令和 6年 3月 定例会 議事日程(第5号) 3月21日(木曜日)午前9時28分 開議 1 議案第1号 令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算 2 議案第2号 令和6年度愛知県一宮市
国民健康保険事業特別会計予算 3 議案第3号 令和6年度愛知県一宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算 4 議案第4号 令和6年度愛知県一宮市
介護保険事業特別会計予算 5 議案第5号 令和6年度愛知県一宮市
公共駐車場事業特別会計予算 6 議案第6号 令和6年度愛知県一宮市
外崎土地区画整理事業特別会計予算 7 議案第7号 令和6年度愛知県一宮市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 8 議案第8号 令和6年度愛知県一宮市
病院事業会計予算 9 議案第9号 令和6年度愛知県一宮市
水道事業会計予算10 議案第10号 令和6年度愛知県一宮市
下水道事業会計予算11 議案第11号 令和5年度愛知県一宮市
一般会計補正予算12 議案第12号 令和5年度愛知県一宮市
国民健康保険事業特別会計補正予算13 議案第13号 令和5年度愛知県一宮市
介護保険事業特別会計補正予算14 議案第14号 令和5年度愛知県一宮市
病院事業会計補正予算15 議案第15号 令和5年度愛知県一宮市
水道事業会計補正予算16 議案第16号 令和5年度愛知県一宮市
下水道事業会計補正予算17 議案第17号 一宮市部等の設置に関する条例の一部改正について18 議案第18号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について19 議案第19号 一宮市職員定数条例の一部改正について20 議案第20号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理について21 議案第21号
一宮市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について22 議案第22号 一宮市報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について23 議案第23号 特別職員の給与に関する条例の一部改正について24 議案第24号 一宮市
パートタイム会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例及び一宮市
フルタイム会計年度任用職員の給与に関する条例の一部改正について25 議案第25号 一宮市職員の給与に関する条例の一部改正について26 議案第26号 一宮市手数料条例の一部改正について27 議案第27号 一宮市指定通所支援の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について28 議案第28号 一宮市保育所条例の一部改正について29 議案第29号 一宮市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について30 議案第30号 一宮市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について31 議案第31号 一宮市
国民健康保険税条例の一部改正について32 議案第32号 一宮市
介護保険条例の一部改正について33 議案第33号 一宮市
指定居宅サービスの事業等の人員、設備、運営等に関する基準等を定める条例の一部改正について34 議案第34号 一宮市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部改正について35 議案第35号 展望塔の管理及び運営に関する条例の一部改正について36 議案第36号 一宮市
水道事業給水条例の一部改正について37 議案第37号 新
保健所建設工事(週休2日)の請負契約の締結について38 議案第38号 新
保健所建設電気設備工事(週休2日)の請負契約の締結について39 議案第39号 新
保健所建設空調設備工事(週休2日)の請負契約の締結について40 議案第40号 新
保健所建設衛生設備工事(週休2日)の請負契約の締結について41 議案第41号 和解及び損害賠償の額の決定について42 議案第42号
包括外部監査契約の締結について43 議案第43号 市道路線の認定について44 議案第44号 損害賠償の額の決定について45 承認第1号 専決処分の承認について46 請願書第3号
小中学校給食費の補助を求める件47
委員会提出議案第1号 市長の専決処分事項の指定についての一部改正について48
委員会提出議案第2号 医療用医薬品の安定供給の実現を求める意見書49 同意第1号
教育委員会委員の任命について50 同意第2号
固定資産評価審査委員会委員の選任について51 一宮市
選挙管理委員及び同補充員の選挙について出席議員(37名) 1番 野村悠介 2番 木村健太 3番 大津乃里予 4番 尾関さとる 5番 佐々のりな 6番 京極ふみか 7番 市川智明 8番 臼井弓賀 9番 渡辺さとし 10番 宇山祥子 11番 本山廣次 12番 東渕正人 13番 井田吉彦 14番 中村かずひと 15番 渡部晃久 16番 鵜飼和司 17番 森 ひとみ 18番 河村弘保 19番 後藤みゆき 20番 高橋 一 21番 島津秀典 22番 井上文男 23番 竹山 聡 24番 岡本将嗣 25番 則竹安郎 26番 高木宏昌 27番 水谷千恵子 28番 柴田雄二 29番 平松邦江 30番 彦坂和子 31番 八木丈之 32番 花谷昌章 33番 横井忠史 34番 渡辺之良 36番 松井哲朗 37番 服部修寛 38番
伊藤裕通欠席議員(1名) 35番
浅井俊彦地方自治法第121条の規定により出席した者 市長 中野正康 副市長 福井 斉 副市長 山田芳久 総合政策部長 長谷川賢治
総合政策部参事(危機管理監) 総務部長 滝野弘巳 堀 尚志 財務部長 善治正直
市民健康部長 田中朋一 保健所長 子安春樹 福祉部長 坂野貴子
子ども家庭部長 松岡健二 環境部長 岸 哲宜 活力創造部長 岡本哲也
まちづくり部長 中川哲也
まちづくり部参事 谷 聖 建築部長 勝野直樹 建設部長 田中雅光 教育長 高橋信哉 教育部長 森 敬一
水道事業等管理者 小塚重男 上下水道部長 多和田雅也
病院事業管理者 松浦昭雄
病院事業部長 平松幹啓 消防長
帖佐義文事務局職員出席者 議会事務局長 神谷真吾
議会事務局次長(兼庶務課長) 中村高規
議事調査課長 白木伸幸
議事調査課専任課長 加藤正樹
議事調査課課長補佐 中野栄治
議事調査課主査 奥田訓代
議事調査課主査 鈴木章平
議事調査課主事 伊藤吉則--------------------------------------- 午前9時28分 開議
○議長(岡本将嗣) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって御報告に代えます。 これより日程に入ります。 日程第1から日程第45まで、すなわち議案第1号から議案第44号まで及び承認第1号を一括議題といたします。 この際、各委員長から審査経過並びに結果の報告を求めます。 総務委員長、
鵜飼和司議員。 (総務委員長 鵜飼和司 登壇)
◆総務委員長(鵜飼和司) おはようございます。 7日の本会議において付託されました諸案件につきましては、11日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果につきまして御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和6年度
一般会計予算の総務費中、一般管理費のいちのみや
応援寄附金推進事業に関し、委員より、
