程第10 議案第92号 平成元年度半田市立半田病院事業会計補正予算第2号日程第11 議案第93号 平成元年度半田水道事業会計補正予算第2号日程第12 議案第94号 半田市の休日を定める条例の制定について日程第13 議案第95号 半田市職員の勤務時間に関する条例の一部改正について日程第14 議案第96号 半田市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について日程第15 議案第97号 半田市特別職員の給与に関する条例の一部改正について日程第16 議案第98号 半田市職員の給与に関する条例の一部改正について日程第17 議案第99号 半田市職員の給与に関する条例の特例条例の一部改正について日程第18 議案第100号 半田市職員退職手当支給条例の一部改正について日程第10 議案第101号 半田市職員退隠料等支給条例等の一部改正について日程第20 議案第102号 半田市社会施設建設基金の設置および管理に関する条例の一部改正について日程第21 議案第103号 半田市手数料条例の一部改正について日程第22 議案第104号 半田市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について日程第23 議案第105号 半田市と常滑市との境界変更について日程第24 議案第106号 半田市と常滑市との境界変更に伴う財産処分の協議について日程第25 議案第107号 町区域の変更について日程第26 議案第108号 知多地区農業共済事務組合の設立について日程第27 議案第109号 公共下水道事業管渠布設工事請負契約の変更について日程第28 議案第110号 板山公民館移転新築工事請負契約の締結について日程第29 議案第111号 平成元年度半田一般会計補正予算第5号日程第30 認定第1号 昭和63年度半田一般会計等歳入歳出決算の認定について日程第31 認定第2号 昭和63年度半田市立半田病院事業決算の認定について日程第32 認定第3号 昭和63年度半田水道事業決算の認定について日程第33 請願第5号 乙川駅前中央通りの地下道による247号線への接続について日程第34 意見書案第6号 私学助成の強化に関する意見書の提出について日程第35 監査報告第2号 定例監査報告2.平成元年度半田一般会計補正予算第5号常任委員会分割付託表 総務委員会  主文   第1表  歳入歳出予算補正中         歳入全部 厚生委員会   第1表  歳入歳出予算補正中         歳出全部3.出席議員は次のとおりである(30名)  1番  坂元寛君           2番  石垣藤九郎君  3番  坂野義幸君          4番  北村明彦君  5番  新美舜三君          6番  榊原忠次君  7番  木湯春雄君          8番  岩橋昌彦君   9番  杉浦武雄君          10番  竹内一君  11番  土井勝己君          12番  篠塚源太郎君  13番  村山義信君          14番  本美正雄君  15番  榊原孝子君          16番  後藤昌紀君  17番  石川明君           18番  石川勝彦君  19番  山口博己君          20番  伊藤守彦君  21番  大橋俊雄君          22番  柴田四郎君  23番  鈴木接士君          24番  大河原鋭治君  25番  近藤昭君           26番  竹内勝彦君  27番  山口信三君          28番  榊原昇君  29番  山本善久君          30番  新美良橘君4.欠席議員は次のとおりである(なし)5.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(23名)  市長     山田耕市君   助役     竹内恒夫君  収入役    沢田登君    総務部長   盛井祐治君  市長公室長  榊原甲二君   民生部長   竹内譲君  環境経済部長 望月茂君    建設部長   近藤武司君  開発部長   石田勝茂召   病院事務局長 岡本良之君  水道部長   榊原充君    職員課長   北條員久君  企画課長   榊原伊三君   財政課長   若山尚一君  児童課長   高松丈夫君   農務課長   林泰男君  建築課長   竹本勉君    下水道課長  佐藤利二君  病院管理課長 近藤勝実君   水道業務課長 荒川健君  教育長    山本勝君    教育次長   榊原幸作君  社会教育課長 出口栄司君6.職務のため議 出席した事務局職員場にの職氏名(6名)  議会事務局長 大高健佑君   同次長    佐々木昭臣君  同主査    清沢吉徳君   同主査    森下武博君  同主任    藤本哲史君   同書記    坂元照幸君             �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「              午前10時00分 開議 ○議長(竹内一君) ただいま出席議員30名であります。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、よろしくお願いいたします。             �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 △日程第1 緊急質問 ○議長(竹内一君) 日程第1 緊急質問を行います。 お手元に配付したとおり緊急質問の通告がありますので、順次、発言を許します。 初めに、11番 土井勝己君の登壇、発言を許します。             〔11番 土井勝己君 登壇〕 ◆11番(土井勝己君) 議長のお許しを得ましたので、半田市福祉文化会館の事故とその対応等についてお尋ねいたします。 私は、半田市制50周年記念事業のメインとして建設が進められていた福祉文化会館の建設疑惑のビラ問題に絡んで、昭和62年6月議会で設立された100条委員会の委員として、また副委員長という責任ある立場から、真実を明確にし、市民の疑惑に応えるべきことを主張し、全力をあげて調査を進めてまいりました。 ところが、調査途中でありながら100条委員会の設立を要求した委員長から、12月議会で中間報告を行いたい旨の提案がありました。伊藤、北村、私の3委員は、調査途中の報告には経過報告にとどめておくべきであり、一方的な判断は下すべきでないとの見解を示し、報告の場合は各委員一致できる内容で報告することを要求してきました。 ところが、それにもかかわらず、委員長判断によって中間報告は強行されました。その主な内容は、ビラに指摘されるような疑惑はなかった。業者の誠意と努力が認められるとする一方的な報告になっていました。この中間報告以降、講堂用パネル枠タモ材EP塗りを、市に連絡も協議をすることもなく、勝手に経費の安いスチール枠に変更を行っている、明らかに業者による契約違反の事実が発覚するなど、一層疑惑が深まったものです。 ところが、徹底解明がなされないまま、63年5月臨時議会に昨年12月議会の中間報告と同様な内容の最終報告が行われました。もちろん、我々3名の委員は、意見を保留し、残る疑惑の数々を指摘し、少数意見として報告したことは、皆さん御承知のところです。 こうした中で、わずか2年も満たない今日までに配電室からの出火、舞台反射板落下事故と相次ぎ、そして今回は、外壁タイル落下事故となっています。すべての事故が業者の契約違反かはわかりませんが、今回の事故は打ち込み工法と明記してある工法を改良圧着工法に、ここでも市に協議報告もなく勝手に変更し経費を安くあげるという、明確なる契約違反が行われたことです。 私は、全協の報告を聞いて、北九州市の公団住宅でタイルの壁が落下し2人の死亡者が出たことを思い起こし、今回の事故が、興行日などで多数の人が集まっている場所ではなく、無人のところであったことを、まだしも幸いだと思うものです。 今回の事故が明らかになったあと、市民から私にあの会館は「たぬき御殿」だという電話がかかりました。私は意味がわからず、聞き直したところ、「手抜き御殿」だ。そこで浮かした金はどうなったのか、100条委員会は調査不足だと、抗議と批判を受けました。こうした今、振り返ってみても、100条委員会における我々の指摘が間違いでなかったと考える次第です。この市民の疑惑に正しく答えることが、議会と行政の責任であります。 浦野設計事務所と半田市は、3,860万円の委託料で施工管理委託契約を行い、契約条項第1条では、受託者は委託者との委託契約により別冊の設計図書及び仕様書きに基づき、契約書に記載された委託料及び委託期間をもって委託業務を完了しなければならないと、受託業者の責任を明記しています。 そこで、お尋ねしますが、第1に、先に100条委員会で発覚した講堂用パネル枠タモ材EP塗りを、スチール材に業者が変更した契約の違反に対して、どのような処分を行ったのか、お尋ねいたします。 私の知る範囲では被害額の返済だけに終わっていると思いますが、これでは業者と馴れ合っていると市民から批判されても致し方がないと考えます。 また、今回の外壁落下事故についても、専門業者の調査で明らかなように、強度の大きい打ち込み工法から、モルタルで圧着する改良圧着工法で施工されている事実が判明しています。これも明らかに契約違反であり、同時に、今回の落下箇所は設計変更した箇所から外れているなど、工事のずさんさが改めて浮き彫りになっている状況にあるわけです。一体、責任の所在はどこにあるのか、設計業者建設業者になるのか、それとも市側にあるのか、はっきりさせなければなりません。ここに現れている事実、業者の契約違反という背信行為に対し、どのような態度と方針で臨むのか、法的な手続等、検討すべきと考えますが、当局の見解をお尋ねいたします。 次に、市側の大型事業に対する体制、完工検査等についてお尋ねいたします。 まず、職員の配置の問題です。こうした大きな事業の場合、それに十分な対応できる職員体制が整っていたのか疑問を持つところです。同時に、工事は写真、協議書などで細部にわたって記録されていることが必要とすることは言うまでもありません。ところが、調査結果の報告では、重要な部分の写真の記録などなかったり、設計変更等の記録があいまいなど、考えられないような書類の保管がされていることが判明してきました。こうした点からも、市民から職員と業者の癒着が指摘されるゆえんでもあると考えます。 このような状況に対して、市長は毅然たる態度で挑まなければ、今後も悔いを残す結果になることは言うまでもありません。今後の方針と対策について、市長の見解をお尋ねいたします。 最後に、検査費用の請求についてお伺いいたします。 当局は、外壁タイル脱落事故の調査に当たり、大阪市の社団法人大阪技術振興協会に依頼してきましたが、全員協議会の説明では、その調査に必要な費用は半田市が負担する旨、報告をしています。私は契約違反の事実は明確であり、事故発生の原因者である業者が負担することは当然と考えますが、当局の見解を求めます。 業者に調査費用の請求を行うかどうか、この辺をはっきりさせていただくことをお尋ねして、壇上からの質問を終わります。                (降壇) ◎助役(竹内恒夫君) 私からお答えをさせていただきます。 お答えを申し上げる前に、過日、全協で報告の際、資料として御配付申し上げました大阪技術振興協会調査報告書中、3の1の⑥、型枠工事は、の金額「79万2,770円」とございますが、調査員が設計図書の数字の見誤りによりまして、これは「77万2,770円」のミスプリでございますので、御訂正がいただきたいと思います。 それでは、御質問にお答えを申し上げます。 初めに、中央公民館の講堂の天井パネル枠設計変更の問題に関して、業者の処罰の問題でございますけれども、中央公民館天井枠変更未承認施工問題につきましては、指名審査委員会等でも協議をいたしましたが、企業体につきましては、天井枠変更について、電気設備工事業者からの意見を受けて、施工管理業務を行う株式会社浦野設計に協議をし、その承認のもとに行っておりますので、処罰は行っておりません。 また、株式会社浦野設計につきましては、天井枠変更は、電気工事施工業者からの協議を受け、安全性、施工性、デザイン性、維持管理上の問題点等、種々検討した結果の変更でございまして、手続を経なかったことについての責任は、変更によって生じた工事費減額分以上に実施した追加工事費は認めず、変更によって生じた減額分全額を返還し、深く反省し、陳謝もございましたので、厳重注意処分といたしております。 なお、その際、今後の指名業者の選定に当たっては、本件を十分考慮した措置をとるということとして、今日まで至ってきております。 それから、2つ目の御質問の設計変更もしくは実施したのでこれに対する処罰はということでございますが、現在、設計変更の理由、とられた手続等について、会館建設施工管理業務を受託した株式会社浦野設計、並びに工事を請け負った鴻池・七番建設共同企業体に対し報告を求めております。したがって、その報告内容を精査すると同時に、第三機関の意見も聞く中で、今後措置を考えていきたいと考えております。 3番目の、大きな工事に対する職員の配置状況等でございますが、今後の体制といたしましては、決算委員会での指摘、過日の全協でも御報告申し上げましたように、大型工事や特殊な事業、工事等で市の検査機能が必ずしも十分でない部分については、今後的確な機関への外部委託を検討していく考えでございます。 最後に、大阪に委託した検査費用復旧費用等の業者負担の考え方でございますが、このことにつきましては、復旧費用問題を含めて今後の問題ではございますが、基本的には関係業者に負担を求めていく考えでございます。 以上でございます。 ◎市長(山田耕市君) ただいまの土井議員からも市長の見解についての御質問がございました。これについて、私の考え方を申し述べさせていただきたいと思っております。 ともかく、入札の当日、設計変更があったということ、そしてそれがそのままスムーズに入札が行われたということに、今度の事件の最大の要因があったと思います。そうしたことがすべて、設計監理業者施工業者、その間における問題が起きた最大の原因だったと思っております。また、そうした意味におきまして、浦野設計からも、私も被害者だという声がございました。そうした点も私どもとしては、これからよく注意をしていきたいというように思っておる次第でございます。今後につきましては、厳正に処置をする考えでおります。 ◆11番(土井勝己君) パネル枠の変更につきましては、電気業者から意見を、取りつけについて求められて、このように変更していったということなんですが、そういう問題を浦野業者個人的に処理しているというところに、これ現実な事実があるわけですよ。これがもともと市の方に相談されて、それで協議が整った上で変更するということが、これは当然業務委託の内容から見ても、当然これは当たり前なことが行われていない。そして、初めてこの事実が発覚してから、それも損害金額を返還すると、こうしたやり方がいいと思っているんですか、それでは。今回の事故でもそうじゃないですか。この報告書、全協で出てきた報告書を見ても、みんな勝手にやっている。それじゃあ私、先ほど市長が言われたんですけれど、浦野の設計事務所も被害者だと、それではどこが一番被害者なんですか。浦野だけですか。市が一番被害者じゃないですか、市民が被害者ですよ。被害をつくった原因をはっきりさせなければ、こんな問題は解決せないですよ。そういう点をはっきりと認識していただいて、この問題に対処していただかなければ、いつまでたってもこういう問題が起こり得る可能性はある。一度その点、はっきりさせていただきたい。 それと、もう一つは、先ほどもどこが責任だという問題が一つ出ましたけれど、業者の責任問題で共同企業体のあり方というのですか、これについて鴻池と七番の責任割合は、構成比で当初60%と40%と、構成比がですね、このように100条委員会でも聞いた覚えがあるんです。そうした場合に、6対4の責任割合だということになると思うんですが、しかし、実態は大企業の発言力がこれは大きいことは事実だと思うんです。