瀬戸市議会 2024-03-06
03月06日-06号
令和 6年 3月定例会 令和6年瀬戸市議会3月
定例会会議録第6号 令和6年3月6日(水曜日) 議事日程 第6号 令和6年3月6日(水曜日)午後1時開議日程第1 一般質問 本日の会議に付した事件日程第1 一般質問 一般質問の通告者、発言順、件名1. 22番 臼井 淳(327~345) 1. 中水野駅
周辺土地区画整理事業の市負担の見通しを明らかにすべきである。 (1) 当該事業の組合設立と認可状況はどのようか。 ① 中水野駅
周辺土地区画整理事業は、本年3月末に、
組合設立認可及び総会開催を予定としており、そのため発起人会や
パートナー調整会議が行われている。1月に開催した準備会や調整会議の議事録には、具体的な記述が書かれておらず、当該事業の進捗状況や地権者に対してどんな説明や意見があったのか説明を伺う。 ② 令和6年3月末に同事業の
組合設立認可を得るため、地権者の本同意を求めているが、現在本同意取得の状況はどのようか伺う。
③ 組合設立認可基準は、
土地区画整理法第18条の
区域内地権者3分2の同意を必要としている。当該事業の地権者150人の本同意の取得については、県が指導する本同意85%を取得していくことで良いのか伺う。
④ 当該事業について、これまで
事業代行パートナーと調整会議を行っているが、令和5年11月9日の会議では、代行予定者への移行時期について協議を行っているがどのような内容の協議だったのか伺う。 ⑤ 市は、当該事業の組合設立の総会後に、当該事業の道路、調整池、公園、宅地造成等の工事施行や保留地の商業地・宅地販売(処分)等を実施する
業務代行パートナー企業と契約の締結を行うことになっているが、いつ頃に契約を行うのか伺う。
⑥ 当該事業の減歩率について、公共減歩率12.73%と保留地減歩22.07%の
公共保留地減歩率34.80%としているが、他の
土地区画整理事業と比べて減歩率が低いのはなぜなのか。施行前の地積割合は農地が約51%・宅地約12%としているが、保留地処分を少しでも増やすことはできなかったのか見解を伺う。 (2) 年度別概算事業費と市助成金は
スケジュール通りに実施されるのか。
① 年度別概算事業費の
想定スケジュールでは、
保留地処分金の収入時期は、令和9年度・令和11年度としている。工事費については令和7年度から支出が開始されているが、上下水道工事や公園工事、
ため池工事等が完了するスケジュールはどのようになっているのか伺う。 ② 前回の定例会で、同事業の事務費について、なぜ毎年度4,375万円の組合運営費が必要なのかを伺ったが、事務委託費2,300万円はどういった費用なのか伺う。
③ 組合認可設立が予定より遅くなることで、
当該事業実施及び助成金に関する事業費にどのような影響が出るのか見解を伺う。 ④ 瀬戸市
土地区画整理事業助成条例に基づき算定された当該事業の市助成金として31億1,800万円を補助することが決まっている。今後、同事業の進捗状況が悪化した場合は、市助成金が増額(追加)されることはないと理解しておいてよいのか伺う。 (3) 市は公共用地の処分と取得後について説明すべき。
① 中水野駅前近くの用地(瀬戸市内田町2丁目40-2)は、平成14年度に、
水防倉庫等建設用地として取得している。取得費用約5,000万円(概算)は土地開発基金から支出されているが、既に20年以上も経過し、これまでなぜ水防倉庫が建設されずにきたのか理由について伺う。
② 当該用地の取得については、土地収用法の特例(
租税特別措置法)手続き(5,000万円控除)を経ているが、1,008㎡の用地を取得した時の控除を含めた経緯を伺う。 ③ 平成21年度に、中水野駅前の公有地(内田町2丁目40-2)は暫定駐車場として、毎年度約200万円の貸付収入がある。当駐車場は、行政財産の目的外使用として許可されているが、今後同用地は、公共減歩として保留地処分することになるのか伺う。
④ 当該事業での下水道整備や
駅前広場整備、公園、遊歩道整備、
地区外排水路改良工事と
ため池改良工事等の市事業費13億3,250万円(国費含む)のデータが公表された。しかし、昨年9月の
まちづくり説明会では、市が保留地を取得して、
子育て支援施設(保育園)の整備を検討するとの説明であったが、その後はどうなっているのか、それとも既に変更になっているのか伺う。 (4) 事業の全体像を明らかにするべきである。
① 当該事業費は、保留地処分と市助成金合計52億391万1千円としているが、既に業務委託費や
測量調査事業等に約2億6,300万円(人件費含まず)の事業費を使い、市が行う事業(下水道整備、
駅前広場整備、公園整備等)に13億3,250万円(国費含む)見込んでいる。しかし、
子育て支援施設(保育園)の整備は不確定であり、当該事業の全体像をはっきりと示すことがなぜ出来ないのか見解を伺う。
② 当該事業では、宅地保留地88戸、
スーパーマーケット誘致を含め
地区内想定人口を約1,550人と住宅639戸を目指すには、換地を宅地用に土地取得しなければ実現することが難しいのではないのか見解を伺う。 ③ 市施策の優先度や重要度を比較した場合、中水野駅
周辺土地区画整理事業の市費負担分は概算で約47億円(一部国費)を見込み、また市が目指す税収増と人口増を達成するには、同地区の換地が宅地に転換されなければならず、当該事業には不確定要素が多い。一方、老朽化が顕著で、既に
土地取得済みの消防庁舎を新しく整備する方が、市民の安心安全のため、災害対策・防災力の向上等に繋がり、優先度が全く違う。市施策の優先度や重要度について市長はどのように考えているのか見解を伺う。2. 4番 松原 大介(345~363) 1
. 中期事業計画の査定から本市の方向性を問う (1
) 中期事業計画の策定方針について ① 近年の本市における歳出の推移・内訳を見ると、義務的経費のうち扶助費の増加が著しく、今後も扶助費をはじめ、社会保障費の増大が予測されています。そのため、投資的経費の財源確保が大きな課題であり、必要な投資的事業をいかに選定していくかが重要だと考えますが、見解を伺います。
② 投資的経費といえども、その多くは道路や橋りょうの改修・更新、
上下水道施設の更新、学校施設の長寿命化、防災拠点の整備など、避けては通れないものが多いのが実情と考えます。そのなかで本市は、公共施設等の総量を減らす(機能集約・廃止)方針を打ち出し、学校の統廃合をはじめとする様々な取組みを進めてきました。瀬戸市
公共施設等総合管理計画で示したこれらの方針は継続していく意向でよいのか伺います。
③ 中期事業計画(令和6年度実施計画)の策定方針の特徴としては、「暮らしの4要素(住む/働く/学ぶ/育む)の充実」が据えられ、「策定にあたっての背景」が示されていることにあると捉えています。そのなかの「中長期的な財政見通しをもった政策展開」では、個別事業(費)の見直し、FM(
公共建築物整備)事業費を含む投資的経費の平準化の検討を進めるとあります。今回の計画策定に対して、個別事業(費)の見直しをどのように行ったのか伺います。 ④ 同上、投資的経費の平準化とは具体的に何年までの経費を何年以降に移していくことを想定しているのか伺います。 (2) 政策判断により廃止や縮小となった事業について ① 暮らしの4要素のうち「学ぶ」「育む」について、
中期事業計画策定にあたっての事業明細書によると、小学校・中学校それぞれの長寿命化工事、保育園の大規模改修は、「1年に1校(1園)ずつ開始されるようにしてください。」とコメントされ、査定により担当部局の提案額から大きく減額し、
事業スケジュールの変更をしています。これによる財政的影響と、
施設更新計画への影響、「学ぶ」「育む」への影響を伺います。 ② 暮らしの4要素のうち「学ぶ」「育む」について、
菱野団地小中一貫校整備では、担当部局からの提案額に対して、本内示額は約78%の額でした。その前段階の仮内示額は、提案額の約43%の額でしたが、これはどのような意図であったのか、この仮内示額で魅力的な
小中一貫校整備が実現できると考えたのか、「学ぶ」「育む」の充実は可能であると考えたのか伺います。 ③ 暮らしの4要素のうち「住む」「学ぶ」「育む」について、
体育施設整備では、瀬戸市体育館・
市民公園陸上競技場・市民プール・野球場の改修の提案に対してゼロ査定としています。コメントでは「公共施設全体で比較検討した結果見送りとします。」とありますが、今の改修を我慢して将来的に建て替えをするなど方針転換によるものなのか、公共施設全体のなかで体育施設はどのような位置付けであるのか伺います。 ④ 暮らしの4要素のうち「住む」「学ぶ」「育む」について、
公園施設整備の
磁祖公園整備では、担当部局からの、R6年度
基本計画策定、R7年度基本設計、R8年度実施設計の提案について、すべてゼロ査定としています。整備計画の見直しがまさに行われようとした矢先にストップした理由、暮らしの4要素への影響、今後の方針について伺います。 ⑤ 暮らしの4要素のうち「住む」「働く」「学ぶ」について、
文化財保護普及(旧山繁商店)では、
活用整備事業のすべてをゼロ査定としている一方、「施設の保存活用に効果的な事業内容を再検討し、
政策推進課等と協議のうえ実施することとします。」としています。旧山繁商店の活用については賛否両論ありますが、両者の共通した意見は、「建物が日々朽ちていくなか、応急修繕だけを繰り返している現状のままではいけない。」ことだと考えます。それを踏まえ、暮らしの4要素への影響、今後の方針はどのようか伺います。 ⑥ 暮らしの4要素のうち「住む」について、
資源ごみ分別処理・ごみ減量促進では、担当部局からR6年10月から
プラスチック製容器包装の週1回収集を提案されていましたが、「収集頻度は現状維持とし、拠点回収を実施しつつ、排出量や市民ニーズ等の動向を注視することとする。」としています。プラ収集実績は、昨年10月以降(プラ収集開始は一昨年10月)も前年度比で増加しており、週1回収集の市民ニーズも高いままだと考えます。担当部局からも提案されているなかで、これ以上動向を注視するとはどのような意味を持つのか、プラ分別・ごみ減量の鈍化を招きかねないとも考えますが、暮らしの4要素への影響も含め、見解を伺います。 ⑦ 暮らしの4要素のうち「住む」「働く」「学ぶ」「育む」について、消防新
庁舎整備事業では、新庁舎建設を「当面の間見送ることとし、現庁舎を継続使用するための大
規模改修工事を行うこととする。」とし、再度の担当部局からの提案に対しても「市全体の投資的事業の
財政需要増大により、昨年度までの査定を方針変更し、消防新
庁舎整備建設工事を見送りとする。」としました。投資的事業の
財政需要増大とは具体的に何か伺います。 ⑧ 同上、消防新
庁舎整備事業の新
庁舎建設見送りの方針については、昨年12月に
中期事業計画において発表されましたが、本年1月1日に能登半島地震が発生し、防災・減災の大切さ、とりわけ本市においては、消防施設の大切さを見直すきっかけになっていると考えます。また、市長の予算大綱説明においても、「今回の震災を教訓として、本市における防災・減災対策を着実に進めてまいります。」と発言されていることからも、施設の延命措置にしかならない大規模改修による整備方針は、再度見直す必要があると考えますが、見解を伺います。 (3) 政策判断により継続や拡充となった事業について ① 本市の投資的事業の経費のうち、多くを占めるのが、FM事業(
公共建築物整備)、大
規模道路整備、区画整理、
企業立地等補助金となっています。そのうち、FM事業(
公共建築物整備)については、中項目(2)で示したとおり、多くの事業について、相当の廃止や縮小、
事業スケジュールの見直しを図ったと認識しています。投資的経費の平準化と引き換えに、暮らしの4要素への影響は相当大きいと考えますが、見解を伺います。
② 企業立地等補助金である
立地促進奨励金は、歳入歳出のバランスが常に±0の事業であり、大
規模道路整備については、着工中の事業と附属する事業であることから、投資的経費の平準化に寄与することが難しい事業だと認識していますが、見解を伺います。 ③ 中水野駅
地区区画整理については、事業の必要性に賛否両論あるのが現状と捉えています。令和6~8年で約18億円の歳出を見込んでおり、担当部局の提案額に対して、ほぼ満額回答されています。現在示されている全体事業費は約65億円以上(うち市負担分約40億円)ですが、このほかに同地区で想定される歳出はどれほどか伺います。 ④ 中水野駅
地区区画整理について、第6次総合計画はじめ各種計画において示している、「鉄道駅を中心としたコンパクトな都市構造」という基本的な考え方のもと、水野地域の拠点としていく方向性には、過去から現在において概ね賛同しています。しかしながら、財政的観点において、この事業を進めていくことで、中項目(2)で挙げた事業を中心に、他事業への影響は相当大きいと考えることから、中水野駅
地区区画整理の事業規模と
事業スケジュールについて、他事業と同様に、適正かどうか再度見直す必要があるのではと考えますが、見解を伺います。 (4) 本市が向かうべき方向性について ① 市長は「かたよらない市政の実現」を掲げ、「暮らしの4要素の充実」に資する政策展開をするとしています。これまでの質問を踏まえ、投資的事業の優先順位付けをどのように行ったのか伺います。
② 投資的経費の平準化の観点において、相当数の
事業スケジュールの見直しをされましたが、特に大きな歳出を伴う大
規模道路整備と中水野駅
地区区画整理の