地震等自然災害の被災自治体に代わって寄附金を受け付け、当該自治体の業務負担を大幅に減らし、いち早く寄附者からの支援を被災地自治体に届ける代理寄附制度があるが、
能登半島地震等の被災地への災害支援の一つとして、市として取り組む考えはないかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、能登半島地震後、災害時相互応援協定を結ぶ高岡市から依頼があり、検討はしたものの、現時点では受入れ体制を整えることなど、手続に時間を要する等の懸念があったため、断念した経緯がある。今後、この制度について精査するとともに、
受入れ体制構築の可否等についても研究してまいりたいとの答弁がありました。 次に、同じく総務費中、人事管理費の
職員採用事業に関し、委員より、市職員の確保に向けて、募集業務の見直しや、充実を図るため、新たな
採用専用ウェブサイトの開設や
応募者管理システムを導入するとのことだが、そのほかにも見直しを行う予定はあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、従来の採用試験は夏に実施していたが、受験者が民間企業への就職を検討する際に、一宮市も併せて考えてもらえるよう、春に実施するように見直す予定であるとの答弁がありました。 また、他の委員より、公務員志望者だけでなく民間企業を志望する就職活動者も対象に開設する新たな
採用専用ウェブサイト上では、本市の魅力を十分発信できるよう意を用いられたいとの意見がありました。 次に、同じく総務費中、
自治体情報システムの標準化・
ガバメントクラウド関連事業に関し、委員より、自治体の基幹20業務システムは、令和7年度末までに政府共通のクラウドサービスである
ガバメントクラウドに構築された標準システムに移行する必要があるため、令和6年度、7年度の2か年で関連事業を行うとのことだが、進捗の見込みはどのような状況であるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、戸籍関連の2つのシステムについては、法改正の関係で1年ほど移行が遅れることになるが、そのほかのシステムは令和7年度末までに移行できる見込みであるとの答弁がありました。 次に、議案第11号、令和5年度
一般会計補正予算、本
委員会関係分に関し、委員より、財政調整基金を4億円積み立てるとのことだが、基金に積み立てるのではなく、市民の暮らしを守る事業や市全体の地震対策に予算を充当すべきと考えるため、本議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 次に、議案第21号、
一宮市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、委員より、物価高騰から市民負担を緩和するための
物価高騰対策事業や
定額減税調整給付に係る予算が計上されている状況下において、議員報酬を引き上げることは認められない。よって、本議案には賛成できない。また、関係予算を計上した議案第1号、
一般会計予算、本
委員会関係分についても同様に認められないとの意思表示がありました。 次に、同じく議案第21号及び議案第23号、特別職員の給与に関する条例の一部改正について、委員より、実質賃金が上昇しない経済状況において、新年度は水道料金及び下水道使用料の引上げを控えている。このように新たな負担を市民に強いる一方で、議員報酬や特別職員の給与の引上げについては認めることはできない。よって、両議案には反対である。また、議案第1号、
一般会計予算、本
委員会関係分についても、その関係予算が計上されていることに加え、個人情報の漏えいが懸念される
自治体情報システム標準化に伴う予算が計上されているため、本議案も認められないとの意思表示がありました。 委員会としましては、議案第1号、本
委員会関係分、議案第11号、本
委員会関係分、議案第21号、議案第23号につきましては、採決の結果、いずれも賛成多数をもって、
原案どおり可決すべきものと決しました。 また、他の付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって、
原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告といたします。
○議長(岡本将嗣)
福祉健康委員長、渡部晃久議員。 (
福祉健康委員長 渡部晃久 登壇)
◆
福祉健康委員長(渡部晃久) おはようございます。 7日の本会議において付託されました諸案件につきましては、12日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和6年度
一般会計予算の総務費中、
戸籍住民登録費の
一般旅券発給事業に関し、委員より、令和6年6月にパスポートの窓口を市役所本庁舎から尾張一宮駅前ビルへ移転するが、その利点は何かとの質疑がありました。 これに対し、当局より、交通の要衝である駅に移転することで、駅利用者が通勤、通学の途中でもパスポートの申請ができるなど利用しやすくなるとともに、新たに日曜日にパスポートの交付を行うことで、市民サービスの向上を図ることができる点であるとの答弁がありました。 次に、民生費中、
在宅老人援護事業費の
ひとり暮らし高齢者対策事業に関し、複数の委員より、現在貸与している
緊急連絡通報システムは、電話回線を利用しているとのことだが、他の通信網での利用はできないかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、現行のシステムは電話回線でしか利用できないが、現在、Wi-Fiなどの他の通信網への対応についても研究しているとの答弁がありました。 さらに、委員より、緊急連絡の通報ボタンが電話線とつながっており、持ち運びができないため不便であるとの声が多いが、何か対策はないかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、現行のシステムは電話機の横に設置するものであるが、併せて携帯できる緊急通報用のペンダントをお渡ししており、家の中であればどこでも操作が可能であるとの答弁がありました。 また、他の委員より、現在、
緊急連絡通報システムの利用には独り暮らしの要件があるが、同居家族が働いており、日中は高齢者のみとなる世帯も対象とするよう検討されたいとの要望がありました。 次に、同じく民生費中、いきいきセンター費及び高齢者の生きがいと
健康づくり推進事業費の
LED照明賃借料に関し、委員より、照明をLEDに切り替えるとのことだが、購入ではなく、リース契約を選択した理由は何かとの質疑がありました。 これに対し、当局より、単年度で全ての費用を用意することは財政的に厳しいことに加え、リースの場合、故障などの修繕についても対応していただけるということができるため、また施設の選定については、ほぼ1日電気をつけており、LEDに変更することで、より効果的に電気代を削減できる場所を選ばせていただいたとの答弁がありました。 また、他の委員より、令和6年度の該当予算の計上金額が少ない理由は何かとの質疑がありました。 これに対し、当局より、本契約は10年間のリース契約となっており、リース期間として令和7年3月から令和17年2月までを予定している。そのため、令和6年度については1か月分のみの予算計上となっているためであるとの答弁がありました。 次に、同じく民生費中、高齢者の生きがいと
健康づくり推進事業費の長寿祝事業に関し、複数の委員より、数え100歳になる方にお祝いとして贈る商品券の金額を2万円から1万5,000円に変更するとのことだが、なぜ変更するのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、数え100歳になる方には商品券を、101歳以上の方には毎年4,000円相当の
