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09月22日-05号

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  1. 一宮市議会 2023-09-22
    09月22日-05号


    取得元: 一宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年  9月 定例会               議事日程(第5号)                   9月22日(金曜日)午前9時30分 開議 1 議案第54号 令和5年度愛知県一宮市一般会計補正予算 2 議案第55号 令和5年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計補正予算 3 議案第56号 令和5年度愛知県一宮市後期高齢者医療事業特別会計補正予算 4 議案第57号 令和5年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計補正予算 5 議案第58号 令和5年度愛知県一宮市公共駐車場事業特別会計補正予算 6 議案第59号 令和5年度愛知県一宮市水道事業会計補正予算 7 議案第60号 令和5年度愛知県一宮市下水道事業会計補正予算 8 議案第61号 一宮市保健所等設置条例等の一部改正について 9 議案第62号 一宮市営墓地条例の一部改正について10 議案第63号 一宮市営地下駐車場の駐車料金の徴収に関する条例及び一宮市尾張一宮駅前ビルの設置及び管理に関する条例の一部改正について11 議案第64号 一宮市火災予防条例の一部改正について12 議案第65号 市道J920号線橋梁新設(上部)工事の請負契約の締結について13 議案第66号 水槽付消防ポンプ自動車売買契約の締結について14 議案第67号 電子黒板の売買契約の締結について15 議案第68号 インターホンシステム売買契約の締結について16 議案第69号 IP対応デジタルコードレスシステム用基地局及びIP-BS用ローカル給電アダプタ売買契約の締結について17 議案第70号 インターホンシステム売買契約の締結について18 議案第71号 市道路線の認定について19 請願書第1号 定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める件20 請願書第2号 保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書の提出を求める件21 特別委員会審査経過報告について22 委員会提出議案第5号 保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書23 委員会提出議案第6号 定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書24 委員会提出議案第7号 名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議について25 継続審査について26 認定第4号 令和4年度愛知県一宮市一般会計歳入歳出決算の認定について27 認定第5号 令和4年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について28 認定第6号 令和4年度愛知県一宮市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について29 認定第7号 令和4年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について30 認定第8号 令和4年度愛知県一宮市公共駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について31 認定第9号 令和4年度愛知県一宮市外崎土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について32 認定第10号 令和4年度愛知県一宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について33 報告第21号 令和4年度愛知県一宮市一般会計継続費の精算報告について34 報告第22号 令和4年度愛知県一宮市各会計決算に係る健全化判断比率の報告について35 報告第23号 令和4年度愛知県一宮市外崎土地区画整理事業特別会計決算に係る資金不足比率の報告について36 愛知県尾張水害予防組合組合会議員の補欠選挙について出席議員(38名) 1番  野村悠介   2番  木村健太   3番  大津乃里予 4番  尾関さとる  5番  佐々のりな  6番  京極ふみか 7番  市川智明   8番  臼井弓賀   9番  渡辺さとし 10番  宇山祥子   11番  本山廣次   12番  東渕正人 13番  井田吉彦   14番  中村かずひと 15番  渡部晃久 16番  鵜飼和司   17番  森 ひとみ  18番  河村弘保 19番  後藤みゆき  20番  高橋 一   21番  島津秀典 22番  井上文男   23番  竹山 聡   24番  岡本将嗣 25番  則竹安郎   26番  高木宏昌   27番  水谷千恵子 28番  柴田雄二   29番  平松邦江   30番  彦坂和子 31番  八木丈之   32番  花谷昌章   33番  横井忠史 34番  渡辺之良   35番  浅井俊彦   36番  松井哲朗 37番  服部修寛   38番  伊藤裕通欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により出席した者   市長        中野正康   副市長       福井 斉   副市長       山田芳久   総合政策部長    長谷川賢治   総合政策部参事危機管理監)   総務部長      滝野弘巳             堀 尚志   財務部長      善治正直   市民健康部長    田中朋一   保健所長      子安春樹   福祉部長      坂野貴子   子ども家庭部長   松岡健二   環境部長      岸 哲宜   活力創造部長    岡本哲也   まちづくり部長   中川哲也   まちづくり部参事  谷  聖   建築部長      勝野直樹   建設部長      田中雅光   教育長       高橋信哉   教育部長      森 敬一   水道事業等管理者  小塚重男   上下水道部長    多和田雅也  病院事業管理者   松浦昭雄   病院事業部長    平松幹啓   消防次長      中村雅人   代表監査委員    長谷川伸二事務局職員出席者   議会事務局長    神谷真吾   議会事務局次長(兼庶務課長)                              中村高規   議事調査課長    白木伸幸   議事調査課専任課長 加藤正樹   議事調査課課長補佐 中野栄治   議事調査課主査   奥田訓代   議事調査課主査   鈴木章平   議事調査課主事   伊藤吉則---------------------------------------                             午前9時29分 開議 ○議長(岡本将嗣) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって御報告に代えます。 これより日程に入ります。 日程第1から日程第18まで、すなわち議案第54号から議案第71号までを一括議題とします。 この際、各委員長から審査経過並びに結果の報告を求めます。 総務副委員長、東渕正人議員。     (総務副委員長 東渕正人 登壇) ◆総務副委員長(東渕正人) 皆さん、おはようございます。よろしくお願いいたします。 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、12日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第54号、一般会計補正予算の総務費中、自治振興費自転車ヘルメット購入補助金に関し、委員より、市民のヘルメット着用率を上げるために市が実施している取組はあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、職員による出前講座や高齢者を対象にした教養講座の際に、ヘルメット着用の啓発をしている。また、一宮警察署と連携して駅周辺で自転車ヘルメット着用のキャンペーンを展開し、着用を呼びかけているとの答弁がありました。 また、他の委員より、来年度もこの補助事業を継続していく考えはあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、引き続きヘルメット着用率向上の取組を実施しながら、来年度も補助を継続していく考えであるとの答弁がありました。 次に、諸支出金中、財政調整基金費財政調整基金積立金に関し、複数の委員より、中期財政計画には70億円を確保していくとの記載があるが、今後の見通しはどうかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、今回の補正で12億円を積み戻し、残高としては約56億7,000万円となる。目標の70億円までは残り約13億円となるが、公共施設の老朽化も進んでいるため、公共施設整備等基金のバランスも見ながら70億円を確保していきたいとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第54号、本委員会関係分をはじめ、付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決するべきものと決しました。 以上、御報告とさせていただきます。 ○議長(岡本将嗣) 福祉健康副委員長、本山廣次議員。     (福祉健康副委員長 本山廣次 登壇) ◆福祉健康副委員長(本山廣次) 皆さん、おはようございます。 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、13日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第54号、一般会計補正予算の総務費中、戸籍住民登録費の手数料に関し、委員より、コンビニ業者へ支払う手数料の増額や証明書の交付手数料の減額は、証明書のコンビニ交付件数の増加によるものとのことだが、市の負担増にならないよう努められたいとの意見がありました。 次に、民生費中、社会福祉総務費成年後見センター設立準備委員会委員報酬に関し、委員より、どのようなスケジュールで成年後見センターの設立を進めていくのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、令和5年度は設立準備委員会を3回程度開催し、成年後見センター業務の委託先を決定する。