事業スケジュールが重複していることによる影響は大きいと考えますが、見解を伺います。 ③ 「かたよらない市政の実現」「暮らしの4要素の充実」という市長の方針と、
中期事業計画における投資的事業の査定では、方向性が乖離しているように感じます。今回査定をした事業のうち、全市民の暮らしに影響する事業については、再度見直しを図ってはと考えますが、見解を伺います。出席議員(26名) 1番 黒 柳 知 世 2番 颯 田 季 央 3番 山 内 精一郎 4番 松 原 大 介 5番 三 宅 聡 6番 原 誠 7番 朝 井 賢 次 8番 高 島 淳 9番 西 本 潤 10番 小 澤 勝 11番 馬 嶋 みゆき 12番 石 神 栄 治 13番 中 川 昌 也 14番 高 桑 茂 樹 15番 池 田 信 子 16番 新 井 亜由美 17番 宮 薗 伸 仁 18番 冨 田 宗 一 19番 柴 田 利 勝 20番 戸 田 由 久 21番 三 木 雪 実 22番 臼 井 淳 23番 長 江 公 夫 24番 伊 藤 賢 二 25番 長 江 秀 幸 26番 浅 井 寿 美欠席議員 な し説明のため出席した者の職氏名 市長 川 本 雅 之 副市長 大 森 雅 之 教育長 加 藤 正 彦 経営戦略部長 駒 田 一 幸 行政管理部長 松 崎 太 郎 地域振興部長 中 島 宗 仁 市民生活部長 篠 田 康 生 健康福祉部長兼福祉事務所長 熊 谷 由 美
都市整備部長 内 木 柔 消防長 勝 股 淳 教育部長 磯 村 玲 子
政策推進課長 久 野 崇 財政課長 伊 藤 哲 成
都市計画課長 山 村 和 宏
消防本部総務課長前 田
剛事務局出席職員氏名 局長 水 野 守 議事課長 北 原 裕 子
議事課課長補佐兼庶務係長 桂 川 和 也 議事調査係長 内 藤 寛 之 午後1時00分 開議
○
柴田利勝議長 ただいまの出席議員は26名であります。 これより本日の会議を開きます。 なお、傍聴の皆様方におかれましては、会議中は静粛にしていただきますようお願いいたします。 本日の議事日程は、議事日程第6号のとおりであります。 なお、議長は、市長をはじめ関係理事者の出席を求めておきましたので、御了承願います。
会議録署名議員は、先日同様、6番原誠議員及び21番三木雪実議員を指名いたします。 これより日程に入ります。 日程第1、一般質問を行います。 順次発言を許します。22番臼井淳議員。 〔22番臼井淳登壇〕(拍手)
◆22番(臼井淳) それでは、3月定例会の一般質問をします。 大項目は1点だけです。中水野駅の
周辺土地区画整理事業の市負担の見通しを明らかにすべきであるというテーマで質問させていただきます。 12月定例会の一般質問に引き続き中水野駅
周辺土地区画整理事業について、本年3月末に組合の認可設立を目指して、地権者に本同意取得への取組を、今、していますが、どんな見通しなのかということと、そして、当該事業に市が負担する支出について妥当なのかということについて、再度伺います。 中項目の1、当該事業の組合設立と認可状況はどのようか。 小項目の①、中水野駅
周辺土地区画整理事業は、本年3月末に
組合設立認可及び総会開催を予定としております。そのため、発起人会や
パートナー調整会議が行われております。 1月に開催したこの発起人会や調整会議の議事録には具体的な記述が全く書かれておらず、はっきり言って分からないわけですけど、当該事業の進捗状況や地権者に対してどのような説明や意見があったのか、それについて説明を伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 1月に開催しました発起人会や
パートナー調整会議では、同意取得の進捗状況や、同意をいただけていない方の御意見などについて情報共有を行い、個々の権利者様への対応や、
パートナー企業も含めた今後の取組方について協議が行われたものでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) もう一度伺いますけど、これ、私が頂いているこの資料、この会議録ですけど、全く一切、水野の
地域交流センターでやられているんですね、これ、集会場で。何も書かれていないので、これ、会議録としては、何のあれの意味がない。今、説明したこともそうですけど、抽象的なことはいいんですけど、じゃ、具体的に進捗についてどういう話合いというか報告がされたのかについて、もう一度伺います。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 具体的には同意いただけない方々の諸事情等々の情報共有を図り、そういった方々へのその後の対応について、発起人会、
パートナー企業及び市役所等の役割分担について協議を行ったものでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) ここにありますけど、次回の日程という形で2月27日、先週の火曜日午後6時半から、これも同じ交流センターでやられていますけど、それはどんな内容だったんですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 引き続きの情報共有と、このひと月の取組について共有を図ったところでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳委員。
◆22番(臼井淳) 2点目です。 令和6年3月末に同事業の
組合設立認可を得るため地権者の本同意を求めておりますが、現在、本同意取得の状況はどのようか、伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 現在、本同意取得の状況は3分の2程度の同意をいただいていると伺っております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 具体的に伺いますけど、もう一度、たしか地権者数は150人というふうに伺っていますけど、以前聞いたので大体66%から67%の本同意をいただいているということで、そういうことでよろしいですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 先月末の時点で確認したところ3分の2以上はいただいているというふうに伺っております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) もう一点行きます。これ、人の本同意はいいんですけど、面積分もそれに応じて大体3分の2以上になっているということでいいんですか。面積ね。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 面積のほうもほぼ3分の2というふうには伺っておりますが、正確には3分の2かどうかというところまでは、すみません、お答えができません。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、3点目に移りますけれども、まだそこは未確定だという、今、そういう答弁でいいんですかね。この本会議場で、これは市としての考えを今お伝えしたわけですから、そこはまだ未確定だという要素を含まれているということでよろしいですね。 じゃ、次行きますね。3点目。組合設立の認可基準は、
土地区画整理法の第18条の
区域内地権者3分の2の同意、3分の2以上の同意を必要としております。当該事業の地権者150人の本同意の取得については、県が指導する本同意85%を取得していくことでよいのか、お尋ねします。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 組合の設立認可は愛知県でございますので、現在は県の指導に従い、発起人会が中心となりまして同意率85%を目指して、本同意書の取得に取り組んでいるところでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、もう一度、課長に聞きますけど、そうするとこれ、裏づけとしてはまだ85%行っていないので組合の3月末の設立は、これはまだ不可だということでよろしいですか。できないということで。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 現段階において、本年3月末の
組合設立認可については、難しいというふうに考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) もう一度伺います。過去の瀬戸市が行った
区画整理事業、例えば、西です、瀬戸品野西。これは平成18年ですけど、品野西の場合は本同意が87.4%。次、幡野東もやりましたね、
区画整理事業として。これが平成27年、これは85.9%だったんですけど、ただし、危惧するのは、塩草のほうです、塩草の
土地区画整理事業。これについては75.8で発起人がスタートしたんです。85未満でやっちゃったわけです、これ、事業開始をした。そんなことは発起人会の人たちがやろうと思えばできるわけですけど、そういうつもりはないのかあるのか、いかがですかね。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 現時点でそのような方針が発起人会のほうで検討されているというふうには聞いてはおりません。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、もう一度くどいですけど、今のところこの県の指導が求めている85%の本同意については、やっぱりそこに持っていくということで、そういう認識でよろしいですか。瀬戸市はですよ、瀬戸市は。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 本来であれば区画整理法上は3分の2以上の同意書を取得すれば、認可申請は可能であるんですが、現在愛知県の指導のほうでありますように85%以上の同意を指導で求められているところでございますので、市のほうとしても円滑な事業運営のためにも、同意書の取得に努めるように考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、次、行きます。 多分あれですよね、仮換地のときが、これ、あまり強引にやるとそのときにもめ事になるということがあるので、多分、そういうことを言われているのかなということで、次です。 4番目、当該事業についてですけど、これまで事業の代行パートナーと調整会議を行っておりますが、令和5年11月9日の会議では、代行予定者への移行時期について協議を行っておりますが、どのような内容の協議だったか、伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 現在、事業化検討パートナーと発起人会の間では、事業計画の検討・立案を目的として覚書が結ばれておりますが、その中で本同意の収集に見通しが立った段階で、発起人会との協議により業務代行予定者に移行できると定められております。 業務代行予定者への移行後は、設立後の組合と正式に業務代行契約を締結することを前提として、契約の方法や役割の分担など様々な条件を整理する段階となります。 会議では、設立認可前後のスケジュールを想定しながら、その移行時期について、意見交換が行われたものでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) ⑤です。市は、当該事業の組合設立の総会後に、当該事業の道路、調整池、公園、宅地の造成などの工事施行や、保留地の商業地・宅地の販売(処分)などを実施する、今言われた
業務代行パートナー企業との契約の締結を行うことになっておりますが、いつ頃というのは、これ、認可後ということになると思うんですけど、いつ頃にこの契約を行うのかについて伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 工事の契約や保留地の販売契約などは、組合設立後、総会や理事会の議決を経て締結されますが、業務代行予定者に移行した段階で、工事や保留地販売の契約の方法や時期などについて検討されるものと考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 再度伺いますけど、日進市、御存じですよね。日進市の北部に
土地区画整理事業、北のエントランスということで、もう20年ぐらい前から、これはまだ施行開始はされておりませんけど、ここも事業化検討パートナーということで、発起人会といろいろこれまで協議をされていたんですが、日進市。メンバーは瀬戸市と全く同じで矢作建設さん、トヨタホーム、トヨタすまいるさんなんですけど、聞くところによると昨年度この契約を解除したということで、簡単に言うと採算が合わないからということで、同じ事態にならないかなと思うんですけど、その点の情報とか含めていかがですかね。大丈夫ですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 今回、事業計画が作成された際の工事費や保留地価格などは、工事や保留地取得を担う予定企業とともに作成しましたので、一定の担保は現時点でも確保されているものと考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、次、6番です。当該事業の減歩率についてですけど、公共減歩率が12.73%と保留地減歩が22.07%の
公共保留地減歩率が34.8%としておりますが、他の、これまで瀬戸市もそうですけど、この