カタログギフトを贈呈しているが、対象者が毎年増加しており、予算とのバランスを鑑み、変更することとさせていただいたためであるとの答弁がありました。 さらに、委員より、一生に一度しかない100歳のお祝いなので減額することは承服できない。よって、本議案には反対であるとの意思表示がありました。 次に、議案第26号、一宮市手数料条例の一部改正、本
委員会関係分に関し、委員より、
コンビニ交付端末を利用した住民票の写し等の交付に関する手数料を減額する特例期間の延長は、
マイナンバーカードの普及促進につながるため、個人情報などを守るという観点から
マイナンバーカードの推進に反対している立場であるので、本議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 また、議案第1号、令和6年度
一般会計予算、本
委員会関係分及び議案第11号、令和5年度
一般会計補正予算、本
委員会関係分についても、
マイナンバーカードに係る予算の計上については反対の立場から同様に賛成しかねるとの意思表示がありました。 次に、議案第31号、一宮市
国民健康保険税条例の一部改正及び議案第32号、一宮市
介護保険条例の一部改正に関し、委員より、物価高騰が続く中で、多くの被保険者の負担増となる両議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 また、これらに関連する予算を計上している議案第2号、令和6年度
国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号、令和6年度
介護保険事業特別会計予算及び議案第13号、令和5年度
介護保険事業特別会計補正予算についても、同様に賛成しかねるとの意思表示がありました。 さらに、議案第3号、令和6年度
後期高齢者医療事業特別会計予算についても、同じく被保険者の負担増となるため、本議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 委員会としましては、議案第1号、本
委員会関係分、議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第11号、本
委員会関係分、議案第13号、議案第26号、本
委員会関係分、議案第31号、議案第32号につきましては、採決の結果、いずれも賛成多数をもって
原案どおり可決すべきものと決しました。 また、他の付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって
原案どおり可決、承認すべきものと決しました。 以上、報告といたします。
○議長(岡本将嗣) 経済教育副委員長、
尾関さとる議員。 (経済教育副委員長 尾関さとる 登壇)
◆経済教育副委員長(尾関さとる) 7日の本会議において付託されました諸案件につきましては、13日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和6年度
一般会計予算の衛生費中、環境保全費の
キソガワフユユスリカ対策事業に関し、委員より、防虫ネットを準備する予算が計上されているが、設置する場所の選定が難しいとの声がある。そのため、例えば濃尾大橋を挟み数キロメートルにわたって護岸にネットを設置することはできないのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、希望があった町内会への配布や公共施設などへ設置するための予算であるため、木曽川の護岸に長距離にわたって設置することは難しいとの答弁がありました。 さらに、委員より、新年度に向け、国では
キソガワフユユスリカの幼虫や繭が生息する水域に玉石を置き、ユスリカが生育しにくい環境をつくれないかという実験的な試みを始めたとのことだが、市としても国に対して、引き続き抜本的な対策を取るよう要望されたいとの意見がありました。 次に、同じく衛生費中、環境対策費の
浄化槽設置補助事業に関し、委員より、新しく補助対象になった
宅内配管工事補助は、工事前の申請が必要とのことだが、周知はどのように行うのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、市のイベントや地域の公民館祭りなどでPR活動をするとともに、毎年発行している浄化槽だよりでの案内のほか、事業者とも協力して周知を図ってまいりたいとの答弁がありました。 次に、商工費中、観光費のBISHU FES.支援事業に関し、委員より、令和6年度は、令和5年度からのつながりやストーリー性を意識した催しにしたいとのことだが、実施内容はどのようなものかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、実施内容の詳細についてはこれから検討していくが、SDGsの観点から
アップサイクルに着目した企画や官民学の連携、特に尾州を支える事業者との連携により尾州製品を様々な角度からPRしてまいりたいとの答弁がありました。 また、他の委員より、令和5年度は
東京ガールズコレクションとの企画があったこともあり、大きな話題となりました。今後も工夫をしながらBISHU FES.が魅力あるイベントになるように努められたいとの意見がありました。 次に、教育費中、
学校給食調理場費、
東浅井給食センター整備運営事業に関し、委員より、今回
給食センターが増えることによって、学校給食にどのような効果があるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、1つの調理場で1日に調理する量が減ることになるため、調理能力に余裕ができ、例えば献立によっては1品増やせるようになるなど、給食メニューを充実させることができるようになるとの答弁がありました。 さらに、委員より、魅力ある見学施設にするとのことだが、具体的にどのような見学施設にするのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、従来の共同調理場では、建物の外から限られた範囲しか見ることができなかったが、
東浅井給食センターでは、建物内の2階からガラス越しに調理施設を見下ろすように見学できる設計になっているとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第1号、本
委員会関係分及び議案第11号、本
委員会関係分につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって、
原案どおり可決すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より、
NHK名古屋放送局における一宮市の特集について報告がありましたことを申し添えます。 以上、御報告といたします。
○議長(岡本将嗣)
建設水道委員長、中村かずひと議員。 (
建設水道委員長 中村かずひと 登壇)
◆
建設水道委員長(中村かずひと) 7日の本会議において付託されました諸案件につきましては、14日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和6年度
一般会計予算の土木費中、
交通事業推進費の
デジタルチケット利用促進事業及び
市内バス路線利用促進事業に関し、委員より、i-バス1日乗車券、
i-バス回数券、おでかけバス手形など、市が関係する企画切符のデジタル化や
スマートフォンによるチケット購入への対応により、利用者の利便性の向上につながると考えられるが、
デジタルチケット購入費等の一部補助の対象者を65歳以上及び18歳未満としたのはなぜかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、65歳以上の高齢者については、運転免許証を返納して、自動車から
