岡崎市議会 > 2020-06-01 >
06月01日-06号

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  1. 岡崎市議会 2020-06-01
    06月01日-06号


    取得元: 岡崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-19
    令和 2年  6月 定例会               令和2年            岡崎市議会会議録第6号                          令和2年6月1日(月曜日)本日の出席議員(36名)     1番  鈴木雅子     2番  新免悠香     3番  大原昌幸     4番  三浦康宏     5番  野本 篤     6番  野々山雄一郎     7番  磯部亮次     8番  荻野秀範     9番  杉浦久直    10番  山崎泰信    11番  小田高之    12番  杉山智騎    13番  野島さつき    14番  畑尻宣長    15番  加藤嘉哉    16番  井町圭孝    17番  井村伸幸    18番  鈴木英樹    19番  鈴木静男    20番  小木曽智洋    21番  中根武彦    22番  内田 実    23番  原田範次    24番  蜂須賀喜久好    25番  江村 力    26番  柵木 誠    27番  井手瀬絹子    28番  畔柳敏彦    29番  柴田敏光    30番  加藤 学    31番  三宅健司    32番  太田俊昭    33番  簗瀬 太    34番  加藤義幸    35番  神谷寿広    36番  山崎憲伸---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------議事日程 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 市長の提案説明 日程第4 報告第6号 外12件   報告第6号「令和元年度岡崎市一般会計継続費繰越計算書について」   報告第7号「令和元年度岡崎市一般会計繰越明許費繰越計算書について」   報告第8号「令和元年度岡崎市阿知和地区工業団地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書について」   報告第9号「令和元年度岡崎市水道事業会計継続費繰越計算書について」   報告第10号「令和元年度岡崎市水道事業会計予算繰越計算書について」   報告第11号「令和元年度岡崎市下水道事業会計予算繰越計算書について」   報告第12号「岡崎市土地開発公社の経営状況について」   報告第13号「公益財団法人岡崎学校給食協会の経営状況について」        (以上8件 報告、質疑)   報告第14号「損害賠償の額を定める専決処分について」   報告第15号「岡崎市食品衛生条例の一部を改正する条例の専決処分について」   報告第16号「損害賠償の額を定める専決処分について」        (以上3件 報告)   報告第17号「株式会社岡崎情報開発センターの経営状況について」   報告第18号「公益財団法人岡崎幸田勤労者共済会の経営状況について」        (以上2件 報告、質疑) 日程第5 第72号議案 外14件   第72号議案「工事請負の契約について(岡崎市豊富保育園改築工事)」   第73号議案「市道路線の廃止について」   第74号議案「物品の取得について(路面清掃車)」   第75号議案「物品の取得について(災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車)」   第76号議案「物品の取得について(災害対応特殊救急自動車)」   第77号議案「物品の取得について(高度救命処置用資機材)」   第78号議案「物品の取得について(小型動力ポンプ積載車)」   第79号議案「物品の譲与について(救急自動車)」   第80号議案「工事請負の契約について(岡崎市立梅園小学校ほか31校校内ネットワーク更新業務)」   第81号議案「物品の取得について(タブレット端末用充電保管庫)」   第82号議案「岡崎市市税条例の一部改正について」   第83号議案「岡崎市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」   第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」   第85号議案「令和2年度岡崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」   第86号議案「令和2年度岡崎市継続契約集合支払特別会計補正予算(第1号)」        (説明) 日程第6 委員会付託   第72号議案外14件、請願第1号---------------------------------------本日の会議に付した事件 1 会議録署名議員の指名 2 会期の決定 3 市長の提案説明 4 報告第6号「令和元年度岡崎市一般会計継続費繰越計算書について」 5 報告第7号「令和元年度岡崎市一般会計繰越明許費繰越計算書について」 6 報告第8号「令和元年度岡崎市阿知和地区工業団地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書について」 7 報告第9号「令和元年度岡崎市水道事業会計継続費繰越計算書について」 8 報告第10号「令和元年度岡崎市水道事業会計予算繰越計算書について」 9 報告第11号「令和元年度岡崎市下水道事業会計予算繰越計算書について」 10 報告第12号「岡崎市土地開発公社の経営状況について」 11 報告第13号「公益財団法人岡崎学校給食協会の経営状況について」 12 報告第14号「損害賠償の額を定める専決処分について」 13 報告第15号「岡崎市食品衛生条例の一部を改正する条例の専決処分について」 14 報告第16号「損害賠償の額を定める専決処分について」 15 報告第17号「株式会社岡崎情報開発センターの経営状況について」 16 報告第18号「公益財団法人岡崎幸田勤労者共済会の経営状況について」 