令和6年度は設立準備委員会を数回開催、また、業務委託先の職員に他自治体の成年後見センターで経験をさせ、令和7年3月末までの開設を想定しているとの答弁がありました。 さらに、複数の委員より、障害者以外に高齢化に伴う認知症の方も増加していくと考えられるので、市民が利用しやすくなるよう周知に努められたいとの要望がありました。 次に、衛生費中、新型コロナウイルスワクチン住民接種費新型コロナウイルスワクチン住民接種事業に関し、委員より、新たな新型コロナウイルスワクチンの接種が始まるが、今回使用するワクチンは特例承認のものであるため、副反応等の情報の周知に努められたいとの要望がありました。 また、他の委員より、新型コロナウイルスワクチン住民接種による健康被害の認定について、市の審議の後、国へ進達、報告を行い、国が審議を行うとのことだが、健康被害で苦しんでいる人のため、市の審議はスムーズに進められたいとの要望がありました。 次に、議案第55号、令和5年度国民健康保険事業特別会計補正予算の歳入中、国庫補助金の社会保障・税番号制度システム整備費補助金に関し、委員より、この補助金はどのような内容の費用に対して交付されるものかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、この補助金は国からの指示で、マイナ保険証を利用することで得られるメリットを周知する広報物を作成し送付したが、その作成に要した費用に対し交付されるものであるとの答弁がありました。 さらに、委員より、マイナ保険証の推進には反対している立場から、マイナ保険証のメリットを周知するチラシの配布に対する補助金を予算計上した本議案には賛成しかねるとの意思表示がありました。 委員会としましては、議案第55号につきましては、採決の結果、賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 また、他の付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、認定第3号につきましては、お手元に配付しました閉会中継続審査申出書のとおり、慎重審査を期するため、閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より、浅井中保育園における新入園児の募集停止について、新型コロナウイルスワクチン接種支援事業の期間延長について、以上2件の報告がありましたことを申し添えます。 以上、御報告といたします。 ○議長(岡本将嗣) 次に、経済教育副委員長、尾関さとる議員。     (経済教育副委員長 尾関さとる 登壇) ◆経済教育副委員長(尾関さとる) 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、14日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第54号、一般会計補正予算の労働費中、労働諸費の移住促進支援補助金に関し、委員より、移住した方が一宮市を選んだ理由は把握しているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、アンケートによると、東京までのアクセスがよいこと、飛行機を使う方は中部国際空港までのアクセスがよいことを挙げられているとの答弁がありました。 また、他の委員より、補助金の交付要件の一つとして5年間定住することとあるが、5年未満で転出した場合は補助金の返還などの措置はあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、3年未満で転出した場合は全額返還、3年以上5年未満で転出した場合は半額の返還となるとの答弁がありました。 次に、商工費中、尾張一宮駅前ビル費の尾張一宮駅前ビル駐車場システム改修工事負担金に関し、委員より、事前に精算を済ませば車のナンバーを読み取るチケットレスシステムにより停止バーが自動で上がり、出口での混雑緩和につながるとのことだが、精算時に車のナンバーを忘れてしまった場合の対応はあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、事前精算機にはおおよその入場時間や車のナンバーの一部からでも自身の車の画像を検索し、精算できる機能があるため、対応可能であるとの答弁がありました。 次に、教育費中、学校建設費シン学校プロジェクト事業に関し、委員より、市内には築70年を迎える校舎もあるが、校舎の建て替えと学区の再編や施設の複合化についてどのように考えているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、文部科学省が示す校舎の耐用年数が70年から80年であることからも、古い施設をそのまま放置しておくことはできない上、建て替えをする場合でも五、六年はかかる見込みなので、各学校の状況に応じて取壊しや建て替えなどを検討してまいりたいとの答弁がありました。 次に、教育費中、博物館費の手数料に関し、委員より、木曽川堤の桜について、枯れ木が増えているが、今後その原因についてどのように調査していくのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、特定の場所にある木が枯れているので、今後は県と相談しながら、日当たりや風の強さといった一本一本の木が置かれている環境を調査してまいりたいとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第54号、本委員会関係分をはじめ、付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 最後に、委員会の審査終了後、当局より、一宮市立小中学校隣接校選択制についての報告がありましたことを申し添えます。 以上、御報告といたします。 ○議長(岡本将嗣) 次に、建設水道副委員長、大津乃里予議員。     (建設水道副委員長 大津乃里予 登壇) ◆建設水道副委員長(大津乃里予) 8日の本会議において付託されました諸案件につきましては、15日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第54号、一般会計補正予算の土木費中、都市計画総務費景観専門監報酬に関し、複数の委員より、良好な景観形成を推進するために外部人材を登用するとのことだが、どのような方が景観専門監になるのか、また、どのような業務を行うのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、外部人材は大学教授などの学識経験者ではなく、景観の専門的な知識と経験を有する民間の方に依頼する予定である。業務内容としては、公園の整備改修や公共施設の建築などの公共事業のほか、民間事業者による景観法に基づく建築物に対する良好な景観形成を推進するためのアドバイスなどを想定している。さらに、市職員の景観における知識及び技術の向上を図るための研修の講師も想定しているとの答弁がありました。 次に、同じく土木費中、再開発費の一宮まちなか未来会議負担金に関し、委員より、まちなかウォーカブル推進事業の一環として、町なかの商店を訪れた駐車場利用者に対しアンケート調査を実施するとのことだが、どのようなアンケート項目を想定しているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、調査項目は駐車場利用者の年代や訪問目的などを考えているが、今後、地元商店街とも協議しながら決定してまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員より、まちなかウォーカブル推進事業は、駅東地域での実施が主となっていることが多い。しかし、駅西には私立の学校があり、多くの若者が行き来する地域でもあるので、駅の東西一体となった事業展開に意を用いられたいとの要望がありました。 また、他の委員より、まちなかウォーカブル推進事業は歩いて楽しい町をコンセプトとしており、車中心のまちづくりを推進しているわけではないので、駐車場利用者だけではなく、バスや電車などの公共交通利用者に対する調査研究も必要と考えるが検討はしているのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、町なか周辺においては、車中心から人中心への転換を図って、人が主役となる居心地がよく歩きたくなる町なかとなるよう取り組んでいるが、バスやタクシー、自転車や歩行者の動線調査を行い、様々なデータを合わせて検証し、公共交通の利用促進についても検討してまいりたいとの答弁がありました。 次に、議案第59号、水道事業会計補正予算上水道施設エネルギー高騰対策事業に関し、委員より、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を活用して、上水道施設電気料金高騰の支援を受けるとのことだが、国と中部電力が電気料金の負担軽減策を延長することによって、受け取る交付金に何か影響はあるのかとの質疑がありました。 これに対し、当局より、この負担軽減策の延長によって、上水道施設の電気料金についても割引が受けられる見込みとなるため、交付金の一般会計からの繰入金に関しては、補正後の予算額から減額された額となる。今回減額によって余剰となる交付金については、市全体で有効活用できるよう、担当部署と調整してまいりたいとの答弁がありました。 委員会としましては、議案第54号、本委員会関係分をはじめ、付託関係各議案につきましては、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、認定第1号及び認定第2号につきましては、お手元に配付いたしました閉会中継続審査申出書のとおり、慎重審査を期するため、閉会中の継続審査に付すべきものと決しました。 以上、御報告といたします。 ○議長(岡本将嗣) ただいま各委員長から審査経過並びに結果の報告がありましたが、これに対し、何か御質疑ありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により、順次発言を許します。 30番、彦坂和子議員。     (30番 彦坂和子 登壇) ◆30番(彦坂和子) 私は、日本共産党一宮市議団を代表して、議案第54号、令和5年度愛知県一宮市一般会計補正予算、議案第55号、令和5年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計補正予算について、反対の立場から討論を行います。 まず初めに、地方議会の討論について、日本共産党の考えを述べます。 自治体の首長が提案する議案は、開会日にまとめて提案され、委員会質疑を経た後、閉会日に集中して採決を行います。