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12月07日-02号

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  1. 半田市議会 1989-12-07
    12月07日-02号


    取得元: 半田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成 1年 12月 定例会(第8回)             平成元年12月7日 午前10時00分開議1.議事日程(第2号)日程第1 市政に関する一般質問2.出席議員は次のとおりである(30名)   1番  坂元寛君            2番  石垣藤九郎君   3番  坂野義幸君           4番  北村明彦君   5番  新美舜三君           6番  榊原忠次君   7番  木湯春雄君           8番  岩橋昌彦君   9番  杉浦武雄君          10番  竹内一君  11番  土井勝己君          12番  篠塚源太郎君  13番  村山義信君          14番  本美正雄君  15番  榊原孝子君          16番  後藤昌紀君  17番  石川明君           18番  石川勝彦君  19番  山口博己君          20番  伊藤守彦君  21番  大橋俊雄君          22番  柴田四郎君  23番  鈴木接士君          24番  大河原鋭治君  25番  近藤昭君           26番  竹内勝彦君  27番  山口信三君          28番  榊原昇君  29番  山本善久君          30番  新美良橘君3.欠席議員は次のとおりである(なし)4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(23名)  市長     山田耕市君    助役      竹内恒夫君  収入役    沢田登君     総務部長    盛井祐治君  市長公室長  榊原甲二君    民生部長    竹内譲君  環境経済部長 望月茂君     建設部長    近藤武司君  開発部長   石田勝茂君    病院事務局長  岡本良之君  水道部長   榊原充君     企画課長    榊原伊三君  財政課長   若山尚一君    行政課長    井上隆君  商工課長   今川克久君    清掃事務所長  山本弘君  都市計画課長 高井明義君    病院業務課長  杉浦義夫君  収入役室長  新美治郎君    教育長     山本勝君                  教育委員会  教育次長   榊原幸作君            榊原芳夫君                  総務課長  社会体育課長 新美俊彦君5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)  議会事務局長 大高健佑君    同次長     佐々木昭臣君  同主査    清沢吉徳君    同主査     森下武博君  同主任    藤本哲史君    同書記     坂元照幸君           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「               午前10時00分 開議 ○議長(竹内一君) おはようございます。 ただいま出席議員30名であります。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、よろしくお願いをいたします。           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 △日程第1 市政に関する一般質問 ○議長(竹内一君) 日程第1、市政に関する一般質問を継続して行います。 15番 榊原孝子君の登壇、発言を許します。           〔15番 榊原孝子君 登壇〕(拍手) ◆15番(榊原孝子君) 議長のお許しを得ましたので、通告のごみ急増と資源再生対策についての質問をさせていただきます。 最近のコピー機や小型容器の普及のつけによるごみ急増の問題のことですが、昨年、日本国内で出荷された複写機は、約59万台と、この10年に3.7 倍にもふえ、年間の複写機数はA4判に換算して、なんと662億枚にも及び、その複写に利用されている出版物は年間3,700万冊にのぼるとのこと、そのため、コピー天国日本にやっと歯止めがかかり、複写権料の徴収を代行するセンターの発足が決まり、出版社を不法コピーから保護する新たな権利もできることとなったようであります。そうした中で、こうした中央での問題を取り上げるつもりではありませんが、コピー機器や、最近とみに増加してきたプラスチック等の小型容器の普及によるつけとしてのごみ急増対策であります。名古屋市内をはじめ、大都市を中心に、ごみの量がハイピッチでふえており、特に紙のごみが目立ってきたということで、第一次、第二次にわたる石油ショックの後、横ばい傾向であったごみの排出量は、61年暮れごろから再びふえ始め、本年度に入っても予想を上回る増加が続いており、ごみの中身で紙類やプラスチックなどの比率が高まるなど、消費や経済構造の変化の反映とでも言いましょうか、質の変化、中身の変化があると思います。 特に、企業のOA化、コピー機器の普及などによる紙の消費量の増加は、62年度で前年度より16.6%の増加に達し、大都市では悲鳴をあげておると聞いております。消費の裏返しとして、廃棄物を見ますと、豊かと言われる先進国日本も、果たして文化国家と言えるか疑問になってきています。捨てる前に転用できないかを考え、限りある資源を有効に活用して、最後に捨てる、このよき習慣がすっかりすたれ、まだ十分使えるものも安易に捨てることで大量消費社会を形成しています。最近叫ばれてきている環境破壊とか、環境汚染という言葉が流行しているように、ごみ処理場に持ち込まれる廃棄物の10%以上は熱帯雨林を破壊して輸入した原木を原料にしたものだと言われています。したがって、生活者自身、そして生産者、加えて行政が自然とのかかわりで消費生活を再認識すべきであると考えるからであります。 幸いにも、当市は現在総額48億9,000万もの予算を計上し、ごみ施設の建設に着手、進行中でありますが、決してこのままでは将来に向かって安心と言える状態ではないものと考えます。そうした現状の中で、紙類は資源ごみとして、びん類や空カンの類と同様に、その収集方法の検討のうち、市民への協力をお願いしながら、改めて対策を考慮していただきたく、お伺いするものであります。紙類だけでなく、アルミ缶等は再利用が大きな省エネ効果をあげていることは立証済みであり、ちなみにアルミ缶の回収率は全国で41.5%で、大阪府と埼玉県の全世帯数、およそ466万世帯の1か月分の電力使用料が節約できた計算になると言われております。 返却時にお金を返すデポジット方法での缶、びん、乾電池の処理など、今すぐできること、一つ一つ実践していく行政側の指導を望みたいのであります。 このところ、豊橋で開かれた全国の都市清掃会議で、会員となっている市町村には企業が作成する文書に再生紙を使用する申し合わせを採択しておりますが、半田市はその会員になっているのでしょうか。 急速に進むOA化に伴う紙のごみ急増や、森林破壊などの環境の問題の面から、可能な限り再生紙を使用すること。また、官庁内から発生する不要の紙類についても、資源として再利用できるよう工夫するとのこと、また既に名古屋市の環境事務局では、コピー用紙を従来の上質紙から古紙再生紙に切り替えて3か月がたち、定着しつつあるそうですが、当市におけるそれら対策をどのようにお考えか、お尋ねするものであります。 また、最近、感染性廃棄物という言葉で話題を呼んでおります医療機関から出るごみ対策のことでありますが、注射針や透析機器など、血液が付着してB型肝炎やエイズなどに感染の恐れのある感染性廃棄物は、当市では市立病院をはじめとするすべての医療機関から出るごみは、概算どれほどあって、どのように処理がなされているのか、お伺いするとともに、厚生省が指導する家庭ごみとは区分がされているのか、焼却などにより滅菌してから処理されているのか、また、医療機関に適切な処理管理者などを置く指導をされておられるのか、合わせてお伺いいたします。 ここで、改めて俗にごみ類の中での資源ごみと言われるものへの収集対策を問うものであり、区や子供会等への有価資源回収報奨金の交付等を実施していることは承知しておりますけれども、先ほどから申し上げている資源ごみの増大していくこれから先、適切な回収方法の中で、さらに推進方法として、6月議会において私の消費者教育の問題の質問に対しての御回答として、教育長さんが、児童生徒に対する教育方針として、ものの大切さという主題を掲げておられました。ここで今回申し上げております資源再生もそれにあてはまる教育問題であると考えます。したがって、子供さんをはじめ、一般市民も含め、いろいろな形態、いろいろな組織を動員してでも資源の大切さを教育しながら、再生のための方策を立て、行政としての確たる指導方針をお伺いしたいと思います。 収益をあげ、資源の再生ができるならば、一般市民も決して協力を惜しむものではないと確信いたします。まちづくりから人づくり、そしてコミュニティーづくりまで発展するような対策を御検討していただいて、積極的かつ前向きな御回答をお願いして、壇上からの質問を終わります。             (拍手・降壇) ◎環境経済部長(望月茂君) それでは、私からごみの関係についてお答えを申し上げます。 御質問にお答えをする前に、若干ごみの状況について申し述べますが、ごみの量は昭和60年前後から、全国的に始まっております。この増加というのがどうしてかということで、国がいろいろ調査をした結果を見ますと、昭和59年度を100とした場合、昭和63年度において東京都が126.1%、名古屋市は107.9%、半田市の場合は115.8%となっております。これだけごみがふえてきたということであります。このごみの急増原因としては、まず第1に、内需主導型の好景気で、特に事業系のごみの増加にあります。これをさらに分析をしました東京都の結果でありますが、千代田区の大手町とか丸ノ内など、オフィス街にございます133棟のビルを対象に廃棄物調査をしたわけでありますが、この地区から出たごみの量は、年間5万7,700トンもあります。この地区は千代田区全体の面積の11.3%でありますが、ごみの排出量は区全体の31%を占めておりまして、ごみの組成では紙類が49.4%を占めておりました。内容的にはコンピューターの記録紙やコピー用紙など、情報用紙が多いと伺っております。 一方、紙を生産する側として、日本製紙連合会の話によりますと、昭和63年度の生産量は2,462万トンでありまして、前年比の9.3%の増であります。特に情報用紙の伸びが著しいようであります。例えばコンピューター記録紙の生産量は、61年度は前年比7.3%の増、62年度は18.2%の増、63年度は25.0%増と、加速度的に増加をしておりまして、コピー用紙なども毎年10%台以上の伸びで、昨年度は52.2%もふえておると、こういう結果であります。以上のように紙需要の増加として、円高による安い紙の輸入増、それから上質紙需要の増大によりまして、古紙、いわゆる古い紙の需要が伸びず、紙ごみの増加に拍車をかけているものであります。 それでは、御質問のお答えを申し上げますが、まず第1点目の、紙類を資源ごみとして、びんや空カン類と同様に収集方法の検討並びに対策についてはどうかと、こういうお尋ねでありますが、本市は昭和57年度から資源ごみの回収を実施しておりますが、昭和57年度の資源ごみの回収は918トンで、全ごみ量の4.1%でありまして、このうち紙類は733トンとなっております。