17 第72号議案「工事請負の契約について(岡崎市豊富保育園改築工事)」 18 第73号議案「市道路線の廃止について」 19 第74号議案「物品の取得について(路面清掃車)」 20 第75号議案「物品の取得について(災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車)」 21 第76号議案「物品の取得について(災害対応特殊救急自動車)」 22 第77号議案「物品の取得について(高度救命処置用資機材)」 23 第78号議案「物品の取得について(小型動力ポンプ積載車)」 24 第79号議案「物品の譲与について(救急自動車)」 25 第80号議案「工事請負の契約について(岡崎市立梅園小学校ほか31校校内ネットワーク更新業務)」 26 第81号議案「物品の取得について(タブレット端末用充電保管庫)」 27 第82号議案「岡崎市市税条例の一部改正について」 28 第83号議案「岡崎市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」 29 第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」 30 第85号議案「令和2年度岡崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」 31 第86号議案「令和2年度岡崎市継続契約集合支払特別会計補正予算(第1号)」 32 第72号議案外14件、請願第1号---------------------------------------説明のため出席した者 市長       内田康宏 副市長      清水康則 副市長      山本公徳 教育長      安藤直哉 水道事業及び          伊藤 茂 下水道事業管理者 総合政策部長   永田 優 財務部長     山崎文夫 総務部長     鈴木 晃 市民生活部長   河内佳子 社会文化部長   手嶋俊明 福祉部長     中川英樹 保健部長     中根勝人 保健所長     服部 悟 こども部長    柴田伸司 環境部長     柴田清仁 経済振興部長   植山 論 都市整備部長   杉山弘朗 土木建設部長   岩瀬広三 建築部長     鈴木広行 消防長      井藤謙三 上下水道局          荻野恭浩 上下水道部長 教育委員会          小野鋼二 教育部長 教育委員会          加藤有悟 教育監 福祉部次長兼          小河敬臣 長寿課長 保健部次長兼          柴田清博 保健企画課長 こども部次長兼          杉浦基司 こども発達相談センター所長 経済振興部次長          安藤治樹 兼観光推進課長 土木建設部次長          倉橋正直 兼道路建設課長 教育委員会 教育部次長    中村 耕 兼社会教育課長 財政課長     伊藤雅章 総務文書課長   中根敏裕---------------------------------------職務のため出席した者 議会事務局長   小早川 稔 議会事務局次長          近藤秀行 兼議事課長 議事課副課長   畔柳康弘 議事課          近藤景介 議事係係長 議事課 政策調査係    関塚俊介 係長 議事課主査    伊藤雅典 議事課主査    加藤 順 議事課主事    江場龍也 ◎事務局長(小早川稔) ただいまから令和2年6月岡崎市議会定例会の開会式を行います。 初めに、簗瀬議長、挨拶。     (議長 簗瀬 太 登壇) ○議長(簗瀬太) 皆さん、おはようございます。6月定例会の開会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 木々の緑も深まってまいりました今日この頃、本日は議員各位に御参集をいただき、ここに6月定例会を開会できますことを、心より厚く御礼を申し上げます。 また、ただいま表彰の栄に浴されました議員の方々におかれましては、長年にわたり議会活動に御尽力をいただきましたことに心より感謝と敬意を申し上げる次第でございます。おめでとうございました。 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、県内での感染は減少が続いておりますが、先月26日には愛知県独自の緊急事態宣言も解除され、本日からは休業要請も全面解除となりました。 しかしながら、コロナウイルスがなくなったわけではありません。第2波の到来を見据え、引き続き感染症対策の実施は必要であり、本市議会におきましても、議会運営委員会での協議を経て、苦渋の選択ではありましたが、一般質問を実施しないなど、最大限の対策を取ってまいっている状況でございます。議員の皆様はじめ、また市民の皆様におかれましても御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 そして、本定例会には、条例の一部改正及び補正予算などの重要な議案が提案をされます。議員各位には十分な御審議をいただき、適切な御議決をされますようよろしくお願いを申し上げます。 また、議会運営につきましても、格別の御理解、御協力をいただきますようお願いを申し上げまして、開会の言葉とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。     (議長 簗瀬 太 降壇) ◎事務局長(小早川稔) 続きまして、内田市長、挨拶。     (市長 内田康宏 登壇) ◎市長(内田康宏) 皆様、おはようございます。6月定例市議会の開催に当たりまして、私からも御挨拶をさせていただきます。 議員の皆様方におかれましては、御多用の中を御出席賜りまして、誠にありがとうございます。 また、先ほど、長年市議会議員として市政の発展に御尽力をいただきました御功績によりまして、東海市議会議長会の表彰を受けられました皆様に対しまして、改めて、謹んでお祝いを申し上げる次第であります。 さて、本定例市議会におきまして御審議をお願いいたしております議案は、条例の一部改正、令和2年度補正予算などであります。