6対4の割合の発言力というのか、そういういろいろの問題が、本当にそうなっているとは考えられないと私は考えますね。 で、そうしたことからいっても、今後の問題としても、ただ大きな会社と地元業者と組むという考え方ではなくても、今の建設技術等を見ましても、私は地元業者との中でのこの共同企業体、こうしたものは組めないのかという点も考えるわけです。こうした点について、見解を伺っておきたいと思います。 それから、背信行為の問題で、今後、理由等について調査を続けていくということでありますが、一番問題なのは、先ほども言いましたように、こうした問題が起こってきた実態、これを認識して、本当にどこにはっきりした原因があるのかを調査してもらって、そして弁護士等にも相談して、法的な措置はとると、こうしたことをやっていくことが今後の問題の防止にもなるんではないかと、このように考えますので、これはもう第三者の考えを、意見等を聞くということでありますが、それでは弁護士等について、こういう問題、まだ一度も伺っていない、前のパネル枠に変更した場合も伺ったことはないということですか。その辺もはっきりお尋ねしておきたいと思います。 それから、職員体制の問題については、全協等で報告を受けましたので、方向としては、そういう点で検討していただきたいわけですが、職員の検査に対する態度というのですか、特に今回の書類、協議書、こうしたもの、写真ですね、こうしたものが適切な状況ではなかったということが、この報告書にもありますが、こうした点で、やはりこういうものをもともとやらなければならないことがあいまいになっていると、そうした場合に、業者から提出できなかった問題について、なぜ職員がそれを指摘できなかったのか。こういう点で、やはり重要な問題が職員の中にもあるんではないか。このように責任者として考えませんか。 私は当然、職員が、職員の方からも業者に対して、足らない部分、こうしたものは適切に要求していかなければ、その書類上からも問題がある。だから業者との癒着の問題が指摘されてくると、このように考えるんです。この辺についてもはっきりと再度、お尋ねしておきたいと思います。 以上です。 ◎助役(竹内恒夫君) 今回の事件のとらえ方ですけれども、私どもも原因追求は、これからきちっと行っていく予定でおりますけれども、被害を受けたのは半田市であるという、そういう認識のもとに今後、措置について取り組んでまいりたいと思っております。 それから、企業体の発言力に関連して、今後の企業体の組み方の問題ですが、これは技術力、そういったものが絡み合ってまいりますので、単に同じレベルの業者が何社かで組めば大きな工事も、という判断はできかねる部分がございますので、その工事の内容等について的確な判断をする中で、今後こういった問題についての対応をしてまいりたいと思います。 それから、どこに原因あるのか、はっきりさせていくということでございますけれども、これは私どもも現在、業者に報告を求めておりますので、その報告が正しいのかどうなのかということは、第三機関にきちっとチェックをしていただく予定でおりますし、当然、その措置等については弁護士にも相談をしていく考えでおります。前回も弁護士には相談をいたしております。 それから、書類の整備の問題でございますが、これもなぜ写真が添付されていないのか、手続がとられていないのか。そういったことについても、すべて現在求めておりますので、これらの内容を含めて精査をし、的確な措置をとっていきたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。 以上です。 ◆11番(土井勝己君) 助役の方から市の方が被害者だということを認められたわけでありますので、それなりの措置、これは十分検討してとっていただきたい、この点はお願いしておきます。 それと、職員の検査体制の問題、写真、こうした問題もやはりきちんとそろえておく、これが当然の方法だと思うわけですね。そうした意味からも、今後の問題として、どのようにしていくのかも、先ほど言われたわけですけれど、本当にそれが契約どおりやれた結果が報告をされて間違いないか、このようにしているのかということが完全なチェックできる書類、こうしたものをきちんと今後も出させると、業者にも。また、市の職員もそれに対してチェックをしていくということについては、十分お願いして私の質問を終わります。 ○議長(竹内一君) 次に、3番 坂野義幸君の登壇、発言を許します。             〔3番 坂野義幸君 登壇〕 ◆3番(坂野義幸君) 議長のお許しを得まして、既に通告してございます件につき、緊急質問をさせていただきます。 土井議員と重複する部分もありますが、改めてお願いをいたします。 私は、半田福祉文化会館建設当時、議会選出の監査委員をしており、心血を注いだ監査でありましたが、高い技術の壁もあり、いろいろな要件が重なり、その趣旨を全うするまでには至りませんでしたが、監査報告提出後、今日まで2年足らずの間に、何件かの不祥事が発覚、発生するに及んで、緊急質問の機会をいただきました。 会館外装タイル剥離落下事故は、タイルがはがれて落下したことよりも、設計書に従った工事施工がなされていなかったことに問題があり、本件についても前代未聞と言われました入札当日の、あれだけ大きな設計変更がいとも簡単になされたという事実は、業者と発注側の半田市当局に馴れ合いの体質があり、それが疑惑を生み、設計業者施工業者とも完全に半田市をないがしろにしたことは否めません。それは100条委員会での偽証証言、監査からしても明らかであります。会館講堂の天井枠は新聞、テレビでも大きく報道され、一番顕著な例でありましょう。そして、完成後2年足らずの間に何件かの事故、その他が発生しております。配電盤の火災、舞台反響板の落下、せり装置の数回にわたる修理、設計変更で工法のグレードを下げたために市民プラザに水たまりができ、市民からも苦情が届き、3、4日かけての修理をしております。そして、今回の事故、これは偶然起こった事故だとはだれも思わないでしょう。起こるべくして起こった事故であり、半田市との契約を無視して勝手にやった工事と言わざるを得ません。 検査をするとのことですが、どこまで検査をするのか。既に数か所、タイルの剥離が発見されたと聞きますが、現在の状況はどうなのですか。打ち込みタイル工法が一番いいわけですが、補修工事では圧着工法しかないと思うのですが、また再度はがれた場合、そして今回補修はしないが、違法工事の箇所ではがれた場合、工事費を含め、どう処置をするおつもりですか。 次に、今後の土木建築工事に対する検査方針を伺いたい。 本市にも土木建築の技術者はいるのですが、民間企業の持つ技術工法は最も最先端を行っており、地方都市がその技術力に対応するのは至難であるのが現状だとは承知をいたしております。それゆえに業者主導となり、疑惑の芽が出やすくなるのであります。高度な技術力を持つ検査体制の導入が必要であると思うのですが、いかがでございますか。また、工事の管理、チェック体制は従来のままでゆくのでございますか。あわせてお伺いをいたします。 さらに、半田市福祉文化会館建設疑惑調査特別委員会の過程、監査結果からして、今後、入札工事の管理等に対し、見直し、改善をしなければならない点もあったと思いますが、お伺いをいたします。 次に、設計変更から天井枠の件についても、山田市長は恩情で業者に対応して来られたようですけれど、金は返せばよい、工事は無料でやり直しますなどということは、もう許されないと思います。市民の不信を招かないためにも、業者に対するきちっとした措置をお伺いをいたしたいと思います。 半田福祉文化会館は、文字どおり、半田市はもとより、知多半島の福祉文化の殿堂であります。40億円近い巨費を投じた市民の結晶である本会館に再び傷をつけないよう、あわせて市民各位の尊い税金による半田市政であり、一瞬の揺ぎもないよう、今後一層市民の信頼を受けた市政執行が行われることを願い、壇上からの質問を終わります。                 (降壇) ◎助役(竹内恒夫君) 坂野議員のお尋ねにお答えを申し上げます。 まず、第1点目の検査の範囲でございますが、外壁タイル部分、すべてについて実施をする考えでございます。これは業者の方もたたき調査と赤外線調査を実施するという考え方を私どもも聞いておりますが、市は市として、別途調査をいたしたいという考えでおります。 それから、再度はがれた場合、それからさらには、今後の補修、今回の補修以外で違法工事箇所等ではがれた場合にどう措置をとるかというお尋ねでございますが、調査によって不完全であると判定される箇所については、すべて補強等の補修を業者負担で実施をしていただく考えでございます。 また、将来の再発等を考慮して、今後、業者の施工責任に帰すると判断されるような場合については、業者の責任施工を強く求めていく考え方でございます。 それから、今後の土木建築工事に対する検査方針でございますが、これは先ほどの土井議員さんのお尋ねにもお答えを申し上げましたように、大型工事あるいは特殊な工事等で市内部での検査機能が必ずしも十分な対応が困難であると思われる工事については、第三機関等に委託するなどの処置をとっていきたいと思います。 合わせて、職員の研修等についても検査機能の充実強化に努めてまいりたいというふうに考えます。 それから、工事の管理チェック体制、それらの見直しについての問題でございますが、入札工事の管理、チェック体制とその見直しについては、63年5月14日付文書をもって監査委員から市長への意見書をいただいております。その後、私どもは関係担当課長会議等を開催をいたしまして、この改善策について検討を進めると同時に、63年7月5日付文書をもって全課長あてに監査委員の意見を周知すると同時に、事務処理の、あるいは管理等についての万全を期するように注意を強く喚起をいたしたところであります。その後、数度の会議を重ね、結果として半田市工事監督要領、半田市設計事務取扱要領、半田市設計変更事務取扱要領の運用解釈を新たに実施すると同時に、半田市建設工事積算の資料、半田市土木工事積算書類取扱要領、指名競争入札事務取扱要領等を整備をいたしまして、これらのことについての職員研修も実施をし、事務事業の処理管理について万全を期しているところでございます。なお、今後もこのことについては十分注意をしながらやってまいりたいと思っております。 業者に対する措置につきましては、先ほど土井議員のお尋ねにもお答え申し上げましたように、現在求めている報告内容、市が実施するチェックの内容、そういったことを踏まえて弁護士等との意見も聞く中で処置を考えていきたいというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。 ◆3番(坂野義幸君) 最後の1点につき、再質問をさせていただきます。 先ほど土井議員の質問の中にもございましたけれども、講堂天井枠発覚の件、これは私の記憶では100条委員会でも最後まで、通してしらを切っていたはずでございます。監査の中でもそうでありました。 最後に、実地調査をするから立ち会いを頼む、そこで初めてスチールでありましたということが出てきたと私は解釈しております。それに至る過程が、設計、施工業者とも、過程がどんなんであったにしろ、市の機関を通らなかったことは、業者としての失格事項でございます。それが電気設備業者から云々だとか、収縮するから云々だと、これはその設計にかかる初歩段階でございます。イロハのイです。それさえもわからないで設計をするとするならば、どんな大きな企業か知りませんけれども、半田市の事業を請け負うだけの資格がないと言われてもやむをございません。 それともう一点、今回のタイル脱落事故におきましても、どのような理由があったか、私はまだ聞いておりませんけれども、明らかに設計書にのっとった仕事がなされていなかったということは、契約違反のそしりは絶対免れないわけでございます。業者に対するよりも、市民に対して、しっかりとした答えが出せるように対応していただきたい。対応されるのは市長、あなたです。間違いのないように重ねてお願いを申し上げ、私の再質問を終わります。 ◎市長(山田耕市君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 確かに私どもとしても今度、厳正にやるつもりでございます。天井枠の際につきましても、それぞれの意見を十分に聴取いたしました。設計監理者側としましては、入札のすぐ直前で設計変更を命ぜられたということは非常に大変だったという御発言がございました。非常に迷惑だったと、しかし、それが行われたことによって、あといろいろの問題について起こってきたことだと思うんです。全部が不幸な立場に立ったと思います。しかし、市民の財産に大きな傷を負ったことは確かでございます。そうした意味において、原因はともあれ、起きた事象についての措置は十分にとらさせていただきます。 ○議長(竹内一君) 次に、21番 大橋俊雄君の登壇、発言を許します。           〔21番 大橋俊雄君 登壇〕 ◆21番(大橋俊雄君) 議長のお許しを得ましたので、私は公明党半田市議団を代表し、去る11月29日に半田市福祉文化会館の外壁タイルの一部が脱落し、その後、当局により発表された半田市福祉文化会館建築工事壁タイル脱落調査結果報告書について、疑問の点について数点、お伺いいたします。 半田市制50周年を記念し、本市の教育、文化、福祉の総合拠点として、市民待望のうちに去る昭和62年11月4日完工し、昭和63年1月より今日まで多くの市民を初め、知多地域の人々に幅広く利用されていることは、まことに喜ばしいことであります。 しかしながら、過去において建物の設計変更に絡む疑惑の真相究明のため、半田市福祉文化会館建設疑惑解明調査特別委員会の設置があり、その審議内容については多くの市民の関心の的でありました。また、今回は先の地下室での配電盤の火災、文化会館大ホールの舞台設備照明反射板の落下に次ぐ3度目の外壁タイル落下という、常識では考えられない事故が相次ぎ、新聞報道される中、幸い3度とも人命には影響はないものの、市民感情としては、半田市福祉文化会館は建設間もないのに一体どうなっているのか、欠陥建物ではないのか、議会も当局も市民のための行政をしっかりやってもらいたいと思うのは当然であります。私は、市民を代表し、市民に奉仕する立場の一人として、今後の安全確保のためにも、半田市の名誉回復のためにも、設計と工事を総点検し、責任の所在を明確にし、早急に適切なる対応をすべきであると思いますが、市長の御所見をお伺いしたいと思います。 次に、報告書の内容に基づき質問をいたします。 1、現場の外壁タイルの落下状況を検分するに、仕様書に打ち込み工法と明記してあるのに、打ち込み工法で施工していないで改良圧着貼り工法でしてあるが、2つの工法の違いと特徴について、また、なぜ変更したか、理由と変更した経過についてお伺いします。 2、設計変更に関する書類を点検したが、外壁タイル脱落箇所は設計変更した箇所から外れているとあるが、これは先の100条委員会で報告された32項目以外のものと理解していいか、お伺いします。 3、タイル工事に関する記録写真は1枚もなかった。記録簿にも記録されていないと報告されているが、本市現場担当監督者は、この問題についてどのように考えているか、お伺いいたします。 4、設計書を点検した結果、型枠工事77万2,770円の減額について、これは外壁タイル打ち込み工法を改良圧着工法に変更した面積に相当するだけ減額したものと推定されるとありますが、それは何平方メートル分と推定されるか。 5、設計変更書の中で、外壁タイルで打ち込み工法から圧着貼り工法に変更したのは全体の何パーセントになっているか。それは実態との関係はどうか。 以上、5点についてお伺いいたしまして、壇上からの質問を終わります。                (降壇) ◎市長(山田耕市君) 対応につきましては、厳正に行うつもりでございます。 ただ、現状において検討しておりますと、もう1回打ち込み工法にかえすことは困難のようでございます。圧着工法でやり直すことしか方法が、現状のところないようでございますので、その点にまだ多くの疑問が残りますけれども、できるだけの措置はしていきたいというように考えております。 ◎助役(竹内恒夫君) 総点検の問題ですけれども、実は私どもも大阪技術振興協会の意見も若干聞いております。現在、すべての工事が行われたあと、何百種類、何百項目の設計図書の中身をすべてチェックし、かつ現場をチェックするというのは非常に金と期間がかかるであろうと、そこまでやる必要があるかどうかというようなお話でございました。そういったことも含めて総括的な検討をいたしていきたいと思います。 お尋ねの打ち込み工法と改良圧着貼り工法との問題でございますが、打ち込み工法というのは、タイルをはめ込むようになったメス型の発砲スチロール、こういうタイルがはめれるようにへっこんだものですね。これを型枠に接着をいたします。そしてそのあと、従って、型枠に発砲スチロールのメス型のものがつくわけです。そのあとタイルに接着剤をつけて発砲スチロールの中へ埋め込みます。それが型枠になるわけです。タイル側の型枠になるわけです。それを立てて型枠の、タイル側の型枠としてセメントを流し込んで打ち込むというのが打ち込み工法でございます。 一方、改良圧着貼りというのは、普通の型枠でコンクリートを打ち込みます。型枠をとりますと、コンクリートの壁面が出ます。ここヘモルタルを塗ります。モルタルを塗ったところへタイルをはりつけていくというのが改良圧着貼りという方法でございます。 これを、なぜ変更したのかということでございますけれども、先ほども前お二人の議員さんのお尋ねにもございましたように、現在、報告を求め、調査中でございますので、そちらを待って明確にしていきたいというふうに考えております。 それから、32項目の問題でございますが、これは100条委員会で問題になりました32項目以外のものでございます。 それから、写真や記録などがないことについての市の監督者の考えはということでございますけれども、極めて遺憾だと思っております。これにつきましても、現在、相手方に工事写真を含めて工事の施工方法の記録の提出を求めておりますので、それらの結果を見て、適正な判断措置をしてまいりたいというふうに考えます。 それから、先ほどちょっと御訂正をいただきました77万2,770円の問題でございますが、これは型枠工事全体にかかるものの差し引きの金額が77万2,770円でございまして、この金額に該当する型枠全体の変動の面積は873平米でございます。また、外壁タイル全体の面積は、5,309.6平方メートルと、役物、市役所の役と物品の物と書きますが、1,944.6メートルでございます。この役物というのは、角の部分や入口、窓、そういったところを装飾的に、デザインの関係から、違うタイルでやります。したがって、これは面積で表さずに、延長で表しますので、先ほど申し上げましたように1,944.6メートルということになります。 以上です。 ◎開発部長(石田勝茂君) それから、外壁タイルの面積の中で設計変更にかかる圧着式に変更をしました面積のパーセントでございますけれど、これは7.17%でございます。よろしくお願いいたします。
    ◆21番(大橋俊雄君) そうしますと、設計段階でタイル全体の予算と言いますか、タイル貼り工法の予算というものはどのくらい見積もられておって、そして打ち込み工法と圧着工法との単価の違いはあったのかどうかということをお伺いしたいと思います。 それから、総点検をしていただくということでありますけれども、大体どのくらいの今後、期間をかけてできる予定か、その点ひとつお伺いしたいと思います。費用の点もあわせてお伺いしたいと思います。 ◎助役(竹内恒夫君) まず、再質問の1点目の工事費と単価差異については担当部長の方からお答えを申し上げさせていただきます。 それから、総点検の問題ですけれども、これは先ほど申し上げましたように、私ども大阪技術振興協会の若干の意見の中では、いわゆる設計を行うと同じぐらいの作業量が生じてまいります。そうしますと、膨大な時間と金額になります。したがって、大阪技術振興協会の方では、今隠れた部分も相当ある中で、そこまでやる必要はあるだろうかと、結論的なことはお聞きしておりませんけれども、そんなお話があったということを先ほども申し上げましたので、そういうことも今後の結果を見て、どう対応するかという中で、それらのことも含めての対応を考えていきたいというふうに考えます。 ◎開発部長(石田勝茂君) タイル関係の全体の予算はということですが、非常に膨大な設計書の内容になりますので、タイルだけを抜き出してということは非常に難しゅうございます。現在、持っておる資料の中では、項目といたしまして石及びタイル工事一式ということになっておりまして、いろいろなタイル関係あるいは石の関係、全部が包括されておりますけれど、金額といたしましては、1億7,838万2,308円でございます。これは直接工事費の金額でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、今回変更によりますいわゆる打ち込み工法と、それから圧着工法との単価の違いでございますけれど、まず型枠関係では打ち込み工法の場合の型枠単価が平方メートル当たり4,560円、これがいわゆる圧着方式になりますと、普通の型枠を使いますので、これは2,790円という単価になります。 それから、タイル関係でございますけれど、いわゆる打ち込みの場合はこの型枠にタイルを貼る手間等あるいはタイル代等、全部を含めまして平方メートル当たり1万2,800円という単価で、したがいまして、打ち込み式の場合には合計で平方メートル当たり1万7,360円という単価になっております。 それから圧着式の場合には、先ほど申し上げた型枠については2,790円でございますが、そのほかタイルの下地としてモルタルを塗りますので、これが平方メートル当たり1,950円と、それからタイルを貼る手間については、打ち込み式と同額の1万2,800円を計上してございますので、合計1万7,540円という単価になります。したがいまして、圧着式の場合の方が平方メートル当たり単価としましては180円高くなるという設計内容になっておりますのでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(竹内一君) 土井勝己君、坂野義幸君、大橋俊雄君の質問に対する関連質問を許します。 ◆20番(伊藤守彦君) 3氏の関連質問をさせていただきます。 今回の落下事故に対しまして、大変市民の皆さん、各階層の方々からの厳しい批判の声が上がっておることは言うまでもございません。そうした中で、私も100条委員の一人といたしまして、先ほど来、緊急質問の中身にありましたごとく、32項目以外に、こういった事故の発生ができたということは、大変100条委員会の審議をさらになお疑惑を持つ原因を生まれたことになるんではないかと、そして最終段階のところにおきまして、公文書でいただいております文書の中にも、他にはないと明言して浦野設計から、この書類を100条委員会に提出をされております。そういったことを考えますと、ますます疑惑を深めたことになってしまったんではないかと、こう言わざるを得ないのであります。 そこで、改良圧着貼りと打ち込み工法の差の問題をプラスという話で説明がございましたが、私、いろいろ調べておりますと、今回の工法はべニヤ板にタイルを貼りつけて、そしてそれを今の助役さんの答弁のようにペタッと貼りつけた、つるして貼りつけたと、こういう工法でおやりになった。これは新しい方法であって、今あなたの方で、普通業界の説明を聞く限りでは、圧着貼り工法と打ち込み工法の差は、今数字をいろいろと並べられましたが、そうではないようでございます。あなたの方はどういう計算のもとでそういう数字をお出しになったのか、甚だ私も専門家ではございませんから、お伺いいたしてまいりましたら、一般の工事の現場の方々から言うと、こういう工法は安くあがると、こういう御説明を聞いてまいりました。そういったことがわからないのか、わかっておるのか。ただ、文書による報告だけがそのまま事実かどうか、疑問になってきたということであります。その点についての御見解もお伺いしておきたいと思います。 それで、私ども今回の報告書をいただきまして、びっくりをいたしました。まだまだたたけば音が、空洞があるという心配なことがあります。一番心配なのは、人命に被害があったときの責任の問題は、大変なことになるわけでありまして、先ほどの北九州の事故は、取り返しのつかない事故であります。人命に被害があったということは、もう物やお金でかえられない大変な事故にかわっておるわけでございまして、当市も、はからずもこういった事故に対して人身事故がなかったということは、不幸中の幸いであると、こう私も思っておるわけでありますが、このまま浮いておる箇所もあるんではないかと、こう指摘されております。放っておけない状態ではないかと、こう思いますが、この見解について、何かゆっくりとお考えの様子でございますが、どういう復旧の過程をたどられるのか、その点について、安全対策も含めましてお伺いをしておきたいと思います。 なお、大橋議員の質問の中にもございましたように、中でも外でも、こういう事故が起きたということは、大変なことでございまして、あの中の事故の際にも、私、現場におりまして、興行を停止するかしないかという相当の大騒動の事故の対応について、もう券を発行してしまっておる、そしてなお開催できるのかできないのか、安全が確認されるのかどうなのか、相当きわどい論議がされている場面を見まして、これはまず安全が第一だと、人命第一だと、こういう判断のもとに、あの対応策はとられたと私は、現場におりまして、痛切に感じました。そのことを考えますと、この本会議場で議論するより、絶対間違いない安全な建物であるかどうかということを、市民の代表として確認をしておきたい。わずかの間にそういう事故があったということは、多くの方がこれから利用されるわけでありますから、その点を十分確認をさせていただきたいと思っております。 ◎助役(竹内恒夫君) 圧着と打ち込みの場合の単価の問題でございますが、これは先ほど部長から申し上げましたのは、設計図書に記載されております設計単価でございます。そのように御理解がいただきたいと思います。 それから、復旧の問題ですが、脱落部分以外のところで危険なところがあるのかないのか、補修、強化をしなければならないところがあるのかないのか、全部チェックをいたします。そして、必要な部分については補修あるいは強化策をとってまいります。 そこで、そのやっている過程で、また他のところが落ちて、ひょっとして人命にかかわるような事故が発生したではいけないではないかという御懸念の御意見でございますが、従って、私どもはそういうことがないように、今後チェックをいたしますが、過日、大阪技術振興協会の調査員が調査をした際、脱落部分以外の箇所も若干、任意で、こう見ていっていただきました。それは設計変更の手続とられておりますけれども、自転車置き場などが、やはり圧着貼りになっております。これらについては、まず間違いないだろうと。それから、一番人が通るところでの問題になる内部のタイル部分、これはそう心配はないと思うという話でございました。しかし、これは「ないと思う」でございますので、きちっとした安全が確認できるようなことを含めて、先ほどからいろいろお尋ねがございますように、チェックなどを考えていきたいというふうに考えます。 体制が確認できるかどうかということですけれども、それを先ほど申し上げましたようにチェックをするということです。ただ、先ほども全体をチェックしたらどうだというお話がございましたように、全体をチェックするというのは、これは専門家の意見も聞いてみないとわかりませんけれども、何度も申し上げておりますように、すべてのものを今やることがその必要があるかどうかという話も聞いておりますので、しかし、全体をやらないにしても、危険、もし事故が起きた場合に特に人命的に非常に問題になるというような部分については十分その辺も配慮する中でチェック箇所の検討などをしてまいりたいというふうに考えます。 ◆20番(伊藤守彦君) この32項目以外に発生したこの落下事故、これは、これでないと言って報告しておるわけですね。そしてまた出てきたということです。これに対して非常に私ども、先ほど緊急質問の中にもございましたように、100条委員会分かれたとこなんです。3対3で分かれた、そうしたところでなおかつ、こういうことが起きたということは、その審議過程の我々がこうだったと言っておった意見が事実出てきたということになってしまったわけですね。その見解はどうとらえるのか、その32項目以外に、こういったことはもう既に起きてきておると、現実に起きてしまったということなんですね。そうしますと、我々の委員会で審議してきたことは非常に重大なことである。であるならば、安全確認のために費用はどれぐらいかかるのか。全体調査したらどれぐらいかかるのか。そして、必要なもの、必要でないもの、そして日数はどれぐらいかかるのか、そういう誠意あるお答えをいただくのが市民の安全と管理をする責務があるんではないかと、やるやらんの判断は、これはいいでしょう。これはやらないでいいでしょうという御答弁がいただくのが本当の筋ではないかと、いや多くかかるから、振興協会はそんな必要ないかもしれない。じゃあ、そう言っておるうちに、また次に、起きてはならんことでありますが、あった場合の責任はどうなるのか。こういうことになるわけでありますから、その御判断についてお伺いをしておるわけです。 ◎助役(竹内恒夫君) 32項目以外にないという、この問題でございますが、これは63年4月25日付文書で、議長名で市長あてに資料要求がございました。この中で32項目のうちで他に協議なしに再変更されたものはなかったかというお尋ねでございましたので、いわゆる32項目以外、32項目のうちで、いわゆる天井材以外に変更したとこはなしという業者からの回答を踏まえ、そして市の議長あての回答としても、市もそのように判断しているとお答えを申し上げておるので、そのようにひとつ御理解がいただきたいと思います。 それから、全体調査の問題ですけれども、何度も申し上げておりますが、私ども必要な箇所については、チェックをしてまいりたいというふうに考えております。 ◆20番(伊藤守彦君) 3度目ですから、32項目のところは私こだわります。このところは大事なところでありますから、もう一度申し上げておきますが、この文書は私どもはそのように解釈をいたしておりませんから、私の意見として申し述べておきます。 ◎市長(山田耕市君) 伊藤議員の御懸念も最もだと思います。しかし、私どもとしては、業者の御意見を参考にするより方法ございませんでしたし、まさかここまで出てくるとは思ってもおりませんでした。あとについては適切な措置をとりたいということでお願いしたいと思います。 ○議長(竹内一君) 助役に申し上げますけれども、今、伊藤議員の質問の中に、大体全部調査をして、市民が安全を確認するのには費用がどのくらいと、期間がどのくらいだろうかという質問があったけども、それに答えておらんので、今わかっておる概算があったら発表していただきたいと思います。 ◎助役(竹内恒夫君) 先ほど来申し上げておりますように、大阪技術振興協会の調査員の意見も聞きました。これは正確な結論的なあれではございませんけれども、相当の期間、相当の金がかかる、そういう中ですべて表面に出ている部分ばかりでなく、内部に入っている部分等もある中で、全部総点検する必要性があるだろうかという疑問符的な言葉もいただいておりますので、そのように申し上げておるわけでございます。 これは私ども、今後、市としてチェックしていく場合には、当然どこの範囲をどれだけやるということについて、意見を求めていく必要がございますので、その中で期間、例えば全部やった場合に期間と金額はどのぐらいになるのかということについても当然お尋ねをし、それらを踏まえて措置をして考えていきたいというふうに考えます。 ○議長(竹内一君) ほかにありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ないようでありますので、土井勝己君、坂野義幸君、大橋俊雄君の質問並びに関連質問を終結いたします。 以上をもちまして通告のありました緊急質問は全部終了いたしました。よって、これにて緊急質問を終結いたします。           