このため、閉会日採決の直前に行われる本会議場での討論は、首長が提案した議案の全部に賛成、一部に賛成、全部に反対の3種類で態度を表明し、その理由を発言するということです。 さて、議案第54号、一般会計補正予算に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、原油価格、物価高騰による負担を軽減するため、訪問系、相談系事業所、そして市水道事業会計に対する光熱費の上昇分の一部を支援する事業、公立保育園の机や椅子を抗菌使用に買い換える予算、また一宮駅東口の混雑緩和対策予算がありますが、もちろん反対ではありません。 まず、第54号、一般会計補正予算について、マイナンバー関連事業があります。戸籍住民登録費で、コンビニ交付による証明書発行件数の増加に伴う増額の予算があります。 マイナンバーカードを用いて、証明書などを発行する際、手数料の割引やコンビニ交付の手数料などが発生するため、マイナンバーカードの交付率増に伴い、市の歳入減少、歳出増につながっています。コンビニ交付により利便性向上が行われていますが、さらにマイナンバーカードを用いて証明書などを発行する場合だけ手数料を引き下げるという、不平等な形になっています。手数料をマイナカード使用の場合と同等に引き下げ、平等な負担を求める必要があると考えます。 また、議案第55号、国民健康保険事業特別会計補正予算について、9月8日の議案質疑で、社会保障・税番号制度システム整備費補助金があります。この補助金を活用して実施する事業の内容はとの質問に、マイナンバーカード健康保険証としての利用を促進するため、そのメリットや、マイナンバーカードの安全性などを掲載したチラシの作成に活用しましたとの答弁でした。歳入として、社会保障・税番号制度システム整備費補助金が計上され、マイナ保険証の安全性などを掲載したチラシを被保険者に向け、発送したとのことでした。改めてマイナ保険証セキュリティー面、誤った情報登録や医療提供による健康面、マイナンバーカードの利活用など、正確な情報を発信する必要があると考えます。 岸田首相は、9月13日、改造内閣の発足に当たって、マイナンバーカード健康保険証の一体化を促進するよう、武見敬三厚生労働大臣に指示をしました。武見氏は就任に当たっての記者会見で、マイナ保険証の利用促進を強調しました。マイナカードの誤ったひもづけについて、政府は11月末を期限として、総点検を進めています。健康保険証を一本化したマイナカードを医療現場の窓口で提示しても、機械でカードを読み込めなかったり、医療費の窓口負担が間違って表示されたりするトラブルが相次いでいます。マイナ保険証のシステムを導入した医療機関が紙の保険証を持参してくださいと呼びかけることが当たり前となっています。行政の現場では、証明書の誤発行や公金を受け取る銀行口座の誤ったひもづけが続発しました。 マイナカードの交付数は全国で約9,500万枚、一宮市では交付枚数29万7,125枚で、交付率は78.1%です。自主返納は、今年、2023年4月1件、5月7件、6月30件、7月17件です。政府の総点検をめぐっては実際に点検業務を担う都道府県などから、対象となる個人情報が数十億項目になることから、膨大な作業を懸念する声が上がっています。全国保険医団体連合会は、点検する被保険者情報は1億6,000万件になり、期限までに終えることは不可能だとしています。来年の保険証廃止に向けて無理な期限を設けても、実効ある点検ができるのでしょうか。国民の不安は解消されません。マイナカード運用そのものを一旦停止し、安全確実な総点検を行う必要があります。 来年、2024年秋の健康保険証廃止の中止、延期を求める声は、国民の8割という大きな世論になっているにもかかわらず、岸田政権は国民の声には耳をかさず、改造内閣でも、保険証の廃止と一体に、マイナカードを全国民に持たせる方針を変えません。マイナカードの利用範囲をさらに拡大して、行財政のデジタル化を推進する姿勢です。 保険証1枚あれば、全国いつでもどこでも保険診療が受けられる日本のシステムは、世界に誇るものです。現在の健康保険証を廃止するメリットはどこにもありません。そもそも、マイナンバー制度は、国民のプライバシーを守ることはできません。 諸外国の個人番号制度についてですが、ドイツでは、行政手続に使う番号は複数存在するとともに、個人情報保護の方策を定めています。イギリスでは、国民の監視につながるとの懸念があり、廃止となりました。 そもそも、個人IDと保険証を一体化させようとしている国は、先進7か国で日本だけです。G7諸国には、共通番号そのものへの批判や、国が国民にIDを与え、管理することへの抵抗感から、マイナカードのような制度は存在しません。本来任意であったマイナンバーカードが、保険証廃止によって、事実上義務化にされようとしています。大きな問題ではないでしょうか。 マイナンバー制度を所管するデジタル庁が、政府の個人情報保護委員会から20日、国や自治体の給付金などを振り込む公金受取口座の誤登録に関して、個人情報の漏えいというあってはならない事態で、行政指導を受けました。 本来、個人に関する情報は、本人以外にむやみに知られることのないようにすべきです。個人情報は、個人の人格尊重の理念の下に、慎重に取り扱われるべきものであり、プライバシーを守る権利は憲法が保障する基本的人権です。個人情報の漏えいという重大な事態に対して、人為的なミスは避けられないなどと開き直っていた河野デジタル大臣や、同庁のトップである岸田文雄首相の責任は免れません。今こそマイナンバー制度の見直しをするときです。そして、来年秋の健康保険証廃止は中止すべきと考えます。 以上の立場から、マイナンバー関連の予算や議案は認められません。 以上で、日本共産党一宮市議団の反対討論を終わります。ありがとうございました。                                   (拍手) ○議長(岡本将嗣) 討論も尽きたようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより直ちに採決をいたします。 初めに、議案第54号及び議案第55号について採決をいたします。 各議案は、表決システムにより採決します。 原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、議案第54号及び議案第55号は原案どおり可決されました。 次に、議案第56号から議案第71号に至る各議案について、原案どおり可決するに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、議案第56号から議案第71号に至る各議案は、原案どおり可決されました。 日程第19、請願書第1号を議題といたします。 お手元に配付したとおり、経済教育委員長から、請願書審査結果報告書が提出されましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………               請願書審査結果報告書◯経済教育委員会請願書第1号 定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める件提出者 住所氏名一宮市貴船一丁目六番地一  一宮市教員組合  執行委員長 藤原孝行 外1,229名要旨以下の事項について、国に対し意見書を提出されたい。 1 少人数学級のさらなる拡充を含めた定数改善計画を早期に策定し、実施すること。 2 義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率を2分の1へ復元すること。審査結果採択措置意見書提出 …………………………………………………………………………………………………… ○議長(岡本将嗣) この際、経済教育委員長から補足説明を求めます。 経済教育副委員長、尾関さとる議員。     (経済教育副委員長 尾関さとる 登壇) ◆経済教育副委員長(尾関さとる) 請願書について報告いたします。 請願書第1号、定数改善計画の早期策定実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める件につきましては、14日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について補足説明を申し上げます。 本請願の要旨は、お手元に配付いたしました請願書審査結果報告書に記載のとおりであります。 本請願については、採決の結果、全会一致をもって願意を妥当と認め採択し、お手元に配付いたしました委員会提出議案第6号のとおり、国に対し意見書を提出すべきものと決しました。 以上、補足説明といたします。 ○議長(岡本将嗣) ただいま、経済教育委員長から補足説明がありました。これに対し、何か御質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入るのでありますが、通告はありませんので、討論を終結し、これより直ちに採決いたします。 請願書第1号について、採択するに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、請願書第1号は採択することに決しました。 日程第20、請願書第2号を議題といたします。 お手元に配付したとおり、福祉健康委員長から、請願書審査結果報告書が提出されましたので、御報告します。 ……………………………………………………………………………………………………               請願書審査結果報告書◯福祉健康委員会請願書第2号 保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書の提出を求める件提出者 住所氏名一宮市末広1-21-10