各議案の内容につきましては、順次説明させていただきますので、何とぞよろしく御審議をいただきまして、御議決を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではありますが挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。     (市長 内田康宏 降壇) ◎事務局長(小早川稔) これをもちまして開会式を終わります。---------------------------------------     午前10時8分開会 ○議長(簗瀬太) 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年6月岡崎市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日出席を求めた理事者は、市長はじめ関係職員であります。 なお、本日の議事日程は、席上に配付の印刷物により御承知願います。 この際、諸般の報告をいたします。 議案の受理、請願・陳情の受理、閉会中に開催された各委員会の結果報告及び例月出納検査等の結果報告の受理状況は、席上に配付した印刷物のとおりであります。 また、本日市長から、報告第17号「株式会社岡崎情報開発センターの経営状況について」外1件の提出がありました。議案は席上に配付いたしましたので、御承知願います。               諸般の報告1 議案の受理  5月22日に、市長から6月定例会の議案となるべき資料の送付を受けた。 (1) 報告 令和元年度岡崎市一般会計継続費繰越計算書について 外10件 (2) 議案 工事請負の契約について(岡崎市豊富保育園改築工事) 外14件2 請願・陳情の受理  別記の請願を受理した。3 委員会の結果報告  委員会の開催状況(5月臨時会終了後)月日会議名結果5月20日議会運営委員会6月定例会の運営について協議した。4 例月出納検査等の結果報告の受理  地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく出納検査の結果並びに地方自治法第199条第9項の規定に 基づく監査の結果について、監査委員から報告があった。(報告書事務局保管)          請願・陳情受理一覧表1 請願番号件名提出者の住所・氏名備考1コンベンション施設建設の中止を求めることについて岡崎市鴨田町字山畔12番地14 あったか岡崎市政の会 代表理事 福田秀俊 外1,043名 2 陳情  なし--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において、2番 新免悠香議員、36番 山崎憲伸議員の御両名を御指名いたします。--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から6月12日までの12日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「議事進行」の声あり) ○議長(簗瀬太) 議事進行の申出がございましたので、発言を許します。 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) ただいま日程の提案があり、岡崎市議会では、6月議会一般質問を行わないということです。 日本共産党市議団は、他市の議会の状況も踏まえて、4月17日と5月18日、2回にわたって一般質問を行うべきという要望書を議運及び議長に提出させていただきました。 地方議会というのは、憲法で定められた地方自治を実現するために、主権者である住民の直接選挙で選ばれた機関です。首長とのチェック・アンド・バランスを保ちながら、住民の声を反映した地方自治を実現する。これが理想です。そのために議会は議決権や選挙権、執行機関への監視・監督や意見表明、自律権を持っているわけです。 この権限は、議会にあるのであって議員個人にあるのではありません。したがって、地方議会を正当な理由なく休会にしたり、議事機関の主たる機能である一般質問を中止することは、憲法が定めた地方自治を損なうものとなります。 私どもは、質問項目の精査や質問時間の配慮、日程の変更などを提案し、例えばコロナ関係以外の質問にすることや項目を絞ること、質問時間を短縮することや日程を閉会日直前に持ってくることなど提案をいたしましたが、いずれも受け入れられなかったのは大変残念です。 西三河では、豊田市、みよし市、幸田町が岡崎市に足並みをそろえて一般質問を中止しましたけれども、西尾市、安城市、刈谷市、高浜市、知立市などは質問時間の短縮を行うものの、実施をいたします。同じ中核市の豊橋市も実施をします。 特別定額給付金やその他対応など、理事者の事情はどこも同じであります。他市にできて、なぜ岡崎市議会にできないのか。岡崎市議会は3月に一般質問がありませんので、これで半年間、議員は一般質問をすることができません。行政をただす議会の役割として、一般質問をなくすことが本当に市民や職員のためになることでしょうか。秋には選挙を控え、市長や議員がどういう政策を打ち出しているのか、市民が知る機会であり、それを示すのが一般質問です。 一般質問を行うことに対して、議会運営委員会での議論がどのようであったのか、どうして一般質問を中止にするのか。また、本来、社会的な機関として自分たちが果たさなければならない役割があるときには、直ちにやめるという結論ではなく、どうやったらできるのか、どうやったらその任務が遂行できるのかと考えるのが当然ではないでしょうか。その点で、議会運営委員会で、どうやったら実行できるのかという議論があったのか、なかったのか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) ただいまの議事進行に関する発言での回答をさせていただきます。 6月定例会で一般質問を行わないという決定につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染リスクの低減及び理事者の方への負担軽減ということで、5月の議会運営委員会で協議の上、実施しないことと決定をさせていただいたところでございます。 そこでの協議の内容についてという御質問でございますけれども、行政の一般事務に対してただすことは、議員の大きな役割の一つであるという認識はしているところでありまして、その一般質問に代えて、このたびは、市長に対しまして新型コロナウイルス感染症対策等に関する質問書を送付し、全ての質問項目に対して回答を得ることで、市政に対するチェック機能を果たせるということで、協議の結果、今回は一般質問という形は取らないということを決定したところでございますので、御承知おきをいただきたいと思います。 