公共交通機関への転換を図っていく一助となることを考えている。18歳未満の方については、自動車を運転できないため、日常的に
公共交通機関を利用することで、若い世代のバス利用の促進につなげてまいりたいと考えているとの答弁がありました。 さらに、委員より、運転免許証の返納を見越した高齢者への対応とのことだが、高齢者の中には
スマートフォンをはじめデジタル機器が苦手な方もいるので、操作方法の説明会を開催するなど、寄り添った対応に意を用いられたいとの要望がありました。 次に、同じく
交通事業推進費の
自転車通行空間整備事業に関し、委員より、自転車は
自転車専用通行帯を通行するよう学校等で指導されているが、低学年の子供は自転車の運転に不慣れであるため、危険が伴うことも想定されるので、安全対策や教育について検討されたいとの要望がありました。 次に、同じく土木費中、再開発費の一宮駅
東口ロータリー混雑緩和対策事業に関し、委員より、既にロータリー内の動線が変更されているが、いまだにロータリー内での混雑が見受けられる。今後、混雑緩和に向けどのような調査をするのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、駅周辺の混雑状況を確認するため、駅東の
スクランブル交差点において、滞留や渋滞の長さなどの調査を行う予定であるとの答弁がありました。 さらに、委員より、一宮駅東口の混雑緩和対策については、広域的な視点で駅に向かう送迎車両の動線についても調査を検討されたいとの要望がありました。 次に、同じく再開発費の地域振興施設立地検討事業に関し、複数の委員より、道の駅の設置について、基本的な機能は理解するが、プラスアルファの機能について、中核市である一宮市としてどのような観点で取り組むのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、本市は名神高速道路や東海北陸自動車道などの高速道路ネットワークや国道22号などの幹線道路が充実し、名古屋市や岐阜市のみならず、東京、大阪、北陸方面も含めた日本全国とのアクセス拠点であり、高い交通利便性を生かした物流や豊かな自然環境を生かした子育て、発生が危惧される東南海地震等に対する防災の観点から立地検討してまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員より、地場農産物のPRなど地域の振興にも資する施設となるよう、設置に向けて検討を進められたいとの要望がありました。 次に、同じく土木費中、建築指導費の瓦屋根耐風対策費補助事業に関し、委員より、令和6年度からの新規補助事業とのことだが、申請件数が当初見込みを上回り、予算に不足が生じた際は、補正予算などにより対応されるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、本事業は国や県の補助金も活用しているため、国・県の担当部局と調整を図るとともに、予算については、財政部局と協議し対応してまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員より、台風時の防災意識を啓発するとともに、多くの方が利用できるよう、周知方法に意を用いられたいとの要望がありました。 次に、議案第9号、令和6年度水道事業会計の資本的収入及び支出に関し、委員より、配水池の耐震化状況が令和6年度は93%となっているが、地震災害が発生した際に、一宮市はどれほどの水が確保できるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、5万7,950立方メートルの水道水が確保でき、一宮市地域防災計画の応急給水量の目標値から換算して市民1人当たり約10日分の150リットルになる。ただし、地震発生時には、飲料水を提供できない状況も考えられるため、市民の皆様には備蓄の重要性を理解いただき、最低でも3日分、できれば1週間分の飲料水の確保をお願いしたいとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第1号、本
委員会関係分をはじめ付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって、
原案どおり可決すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より、第3次一宮市公共交通計画、一宮市都市計画マスタープラン部分改定、市街化調整区域内地区計画運用指針改定について、以上3件の報告がありましたことを申し添えます。 以上、御報告といたします。
○議長(岡本将嗣) 名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長、則竹安郎議員。 (名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長 則竹安郎 登壇)
◆名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長(則竹安郎) 7日の本会議において付託されました諸案件につきましては、15日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について、御報告申し上げます。 初めに、議案第1号、令和6年度
一般会計予算の土木費中、名岐道路・スマートインターチェンジ推進費の名岐道路整備推進事業に関し、委員より、都市計画手続の中で、国道22号と立体交差するアンダーパス廃止の影響についての相談など、住民の様々な意見が届いていると思うが、こうした意見に対する協議は進んでいるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、住民からいただいた様々な意見については、事業を進める中で可能な対応を検討する必要はあるが、例えば渋滞対策を検討する場合、市の所管する道路だけでなく国道や県道も関わる問題であることと、交通対策は当該整備対象箇所だけでなく、もう少し広域的に周辺道路対策を検討する必要があるため、国・県等の関係機関との調整も進めてまいりたいとの答弁がありました。 また、他の委員より、本事業は事業化に向け、着実に進んでいると評価しているが、名岐道路の開通効果への期待は大きいので、一日も早く事業化されるよう、関係機関への働きを強められたいとの要望がありました。 次に、スマートインターチェンジ設置検討事業に関し、委員より、令和5年度は国による準備段階調査の着手には至らなかったが、検討業務を岩倉市とともに進めている中、国に着手してもらうために、どのような取組をしているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、定期的に国土交通省中部地方整備局及びNEXCO中日本などの関係機関と協議を重ねており、その際に、スマートインターチェンジの必要性を示している。また、岩倉市とともに、国への要望活動を行うなどの取組をしているとの答弁がありました。 次に、区画整理促進調査事業に関し、委員より、まちづくり基本構想(素案)の中の観光交流施設とはどのようなものなのか、また、一般的な商業施設を誘致することはできないのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、観光交流施設は、日常的に利用する商業施設ではなく、高速道路を利用した広域から集客できるものである。また、地域の方が利用するスーパーマーケットなどの一般的な商業施設の誘致は困難であるとの答弁がありました。 委員会といたしましては、議案第1号、本
委員会関係分につきましては、採決の結果、全会一致をもって、
原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、御報告といたします。