これは全ごみ量の約3.3%となります。63年度におきましては、この資源ごみは2,822トンを回収し、これは全ごみ量の約10.5%の実績でありまして、このうち紙類は2,222トンで資源ごみのうちの78.7%、全ごみ量の約8.3%となっております。なお、半田市有価資源回収事業にかかわる報奨金支給要綱により、新聞紙、雑誌及びダンボール紙については、かなりの量が廃品回収業者にわたっているものと思いますが、平成元年8月に日本資源事業共同組合連合会では、古紙回収非常事態宣言を出して、古紙リサイクルを訴えております。激増する紙の使用量、低迷する市況、一向に拡大しない再生紙利用等が現状分析でありまして、特に増大が顕著であるOA関係用紙の回収は、必須、急務のことではなかろうかと存じますが、官民を問わず、事業所、事務所の段階におきまして、分別を徹底することにより、かなりの部分が回収されるものと考えております。 次に、デポジット方式によります缶類、びん類、乾電池の処理の行政指導の関係でありますが、デポジット方式は、当初欧米の一地域で採用されているというふうに私どもは聞いておりますが、日本におきましてもある観光地等で試行をしたようでありますが、やはりこれらがなじまず、それ以後、進展が見られないようであります。本市におきましては、空カンの清掃事務所での直接受け入れを本年度から導入したところでありますが、4月から10月までの実績ではアルミニューム缶で11トン650キログラム、約58万2,500個分であります。それから、スチール缶が約26トンで、これは52万3,700個分になります。びんについても従来どおりの方針で行いますが、乾電池につきましては、本年度から保育園、幼稚園を加えまして、市内103か所に回収箱を更新、設置をして拡充を図り、定期的回収コースを新たに設けまして、これにより回収されたものを一定量まで保管をしまして、北海道イトムカの処理施設へ委託して処理をしているところでございます。 以上、回収の関係についてお答えを申し上げましたが、本市においては、先ほども申し上げましたが、半田市有価資源回収事業にかかわる報奨金支給要綱の制度が定着しつつございますために、今後においてはこの要綱の充実、発展を図りながら、回収サイクルの短縮化等を各区をはじめ、地域市民団体へ働きかけまして、回収率の向上を図ってまいりたいと存じます。 なお、お尋ねの中に、半田市は全国清掃会議の会員かと、こういうことがございましたが、本市は会員でございますのでよろしくお願いいたします。 次に、啓蒙の問題でありますけれども、市報の掲載をはじめ、機会あるごとに展開をしているところでありますが、なかなか全市民の方々に御理解をいただけない部分がございますので、今後ともより一層、回収もさることながら、効果的な方法等も考えてまいりたいと思います。ごみ処理は何をさて置いても、一にも二にも市民の皆様一人一人に御理解と御協力をいただかなければ円滑なごみ処理ができませんので、今後におきましても地域の諸団体等を含め、啓蒙の強化に努めてまいりたいと存じます。 次に、感染性の廃棄物の処理対策の関係でありますが、市立半田病院をはじめとして、医療機関からのごみ量の概算等はどうかと、こういうお尋ねでありますが、まず排出量について申し上げますと、ごみ量は概算約150トンと推定をしております。これ医療機関からの排出量であります。昭和62年度中途におきまして、厚生省より通知がまいりまして、それを受けまして、半田市医師会に対しまして協力要請を行い、各医療機関に対しまして不燃物用のドラム缶を購入設置をしていただきまして、注射針等につきましては、缶などに封をした後、排出をするようにお願いをし、これを不燃物回収委託業者が回収をして本市の破砕工場で処理をしております。なお、半田病院につきましては、先ほどの150トンのうち、約90トン弱でありまして、全体の60%ということになりますが、これは直接病院側が処理場へ搬入しまして、そのうち注射針等は焼却をしたあと、最終処分場へ埋立処理を行っているところでございます。 それから、家庭ごみとの区分はどうしているかと、こういうお尋ねもございましたが、家庭ごみとの区分は、先ほど申し上げましたように、専用のドラム缶に医療機関が排出をしておりますが、平成元年11月13日付の厚生省からまいった、これは衛生局の水道環境部長通知でありますが、ガイドラインが示されましたので、これに従って適正に排出されるよう指導してまいりたいと考えておる次第であります。 しかし、感染性の廃棄物の大半が産業廃棄物に分類されるものが多いために、県、保健所の段階で一般市民の安全が脅かされないようなシステムが導入されるように働きかけをしてまいりたいと存じております。 それから、焼却による滅菌処理、処理管理者設置の指導についてはどうなっておるかと、こういうことでありますが、滅菌処理及び管理責任者の問題につきましては、今後、県、保健所等とも連絡を十分、従来よりも密にしながら、各医療関係機関の指導をしてまいりたいと、このように考えておりますので、以上よろしくお願いを申し上げます。 ◎収入役(沢田登君) 再生コピー紙の導入について、紙の購入は収入役室で物品調達基金を通して実施をしておりますから、私からお答えをさせていただきます。 先ほど壇上から榊原議員もおっしゃいましたとおり、コピー機器等の普及は、紙類使用量を急激にふやしていることは事実であります。本市の場合も昨年の上半期、本年の上半期を比較いたしますと、数量で149万7,000枚が63年度の上期の使用量であります。そして、本年の上期が261万5,000というふうに、1.7倍にも増大をいたしております。結果として、紙類のごみ増加につながっていることもおっしゃるとおりだと思いますが、やはり当面は、こうしたコピー機器普及で、安易に複写ができるということで紙の使用料の増大は極力、一人ひとりの職員に理解を求めて、大切な紙という利用方法を庁内的にお願いをしていきたいということが第1点でありますが、再生コピー紙の導入はどうかというのが御質問の趣旨でありますけれど、こういうお答えが適当かどうかわかりませんが、結論から申しますと、単価がまだかなり高いということなんです。それと、取り扱い店も比較的まだ限られているということであります。既に業者の方から一部取り寄せてはみておりますけれど、若干の紙質等に問題がないわけではありませんけれど、やはり結論は単価のコストの問題になると思いますので、ひとつの問題提起として、今後、全庁的に、どうあるべきかは検討させていただきたいと思います。 以上で十分なお答えになりませんけれど、お願いいたします。 ◆15番(榊原孝子君) 詳細にわたる御回答の中で、一応理解はいたしましたけれど、再質問させていただきます。 まず、第1点として、最近私、児童センターまつりに出席させていただきましたが、そこでは牛乳パックや空カンでずいぶん楽しい遊具ができておりました。また、たしか半田高校の学園祭であったと思いますが、空カンを使って大きなモニュメントなどをつくったりというニュースや、宮池小学校の5周年記念行事の造形展においても、「5周年」という文字を空カンで描き上げたと聞いております。こうした学校での教材や遊具に大いに取り入れていただいて、そういったことをきっかけに資源再生の精神も生かしながら、あらゆる団体や組織に呼びかけ、継続的な事業として行政指導を実施していっていただくお考えはないでしょうかということで。 また、2点目として、昨日、山口議員も質問をされました牛乳パックのことですが、牛乳パックを例にとれば、今全国的にあちこちで紙の再生に取り組んでいる団体がありますが、当市においても学校や各種団体と椎の木園とが手をつないで、再生紙の研究指導を行い、紙づくりをしていただき、初めは商品として通用しないかもしれないけれど、市はそれを助成してでも、それらを利用して市民への回覧用用紙とか、市民カレンダー南吉広告用紙、短冊、色紙または市独自の絵はがきや暑中見舞用はがき等、自分たちで集めて、自分たちでつくり、使うという感覚になれば、手ごたえや喜びも一段と増して、市民も協力を惜しまないと思いますが、そうした当局へのお考えをお聞かせ願いたいということです。 先ほどいろいろ紙についてのリサイクル、いろいろ聞かせていただきましたけれど、こんなような方法もとっていただけないかなということで、ちょっと2、3点、上げさせていただきます。 3点目としては、捨てる神あれば拾う神もあるというリサイクル活動も大いに進めていただきたいのですが、これも市民まつりや各種団体の催し物のときに、俗に蚤の市と言われるようなコーナーを設け、市民だれでも参加でき、捨てるにはもったいないものの利用重度市というですか、利用を重点においた市を開いていただく方策についても、どのように考えていただけますか。 4点目といたしまして、医療ごみ等のことですが、市場に出回る各種製品の開発技術が先行して、年々処理困難なものにふえてきているため、後手、後手にならない対策を考えていくべきだと思いますけれど、ここで話が少しかわるかもしれませんが、2,000年前の蓮の花が咲きましたというようなニュースは、生命力のすばらしさと2,000年前の人たちからの贈り物として、言い表せないほどの感動を私たちは受けるわけです。また、あちこちの古墳の発掘で、古代の人々がどんな生活をしていたのか、胸をどきどきさせながら一つ一つ大切に掘り起こしているわけですが、今のごみを2,000年とは言いませんが、何百年か後の人が大切に掘り起こしてくださったとき、そのころはもう注射針もいらないで注射できる時代になっているかもしれません。これは一体何に使ったんだろうと大切に掘り起こしてさわっているうちにエイズやB型肝炎になってしまったなんてことになったら、あまりにも20世紀からの贈り物として、申しわけないことになるのではないかと思います。きょうからでも、この件について御検討していただきたいと思います。 そして、最後の5点目として、この問題は行政の中ですべて解決するというものではない。住民に意識やモラルを訴え、協力していただかなければできません。お答えの中でも啓蒙をますます充実させていくというお答えをいただいてはいますけれど、そこで、すぐ訪れる今年度末の大掃除を迎えるときのごみ分別処理指導に対して、多少なりとも改善した方策をお聞かせいただけるかという5点について、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎環境経済部長(望月茂君) 再質問にお答えいたしますが、牛乳パックを使った遊具であるとか、空カンでつくったモニュメントであるとか、実例をお話をいただき、そういったものが学校指導とか、今後そういうところで子供たちに「ものの大切さ」を訴え、教える、そういう考えはどうかと、したがって、これは私が答弁するのはちょっと何かと思うんですが、当然これは私どもも「ものの大切さ」というものは、市民全体のものだというふうに思います。したがいまして、私どもが後ほどのお答えでいたしますが、こういうものがこういう方法で、例えば学校、保育園、幼稚園等でやれないだろうかというようなものをひとつ考える中で、担当の方とも十分お話をして、一遍研究してみたい、このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。特に空カンを使って、今いろんな、学校等、半田市以外のところでも大きなものを、壁画みたいなものを、この空カンでつくるなんていうのは、私も見て知っておりますが、非常におもしろいなあと思っておりますが、もう少し違う角度で子供たちが楽しむ中で、こういう勉強ができるというような方向も探ってみたいと思います。 