     一宮市民間保育協会  会長 小池真理子要旨以下の事項について、国に対し意見書を提出されたい。 1 保育士配置基準を引き上げ、保育士の増員を図ること。 2 公定価格を引き上げ、保育士等の処遇改善を図ること。審査結果採択措置意見書提出 …………………………………………………………………………………………………… ○議長(岡本将嗣) この際、福祉健康委員長から補足説明を求めます。 福祉健康委員長、渡部晃久議員。     (福祉健康委員長 渡部晃久 登壇) ◆福祉健康委員長(渡部晃久) 請願書第2号、保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書の提出を求める件につきましては、13日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その主な経過並びに結果について補足説明を申し上げます。 本請願の要旨は、お手元に配付いたしました請願書審査結果報告書に記載のとおりであります。 請願書第2号の審査に当たり、複数の委員より、保育士の増員、処遇改善は多くの保育士が切実に望んでいる現状に鑑み、本請願は採択すべきとの意見がありました。 一方、他の複数の委員より、保育士の人員確保が厳しい中、国の方針により、来年度から誰でも保育園に通える制度が実施された場合、園児の受入れ人数が飽和状態になることも危惧されるため、国や地域の動向を踏まえた上で慎重に検討すべきであり、本請願は継続審査にすべきとの意見がありました。 本請願について、まず、継続審査について採決したところ、賛成少数となり、継続審査を否決しました。その後、直ちに願意について採決した結果、賛成多数をもって採択すべきものと決し、お手元に配付いたしました委員会提出議案第5号のとおり、国に対し意見書を提出すべきものと決しました。 以上、補足説明といたします。 ○議長(岡本将嗣) ただいま福祉健康委員長から補足説明がありましたが、これに対し何か御質疑ありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告により、順次発言を許します。 17番、森ひとみ議員。     (17番 森 ひとみ 登壇) ◆17番(森ひとみ) それでは、請願書第2号について、反対の立場から討論いたします。 国において、2023年6月、こども未来戦略方針が閣議決定され、その中で、(2)幼児教育・保育の質の向上、75年ぶりの配置基準改善とさらなる処遇改善として、具体的には、1歳児及び4歳、5歳児の職員配置基準について、1歳児は6対1から5対1へ、4歳、5歳児は30対1から25対1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等のさらなる処遇改善を検討するとしています。 また、(3)全ての子育て家庭を対象とした保育の拡充、こども誰でも通園制度を創設するとしており、2024年度に本格実施、2026年度には正式な制度となる予定とのことです。 現在、保育所などの利用は、原則として就労の有無や妊娠、出産、親族の介護や看護が必要な場合などに限られておりますが、就労要件を問わず、時間単位で柔軟に使える通園給付を創設するとされており、保育希望者の増加が見込まれます。 また、9月20日、中日新聞朝刊第2面にも掲載されましたように、政府は特定の地域に限って勤務を認める地域限定保育士の制度を全国に広げる方針を示しており、2024年にも児童福祉法を改正し、国家戦略特区以外でも認める内容を盛り込みたい考えを明らかにしたとのことです。 保育人材の確保ができなければ、子供たちにとっても保護者にとっても、安心・安全な保育をすることはできません。潜在保育士の活躍や新規保育士確保への取組、離職する保育士に歯止めをかける等、まずは保育士人材を確保することが必要と考えます。 既に保育人材の確保に苦慮されている保育事業所がある現状の中で、今、保育士配置基準をもし改定した場合、1、人材確保が急務となること、2、同保育施設内でのクラス編成も検討が必要となること、3、人材が確保できない場合、入所定員を削減しての運営となることなどの課題が出てくる可能性が予測されます。受入れ人数が減れば、保育所の運営費に影響が出てくることはもとより、保護者側が預けられるお子さんの定員が減ることになり、受け入れることができなくなってしまうことにもなります。 こうしたことから、現時点においては、保育士の労働環境の改善、あるいは子供たちにとって安全で適切な保育環境の改善を図る上で、保育士の配置を増やした場合は、国が打ち出している運営費の支給額加算という方法が有効であると考えます。 以上のことから、新流会といたしましては、現時点においてのこの請願書を提出することには反対といたします。 以上です。(拍手) ○議長(岡本将嗣) 19番、後藤みゆき議員。     (19番 後藤みゆき 登壇 拍手) ◆19番(後藤みゆき) それでは、請願書第2号につき、いちのみやを良くする会としては不採択の立場で反対討論させていただきます。 今回提出されました保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める請願書について、全面的に反対しているわけではありませんが、今回の請願書に対して補う必要があり、見直していただきたく、補足説明として意見を述べさせていただきます。 既に、先ほど森議員も言われましたが、国では来年度より人員配置基準を変えると打ち出しておりますが、現時点の報道では、1歳児及び4歳、5歳児の職員配置基準について、1歳児は6対1から5対1へ、4歳、5歳児は30対1から25対1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等のさらなる処遇改善を検討するとなっております。そうしますと、それ以上の要望が必要かと思います。 元保育士の私の立場として、保育士の人員配置と処遇改善について改善したい思いでいっぱいですが、国が現時点で考えている1歳児の6対1から5対1へ、4歳、5歳児の30対1から25対1の見直しに加えて、一番必要である年少、3歳児、20対1の配置基準の見直しが重要と考えております。また保育士不足の問題として、ただ配置基準を変えても、今の環境では人員確保が難しいと考えております。 保育士の経験より、年少、3歳児は、乳児から通っているお子さんは別として、初めて保育園に来てお母さんと離れる時期でもあり、4月当初は泣いております。本当に大変です。また、最近ではおむつが外れていないお子さんが多く、クラスによっては、20人全員がおむつをしていることもあります。そんな中、保育士1人で対応するのはとても困難です。新卒で初めて担任を持つ保育士が、自分でおむつがはけない子たちの面倒に追いやられ、クラスをまとめられずに廊下を走るお子さんなど、大変な現場を見てきました。おむつが外れていないことで、いろんな面でも発達が遅れていきます。 昔は年少、3歳児になるまでにおむつを外して、スプーンや箸を持てるようにと当たり前でしたが、今ではスプーンを逆手に持ったり、箸や鉛筆の持ち方など、一つ一つ保育士が教えていきます。本当に保育士1人では大変です。また、発達障害と診断されるほどではないですが、この時期は誕生日が早い、遅い、また育った環境によって、かなり差が出てきます。乳児から発達障害と認定しづらいこともあり、加配保育士をつける時期が年中になることが多いので、年少では本当はサポートが必要な子でも、急には保育士を余分につけられないのが現状です。 昔から三つ子の魂百までと言いますが、特に3歳は一番いろんなことを吸収して成長できる、大切な時期です。そんなときに手厚くやる必要があるかと思います。今の保育士配置基準では、例えばただ20対1を15対1や10対1などにしたところで、保育士1人の負担が多少減っても、サポートする人がいなければ、結局1人で抱えなければいけません。 私は以前から提案しております副担任制度を導入し、せめて年少、3歳児の多い園に限っては保育士2人体制で人員配置すべきだと考えております。また、保育士不足の問題について、本当は保育士資格を持った潜在保育士はたくさんいます。しかし産休、子育て後に復帰したくても、担任は自信がない、大変な割に給料が安いという理由で、別の仕事につく方が多いのが現状です。この現状を変えるためには、先ほど申した副担任制度を導入することで、復帰してみようというきっかけとなります。また、新卒の担任のサポートもでき、人材育成にもなり、辞める人も少なくなると思います。 先日学校でも、任期がずれたことで担任と副担任と2人体制でできた、とても充実していたと言われていました。ましてや、まだまとまりのない年少児には、2人体制が必要かと思います。古い体制を見直す時期だと思います。保育士一人一人の負担が大きく、すごくいい先生が1人で抱え込み、いっぱいいっぱいになって辞めてしまう現場を目の当たりにし、保育士の処遇改善をしたいと行政に携わらせていただきました。そのような思いで、今後現場の環境を改善しなければ、保育士不足の問題は解決しないと思っております。そのためにも、もう少し具体的に示していただきたい。保育士の環境がよくなれば、子供たちの環境や発達にも大きく影響され、小学校に行っても学校の先生が困らないようにつながっていきます。 ぜひ、ざっくりとした人員配置ではなく、潜在保育士がまた働きたいと思える環境づくりを目指していただきたく、私からは反対の意見とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(岡本将嗣) 討論も尽きたようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより直ちに採決をいたします。 本請願は、表決システムにより採決をいたします。 請願書第2号について採決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定をいたします。 賛成多数と認めます。よって、請願書第2号は採択することに決しました。 日程第21、特別委員会審査経過報告を行います。 この際、名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長から報告を求めます。 名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別副委員長、森ひとみ議員。     (名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別副委員長 森ひとみ 登壇) ◆名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別副委員長(森ひとみ) 19日に委員会を開催し、決議案の協議及び当局からの報告を聴取いたしましたので、その主な内容について御報告申し上げます。 初めに、名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議案について協議したところ、お手元に配付しました委員会提出議案第7号のとおり、決議すべきものと決しました。 次に、当局より、名岐道路等に関する事項に関し、資料に基づき、名岐道路等の都市計画の手続の状況や今後の予定、並びに名岐道路整備促進期成同盟会の総会の開催及び要望活動の予定について報告がありました。 あわせて、スマートインターチェンジ設置検討事業に関し、令和5年度新規準備段階調査着手箇所の採択を得ることができなかったことについて、報告がありました。 委員より、名岐道路については、名古屋都心部と本市及び岐阜を結ぶ国道22号の渋滞緩和など、交通課題の解消が期待される。引き続き、名岐道路整備促進期成同盟会による要望活動を行うなど、早期事業化に向けて取り組まれたいとの要望がありました。 また、複数の委員より、スマートインターチェンジが令和5年度新規準備段階調査箇所の採択を得られなかったとのことだが、次年度の採択に向け、国の助言にあるように、産業面での整備効果を具体的に示すとともに、名神高速道路尾張一宮パーキングエリア周辺の面的整備についても検討されたいとの要望がありました。 以上、御報告といたします。 ○議長(岡本将嗣) ただいま名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長から報告がありましたが、これに対し、何か御質疑ありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって、特別委員会審査経過報告を終わります。 暫時、休憩いたします。                            午前10時24分 休憩                            午前10時32分 再開 ○議長(岡本将嗣) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第22、委員会提出議案第5号を議題といたします。 お手元に配付したとおり、議案が提出されましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………                             委員会提出議案第5号    保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書 保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善をされるよう、地方自治法第99条の規定により、国に対し意見書を提出する。  令和5年9月22日提出                             福祉健康委員会                              委員長 渡部晃久  提案理由 保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善をされるよう、会議規則第13条第2項の規定に基づき、本案を提出する。   保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書 保育現場では、それぞれの保育士が、未来を担う子供たちの健やかな育ちを願い、子供の発達を保障し、子育て家庭を支えるために、日々懸命に業務に取り組んでいる。 新型コロナウイルス感染症が拡大した際、休園する保育所が増えたことで、預け先がなく、出勤できない保護者の増加が問題となり、保育所の重要性は社会に広く認識されるに至った。しかし、感染対策を徹底しながら多くの業務をこなすには、現在の国の保育士配置基準は不十分であり、また、過重な労働環境に置かれる保育士は、精神的・肉体的な負担が大きいために、早期に離職してしまう者や、保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない者も多く、保育士の確保と定着が喫緊の課題である。 こうした中、国は令和5年4月に「こども家庭庁」を設置し、今後、子育て支援策を充実し予算も倍増すると表明しており、現在、3歳児において、保育所等が国の定める要件を満たす保育士数を配置した場合には、保育士の賃金等の算定基準となる公定価格の加算措置を行っている。また、今回提案された「異次元の少子化対策」として、4、5歳児と1歳児の配置基準の見直しも加算措置の対応とした。 しかし、保育所において、子供の命と安全を守り、一人一人の子供に向き合えるようにするためには、保育士の増員は急務であり、配置基準の見直しは必須である。 よって、国におかれては、必要な保育関係予算を十分確保し、下記の事項を速やかに実施するよう強く要望するものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。                 記 1 保育士配置基準を引き上げ、保育士の増員を図ること。 2 公定価格を引き上げ、保育士等の処遇改善を図ること。   令和5年9月22日                                  一宮市議会提出先 内閣総理大臣 財務大臣 厚生労働大臣 文部科学大臣 内閣府特命担当大臣(少子化対策) 衆議院議長 参議院議長 …………………………………………………………………………………………………… ○議長(岡本将嗣) 議案提出者の方は、理事者席へ移動していただきますよう、お願いをいたします。     (提出者 当局席へ移動) この際、委員会提出議案第5号について、議案提出者より提案理由の説明を求めます。 渡部議員。 ◆福祉健康委員長(渡部晃久) 議長のお許しをいただきましたので、委員会提出議案第5号、保育士配置基準の引上げによる保育士の増員及び処遇改善を求める意見書についての提案理由の説明を行います。 保育現場では、保育士が子供たちのために懸命に業務に取り組んでおりますが、多くの業務をこなすには、現在の国の保育士の配置基準では不十分となっています。また、過重な労働環境にある保育士の精神的、肉体的な負担は大きく、早期離職する者や、保育士資格を有しながら就職を希望しない者の増加につながっております。 そんな中、国は令和5年4月にこども家庭庁を設立し、今後子育て支援策の充実や予算の増加をはじめ、様々な措置対応をしようとしていますが、保育所が子供の命と安全を守り、一人一人の子供と向き合えるようにするためには、保育士の配置基準を引き上げて保育士の増員を図るとともに、公定価格を引き上げるなど保育士の処遇改善を図ることが急務であるため、一宮市議会として国に対して意見書の提出を求めるものであります。 以上、本意見書の趣旨につきまして述べさせていただきましたが、ぜひ賛同いただきますようお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(岡本将嗣) ただいま議案提出者より提案理由の説明がありましたが、これに対し何か御質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結します。 議案提出者の方は自席へお戻りください。     (提出者 自席へ着席) 本議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略します。 これより討論に入りますが、討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 討論もないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより直ちに委員会提出議案第5号について採決をいたします。 本議案は表決システムにより採決をいたします。 委員会提出議案第5号について、原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、委員会提出議案第5号は原案どおり可決されました。 なお、意見書は後刻、関係方面へ提出いたします。 日程第23、委員会提出議案第6号を議題といたします。 お手元に配付したとおり、議案が提出されましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………                             委員会提出議案第6号   定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書 令和6年度の政府予算編成に当たり、定数改善計画の早期策定・実施と、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率2分の1への復元に向けて、十分な教育予算を確保されるよう、地方自治法第99条の規定により、国に対し意見書を提出する。  令和5年9月22日提出                             経済教育委員会                              委員長 高橋 一  提案理由 令和6年度の政府予算編成に当たり、定数改善計画の早期策定・実施と、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率2分の1への復元に向けて、十分な教育予算を確保されるよう、会議規則第13条第2項の規定に基づき、本案を提出する。   定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書 未来を担う子供たちが夢や希望を持ち、健やかに成長していくことは、全ての国民の切なる願いである。しかし、学校現場では子供たちの健全育成にむけて、真摯に教育活動に取り組んでいるものの、いじめや不登校など子供たちを取り巻く教育課題は依然として解決されていない。また、特別な支援や日本語教育を必要とする子供も多く、一人一人に応じた適切な支援を行うための十分な時間が確保できないなどの課題にも直面している。令和5年度、政府予算において、小学校における高学年の教科担任制の推進と35人学級の計画的な整備などのための教職員定数改善が盛り込まれた。しかし、中学校における少人数学級の推進や教職員定数改善計画は示されておらず、子供たちの健やかな成長を支えるための施策としては、不十分なものであると言わざるを得ない。少人数学級は、地域・保護者からも一人一人の子供にきめ細かな対応ができるという声が多く聞かれる。山積する課題に対応し、全ての子供たちに行き届いた教育を行うためにも、少人数学級のさらなる拡充を含めた定数改善計画の早期策定・実施が不可欠である。 また、子供たちが全国どこに住んでいても、均等に一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請である。しかし、三位一体改革により、義務教育費国庫負担制度の国庫負担率は、2分の1から3分の1に引き下げられたままであり、自治体の財政は圧迫されている。教育の機会均等と水準確保のために、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率を2分の1へ復元することは、国が果たさなければならない大きな責任の1つである。 よって、国におかれては、令和6年度の予算編成に当たり、定数改善計画の早期策定・実施と、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率2分の1への復元に向けて、十分な教育予算を確保されるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和5年9月22日                                  一宮市議会提出先 内閣総理大臣 内閣官房長官 財務大臣 総務大臣 文部科学大臣 衆議院議長 参議院議長 …………………………………………………………………………………………………… ○議長(岡本将嗣) お諮りします。 本議案については、提案理由の説明を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより質疑に入るのでありますが、通告はありませんので、質疑を終結します。 