土地区画整理事業と比べて減歩率が低いのはなぜなのかなんです。施行前の地積割合は農地が約51%、宅地が約12%あるんです。今現在。そうするとこの保留地処分をもう少し、少しでもこの増やす工夫はできなかったのかなというふうに思うんですけど、それについて見解をお尋ねします。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 減歩率につきましては、過去の土地改良の実績により、その際に減歩を負担されていることや、幹線道路や駅前広場の都市計画施設が一部整備済みであるという前提がございます。また、令和元年10月1日に施行させていただいた助成条例では、都市計画決定かつ都市機能誘導区域を含む地区での施行を条件にすることで、助成が適用となる組合を絞る反面、助成の対象となる費用や範囲を拡大させていることも減歩率が抑えられている要因と考えられます。 また、保留地の面積を増やすことは、地権者様の減歩負担増につながりますので、現事業計画案の収支計画では、想定されている支出に対して収入の柱となる保留地処分が過不足なく計画されているものでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) もう一度お尋ねします。簡単に聞きますけど、家がある方がなかなか減歩って難しいと思うんです、実際減らすということ。では、土地で減歩できないこの地権者の場合は、どうやってこれはあれですかね、精算金か何かで、これ、処分していくということでなるんですかね。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 減歩ができないケースにつきましては、精算金での対応というふうになると考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) つまり、その場合ですけど、この34.8というのが減歩の割合になりますから、例えば、1,000平米のお宅を持っているんだったら、そのうちの34.8%が、精算金というお金でそれは処理しなきゃいけないということになるんですね、そうすると。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 今のおっしゃられた1,000平米の34.8って、これ、平均が34.8ですので、それぞれの状況によって減歩率というのは変わってくると考えております。 今回、精算行為がある宅地についての減歩率のパーセンテージが精算という形になるというふうに考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳委員。
◆22番(臼井淳) 中項目の2に行きます。 年度別の概算の事業費と、市の助成金はスケジュールどおりに実施されるのかについて、小項目の①、年度別概算事業費の
想定スケジュールでは、
保留地処分金の収入時期は、令和9年度と11年度になっております。工事費については、令和7年度から支出が開始されますが、以前も聞きましたけど、上下の水道工事や公園工事、ため池工事などが完了するスケジュールはどのようになっているのか、伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 事業計画案では、組合が施行する公共施設工事は令和7年度から始まり令和10年度に完了する予定となっており、附帯して市が実施する工事に関しましては連動する形で令和8年度から令和11年度に実施する予定でございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 2番です。前回の定例会で、同事業の事務費についてお尋ねしましたけれども、なぜ毎年度この4,375万円の組合の運営費が必要なのかということで、塩草の場合はたしか1,500万円だったので、何でこんなに多いのかなと。特にこの事務委託費2,300万円というのがあるんですけど、これはどういった費用なのかについて伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 事務委託費2,300万円は、業務代行業者から二、三名のスタッフが派遣され、組合運営を委託する1年間の費用として計画されているものでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) つまり、これ、あれですかね、矢作建設さんだとか、トヨタホームさんだとか、すまいるさんの社員さんが常駐するということ、その費用ですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 代行業者からのスタッフが常駐するというような考えでおります。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) それはなぜ常駐するんですか。必要なんですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 今回、業務代行方式という組合の運営方式を取っておりまして、全ての運営、工事から保留地販売、換地まで販売を行うというところで、今回入っていただいておるところです。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 3番です。組合認可設立が予定より遅くなることで、当該事業の実施及び助成金に関する事業費にどのように影響が出るのか、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔)
組合設立認可が年単位で遅くなるようなことがあれば、人件費や物価などの社会環境の変化があった場合に、事業実施や助成金に関する費用に影響が出ることは考えられます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) つまり、助成金が増えるということですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) その可能性があるということでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 4番です。瀬戸市
土地区画整理事業条例に基づき算定されたこの当該事業の市の助成金として、31億1,800万円を補助することが決まっております。 今後、同事業の進捗状況が悪化、この事業が悪化した場合など、市の助成金が増額(追加)されることはないと理解をしておいてよろしいでしょうか、伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 現在の市助成金の計画は、現時点での事業計画案をベースとして算出されたものであり、将来、土地利用計画などの修正など、事業計画に変更があった場合や委託や工事費などの実際の契約金額により、助成金の額が増減することは考えられます。 しかし、これまでの
区画整理事業と違い、認可前に基本設計を実施し、土地利用計画につきましても精度を高めて計画しておりますので、助成金が大きく増減する可能性は低いものと考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、具体的に聞きますね。いいですか。ここの住所まで言いますね。区画整理やる地内で、駅からどのぐらいですかね、徒歩二、三分のところに、住所を言いますね。内田町2丁目64の1と65の1、これ、市の保有地ですよね。用地課が所管しているんですけど、ここに先週、愛知県の廃棄物対策課が入ったでしょう、調査しに。残渣がひどいので、もう30年前から市の土地になっているんでしょう。これ、換地として。残渣がひどいので近くの人たちが多分県に言ったと思うんですけど、先週、県の廃棄物対策課の監視グループが入って調査されていますよ、ここ。環境課にも不適合だということで、基準から保管が全然駄目だということで指導に入っているんです。それ、知って言っています。環境課のほうは通したって言ったよ、確認したら県の人を。保管が不適合だから基準から、ちゃんと保管されていないし、きちっと。というふうで、調査に入ったんだけど、知っています。この中水野の区域の。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) その事柄については、承知をしておるところではございません。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 都市計画課がつくったこの施行前の公共用地のところだけど、図面あるけど、入っていないんだ。今、私が言ったところ、内田町の2丁目の64の1と65の1、約1,000平米ぐらいあるんだけど、ここ、市の今、公有地なんだ。用地課が管理しているんだ、都市整備部の。ここにちょっと問題があるからということで、県の廃棄物対策課の監視グループが入ったんだわ。先週、調査に。環境課のほうには伝えてあると言っているけど、問題だからって。適正じゃないので、管理の仕方。こういうのって問題にならないの。聞いていないということ。聞いていないね。全く。
○
柴田利勝議長 通告をもらっていないから、ちょっと分からないということですから。
◆22番(臼井淳) 分からないね。じゃ、さっき言ったじゃん。進捗に問題があった場合どうするのって、ここ。都市計画課がつくったこの計画図よ、これ、土地利用計画図、完成後。ここの該当する、私が今言ったところって住宅用になっているの、土地。公有地だよ、ここ見ると、公有地のところが住宅地になっているんだ。都市計画課がつくった、完成図。こういうのって後々問題にならないんですかって。まだ認可の前だから今いいけど、組合設立して動いた場合、どうやって、今、初めて聞いたからどうしようもないかも分からないけれども、でも、これ非常に問題だからどうされていくんですかという話なんです。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 宅地の中で何かそういったものが見つかる、あるという話であれば、まずは、原因者のほうでの対応ということも考えられますし、その後の対応につきましては組合運営の中で、組合のほうで考えることに、協議をしていくことになるというふうに考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) これ、何が問題かというと、表面のところはどうも県の廃棄物対策課の、私、伺ったときには、産業廃棄物じゃないけど、一般廃棄物だから瀬戸市がきちっと管理しなきゃいけなくなる、これ法律的にそうでしょう。もう一つ問題なのは、土地の土壌の汚染、30年間多分野焼きでずっと燃やし続けているから、いっぱい燃やしていたみたいです。プラスチックとかいろいろ、残渣がすごく残っているので、後々土壌汚染になった場合、問題なんです。ダイオキシンなんかちょっとでもあったら問題になるので、そういうことについてしっかりと把握されていないということですね。つまり、都市計画課、今の答弁だと、そういう問題にならないかなと思って今言ったんですよ。先週の話だから、私も急に聞いた話だから、それ以上のことは分からないけれども、でもここの土地ですよ。内田町2丁目64の1、1,000平米近く、968平米ぐらいかな、これでも市の土地だから、公有地、用地課がこれ担当しているんです。そういうところも把握されていないということね、そうすると。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 今の事案については把握しておりませんが、必要に応じて、今後対応していくようなところになると考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、聞くけど、組合設立だった場合、組合が今後施行しているわけだからこういう問題について組合がやっていくということでいいんですね。土壌汚染に、土壌汚染対策法になるんだけど、これって法律でいくと。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 最終的に宅地になる部分につきましては、組合のほうの責務というか負担になるとは考えておりますので、組合と今の地権者である瀬戸であれば瀬戸市との話になると思います。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) いいですか、一般廃棄物に関する指導
権限は瀬戸市として適切に対応していただくことにありますので、その依頼を環境課のほうにはしておりますというふうに、これ、県のね。つまり、やめますけど、全然知らなかったんですよね、把握していないということですね。今の時点でいいですわ。部長でもいいですよ、それ。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 現時点では把握しておりませんでした。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) これ、別の問題があるんだわ。何でかって、この中水野の