それから、2点目でありますが、牛乳パック等で椎の木園等で再生をして、市民カレンダーや市独自の絵はがきをつくったらどうかと、こういうお話でありますが、非常にこれはいい御提案だと思います。実は、今たまたま博物館で小原和紙の加納 清展が開かれておりますが、先生にお伺いしますと、牛乳パックの紙は非常にいい材料だと、簡単にこれでパルプがつくれるので検討してみてもいいではないかと、こんなような、先生もお話ししておったわけですが、一度こういうものがどういう方法でパルプになり、どうやればものがつくれるかというようなことも、ひとつ先生等にも御相談申し上げる中で、一度担当と言いましょうか、学園であるとか、いろんなところで、子供たちが勉強する中で、こういうものが再生利用できるという方向も探ってみたいと思います。 それから、3点目が、リサイクルという関係で、要はごみの中に非常にもったいないものが捨てられておると、したがって、そういうものでひとつ市民まつり等々、いろんなイベントで蚤の市等はどうかと、こういうお話でありますが、これは非常に興味あるお話だと思います。 実は、前にもこの当議会で自転車の再利用という御質問がありまして、私、お答えをしておりますけれども、非常にもったいない自転車が破砕機にかけられて、鉄くずになってしまうと、こういう今、状況がありますが、何とかこれをひとつ利用して、もう一度使えないかということで、御提案の、実は当時、中国へというお話であったんですが、相手側とお話ししましたところ、ちょっと私の方ではいろんな事情で受け入れないということで、そんなことから後ほど市内の自転車業界の皆さんとお話しした折に、ひとつほいじゃあ、うちの組合で安く引き取って、安く市民に売ろうかと、あるいは駅等へ置いて市民に使ってもらったらどうかとか、いろんなお話がありますので、これらも含めて考えていきたいと思いますが、例えば電化製品なんかは、清掃事務所へ持ち込まれるものは、スイッチを入れるとすぐ動くぐらいのいいものがございます。何でこんないいものを捨てるんだろうなあと思っておるわけですが、やはり内需拡大、消費の美徳と言いましょうか、そんなところから、新しいものが出ると、すぐかえてしまうと、こういう状況がありますが、今後はこういうものの大切にと、ものを大切にしようという運動も含めて、ひとつこのリサイクルの方法等も考えてみたいと思います。できれば来年の市民まつりにひとつどういう市の名前かは別として、おもしろいものがそこで展示でき、販売され、そうしたお金がまた市民のために使われるというようなことの方向も探ってみたいと思います。 それから、4点目の、この医療ごみの関係で、2,000年前の蓮の花を例にお話がございましたが、現在埋めたものが数百年、数千年後に掘ったところ、まだ病気が残っていてエイズやそういうものにうつると、こういう御心配もあるようですが、病原菌というものは、そう長く生きるものではありませんので、2,000年も生きておるかどうか、私、存じませんけれども、何にしろ、そういうことがないように完全処理をして埋め立てをするということに漸次、切り替えてまいりたいと思います。まだ一部そのまま埋め立てておるという内容がありますが、新しい焼却場、クリーンセンターが完成をしますと完璧な処理ができるというふうに、私どもも考えておりまので、こういったことがないように注意をしてまいりたいと思います。 同時に、こういうものが直接ごみとして出されないように、先ほどお答えをいたしましたけれども、医療機関の皆さんにも十分お話をして、消毒をした後、あるいは殺菌した後、ごみとして出していただけるような、そういう国の指導もありますので、そういう方向でひとつ進めていきたいと思います。 それから、最後の5点目の、ごみの収集の啓蒙の関係で、今年度のことしの大掃除の時期がもうすぐなんですけれども、こうしたときの大きいごみ等の処理あるいは分別の改善というお話もありましたが、これは今、清掃事務所の方で区の方とも連絡をとりまして、いろんなやり方を考えております。内容的には、市民がこういうごみが出しやすいように、処理がしやすいように、前年よりは改善をしてまいりたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(竹内一君) 榊原孝子君に対する関連質問を許します。 ◆11番(土井勝己君) 3点目の感染性廃棄物の処理対策に関連してお尋ねいたします。 先ほど、この感染性のごみについては、専門業者が回収して、それから清掃事務所へ持ち込むというお話なんですが、この回収の日数ですね、何日置きぐらいにやっているのかどうなのかという点がひとつお伺いしたいと、それとドラム缶で回収しているようですが、病院を見ますと、かなり道についた通りのところに置かれているわけですね。子供たちが簡単にさばこうと思えばさばけるような状況になっておる、この辺がちょっと私は心配されるわけですね。蓋がしてあるわけでもないわけですね。だから、こういう点からするなら、一度、ドラム缶もいいですけれど、蓋をするだとか、簡単に中をさばけないような方法等を検討すべきではないか、非常にこれは重要な問題だなあという感じがしましたので、その辺の考え方をお伺いしておきたいと思います。 ◎環境経済部長(望月茂君) 土井議員の御質問にお答えをいたしますが、この許可業者、いわゆる専門業者が何日置きに集めるかと、こういうことですが、おおむねいっぱいになったころというふうにお答えした方がいいと思いますので、一般ごみのように週3回、どのコースをどのようにというふうには決めてございません。したがいまして、許可業者がコースを持っておりまして、おおむねこのコースは、例えば10日に1回、こちらのコースは20日に1回、ここはよく出るから1週間に1回、こういう集め方をしておりますので、いろいろ分かれているというふうに御理解をいただきたいと思います。 それから、2つ目のドラム缶に入れてということであるが、道に出ておるから子供たちがよく、子供がよく触れると、そのごみが直接、しかも蓋もないと、そういうことから検討すべきではないかということですが、これは検討をいたします。私もよく見ておりまして、ずっと以前、子供が注射をしたあとの空のびんをぶっつけ合いをしておったのをちょっと見たことがあるんですが、これは危険だなあと思いました。今もそうやって単位で排出をするというお医者さんはございませんが、医療機関はありませんけれども、極力、梱包して、外から子供が、例えば中をのぞき込んでも、何があるかわからないというような状態、それからもう一つは蓋をするというようなこと等々も含めて、一度検討をしてみたいと思います。 ○議長(竹内一君) ほかにありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ほかにないようでありますので、榊原孝子君の質問並びに関連質問を終結いたします。 16番 後藤昌紀君の登壇、発言を許します。             〔16番 後藤昌紀君 登壇〕(拍手) ◆16番(後藤昌紀君) 議長のお許しを得ましたので、既に通告してあります問題について、簡単に御質問をさせていただきます。 まず、最初に公共駐車場の整備についてでありますが、車社会の進展に伴って、道路整備の必要はもちろんのこと、市街地や公共施設における駐車場の不足は大きな問題となってきております。 先ごろ、阿久比川堤防道路や平和通りの路上駐車が地域住民の安全交通上の危険だということで、一掃されたことが新聞に載っておりましたが、果たして駐車を禁止することだけが行政措置として適当であるかどうか、考えさせられる問題だと思います。市街地中心部においては、企業や商店などが個別に駐車用地を新たに確保することは、いまさら大変難しく、そのためにちょっとした空き地や道路端に駐車せざるを得ないことになっていると思われます。一方では、用地確保のために古くからある街並みが方々で破壊されて歯抜けのようになってしまい、街らしさが次々に消え去ってしまっているのは大変残念なことだと思います。半田市では、昨年度から公共駐車場整備問題の検討に着手し、調査、研究を進めてきたと聞いています。そこで、現在のところ、どのような調査結果が得られたか、お尋ねしたいと思います。 また、名鉄知多半田駅前の再開発地区、JR半田駅前地区、そして公共施設に附属する駐車場などについて、都市計画上、今後どのような考え方で対処するのか、お尋ねをいたします。 都市景観の上からも、駐車場をうまく整備、配置することが必要と考えられますので、早急に的確な対応をしてくださるよう要望をいたします。 次に、街の活性化対策について御質問をいたします。 昨年1月に産業振興委員会が発足して、振興計画の策定を行っており、本年6月、その中間報告がなされ、もうこれからはその結論と提言を待つだけであります。一日も早く報告が出され、具体的に施策として遂行される日が来るよう期待しています。 さて、まちの活性化の一面として、観光事業の振興があります。 今まで、半田市内には観光名所や旧跡が少なく、そのため市や観光協会が取り上げる観光事業と言えば、山車祭り、花火大会、盆踊大会、市民まつりなど、短期的なイベント的な要素のものが中心でありましたが、最近においては本市の誇る童話作家・南吉のふるさとを観光対象として、年中、売り出そうとする方向になってきていることは、御存じのとおりですし、大変結構なことであると思います。 また、民間サイドにおいても、中埜酢店さんや、マルナカ酒造さんの「酢の里」あるいは「酒の蔵」など、優れた施設が年中多くの観光客を誘致し、半田の街のPRに努めておられます。歴史と文化と地場産業に立脚したこれらは、観光資源として本市の持つ最高の個性であると考えられます。 しかし、残念ながら、いまだ官民一体となって取り組まれておる状態ではなく、企業に全くと言っていいぐらいおんぶしっ放しではないかと思われます。 南吉関係については「ごんぎつねのふる里整備事業」として、3か年計画も立てられ、記念館の建設が期待されるところですが、岩滑地区がどんどん開発されていく中で、いかにふるさとの景観を守りつつ、観光客の受け入れを図っていくか、今後の大きな課題だと考えます。 また、船入町沿いの蔵のまちや東本町から荒古町に至る歴史的建造物群の残る町並みなど、半田のイメージ景観地区として、歴史が今に息づくまちに再生できるよう地域の皆様の御協力を求めながら、一日も早く整備を図るよう提言したいと思います。 次に、観光客の受け入れ態勢でございますが、結論から申しまして、全く不十分であります。団体客の休憩所や食堂もなく、せっかく半田の特産品、みやげ品を指定しても、まとまって売ることのできる物産館のような施設すらもありません。民間の意向に任せるだけでなく、市や観光協会がもっとリーダーシップをとって、前向きに進めるべきだと考えますが、どう思われますか。 次に、市民まつりについてお尋ねをいたします。 昨年、ことしと2回にわたり、秋のイベントとして市民まつり実行委員会のもとに実施をされました。2年実行した中で、反省も含め、どのように評価をしておられるか、率直に伺いたいと思います。 巷間されるところでは、少々手厳しいかもしれませんが、もう一度原点にかえって、市民まつりを行う意義や目的を明確にする必要があるという声もあります。また、市制記念日を中心に行われる各種行事の中の一つという程度の存在では、やめた方がよいという意見も聞かれます。いろんな観点から見て、市民あげてのまつりにするべく、周到な準備ができる態勢づくりをするように期待するものです。当局の今後に対する考え方をお尋ねしたいと思います。 最後に、庁内組織の確立についてという点でございますが、街の活性化対策の遂行に当たっては、人的配置を十分に行ってもらい、縦割行政の垣根を外して、関係部署が総力で取り組むことが必要であることは言うまでもありません。 昨今の南吉のPRにおいても、総合的な調整機能を持つ部署がないために、多少ぎくしゃくしていたと思われる節もあったような気がいたします。