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 経過としては、そのようであることはお聞きをしているんですけれども、私は、議会運営委員会がやめるという決定の前に、どうやったらこれができるのかと。ほかの議会はやっているんですから、そういう議論があったか、なかったか、なかったらなかったとお答えください。 ○議長(簗瀬太) ただいまの質問についてお答えをいたします。 議会運営委員会の議事録に載るような発言としては、どうしたらできるかという質問は議会運営委員会では行われておりませんが、この内容については、実は、その前の代表者会議でも議題として上がっておるところであり、そこでどのような形が取れるかという協議はなされております。 そういった中で、何らか一般質問に代わる手法が取れるかというようなことで、ただいま申し上げましたように、文書でもって質問をし、回答を得るという形が望ましいのではないかということで、議論はされております。 以上でございます。     (「納得できませんけど、終わります」の声あり) ○議長(簗瀬太) お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から6月12日までの12日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(簗瀬太) 御異議ございません。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月12日までの12日間と決しました。--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 日程第3、第72号議案「工事請負の契約について(岡崎市豊富保育園改築工事)」外14件を上程し、市長の提案理由の説明を求めます。 市長。     (市長 内田康宏 登壇) ◎市長(内田康宏) 6月定例会の開催に当たりまして、所信の一端を申し上げますとともに、今議会に提案いたしました議案の大要につきまして御説明申し上げます。 初めに、新型コロナウイルス感染症対策の現状について説明をいたします。 本市では、全国に緊急事態宣言が出された4月に、条例に基づく対策本部に移行し、保健部に新型コロナウイルス感染症対策班、福祉部、経済振興部市民生活事業者支援対策班を設置し、人事異動により職員を配置し、体制を強化しております。緊急事態宣言解除後についても、発令中に準じ対策本部を継続し、臨機応変に対応できる体制としております。 1人10万円の特別定額給付金につきましては、郵送での申請受付も始まり、少しでも早く市民の皆様に行き渡るよう、本日より毎日、職員50人に加え、業務委託による計100人態勢で支給業務を進めてまいります。 また、生活にお困りの方を対象とした早期特別申請では、市内7か所に延べ260人の職員を投入し、約2,200件、金額にして5億円を超える申請を受け付けました。緊急事態として最優先で手続を行い、5月22日から順次支給しております。 最も必要としている方々に、いち早く給付する一方で、市内16万5,000世帯の隅々まで確実にお届けできるよう、今後も全職員一丸となって努力してまいります。 営業自粛要請に対する協力金につきましては、岡崎商工会議所をはじめとする各種団体から、様々な御要望をいただいております。経済成長を通じ、本市の発展を支えていただいた事業者の皆様の御要望を受け、県と協調した支援を行うとともに、本市独自の協力金支給制度を創設しております。 経済振興部には、観光推進課に感染症対策協力金相談専用窓口を設け、商工労政課には事業者相談窓口を設置し、セーフティネット認定、信用保証料の補助制度など、きめ細やかな相談に応じられる体制を取っております。 今回の緊急事態宣言では、自粛要請による収入減に加え、学校の一斉休校の影響で子育て世帯に大きな負担が生じる結果となりました。本市では、5月臨時会で設立した子育て世帯への臨時特別給付金を少しでも早くお届けできるよう、処理を前倒しし、6月24日にお支払いできる見込みとなりました。 児童育成センターについては、春休み期間に引き続き5月7日までの平日は、午前中から開所する対応を行ったほか、密集防止のため、利用自粛に御協力いただき、1か月当たりの利用日数が10日以下となった方には、育成料を全額または半額免除とする対応をさせていただいております。 また、本市固有の文化芸術をいち早く復興するため、本日から8月末日までの3か月間を文化芸術の再起動月間と位置づけ、ホール及び美術館展示室の使用料を半額に減免し、発表の場として提供いたします。スポーツ施設についても、入場料を徴収してスポーツイベントを開催する団体に対して、文化施設同様、会場使用料を半額に減免いたします。 今年3月から続いていた小中学校の臨時休業につきましては、県内では最も早い5月21日から学校を再開し、本日から通常授業を開始いたします。それに伴い、同じく本日から西三河地域で最も早く学校給食を開始しております。この通常授業に先立ち、段階的に登校人数、在校時間を増やし、新型コロナウイルス感染症に対する子供たちや保護者の不安を払拭すると同時に、徐々に学校に慣れていただくよう配慮しております。皆様には、多大なる御心配をおかけいたしましたが、夏休みを短縮して授業日数を増やし、長期の休業によって生じた学びの遅れを取り戻すことにしております。 国による緊急事態宣言の発令を受け、文部科学省では、1人1台のパソコン端末配備を前倒しし、今年度内で完了することを目指しております。本市におきましても、今年度中には国の方針どおり、全小中学校の1人1台の端末整備の実現を目指し、併せて危機管理時においても、安心して授業が可能となる岡崎の教育の体制づくりも視野に入れ、岡崎版GIGAスクールの実現を目指しております。 なお、お問合せの多い小中学校の学校開放事業につきましては、本日の学校活動再開後、1か月程度を目途に、学校の状況を確認しながら再開の時期を検討してまいります。 次に、市民の生命と健康を守るために欠かすことのできない地域医療を担う市民病院についてであります。 