周辺土地区画整理事業の施行前の公用用地としては入っていないんだ、これ、今私が言ったところ、住所、真っ白。民地になっているんだよ。把握されています。でも、用地課がこれ担当しているの、ここ。都市整備部の、いかがですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) そちらに書いてある部分については、行政財産と普通財産という項目がございまして、行政財産については公共用地という扱いで、面積は入れさせていただいています。 今の御指摘のところは普通財産になりますので、下の宅地の部分に算入されておるというところでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) もうやめますけど、宅地の部分になる以上は、こういう土壌に関しての、多分近くで農業をやられている方もいますから、ここはちゃんとしっかり調査しないと、後々この禍根を残すことになりますので、これは市としてきちっと受け止めて調査しなきゃいけないと思うんですけど、いかがですかね。最後だけここは。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) まずは今回、議員から指摘があった事項について内容についてよく確認していきたいというふうに考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、中項目の3に行きますね。市の公共用地の処分等取得方法について説明すべきであるということで、小項目の1、中水野駅近くの用地、瀬戸市内田町2丁目40の2──これまた別ですが、これ駅前のところね、暫定駐車場しているところね──平成14年度に水防倉庫等の建設用地として取得をされております。取得費用は約5,000万円、多分、大体そのぐらいですね。どこから支払ったかというと土地開発基金から出されております。支出をされておりますが、既に20年以上も経過し、これまで、なぜこの水防倉庫が建設されずに今に来たのかなということで、その理由について伺います。
○
柴田利勝議長 消防長。
◎消防長(勝股淳) これまで水防倉庫が建設されなかった理由につきましては、平成12年の東海豪雨の浸水被害を契機に、主に水野川周辺の水防対策の一環として、将来的にこの地域における水防倉庫の必要性を認識していた状況の中で、適当な用地が見つかったということから、まず、用地の先行取得という形で事務を進めたものでございます。 そのような状況の中で、中水野駅周辺の
土地区画整理事業の検討など、取り巻く環境が大きく変化したことから、水防倉庫の建設について現在は状況を見守っているところでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 変な聞き方しますけど、今回こうやって中水野で住宅地を造るということなので、逆にお尋ねしたいのが、だったらこの消防の水防倉庫というのが必要になるんじゃないかなと思うんですが、いかがですか。
○
柴田利勝議長 総務課長。
◎
消防本部総務課長(前田剛) 水防倉庫の必要性につきましては、中水野駅周辺の
土地区画整理事業の進捗状況を踏まえた上で都市計画課等と連携しながら、水防倉庫の建設、水防資機材の収納方法等を考えていく必要があると考えております。 以上です。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 昔の話だから聞くのは酷かも分からないけれども、そんなに倉庫だからお金がかかる、別に整備費はかからないと思うんだけど、何で20年以上もですよ、事業認可を得ているでしょう。これ、僕、持っていますけど、認可の起案書と決裁。何で20年以上も放置されてきたのかなというのが不思議でしようがないんですけど、説明ができるんだったらちょっといかがですかね。
○
柴田利勝議長 総務課長。
◎
消防本部総務課長(前田剛) 水防倉庫をすぐに建設しなかったことにつきましては、すみません、市議がおっしゃるとおり、予測的な部分も含めてという御答弁にさせていただきますけれども、中水野駅周辺の
土地区画整理事業による周辺の環境変化、そういったものを今消防長のほうから答弁させていただきましたけれども、それ以前の部分につきましては、土地のかさ上げを含めた舗装、倉庫建設、防火水槽の設置等の事業予算措置のめどが立たなかったこと、そういったことではないかと考えております。 以上です。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) じゃ、2番。当該用地の取得については、土地収用法の特例(
租税特別措置法)の手続で5,000万円の控除を経ているんです。1,008平方メートルの用地を取得したときの、控除を含めた経緯についてお尋ねします。
○
柴田利勝議長 消防長。
◎消防長(勝股淳) 土地取得の経緯につきましては、水野川流域における水防倉庫の必要性を認識していた状況の中で、現在でも防火水槽等の用地につきましては、都市整備部と相談をしながら実施していくことから、当時につきましても、建設部から水防倉庫の建設用地として適当な場所があるという情報を受ける中で、事業を進めたものと考えております。 また、土地収用法の特例につきましては、当該土地の取得目的が公共事業である水防倉庫の建設のためであったことから、5,000万円控除の収用証明書を発行したものでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 税金の面でちょっとお尋ねしたいんだけど、事業認定がされないと、原則、税務署から5,000万円の控除なんてできないんですけど、5,000万円で買ったってことは5,000万円支払ったわけだから、それが5,000万円控除だもんで無税ですよね。だから、それは事業認定が原則必要だということで、私、税務署で確認しましたけど、そうすると、実際事業をやっていないのに、結局、やりっ放しで控除しっ放しで、結局建たなくて、今、暫定用地として駐車場で、市役所に200万円ぐらい収入ありますけど──ここね、今、三十七、八台ぐらいとまっていますけど車がね──それがずっと続いているということについての事業として、行政としての正当性としてちょっと問題じゃないかなと思うんですけど、その点はいかがですか。
○
柴田利勝議長 総務課長。
◎
消防本部総務課長(前田剛) 事業の正当性につきましては、まずは、現在の税務署への報告につきまして、計画のほうは当初からの予定どおりには進んでおりませんが、取得当時の取得目的が水防倉庫用地であったため、そちらの取得時のことに関しては問題ないものと考えております。 ただ、今後、そういったこと、税務署のほうへも相談をするべきかどうか、そういったことを総合的に考えたり、担当部署との連携する中でそういったものが必要であるという判断がされた場合には、そういった御相談も含めて対応していかなければならないというふうに認識しております。 以上です。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) これ以上伺いませんけど、そういう土地なんです、ここね。そこをやるわけですよ、中水野として。 3番目、平成21年度に中水野駅前の公有地、内田町2丁目40の2は暫定駐車場として、毎年度約200万円の貸付け収入があります。当駐車場は行政財産の目的外使用として許可をされておりますが、今後この同用地は、公共減歩として保留地の処分することになるのかについて伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 同用地につきましては行政財産として目的を持った土地でございますので、
土地区画整理事業の施行後にも、道路や公園の公共用地に含まれるように計画をしておるところでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 4番です。当該事業での下水道整備や
駅前広場整備、公園、遊歩道整備、地区外の排水路良工事とため池改良工事などの市の事業費13億3,250万円──これ、国費も含まれますけれども──のデータが公表されました。 しかし、昨年9月の
まちづくり説明会──じゃないね、これ──発起人会では、市が保留地を取得して、
子育て支援施設(保育園)の整備を検討するとの説明がありました。 昨日、質問でもありましたけどね、一般質問。その後どうなっているのか、それとも既に変更になっているのか、伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 中水野駅周辺地域につきましては、都市計画マスタープランにおいて子育て世代の定住や居住の循環促進に向け、居住機能や都市機能の集約・誘導を図ることとしております。 必要な子育て機能につきましては、瀬戸市保育所整備・運営計画も踏まえ、全庁的な検討を進めているところでございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 次、中項目の4、事業の全体像を明らかにするべきである。 小項目の1、当該事業費は、保留地処分と市の助成金で合計52億391万1,000円となっておりますが、既に業務委託費や測量調査事業などに約2億6,300万円──これ、人件費は入っていませんから、多分人件費ではこれ3億円行っちゃっているんですけど──の事業費をもう既に使っているんですけど、市が行う事業(下水道整備、駅前広場、公園整備など)に13億3,250万円、国費も含んで見込んでおります。 しかし、
子育て支援施設の保育園の整備は不確定であり、当該事業の全体像をはっきりと示すことがなぜできないのか、見解を求めます。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔)
土地区画整理事業に関連して必要となる基盤整備に要する費用につきましては、概算ということで見込みをお示しさせていただきましたが、
子育て支援施設を含むその他の誘導施設等につきましては、
土地区画整理事業の進捗状況を踏まえながら、別途検討が進んでいくものと考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 昨日もこのことで質問がされておりますけれども、私、これで一つすごく、やっぱり市はちゃんと説明すべきだなと思うのは、これだけ文書化して、例えば、保育整備の運営計画の17ページのところ──昨日も説明がありましたけれども──「仮称で中水野駅の
周辺土地区画整理事業により老朽化した水北保育園と、老朽化と土砂災害区域ですね、警戒区域に位置する水南保育園を統合し、中水野駅周辺の区画へ上記2園を統合した新たな保育園を設置する予定です。この施設の保育園は近年増加する障害児に対応でき得る施設」として書いてありますけど、「本市の公立保育園、北の拠点園としての機能を有するもの」ということで、公文書に書いてあって、地元の説明会でもこうやって「地区内外の保育事業に対し、子育て世代の定住につなげる」、「組合の販売する保留地を市が取得し、
子育て支援施設等の設置を検討してまいります」と書いてある。 これはまだ検討だから、それはそうかも分からないけど、この間の質問でちょっと私、失礼な言い方したかも分かりませんけど、FM事業の整理表とありますよね──内示されてあるやつ──長期財政の重要方針の見通し、ここでいくと保育課においての各保育園の整備では、中水野区画整理内新園保育園、令和10年から工事が始まって13年完成で6億2,400万円というこの予算が概算で見積りがありますね。ここに、さっき言った、ああもうそのとおりだなと思ったのは、水北の保育園と水南保育園が整備費が何も入っていないんです、これ、書かれていないです。保育園自体がもう省かれちゃっているので、ああこれは間違いないなと思っちゃったんです。これだけ公文書で行政が作っちゃった以上は、何らかやっぱりきちっと示さなきゃいけないんじゃないかなと思うんです。分かりませんとかまだ未定ですとかという、逃げるんじゃなくて、ちゃんと正面でここまで文書化している以上は、金額まで書いてある。6億2,400万円です。これ、設計費で2,400万円ですか、これ。ちゃんと概算でどのぐらい費用これだけ見積もって、こういうふうに考えていますと、ちゃんと言えば、別に保育園を造ることに反対なんか僕らも思っていませんけれども、事業費はきちっと見積りを立ててほしいということで、それは、行政として責任あると思うんですけど、いかがですか。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 議員も言われるとおり、昨日の一般質問でもありましたし、12月の定例会の一般質問でもありましたけれども、保育園整備につきましては、今後の保育サービスの在り方ですとか、保育園の在り方だったり、保育行政を効果的かつ充実したものとするための計画であります、今言われた保育所整備運営計画の考えを基本として、
公共施設等総合管理計画だったり、先ほど申し上げた都市マスの考え方を踏まえた中水野周辺地域での整備も含めて、どういった形で整備していくかを今全庁的に検討しているところでございます。 今、議員がおっしゃられた先の計画、
中期事業計画の先の計画は12月の定例会でも申し上げたとおり、今現在想定でございますので、その部分はそうした形で今検討しておりますので、
中期事業計画でしたり、しかるべき計画に載る時期が来ましたら、しっかりと説明をしてまいりたいと考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 分かりますよ。それ以上、部長には突っ込みませんけど、でも、助成金はしっかりと、もう1円たりとも削られていなくて、31億1,800万円ですか、これはもう計画どおり書かれるわけで、使うほうはもうしっかりとこの根拠を裏づけを考えながら支出の面でいくと予定をされるんだけど、これから使うほうはすごく幅があるということで、そうやって私、聞いておりましたけれども。じゃ、次、2番目、当該事業では、宅地の保留地の88戸、