まちづくりの推進、活性化事業の推進のためには、庁内あげてのプロジェクトチームをつくり、予算も持たせるくらいのことはできないものでしょうか。 以上、壇上での質問を終わります。             (拍手・降壇) ○議長(竹内一君) 暫時休憩をいたします。           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「              午前10時53分 休憩              午前11時03分 再開           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 ○議長(竹内一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎開発部長(石田勝茂君) それでは、御質問の前段の公共駐車場の整備関係について、私からお答えいたします。 近年、交通手段として自動車の果たす役割は大きくなってきておりまして、人々にとって必要欠くべからざるものとなっております。きのうの御質問の中にもございましたけれど、1世帯1台の時代から2台、3台の時代に移ってきておるということが言えると思います。こういったモータリーゼーションの進展は、自動車交通の輻輳を招きまして、交通混雑、交通事故等の一要因ともなっておりまして、社会的にも大きな課題となってきております。特に商業業務の集積地であります中心市街地は著しい状況となっており、半田市においても例外ではなく、JR半田駅と名鉄知多半田駅を中心といたしました地区の路上駐車となって表れてきております。市の中心部の商業地域、近隣商業地域における道路状況、自動車交通等から駐車需要を予測いたしまして、目標年次を平成12年とする半田市中心市街地駐車場整備計画を策定するために、名鉄知多半田駅周辺、面積42.7 ヘクタール、JR半田駅周辺、面積45.6ヘクタール、市役所周辺、面積14.3ヘクタール、住吉駅周辺、面積35.3ヘクタール、成岩駅周辺、面積45ヘクタールの5地域、合計182.9ヘクタールにつきまして、駐車場及び路上駐車場の調査を昭和63年7月21、22日、それから、これは平日でございますが、24日の休日の3日間にわたりまして午前10時から午後5時まで、駐車場台数を調査をいたしております。午前1回、午後1回の観測を行いましたところ、5地区内の駐車場は90か所ございます。このうち1か所は南末広町の公共駐車場でございます。あとは89か所は民間の駐車場でございまして、ここの収容台数は7,333台という観測であります。これに対しまして駐車場の利用台数は、平均でございますが3,844台で、そのほか路上駐車している車が889台観測されております。路上駐車している889台を、例えばこの駐車場に収容したといたしましても、まだ2,600台の駐車スペースがあいておる状況でありました。 そこで、現況、駐車需要の推計、駐車スペースの検討、将来駐車需要の予測、駐車スペースの予測につきまして検討を行いました結果、目標年次における5地区の将来の駐車需要台数は8,210台程度になりまして、現在の駐車場7,333台から今後区画整理でなくなります公共駐車であります市営駐車場の124台を削除いたしましても、将来的には7,200台が駐車場に収容可能でございますが、この予測台数からいきますと、約1,000台の駐車場が不足となってまいります。この不足する地区につきましては、特に名鉄知多半田駅周辺、JR半田駅周辺、市役所周辺の、この3地区が不足をしてまいりますので、この地区に適切な誘致が必要というふうに考えております。こうした中で、3地区に不足する約1,000台の収容をするための公共駐車場といたしまして、星名池に約400台、知多半田駅前広場に、これは今後の区画整理によってつくられる駅前広場でございますが、この地下に約300台、それからJR半田駅前広場に約300台を整備する計画であります。知多半田駅前の地下駐車場は、今後の区画整理事業で駅前広場の用地が確保される時期、それからJR半田駅前の地下駐車場についてもJR武豊線の高架事業による駅前広場の用地が確保されなければ駐車場の建設ができない状況であります。しかしながら、星名池につきましては、用地的な問題もないことから建設が可能でございまして、現在国に建設費に対する一定率の無利子貸付制度の融資を要望しておりまして、建設に必要な実施設計についても、現在作成中でございます。 なお、国の内示が得られれば平成2年の早い時期に、これらの地域につきまして駐車場整備地区と駐車場の都市計画決定を行いまして、特に星名池については建設する予定でございます。 また、駐車場整備地区を定めた場合に、区域内において大規模建築物、特に劇場、百貨店あるいは大きな事務所等、こういった大きな建物につきましては、駐車需要の発生源となる建築物について、十分な駐車場を確保するため、付置義務条例を今後定めたいというふうに考えております。この付置義務条例を制定することによりまして、例えば知多半田駅前の区画整理事業の中で大きな建設、建築物ができた場合には、それぞれの建物ごとに駐車場を確保していただくということも可能かと思いますので、ぜひこれらについては実施したい考えでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ◎環境経済部長(望月茂君) それでは、私からまちの活性化について、特に1点目の観光事業についてお答えを申し上げます。 半田市は、風光明媚であるとか、あるいは温泉地とか、一般的に言われるような観光地ではございませんので、観光事業の実施ということについては、極めて難しい面があろうと思います。しかし、観光というものは、そこに住む人々が英知を集めて自ら観光をつくり出すところに、新しい時代の観光をつくるとしたことができるんではないかと、こういうふうに思います。幸いにして、本市には豪壮華麗な日本一の山車があります。また、児童文学は偉大な文学者の新美南吉の出生地でもあります。一方、産業面では伝統的な木綿や醸造がさかんなところで、中でも食酢は全国一のシェアを持つ規模でもあります。このように観光資源として、本市には幾つかの目玉もありまして、御承知のように、各県において開催されました「ごんぎつねの世界・新美南吉展」で、さらには先の世界デザイン博におきまして半田市のPRに努めてきたところであります。なお、「山車まつり」「南吉文学の散歩」あるいは「酢の里」、「酒の文化館」などへ年間十数万人の人々が全国から訪れております。ところが、残念なことに、その人たちを市内で回遊させる、あるいは滞留させるという面では、施設面を含めて、希薄な状況でございます。観光の育成は、まちの活性化の重要な要素でありまして、そうしたことから産業振興委員会でも、観光事業、観光産業について、各面にわたり研究調査を現在しております。 また、当議会厚生委員会におかれましても、同事業を閉会中の調査事項として鋭意、調査研究をいただいております。産業振興委員会では、本年度末に調査研究の結果が出る予定になっていますので、そうした内容を十分精査をして、一定の時期には具体的な施策を出したい、このように考えておりますのでよろしくお願いをいたしたいと思います。 それから、市民まつりの関係でありますが、非常に手厳しい御意見もございましたが、御承知のように、市制50周年を記念して開催をいたしました山車まつりには15万人を超える多くの観客を集めまして、山車の魅力を満喫をしていただきました。終了後に開かれました山車まつり実行委員会の反省会で5年後にはまた開催しようと確認をしたところであります。行政としましては、そのつなぎの年は市民まつりを、ということで昭和63年から港を中心として開催する運びとなったものであります。63年には半田市区長連絡協議会など、14団体で半田市民まつり実行委員会を設けていただき、多くの意見をまとめる中で、市民に港を理解していただこうと、9月18日に衣浦港半田緑地で盛大に行ったものであります。本年は、32団体と6企業で実行委員会をつくり、スカイアートを目玉として、幅の広い市民まつりを10月8日の日に半田緑地で開催をいたしました。この市民まつりの目的といたしましては、1つには、市民総意でまつりを楽しんでいただくということ、2つには海から栄えてきた半田を市民により親しんでいただくためにと会場を海の近くである半田緑地に決めて行ったものであります。昨年の第1回目は、コンサルによるイベントでありましたが、本年は市民各団体総意の市民まつりとして開催したものであります。実行委員会のメンバーも約400人が何か月も準備をして、やりました。また、半田ライオンズクラブの皆さんにも参加をしていただきまして、多くの費用を負担していただき、熱気球や、あるいはチューリッブの球根など4,000箱の配布をしていただいたところであります。関係団体もこの自分たちでつくった、いわゆる手づくりのまつりの難しさ、あるいは楽しさを体験されたでございましょうが、参加をした多くの市民からは励ましを受け、苦労したけれども、来年はもっとがんばってやりたいという反省会での確認をしたところであります。 そうした中で、来年からは予算の関係もございますけれども、実行委員会を1月早々にもつくりまして、多くの市民の英知を出していただいて、市民まつりの一層の充実を図っていくように努力をしてまいりたいと思います。 それから、市民まつりの評価あるいは意義等の御指摘もございましたが、以上のようなことで御理解をいただきたいと思います。 私から以上であります。 ◎総務部長(盛井祐治君) 私から、まちの活性化のうち、御提言でございましたけれども、下半田の古い通りや半田泊地の蔵の街などの保存について、若干御説明を申し上げたいと存じます。 御指摘いただきましたように、蔵の街につきましては、新美南吉、半田の山車まつりとともに、この半田を代表する観光資源だけでなくて、半田独特の景観でもございます。かつての半田の隆盛を今に伝える産業、文化の遺産となっておるところでございます。 これら醸造蔵群を生かし「酢の里」、「酒の文化館」が核となって、半田泊地入り江の景観整備を行う構想については、既に私ども、都市空間形成基本計画検討会議の報告書に述べておりますし、産業振興計画並びに総合計画においても、構想の検討がなされておりますので、これらの答申を生かし、この手法について研究をしてまいりたいと存じます。しかしながら、御承知のとおり、これら醸造蔵群が、すべて私有の財産でもありますので、関係者の皆さんの積極的な御協力をいただくことが必要でございますので、かなり難しい問題もございますけれども、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 次の、3点目の庁内組織の確立でございますけれども、御質問の中にも「南吉の世界展」での若干の不手際等について御指摘がございましたけれども、この催しにつきましては、御承知のとおり、本市初めての全国展開をするイベントでありまして、若干の不手際のあったことは、私どもも承知をいたしておりますが、これを教訓として、また経験として、今後に生かしてまいりたいと存じますので、あらかじめよろしくお願いしたいと存じます。縦割の行政組織が、御指摘のごとく、新しい行政課題に対しまして、なじみにくい面も場合にはございますが、本市といたしましては、これまでにも先ほどの50周年の山車まつり等で行いましたように、大規模事業につきましては、関係課でプロジェクトチームをつくるなどをして対応をしてまいったところでございます。さらに、これらについて的確に対応するため、政策決定機能や、企画調整機能の強化を、これから図るとともに、観光、文化、景観行政などの推進、さらには21世紀を展望した国際化、情報化、高齢化など、横断的行政課題に対応するために、職員要請の研修を行うとともに、いわゆる横断的組織を活用するなどの方法について、今後さらに進めてまいりたい考え方でございますので、よろしくお願いを賜りたいと思います。 