○議長(岡本将嗣) ただいま各委員長から、審査経過並びに結果の報告がありましたが、これに対し、何か御質疑はありませんか。 (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により、順次発言を許します。 30番、彦坂和子議員。 (30番 彦坂和子 登壇 拍手)
◆30番(彦坂和子) 私は、日本共産党一宮市議団を代表いたしまして、議案第1号、令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算、議案第2号、令和6年度愛知県一宮市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号、令和6年度愛知県一宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第4号、令和6年度愛知県一宮市
介護保険事業特別会計予算、議案第9号、令和6年度愛知県一宮市水道事業関係予算、議案第10号、令和6年度愛知県一宮市
下水道事業会計予算、議案第11号、令和5年度愛知県一宮市
一般会計補正予算、議案第13号、令和5年度愛知県一宮市
介護保険事業特別会計補正予算について、そして議案第21号、
一宮市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第23号、特別職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第26号、一宮市手数料条例の一部改正について、議案第31号、一宮市
国民健康保険税条例の一部改正について、議案第32号、一宮市
介護保険条例の一部改正について、反対の立場から討論を行います。 討論に入る前に、3月議会には一般会計で1,355億円余の予算計上がありますが、市民の願い実現なども含め、多くの予算には反対ではありません。しかし、市民の暮らしを守る立場、地方自治体一番の仕事、住民福祉増進の立場から反対する内容について討論を行います。 まず、一般会計に関わって議案第1号、令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算、議案第11号、令和5年度愛知県一宮市
一般会計補正予算、議案第21号、
一宮市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第23号、特別職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第26号、一宮市手数料条例の一部改正についての5つの議案は、お互いに関連があるため、反対する理由を一括して述べます。 まず、第1に、
自治体情報システムの標準化・
ガバメントクラウド関連事業7,871万7,000円があります。
自治体情報システムのうち、住民基本台帳、印鑑登録、戸籍、国民健康保険、国民年金、固定資産税、住民税、児童手当、障害福祉など、基幹20業務システムは、2025年度末までに政府クラウドとなる
ガバメントクラウドに構築された標準システムに移行する必要があるため、2024年、2025年の2か年で関連事業を行うものです。
自治体情報システムの標準化事業は、2021年5月、菅政権でデジタル関連法が成立しました。その中の地方公共団体情報システム標準化法で、全国の自治体に国が定めた基準に適合したシステムに利用を義務づけ、2025年度までに行うようになりました。 問題点として、1つ目、膨大な個人情報が委託企業に渡ることになり、個人情報が守られるのか。 2つ目、住民サービスの後退、自治体独自の施策の後退につながるのではないかの問題があります。2023年3月議会で、国民健康保険税の市独自の優れた減免が廃止された要因がこの事業です。 3つ目として、さらに高額の予算を使うことです。 委員会共通資料で標準システムは、政府が用意した
ガバメントクラウドを利用するため、市と政府、クラウドを結ぶ通信回線や庁舎内のネットワークを整備する必要がある
ガバメントクラウドの利用料については、2024年度分はデジタル庁が負担との説明がありますが、2025年度の1億8,850万円は、一宮市の負担とのことです。2021年、システム標準化法が成立したときは、費用については全額政府が負担する約束とのことだったと思います。システム標準化法の問題がある上、さらに詐欺のように、自治体に負担をさせることは許せません。 2点目として、
マイナンバーカード交付等事務事業、証明書コンビニ交付事業は、マイナンバー関連事業です。 そもそも任意である
マイナンバーカード保有者を優遇し、住民票発行手数料では、非取得者が3倍の手数料を支払う必要が生まれる不公平なものとなっています。また、政府が今年秋にも健康保険証廃止の強行を進めようとしている中で、任意とされたものが強制されようとしていることも大きな問題です。 3点目、長寿祝事業で数え100歳の祝いの商品券の金額を2万円から1万5,000円に引き下げる内容があります。これまで社会や経済を支えてこられた方が100歳を迎えられたことを喜びねぎらう祝いの金額引下げは本当に残念です。据置きを求めます。 4点目としまして、婚活支援事業が新規に160万円計上され、結婚を希望しながらも出会いの機会に恵まれない未婚者に出会いの場やきっかけづくりの機会を創出するため、地域資源を活用した事業を実施するとあります。 2013年から少子化対策の一環として、また結婚支援の形態が地域の仲人から結婚産業に移行して、国を挙げての官製婚活が進められてきました。男女共同参画の仕事と家庭が両立できる支援という側面ではなく、総ぐるみで結婚奨励に向かっています。 また、婚活支援事業として単年度で成果を上げさせるために、圧力を与えることが個人の自己決定をゆがめることを危惧します。また、男女で結婚することが正しいという価値観を醸成することにつながりかねません。 本来少子化対策としては、1つ目、教育などに多額の費用がかかる状況、2つ目、若い世代の所得が少なく、子供を産んで育てる展望が持てない、3つ目、労働時間やジェンダー不平等などの現状を改め、子を産み、育てる環境整備こそ必要ではないでしょうか、本来の少子化対策は行わず、婚活支援事業でやったふうな少子化対策では、根本解決には至りません。結果として、個人の私的領域に介入し、また結婚や妊娠に関わる施策の総ぐるみ一体化による強要は性的マイノリティー、結婚したくない人、子供を持ちたくない人、子供を持てない人などを排除した事業となりかねません。 5つ目としまして、一宮市特別職報酬委員会の答申に基づき、市議会議員の議員報酬月額の引上げ、市長など特別職員の給料月額を引上げするという議案と予算があります。 一宮市は、市民所得が低い状況です。そして物価高騰による家計への負担が続いています。市民の暮らしが大変な中で据置きを求めます。 6点目としまして、財政調整基金積立金に4億円を積み立てる予算があります。上下水道の耐震化事業は企業会計だけで考えることでなく、市全体の地震対策として財政調整基金も使い、水道料金、下水道使用料の値上げの中止を求めます。 物価高騰によって、民間研究機関の調査で2022年度から2024年度の3年間で、全国の平均的な世帯では28万円以上の負担増となっています。第2次安倍政権以降の12年間で公的年金の減額が年金約1か月分に相当し、年金額が減り続けています。不安定で低収入の非正規労働者は増え続けています。中小零細業者は2023年10月からのインボイス制度の実施で、さらに暮らしと営業は厳しくなっています。何よりも市民の暮らしを守ることは政治の務めと考えます。 7点目としまして、名岐道路・スマートインターチェンジ推進事業としまして3つの事業があります。 1つ目、名岐道路整備促進事業は、名岐道路整備促進期成同盟会負担金の13万8,000円です。一宮市、岐阜市、各務原市、岐南町、笠松町の3市2町の構成で早期実現に向け国や県へ要望活動をしているものです。 