本議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略します。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論を終結し、これより直ちに採決をいたします。 委員会提出議案第6号について、原案どおり可決するに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第6号は原案どおり可決いたしました。 なお、意見書は後刻、関係方面へ提出をいたします。 日程第24、委員会提出議案第7号を議題とします。 お手元に配付したとおり、議案が提出されましたので、御報告をいたします。 ……………………………………………………………………………………………………                             委員会提出議案第7号   名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議 名岐道路の早期事業と名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求めることを決議する。   令和5年9月22日提出            名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員会                              委員長 則竹安郎  提案理由 名岐道路の早期事業と名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める意思表明を行うため、会議規則第13条第2項の規定に基づき、本案を提出する。   名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議 本市を含む尾張地域と岐阜地域は、経済活動において結びつきが強く、また、名神高速道路や東海北陸自動車道などの高速道路や国道22号などの幹線道路があり、広域連携を図る交通の要衝としての役割を担っている。 しかしながら、名古屋都心部と両地域を結ぶ国道22号は、交通量が多く、信号連坦のため著しい速度低下が見られるとともに、交差道路にも渋滞が発生しており、さらに、名神高速道路においても東海北陸自動車道と合流する一宮ジャンクション付近から一宮インターチェンジまで慢性的な渋滞が発生している。名岐道路の整備により、国道22号や名神高速道路一宮ジャンクション付近の渋滞緩和など交通課題の解消が期待されるとともに、名古屋都心部と両地域の連携強化により、リニア開業による効果を広く波及させ、昇龍道プロジェクトをはじめとする広域観光周遊ルートを確立することで、関係地域のよりいっそうの発展を促す効果が期待できる。 さらに、激甚化する自然災害や南海トラフ地震の発生が危惧される本市において、市民の生命・財産を守る防災・減災、国土強靱化の観点から道路ネットワークの代替性・多重性の確保が図られる。 また、名神高速道路の尾張一宮パーキングエリア周辺は、新たな産業拠点と位置付けられており、本市のよりいっそうの発展への大きなポテンシャルを秘めた地域であり、高速道路へのアクセス機能強化、利便性の向上を図ることが必要である。尾張一宮パーキングエリアにスマートインターチェンジを設置することにより、高速道路の利便性が向上し、地域経済の活性化に寄与するだけでなく、一宮インターチェンジや周辺道路の渋滞緩和による定時性・速達性の確保、周辺地域の交通安全性の向上が期待でき、さらに防災機能の強化や医療活動の支援など多面的な波及効果も期待できる。 よって、本市議会は、名岐道路の早期事業化及び名神高速道路の尾張一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジ設置を強く求めるものである。 以上、決議する。   令和5年9月22日                                  一宮市議会 …………………………………………………………………………………………………… ○議長(岡本将嗣) 議案提出者の方は理事者席へ移動していただきますよう、お願いをいたします。     (提出者 説明員席へ着席) この際、委員会提出議案第7号について、議案提出者より提案理由の説明を求めます。 名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長、則竹安郎議員。 ◆名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員長(則竹安郎) 委員会提出議案第7号、名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議について、提案理由の説明を行います。 本市を含む尾張地域と岐阜地域は、経済界活動において結びつきが強く、また、両地域には名神高速道路や東海北陸自動車道、国道22号などの幹線道路があり、広域連携を図る交通の要衝としての役割を担っております。 しかしながら、国道22号は交通量も多く、そこに接続する道路にも渋滞が発生していることから、名岐道路を整備することにより、国道22号や名神高速道路一宮ジャンクション付近の渋滞緩和など、交通課題の解消が期待されるとともに、関係地域のより一層の発展を促す効果が期待できると確信をしております。 また、名神高速道路の尾張一宮パーキングエリア周辺は、新たな産業拠点と位置づけられていることから、尾張一宮パーキングエリアにスマートインターチェンジを設置することは、高速道路の利便性が向上し、地域経済の活性化に寄与するだけでなく、一宮インターチェンジや周辺道路の渋滞緩和により、防災機能の強化や医療活動の支援など、多面的な効果も期待できると考えております。 よって、本市議会として名岐道路の早期事業化及び名神高速道路の尾張一宮パーキングエリアへスマートインターチェンジの設置を推進するため、議会として意思を示すものであります。 以上、本決議の趣旨について述べさせていただきましたが、決議案に御賛同いただきますことをお願いいたしまして、決議案の提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(岡本将嗣) ただいま議案提出者より提案理由の説明がありましたが、これに対し、何か御質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 議案提出者の方は自席へお戻りください。     (提出者 自席へ着席) お諮りいたします。 本議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。 これより討論に入りますが、討論はありませんか。 9番、渡辺さとし議員。     (9番 渡辺さとし 登壇) ◆9番(渡辺さとし) 日本共産党一宮市議団を代表し、今回の決議案に反対の立場で討論をさせていただきます。 まず、名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員会、以後特別委員会とさせていただきます、は、昨年9月定例会で設置され、提案理由として、名岐道路の整備及び名神高速道路への設置に向けて検討が進められているスマートインターチェンジについては、これら事業の関連整備も含め、特別委員会において調査、審査するため、本案を提出するとされています。 日本共産党一宮市議団は、特別委員会の設置に対して、次の3点の立場から反対はしませんでした。 第1に、名称いかんにかかわらず、調査、審査や議論することに反対していないこと。 第2に、特別委員会から提案される内容、すなわち予算などについては、その内容によって、個々に態度表明を行うこと。 第3に、建設水道委員会と経済教育委員会の2つの常任委員会の関連となることであります。 今回の決議案は、市議会として名岐道路の早期事業化及び名神高速道路の尾張一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジ設置を強く求める内容となっておりますが、日本共産党一宮市議団は、その立場にありません。 決議案の述べる交通渋滞など交通課題の解消、交通ネットワークの確保などに資することは、資すること自体を否定するものではありません。 名岐道路や尾張一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジの整備により、さらなる交通利便性が高まることは考えられます。経済効果は大型建設業にはあるのでしょうが、一宮市における見通しは示されていません。名岐道路や尾張一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジを見越して、市内各地に物流倉庫などが次々と建設される状況が起きています。むしろ市内の交通量の増加、ひいては交通渋滞につながる状況が生まれているのではないでしょうか。また、それらの建設で水田などがなくなることによる水害の際の被害増大のおそれ、走行車両増加による環境への影響などが考えられます。 総務省の推計では、2050年には日本の総人口が9,515万人と約3,300万人減少、割合にすると25.5%減少とされています。長期的に見れば建造物の修繕費用などが将来への負担となり、人口減や運転手減による物流業の困難も生まれかねません。 日本共産党一宮市議団は、物流は鉄道輸送の強化、移動は公共交通の充実などで温室効果ガスの削減、農地を確保し、営農で生計できる食料自給率アップによる食料安全保障実現、水害などの災害に強い市を求める立場であります。長期的に見て、それに反する名岐道路や尾張一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジの推進を掲げる決議案に対し、反対の立場を改めて表明し、反対討論を終わります。(拍手) ○議長(岡本将嗣) そのほか、討論はありませんか。 4番、尾関さとる議員。     (4番 尾関さとる 登壇) ◆4番(尾関さとる) 私は、令和会を代表いたしまして、委員会提出議案第7号、名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議につきまして、賛成する立場から討論いたしたいと存じます。 名岐道路の整備、スマートインターチェンジ設置は、本市におけるビックプロジェクトであり、市民の皆様の関心も非常に高い事業かと存じます。市議会といたしましても、令和4年9月27日、一宮市議会9月定例会において、名岐道路・スマートインターチェンジ推進特別委員会が設置され、両事業を推進することを目的として、様々な調査、審査がされております。 現在、一宮市内の国道22号は交通集中と信号連担による慢性的な渋滞が発生し、日本有数の渋滞箇所である名神高速道路一宮ジャンクションとともに、主要渋滞箇所として位置づけられております。これにより、日常的に道路を利用する市民の皆様ら多くの方々や、物流業界をはじめとする企業が、渋滞やそれに起因した交通事故による損失を被っており、大きな交通課題となっております。 