以上でございます。 ◆16番(後藤昌紀君) ありがとうございました。 若干、再質問をさせていただきます。 公共駐車場の問題ですが、昨年からの3か年計画で福祉文化会館に付設すると言いますか、あそこで問題になっておるということで、星名池上に駐車場をつくろうという案が出まして、昨年は総額で12億ぐらいのが、金額が予定をされておったですが、本年度の、この間、御説明を受けました3か年計画では16億という、かなり高額な予算になっておるようです。立派なものができる。また、必要をそれでもって満たすということであれは、金額云々ということは申すわけにはいかんわけですけれども、少なくとも16億というと、市税収入の1割を超す金額になるわけでして、先ほどJRの半田駅周辺あるいは市役所周辺も大事だという部長の御回答もございましたので、その辺との選択の問題もあろうかと思いますので、よく考えていただきたいとお願いをすると同時に、付近の住民に対する説明、あるいは意見の聴取ということを十分にやっていただきたいと思います。これは私の個人的な見解ですけれども、先ほどの最初の質問でも申し上げましたとおり、この国鉄から市役所にかけてのあたりの駐車場の必要性ということは、目に見えている問題だと思うわけです。それで、JRの駅周辺のことは、高架に合わせてということを御回答いただいたわけですけれども、現状で空いておるところについて、駐車場というのは、そんなに金がかかることでは、土地を借りるという段階ぐらいですむことであれば、金がそんなにかかることではありませんので、何とかあの辺をうまく確実なものができるまで一時しのぎでも結構ですから、駐車場として利用できる方策がとれないものかと思いますので、この辺もちょっとお聞かせを願いたい。 それから、もう1つは、市の職員駐車場があるわけですけれども、ここらをもう少しうまく活用することはできないかと、市役所へ勤めるいる人が駐車場は何とかなって、税金を納めておる人が駐車場確保に一生懸命だというのは、ちょっとおかしいじゃないかと思うんです。そのあたり、実情がよくわかりませんので、何か活用を、うまく使う方法があれば教えていただきたいと思います。 それから、活性化の問題で、市民まつりのことですが、いろんな形で十分検討もなされてやってきたことはわかるわけですけれども、私が申し上げたいことは、全市あげての市民まつりでありたいと思うわけですね。その点から言うと、2回とも非常に難しい。具体的に言うと、港周辺ということでやっておるわけですけれども、市民まつりをやっておるのに、学校で運動会やったり、あるいはいろんな大会をあっちこっちでやっておるわけですね。やっちゃいかんというわけではありませんけれども、できれば市民あげて参加できるように統制ができないのかということを申し上げたいということです。 それから、もう一つ、ひどいことを言いますと、市の職員さんも、課長以上は出てくるようにと、職員の側には通達が行ってないと、こんな市民まつりならやらん方がいいという声があったということも伝えておきますが、その程度では、これはマスターベーションに過ぎないと、極論をすればそういうことではないかと思いますので、よくそのあたりを全市民あげてやれるような方向づけをしてもらいたい。何もほかのことをやめちゃえということじゃありませんが、ぜひそこら辺を統一していただきたいということであります。 それから、もう一つですね、観光行政と言いますか、の振興に当たって、ちょっと問題というのか、あるわけですが、今まで半田市の観光協会の会長は市長さんがなっておられるわけですね。理事さんなのか役員さんと言いますか、が市の幹部の部長さん方が何人かなっておられる、それに民間がくっついておるというのが実情で、今まであったと思います。観光行政をやっていくのに民間レベルばっかでなくて、やはり行政サイドがある程度リーシダーシップをとっていかなきゃやっていけない段階で、それを受けて立つと言いますか、観光協会が市の幹部さんがまた入っておったんでは、金を出す方とやる方が同じということでは、金も出しにくい、もらいにくいということで、これで前向きに進まないのが現状じゃないかなあと思うわけです。それで、これは市長さんにお尋ねしたいんですけれども、できたら観光協会の会長をやめて、民間人でやっていただくということはどうだかと思いますので、市長さんの御意見があったらお尋ねをしたいと、以上です。
    ◎開発部長(石田勝茂君) それでは、公共駐車場の整備の関係についてお答えをさせていただきます。 まず、星名池の駐車場でございますが、今回の3か年計画でだいぶ金額が上がってきたんではないかということですが、この駐車場につきましては、やはり文化会館に接する場所に建てるということで、当然これはつくり方によってコストもいろいろかわると思いますけれど、やはり文化会館にそぐわないようなものではまずいということで、私たちもこういった立体駐車場関係については経験ございませんので、国の外郭団体であります日本駐車場工学研究会の方へ委託をいたしまして検討を進めております。それで、まだ実際のきちっとした実施計画、実施設計書ができてきたわけではございませんので、現在のところ概数でございます。と言いますのは、当然有料駐車場として整備をする考え方でありますので、この有料の料金との関係から、おおむねこれぐらいの金額であれば償還が一定期間にできるということを見込んでの金額でございます。なお、建設に当たりましては、当然池でございますし、残っておる場所をそのまま放置するということも問題がございますので、当然星名池の残る部分についても景観を考えました、いわゆる水面のある公園的なものに整備をしたいということも考えておりますので、そういった費用も含んでの金額だということで御理解がいただきたいと思います。 それから、この駐車場建設に当たりましての説明会等については、十分行わさせていただきたいというふうに考えております。 それから、JR半田駅周辺の駐車場の問題でございますけれど、空いておるような土地を借りて駐車場にしたらどうかということでございますが、やはり公共駐車場と言えども、借地をして駐車場にするということになりますと、やはり無料で開放ということについては問題があろうかと思いますが、そういった点から考えましても、やはり一定の面積があって、当然有料ということになりますと、そこにそれを管理する管理者も必要になってまいりますので、そういった点から考えても、簡単に一定のちょっとした土地が空いておるからと言って、どんどん借地をして駐車場にするということについては問題があるんではないかというふうに考えております。できるだけ早く武豊線関係の整備に入りまして、一定の規模の大きな駐車場を整備したいと、無料にいたしますと、やはり今度はそれを管理するという方面で非常に問題があろうかと思いますので、ぜひ御理解がいただきたいと思います。 以上でございます。 ◎総務部長(盛井祐治君) 御質問の職員駐車場の件でございますけれども、私どもこの位置に市役所がまいったのが35年でございますけれども、当然その当時は車両の台数は少のうございました。しかし、それ以後ふえて、職員の車両もふえてまいっておりますけれども、30年間について職員の駐車場の確保については、怠ったことはございません。そういう長い歴史がございますし、現在、病院の方の外来の皆さん方の駐車場も足らないということで、この議会でも駐車場の整備関係を第2庁舎もあわせてお願いをいたしておりますけれども、先ほどの御質問で活用の方法につきまして、当然休みなどについては使っていただくことについてはやぶさかではございませんし、そのほかの活用の方法については問題提起として受けとめさせていただいて検討してまいりたいと存じます。 ◎環境経済部長(望月茂君) 私から2点、お答えを申し上げます。 まず、この市民まつりをやる日は、全市をあげてということで他地区で運動会をやっておったり、そういったことがないようにできないかと、こういうお話もございました。実は、市民まつりの日を決めるのは、市民カレンダーでいち早く市民にPRします。と言いますのは、来年の市民まつりの日は、この12月に配布される市民カレンダーに期日が載っておるわけであります。若干かえるということも、後ほどの実行委員会でいろんなぐあいでかえるということも出てきますけれども、それはできるだけ早く市報で流すということをしておりますが、そういうことで区長会の方へも事前にお願いをして、約1年前に期日を決めて、市民の方へはPRをすると、こういうことですが、実は、それはそれとしても、全部の人が市民カレンダーに載っておると、ようし覚えたということではないわけでありまして、そんなこと知らなんだと、なかにはたくさん出てまいります。それからもう一つは、いろんな区が、市内43区の区の中でもう何十年とこの10月の第2日曜日は運動会と、第1日曜日は何々と、こういうふうに決めておる区もございます。そうしたことで、ことしの場合もその区の方へ赴きまして、区長さんにもお会いをして、何とかひとつその日にちを1週ずらしてくれないかということで快く受けていただいた区もございました。しかし、いろんな事情でどうしてもかえることができないということで、そこの区は子供たちも残念ながら市民まつりに参加ができなかったということを、そういったこともございました。そういうことで、お説のとおりでございますが、全部ということはちょっとこう難しいこともございますけれども、何とかひとつ市内のそうした区あるいは各団体が、市民まつりの日は行事がないように、市民まつりにみんなが参加ができるように、そういうふうにお願いを今後もしてまいりたいというふうに思います。 それから、市の職員のこともお触れになりましたけれども、職員は課長以上じゃなくて、全職員に市民まつりをPRもし、参加を呼びかけておりますけれども、やはりいろんな関係で全部の職員がこのまつりに参加したというふうに私どもも確認はしておりませんけれども、できるだけ多くの職員が市民とともに一緒におまつりができるように、そんなふうにも今後やってまいりたいと思います。 それから、2点目の観光の関係で、観光協会の会長を市長がやっておるけれども、やはりこういったものは民間の方がいいんではないかと、こういうお話でありますが、実は観光協会の会長は、確かに市長でありますが、副会長は議長と商工会議所の会頭であります。そういうことで、前にもこういう内容の御指摘がございましたので、私どもで県内の各都市の観光協会の実態を調査をいたしました。ところが残念ながら、市長が会長というところが圧倒的に多いんであります。民間で会長というのは、県内の場合はほとんどありません。ただ、温泉地であるとか、そういうところは若干違いまして、そこの●●商工会とか、そういったところが観光協会を受け持っておるというところもございます。 したがいまして、これは御提言でございますので、ひとつどういうことができますか、十分にまた調査研究もしてみたいと思います。 以上です。 ◎市長(山田耕市君) ただいまの観光協会の会長は市長ということでお話でございますが、今、経済部長からも申し上げましたように、私もそれがいいと思うんです。ところが、実際において観光協会というものが、そんなに充実もいたしておりませんし、行政におんぶするところが非常に大きいということが現状でございます。しかし、早晩かわっていきたいということは私は発言しておりますので、そういうことも考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(竹内一君) 後藤昌紀君に対する関連質問を許します。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ないようでありますので後藤昌紀君の質問並びに関連質問を終結いたします。 