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 △日程第2 議案第84号 平成元年度半田一般会計補正予算第4号 △日程第3 議案第85号 平成元年度半田中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計補正予算第1号 △日程第4 議案第86号 平成元年度半田食肉センター事業特別会計補正予算第1号 △日程第5 議案第87号 平成元年度半田下水道事業特別会計補正予算第2号 △日程第6 議案第88号 平成元年度半田モーターボート競走事業特別会計補正予算第1号 △日程第7 議案第89号 平成元年度半田国民健康保険事業特別会計補正予算第2号 △日程第8 議案第90号 平成元年度半田老人保健事業特別会計補正予算第2号 △日程第9 議案第91号 平成元年度半田農業共済事業特別会計補正予算第2号 △日程第10 議案第92号 平成元年度半田市立半田病院事業会計補正予算第2号 △日程第11 議案第93号 平成元年度半田水道事業会計補正予算第2号 △日程第12 議案第94号 半田市の休日を定める条例の制定について △日程第13 議案第95号 半田市職員の勤務時間に関する条例の一部改正について △日程第14 議案第96号 半田市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について △日程第15 議案第97号 半田市特別職員の給与に関する条例の一部改正について △日程第16 議案第98号 半田市職員の給与に関する条例の一部改正について △日程第17 議案第99号 半田市職員の給与に関する条例の特例条例の一部改正について △日程第18 議案第100号 半田市職員退職手当支給条例の一部改正について △日程第19 議案第101号 半田市職員退隠料等支給条例等の一部改正について △日程第20 議案第102号 半田市社会施設建設基金の設置および管理に関する条例の一部改正について △日程第21 議案第103号 半田市手数料条例の一部改正について △日程第22 議案第104号 半田市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について △日程第23 議案第105号 半田市と常滑市との境界変更について △日程第24 議案第106号 半田市と常滑市との境界変更に伴う財産処分の協議について △日程第25 議案第107号 町区域の変更について △日程第26 議案第108号 知多地区農業共済事務組合の設立について △日程第27 議案第109号 公共下水道事業管渠布設工事請負契約の変更について △日程第28 議案第110号 板山公民館移転新築工事請負契約の締結について △日程第29 議案第111号 平成元年度半田一般会計補正予算第5号 △日程第30 認定第1号 昭和63年度半田一般会計等歳入歳出決算の認定について △日程第31 認定第2号 昭和63年度半田市立半田病院事業決算の認定について △日程第32 認定第3号 昭和63年度半田水道事業決算の認定について △日程第33 請願第5号 乙川駅前中央通りの地下道による247号線への接続について ○議長(竹内一君) 日程第2から日程第33までの32議案を一括議題といたします。 お諮りいたします。この際、審議の都合により、日程の順序を変更し、日程第29を先議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、この際、日程の順序を変更し、日程第29を先議することに決しました。 日程第29 議案第111号を議題といたします。 当局の提案説明を求めます。 ◎総務部長(盛井祐治君) ただいま御上程賜りました議案第111号平成元年度半田一般会計補正予算第5号について御説明申し上げます。 平成元年度半田市の一般会計補正予算第5号は、次に定めるところによります。 歳入歳出予算の補正は、第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ780万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ235億3,620万円といたします。 2項としまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。 歳出から御説明申し上げます。 3 歳出。 3款 2項 4目 保育園費780万円の追加は、去る11月29日、火災により焼失いたしました上池保育園調理室などを早期に復旧し、保育に万全を図りたく、補正をお願いいたすものでございます。 11節 需用費43万円は、消耗品費でございます。 15節 工事請負費530万円は、仮調理室プレハブ造りでございますが建設工事438万円、焼失屋根修復及び保全工事53万円、火災報知器取替工事45万円であります。 18節 備品購入費201万円は、調理室用備品購入費でございます。 歳入について申し上げます。 2 歳入。 1款 1項 2目 法人280万円の追加は、1節 現年課税分で法人税割の計上でございます。 16款 6項 1目 雑入500万円の追加は、2節 民生費雑入でございまして、上池保育園調理室等部分焼けに対する社団法人全国市有物件災害共済会災害共済金の概算計上でございます。 以上、歳入歳出予算の補正は780万円の追加で収支の均衡を保っております。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(竹内一君) 提案説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ないようでありますので、これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案につきましては、審査のため所管の常任委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。            �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「                午前11時10分 休憩                午後2時00分  再開            �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 ○議長(竹内一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第2から日程第33までについては、各委員会に付託、御審査をお願いしてありますので、その経過と結果について各委員長から報告をお願いいたします。 初めに、総務委員長からお願いいたします。          〔総務委員長 大河原鋭治君 登壇〕 ◆総務委員長(大河原鋭治君) 当総務委員会に12月8日に付託されました案件につきましては、同日午後2時21分から、委員会室におきまして委員全員出席のもと、審査いたしましたので、その経過と結果について申し上げます。 まず、議案第84号中、当委員会に分割付託されました案件につきましては、主な質疑として、繰越明許費で庁舎整備工事、南吉童話の径整備工事及び半田地域文化広場駐車場等整備の各経費が上げられているが、これら3事業は、今回の12月補正で新規事業として予算化している事業である。新規事業として補正計上しながら即、繰越明許することは、通常では考えられないことである。なぜ、こうした措置を行うのか、とに対して、これら3事業とも市民要望に応えるために早急に着手したい事業であり、できれば6月または9月に補正予算化して年度内に完成させたい計画でしたが、諸手続が間に合わず、12月補正で予算化することになりました。議決ののち、早急に入札契約を行って、年度内の完成に最大限努力いたしますが、事業内容から見て、年度内の工期では完成が危ぶまれる点もあり、万全を期するため繰越明許を行って、一時も早くこれら事業に着手して完成させたい考えから、こうした措置をとりました。この種の事業については、年度当初または早い時期の補正で予算化して実施するのが適当であり、今後はその点に十分留意して措置していきたいとのことでした。 その後、討論を省略し挙手により採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、議案第94号及び議案第95号については、一括議題とし、その主な質疑としては、第2、第4土曜日を休日とすることが困難な職場ではどのような勤務体制をとるのか、とに対して、第2、第4の土曜閉庁方式を実施する業務は、本庁業務のすべて、第2庁舎の業務のうち、上水場を除く業務、保健センター及びデイサービスセンターを予定しています。それ以外の業務は、昭和63年9月から実施している4週6休または8週10休方式で、特に支障はないことから、来年4月以降も引き続き同様の方式で実施していく考えです、とのこと。 土曜閉庁に対する職員組合との合意はどうか、とに対して、11月6日に職員組合に提示し、今後交渉を行っていきます。組合側としては、勤務時間の大幅な変更を心配しているようですが、基本的には現行と変わらないため、問題はないものと思っています、とのこと。 日曜日及び週休土曜日に特に勤務した者は、ほかの土曜日等に代休をとることになるが、別途特殊勤務手当等の支給は考えられないか、また、どうしても代休がとれない場合はどう対応するのか、とに対して、手当等については、現行条例、規則から支給はできません。また、代休については、前後4週間のうちの土曜日、それが困難であれば平日にとることとしていますが、どうしても代休が無理な場合は、超過勤務の扱いとします、とのことでした。 その後、討論を省略して挙手により採決した結果、2議案とも委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 また、議案第88号、議案第96号、議案第97号、議案第98号、議案第99号、議案第100号、議案第101号、議案第102号、議案第105号、議案第106号、議案第107号、以上、11議案につきましては、慎重審査ののち、討論を省略して挙手により採決した結果、いずれも委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、本日当委員会に分割付託されました議案第111号につきましては、本日午前11時26分から委員会室におきまして、委員全員出席のもと当局から補足説明を受けて慎重審査し、討論を省略して採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 以上、御報告申し上げます。                (降壇) ○議長(竹内一君) 次に、文教委員長からお願いいたします。          〔文教委員長 竹内勝彦君 登壇〕 ◆文教委員長(竹内勝彦君) 当文教委員会に付託された案件については、12月8日午後2時20分から議会図書室・談話室で委員全員出席のもと審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第84号中、分割付託された案件については、当局の補足説明ののち、質疑に入りました。 主な質疑として、2款 1項 13目 市民ホール、交通公園管理費で、市民ホール進入・出路移転新設工事について、市民ホール敷地の中央につくことになるが、駐車場を使用して行事を行うことが制限されるのではないか。進入・出路の幅が8メートルでは歩道や車の出入りを考えると不十分ではないか。また、場所を変更せず、現行の通路を使って変則5差路の交差点にした方が敷地を有効に使うことができ、全体的な車の流れから考えても、かえってスムーズにいくと考えるが、その方法は検討しなかったのか、とに対し、駐車場だけを使って行事を行うことは従来もないし、今後も予定していない。ホール、駐車場の両方を使用して行事を行う件数は、現在のところ少ない。通路が中央になると使い勝手は悪くなることは事実であり、東側のガソリンスタンド裏に通路をつけることが最もよいと考えるが、土地所有者との話し合いがつかないのが実情である。 この問題については、市民ホールの将来計画を根本的に検討する中で、解決する必要があると考える。新設の通路は、車の進入・出にだけ使用し、自転車や歩行者の人は現在の通路を使用してもらうので幅員は十分であると考える。 また、5差路の交差点とすることについては、市民ホール敷地内の通路を使うことになり、警察署との協議の中で、交通安全上、かえって危険であるとの判断で通路変更をすることになった、とのことでした。 9款 4項 1目 幼稚園費で、私立幼稚園建設費補助金について、同幼稚園の園舎建設は、間もなく完工する予定であると聞くが、別途、補助の要望書も最近になって議会に提出があり、また、この時期になって補正予算に補助金を新規計上するのは、手続上も適切ではないと考えるがどうか、とに対し、同幼稚園は現在、工事中であり、近く完工を予定している。本件の補助申請については、まず、愛知県との協議がなされ、本市は本年度になってからそのことを知ったもので、補正や要望書提出が遅れたことについては反省している。幼稚園から書類を出させたが、不備な点があり、改めるよう指示したところ、11月になってから議会に要望書が提出されることになった。 幼稚園に対しては、このようなことのないよう十分に注意をした。補助額については、昭和59年度に同園が実施した園舎増改築の際に、県補助の3倍程度を補助した例があり、同園の幼児教育における役割を勘案して、今回も県補助額の約3倍を補助するものである、とのことでした。 5項 1目 社会教育総務費で、南吉童話の径整備事業について、新美南吉にゆかりのある場所に建てられるトイレであるので、そのことに配慮した設計として、キャラクターを持たせることは考えられているか。養家周辺では水路下流に農地があり、浄化槽の水を放流することは適当でないと考えるが、地元と話し合いはすんでいるのかどうか。また、12月議会で補正予算として計上すれば繰越明許となることは明白であるにもかかわらず、この時期になって補正予算として計上した理由が明らかになっていないと思うがどうか、とに対し、トイレの設計については、他の建築物と比較しても多額の予算を計上し、管理しやすく、かつ個性的な、夢のあるデザインとすることを考えている。養家については、来訪も少ないし、また、土地所有者と協議をする中で、同地区の水利組合の皆さんと話はついていると考える。 本事業は指摘のとおり、当初予算で計上すべきであったが、全国的に展開している南吉展に来訪者急増でトイレが必要になってきたことや、土地所有者との折衝に時間を要したこと、トイレの外観についても時間をかけて検討する必要があることなどから、補正予算での計上と繰越明許をお願いしたいものである、とのことでした。 3目 図書館、公民館費で、半田地域文化広場駐車場等整備工事について、本事業も新規計上、繰越明許にするものであるが、事業の性格上、補正予算とすることは適切でないと考える。補正予算に計上しなければならない理由、見解はどうか、とに対し、指摘のとおり、当初から予定すべきであったが、駐車場不足に対する利用者の要望を受けて補正でお願いするもので、この用地については砂防法による指定解除の問題があり、繰越明許とするものである、とのことでした。 以上の質疑ののち、討論を省略して採決した結果、全員をもって原案どおり可と認めることに決しました。 次に、議案第92号については、主な質疑として、業務予定量の補正では、外来患者数が減少となっていることについて、その要因はどこにあると考えるか。また、来年度に向けての見込みはどうか、とに対し、外来患者の減少傾向は、小児科、整形外科、眼科の3科に見られる。小児科は、気候の関係でかぜの流行がみられなかったことによるもので、どの病院でも同様の傾向である。整形外科は、碧南市で開設されたことによるもの、眼科は担当医師の退職によるものと判断している。将来的に大きな増加は見込めないものの、現状維持は可能であり、経営の上で、この程度の減少であれば心配することはないと考える、とのことでした。 