また、都市計画マスタープランにおいて、一宮インターチェンジ東周辺地区は産業拠点と位置づけられており、本市のさらなる発展への大きなポテンシャルを秘めた地域で、高速道路へのアクセス強化、利便性の向上を図ることが求められています。 さらに、近年、自然災害の頻発化、激甚化が懸念され、先般、茨城県をはじめ関東、東北地方に甚大な被害を与えました台風13号に伴う大雨などが発生いたしました。また、特に本市を含む中部圏においては、南海トラフ地震の発生が危惧されており、平時、災害時問わず安定的な人流、物流を確保し、防災機能の強化をすることが急務であると感じております。 委員会提出議案第7号では、市議会として名岐道路の早期事業化及び名神高速道路の尾張一宮パーキングエリアへのスマートインターチェンジ設置を強く求める旨の内容が示されており、名岐道路の整備により国道22号などの渋滞が緩和され、時間信頼性が向上するだけでなく、愛知、岐阜両県の連携促進を図り、生産性の向上やリニア開業効果の波及による国際競争力の強化など、多方面での効果が期待されております。 また、スマートインターチェンジ設置につきましても、周辺地域の高速道路の利便性が飛躍的に向上し、地域経済の活性化に寄与するだけでなく、産業拠点構想とともに働き方改革関連法による時間外労働時間の上限規定適用に伴う、2024年問題を抱える物流業界においても、物流課題の解消、さらなる効率化を実現する新たな拠点整備の受皿となり、広く経済の好循環を生み出すことが期待されます。 あわせて、一宮インターチェンジや周辺道路の渋滞緩和や周辺の通学路、生活道路における交通安全性の向上などが期待されます。 さらに、高速道路のネットワーク強化やアクセス機能強化という点で、名岐道路・スマートインターチェンジは、いずれも災害時における企業の経済活動や市民生活を守る減災、防災の観点からも非常に重要です。 以上のことから、令和会といたしましては、委員会提出議案第7号、名岐道路の早期事業化及び名神高速道路尾張一宮パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ設置を求める決議の議案につきまして、賛成の意思を表明し、賛成討論といたします。(拍手) ○議長(岡本将嗣) その他、討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 討論も尽きたようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより直ちに委員会提出議案第7号について採決をいたします。 本議案は表決システムにより採決をいたします。 委員会提出議案第7号について、原案どおり可決するに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。 押し忘れなしと認め、確定します。 賛成多数と認めます。よって、委員会提出議案第7号は原案どおり可決されました。 暫時、休憩いたします。                            午前10時54分 休憩                            午前10時55分 再開 ○議長(岡本将嗣) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第25、継続審査についてを議題といたします。 お手元に配付したとおり、各委員長から閉会中継続審査申出書が提出されましたので、御報告いたします。 ……………………………………………………………………………………………………                              令和5年9月22日一宮市議会 議長 岡本将嗣様                              福祉健康委員会                               委員長 渡部晃久           閉会中継続審査申出書 本委員会審査中の事件のうち、下記事件については閉会中もなお継続審査すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 1 認定第3号 令和4年度愛知県一宮市病院事業会計決算の認定について ……………………………………………………………………………………………………                              令和5年9月22日一宮市議会 議長 岡本将嗣様                            建設水道委員会                             委員長 中村かずひと           閉会中継続審査申出書 本委員会審査中の事件のうち、下記事件については閉会中もなお継続審査すべきものと決しましたので申し出ます。                 記 1 認定第1号 令和4年度愛知県一宮市水道事業会計決算の認定について 2 認定第2号 令和4年度愛知県一宮市下水道事業会計決算の認定について …………………………………………………………………………………………………… ○議長(岡本将嗣) お諮りします。 認定第1号及び認定第2号並びに認定第3号について、閉会中継続審査に付すことに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 日程第26から日程第32まで、すなわち認定第4号から認定第10号までを一括議題といたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 ◎財務部長(善治正直) ただいま御上程いただきました各議案につきまして説明を申し上げます。 一宮市議会定例会議案単行(追加)、冊子10をお願いいたします。 1ページの認定第4号、令和4年度愛知県一宮市一般会計歳入歳出決算をはじめ、2ページの認定第5号、国民健康保険事業から7ページの第10号、母子父子寡婦福祉資金貸付事業までの6つの特別会計の歳入歳出決算を議会の認定に付すものでございます。 それでは、認定第4号の一般会計について、その概要を別冊の令和4年度主要施策成果報告書、冊子8に基づき説明を申し上げます。 冊子8の2、3ページをお願いいたします。 こちらは会計別決算総括表となっております。 まず、2ページの一番上の一般会計の歳入の収入済額、B欄を御覧ください。1,455億6,353万2,990円となりまして、令和3年度比でマイナス2.0%となっております。 右側3ページの一番左、歳出の支出済額、C欄ですが、1,391億586万8,075円。令和3年度比でマイナス1.7%となり、歳入歳出ともに減額となりました。 その右のD欄、歳入歳出差引額(形式収支)は64億5,766万4,915円となりまして、ここからE欄の翌年度へ繰り越すべき財源5億786万1,950円を引きますと、一番右の欄、実質収支額は59億4,980万2,965円となります。 この令和4年度の実質収支額から令和3年度の実質収支額を差し引きました単年度収支につきましては、ここには表はございませんが、9億6,007万5,865円の赤字となりました。 一般会計の下が、認定第5号から認定第10号までの特別会計の6会計でございます。 左側のページにお戻りいただきまして、下から2つ目の段が特別会計の計となっておりますが、こちらにつきましてもB欄、収入済額は731億6,675万3,245円、右側の3ページのC欄、支出済額は708億2,805万2,025円であり、D欄、歳入歳出差引額(形式収支)は23億3,870万1,220円となりまして、その横、E欄の翌年度へ繰り越すべき財源はございませんので、一番右の欄、実質収支額につきましては、同額の23億3,870万1,220円となりました。 令和4年度の実質収支額から令和3年度の実質収支額を差し引きました特別会計全体の単年度収支につきましては、これも表にはございませんが、1億9,382万3,400円の黒字となりました。 以上の結果、一般会計、特別会計の全会計の合計につきましては、最下段のとおり、2ページのB欄、収入済額は2,187億3,028万6,235円、右側の3ページC欄、支出済額の計は2,099億3,392万100円となりまして、その差引額のD欄、歳入歳出差引額(形式収支)につきましては87億9,636万6,135円となりました。 ここから翌年度へ繰り越すべき財源、E欄の5億円余を引きますと、一番右の欄、実質収支額は82億8,850万4,185円となりました。 この令和4年度の実質収支額から令和3年度の実質収支額を差し引きました全会計での単年度収支につきましては、この表にはございませんが、7億6,625万2,465円の赤字となりました。 4、5ページをお願いいたします。一般会計歳入歳出款別決算状況でございます。 上の表の歳入のうち、自主財源に区分されているものを順に申し上げますと、1款市税、13款分担金及び負担金、14款使用料及び手数料、17款財産収入、18款寄附金、19款繰入金、20款繰越金、21款諸収入の8つが自主財源でございまして、自主財源の合計額は683億1,310万7,305円となり、構成比率、いわゆる自主財源比率につきましては46.9%となりました。これは令和3年度より2.3ポイントの増となっております。 10、11ページをお願いいたします。こちらは地方債目的別現在高の状況でございます。 まず、10ページの表の一番左の区分の下の段、一般会計債の状況でございますが、そこから2つ右の令和4年度借入額にございますとおり、66億100万円を借り入れ、11ページ、一番左の欄、元金(B)の額のとおり、96億6,030万7,253円を償還いたしました。その結果、一般会計債の令和4年度末現在高は、一番右の欄のとおり、1,040億6,416万7,895円となりました。令和3年度末現在高と比較しますと、30億5,930万7,253円の減額となりました。 左側にお戻りいただきまして、表の下から3段目の特別会計債につきましては、令和4年度は母子父子寡婦福祉資金貸付の借入額が2,301万9,739円とありますが、この中には市が国から借り入れた406万円のほかに、中核市移行によりまして、愛知県から市へ事務権限が移譲される前に、愛知県が国から借り入れていた地方債残高1,895万9,739円を市が継承したため、その金額が含まれております。 11ページの一番左の欄、元金(B)の額のとおり償還はゼロですので、特別会計債の令和4年度末現在高は、一番右の欄のとおり、2,761万7,739円となります。 一般会計債と特別会計債の合計の令和4年度末現在高は、最下段の一番右にありますように1,040億9,178万5,634円であり、令和3年度末現在高との比較では30億3,628万7,514円の減額となっております。 12ページをお願いいたします。目的税等の使途でございます。 