スーパーマーケット誘致を含め地区内の想定人口約1,553人ですね、たしか、住宅639戸を目指すには、これはもう換地を宅地用に土地取得しなければ実現することは難しいんですけど、その点についてはいかがですかね、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 将来の換地の土地利用につきましては、それぞれの地権者様が決定することになりますが、過去の意向調査では、売却や賃貸など、新たな土地活用意向の方が半数程度ございました。 今回、業務代行で
土地区画整理事業が実施されれば、デベロッパーやハウスメーカーの担当が現地に派遣され、地権者様の相談体制も整うところでございます。当該地区は、宅地需要への判断もあって、民間企業が参画されている側面もございますので、地権者様の様々な土地利用意向に寄り添える体制を整えるよう働きかけてまいります。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。 議員に申し上げます。残り5分となりましたので。
◆22番(臼井淳) 想定なので、これからなので、臆測になかなか断定するような言い方はできませんけど、どう見ても、これ、保留地だけで88戸しか建たないので、あとスーパーで1万8,000平米使っちゃうんでしょう、これ。保留地が1万4,000でしょう。3万2,000ですね、合計で。じゃ、どこで人口増を図るのかというと、地権者さんの持っている土地、換地ですよね、ここを住宅用に処分しないと、都市計画課がこれまで言ってきた人口増にはつながっていかないということなので、ここについて、助成金も含まれているということの、そういう観点でよろしいんですか。つまり、別なんですか、それ。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 今回の助成金につきましては、この区域内20ヘクタールの中での公共施設整備であったりという部分の助成条例に基づく積み上げた額でございます。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) ちょっと嫌な言い方になって申し訳ないんですけど、そうすると、換地の部分は、仮換地のときには一番問題になるんだと思うんですけど、地権者さんの考えによっては別にそれはできない場合もあるということ、そういう含みがあるということで今聞いているんです。それでよろしいですか。
○
柴田利勝議長 都市計画課長。
◎
都市計画課長(山村和宏) 今のそれができないというのは、宅地化できないということでよろしいですか。 あくまでも換地につきましては、土地所有者の方のお考えがあるものだというふうに考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 分かりました。最後です。3番ですけど、市施策の優先度や重要度を比較した場合、中水野駅
周辺土地区画整理事業の市費負担分は、概算で約47億円、一部国費も含まれておりますけれども、そのように見込みます。 また、市が目指す税収増と人口増を達成するには、同地区の換地を宅地用に転換しなければならず、当該事業には不確定要素が多いんです。一方、老朽化が顕著で、既に土地の取得済みの消防庁舎──もう土地を買ってありますよね、隣ね──新しく整備するほうが、市民の安心・安全のため、もちろんこの間の能登の地震じゃないですけど、災害対策や防災力の向上につながり、当然、優先度は全く違うと思うんです。 市の施策の優先度や重要度について、市長はどのように考えられているのか、見解をお尋ねしたいと思います。
○
柴田利勝議長 市長。
◎市長(川本雅之) 第6次瀬戸市総合計画に掲げる将来像の実現及び都市像の達成に向け、各施策を展開しているところでございますが、中水野駅
地区区画整理であれば居住環境の魅力向上や未来に向けたまちづくり、また、新消防庁舎整備であれば、安全・安心な地域づくりなど、施策によって見込まれる効果は様々であると考えております。 今回の
中期事業計画においては、健全かつ持続可能な財政運営を継続していくため、見込まれる効果や事業の進捗状況等を踏まえ、事業のスケジュール調整を行ったものでございます。 以上です。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 再度市長に伺いたいんですけど、新聞でいくと、報道で聞くと、市長は財政的な課題があるけれども、一応この取得済みの土地、消防の新庁舎を建てる方針に変更はないというふうに述べられておるんです。これは、本意というふうに捉えてよろしいんですか。
○
柴田利勝議長 市長。
◎市長(川本雅之) 消防庁舎が今、老朽化を迎えて、移転をする時期に来ておるということは十分承知をしておりますし、また、安全・安心のまちを築き上げていくには、そういったことをやっていくことも必要であるという認識を持っております。 また、区画整理のほうも、行く行くの瀬戸市の将来を考えた上にきちっとやっていく事業である、そういったことも認識しておりまして、今回はこういう決断をさせていただいたということであります。 以上です。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 最後になりますけど、ずっと最初から聞いてきて、今、最後聞いて、いいんですけど、市長の答弁はよく理解もできますけれども、今、私が途中で言った廃棄物対策課が入った問題だとか調査とか、特に環境の面、土壌だとか、それは市の公有地なので、民地じゃないので、こういうことについてはちゃんときちっと調査した上で、安全なのかどうかということをやっぱり図ることが、これ行政の仕事ですから、任務ですから、まずそこを第一にやらなきゃいけないんですけど、ましてやこれ、知らなかったんです。僕は先週入ったと聞いているので、こういう情報についても知らなかったんですね、全く。こんな大きな問題を含めてですよ。これで助成金、今年度予算で2億6,500万円ついていますけれども、まず、こういう諸問題を──さっき水防の建設でそのまま放置されていましたよね、20年間──含めて1回、整理してほしいなと思っています。まず、この事業を始める──85%までは本同意がないと進めないということは言われましたので──それは確約的な話になりますけど、そういうことでいかがですかって話なんですよ。どうです。部長か課長か。
○
柴田利勝議長 都市整備部長。
◎
都市整備部長(内木柔) 議員の御指摘の課題等々はあろうかと認識を改めてさせていただいたところです。 今後、瀬戸市のまちづくりを進めて、そういった子育て世代の定住や住環境の循環を目指したまちづくりを進めていくことが必要かというふうに考えておりますので、そういったことで、事業のほう、引き続きそういったことも含めて検討もしながら、進めていきたいというふうに考えております。
○
柴田利勝議長 臼井淳議員。
◆22番(臼井淳) 1分ありますけど、もう終わりますけど。ちょっと答えられていないので、ちょっとこれは問題だなと思いながら、今回一般質問でこの件については問題かなと思って終わります。 以上です。(拍手)
○
柴田利勝議長 この場合、暫時休憩いたします。 午後1時55分 休憩 午後2時10分 再開
○
柴田利勝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、移ります。4番松原大介議員。 〔4番松原大介登壇〕(拍手)
◆4番(松原大介) それでは、議長のお許しをいただきましたので、さきの通告に従い順次質問してまいります。今回は大トリです。 今回のタイトルは、
中期事業計画の査定から本市の方向性を問う。 質問趣旨です。令和5年5月に川本市長が就任されましたが、令和5年度の予算の骨格は既に決まっていたことからも、令和5年12月に示された
中期事業計画、令和6年度から令和8年度、これが川本市長体制になって最初の予算編成となりました。また、3か年計画である
中期事業計画は市長の任期末と重なることからも、市長が任期中に何をなそうとしているのかを読み取れるものと理解しております。 それを踏まえ、各部局から上げられた予算要求に対し、どのような政策判断を基に査定を行ったのか、どのような優先順位づけをしたかを明らかにし、市長が目指す今後の本市の方向性について伺ってまいります。なお、本質問は内容が多岐にわたりますが、提案をした各部局に問うものではなく、提案に対して査定を行った市長以下、経営戦略部に問うものです。 中項目の1、
中期事業計画の策定方針について。まずは大枠の考え方のすり合わせをさせていただきます。 小項目1、近年の本市における歳出の推移・内訳を見ると、義務的経費のうち扶助費の増加が著しく、今後も扶助費をはじめ社会保障費の増大が予測されています。そのため、投資的経費の財源確保が大きな課題であり、必要な投資的事業をいかに選定していくかが重要だと考えますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 瀬戸市
公共施設等総合管理計画でお示しをしておりますとおり、今後公共施設等の改修・更新費として非常に大きな経費が見込まれてございます。こうした状況において、持続可能な財政運営を行っていくため、財政収支見通しで定めます財政運営の考え方・指針を踏まえて投資的事業を計画していく必要があると考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) この課題は本市に限ったことでありませんが、答弁でもありましたように、持続可能な財政運営で投資的事業を選定していると。だからこそ、いかに効果的で必要な投資的事業を選定していくかが重要だというふうに思います。 小項目の2に行きます。投資的経費といえども、その多くは道路や橋梁の改修・更新、
上下水道施設の更新、学校施設の長寿命化、防災拠点の整備など、避けては通れないものが多いのが実情と考えます。その中で本市は公共施設等の総量を減らす、機能集約ですとか廃止ですとか、そのような方針を打ち出し、学校の統廃合をはじめとする様々な取組を進めてきました。瀬戸市
公共施設等総合管理計画で示したこれらの方針は、継続していく意向でよいのか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸)
公共施設等総合管理計画は令和38年度までを計画期間としてございまして、この間5年ごとに見直しを行いながら、計画で掲げております取組を着実に進めてまいりたいと考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) ここもそのとおりですね。次に、行きます。 小項目の3、
中期事業計画(令和6年度実施計画)、これの策定方針の特徴としては、暮らしの4要素、住む、働く、学ぶ、育むの充実が据えられ、策定に当たっての背景、これが示されていることにあると捉えています。 その中の中長期的な財政見通しを持った政策展開では、個別事業、個別事業費の見直し、FM──ファシリティーマネジメントです、
公共建築物整備──の事業費を含む投資的経費の平準化の検討を進めるとあります。 今回の計画策定に対して、個別事業、個別事業費の見直しをどのように行ったのか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 昨年度取りまとめました
中期事業計画、本年度ではなくて昨年度の
中期事業計画におきまして、令和6年度と令和7年度については財源不足が見込まれてございましたので、各部・各課において事業内容及び事業費を精査した上で、今回の中期の立案を依頼して、計画策定過程において策定方針を踏まえて事業検討を行ってございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) ここで一つ、個別事業の見直しというのは欠かせない工程だと、必要な工程だと思います。しかしながら、そのやり方というかプロセス、それが大事だと私は思います。 端的に言うと、市長から各部局に対して、自分たちがやっている事業の中で要らないもの出しなさい、無駄を削りなさいといっても限界があると思うんですよね。それはある意味、自分の仕事、先輩や上司から引き継いだ仕事に対しての否定、自己否定にもなりかねないからです。 そこの議論のスタートは、やはりしっかりとした事務事業評価や外部評価があって、それを起点にして議論していかないと、個別事業の見直しはなかなか難しいかなと思っております。 小項目4番に行きます。同上、投資的経費の平準化とは、具体的に何年までの経費を何年以降に移していくことを想定しているのか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸)
公共施設等総合管理計画で示す公共建築物の改修・更新費は、今後34年間の総額で約1,365億円と試算をしてございまして、令和13年度までが多くの改修・更新費を要する期間と見込んでございます。そのため、施設の長寿命化ですとか機能統合・集約を図ることによって、総額の削減を目指すとともに、改修・更新費の平準化を計画しているところでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) ここが今回の質問のポイントの一つになろうかと思います。要は瀬戸市