給与改定があったにもかかわらず、看護婦給が減額になっていることについて、看護婦の不足は慢性的であるが、十分な要員は確保されているか。また、今後の確保の見込み、現状での不足の状況はどうか、とに対し、看護婦については、年度当初充足していても、途中退職が多く、不足することになる。准看護婦学校、高等看護学院からの充足で調整しているものの十分ではないため、知多市を初め、県下の学校にお願いして、当地区の人にはできるだけ来てもらうように今後も努力をしていく。 看護婦配置の基準として、準夜2、深夜2となっているが、半田病院では準夜3、深夜2の体制で当たっており、この限度を満たすのにいっぱいの状況である、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、全員をもって原案どおり可と認めることに決しました。 次に、議案第104号については、主な質疑として、精神科を新たに表記することにより、担当医師も増加するのか、とに対し、この分野は区分がしにくい領域であり、医師から、このように改めてほしいとの要望もあって改正するもので、医師の増は考えていない。市内には、他に精神科の病院があり、半田病院としては通院治療のみとすることで同病院や医師会の了解も得られたので、実情にあわせて改正したいものである、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、全員をもって原案どおり可と認めることに決しました。 次に、議案第110号については、慎重に審査した後、討論を省略し採決した結果、全員をもって原案どおり可と決しました。 以上、御報告申し上げます。                (降壇) ○議長(竹内一君) 次に、建設委員長からお願いいたします。           〔建設委員長 山口博己君 登壇〕 ◆建設委員長(山口博己君) 当委員会に付託された案件につきましては、12月8日午後2時20分から議会会議室において委員全員出席のもと、慎重に審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第84号中、分割付託された案件については、当局の補足説明ののち、質疑に入りました。 主な質疑として、衣浦排水機ポンプの自動起動化改造工事が新規で計上されているが、ほかのポンプ場で既に自動化されている箇所はどこがあるか。また、今後すべてのポンプ場にこの改造工事を行っていくのか、とに対し、所管する15か所のポンプ場のうち、北浜田、有楽については既に自動化されている。吉野ポンプ場は、来年度、新規建設を実施するため、自動化については工費の軽減上行わず、6年度まで既存のポンプを使用する、とのこと。 5項の都市計画費で、清城成岩本町線の移転補償費の減額補正について、この交差点は右折車のため、交通渋滞を起こしている。早期に右折車線をっくった方がよいと考えるが、何がこの事業の障害となっているのか。また、今後の見通しはどうか、とに対し、本年度国道南東角に用地確保の予定であったが、相手方の都合により困難となったので公社が取得した用地を公有財産購入費として計上した。63年度末の国道西側の用地は、73.2%の取得率であり、完成までにあと3年間程度必要である。これにあわせ、国道東も事業を進めていき、名鉄線路までの間を幅員20から25メートルに拡幅して右折車線を設け、渋滞緩和を図る計画である、とのこと。 この道路拡幅のため、道路北側の4件の移転が必要となるが、大信精機の跡地を取得し、東から順に移転してもらい平成4年度には完了したい、とのこと。 亀崎地区の急傾斜地崩壊対策事業は、地元代表からの陳情により計上となったとのことだが、陳情が出なくとも市の調査により危険箇所を指定することはできないのか、とに対し、急傾斜地等の危険箇所指定については、県知事が行うものであり、市内では10か所の要望中、指定されたのは2か所である。この指定に当たっては、危険箇所の高さ、勾配、崩壊した場合、影響する家屋、指定された場合、地主からの協力が得られるかどうかが重要となる。市としては、危険箇所については、これらを考慮した上で県に上申していく、とのことでした。 知多半島道路の4車線化工事の遅れにより、橋梁改築工事施工委託料も減額となっているが、現在、この工事の状況はどうかとに対し、道路西側の橋台は完成し、東側について西側の道路舗装中に行う予定であったが、道路公社の全工程の調整により、工事は平成2年度に持ち越しになった。なお、事業全体としては、平成3年5月の開通には支障がない、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、議案第109号について、主な質疑として、大型車両通行のための仮設道路工事は、事業計画の中で、あらかじめ予測できなかったのか、とに対し、当初から予測もできたが、工費の軽減上、可能な範囲で事業計画を立てており、道路管理者及び警察から指示があったその都度、対応している、とのこと。 また、大規模な変更の場合、契約のやり直しということはないか、とに対し、契約金額の5%を超え500万円以上の変更は議決が必要となるが、新規に契約を結び直すことはない、とのことでした。 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、議案第87号、第93号については、慎重に審査の上、討論を省略し採決した結果、全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、請願第5号につきましては、既に都市計画道路が決定されている地区であり、趣旨の地下道による接続は、早期には困難であるものの、地域発展に必要な事業であり、地元の願意をくみ、行政側としても前向きに検討していくことが必要である、との意見の集約を見ました。 その後、討論を省略し採決した結果、委員全員をもって願意妥当であると認め採択することに決しました。 以上、御報告申し上げます。               (降壇) ○議長(竹内一君) 次に、厚生副委員長からお願いします。         〔厚生副委員長 新美舜三君 登壇〕 ◆厚生副委員長(新美舜三君) 当厚生委員会に12月8日付託されました案件につきましては、12月8日午後2時22分から全員協議会室において委員全員出席のもと、慎重審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第84号中、当委員会に分割付託されました案件について、主な質疑として、2款 1項 10目 交通安全対策費のうち、シルバーゾーン整備事業は、それぞれ何か所設置するのか、とに対し、雁宿公園周辺約30ヘクタールの中に、県下で統一したシルバーゾーンの標識18本、ドライバー等にシルバーゾーンの区域であることを示す案内看板3か所及び道路照明灯4基分です。なお、交通規制の標識については、半田警察署で設置します、とのことでした。 11目 防犯活動費の防犯灯新設工事40灯分は、各区からの申請があり、その増加分と思うが、残りの部分はあるのか。また、今回の40灯のうち、支柱まで取りつけを行うものはあるのか、とに対し、平成元年度各区長より要望があったものは148灯、そのうち98灯は調査し設置をしましたが、今回未設置のうち、必要と思われる40灯分を計上したものです。また、支柱については、20ワットのもので電柱に取りつけ29灯、鋼管ポールに取りつけ2灯及び40ワット水銀灯のもので電柱に取りつけ3灯、鋼管ポールに取りつけ6灯になります、とのことでした。 3款 2項 4目 保育園費で産休等の職員が28名もいるのか。また、代替職員で支障を来すことはないか、とに対し、産休等職員28名の内訳は、4月1日現在、産休・育休11名、不足している正規保母8名、4月中に産休に入る職員2名、障害児加配保母2名で、当初23名の臨時職員を配置し、残り5名分は園児の増員、産休、育休等により補充したものです。 なお、臨時保母については、常時30名ぐらい登録をし、産休、育休、病気休暇などに対応できる体制をとっており、経験的には大きな問題はないと判断しています、とのことでした。 5款1項 4目 家畜糞尿処理対策事業で、当初2か所計画されたものが県補助の減額により1か所に計画変更をするとのことであるが、市単独で積極的に進める考えはあるのか。また、市内の酪農家の中で処理施設がない農家はどのくらいあり、それらに必要な施設の数と設置する期間はどの程度必要か、とに対し、減額された経緯は、前年のヒアリングにおいて2基承認を得、県の本年度予算の中に計画をされておりましたが、県内各市町から本年度新規の申請があり、県では補正で対応できなくなった。そこで、本市においては昨年度も実施しているため、2基とも減額するとの申し出がありましたが、話し合いの結果、1基については来年度県補助が受けられることとなりました。 また、市が単独で実施する考えは、農家の負担金の兼ね合いもありますので、今後は十分検討をし、関係者と協議する中で早い時期にすべての農家が衛生的な処理ができるよう指導をしていきます。 また、グリーンベースには加入していないが、乾燥施設、バキュームを持っている人もありますが、糞尿処理施設を全く持っていない農家は約16件あります。しかし、おおむね半数は正規の浄化施設を持っていない状況でありますので、毎年2基程度は県補助を受け実施すると約15年は必要と思われますので、第2のグリーンベース等を設置できる国への働きかけも必要と考えております、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、議案第103号につきましては、質疑として、手数料の減額により市の負担は軽減となるのか、とに対し、施設の措置費と本人負担分との差額を国が2分の1、県、市は各4分の1を負担することとなり、本人負担分が減額された分が国、県、市の負担は多くなります、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 議案第108号につきましては、質疑として、共済の組合制度は、事務の合理化等によるものとの説明であるが、従来の方法と被害状況、予算面で違いが出てくるのか、とに対し、被害状況の把握は、従来と同じ方法で実施するため違いはありません。 また、予算面においては、事務費の補助金が増加します。掛金は、各市町により違いがあり、本来一律の掛金とするとの意見はありますが、農家の理解を得なければなりませんので、おおむね現行どおりの率で2年程度運営します、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、議案第85号、議案第86号、議案第89号、議案第90号、議案第91号の5議案につきましては、慎重審査ののち、討論を省略し採決した結果、いずれも委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 次に、本日、議案第111号中、当委員会に分割付託されました案件につきましては、本日午前11時23分から議会会議室において委員全員出席のもと、慎重審査をいたしました。 質疑として、仮調理室の完成時期及び給食はいつから開始できるか、とに対し、緊急を要するものであり、議決をいただいた後、工事を着手し、1月下旬に給食も開始できると考えております。なお、一日も早く完成できるよう担当課にお願いをしていきます、とのことでした。 プレハブは、保育園移転後も使用する考えはあるか、とに対し、購入とレンタルの方法を検討しましたが、レンタルは撤去費が必要であるため購入するより高くなりますので、購入とし、保育園移転後は、各施設物置等が不足しておりますので、全庁的に有効利用ができるよう考えております、とのことでした。 その後、討論を省略し採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決しました。 以上、御報告申し上げます。                (降壇) ○議長(竹内一君) 次に、決算特別委員長からお願いいたします。          〔決算特別委員長 榊原昇君 登壇〕 ◆決算特別委員長(榊原昇君) 9月定例会におきまして、当委員会に付託され継続審査となっていました認定第1号、認定第2号、認定第3号につきましては、9月27日、10月4日、10月11日、10月18日は委員全員、10月25日、11月9日は委員7名が出席して、計6回の委員会を開催して審査いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 まず、認定第1号中、一般会計にかかる主な質疑から申し上げます。 63年度の一般会計不用額率は全体で1.7%であり、農業水産費3.6%、土木費2.5%と高い科目もある。不用額に対する基本的な考えはどうか、とに対して、一定の不用額が生ずることは避けられません。基本的な処理方針としては、不用額が生じても、一担当部局のみの判断で計画にない事業に充当することはしない。道路舗装や維持修繕等、一定枠で予算配分している事業については、計画事業をすべて実施しても、なお残額がある場合は、事業の前倒しを行って不用額は出さないこととしています、とのこと。 昭和60年度から始まった国庫補助負担金の削減に対して、どのように復元の努力を行ってきたか。また、その影響額は幾らか、とに対して、影響額は60年度1億1,213万5,000円、61年度2億1,354万3,000円、62年度2億9,859万4,000円、63年度2億3,750万円、合計8億6,177万2,000円に達しています。また、復元への働きかけは全国市長会等、各市と歩調を合わせて要望等、毎年強く行っており、今後もさらに復元に努力していきたい、とのこと。 中国では天安門事件など悲しい事件が起こったが、今後の友好親善のあり方に変更はないか。また、幅広い国際交流を進めるため国際会議を積極的に誘致する考えはないか、とに対して、市民レベルの国際交流を深めることを基本理念に、本年度は市民組織の名称を半田市国際交流市民委員会と改め、1か国に偏らない幅広い交流と親善に努めています。中国との友好親善についても、そうした立場に立って今後も進めていきたい。また、その一環として、国際会議の開催にも可能な限り取り組んでいきたい、とのこと。 職員の交通事故は年々増加している。職員に対する交通安全指導に厳しさが足りないのではないか、とに対して、本年度から職員交通事故対策協議会を再編成し、公私にわたるすべての事故を対象に毎月第3月曜日に定例会を開いています。職員に対しては年2回の交通安全研修、始業点検の徹底、事故実例の回覧等を行っています。事故を起こした場合は、まず所属長ともに現場確認をして必要な処理を行い、再発防止報告を提出させています。また、事故を起こした職員に対しては、調査の上、厳重注意や公用車の運転禁止処置をし、故意または重大な過失があれば当該職員に損害賠償を求めることもあります。今後、一層交通安全の徹底を図って事故防止に努めたい、とのこと。 固定資産税は、評価替えを増税の手段としてるのではないか。評価替えによる地域別の課税標準額の増加率はどうか。また、生活基盤である土地の評価替えは行わず、減免制度を拡充する考えはないか、とに対して、標準額の増加率は、市街化区域では商業地区3.2%、住宅地区7.3%、工業地区4.9%、その他地区9.6%、市街化調整区域では6%です。この評価替えは、地方税法に基づいて実施しており、課税方式を変えることはできず、また、減免制度の拡大も考えていません、とのこと。 都市計画税を納めても、その恩恵がほとんど見られない地域もある。こうした地域では課税対象から除くとか、税率を下げることはできないか、とに対して、現在進めている公共下水道事業は、今後市内全域に拡大していき、長期的には不公平はなく、税率の0.3%も県下29市が同率であり、そうした考えはありません、とのこと。 市税の口座振替納税件数の伸びが鈍化してきたが理由は何か、とに対して、制度導入から5年が経過し、一定ラインまで達してきたものと考えます。営業者などは自動的に口座落としされると、気がつかないうちに一時的な資金不足となることもあり、いやがる傾向がありますが、収納率向上のためにも、さらに拡大に努力していきたい、とのこと。 