18番 石川勝彦君の登壇、発言を許します。           〔18番 石川勝彦君 登壇〕(拍手) ◆18番(石川勝彦君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、次の2点について質問させていただきます。 最初に、第49回国民体育大会への取り組みについてお尋ねします。 昭和21年京都を振り出しに、第2次大戦により落ち込んだ国民の健康増進を目的に始められた国民体育大会は、昭和25年第5回大会が愛知県下で行われ、当半田市においては、当時の衣が浦湾上、現在の衣浦港周辺でヨット競技4種目が、当時この場所に新築された市体育館にて卓球競技5種目が行われ、その後の市民体育の向上、愛知紡績、半田高校女子ハンドボール部の数々の全国大会優勝、昭和41年、42年の亀崎中学校陸上部の8,000メートルリレーの全国優勝、昭和46年手づくりヨット白雲号による世界一周、最近では競歩の日本記録を塗りかえ続けた小島真奈美さん、そして現在巨人軍のエースとして活躍している槙原投手等を生み出してきました。 さて、昭和63年からのいわゆる2巡目国体が平成6年愛知国体として開かれ、当半田市においてはソフトボール少年男子の競技が内定され、その準備が第49回国民体育大会半田準備委員会として発足し、着々と準備が進められていると存じますが、次の2点についてお尋ねします。 まず、会場の整備計画についてでありますが、当初は建設が計画されています半田市総合運動公園の一角にての開催が検討をされ、その後、亀崎の州の崎グランドと半田球場を整備して行うと発表されましたが、種々の問題点があり、現在は衣浦11号地内の県企業庁所有地、具体的には衣浦海底トンネルの入口の左側になりますが、を借用整備されるとされていますが、現在までの経過と今後の整備計画、大会終了後の活用についての計画を御説明いただきたいと思います。 次に、選手の強化策についてお尋ねします。 過去の国民体育大会は、とかくの批判はあるものの、地元開催県が男女とも総合優勝するというような形で選手強化がされ、結果として国体の目的でもあるスポーツ層の拡大がされております。お聞きするところによれば、少年男子とは、15歳から18歳を対象としており、現実には高校生を対象としておるとのことです。現在、愛知県下には10の高校に男子ソフトボール部があるそうですが、当市内5つの高校には男子ソフトボール部は、残念ながらないそうであります。今後、これらの高校にどのように働きかけをしていくのか。また、国体開催に向けてどのように取り組んでいかれるのか。また、これを機会に他のスポーツ、そして市民のスポーツ意識をどのように盛り上げていく計画であるかをお尋ねします。 次に、予算面についてお尋ねします。 聞くところによると、今回の国体は、2巡目国体でもあり、原則として、現状の施設を整備して行うとの開催方針が示され、昨年、当半田市議会文教委員会と当局の皆様が京都国体の開かれた折、開催地の和束町を視察され、その報告の中にも既存のグランドにネットとか、仮設のスタンドをレンタルして行われていたとされていますが、先日発表されました3か年実施計画によりますと、国体対応施設整備費として、平成2年度2億円、平成3年度3億円が計上されていますが、この具体的な費用についてお尋ねします。 また、今後国体に向けて半田市においてリハーサル大会が毎年のように開催されますし、本大会については、受け入れのための催し等もされると存じますが、それらの計画、費用についても概算、どれぐらいかかるのかお尋ねいたします。 次に、2点目の都市景観の創造についてをお尋ねいたします。 名古屋での世界デザイン博は、先月26日、135日間の会期の幕を閉じました。たび重なる事故、夜間延長、小中学生の動員とか、とかくの批判はありましたが、とにかく目標を上回る1,518万人の入場者数を数え、評価は今後を待つとはいえ、一応成功裏に終了をしました。 今まで、とかく保守的で暗いと言われた名古屋の街のイメージも、これを機会に明るく変化してきています。また、デザイン博会長の西尾名古屋市長も、デザインは、形、色、装飾にとどまらず、日常生活をより豊かにするもの、博覧会がデザインマインドの醸成に果たした役割は大きいと述べていますし、今後はデザイン都市を目指すとも述べています。事実、名古屋駅前や栄のセントラルパーク周辺の変貌、パルコのオープン、金山駅の総合駅化、大曾根商店街の丸ごとの建て替え、これらは外から見ても大きく変化してきました。心なしか、行き交う人の服装まで変化してきたような気がします。 そこで、デザイン博後の名古屋ではございませんが、デザイン博後の半田市の都市景観の創造についてのお考えをお聞きいたします。 昭和65年度、平成2年度を目標とした第3次半田市総合計画も当局の御努力と、この好景気に恵まれた税収に支えられ、区画整理事業や学校をはじめとする必然性の比較的高い公共施設は一応所期の目的を終えようとしております。曲がりなりにも都市基盤は整備されつつあり、ハードな面は一応目標を達成されたと評価しております。 そこで、平成12年度を目標とした第4次半田市総合計画も学区ごとに将来計画策定協議会、第4次半田市総合計画審議会を設け、策定中でありますが、以下の点について、どのように考え、織り込んでいく考えであるか、お尋ねいたします。 まず、夢のある公共施設づくりについてお尋ねします。 先日、会派の行政視察にて尋ねた北海道の東の玄関口、釧路市、人口約21万人は、日本一の水揚げを誇る水産業、石炭、紙パルプのまちとして栄えてきましたが、近年、200カイリ規制、燃料の石炭離れ等により、人口も若干ながら減少傾向にあるとのことでした。そんな中で、恵まれた港を生かし、国の補助事業を積極的に活用したまちづくりに取り組んでおり、青年会議所の発案をきっかけに始まったウォーターフロント事業は、国の民活法の補助事業に指定され、買物と憩いのまち釧路フイッシャーマンズワーフを民間企業の西武セゾングループの参画のもとに第3セクター方式で完成させました。 新しい港の活用と都市の活性化を図る商業ゾーンの建設は、今、全国から注目を集めています。特に市の若手職員の発想による東京ドームのような全天候型の寒冷地緑地公園は、雪国ならではの発想であり、そのまちの行政の力強さを感じました。また、丘の上に建つ中学校は、地元出身の建築家によるユニークなデザインの建物であり、まるでヨーロッパの美術館か博物館のようなすばらしい校舎でした。中学を卒業して、まちを出ていく子供たちにとっては、自分のまち、学校に対する誇りとなっているとのことでした。また、御案内をいただいた博物館は、国の天然記念物丹頂鶴が羽根を広げて飛び立つ姿をテザイン化した建物で、丘の上という好条件も加わり、市のシンボル的な役割を果たしています。 私たちの身近では、隣のまち高浜市では、学校や市庁舎等の施設に瓦屋根が使われ、ひとつの街のイメージもつくっています。当市においても、昭和62年半田市彫刻のあるまちづくり基本計画、昭和63年半田市都市空間形成基本計画、本年度は半田市サイン計画、基本計画が策定され、ややもすると器づくりになっていた公共施設の建設が見直されつつありますが、今後、第4次総合計画の中で、快適で便利な都市づくりへ向けて、どのように取り入れられ、どのように具体化されていくのか、お尋ねいたします。 次に、ライトアップ作戦についてお尋ねします。 デザイン博覧会期間中に、久し振りに名古屋の街を訪れた私の友人が、最もびっくりしたのは、夜の名古屋の街のかわりようでした。以前に訪れたときは10時を過きれば、ほとんどの店は明りを消し、歓楽街ですら12時を過きれば暗く閑散としていた。ところが、夜間、テレビ塔、名古屋城等がライトアップされ、久屋大通り公園では虹を連想させるようなレーザー光線により、何か別の街へでも来ているような錯覚を持ったと言っておりました。その後の新聞の報道等によっても、名古屋を訪れた国内外の多くの人たちが異口同音のことをおっしゃっております。夜間、建物をライトアップすることによって、その建築物の美しさと明るいまちづくりに大いに貢献しております。この現象は、単に名古屋市だけではなく、横浜市や下関市、熊本市、札幌市、仙台市、広島市、高松市等、地方都市においても行われ、予想以上の波及効果が出ていると報じられています。光の専門家が職業として認められているとも聞いております。当市においても、青年の家の彫刻、港の展望台、民間においても商工会議所、ユニー半田店、清城成岩本町線でも住民の方々が街路樹に、カテナリ、横文字ですけれども、豆電球のついたのですね、パカパカするものですけれども、がつけられています。市として、今後、代表的な建造物に積極的に計画、実行されたらどうかと思いますが、今後の取り組みについてお尋ねします。 次に、半田のCI、横文字が続きましてすみません、コーポレートアイデンティティー、発音が悪いかもわかりませんが、そういうそうでございますけれども、についてお尋ねいたします。 CIとは、企業の本体、つまり企業の経営理念を広く世間に訴え、正しく理解してもらうようにする活動であり、自社と他社との違いを知ってもらうためには大切なことで、極端に言えば会社の存在理由を明らかににすることであり、現状では社名とか社章とか、シンボルマーク等を使い、もっぱら視覚に訴える方法として使われています。最近の成功例としては、山陽相互銀行がトマト銀行と改名したことに注目され、1年間で預金量が20%も増加したとか、皆さんがよく飲まれますけれども、スーパードライの大ヒットで業績を伸ばしたアサヒビール等が話題になっております。他元の伊奈製陶もイナックスと社名を変更して、新しい企業イメージづくりに取り組んでおります。まさに、世はCI時代であります。市といえども、これからは商品として市、まちを市内外へ大きく売り出さなければなりません。そうしなければ若者も定着しませんし、ましてや内外から人は来ることはありません。幸いにも当市には先人が残してくれた山車、蔵、南吉があります。大いに売り出してほしいものです。そこで、提案ですが、これらを含めた市の統一的なCIづくりに取り組まれたらいかがでしょうか。例えば、半田市の市章についても市役所の内部の方は一目で市章だということがおわかりになると思いますが、果たして他のまちから半田市へおみえになった方が、これが市章としておわかりいただけるでしょうか。もう少しすっきりとして、だれからも半田市とわかるものにするとか、市のシンボルカラーを決めて、公用車等についても半田市とか、半田市役所水道部とか、書いてなくても一目で半田の車だなあと、半田市役所の車なあとわかるようにするようなことはいかがでしょうか。市からいただく封筒についても、そこにもございますが、ほとんど茶とか、せいぜい白色ではないでしょうか。従来の発想にこだわらずに、カラーにするとか、検討されてはいかがでしょうか。市の木、市の花についても、歴史的な意味合いはあるものの、どちらも昨今、枯れやすく、街路樹としては不向きであります。年中、緑を保つようなものにかえるとかしたらどうでしょうか。 いずれにせよ、すぐできることではないと思います。市制60周年に向けて、そろそろ大胆な発想が必要ではないでしょうか。21世紀を展望した第4次半田市総合計画にどのように盛り込んでいかれる考えなのか、また、今後の進め方についてお尋ねいたします。 以上、御提案も含め、御質問申し上げましたが、当局の慣例にこだわらない具体的かつ市民にわかりやすい言葉での御答弁を期待し壇上での質問を終わります。ありがとうございました。             (拍手・降壇) ○議長(竹内一君) 暫時休憩いたします。           