公共施設等総合管理計画でも示されているように、これから数年、答弁によりますと令和13年度まで、特に公共建築物の建て替え時期、建て替えにお金がかかるから長寿命化工事に切り替えてもなお時期が令和13年度までに集中しているので、先延ばししてでも毎年の経費の平準化をやっていかないと、財政がもたないというところだと思います。 市長以下、経営戦略部がその辺りをどう政策判断して、どう優先順位づけをしていったのかをこれから明らかにしていこうかと思います。 中項目2では個別事業を詳しく聞いていきますが、今、中項目1で質問した本市のこのマクロの財政事情というものの背景があってということを踏まえて質問していきますので、一概に削ったことを批判するものではありません。その上で、どう政策判断、優先順位づけをしたかです。 中項目の2に行きます。政策判断により廃止や縮小となった事業について。 小項目1、暮らしの4要素のうち、「学ぶ」「育む」について、
中期事業計画策定に当たっての事業明細書によると、小学校、中学校それぞれの長寿命化工事、保育園の大規模改修は1年に1校、または1園ずつ開始されるようにしてくださいとコメントされ、査定により、担当部局の提案額から大きく減額し、
事業スケジュールの変更をしています。これによる財政的影響と、
施設更新計画への影響、「学ぶ」「育む」への影響を伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 公共建築物の整備につきましては、施設利用者の安全面や機能確保、更新による施設の効率化などの視点に加え、長期的な財政負担への影響も含め、総合的に判断した上で計画を策定してございまして、施設利用者の方々への影響がないように進めてまいりたいと考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 基本的に校舎建て替えではなくて長寿命化工事によって延命していくという方針に何とか納得していただかなければならない中で、その長寿命化計画についてもスケジュールを延ばして対応せざるを得ない状況であるということですね。 これは、投資的経費の平準化のためですよね。非常に心苦しいですが、今できる現実的な対応と理解せざるを得ない部分はあるかと思います。 では、次の統廃合を行う
菱野団地小中一貫校整備についてです。 小項目2、暮らしの4要素のうち、「学ぶ」「育む」について、
菱野団地小中一貫校整備では、担当部局からの提案額に対して、本内示額は約78%の額でした。その前段階の仮内示額は、提案額の約43%の額でしたが、これはどのような意図であったのか。この仮内示額で、魅力的な
小中一貫校整備が実現できると考えたのか、「学ぶ」「育む」の充実は可能であると考えたのか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸
) 中期事業計画の仮内示の時点では、
菱野団地小中一貫校整備のうち、八幡小学校のプール解体工事や、屋内運動場の設計業務・改築工事について、子供たちにとってよりよい教育環境の整備に必要な事項は何かを本内示に向けて継続的に協議するという判断で、一旦仮内示を示したところでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 仮内示時点では継続協議の状態の部分が多かったというような説明だったと思うんですけれども、私は、提案額に対して43%にしか満たない仮内示額を出したこと自体に、正直憤りを感じました。 教育部の懸命な折衝によって78%の額にまで戻りましたが、初めは通常の長寿命化工事分の金額しかつけなかったですよね。これは事業明細書のコメントにしっかり書いてあります。学校統廃合する、母校がなくなる、子供の学校がなくなるということへの影響量をどう考えたんでしょうか。これは再質問します。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) まず、仮内示に向けてでございますけれども、担当課から要求のあったことに、内容につきましては、ヒアリング等を通じまして、その内容について仮内示の時点におきましても十分共有して、しっかりと議論・検討を進めてきたところでございます。 さっきの答弁の繰り返しになりますけれども、仮内示の時点では子供たちのよりよい教育環境についてさらに検討する時間が必要であるとの判断から、一旦は、議員の御指摘がありました平均的な価格、これまでの実績等を踏まえた額のほうを算出して、一旦仮内示としておるものでございまして、本内示に向けては教育環境のよりよい整備に必要なその整備内容について整理した事業費、それを計上したものでございまして、議論につきましてはしっかりと継続的にやってきたものでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) とはいえ仮内示の時点でも事業の総額、全ての事業を含んでの金額というのはある程度出てくるわけで、そこでやはり私はこの43%の額しか最初付けなかったということは、ちょっと学校を統廃合するということへの影響量をちょっと甘く見過ぎているんじゃないかなとは思います。経験者が語るですよ。教育部もにじの丘でそれが分かっているからこその提案額だと思います。統廃合してしまう代わりに、それがたとえ建て替えでなく長寿命化工事であっても、少しでもよりよい教育環境にしなければという責任感だったと思います。 結果としては、本内示である程度戻りましたので、ここまでにしておきます。 小項目の3に行きます。暮らしの4要素のうち、「住む」「学ぶ」「育む」について、
体育施設整備では瀬戸市体育館、
市民公園陸上競技場、市民プール、野球場の改修の提案に対してゼロ査定としています。コメントでは、公共施設全体で比較検討した結果見送りとしますとありますが、今の改修を我慢して将来的に建て替えをするなど、方針転換によるものなのか。公共施設全体の中で、体育施設はどのような位置づけであるのか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 体育施設をはじめ公共建築物の整備につきましては、施設利用者の安全面や機能確保、更新による施設の効率化などの視点に加え、長期的な財政負担の影響も含め総合的に判断すべきものであると考えて計画を策定してございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 本市の財政状況の厳しさを物語っている査定だとこれは思います。1個だけ再質問します。 特に体育館についてなんですが、防災としての機能も多分にあるということを忘れてはならないと思います。その辺りの認識としては、どうですか。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) 市民公園の市民体育館の改修につきまして、これまでも第1体育館及び第2体育館ともに耐震化の対応、こちら済んでおりますし、照明のLED化、また、トイレのバリアフリー化への対応など、順次整備を進めてきたところでございまして、災害時等の資材の集積場所であると、そういう位置づけ、そういった防災拠点、活動拠点としての位置づけ、そういったところも含めて施設利用者の安全面、機能確保などを踏まえた観点から総合的に判断したものでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) ここは市長が考える優先順位づけの中でやむを得ない選択をしたと、ここでは理解しておきます。 小項目の4、暮らしの4要素のうち、「住む」「学ぶ」「育む」について、
公園施設整備の
磁祖公園整備では、担当部局からの令和6年度
基本計画策定、令和7年度基本設計、令和8年度実施設計の提案について、全てゼロ査定としています。整備計画の見直しがまさに行われようとした矢先にストップした理由、暮らしの4要素への影響、今後の方針について伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸)
公園施設整備につきましては、瀬戸市緑の基本計画の重点施策、都市公園等の再構築における配置バランスを考慮した公園の統廃合について、住民に身近なエリアごとに検討を進めていくこととしてございます。
磁祖公園整備につきましてはこうしたエリアごとの検討の成果を踏まえ、市全体の再編を検討し、考え方・方針を整理することといたしております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 公園全体の再配置は統廃合を進めることが優先というような姿勢は理解します。ただ、その考え方に基づいたとき、中水野地区の区画整理で新たに公園が5か所できることについてはどういう見解になりますか。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) まず、
中期事業計画、令和6年度の実施事業計画の中では、先ほどの前の議員の質問等でもございましたけど、中水野
区画整理事業につきましては現在進めていく方向で進んでおりますけれども、
区画整理事業を進める中、公園設置につきましては
土地区画整理法のそういう法令等で基準が示されてございますので、そういった基準に基づき計画されるものと、そのように考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 基準に基づいてということだったんですけれども、磁祖公園も基準に基づいて都市計画決定されて都市公園になっています。未整備のままの磁祖公園をほっておいて、再配置も統廃合も実際ほとんど進んでいませんよね、公園については。その中で中水野へ新しい公園五つ造るということ、もちろん規模の違いとかありますけれども、公園事業の視点でちょっと優先順位があべこべになっているというか、政策があべこべになっている感じはどうしてもいたします。 小項目の5に行きます。暮らしの4要素のうち、「住む」「働く」「学ぶ」について、
文化財保護普及(旧山繁商店)では、
活用整備事業の全てをゼロ査定としている一方、施設の保存活用に効果的な事業内容を再検討し、
政策推進課等と協議の上実施することとしますとしています。旧山繁商店の活用については賛否両論ありますが、両者の共通した意見というのは、「建物が日々朽ちていく中、応急修繕だけを繰り返している現状のままではいけない。」これだと思います。それを踏まえ、暮らしの4要素への影響、今後の方針はどのようか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 旧山繁商店の利活用につきましては、施設の保存活用に効果的な事業内容を整理し、企業版ふるさと納税など民間活力の導入を効果的に活用することも含め、その進め方を関係部局で検討しているところでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 旧山繁商店の活用については、私が所属する建築業界でも賛否がバシッと分かれるところなんです。活用するにしてもいろんな選択肢もあるわけです。行政としてもその方策はずっと探ってきて、民間活力の導入も含めて方針を決めていよいよ基本設計に入るところでストップしたわけですよね、今。ということは市長として一つ大きな英断をされたと思いました。私はそれを尊重しなければと思っていましたが、現状、再検討なんです。 再質問します。方針を固めて進むところで再検討とされたんですから、市長はこれまでの検討とは違う明確なビジョンをお持ちの上で再検討を指示されたはずです。それをお聞かせください。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) 旧山繁商店の保存と利活用、これにつきましては、まずは、これまでの国の文化財登録の経緯であったり、歴史文化基本構想であるとか、山繁商店の保存活用の計画等も進めてきたところでございまして、そういったところを踏まえて、
中期事業計画の中で再度議論したところでございますけれども、基本的には、その保存活用に向けて、活用する方向で進めるということでございます。 ただ御質問の何があってどういう方針に決めたのかという部分、課題になるんですけれども、現状、財政的な話をさせていただいておりますけれども、山繁商店の保存等に関する国の補助金の獲得、また、それを踏まえた市債だとか基金の活用、保存に係る整備費をどうやって確保していくのかというところ、また、それに基づいて整備されました運営手法、そちらのほうも民間活用等どうやって導入していくかなど、今回の
中期事業計画の策定段階では、一応まだ不確定な部分が、整理できない部分がございましたので、保存活用という方向で進めるんですけれども、様々なそういった課題について継続で検討するというふうに判断したものでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) ほかの手法ですとか、国の補助金を多く獲得できるようなという話でしたが、それも含めて検討を尽くされたと思っていたんですが、やるなら早くやらないと躯体がもちません。倒壊のおそれもあります。やるならすぐやる、やらないならやらない、これは早急にはっきりするべきだと思います。 小項目6に行きます。暮らしの4要素のうち、「住む」について。
資源ごみ分別処理・ごみ減量促進では、担当部局から、令和6年10月から