第4次総合計画策定に向け、各地域の住民からなる地域将来計画策定協議会を開催しているが、そこでの意見、要望をどう総合計画に盛り込み、実現していくかが重要である。取り組みはどうか、とに対して、地域の委員の方々には、大変熱心に論議いただき、亀崎、成岩の2地域は本年1月17日に、また乙川、半田、青山の3地域は11月25日に、それぞれ市長に答申されました。総合計画策定に当たって、こうした方式は初めての試みであり、それらの意見を十分踏まえて第4次総合計画を策定したい、とのこと。 62年度まで2人いた顧問弁護士を1人にした理由は何か、とに対して、62年度中の相談件数は2人の弁護士に対して15件とあまり多くなく、そのうちの1人が名古屋弁護士会の会長に就任することとなり、忙しくなったことから、63年度からは1人にお願いすることとしました、とのこと。 椎の木園の収容人員を40人から48人に増員したが、退園者はわずかであり、すぐに限界が来ると思う。更生施設を設置する考えはないか、とに対して、精神薄弱者授産施設の椎の木園には現在41名が通園しており、最大定員57名までは増加可能であり、今後4年間は受け入れできると考えています。しかし、重度障害者の割合が多いことから、社会復帰はあまり望めず、限界に達する時期はきます。そのため、半田市に精神薄弱者更生施設を設置したいと考えており、現在検討を行っています、とのこと。 特別養護老人ホームヘの入所希望は多く、半田市にもこの施設を設置する考えはないか、とに対して、特別養護老人ホームは県内に38施設あり、そのうち知多地区には3施設あるのみです。市内の入所待機者は常時4、5名はいることから、半田市にもぜひ必要と考えており、社会福祉法人の誘致等、今後検討していきたい、とのこと。 63年10月に設置された高齢化社会対策検討会議の経過と現状はどうか、とに対して、同会議設置後、3つの専門部会を設けて検討に入りましたが、課長職を委員としたため日程調整がなかなかできず、63年度中は具体的な進展はみませんでした。そのため、本年度からは委員を少数にして検討を進めており、本年度末までに答申したいと考えています、とのこと。 デイサービスセンターの1日平均利用者は10.9人であるが、最大何人まで受け入れ可能か、とに対して、国の基準は1日15人であり、本施設では16人まで可能です。利用できるのはおおむね65歳以上で通所サービスを必要と認める方であり、現在120名前後の登録者があります。登録者の大部分は寝たきり老人であり、市内の寝たきり老人は約190人ほどであることから、当分の間は現状登録者数で推移すると予測しています、とのこと。 父子世帯の実態と、これに対する福祉施策の考えはどうかとに対して、父子福祉に対する法的な定めはなく、県において介護人派遣制度がある程度であり、全国的にも大阪府枚方市で多少実施されているだけと聞きます。本市としては、現在実態調査を検討しており、その結果を見て対策を考えていきたい、とのこと。 放置自転車防止条例を制定して対策に当たっているが、現状での問題点は何か、とに対して、自転車駐車場の収容能力は現在11か所、約2,300台分ですが、まだまだ不足しており、増設したいが用地確保が難しい。自転車駐車場にとめてあるオートバイ等の扱いをどうするか。防犯登録のない自転車等は移動・保管時に連絡ができない。引取人のない自転車の処分と再利用をどうするか、などが課題としてあげられます、とのこと。 古紙価格の下落からチリ紙交換業者が減少しており、新聞紙等の処理に困っている自治体もあると聞く。回収業者に補助金を出して資源回収する考えはないか、とに対して、本市では新聞紙等の処理に困っているとの声は聞いていません。有価資源回収は、昭和57年から区や子供会の協力を得て実施しており、63年度は紙類等2,428トンを回収し、年々実績をあげています。今後も現行の有価資源回収奨励事業を継続、充実していく計画であり、報奨金もごみ処理経費相当額まで引き上げてもよいと考えています、とのこと。 クリーンセンター建設事業では、国庫補助金の年度割合が変更されたが、完成期日に影響はないか、とに対して、年度割合は63年度30%の予定が19%に、元年度は50%が30%に、それぞれ減額されましたが、来年度には残る51%の全額が得られるものと考えています。公害防止等にかかわる国庫補助は平成2年度まで延長するとの確約も得ており、計画どおり平成2年度には完成できる見込みです、とのこと。 し尿処理では、いまだに海洋投入が行われているが、環境汚染防止のため、これを解消することはできないか、とに対して、学校浄化槽の汚泥が集中する夏期や生し尿が集中する年末には、どうしても処理能力をオーバーするため海洋投入をしています。中衛処理場建設時には下水道供用開始を昭和62年と計画して設計したが、それが遅れていることが最大要因です。海洋汚染防止法改正後は海洋投入を禁止していますが、それ以前から実施している本市などは特例として認められています、とのこと。 知多南部御売市場の現状と問題点は何か、とに対して、仲卸導入については、本年2月に青果部門で2社が開業しました。水産部門では2社に仮許可証を交付しましたが、仲卸と荷受けの間で手数料の額や上場単位量の問題で話がつかず、最近になって1社が辞退しました。本年中には何とか導入できるよう努力をしています。また、経営状態は依然赤字経営ですが、売上は少しずつ増加しており、今後大型店が進出すれば、さらに伸びると予測しています、とのこと。 農業費中、土地改良費の負担金補助及び交付金では、予算額に対して24%もの不用額を出している。理由は何か、とに対して、三池地区圃場整備事業で工事費中の諸経費、換地や確定測量の経費など、補助対象とならない経費まで算入したことにより329万3,000円。池田大池護岸堤整備工事では、62年度に前倒しした工事分まで積算したため92万7,000円の不用額が生じました。今後一層、精査に努め、適正な予算化を行っていきたい、とのこと。 内陸部工業団地の造成は、以前話が出たが、実現の見通しはどうか、とに対して、用地確保や農地転用が非常に難しく、また、土地改良に長期を要することから、見通しは立っていません。今後、中部新国際空港の建設に関連して農振地域の一部解除が予想され、そうした時点に再検討したいと考えています、とのこと。 土木費では、当初賃金で計画した経費を年度途中で委託料に変更したのはなぜか、とに対して、賃金は主に人の労力で行う工事について、その個人に対して支払っていましたが、実際には会社から派遣され、賃金も会社に入っていました。しかし、こうした形態では労働災害等への対応があいまいであるとの指摘もあり、8月からすべて委託事業に切りかえて、その責任を明確化しました、とのこと。 道路舗装事業では、下水道工事と重なったため、計画していた工事を中止したというが、計画時に関係課との事前協議は行っていないのか、とに対して、下水道課との事前協議が不十分でした。今後はこうした点に十分留意して計画していきたい、とのこと。 私道舗装は、63年度に要綱を制定し、10件の申請があったが、そのうち1件が認められたのみである。要綱をさらに改正して積極的に実施する考えはないか、とに対して、本年4月に一部を改正しています。市道においても未舗装部分を残しており、これらとの均衡を見ながら、さらに改正等を検討していきたい、とのこと。 家庭雑排水の用水路への流入は、水田等耕作物に直接影響する農家にとって深刻な問題である。どう解決を図る考えか、とに対して、法的規制は困難であり、下水道整備によるしか根本的解決はできません。しかし、全面的整備まで解決を引き延ばすことはできないと考え、平成3年の下水道一部供用開始後に農業地域等に局地的な下水処理施設の設置を検討したい。また、下水道整備計画区域外については、水路修繕工事を優先的に実施していく方針です、とのこと。 知多半田駅前と乙川中部の土地区画整理事業の進捗状況はどうか。また、その事業地内での下水道工事はどう行う計画か、とに対して、知多半田駅前では本年10月14日に都市計画決定の告示をし、今後は事業計画の決定に向け諸手続を行い、来年3月議会には施工規定の制定をお願いしたい予定です。また、昨年実施した関係住民の意向調査では、強く反対する意見はなかったものの、消極的意見が一部あり、これら意見に対しては協議を重ねて、十分な理解を得ていきたい。乙川中部では平地川のルート変更で1年半ほど遅れていましたが、県との協議がほぼ成立する見通しがつき、本年度中に必要な手続を行って平成2年度には着手したい計画です。また、この地区における下水道工事は、区画整理事業の中で分流方式により実施する計画であり、そのため知多半田駅前では近隣地区より遅れることになります、とのこと。 環状線や衣浦西部線等基幹となる道路の整備はなかなか進まない。道路交通網の整備に対する方針はどうか、とに対して、都市計画道路については、国庫補助の関係から事業認可を要するため、一挙に実施することは困難であり、優先度の高い道路から進めています。生活道路については、住宅密集地が多く、移転補償や用地買収が非常に難しいため、当面は新旧住宅地域を結ぶ主要道路を中心に拡幅等整備していくこととしています、とのこと。 都市公園の管理は、地元区に委託しているが、こうした管理方式は限界に来ていないか、とに対して、地元区に委託しても十分な管理がされていない公園もあり、財政的負担は大きいが専門業者に委託することが最善と考えます。最近、一部の区から、管理できないため委託を解消したいとの申し出があり、今後、そうした公園では業者委託に切りかえていく方針です、とのこと。 総合運動公園建設事業は、当初計画から遅れており、63年度は具体的な予算化はされなかった。建設に対する取り組みが弱いのではないか、とに対して、この事業は財政上の検討から一時保留となった経緯はあったが、後退はしていません。まず、都市計画決定まで行うことを第1目標として努力しており、63年度はそのために関係機関との事前協議を行うとして、特に大きな予算を要しなかったものです。その中で、当初、施工区域のみを考えていた農地転用面積は、取りつけ道路等の面積も含まねば本協議が得られないとの指摘から、元年度はその部分の測量を実施して条件整備を行っています。平成2年度には都市計画決定を行って用地買収に入りたい計画ですが、買収に当たっては各課職員の協力を得て短期間に完了させたいと考えています、とのこと。 船方橋周辺地域は、市の中心部にありながら、昔の半田を残しており、親水性も含め、今後のまちづくりには重要な位置を占めると考える。計画はどうか、とに対して、長期整備計画としては、源平橋から市役所までの拡幅と平和通りの再改修を計画。半田水門から北の入江は蔵の町のおもかげを残しており、景観にあわせた水辺の散策路や休憩所、照明施設を設けて整備していきたい、とのこと。 本市の高校進学率は、他市と比べて低く、生徒の希望からもかけ離れていると思う。こうした状況の中には深刻な問題を含んでいると考えるが、教育委員会の見解はどうか、とに対して、63年度の高校進学率は86.7%であり、知多地区平均の88.6%に比べて確かに低く、2、3年、こうした傾向にあります。年度当初の希望は公立91.7%、私立3.6%に対して、結果は公立71.1%、私立15.6%となりましたが、公立、私立の進学枠がなくなれば公立がもっとふえるのではないかとの意見もあります。進路指導の基本は、生徒の個性を最大限伸ばせる道を共に考えることにあり、高校進学ばかりでなく就職や専門学校もまた、有用な道と考えます。進路決定は生徒にとっては大きな岐路であり、各学校とも真剣に取り組んでいます、とのこと。 幼稚園の3歳児入園希望者は、乙川、半田、成岩の各幼稚園で定員オーバーしている。どう解消する考えか、とに対して、平成3年度に宮池地区に幼稚園の建設を計画しており、半田、成岩地区では解消できると思います。乙川地区ではもう1園新設したいが難しい状況であり、直ちに解消はできないが、今後の園舎改築計画にあわせて増築を行っていきたい、とのこと。 野外活動センターが完成したが、実際に使用してみて反省点や改善したい点はあるか、とに対して、全体に利用は好調でした。今後の課題としては、バンガローの増設、水遊び場の整備、ハイキングコースの整備やシャワー施設の必要性等があり、また、夜間の管理体制を今後どうしていくかも地元と協議しながら検討していきたいと考えています、とのこと。 野外活動センターの国庫補助金は、当初3,000万円を予算化しながら、結果的には2,400万円しか得られなかった理由は何か、とに対して、国庫補助基準は、建設工事費1億4,316万6,000円に対して、3分の1、上限3,000万円であるため、限度額まで予算化し県の内諾も得ていました。しかし、国の補助枠以上の申請があり、愛知県の申請件数が多かったことから、一時はゼロ査定とする話も出たが、文部省に強く働きかけた結果、2,400万円に減額はされたが、補助を受けられることになりました、とのこと。 半田市の山車は、年々その評価と知名度を高めている。この山車を災害から守り伝えていくことは、我々の責務と考えるが市の考えはどうか、とに対して、山車やからくりを災害から守るためには山車倉、さやの耐震、耐火化及び稽古場の整備が必要と考えます。今、山車を再建しようとすれば、最低5億円くらいはかかると言われ、貴重な市民の財産であり、観光資源でもあります。半田市文化財保護条例では山車倉改修も補助対象ですが、現行基準では不十分であり、少なくとも県の補助基準までは引き上げたい考えもあり、今後、関係者の意見も聞きながら検討していきたい、とのこと。 南吉記念館建設事業の進捗事業はどうか。また、南吉の世界展が全国で開かれ、ゆかりの地を訪れる人もふえている。受入れ態勢をどう整備していく計画か、とに対して、南吉記念館については、現在、用地取得に当たっており、一部の宅地で難航していますが、できれば本年度中にめどを立てて平成4年度には完成させたい計画です。また、受入れ態勢については、南吉顕彰会で一定の整備は進めていますが、市としても今後、案内施設の整備充実やトイレ、休憩所の設置を行っていく計画です、とのこと。 市立図書館及び計画している分館の図書整備計画はどうか。また、図書の購入方法はどう行っているか、とに対して、本館の図書購入費は、63年度まで毎年増額してきましたが、現体制では現行の3,000万円が上限と考えています。今後は電算システムの開発を図って、一層の充実に努めたい。また、平成2年度建設予定の亀崎分館については、初年度3,000万円、約1万5,000冊でオープンし、その後は年間500万円程度で充実を図っていきたい。図書購入方法は、距離の関係から亀崎、乙川を除く市内7業者から購入していますが、分館完成後は市内全域から購入したいと考えています、とのこと。 福祉文化会館費中、施設管理協会への委託料で多額の不用額が生じたのはなぜか、とに対して、不用額の主なものは光熱水費です。63年度は実質初年度であり、実績数値がなく、特にガス代では老人入浴施設の使用料やソーラーシステムの能力を見込むことが難しかったためです、とのことでした。 次に、特別会計について申し上げます。 下水道事業では、工事に伴ってどのような問題が生じているか。また、現時点での完成年度はいつごろと見込んでいるか、とに対して、苦情としては、工事が営業の支障になるとか、各所での交通渋滞に対するものが最も多く、十分配慮して実施に当たっています。また、事業に直接かかわるものとしては、他人の土地を通過しなければ家庭に配管できない場合、その地主の承諾が得られないとか、低地にあるため、本管までうまく排水できないとかの問題があります。これらについても、市として積極的に対応して解決を図っています、とのこと。 私道しか接続道路がない家庭に下水道を布設したいが、地主の承諾が得られず、また、私道を個人で買うこともできない場合はどう対処するのか、とに対して、まず、地主に市へ寄附採納を進めます。それが無理であれば事例にもよりますが、下水道管理道路として市が買い上げねばならない場合もあります、とのこと。 下水道事業における市債、公債費はどの程度を目安に置いているか、とに対して、国庫補助対象事業における財源割合は、国費50%、市債44%、一般財源6%と定めています。特に市債は直接影響する使用料との均衡も考えて長期計画を立てています。