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「              午前11時58分 休憩              午後1時00分 再開           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「 ○議長(竹内一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎教育次長(榊原幸作君) それでは、第49回国民体育大会への取り組みについて、まず最初に会場整備計画についての御質問についてお答えをさせていただきます。 平成6年に本市で開催されます第49回国民体育大会ソフトボール競技少年男子の部の競技会場は2面必要で、本市が立候補をいたしました段階では競技会場として半田市営球場、NTTグラウンド、洲の崎公園グランド、臨海野球場を予定いたしていました。その後、昭和62年11月18日付で第49回国民体育大会愛知県準備委員会より正式内定を受け、庁内で検討をいたしました結果、メイン競技場を半田市営球場と洲の崎公園グランドに決定をし、昭和63年5月20日付で愛知県へ申請いたしました。同年11月24日に中央競技団体の競技会場視察があり、半田球場については施設全体としては問題はないが、駐車場の整備が必要である。洲の崎公園グランドについては、駐車場整備のほか、半田球場と離れすぎていること、国道247号線の通過車両によるプレーへの影響が心配されること、周囲が工場用地で環境面がよくないことなどを指摘されました。また、半田球場を会場とした場合、国体開催に向けてソフトボール招致大会を実施することになり、高校野球連盟、軟式野球連盟、その他利用団体との使用日程の調整が極めて難しくなるということがありまして、これらにかわる施設として内部で対応策を検討いたしました結果、競技会場にふさわしいグランドとして愛知県企業庁が所有している衣浦港中央埠頭西地区の用地を国体終了時まで借用し、競技会場とすることに決定いたしました。 今後の整備計画といたしましては、全体4万600平米のうち、ソフトボール競技場を2面で1万8,000平米、駐車場、普通車300台分7,500平米、バス50台分3,000平米のほか、本部、競技役員席、記録、審判席等々で残り約1万2,100平米を予定いたしております。 平成2、3年度についてはグランド整備費を見込み、他の施設につきましては開催年までに建設する計画でございます。 次に、大会終了後の活用についての考え方でございますが、本競技会場は衣浦港中央埠頭西地区に位置し、埠頭利用計画では貨物の長期保管のために供される敷地もしくは建屋の敷地として、来年4月からは愛知県企業庁から愛知県土木部港湾課へ管理替えをされると聞いておりますが、国体開催を契機に、一層市民のスポーツ活動の推進を図るため、この土地の借用等については、愛知県当局、衣浦港港湾管理者と協議し、引き続きスポーツ施設として活用をしてまいりたいというふうに考えております。 次に、選手強化策についてでございますが、市内の高校にはソフトボール部がございません。今後、市内の高校に対し、どのように働きかけていくかについて考え方をお答えさせていただきます。 市内5校のうちで、5つの高校のうちで比較的男子高校生の多い高校に対しまして、ソフトボール部を結成していただくようお願いし、練習場の確保や指導体制等の支援活動をいたしてまいりたいと、このように考えております。 次に、国民体育大会の開催の趣旨は、御質問者もおっしゃっているとおりでございますが、広く国民の間にスポーツを普及し、アマチュアリズムとスポーツ精神を高揚して、国民の健康増進と体力の向上を図り、あわせて地方スポーツの振興と地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにしようとする目的で開催をされてまいりました。2巡目の国体と言えども、大会の成功はもちろんのこと、本市におきましても、この国体開催を契機に、他のスポーツ種目においても、市民が選手として参加できるよう、育成強化を図るとともに、大幅なスポーツの普及、振興を目指すため、祝国体何々大会と冠を付した大会を計画し、市民の国体に対する意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。 次に、予算面についてでございますが、3か年の実施計画で発表いたしました国体の施設関係の2億、3億の費用につきましては、2面、球場として整備をいたします。特に内野の方は3,000平米を深さ45センチぐらい、それから外野につきましては6,000平米を深さ30センチぐらい、撒水、排水設備、こういったものを設けまして、合計2面分で1万8,000平米ございますが、この整備費で2億円程度を考えております。残りの2万2,600平米、これにつきましてはグランドより整備を少し落としまして、深さ30センチぐらいの土の入れかえ、こういったことを考えていきたいと思います。経費につきましては約1億円ぐらいかかるであろうというふうに試算をいたしております。全体で4万600平米の土地の造成費で約3億円ぐらいを考えておりますが、このほかに附属施設としてバックネット、フェンス、簡易トイレや、できれば練習会場の整備なども見込んでいきたいと思っております。 次に、国体開催に向けての費用につきましては、グランド整備費を除き、現段階では総額費用を試算いたしておりませんが、既に開催したところ、これから開催するところ、そういったところの状況を把握し、大会運営に支障を来さない費用の計上は当然でありますが、全国各地から集まった選手や役員をはじめ、多くの人々を温かく迎え、友情を深め、喜んでいただけるような環境づくりのための必要な経費を計上いたしてまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(盛井祐治君) 私から2点目の都市景観の創造についてお答えを申し上げます。 御質問者も御指摘をいただいておりますけれども、特に近時、都市のアメニティーを重視した都市景観の創造が行政の大きなテーマとなっていることは、私どもも承知をいたしております。本市が戦後40年あまりを経まして、現在問題になっております国際化、情報化、高齢化という新たな社会的局面を迎えるとともに、これまでの公共施設居住空間整備のあり方を見直し、そこにより快適な価値を付加して、全体として魅力ある都市空間を創造すべき時期にまいっておると判断をいたしております。 御質問の中の、まず第1点目の夢のある公共施設づくりについてでございますけれども、快適で便利な都市づくりを総合計画の中でどのように取り入れ、どのように具体化していくのかとのお尋ねでございますが、新しい総合計画には第3次の総合計画の中にはございませんでした項目として、新たに都市景観に関する項目を設ける案といたして、現在その策定作業を進めておる状況でございます。さらに、これからの進め方でございますが、先に発表をいたしました3か年実施計画にありますように、第4次総合計画の初年度となる平成3年度には都市景観づくりのもととなります都市空間形成基本計画を策定し、平成4年度からは、そのモデル事業を実施してまいりたいと考えております。 また、市職員の景観行政についての知識向上のための研修をはじめ、デザインに関する専門のアドバイザーの活用などとともに、都市景観向上のための市民意識醸成のためのまちづくり講演会、テキストの配布などを行ってまいりたいと考えておりますのでよろしく御理解を賜りたいと存じます。 2点目の、ライトアップ作戦についてでございますが、ライトアップによって、そのもの自体の存在感を強め、歴史性、芸術性、美観性を高め、人々の目を楽しませ、街に活気を与えるということは、これは今回のデザイン博で特に強調された部分でございます。しかし、残念ながら本市では電線の地中化率、地中化されている部分がゼロの状況でございます。したがいまして、いまだライトアップができる都市景観が確保されていない段階でございますが、歴史的建造物、樹木、公共施設、彫刻、橋、公園など、ライトアップの対象物としてできるものの拾い出し、それから可能性並びに効果などの検討をこれから進めまして、一定時期までにはモデル的に実施をいたしてまいりたいと考えております。 また、民間の方のライトアップ事業を誘導するために助成策があるのか、コンクールを実施する方法がいいのかなど、それらの手法についてあわせて検討を進めてまいりたいと考えております。 3点目の、半田市のCIづくりでございますが、コーポレーティッドアイデンティーとか、私ども行政の場合ですとシティアイデンティーだとコミュニティーアイデンティーというものを、たまたま頭文字が同様ということで使い分けをあわせて行っておりますけれども、21世紀を目前に控えまして、新しい世紀への生き残りをかける都市間競争が現在、非常に激化しようとしております。まちの特色、特性、課題など、ほかのまちと違う面を強調し、また個性あるまちづくりの方向を明確にすることが時代の要請になっております。幸い、本市には先ほど来申し上げております半田山車まつり、新美南吉、蔵の街がございます。これらを核としたまちづくりを進めてまいりたいと存じております。既に幾つかのプロジェクトが動きだしておりますけれども、総合計画審議会の中でも御審議をいただき、半田市のシティアイデンティティーを確立していきたいと考えております。 また、御提言いただきましたように、市章、市の木、市の花の見直しなどの検討についてでございますが、長い歴史を持つ市章などは、これからも引き続き尊重をしていきたいと存じますし、市の木、市の花につきましても、それなりに定着をいたしておりますので、これからもこの定着を図るとともに、皆様の御協力によりまして大切に育ててまいりたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。 また、新しい半田市のロゴマークだとか、半田市の字体のデザイン化、それからシンボルカラーの制定など、シンボルカラーは私どもは水色で定められておる、一部に定められておるような感触を持っておりますけれども、これらの制定などを進めて市のイメージアップを図ってまいりたいと考えております。もちろん、先ほど御提言がございました封筒などについてもあわせて検討をしてまいりたい考え方でございます。 市役所としての、このCIの確立は、職員に組織のアイデンティティーを認識させ、組織の帰属意識を強め、職務に対する使命感を植えつけ、組織を活性化させるようにつながるものと確信するものでございまして、なお、これにつながらないようなCIでは必要がないということも理解をいたしております。また、市民レベルにおきましても、生涯教育などを通じまして半田の魅力は何であるかを発見し、また何であるべきかを認識し、半田に誇りを持っていただくことが新しいまちづくりにつながっていくものと考えております。この意味で現在、策定中であります総合計画や産業振興計画そのものが半田市の現状を認識し、知多半島、ひいては衣浦の中核都市としてみずからがリーディングシティーとして機能していこうとするもので、半田市のCI戦略そのものと考えておりますので御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ◆18番(石川勝彦君) ありがとうございました。 それでは、若干再質問をさせていただきたいと思います。 まず、国民体育大会の取り組みについてでございますけれども、会場整備計画について御説明をいただいたわけですけれども、それぞれに御努力をされてきたということについては、評価をいたしておりますけれども、現時点でいろんな反省点があったんではないかなあというふうに受けとめております。例えば会場が一たん内定してから、その会場を変更をするというようなことについては、それぞれの事情があるとはいえども、民間では全然考えられないことではないかなあと、先ほども質問の中でも申し上げましたけれども、現状としては、ある施設を使うというのが一定の条件になっておるわけですね。