プラスチック製容器包装の週1回収集を提案されていましたが、収集頻度は現状維持とし、拠点回収を実施しつつ、排出量や市民ニーズ等の動向を注視することとするとしています。 プラ収集実績は、昨年10月以降、プラの収集開始はおととしの10月でした。昨年10月以降も前年度比で増加しており、週1回収集の市民ニーズも高いままだと考えます。 担当部局からも提案されている中で、これ以上動向を注視するとはどのような意味を持つのか。プラ分別・ごみ減量の鈍化を招きかねないとも考えますが、暮らしの4要素への影響も含め見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸)
プラスチック製容器包装の分別収集につきましては、資源リサイクルセンターへの直接搬入が増加していることも踏まえ、担当部局とも調整の上、新たに臨時拠点回収を行うとともに、市民の皆様に対して排出量の削減ですとか排出頻度の低減につながる周知・啓発を行いながら、その動向を注視していくことといたしております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 新たに拠点回収は臨時拠点回収をやっていくということですが、この後、この話はもう当初予算審議でも影響しますので控えますが、これは、市長、私は環境課の職員さんがかわいそうだと思います。この議場で感情論は御法度だと思いますが、すみません、ここはちょっと言わせていただきます。 市長が就任されてから、それまで、ごみ袋有料化・値上げに向けて動いてきた環境課の職員に対して、ごみ袋値上げ凍結という真逆の指示を出されたんですよね。私も値上げ凍結に賛成した議員の1人なんですが、環境課さんからすればたまったものじゃなかったはずです。それでも新市長の指示ですから踏ん張って仕事をして、今度はごみ分別も進んできた、市長のごみ減量施策を前進させよう、市民の期待に応えようと、プラ週1回収を予算計上までしてきたわけです、環境課が。それを市長が切ってしまうというのはどういうことですかと。これは、私はあり得ないかと思います。 気持ちを切り替えて一つ再質問をしておきます。環境課からの提案では、令和6年度からのプラ週1回収、令和8年度からはプラスチック製品の一括回収を行うものでした。これは私はすばらしいプロセスだと思いましたが、どちらも査定で切られてしまったわけです。プラスチック一括回収をすれば必然的に回収量が増えるわけですので、プラスチック一括回収を始める前、遅くとも同時にはプラ週1回収、これはしなければならないと思いますが、最低限その認識はありますか。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇
) 中期事業計画の中で担当課のほうから要求として上がってきましたプラスチック製品の一括回収、こちらにつきましては時期等そういったことは、また、関連する近隣市との調整等もございますけれども、そういったことを踏まえて検討していくことになると、そのように考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 近隣市との足並みというのは旭・長久手・瀬戸の3市の足並みそろえていきましょうというやつですね。特にプラスチック一括回収はそうだと思います。 ただ、プラの週1回収は、現状3市の足並みはそろっていないです。足並みそろえることを主眼に置くんだったら、瀬戸もプラ週1回収をすぐやらないと、足並みはそろいません。 あともう一点、施策の効果を最大限引き出すためには、マンパワーやお金はもちろんですが、タイミングというのも私は大切かと思います。 小項目7に行きます。暮らしの4要素のうち、「住む」「働く」「学ぶ」「育む」について、消防新
庁舎整備事業では新庁舎建設を当面の間見送ることとし、現庁舎を継続使用するための大
規模改修工事を行うこととするとし、再度の担当部局からの提案に対しても市全体の投資的事業の
財政需要増大により昨年度までの査定を方針変更し、消防新
庁舎整備建設工事を見送りとするとしました。 投資的事業の
財政需要増大とは具体的に何か伺います。
○
柴田利勝議長 経営政策部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 今回の
中期事業計画における投資的事業の整理は、大
規模道路整備、中水野区画整理、
企業立地等補助金及び
公共建築物整備としてございまして、財政需要の増大の主な要因といたしましては、その中でも40年を超える老朽化した公共建築物の更新が集中することによるものでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介)
財政需要増大、分かりました。主に四つの大きなものですよね。ただ、
財政需要増大は、消防新庁舎建設だけに係るものではなく、投資的事業全体に係るものですよね。結局、消防新庁舎建設を見送る理由というのは、ほかの事業と比較したとき優先順位が低いと市長が判断した、こういうことではないんでしょうか。伺います。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) 消防庁舎の整備につきましても、先ほどの答弁の中でもお答えしておりますけれども、40年を超えて老朽化した公共建築物の更新、こちらに集中していると。その中で、検討したところの結果でございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 今、お聞きしたのは、他事業と比較したとき優先順位が低いと市長が判断した、こういうことではないんですかという問いだったんですが。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 消防庁舎整備の優先順位の観点の一つなんですけれども、充当可能な財源、この観点において、消防庁舎は国からの財政措置ですとかがあまり受けられないということで、今、課長が申し上げました令和13年までの公共建築物の需要がピークの間で、そうした財政的な状況、あと財源的な制度もございますので、そうしたことも勘案してスケジュールを計画したということでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 私がこの小項目の冒頭で、暮らしの4要素全て書いたのは、消防というのは私たちの暮らしの根幹にあるもの、安心・安全な基盤だからです。補助金がつかないという今御答弁でしたが、補助金がつきにくいという答弁ですね、財源の特異性っていったりすると思いますけれども、それは市の庁舎と同じく、地方自治体が当然のごとく自前で用意すべきものだから補助対象ではないんだと思います。 消防庁舎が古かろうが新しかろうが、ふだんの私たちの生活に直接的な影響はほとんどないかもしれない。しかし、なくてはならない社会基盤の一つです。それをつい最近我々は再確認したのではないでしょうか。 小項目8に行きます。同上、消防新
庁舎整備事業の新
庁舎建設見送りの方針については、昨年12月に
中期事業計画において発表されましたが、本年の1月1日に能登半島地震が発生し、防災・減災の大切さ、とりわけ本市においては消防施設の大切さを見直すきっかけになっていると考えます。 また、市長の予算大綱説明においても、今回の震災を教訓として本市における防災・減災対策を着実に進めてまいりますと発言されていることからも、施設の延命措置にしかならない大規模改修による整備方針は、再度見直す必要があると考えますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 今回の
中期事業計画におきましては、公共建築物の整備スケジュールはこれまで答弁したとおりでございますが、消防庁舎につきましては、現庁舎、今ある消防庁舎の大規模改修を実施するという計画でございまして、その中で市民の皆様の安全・安心を守るための機能維持を図る計画としてございます。引き続き、消防部局と機能維持等について協議をした上で、次の
中期事業計画の編成に臨んでまいりたいと考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 安全・安心の機能維持、大分限界に来ていると私は思います。また、これは最後に聞きます。 中項目の3に行きます。政策判断により継続や拡充となった事業について。 小項目1、本市の投資的事業の経費のうち多くを占めるのが、FM事業──ファシリティーマネジメント、
公共建築物整備です──が一つ、大
規模道路整備、区画整理、
企業立地等補助金、この四つです。そのうち、FM事業(
公共建築物整備)については、中項目2で先ほどからずっと示してきましたとおり、多くの事業について相当の廃止や縮小、
事業スケジュールの見直しを図ったと認識しています。 投資的経費の平準化と引換えに暮らしの4要請への影響は相当大きいと考えますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営政策部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 公共建築物の整備につきましては、これまでも答弁いたしましたが、施設利用者の安全面や機能確保、更新による施設の効率化などの視点に加えて、長期的な財政需要も踏まえ総合的に判断して計画を策定してございまして、平準化に取り組む中で暮らしの4要素の充実を目指す計画といたしております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 投資的経費の平準化というのは避けては通れないものですが、できることなら今、中項目の2で示したようなもの、廃止や縮小したもの、やれたらいいですよね、もちろん。やれたら暮らしの要素の充実を図れると思います。ただ、影響があまりにも大きいのだと、現状は思っております。何か調整できるものはないでしょうかと。FM事業で、そのほかで大きいのは大
規模道路整備、区画整理、
企業立地等補助金、この三つです。 小項目2、
企業立地等補助金である
立地促進奨励金は歳入歳出のバランスが常にプラスマイナスゼロの事業であり、大
規模道路整備については着工中の事業と附属する事業であることから、投資的経費の平準化に寄与することが難しい事業だと認識していますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営政策部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 今回の
中期事業計画における投資的事業の検討につきましては、事業の進捗状況や、地域住民の方々を含む関係機関等との調整状況を踏まえまして、
公共建築物整備事業を中心に平準化の検討を行っております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 今の私の質問が、立地促進主奨励金はプラマイゼロなので平準化に特に影響ないですよねということと、大
規模道路整備というのはもう着工中の事業と附属する事業だから、投資的経費の平準化にはなかなか難しいですよねというようなことを聞いたんですけれども、今そういう答弁、それに対する答弁でしたっけ。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) そうしたつもりでお答えしましたが、言われるように企業立地奨励金は、もうこれ既に発生しておるものですので払わなければならないし、交付税の関係というのが一部ありますけれども、頂いた税収をお返しするというイメージですので、それはそういうことかなと思っております。 大
規模道路整備につきましては、申し上げた事業の進捗状況だったり、地域住民の方、この場合ですと用地買収の地権者の方ですとか、県ですとか、そうした関係機関との調整状況も踏まえて、平準化することが困難であるという考えですので、公共建築物の平準化を中心に計画を立てたということでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) そうですね、
立地促進奨励金はこれから数年大分金額が膨らみますけれども、同じ額の歳入があるものなので、その点は問題ないと。大
規模道路整備も、まさに道半ばですよね。道が真ん中までできて、その先の買収まで終わって立ち退きまでやってもらっているという状況なので、もう進む、切りのいいところまでは進むしかないと思うんです。 投資的事業全体を極力マクロな視点で見てきても、あとはもうここを調整するしかないのかなというのは、私は浮き彫りになってきたかなと思います。 小項目3、中水野駅
地区区画整理については、事業の必要性に賛否両論あるのが現状と捉えています。さきの同僚議員の一般質問でもいろいろな課題が浮き彫りになっています。令和6年から8年で約18億円の歳出を見込んでおり、担当部局の提案額に対してほぼ満額回答されています。 現在示されている全体事業費は約65億円以上、うち市負担分は約40億円ですが、このほかに同地区で想定される歳出はどれほどか伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 中水野駅周辺地区につきましては、都市計画マスタープランにおいて子育て世代の定住や、居住の循環促進に向け居住機能や都市機能の集約・誘導化を図ることといたしております。 同地区で