また、公債費は63年度3億1,500万円余であり、今後さらに増加しますが、使用料収入からみて10億円程度が上限と考え、それ以内にとどめた財政収支計画を立てていきたい、とのこと。 下水道事業の拡大に伴って、これに対応できる職員体制の強化が必要と考えるが、どうかとに対して、元年度に3名増員し、現在24名の体制です。今後、汚水整備では、人員と能力の増強を図り、雨水整備では3か所の大型排水ポンプ場建設に伴う職員を必要とすることから、来年度は大幅な増員を求めていきたい、とのこと。 モーターボート競走事業における収益金の使途配分の方針はどうか、とに対して、モーターボート競走法第20条の2では、「住民福祉の増進を図るためにあてる」とあり、本市では昭和39年の競艇再開時に、主に土木費にあてることを基本とし、特に収益が多い年度には教育費等へも配分しています、とのこと。 国民健康保険事業は、前年度に引き続いて63年度も黒字決算となり、その額は支払準備基金積立金を含め5億5,000万円余、加入1世帯当たりにして約5万円にもなる。国保税を引き下げ、低所得者に負担の少ない税体系にかえる考えはないか、とに対して、実質単年度収支の黒字額は、62年度の4億円余に比べて、63年度は1億6,000万円程度に低下しています。医療費の動向は予測しがたく、元年度上期は前年比で5%増加しています。少なくとも3年先まで収支計画を立てた運営が必要であり、現時点では国保税を引き下げる考えはありません。しかし、現行の所得割案分方式は、ただし書き方式に比べて低い所得額で最高限度額の39万円に達するため、低所得者の負担が少なく、納付しやすい賦課方式に変更したいとして、現在検討を進めています、とのこと。 北部墓地事業の使用料収入は、償還金利子にも満たない額である。環境整備の立ち遅れが不人気の原因と考えてるがどうか、とに対して、償還金利子分を次年度の使用料に転嫁する計画ですが、何とか値上げは避けたいと思います。過去、全区画を南向きにすることも検討しましたが、使用料が高くなることから中断しています。御指摘のとおり、環境整備は遅れているため、現在西側進入路の拡幅、緑化を検討しており、今後整備に努力していきたい、とのことでした。 次に、認定第2号について、主な質疑を申し上げます。 半田病院は、知多地域の基幹総合病院として一層の充実向上が望まれるが、今後の中・長期的整備計画はどうか、とに対して、中期計画としては、ICU、CCUの機能整備のため2億5,000万から3億円で腎破砕装置、8億5,000万円で血管撮影装置の購入を予定し、また現在、杉石病院に頼っている磁気検査装置を3億円で導入して医療の高度化を図りたい。長期計画としては、今後、厚生省が進めようとしている病院の機能分類化で半田病院が急性期病院に位置づけられるよう、救急医療システムの確立等を計画しています、とのこと。 県下の市立病院と比較して、半田病院は1人当たりの薬品費は高く、平均入院日数は短いのはなぜか、とに対して、呼吸器障害や心臓病等急性期患者の治療に重点に置いているため、慢性期患者の多い病院に比べて入院日数は短くなり、高価な医薬品を使用することから薬品費が高くなっていると考えます、とのこと。 内科予約診療制度を導入したが、なかなか予約どおり進まず、医師への負担も大きくなり、逆に診療の支障になっていないか、とに対して、医師1人につき1時間当たり10人から16人の診察で予約を組んでいますが、難しい点もあります。医師、患者ともに満足できる診察を行うには、現在の患者数が半減しなければできないと考えています。しかし、来院する患者をすべて診察することも医師の責務であり、その点からすれば予約制は多少なりとも有効と考えます、とのこと。 看護婦の超過勤務時間は多く、依然として過酷な勤務体制である。どう解消していく考えか、とに対して、病棟の夜間勤務体制は準夜勤務3人、深夜勤務2人の体制ですが、急患や手術等、緊急突発的な事態に即応するにはどうしても超過勤務や人手不足は避けられません。随時、看護婦の募集を行い、内部での人員調整も行っていますが、大変苦慮しています、とのこと。 中国南通医学院附属医院からの研修医受け入れは、今後も同様に継続して計画か、とに対して、研修医は、日本語や生活様式を習得するのに時間がかかり、受け入れる側もかなりの負担となるため、今後は1年交代で1名から2名の派遣を行い、性別も男女いずれかでそろえることとしました。また、これとは別に、中国側からは、特殊部門で1週間程度の派遣研修をさせたい希望が出ています、とのことでした。 次に、認定第3号について、主な質疑を申し上げます。 水道事業会計は、59年度に料金改正をして、以後、毎年黒字決算を続け、63年度では給水収益の9.2%にもあたる1億4,200万円余の当年度純利益をあげた。水道料金を値下げする考えはないか、とに対して、経営の好転は、給水戸数や給水量の増加による部分も大きい。水道事業は、節水等、予測不可能な要因をかかえており、61年度は148日間の節水で8,192万円余の減収となりました。今後、大規模な改良工事も計画しており、現状では値下げする考えはありませんが、経営努力により値上げは極力回避していきたい、とのこと。 水道有収率は92.56%と、前年度に比べて4.07%も向上した。理由は何か、とに対して、石綿セメント管布設替工事の進捗率が44.84%まで進んだことや、下水道工事に伴って、幾つかの漏水箇所が発見されたことによる漏水率の低下。また、節水がなかったことや需要がふえたことから、配水量の伸びに比べて給水量が大きく伸びたことなどが要因と考えています、とのこと。 経営は好調であり、企業債の繰上償還を積極的に進めるべきと考えるがどうか、とに対して、63年度は2,700万円の繰上償還を行いました。政府資金は年次の古いものから、公庫資金は利率の高いものから繰上償還することとしており、その場合、当該年度中に新たな起債をしない、繰上償還額以上の減債積立金を保有していることが条件です。そのため、本決算の認定後に9,000万円を減債積立金にあてる計画であり、さらに努力していきたい、とのこと。 収益的支出の不用額率は、2.1%と一般会計に比べて高いが、要因は何か、とに対して、不用額の主な理由は下水道工事が関連して予定工事ができなかったことと入札差金です。水道事業は、市民要望に即応するため、若干余裕を持った予算を組んでおり、不用額も多少多くなると思います、とのことでした。 さらに、認定第1号の一般会計決算と認定第2号病院事業決算にかかわる質疑として、63年度の病院事業会計への出資金は、全額カットされた。半田病院は地域住民の健康を守る中核病院として、医療の充実向上はもちろん、駐車場問題や看護体制の確立等、緊急課題も多い。これらの課題を早急に解決するためにも出資金はカットすることなく安定的に出資すべきである。財政当局の考えはどうか、とに対して、半田病院への繰出金に対する基本的な考えは、62年度決算審査時に回答した内容に変更はありません。収益的収支に関係する補助金は、毎年、大幅な黒字が続かない限り、これをカットすることはしません。しかし、出資金については、資本的収支差を補填する財源があって、補填可能であればカットしていく方針です。 現在、半田病院の流動資金における現金預金は十数億円あり、これは本来、減価償却費として今後の病院新改築や医療機器更新にあてていくべき資金ですが、現時点では、これを直ちに取り崩すこともない状況であるため、これを財源として補填することは可能と判断しており、また、病院事業会計予算第4条では、「資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、過年度分損益勘定留保資金で補填するものとする」とあることから、こうした措置をとりました。また、一般会計においても、数多くの市民要望を抱えており、これらに応える財政運営を図っていかねばならないことから、今後もこうした病院経営の状態が続けば、引き続き出資金はカットしていきたい。しかし、資本的収支は、医療機器購入や医療システム開発等に関係する勘定であり、出資金カットにより医療サービスに支障のないよう十分配慮した上で措置しており、現実にそのような支障は生じていないと判断しています。 病院駐車場問題は、このことに関係なく政策的課題として検討しており、有料化も含めてさらに研究していきたい。 また、看護婦、職員体制の改善と確立には努力していますが、これは収益的収支にかかわる問題であり、これに対する補助金は全額交付していることからカットの影響はありません、とのことでした。 以上のような質疑を行ったのち、討論はなく、出席委員7名で挙手により各決算の認定について採決を行いました。 まず、認定第1号については、一般会計と10特別会計に分割して採決したところ、昭和63年度半田市一般会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の2決算については、それぞれ賛成多数をもって認定することに決しました。 また、昭和63年度半田市中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市土地取得特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市学校給食特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市食肉センター事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市下水道事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市モーターボート競走事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市老人保健事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市農業共済事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市北部墓地事業特別会計歳入歳出決算、以上9決算については、いずれも出席委員全員をもって認定することに決しました。 次に、認定第2号昭和63年度半田市立半田病院事業決算については、出席委員全員をもって認定することに決しました。 次に、認定第3号昭和63年度半田水道事業決算については、賛成多数をもって認定することに決しました。 以上、御報告申し上げます。             (降壇) ○議長(竹内一君) 暫時休憩いたします。            �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「               午後3時21分 休憩               午後3時33分 再開            �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 ○議長(竹内一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 以上で各委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第99号、第108号、認定第1号、第3号について、討論の通告がありますので発言を許します。 11番 土井勝己君の登壇、発言を許します。             〔11番 土井勝己君 登壇〕 ◆11番(土井勝己君) 私は、ただいま上程中の各案件のうち、議案第99号半田市職員の給与に関する条例の特例条例の一部改正について、第108号知多地区農業共済事務組合の設立について及び認定第1号昭和63年度一般会計歳入歳出決算、半田市国民健康保険事業歳入歳出決算、認定第3号半田市水道事業決算の認定に反対し、その見解を申し上げます。 まず、議案第99号は、職員の給与1号引き下げの関係の法案です。政府は臨調行革による自治体攻撃の中、ラスパイレス指数を口実に地方自治体職員の給与に干渉を行ってきました。本市は、県下の市の中でラスパイレス指数は中位にあったわけで、他市に先がけて引き下げる理由はなかったなか、1号引き下げを強行したものであります。 次に、第108号知多地区農業共済事務組合の設立について申し上げます。 共済事業の広域事務組合化は、行政事務の効率化の名による市民サービスの切り捨て、受益者負担の強化を目指す臨調行革攻撃の推進の立場から始まったことを申し上げなければなりません。したがって、行政の効率化の名のもとに職員を減員してきていること。また、説明では職員が専門的になるとか、コンピューターの導入などで処理能力が向上すると発言していますが、一点集中主義は、全農家とのつながりが希薄になることは明確であります。同時に、派遣職員は3年をめどに異動を考えているとのことですが、専門職としての考えからすれば矛盾していることは言うまでもありません。 農業共済は、農家の経営を守り、発展を助ける目的を持っていると考えますが、この目的から離れ、損害保険事業へと移行する懸念とともに、農家サービスを忘れていく恐れが心配されます。農業の発展を考え、共済事業の充実を望むなら、農業つぶしの政治を改めることが専決であります。 引き続き、63年度決算の認定について申し上げます。 日本共産党は、自民党政府の公約違反の消費税の導入、リクルート、名電工事件に見られる金権腐敗政治、こめ輸入自由化による食料品の需給率の低下と農業つぶしの政治を3大悪政として批判して反対してきました。 消費税導入後、初の国政選挙、参議院選挙は国民多数の反対の中、消費税を強行可決した自民党の過半数割という大敗北によって、長年にわたる国会での自民党の独裁政治の土台を大きく揺さぶりました。そして、現国会開催の中、参議院において消費税廃止法案の可決されたことに示されるように、政治を国民が動かすことのできる日本の近代政治史の上で画期的な展望が開けたと言っても過言ではないと考えるものです。 しかし、自民党海部内閣は、国会でも論議されている中でも明らかなように、消費税を廃止する考えはないと国民に真っ向から挑戦し、参議院選挙への国民の批判を無視する居直りを続けています。 消費税を導入された国民の負担は、日本生活協同組合連合会が4月から9月まで取り組んだ消費税額調べの調査結果によれば、1世帯平均家族数3.8人の1か月の消費税負担は、平均8,023円にものぼり、大蔵省などの当初予測の2倍近くになっていることが明らかになってきています。年末年始に向けて、この数字がより大きくなることは言うまでもありません。また、消費税は年金生活者、母子家庭など、低所得者ほど収入に対する負担割合の大きい逆進税制であることは御承知のとおりであります。 自民党政府は、見直し論によって消費税を定着させようとしていますが、参議院で示された国民の審判に従うことが国会と政府の義務であり、憲法の精神からも許されないと考えるものであります。この政府自民党の国民いじめの政治から、地域住民の命と暮らしを守る地方政治の実現こそ、自治体に課せられた責務であると確信をしています。この立場から、まず初めに一般会計歳入歳出決算について申し上げます。 まず、歳入の個人市民税、法人市民税、固定資産税、都市計画税のうち、62年度決算と63年度当初予算・決算等の状況から述べます。個人市民税は62年度決算43億7,066万6,000円に対し、63年度は所得減税等の不明確な点があることなどを考慮したとして、43億2,202万1,000円の、伸び率98.89%と前年度より減額して見込んでいます。しかし、決算では44億9,495万5,000円と、62年度決算に対して102.68%、63年度予算には104.0 %と、大きく伸びています。 法人市民税は、62年度決算は、19億5,195万2,000円に対して、63年度は景気の高揚を見込み113.5%の22億1,562万6,000円の当初予算を組みましたが、決算では21億9,945万円と当初予算の99.27%に終わりました。 固定資産税は、62年度決算の50億9,621万円、63年度決算は53億2,241万3,000円と104.44%と伸びています。 都市計画税では、62年度決算額9億3,990万2,000円に対して、63年度当初予算は100.3 %と見込んでいたところ、決算額は9億7,549万7,000円と103.79%に伸びてきています。