そして、スマートインターチェンジ設置検討事業は、名神高速道路スマートインターチェンジ設置事業負担金の496万7,000円です。スマートインターチェンジ及び周辺施設の検討、測量、設計の費用です。 そして、区画整理促進調査事業は、区画整理促進調査委託料の2,000万円です。三ツ井、重吉地区の地権者に対して区画整理事業に対する理解を深め、事業化を促進するため、説明会、意識調査、民間活力の導入可能性調査等を行うものです。名岐道路や一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジを見越して市内各地で物流倉庫建設が続いています。むしろ交通量の増加や交通渋滞、さらに水田がなくなることにより水害の被害拡大、交通量増加による環境への影響も考えられます。運輸労働者の働き方、気候変動など、物流の在り方、鉄道などの見直しも検討されており、時代遅れの考えではないでしょうか。また、企業にとってはメリットがあっても、市民にどのようなメリットがあるのでしょうか。 日本共産党一宮市議団は、環境に優しいSDGsを進める立場で、物流は鉄道輸送の強化、市民の移動は公共交通の充実、また農地を確保、そして食料自給率向上などで家族農業を支えること、水害などの災害に強いまちづくりを求めます。 次に、企業会計について述べます。 議案第9号、令和6年度愛知県一宮市
水道事業会計予算について、議案第10号、令和6年度愛知県一宮市
下水道事業会計予算についてです。 水道の利用料や一般区域の下水道使用料、特定区域の下水道使用料がそれぞれ2024年、今年10月1日に使用料改定が施行されます。今回計上された水道料、下水道使用料の改定分のそれぞれの積算方法について行った3月7日の議案質疑で、水道料は約2億4,000万円、下水道の一般区域では約1億9,000万円、特定区域では約4,000万円、計4億7,000万円増額分を加算しての計上となっています。水道料金は基本料金の7%、1立方メートル当たり15円の値上げ、下水道使用料は基本料金25%、1立方メートル当たり18円の値上げです。水道料金の値上げは、全ての世帯への負担増となります。さらに、下水道使用料の値上げとダブルパンチです。 年3回発行の水de報2024年2月号の4、5ページに重要なお知らせとして、水道料金、下水道使用料は改定しますとあり、改定後の料金の口径別使用水量別の一覧表が掲載されていますが、見方がなかなか分かりません。モデルケース、例えば1家族世帯2人から3人のところで口径13ミリ、使用水量1か月15立方メートル使用の場合、税込みで、2か月分で水道料金は587円、下水道使用料は922円、計1,509円の負担増です。市から市民に対して値上げの根拠など示して、市民の質問に対してしっかり答えるような、直接の説明はありません。市長には、市民への十分な説明と対応を求めます。改めて、水道料金、下水道使用料の値上げの中止など、市民負担の軽減の検討を求めます。 以上の立場から、議案第9号、第10号の議案は認められません。 さらに、特別会計についてです。 議案第2号、令和6年度愛知県一宮市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号、令和6年度愛知県一宮市後期高齢者医療事業特別会計、議案第4号、令和6年度愛知県一宮市
介護保険事業特別会計予算、議案第13号、令和5年度愛知県一宮市
介護保険事業特別会計補正予算、議案第31号、一宮市
国民健康保険税条例の一部改正について、議案第32号、一宮市
介護保険条例の一部改正についてを、まとめて意見を述べます。 国民健康保険税が医療給付分で所得割0.35%、1人当たり7,200円の増額、1世帯当たり3,000円の増額、後期高齢者支援金分で1人当たり1,200円の増額、1世帯当たり1,800円増額、介護納付金分で所得割0.2%、1人当たり1,200円増額、1世帯当たり2,400円増額と大きく引き上げられる議案と予算となっています。 後期高齢者医療保険料は所得割が1.56%、1人当たり4,040円の増額、賦課限度額80万円に引き上げる議案と予算となっています。 介護保険料は基準額が年額6,000円の引上げ、所得区分が14段階から17段階への増加が提案されています。低所得世帯での保険料率を引き下げて、多段階で応能負担を強めた点は評価したいと思います。しかし、独自減免の廃止や基準額の引上げによって、多くの市民の負担が増えることになったことは、本当に残念です。 議案第2号、第3号、第4号、そして議案第13号、第31号、第32号によって市民負担が大きく増加することになります。 国民健康保険は社会保険の対象者の拡充によって、被保険者の減少、低所得者や無職の方の割合が増加して、国の負担割合が下げられる中で、被保険者の負担が増加していく制度となっています。 また、後期高齢者医療保険は、医療の必要な方の割合が多くて、収入が減少する75歳以上を国民健康保険や社会保険などから切り離しました。介護保険も第1期は月額3,000円を切っていた保険料が2倍以上の月額6,317円に上がろうとしています。どの制度も国が導入時に手厚く、導入後には冷たい制度にしてきた影響によるものではないでしょうか。構造的問題の解決に向け、全国知事会が求めている国保への1兆円の公費投入や後期高齢者医療保険や介護保険での国の負担割合の引上げを求めるべきだと考えます。 賃金が上がらない、年金も上がらない中、物価高騰によって家計は悲鳴を上げています。それにこうして定額減税が計画されていますけれども、これらの引上げによって定額減税のために地方自治体の仕事が増えても市民の負担は増えて、実質負担は増加し、喜ばれないことになりかねません。 国民健康保険、後期高齢者医療保険、介護保険全てで被保険者の負担を減らせるよう、市として県や国の負担の増加を求めるべきだと考えるところであります。 最後ですが、3月議会に学校給食費保護者負担軽減補助事業の3,486万6,000円が計上されています。物価高騰等の影響を受けている子育て世帯への支援を目的に、令和6年度1学期において保護者負担を軽減するものです。ただ、昨年12月議会に一宮の学校給食を考える会から1,578筆の個人署名を添えて、4月からの値上げ分を補助してほしいとの請願書が提出されており、この請願は3月13日の経済教育委員会でみなし不採択となっています。この署名の紹介議員となっている日本共産党一宮市議団は、2学期以降も物価高騰分の補助を求めます。 以上で、日本共産党一宮市議団の反対討論を終わります。(拍手)
○議長(岡本将嗣) 21番、島津秀典議員。 (21番 島津秀典 登壇 拍手)
◆21番(島津秀典) 私は、議案第1号、令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算をはじめとする全ての議案につきまして、令和会を代表いたしまして、賛成する立場から討論をいたします。 まずは、このたびの石川県能登地方を震源とする大規模な地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔みを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援のために御尽力されている方々に深く敬意を表します。 本市からも被災地へ給水、救援物資の輸送、被災者の救済などに多くの職員を派遣されております。迅速に対応いただいたことに感謝申し上げます。 さて、この数年間、予算審議といえば新型コロナウイルス感染症への対策が専らの議題でありました。それもようやく落ち着いてまいりました。感染症の拡大により、社会全体が大きなダメージを受けた一方で、リモートワークやキャッシュレスの普及など、社会のありようも大きく変化した数年であったと感じております。 また、ロシアによるウクライナ侵攻が続いており、世界経済の先行きも見通せない状況は、市民生活にも暗い影を落としております。 