区画整理事業と併せて実施していくことが効果的な事業内容やその事業費につきましては、今後別途検討していく予定でございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 今の最初の答弁は、少なくとも昨日までに御用意されたものだと思います。今定例会のこれまでの同僚議員の質問を踏まえて、改めてこのほかに同地区で想定される歳出はどれほどか、伺います。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) 昨日の御質問の中でもありましたところ、例えばの想定です。例えばになりますけれども、保育園で例といたしますと、その保育施設が持つ役割や使命やその状況や課題、そういったのを踏まえた上で保育園施設の全体の適正配置など検討していく、そういう施設の検討というところがまずはやられてくるのかなと。その中でその方向の中でこの中水野、同地区で実施することが効果的である、そういったことが判断されれば、そういったことが判断なされれば、
中期事業計画等に位置づけて、その内容、その概算費用、そういったのは今後報告させていただくことと、そのように想定をしているところでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 先ほどの同僚議員の話で、内田町の土地の話とかもまだまだ不透明なところもあったかと思います。なので、全体事業費約65億円以上、うち市負担分約40億円というのは、現時点におけるミニマム、最低限必要な金額ということになろうかと思います。本当最低限です。 小項目4、中水野駅
地区区画整理について、第6次総合計画はじめ各種計画において示されている鉄道駅を中心としたコンパクトな都市構造という基本的な考え方の下、水野地域の拠点としていく方向性には、過去から現在においておおむね賛同しています。 しかしながら、財政的観点においてこの事業を進めていくことで、中項目2で挙げた事業を中心に、他事業への影響は相当大きいと考えることから、中水野駅
地区区画整理の事業規模と
事業スケジュールについて、他事業と同様に適正かどうか、再度見直す必要があるのではと考えますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営戦略部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 今回の
中期事業計画では、中水野駅
地区区画整理事業につきまして、地域との調整も含めたこれまでの事業経過、想定される事業効果等も踏まえ、事業規模やスケジュールについて現状のとおり、これまでのとおり進めていく予定といたしております。 今後、事業の進捗状況や地権者等との調整状況を踏まえて、適正であるかどうか、確認・見直しを行ってまいります。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。残り5分となりました。まとめてください。
◆4番(松原大介) まず、再質問で確認したいのは、ここまでの議論で、本市の投資的事業の中で大きいのは、FM事業、大
規模道路整備、区画整理、
企業立地等補助金、この4本柱でした。FM事業については、年度ごとの経費の平準化をするばかりか、消防新庁舎建設をやめる、瀬戸市体育館や陸上競技場、市民プール、野球場の長寿命化大規模改修もやらない、
磁祖公園整備もやらない、山繁もやらないなどなど相当見直しをしました。 大
規模道路整備と
企業立地等補助金については、そもそも調整が難しいということは先ほど確認しました。 あと何が残るか。FM事業への影響が大き過ぎるので、あと再調整するとしたら、中水野区画整理しかないというところは、認識としては同じでしょうか。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) 先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、今後の事業の進捗状況や地権者などの調整状況を踏まえて、適正であるかどうか、確認して見直しを行ってまいりたいと、そのように考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 中水野もある程度進んでいるというような感じの答弁だったと思いますが、今まで議論してきた中でも明らかだと思います。まだ現場が動いていないのはどこか。ちなみに消防は土地までもう用意していますよね、隣に。 もう一度聞き方を変えて伺います。中水野の区画整理が投資的事業全体に及ぼす影響は相当大きいと考えますが、いかがでしょうか。
○
柴田利勝議長 経営政策部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 本当に申し訳ないです、一部繰り返しになるところがございますが。すみません、その前に消防庁舎だったり体育館というのはやらないということではなくて、これも平準化の一つで、
事業スケジュールを見送るということですので、その部分は御理解いただきたいなと思いますけれども、中水野
区画整理事業につきましては、議員のおっしゃられた大
規模道路整備事業地域との調整という部分で少し共通する部分があるのかなという判断は持っております。あと、当然様々な事業にはその事業効果がついてくるんですけれども、中水野
区画整理事業についてはその中でもその効果が大きいと、将来的に大きいという判断、将来のまちづくりにつながるという判断から今回の
中期事業計画とさせていただいております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 時間がないので最後の中項目4、本市が向かうべき方向性について。小項目1、市長は偏らない市政の実現を掲げ、暮らしの4要素の充実に資する政策展開をするとしています。 これまでの質問を踏まえ、投資的事業の優先順位づけをどのように行ったのか、伺います。
○
柴田利勝議長 経営政策部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 公共建築物の整備につきましては、施設利用者の安全面や機能確保、更新による施設の効率化などの視点に加え、長期的な財政負担への影響も含め、総合的に判断をいたしております。 また、その他の投資的事業につきましては、想定される事業効果や事業の進捗、住民の方々を含む関係機関との調整状況等を踏まえ、検討を行ってございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 時間ないので、次行きます。 小項目2、投資的経費の平準化の観点において相当数の
事業スケジュールの見直しをされましたが、特に大きな歳出を伴う大
規模道路整備と、中水野駅地区画整理の
事業スケジュールが重複していることによる影響は大きいと考えますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 経営政策部長。
◎経営戦略部長(駒田一幸) 長期的な財政需要見通しを踏まえ、大
規模道路整備事業と中水野
区画整理事業のスケジュールが重複しているということも考慮した上で、他の事業のスケジュールと調整を行い、計画を策定しているところでございます。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) だから、そこの優先順位づけをどうやってきたんですかというところを聞いてきたんですけれども、再質問します。 大
規模道路整備はまさに現場で工事も進んでいて、切りのいいところまでの工事が令和11年度まで。そこにほとんど丸々乗っかる感じで中水野が重なってしまっているわけですよね。中水野はやめるべきだなんていうことは言うつもりはないです。それこそ、これまでの担当課さんの御努力もありますし、議会としても調査費用等々の予算もこれまで通してきていますし、繰り返しますがやめるべきだとは言いません。ただ、大
規模道路整備と中水野の2大大型事業、このスケジュールが丸かぶりしているということが、投資的経費の平準化ができていないんじゃないですかね。 再質問としては、中水野区画整理の時期をずらすことこそが、投資的経費の平準化になるんじゃないでしょうか、伺います。
○
柴田利勝議長 政策推進課長。
◎
政策推進課長(久野崇) これまでの答弁等含めでございますけれども、中水野駅
地区区画整理事業につきましては、その効果、良好な居住環境の魅力向上や、未来に向けたまちづくりなど、見込まれる事業化効果、そういったところを前提としまして、まずは、現状のとおり進めてまいりたいと、そういう考えでございます。 ただ、先ほど答弁しましたとおり、今後のその事業の進捗状況だとか地権者等の調整状況、そういったこともございますので、その中で適正であるかどうか、確認・見直し等、考えてまいりたいと、そのように考えております。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 課長が答弁を変えられないのはもう承知しているので、そこは分かります。 最後の質問に行きます。小項目3、偏らない市政の実現、暮らしの4要素の充実という市長の方針と、
中期事業計画における投資的事業の査定では、方向性が乖離しているように感じます。今回査定をした事業のうち、全市民の暮らしに影響する事業については再度見直しを図ってはと考えますが、見解を伺います。
○
柴田利勝議長 市長。
◎市長(川本雅之) 投資的事業のようなハード整備だけでなく、ソフト事業にも対応した偏らない市政の実現、暮らしの4要素の充実に向けた
中期事業計画としております。 今後も、市民の皆様の声を聞きながら、必要な事業を検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。
◆4番(松原大介) 分かりやすく言うと、ちょっとFM、深詰めし過ぎていませんかということです。消防まで切るのはやり過ぎていませんかということです。 ここまで議論してきたとおり、FM事業、公共建築物の整備の方針に相当メスを入れて、大型事業でやる中水野区画整理は予定どおり進めていく。市長、すみません、私には少々偏って見えます。暮らしへの影響相当大きいと思います。 私は、川本市長らしい
中期事業計画にはなっていないと思います。将来に向けた先行投資はもちろん必要ですが、川本市長は市民のふだんの暮らし、今の暮らしを大切にし、瀬戸市民全体を見て政策判断していく市長だと私は思っています。 だからこそ、瀬戸市全市民の生命と財産を守るための消防庁舎を後回しにはできないと思います。そうなっていないから、中水野に関してここまで言及しなければいけなくなるんです。また、水南、水北保育園の統廃合の話、二つを一つにするって話もこれも含んでいるんですよね、中水野は。本市では言うのもはばかられるほどの待機児童、隠れ待機が出ている中で、その方向性は正しいでしょうか。水南保育園が土砂災害のおそれがあるから移転の必要性があるのは分かりますが、水南保育園に通わせている親のニーズに中水野は合いますか。下手すると隠れ待機増えると思います。市役所西隣で予定どおり消防新庁舎を進めれば、今の消防庁舎がある苗場町に水南保育園の移転も可能ではないでしょうか。ここは昔の水南保育園の場所です。ここでした。 市長に最後にお聞きします。ここまで答弁でお答えいただいた執行部の皆さんは、たとえ一般質問を行った中で、見解がもし心の中で変わろうと、業務上、市長と事前にすり合わせた答弁に背くようなことは言えません。これまでの議論を踏まえて、答弁を変えることができるのは市長御本人のみです。中水野区画整理を後ろ倒しするのも相当大変というのも分かりますけれども、全市民の生命と財産を守る消防新庁舎建設を前提に、中水野区画整理のスケジュールを調整すべきではないでしょうか。
○
柴田利勝議長 市長。
◎市長(川本雅之) 予算に関しましていろいろと御指摘をいただいておりまして、一つの事業を決めていくということは、自分が責任を持って決めていくということであって、全ての事業、皆さんが望む事業がかなうのが一番いいんですけれども、やっぱりその中からチョイスしながら一つずつ決めていくという作業をしていかなければなりません。 消防庁舎につきましても、決して隊員の皆様の命をおろそかにするとか、市民の安全・安心をおろそかにしておることは一切なくて、移動させるということはこの先やっていこうということでありますが、よい消防庁舎を造っていきたい、この間消防のほうも中間報告を出されましたが、希望する内容、もう一度精査しながら、よい消防庁舎を造っていくという思いが、そこには一つ入っております。 それから、保育園の統廃合、答弁にもしましたが、現時点での計画でありますので、これは皆さんの御意見をいただきながら変更もあり得る。この先、一番よい方法を取っていこうという思いを持っております。 FM事業も大事でありますし、投資的事業の若い世代の人たちが瀬戸に移り住んでいただくような、やっぱり事業も今のうちからきちっとやっていくということも必要である。総合的に判断した今回の私としての予算配置にしたつもりでありますので、いろいろと思いをお持ちだと思いますが、今回はこの予算をつけさせていただきました。 以上です。
○
柴田利勝議長 松原大介議員。時間、切りましたので。
◆4番(松原大介) 私は全市民の生命と財産を守る消防新庁舎建設は、極めて優先度が高い投資的事業だと思います。 終わります。(拍手)
○
柴田利勝議長 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 なお、次の本会議は、3月7日午後1時から再開いたします。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。 午後3時05分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する 瀬戸市議会議長 瀬戸市議会議員 瀬戸市議会議員...