がん医療、高度急性期医療の充実を進める市民病院には、がん診断に威力を発揮するPET-CT検査装置を4月から予定どおり稼働させました。がんの転移や再発診断などで活用するほか、広く市民の皆様がPET-CT検診を受けられるよう準備を進めており、がんの早期発見、早期治療に威力を発揮する環境を整えてまいります。 患者の身体的負担が軽減される手術用支援ロボット、いわゆるダビンチも整備され、手術支援ロボットによる豊富な手術経験のある医師が4月より市民病院に配置されたことによりまして、予定より早く4月に第1例目の手術が行われました。 愛知病院の経営移管による市民病院へのがん診療機能の集約につきましては、乳腺外科の外来機能も5月11日から市民病院で外来診察を開始し、外来から手術、入院まで、市民病院で一貫した治療が行えるようになりました。 特に乳がんの組織採取検査では、伏臥位、すなわち腹ばいの楽な姿勢で検査ができる最新の検査装置を西三河で初めて導入するなど、安心して検査が受けられるようになりました。こうした取組により患者の負担軽減が図られるなど、順調にがん診療が充実してきております。引き続き、地域住民に信頼され、選ばれる病院となるよう取り組んでまいります。 次に、平成29年からPFI事業にて準備を進めてまいりました龍北総合運動場ですが、この7月に全面供用開始、グランドオープンを迎えます。長年、本市のアスリートたちが待ち望んでいた全天候型の陸上競技場は、インフィールドに天然芝を整備しており、陸上競技のほかに、サッカー、ラグビー、グラウンド・ゴルフなど、様々な大会の開催が可能となり、約1,000席のスタンド席と芝スタンドにより約5,000人の観客を収容することが可能となります。 このほか、硬式野球が可能な野球場、本市初となる人工芝のサッカー・ラグビー場、クラブハウスを備えた砂入り人工芝テニスコート、アーチェリー場、さらにはフットサル、少年サッカーの利用や臨時駐車場にもなる多目的運動場も整備しております。 このように、本市初となるスポーツ施設の機能が加わった龍北総合運動場は、本市の新たなスポーツの拠点として生まれ変わります。 特に、スポーツにおけるトップアスリートの活躍は、私たちに夢と希望を与えてくれます。この新型コロナウイルス感染症を克服し、来年には見事、東京オリンピック・パラリンピックを安全に開催できるよう願っております。 今年度、新たな取組として、高齢者の方を対象とした通話録音装置などの特殊詐欺対策装置の購入費に対して補助を開始しております。 市内の特殊詐欺被害は年々増加傾向にあり、全国では、特別定額給付金に便乗した詐欺被害が報告されております。手口は極めて悪質かつ巧妙化しており、その被害者のほとんどは高齢者であります。この通話録音装置などの対策をし、犯人との接触を防止することで、特殊詐欺被害の未然防止を図り、市民の皆様が安心して暮らせる町となりますよう一層力を入れてまいります。 市民サービスの利便性向上に向けた取組といたしましては、この秋、イオンモール岡崎において、新たに市民サービスの窓口を開設いたします。 当初は、国の施策であります、令和4年度末までにほとんどの住民がマイナンバーカードを保有していることを目指し、マイナンバーカードの普及推進のため、市役所の業務時間後や土日、祝日でも気軽に、幅広い層にマイナンバーカードの申請をしていただけるよう業務を開始いたします。その後は、住民票の写しの交付など、市民の利便性が一層向上するように取り扱うサービス内容の拡大を検討してまいります。 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明させていただきます。 条例議案は、地方税法等の一部改正に伴い、関連する規定を整備する「岡崎市市税条例の一部改正」、人事院規制に準じ、新型コロナウイルス感染症対策業務に関して防疫等業務手当の特例措置を定める「岡崎市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正」の2件を提案させていただいております。 その他議案といたしましては、梅園小学校ほか31校の校内ネットワーク整備等工事一式に関する「工事請負の契約」、タブレット端末用充電保管庫に関する「物品の取得」、藤田医科大学岡崎医療センターで使用するため、救急自動車1両を譲与する「物品の譲与」など、10件を提案させていただいております。 次に、補正予算議案でありますが、一般会計は9億6,914万7,000円の増額、特別会計は137万7,000円の増額補正をお願いしております。 総務費では、イオンモール岡崎において、市民課出張所の開設に伴う施設整備事業費などの計上、民生費では、支給要件の緩和等による住居確保給付金の増額、小学校の臨時休業に伴う民間児童クラブへの放課後児童健全育成事業費補助金の増額、矢作こども園の園児送迎用駐車場の新設及び入り口進入路拡幅のための土地購入費などの計上、衛生費では、愛知県が創設する医療従事者応援金に係る負担金の計上、土木費は、国の事業採択による岡崎公園前駅バリアフリー化整備事業費補助金の計上、教育費では、岡崎版GIGAスクール構想の実現に向けたタブレット型情報端末整備委託料の計上などをお願いしております。 以上が、今議会に提案いたしました議案の大要であります。 最後に、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は解除されたわけでありますが、財政の緊急事態は、これからがスタートであると思っております。経済活動が強く制限されたことで、市税等の収入の大幅な減収が避けられない状況であり、かつ、この状況が長期化することが懸念されております。 今回は、財政調整基金を取り崩して緊急的な財政出動も実施いたしました。当然のことながら、これまでどおりの行財政運営を漫然と続けていくことは不可能な状況となっております。 しかしながら、本市には、こうした難局を乗り越えていくしっかりとしたノウハウがあります。実際、私が市長に就任しまして以来、市債残高を100億円ほど減少させ、財政的な余力を確保してまいりましたので、早急な対応が必要と判断した小中学校でのエアコン整備につきましては、市債を活用して迅速に対応できたという実績もあります。 引き続き、民間資本の誘致をはじめとする公民連携のまちづくりと、無駄を省いた堅実な財政運営を行っており、過度な借入れに頼らない本市のメリットは健在であります。