そうすれば、その申請を出す段階においては、向こうからオーケーですと言ってきたときに受け入れるというのが条件だと思いますけれども、その辺の、やっぱり若干甘さがあったんじゃないかなあということと、県との事前のコミュニケーションが若干欠けていたんじゃないかなあと、そんな気がいたしますので今後の糧にしていただければと思います。 それから、選手強化策についてでございますけれども、平成6年ということですから、今から5年先になるわけですから、逆算いたしますと、今の小学校の高学年の方がその大会へ選手として参加されるというような大体年代になると思いますけれども、高校として、そういう取り組みをしていただくだけではなくて、中学校あたりにおいても国体に向けて、クラブというまでにいかないにしても、そういうソフトボールについての関心を持てるような授業とか、課外活動をしていただければ大変ありがたいと思いますので、その辺の考え方についてもお聞きをしたいと思います。 また、選手強化ということには直接結びつきませんけれども、やはり国体へ向けての市民の全体の盛り上がりの一つとして、これから市の主催の、今までそれぞれの団体での取り組みはあると思いますけれども、市として、やはりソフトボールをひとつの柱としたレクリエーション的な形でも結構だと思いますので、ソフトボール大会等を積極的に企画運営をしていただきたいというふうに思いますので、その辺の考え方についてもお聞きをしたいと思います。例えば親子ソフトボール大会というような形でできないかなあ、中学生の男子と40歳以上の男性であれば、それほどの競技的にも問題はないと思いますので、そういうような取り組みもいかがかなあと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それから、予算面についてですけれども、正直なところ申しまして、3か年実施計画の中で5億円という予算が出てきたときに、正直びっくりいたしました。内容を聞けば、それぞれに理解できる部分もあるわけですけれども、市民感情としては国民体育大会の整備費として5億円という予算はいかがなものかなあというふうに思います。現実にお話を聞きますと、今後もその場所を活用するということでございますので、国体の以前の活用、そしてその後の活用を考えれば、決して高いものではないと思いますけれども、その辺も市民感情を踏まえた上で取り組みをしていただきたいと思いますし、この会場についても現状は県の所有地でございます。半田市内にある土地ですので、愛知県へ持っていくわけにはまいりませんので半田として、いろんな活用がされると思いますけれども、ぜひ早い機会に半田市への移管がされるような形の御努力を今後も続けていただきたいというふうに思います。 それから、都市景観の創造についてということですけれども、おおむね総論的には前向きな御答弁をいただいたということでありますけれども、具体的にはもう少しお尋ねをしたいと思いますけれども、夢のある公共施設づくり、先ほどの後藤議員の質問の中にもありまして、駐車場についてはまわりの景観を配慮してつくっていきたいということでありましたけれども、その後も新美南吉の記念館とか、総合運動公園、そして駅前整備等が計画をされているわけですので、それらについても従来の予算の枠にとらわれずに通常の建設費用のほかに、デザイン料というんですか、そういうようなものを付加して、これからのまちづくりにしていく考え方があるかどうかについて御答弁をいただきたいと思います。 それから、ライトアップ作戦についてですけれども、電柱の問題とか、いろいろまだほかに事前に取り組まなければいけない問題もあると思いますけれども、これについては、やはりできるところから取り組んでいただきたいというふうに思います。先日も名古屋市の企画室の中にあります都市景観室というところがあるわけですけれども、ここにお尋ねをいたしましたところ、民間の予算についてはどうされてますかということでお聞きしましたら、いや民間のものについては市からは助成はいたしておりません。市の建物等にライトアップしたことによって民間がそれに刺激をされた形で、半ば競争のような形でその波及効果があったということでございますので、ぜひどこかに頼らず、まず、市がシンボル的な建物が幾つかあると思いますので、それらについてのライトアップについて早急に取り組んでいただきたいと思いますし、また、費用と効果の問題につきましても、電気代等については若干調査いたしましたけれども、ほとんど予算的にそれほど市の財政に圧迫をするというような予算ではないようでございますので、ぜひ御検討をいただきたいと思います。 それから、半田のC1づくりについて、それなりに前向きな御答弁をいただいて、やれることから手をつけていきたいということですけれども、市章については、やはり長い伝統があるものだから、これをかえるということは、それぞれの立場で違うと思いますけれども、御答弁の中にもありましたロゴマークとか、そういうところから取り組んでいただく中で、不釣り合いになったという時点でまた御検討いただくような形で、とにかく前向きな形での取り組みをいただきたいと思います。 それから、市の木、市の花ですか、ついては変更する意思はないということの御答弁をいただいたわけですけれども、もう少し頭を柔らかく取り組んでいただきたいと思いますのは、例えばこういうものは一つは緑化ということも、今後の半田市の緑化ということについての関連も出てくると思いますけれども、街路樹として、少なくともこれらの市の木、市の花を現在の松とサツキを街路樹として使うことについては、やっぱり不向きではないかな、そういう意味ではそれぞれのこれらのものを大切にしていくということは、わかるわけですけれども、大きく市民あるいは市内外にアピールしていく木とイメージとしては、あまり適当ではないかなあということですので、御検討をいただきたいというふうに思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎教育次長(榊原幸作君) それでは、再度の御質問の第1点目の会場を変更したことの反省について、御指摘のとおりでございます。最初に県の方へ申請をする段階で第1番目に前回第1回のときに実施をいたしております卓球競技、その次がソフトボール、その次がバトミントンということで、この3つで申し込みをいたしたわけですが、結果としてソフトボールの少年男子があてられたわけなんですが、グランドがあれば大会については十分半田球場、州の崎グラウンド、あるいはお借りするNTTグランド、こういったもので対応ができるというふうに考えておったんですが、実際ルール面でもう少し勉強をしておく必要があったということを深く反省をいたしております。 次に、2点目の強化策、一応15歳から18歳ということになりますと、現在の小学校の6年生から中学の1年生になるわけですが、特に高校生で実際にやる段階になりますと、平成6年の11月になりますと、高校3年生の場合ですと進路指導等の問題もございますので、主力が2年生になる。そうすると小学校の現在の6年生ですか、こういったところが中心になろうかと思うんですが、今現在、半田市内の小、中学校でクラブとしてソフトをやっておるのは、女子のソフトはございますが男子はございません。今の学校のクラブの状況から、ソフトボールのクラブを中学校あたりでもうけることは非常に難しいと思います。ただ、ソフトボールについての意識を高めるための授業は学校でも取り組めるというふうに考えておりますので、こういった面で実際の強化策については高校の方にお願いをしておきたいと、このように考えております。 それから、3点目のソフトボール大会、これは現実に市内の各地区で同級生のソフトボール大会とか、数多く実施をいたしております。こういったものをば半田市あるいはソフトボール協会、こういったところが一本化して大会を持っていくというようなことは非常に国体に向けてのPRにもなりますので、そんなことをぜひ実施していきたいと、質問者がおっしゃってみえますような親子ソフトボール大会、こういったものも一度検討をさせていただきたいというふうに思っております。 次に、予算面でございますが、2億、3億ということで、マクロな数字でございます。実際に実施については設計等もこれから行っていきます。それから第49回国民体育大会の半田市の準備委員会もございますので、そちらの方でも御協議をいただいて、市民感情も十分考慮した上での整備を実施していきたいというふうに考えております。 なお、半田市への移管ということについては、これは施設が港の施設でありますので、無理だと思いますが、せっかく整備をした施設ですので長く半田市民が使えるような協議をぜひお願いをしていきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 以上です。 ◎総務部長(盛井祐治君) 再度の御質問のうち、関係するところについてお答え申し上げます。 まず、夢のある公共施設づくりということで、例えばデザイン料を付加する考えはないかということでございますけれども、これにつきましては必要な部分についてはそれなりの費用を付加して予算化をしてまいりたいと考えております。 それから、ライトアップ関係でございますが、先ほど申し上げましたように、とにかくどのような施設をライトアップすべきかということについての施設、それから設置物などについての拾い出しをまず行って、そのうち御提言がございましたように、できるものについては順次、行ってまいりたい考え方でございます。 次に、市の木、市の花でございますけれども、これも春と秋ですか、サツキ展だとか、黒松盆栽展だとか行っておりますし、御承知のとおり下水道のマンホールの蓋にも取り上げております。したがって、これはより一層、このものを定着させるということで、それが街路樹になるかならないかということとは若干切り離して考えてまいりいたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ◆18番(石川勝彦君) ありがとうございました。それぞれに前向きな御答弁をいただいたというふうに理解しております。 若干、食い違うところがありますけれども、全部一致するというまでやってましたらきりがないことでございますので、今後の課題ということでお受けとめをいただきたいというふうに思います。 最後の質問ですので、市長さんに御所見を伺って、質問を終わりたいと思いますけれども、都市景観の創造について3つの質問をさせていただいたわけですけれども、市長さんとしての御所見を伺って、質問を終わりたいと思いますのでよろしくお願いします。 ◎市長(山田耕市君) いろいろな有益な御提言をいただきまして、私どもとしても非常に参考にしていきたいと思っております。それぞれ部長からもお答えを申し上げましたが、新しい時代に対応して、そうした精神は十分生かしていきたいというように思っております。 ○議長(竹内一君) 石川勝彦君に対する関連質問を許します。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ないようでありますので石川勝彦君の質問並びに関連質問を終結いたします。 以上をもちまして通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて市政に関する一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日はこれにて散会いたします。           �「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「�「              午後1時32分 散会...