ここで言えることは、法人市民税は大企業に対しては57年度3億7,000万円余、58年度には1億2,000万円余の減額補正に見られるように、景気の動向を理由に法人市民税を大まけするとともに、多額な内部留保資金を優遇するなど、大企業本位の税制がとられているのに対し、市民にはわずかな賃金の引き上げや預金にも容赦なく課税されること、また固定資産税や都市計画税は、土地の評価替えによって毎年、税金が引き上げられている点であります。私は、過去にも要求してきましたが、大企業に対する適正な課税制度の創設とともに、勤労市民に対する大幅な減税と土地の評価替えの中止及び生活基盤としての固定資産税に対する減額制度の拡充を行って、市民生活を守ることだと考えます。 また、この中でもう一つの問題は、適正な税収の把握の問題です。特に固定資産税、都市計画税は、減免制度の拡大など、税制改正がない限り、もう少し正確な税収の見込みが立てられるといえます。当初予算計上によって住民要求に応えるべきであります。 2つ目は、国庫支出金についてです。臨調行革の名によって、63年度2億3,700万円余が削減され、60年度カット実施以来、8億6,000万円を上回る多額な補助金がカットされています。この自民党政府による地方自治体いじめの政治は、住民要求の実現に大きな障害となっているだけでなく、住民負担の増加につながることは明白であります。より強力な反対運動が必要です。 3つ目は、病院事業会計への繰出金のうち、出資金について申し上げます。 昭和60年度以降、63年度までに病院事業会計の黒字を理由に、地方公営企業法及び通達による算定基準額9億3,269万8,000円のうち、65.5%に当たる6億1,046万7,000円が減額されています。特に63年度は算出基準額の全額が削減されるに至っています。半田病院は、知多半島の中核病院として、市民はもとより近隣市町民からも期待は大きく、また本年から文教委員会において調査研究を進めているオープンシステムの導入に向けて高度医療機器及び施設の充実はもちろん、駐車場の整備、業務窓口等の改善の要望は大きく、施設整備促進の立場からも出資金のカットは認められません。 第4点目は、国民健康保険特別会計への繰り出しについて述べます。 62年度に比べて負担区分で大幅に削減されているのが高額療養費4,448万3,000円と、福祉医療波及分6,172万7,000円です。繰出額全体から見ても、62年度に比べ1億966万8,000円と多額な減額となっています。新制度として63年度は保険基盤安定制度ができ、5,145万1,000円が支払われていますが、なお、5,833万7,000円、前年度より少ない繰出額になっているわけです。保険制度改正のたびに加入者の負担が大きくなる、このような改悪は許せません。国保への国庫補助率の引き上げこそ保険基盤安定の道であります。 次に、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。 国民健康保険税は、58年度より62年度まで、毎年引き上げられ、加入者の平均負担額は、1世帯平均で1.53倍増加しています。その結果、62年度は3億8,900万円余の大きな黒字を生み出し、加入者に過大な負担を押しつけています。63年度も3億9,394万2,000円の黒字決算になっています。62年度支払基金を含めた黒字は55億4,300万円を超え、この金額は1世帯平均年額の30.92%にあたります。国保会計の2年連続の黒字は、加入者負担の強化によるものであり、特に年金生活者など、低所得者の加入が多い国保会計での大きな黒字は認めることができません。保険税の引き下げによって加入者の負担の軽減を図るべきであります。 最後に、水道事業会計について申し上げます。 昭和59年度料金改正以来、毎年黒字決算を続け、63年度も昨年を倍する1億4,219万4,000円と給水収益の9.2%にあたる黒字決算になっています。このことは料金改定が市民に過大な負担を押しつけている現れであります。消費税の導入で3%の転嫁が論議されてきたわけですが、それを上回る利益になっているわけです。自治体によっては、水道料金の値下げをして消費税に対応したところもあるわけです。私は、消費税について、市政運営の重大な柱であり、63年度中にどのような論議されたかお尋ねしたところ、63年度決算には数字上、現れないとのことで答弁がありませんでした。市政運営で次年度に向けて論議された問題は非常に重要な内容であると考えます。9%を超える黒字が見込まれる中で、消費税には当然対応ができると考えるわけであります。 以上申し上げ、3決算の反対討論を終わります。               (降壇) ○議長(竹内一君) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより日程の順序に従いまして採決をいたします。 議案第84号、第85号、第86号、第87号、第88号、第89号、第90号、第91号、第92号、第93号、第94号、第95号、第96号、第97号、第98号、以上の15議案を一括採決いたします。 各議案については原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第84号から第98号までの15議案は原案のとおり可決いたしました。 議案第99号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。               〔賛成者挙手〕 ありがとうごさいました。挙手多数であります。よって、議案第99号は原案のとおり可決いたしました。 議案第100号及び第101号の2議案を一括採決いたします。 両議案については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第100号及び第101号の2議案は原案のとおり可決いたしました。 議案第102号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第102号は原案のとおり可決いたしました。 議案第103号、第104号、第105号、第106号、第107号、以上の5議案を一括採決いたします。 各議案については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第103号から第107号までの5議案は原案のとおり可決いたしました。 議案第108号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。                〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。挙手多数であります。よって、議案第108号は原案のとおり可決いたしました。 議案第109号、第110号、第111号、以上の3議案を一括採決いたします。 各議案については原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第109号から第111号までの3議案は原案のとおり可決いたしました。 次に、認定第1号については、各会計ごとに部分採決いたします。 初めに、昭和63年度半田市一般会計歳入歳出決算を採決いたします。 本決算は認定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                〔賛成者挙手〕 ありがとうごさいました。挙手多数であります。よって、本決算は認定することに決しました。 次に、昭和63年度半田市中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市土地取得特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市学校給食特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市食肉センター事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市下水道事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市モーターボート競走事業特別会計歳入歳出決算を一括採決いたします。 以上の6決算は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、以上の6決算は認定することに決しました。 次に、昭和63年度半田市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 本決算は、認定することに賛成の諸君の挙手を求めます。               〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。挙手多数であります。よって、本決算は認定することに決しました。 次に、昭和63年度半田市老人保健事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市農業共済事業特別会計歳入歳出決算、昭和63年度半田市北部墓地事業特別会計歳入歳出決算を一括採決いたします。 以上の3決算は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、以上の3決算は認定することに決しました。 次に、認定第2号を採決いたします。 本決算は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、認定第2号は認定することに決しました。 次に、認定第3号を採決いたします。 本決算は認定することに賛成の諸君の挙手を求めます。               〔賛成者挙手〕 ありがとうございました。挙手多数であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。 請願第5号を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、請願第5号は採択と決しました。             �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 △日程第34 意見書案第6号 私学助成の強化に関する意見書の提出について ○議長(竹内一君) 日程第34、意見書案第6号を議題といたします。 議会運営委員長の北村明彦君から提案説明を求めます。 ◆議会運営委員長(北村明彦君) ただいま上程されました意見書案第6号について、提案説明を申し上げます。 本案は、国及び県に対して、私学への助成を一層強化されるよう要望する意見書を提出したいとするもので、文案についてはお手元に配付したとおりであります。 何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。 ○議長(竹内一君) 提案説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 よって、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第6号については、会議規則第36条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので討論を省略し直ちに採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、意見書案第6号は原案のとおり可決いたしました。             �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 △日程第35 監査報告第2号 定例監査報告 ○議長(竹内一君) 日程第35 監査報告第2号を議題といたします。 柴田監査委員の報告をお願いいたします。            〔監査委員 柴田四郎君 登壇〕 ◆監査委員(柴田四郎君) ただいま議題となりました平成元年監査報告第2号定例監査報告について申し上げます。 地方自治法第199条第3項の規定に基づき定例監査を実施いたしました。この結果は同条第8項の規定により既に議長のお手元へ提出してあり、その写しが議員各位に配付されていますので、その概要を簡潔に申し上げます。 監査の結果、いずれも事務処理状況はおおむね良好と認めましたが、以下、指摘事項及び所見を要約して申し上げます。 初めに、本年9月28日に監査を実施した総務部行政課、財政課及び9月29日に行った企画課については、各課ともに備えつけ帳簿の一部に不備な点が見受けられたので、整備するとともに適正に処理されるようお願いいたします。 次に、本年9月29日に監査を実施した市立半田病院については、備えつけ帳簿のうち、不備のあるものが見受けられたので、関係の規則や規定により整備と処理されるようお願いいたします。 次に、民生部については、本年10月9日に福祉課及び児童課、10月11日に保健センター及ひ老人ホーム、、デイサービスセンター、10月27日に岩滑北保育園及び修農保育園、10月30日に有脇保育園及び平地保育園、10月31日に白山保育園の日程により、それぞれ監査を行いましたが、福祉課、児童課、老人ホーム、デイサービスセンター及び保育園については、備えつけ帳簿のうち不備な点が見受けられたので整備するとともに、適正に処理されるようお願いいたします。 なお、福祉課については老人福祉センターの利用について、老人クラブのバス利用による施設の有効利用を望み、児童課についてはちびっこ広場の活用について抜本的な検討を望むものであります。 保健センターについては、市民の健康管理上、成人病検診の対象者全員に健康手帳を配付されるよう検討を望みます。 また、保育園については事務連絡を効率的に行うため、各保育園等にファックスを導入されるよう要望するとともに、園の安全管理上、防犯ベルの設置について前向きに検討されるようお願いいたします。 次に、本年11月14日に監査を実施した環境経済部交通公害課及び商工課については、両課ともに備えつけ帳簿に不備な点が見受けられたので、整備するとともに適正に処理されるようお願いいたします。 なお、商工課については、商工振興資金等の貸し付けにかかわる預託金を、現状に見合ったものとするよう検討をお願いいたします。 次に、本年11月15日に監査を行った市長公室秘書課については、備えつけ帳簿のうち、一部不備な点が見受けられたので整備されるようお願いいたします。 以上が監査の概要でありますが、指摘事項については担当部署において、適切かつ速やかに処理し、また、所見については積極的に対応されるよう望むものであります。 以上で報告を終わりますが、詳細につきましては定例監査報告に記載してありますのでお目通しいただきたいと存じます。議長におかれましてもよろしくお取り計らいくださるようお願い申し上げまして報告を終わります。               (降壇) ○議長(竹内一君) 監査委員の報告は終わりました。 御質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 よって、監査報告第2号は了承することにいたします。 これにて、今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。 よって、平成元年第8回半田市議会定例会を閉会いたします。           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「              午後4時08分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成 1年12月15日           半田市議会議長  竹内一           半田市議会副議長 山口信三           会議録署名議員  岩橋昌彦           会議録署名議員  石川勝彦           会議録署名議員  榊原昇...