今後、実施が見込まれている国の経済対策には、市債の活用を図りながら積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 このような財政運営ができますのも、市民の御理解と議員各位の御協力、そして実務を担う職員が積み上げてきた努力のたまものであると改めて感謝しております。市債に加え、特定財源の確保につきましては、国の地方創生臨時交付金について、本市への配分額が十分ではないことから、中核市市長会として、財政力にかかわらず、地域経済及び市民生活の回復に必要な額を措置するよう緊急要請を行っております。 現在、新型コロナウイルス感染症対策に、今回の補正を含め総額440億円に及ぶ力強い財政出動を行っていく中で、令和3年度以降の予算編成も見据えて、引き続き、市民生活の安全安心を守り、持続可能なまちづくりを進めていくために、今まで以上に事業の必要性、緊急性の精査を行い、安定的な財政運営を進めてまいりたいと考えております。 また、何よりもうれしいのは、この厳しい状況の中で、市民、企業、各種団体から医療現場などで使用してほしいと、マスクをはじめ多くの金品が寄せられていることであります。その合計は、金額にして約1,500万円にもなっております。この場をお借りして改めて御礼を申し上げますとともに、有効に活用させていただきますことをお約束いたします。 以上、御説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明と代えさせていただきます。 ありがとうございました。     (市長 内田康宏 降壇)
    ○議長(簗瀬太) ここで、このたび各会派等から新型コロナウイルス感染症対策への質問書が提出されておりますので、質問書における共通質問事項の概略について、逐次理事者の報告を求めます。 清水副市長。 ◎副市長(清水康則) 私からは、新型コロナウイルス感染症が市政に与えた影響と今後の財政運営につきまして、各会派から共通して御質問をいただきましたので、その概要を御報告させていただきます。 本市では、感染の早い時期から保健所業務の強化対策を進めるとともに、学校の臨時休業に伴い、児童育成センターや放課後児童クラブの開所時間を延長するなど、行政サービスの充実により市民生活を支えてまいりました。 4月に緊急事態宣言が出されてからは、休業要請に伴う事業者協力金をはじめとする経済支援を実施するとともに、水道基本料金の減免や、小中学校、保育園、こども園、幼稚園の給食費の無償化など、市民の経済負担を軽減する取組も進めてきております。 本市の新型コロナウイルス感染拡大防止対策の事業規模は、本日御提案させていただきました議案を含め、補正予算だけでも総額440億円となります。一般財源からの持ち出しは約30億円となりますが、このうち24億5,000万円を財政調整基金から繰り入れさせていただいております。 新型コロナウイルス感染症対策のため、令和2年4月1日以降に実施する事業を対象とする地方創生臨時交付金が、今回、国から1次、2次の2回に分けて交付されることとなっておりますが、先ほど市長が申し上げましたように、1次分の交付限度額が約6億円にとどまり、本市への配分額が十分でないという思いがあります。そういったことから、中核市市長会として、財政力にかかわらず地域経済及び市民生活の回復に必要な額を措置するよう、国に対して緊急要請も行ってまいっております。 新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、中止を余儀なくされた桜まつり、花火大会などのイベントや各種講座などの事業費につきましては、継続的な対策が必要と見込まれる感染症対策の財源に充てさせていただくほか、極めて難しい編成作業が見込まれます令和3年度予算の貴重な財源としても活用させていただきたい、このように考えております。 また、イベントの中止のみならず、指定管理者の選定や継続事業などにも影響が生じてございます。指定管理者の公募におきましては、12月議会へ指定議案を提出するスケジュールで準備を進めてまいりました公募を取りやめることといたしました。 その理由は、出張禁止や交代勤務、テレワークなどで事業者ごとに感染防止対策が異なるために、提案内容の質に差が生じ、公平性が確保できない可能性があるということで判断をさせていただきました。 現在も指定管理者制度を導入している施設につきましては、引き続き指定管理期間を1年延長させていただき、新規導入予定の施設につきましては、直営を継続できないか、検討を進めておるところでございます。 一方で、議会に御議決をいただき継続費を設定している事業、あるいは既に着手している事業につきましては、若干の遅れは見込まれるものの、財源はしっかりと確保させていただき、着実に事業を進めてまいりたいと考えております。 阿知和工業団地造成事業につきましては、実施方針にてお示ししている募集及び選定のスケジュールにつきまして、遅れが出ておりますが、今後、スケジュールを修正の上、御質問や御意見を反映した実施方針の修正版を公表してまいります。 本年2月に優先交渉権者が決定いたしましたコンベンション施設整備事業など、この6月議会へ上程を目指していた議案につきましては、感染拡大に伴う契約協議延期のため、条件が整い次第、議案を提出させていただく予定でおります。 本市は、中枢中核都市でありながら、市内の企業や学校が、市外の会場で創立記念式典などを開催しているのが実情でございます。経済界や医師会、教育界などからも御要望や御期待の声をいただいておりますが、社会経済活動の流出を食い止め、さらには広域からも誘致できるような吸引力の強い拠点として、また感染症や災害などにも対応できるそういった公共施設とすべく、事業者と協議を重ねてまいります。 先ほど、市長、議長からもお話がありましたように、緊急事態宣言も解除され、学校はじめ、いろんな施設が徐々に再開をされて、人の流れも多くなってまいります。こういったところで、諸外国の例を見ますと、第2のクラスターが発生をしておるとかいったようなこともあるわけでございますが、もちろんないということが一番でございますが、今後の二次感染、三次感染がまた起きた場合にも、しっかりと皆様方に御協力をいただき、また市民の皆様にも御理解をいただきまして、岡崎市としても適正な対応をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いをいたします。 