このような状況においても市民の皆様の暮らしを守り、そして時代に即した取組で便利を実感できる地域をつくっていくことが行政の本分であり、中野市長をはじめ職員の皆様の肩にかかっているわけであります。私たち議員も地域の皆様の声をしっかりと受け止め、職員の皆様とともに市政発展に向けて努めていく所存でございます。 さて、今議会に提案されました令和6年度の予算案などでありますが、新聞報道によれば市長は一言で言い表すと、コロナを乗り越え、前進する未来志向の予算であると述べられております。令和6年度予算の主な事業を取りまとめたイチ推し20を見ましても、様々な新たな取組が取り上げられております。 まず、地域DX推進事業でございます。 中野市長は、かねてからデジタルを生かした新しい行政の在り方を追求されておられました。これまでにもデジタル化は進められてきましたが、本事業は都市OSを構築し、健康支援アプリと子育て支援アプリを連携させるということで、他市に先駆けて行うこれまでとは違うスケールでの事業であり、今後の市民の生活が大きく変わっていくのではと感じます。ぜひこれからも多くのアプリと連携を進め、また民間企業も連携していただければ、相乗効果が期待できると思います。 この4月から組織改編によって、デジタルを活用した地方創生推進を担う部署として、新たに地域DX戦略室を設けられるとのことでありますので、この事業がしっかりと成果が発揮されるようよろしくお願いをいたします。 次に、福祉、健康分野においては、帯状疱疹ワクチンの接種費用や聞こえのよくない高齢者の補聴器購入費に対する補助が新たに計上されております。これらは多くの市民から要望が寄せられているものであり、実施していただけることに感謝申し上げます。 子育て分野では、小・中学校や保育園の給食費の補助、国における児童手当の拡充など、子育て世代の経済的負担の軽減策のほか、双子産後ヘルプ利用料の補助など、きめ細かな事業にもしっかりと取り組んでいただいております。 教育の分野では、これまで整備を進めてきた
東浅井給食センターがいよいよ完成します。あわせて2つ目の新しい学校
給食センターの検討も始まるとのことで、シン学校プロジェクトとも連携し、学校教育環境の一層の充実を図っていただきたいと思います。 また、水泳授業を民間のスポーツクラブに委託する経費も計上されております。専門のインストラクターによる指導が受けられるとのことで、授業効果も高くなると期待をしております。 学校プール施設の管理費用の削減や学校教員の負担軽減にもつながるなど、多くのメリットが見込まれます。まずは1つの小学校で施行するとのことですが、その成果をしっかり検証され、他の学校にも広がることを期待しております。 元旦に発生した能登半島地震により、改めて災害はいつどこで起きるか分からないということを実感させられました。地震や大雨でも被害が起こらない強靭なインフラ整備ももちろん継続していかなくてはなりません。 また、被災者が出て避難所での生活など、苦難を強いられる状況に置かれた場合、できるだけストレスなく暮らすことができる環境を整備していくことも重要です。 今回の予算では、障害をお持ちの方や御高齢の方でも安心して使用することができるバリアフリートイレの購入費用が計上されており、他市と連携し、災害時には全国から駆けつけるというような仕組みにも取り組んでいっていただきたいと思います。 ほかにも地域振興施設、いわゆる道の駅の設置を検討する経費やスマートインターチェンジ付近のまちづくりを検討する経費が計上されております。名岐道路の整備推進やスマートインターチェンジ設置検討事業と併せ、市の将来像を大きく変えるプロジェクトであります。こちらもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 中心市街地に係る施策については、にぎわいをもたらすとともに、渋滞の解消にも取り組む必要があります。にぎわいの創出については、七夕祭りやまちなかウォーカブル、2年目となる尾州フェスなどイベントの企画、渋滞対策ではi-ビル駐車場と地下駐車場の20分無料処理の変更により、一宮駅東口の渋滞状況がどのように変化したか調査、検証する経費が計上されております。調査結果をしっかりと検証され、今後の対策に生かしていただきたいと思います。 一方で、令和6年度の市税収入は、国の定額減税の影響を除くと実質過去最高を見込んでいるとのことです。しかしながら、地方交付税など国からの財源も多くを占める当市の財政状況は決して盤石なものではありません。それでも財政調整基金から過去最大となる繰入額を計上し、必要な財源を捻出されたことは、冒頭に申し上げた市長の発言であるコロナを乗り越え前進する未来志向の予算を具現化せんとする中野市長の強い思いが感じられました。市長の決意に敬意を表するとともに、その姿勢を強く支持するものであります。 このような立場から財政調整基金の必要性について一言述べさせていただきます。 財政調整基金は、災害などの緊急時の備えとして、ある程度の額を確保されてしかるべきであると考えます。市が策定した中期財政計画では、70億円を確保するとの目標となっておりますが、この額は中核市の中でも極めて少ないほうであります。中核市の平均は100億円程度であるとのことでありますので、今回取り崩した額を令和6年度中に確実に積み戻すことに加え、歳出予算の厳格な執行管理と事業のスクラップ・アンド・ビルドの一層の推進により、財政調整基金のさらなる積み増しに努めていただきますよう要望をいたします。 るる申し上げましたが、以上のことから、私は令和会を代表し、議案第1号、令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算をはじめとする全ての議案について、強く賛成の意思を表明し、賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(岡本将嗣) 17番、森ひとみ議員。 (17番 森 ひとみ 登壇 拍手)
◆17番(森ひとみ) 私は、新流会を代表いたしまして、議案第1号、令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算をはじめとする全ての議案に対し、賛成をする立場から討論をさせていただきます。 令和5年5月に、新型コロナウイルス感染症が2類から5類に変わり、徐々に日常生活がコロナ禍前に戻り、人々の動きも活発になってきたように感じられます。令和6年度はそうした中、コロナ禍の4年間を乗り越えた上で、前に進むべき事業が多く計上されています。 当初予算額は、一般会計で過去最大規模の1,355億4,000万円でございます。市税は、国の経済対策による定額減税により減少してしまいましたが、実質的には個人税、法人税合わせて11億円余の増となっております。 ウクライナ情勢や円安などの影響により、物価高騰は免れませんが、国庫補助金である物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金やデジタル田園都市国家構想交付金等を活用し、様々な施策が計上されています。 現代はスマホ、パソコン、タブレット等、情報通信機器等でインターネットに接続をし、情報をやり取りする社会でございます。コロナ禍でデジタル化が進み、日常生活、教育の面でも大きく変化しています。 まず、地域DX推進事業として1億7,478万円が計上されています。データ連携基盤(都市OS)といいますけれども、その構築に9,200万円余、都市OSとは、都市の医療、防災、物流、金融などのデータを集積、分析し、連携できるスマートシティの基盤となるシステムであり、国内では2022年時点で52の自治体が導入しているとのことです。 次に、健康、子育て支援の分野から健康支援アプリの導入に5,320万円余、スマホで自分の健康管理ができるようになります。また、子育て支援アプリを更新し、さらに使いやすくするほか、スポーツ施設の予約をオンラインでできるようにすることで利用者の利便性が向上します。 