上段の表、財源内訳の右から2列目、事業所税につきましては、公園整備をはじめとする7つの区分の各事業に対し、最下段の計の欄にありますように11億4,300万円余を、一番右の列の都市計画税につきましては、公園整備をはじめとする4つの区分の各事業に29億5,700万円余を充当しております。 下段の表、入湯税につきましては、水槽付消防ポンプ自動車の更新に27万円余を充当しております。 右側13ページの地方消費税交付金につきましては、下の歳出の表の一番右の欄になりますが、社会保障財源化分53億700万円余を社会福祉、社会保険及び保健衛生の各事業に充当しております。 14、15ページをお願いいたします。こちらは一般会計の歳入の決算額の推移でございます。 15ページの令和3年度と令和4年度の比較で説明を申し上げます。 令和4年度の一番下の市税につきましては、令和3年度と比較しまして13億円の増額となっております。これにつきましては、新増築家屋分の増に加えまして、令和3年度に実施されましたコロナによる事業用家屋の課税標準額の減額の廃止によりまして、固定資産税が7億3,000万円余の増額、また、給与所得額の増加などによりまして、市民税が3億1,500万円余の増額となったことなどによるものでございます。 2つ上の地方消費税交付金につきましては、3.8億円の増額となっております。円安やエネルギー価格の上昇を背景とした物価高騰などによる消費税収の増が交付金額に反映されたことが要因の一つと考えられます。 その上の地方交付税につきましては、7.3億円の増額となっております。その内訳としましては、普通交付税が7億3,100万円余の増額、特別交付税は60万円余の微増でございます。普通交付税の増加につきましては、臨時財政対策債への振替額が大幅に減少したことにより、普通交付税として交付される金額が増加したことなどが主な要因でございます。 その上の国庫支出金につきましては、63億円の大幅な減額となっております。主な要因は、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業補助金、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業補助金などが減少したことによるものでございます。 その上の県支出金につきましては、34.4億円の大幅な増額となっております。この主な要因は、コロナ関連の自宅療養者等への医療提供事業補助金、感染症対策事業費補助金、介護サービス確保対策事業費補助金が増額したことによるものでございます。 その上の市債でございますが、30.4億円と大きく減額となっております。臨時財政対策債で25億9,000万円余の減をはじめ、小学校校舎大規模改造等事業の皆減などにより、市債全体で減少となりました。 一番上のその他につきましては、4.7億円の増額となっております。右側にR04、その他の内訳として列挙してございますが、下から5番目の財産収入では、令和3年度の競輪場跡地の売払い収入により21.9億円と大きな減額がありましたが、上から4番目の法人事業税交付金が交付基準の変更により3.5億円の増額、下から3番目の繰入金が財政調整基金繰入金の増などにより5.7億円の増額、さらに1つ下の繰越金が26.1億円の増額などにより、全体での増額となりました。 歳入につきましては以上でございます。 16、17ページをお願いいたします。こちらは歳出を性質別に分類したものの推移でございます。 こちらにつきましても、17ページの令和3年度と令和4年度の比較で説明をさせていただきます。 最下段の人件費につきましては、4.2億円の増額となっております。退職手当の増、保育士や保健師の増員などによるものでございます。 その上の扶助費につきましては、47.1億円の減額となっております。子育て世帯への臨時特別給付金、住民税非課税世帯等臨時特別給付金などが減額となり、扶助費全体が減額となったものでございます。 その上の公債費につきましては、3億円の増額となっております。土木債と臨時財政対策債の元金償還金の増額が主な要因でございます。 その上の物件費につきましては、11.9億円の減額となっております。これは令和3年度に整備いたしましたGIGAスクール構想に係る端末の購入費の減や、新型コロナウイルスワクチン住民接種委託料の減などが主な要因でございます。 その上の補助費等につきましては、40.1億円の増額となっております。こちらは自宅療養者等への医療提供事業交付金、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業国庫補助金返還金、小中学校給食費無償化補助金などによりまして、大きく増加しております。 その上の投資的経費につきましては、6.3億円の増額となっております。単独事業において、ききょう会館改修工事請負費、尾西南部公民館改修工事請負費、継続費で実施した木曽川体育館天井等改修工事請負費などにより増額いたしました。 その上の繰出金につきましては、6億円の増額となっております。これは主に後期高齢者医療事業療養給付費負担金が増額となったことによるものでございます。 一番上のその他につきましては、24.4億円の減額となっておりますが、右側のR04、その他の内訳の2つ目の積立金におきましては、令和3年度に競輪場跡地の売払い収入を活用した公共施設整備等基金積立金で16.2億円、財政調整基金積立金で8億円、それぞれ減額したことによるものでございます。 18、19ページをお願いいたします。一般会計の基金残高の推移でございます。 19ページの令和4年度において、下から2つ目の財政調整基金につきましては、取崩しと積立てを行った結果、積立額が取崩し額を上回り、基金残高は令和3年度から11億円増の69.7億円となったものでございます。 その上の公共施設整備等基金につきましては、20億円を計画的な公共施設の整備及び適切な維持管理などに充てるため積み立てたものでございます。 なお、具体的な款別の歳出につきましては、21ページ以降に記載させていただいておりますので、後ほど御覧いただきたいと思います。 以上をもちまして、認定第4号から認定第10号までの説明を終わらせていただきます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(岡本将嗣) ただいま当局から提案理由の説明がありましたが、これに対し何か御質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 認定第4号から認定第10号に至る各議案については、閉会中継続審査のため、それぞれ所管の委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 日程第33から日程第35まで、すなわち報告第21号から報告第23号までを一括議題といたします。 当局から報告を求めます。 ◎財務部長(善治正直) それでは、報告議案の説明を申し上げます。 お手元の一宮市議会定例会議案単行(追加)、冊子10の8ページをお願いいたします。 報告第21号、令和4年度愛知県一宮市一般会計継続費の精算報告についてでございます。 これにつきましては、右側9ページの報告書のとおり、一般会計において令和3年度、令和4年度の2か年の継続費で執行いたしました、1、木曽川体育館天井等改修事業に係る精算報告をするものでございます。 続きまして、10ページをお願いいたします。 報告第22号、令和4年度愛知県一宮市各会計決算に係る健全化判断比率の報告についてでございます。 財政健全化の判断比率につきましては、地方公共団体の財政健全化に資することを目的とした地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、議会に報告するものでございます。 なお、それぞれの指標が一定基準以上となった場合には、財政健全化計画の策定などが義務づけられております。 財政健全化に係る各指標とは、この表にございます実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の4指標でございます。表の中央の列に、令和4年度における当市の4指標が記載してございますが、表の下の備考にありますとおり、実質赤字比率と連結実施赤字比率につきましては、収支が黒字のためハイフンの表示となっております。 3つ目の実質公債費比率は3.4%で、昨年度と同じ数値となりました。一方、その下の将来負担比率は16.5%で、昨年度に比べ6.4ポイント下がっておりまして、指標としてはいい方向に推移をしております。 早期健全化の基準につきましては、それぞれ表の一番右の列に記載してございますが、令和4年度決算における4指標の数値はいずれも基準内となっております。 続きまして、右側11ページをお願いいたします。 報告第23号、令和4年度愛知県一宮市外崎土地区画整理事業特別会計決算に係る資金不足比率の報告についてでございます。 この会計は、病院や上下水道事業会計のように地方公営企業が適用された会計ではございませんが、地方財政法施行令で公営企業に分類されているため、資金不足比率の報告を行うものでございます。この事業についても歳入歳出額が同額となっており、資金の不足額が生じていないため、資金不足比率はハイフンの表示となっております。 なお、経営健全化基準値は20.0%となっております。 以上で報告の説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(岡本将嗣) ただいま当局から報告がありましたが、これに対して何か御質疑ありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) 質疑もないようでありますので、これをもって報告を終わります。 日程第36、愛知県尾張水害予防組合組合会議員の補欠選挙を行います。 お諮りします。 選挙の方法につきましては、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 お諮りいたします。 指名の方法につきましては、議長において指名したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 愛知県尾張水害予防組合組合会議員補欠選挙につきましては、お手元に配付しました指名案のとおり指名をいたします。 お諮りします。 ただいま指名しました方を愛知県尾張水害予防組合組合会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました方が愛知県尾張水害予防組合組合会議員に当選されました。 以上をもちまして、本日の日程は全て議了いたしました。 よって、今期定例市議会はこれをもって閉会をいたします。                            午前11時20分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議長     岡本将嗣      副議長    井上文男      署名議員   佐々のりな      署名議員   京極ふみか...