私からは、以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 山本副市長。 ◎副市長(山本公徳) 続きまして、私からは、共通して御質問をいただきました保健医療体制の充実につきまして、その概要を報告させていただきます。 まず、今回の新型コロナウイルス対策につきましては、これまでの堅実な財政運営により積み上げてまいりました財政調整基金を使い、速やかに緊急的な対策を取らせていただきました。 しかしながら、こうしたことが第2波、第3波と続いたとき、今回のように外出自粛要請に重点を置き、休業協力金などをお支払いする仕組みを続けてまいりますことは、財政的に非常に困難となってまいります。 今後は、独自に保健所を持ち、かつ感染症指定病院を経営しているという本市の強みであります保健医療体制の一層の強化を図るとともに、新しい生活様式の啓発などにも取り組み、社会経済活動を極力止めずに済む感染症に強い岡崎市を目指してまいりたいと考えております。 それでは、具体的な報告に入ってまいります。 緊急事態宣言が発令されました4月には、保健所感染症対策係の職員を3倍に増やし、帰国者・接触者相談センターを開設するとともに、患者や濃厚接触者などに対する支援体制を大幅に強化いたしました。こうした組織横断的な人員の配置は、まさに保健所を設置する本市のメリットでありまして、今後とも全庁一丸となって対策を進めてまいりたいと思っております。 検査体制につきましては、ウイルスの有無を調べますPCR検査が現時点での標準となっておりますが、新たに迅速性、簡便性に優れた抗原検査も認めらましたことから、今後はPCR検査と抗原検査を併用して使用することも検討を進めてまいります。 今申し上げましたPCR検査は、当初、愛知県衛生研究所に依頼して実施をしておりましたが、4月9日からは本市においても検査が可能となり、4月12日以降は全て本市で実施をしております。当初は、1日8人分の検査が限界でございましたが、現在は1日16人分まで可能となっております。今後は、当初の4倍に当たります1日32人分の検査体制を目指しておりまして、こちらも準備が整い次第、議会にも提案をさせていただきたいと考えております。 医療提供体制の構築につきましては、県が大きな役割を担っておられまして、感染症病床の整備、新型コロナウイルス感染症の入院患者を受け入れる入院協力医療機関の確保、新型コロナウイルス感染症の軽症者と無症状者を受け入れる、いわゆる生活支援施設、宿泊施設でございますが、こうしたものの確保などを担っておられます。 この軽症者、無症状者の宿泊施設は、県内にはこれまで2か所開設され、収容人数はそれぞれ63室と143室の計206室が確保されておりました。本市といたしましては、今後とも医療圏域における通常医療体制や救急医療体制を維持しつつ、新型コロナウイルス感染症に対応した新たな医療提供体制につきまして、愛知県と連携を進めてまいります。 また、本市の大きな財産といたしまして触れておきたいのが、誘致に成功し、この4月にオープンした藤田医科大学岡崎医療センターでございます。今年の2月、藤田医科大学が岡崎医療センターへのクルーズ船関係者の受入れを決断されました。市民の皆様には大変な御心配をおかけいたしましたが、この出来事がきっかけとなりまして、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、短期間で準備を整えることができましたのは、紛れもない事実でございます。 当時、岡崎医療センター内に設置された本部に保健所と消防本部の職員を常駐させ、発症時の入院調整を行ったことで、各医療機関との連携強化につながったほか、二次救急医療圏を超える広域調整においては、県との情報連携が非常に重要なこと、搬送に係る消防との事前協議が重要なことなどなどを他の自治体に先駆けて経験をいたしました。 ここで得られましたノウハウは、市内で患者が発生した際の入院調整や搬送、愛知病院と市民病院との役割分担、救急搬送時の感染対策など、多岐にわたって生かされております。そして、この受入れを通じて得られました一番大切なものは、市民の皆様の意識の高さにつながったことかと思っております。 周辺住民や保護者向けの説明会には、多くの市民が参加をされ、ホームページで発信をいたしました感染情報を熱心に収集され、一人一人が真剣に感染予防対策を進めていただきました。 4月12日以降、感染者ゼロという実績は、全国トップクラスの感染予防意識を持った市民の皆様の御協力のたまものだと思っております。 最後になりますが、先ほども申し上げましたが、現在、国において新しい生活様式が提唱をされております。本市においても、身体的距離の確保やマスクの着用など、一人一人の基本的感染対策や日常生活を営む上での基本的生活様式についての啓発を進めるとともに、既にテレワークやオンライン会議を積極的に活用しております民間事業者と連携をしながら、働き方の新しいスタイルの定着を図ることによりまして、感染症の予防だけではなく、市民の皆さんの快適な暮らしにもつなげてまいりたいと考えております。 私からは、以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 安藤教育長。 ◎教育長(安藤直哉) 私からは、各会派から共通して御質問をいただきました学校再開等について説明をさせていただきます。 今年3月から4月にかけ、全国の小、中、高が一斉臨時休業となり、保護者の方からは、子供への感染を心配する声が聞かれました。その一方で、主に共働き世帯と思われる方からは、子供の居場所についての御相談も寄せられました。 5月に入り、学校の臨時休業が長期化する中、教育委員会には学びの保障や学校再開を望む声が多く寄せられるようになりました。市内中学校3年生の女子生徒からは、「私たちには受験がかかっています。学校生活には、この上ない青春がかかっています。そんな将来と青春を失ってしまったら。学校再開を検討してください」という切実な手紙も教育委員会に届きました。 そのほか、児童虐待等の報道を踏まえると、子供たちの心と体は、限界に近い経済と同様、大きく揺れ動いていることが予想できました。国の基本的な考えも当初とは異なり、ウィズコロナという考えの下、感染症を防ぎながら、どのように学校を継続していくかに変化してきたようです。 