そして、新保健所整備事業には14億3,000万円余、令和6年度より建設工事がいよいよ始まり、令和7年7月竣工、同年末に開所を予定しております。中核市として市民の健康と衛生を支え、健康危機管理の専門的、技術的拠点となる施設となります。 そして、動物愛護センター建設についても、将来に向け、近隣の動物愛護センターを視察するための旅費が計上され、前向きに検討されていることが分かります。 能登半島地震によって、多くの職員が支援活動を行い、その教訓等も生かすべく防災、減災、また被災後の生活を視野に入れた事業にも取り組んでいることが分かります。 スクラップ・アンド・ビルドに関しては、市内にある老朽化し既に廃止となったプールの解体費用が真清公園プールで3,390万円余、また尾西プールでは令和6年、令和7年度の継続事業として1億8,000万円余、令和6年度は810万円余が計上され、解体後は公園整備を行うこととなっております。公園は災害時の緊急避難場所にもなりますので、先を見据えた整備が必要だと考えます。 さらに、方向を変えますと、将来に向けた投資事業も多くあります。2026年度に名古屋で開催される第20回アジア競技大会で、バドミントン競技会場となる総合体育館の改修工事に1億7,400万円余、開催基準を満たすためであり、一宮で競技が行われることにより、交流人口が増え、今後施設利用の増加に期待がもてると考えられます。 そして、
東浅井給食センターには、31億7,000万円余が計上されており、令和6年度9月に供用開始を目指しています。現在2つのセンターで作られている小・中学校合わせて2万5,000食余の給食が、センターが3つになることにより各8,000食余の食数となるため、調理に余裕ができることとなり、給食メニューが充実をすること、またアレルギー対応食ができる、見学ができる施設であるということは、保護者の方にも安心・安全な給食につながると考えます。 るる申し上げてきましたが、尾張唯一の中核市として、先駆けとなる都市OSの構築と地域DXを推進していくということは市民生活の質の向上、安心・安全なまちづくりにもつながり、総合的な市民サービスを提供できるものと考えます。 国・県の補助金の活用や地方交付税のほか、市債、財政調整基金の取崩し等を行い、財源を確保し、将来に向けて今やるべき施策に対する積極的な予算計上であると考えます。しっかりと取り組んでいただくようお願いを申し上げます。 以上のことから、新流会といたしましては議案第1号、令和6年度愛知県一宮市
一般会計予算をはじめとする全ての議案に対し、賛成の意を表明し、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(岡本将嗣) 討論も尽きたようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 暫時、休憩いたします。 午前10時47分 休憩 午前10時55分 再開
○議長(岡本将嗣) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほど討論が終結しましたので、これより直ちに採決します。 初めに、議案第1号について採決します。 この議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第1号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第2号から議案第4号に至る各議案について採決します。 各議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第2号から議案第4号に至る各議案は
原案どおり可決されました。 次に、議案第5号から議案第8号に至る各議案について、
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号から議案第8号に至る各議案は
原案どおり可決されました。 次に、議案第9号から議案第11号に至る各議案について採決します。 各議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第9号から議案第11号に至る各議案は
原案どおり可決されました。 次に、議案第12号について、
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第13号を採決します。 この議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第13号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第14号から議案第20号に至る各議案について、
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第14号から議案第20号に至る各議案は
原案どおり可決されました。 次に、議案第21号について採決します。 この議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第21号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第22号について、
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第22号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第23号を採決します。 本議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第23号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第24号及び議案第25号について、
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第24号及び議案第25号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第26号を採決します。 この議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第26号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第27号から議案第30号に至る各議案について
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第27号から議案第30号に至る各議案は
原案どおり可決されました。 次に、議案第31号及び議案第32号を採決します。 各議案は、表決システムにより採決します。
原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第31号及び議案第32号は
原案どおり可決されました。 次に、議案第33号から議案第44号に至る各議案について、
原案どおり可決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号から議案第44号に至る各議案は
原案どおり可決されました。 次に、承認第1号について承認するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、承認第1号は承認されました。 日程第46、請願書第3号を議題とします。 お手元に配付したとおり、経済教育委員長より、請願書審査結果報告書が提出されましたので、御報告します。 …………………………………………………………………………………………………… 請願書審査結果報告書◯経済教育委員会請願書第3号
小中学校給食費の補助を求める件提出者
住所氏名一宮市奥町剣光寺8-3