教育委員会といたしましては、こうした経緯と地域の感染状況を的確に把握しつつ、子供たちの安全安心と学びの保障の両立を最優先に、学校再開の道筋を考えてまいりました。 先ほど市長の提案説明にございましたが、5月21日、県内トップを切って市内小中学校を分散登校で再開いたしました。スモールステップで人数を増やすとともに、半日から終日へ、給食開始へと段階的に再開することで、子供たちの不安や心配を徐々に払拭できると考えました。 再開初日、4分の1登校を実施しました。ある校長先生からは、「4分の1登校はなかなかいいですよ。全員登校に比べ、教師が子供に通常の4倍の声をかけることができるのです。不安そうだった子供たちも、先生の声かけで笑顔に変わっていきました」という報告を聞きました。 子供たちの日常を取り戻すためには、長期にわたる臨時休業による不安や心配の疲れを解消していく子供の心のケアが必要となります。 そこで、各学校では、学校再開の早い段階で、臨時休業中の生活に関するアンケートを実施し、子供一人一人の状況を把握することとしました。その後、必要に応じて担任が面接をし、状況によっては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門家へつなぎます。子供たちの不安や困り感の解消に全力で取り組んでまいります。 昨日、北九州市の学校でクラスターが発生したという報道がありました。改めて学校に一たびウイルスが入り込むと、クラスターが発生する可能性が高いことを認識いたしました。その対策は、感染源を断つ、感染経路を断つ、抵抗力を高める、この三つを愚直に行うことだと思います。 そこで、学校の感染症対策として、国や県のガイドラインを踏まえ、学校の状況に合わせた新しい学校生活様式を作成いたしました。 まず、3原則として、1、三つの密を避けること、2、マスクを着用し、咳エチケットを徹底すること、3、小まめな手洗いを励行することを示しています。また、授業、休み時間、給食、部活動、その他の五つの場面ごとに取組例を示し、各学校ではそれを基に、実情に合わせてよりよい方法を工夫しています。 また、学校における感染対策の万全を期すため、授業においては、教職員がフェースシールドを着用したり、座席は隣同士をつけずに1列ずつの隊形としたりすること、さらには、給食時には、配膳がしやすく、できるだけ個包装された献立を導入したり、個別に管理できるマイエプロン・マイ箸を持参したりする対策を講じてまいります。 今回、学校を再開するに当たり、段階的に進めてきたのは、この新しい学校生活様式であるソーシャルディスタンスの保ち方や、小まめな手洗いの仕方、友人との休み時間の過ごし方など、子供たちの発達段階に合わせて確実に身につけさせる目的がありました。 新型コロナウイルスの第2波、第3波も心配されます。学校現場は、さらなる困難な状況に陥る可能性も覚悟しております。その際には、分散登校とオンラインでの学習を融合することで、子供たちの学びを守っていきたいと考えています。そのためにも、岡崎版GIGAスクール構想を早期に確実に実現していくことが必要であると思っています。 冒頭で紹介いたしました女子生徒の手紙の結びは、次の一文で締めくくられています。「少しの勇気が未来を変えられますように」。 子供たちの未来に希望を与えるのは、教育の使命です。岡崎市教育委員会といたしましては、より一層の感染予防対策を充実させるとともに、機動的な教育環境を整備し、さらには保護者や地域の方々の御理解と御協力を賜り、そして岡崎の教師の知恵と努力によって、次代を担う子供たちのために最善を尽くしていく所存でございます。 私からは、以上でございます。--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 日程第4、報告第6号「令和元年度岡崎市一般会計継続費繰越計算書について」外12件を一括議題とし、逐次理事者の報告を求めます。 報告第6号及び第7号、山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) 「報告事項」とあります冊子の1ページをお願いいたします。報告第6号「令和元年度岡崎市一般会計継続費繰越計算書について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、8款7項、柱町線整備事業及び10款4項、総合学習センターホール建設事業の2件の継続事業につきまして、それぞれ記載のとおり、令和2年度へ逓次繰越しするものでございます。 以上、地方自治法施行令第145条第1項の規定により御報告申し上げるものでございます。 続きまして、5ページをお願いいたします。報告第7号「令和元年度岡崎市一般会計繰越明許費繰越計算書について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、6ページの4款4項のリサイクルプラザ施設整備事業をはじめ、おめくりいただきまして、8ページまでの25件の繰越明許費でございまして、それぞれ令和元年度の補正予算として御議決いただいたものでございます。9ページの翌年度繰越額の計の欄に記載のとおり、総額で35億5,924万507円を令和2年度に繰り越すものでございます。 以上、地方自治法施行令第146条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第8号、永田総合政策部長。 ◎総合政策部長(永田優) 11ページをお願いします。報告第8号「令和元年度岡崎市阿知和地区工業団地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書について」御説明を申し上げます。 おめくりいただきまして、12ページをお願いします。2款1項、阿知和地区工業団地造成事業の繰越明許費は、令和元年度の補正予算といたしまして御議決いただきましたもので、翌年度繰越額の欄に記載のとおり、2億5,205万1,820円を令和2年度に繰り越すものでございます。 地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして御報告申し上げるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第9号から第11号、荻野上下水道部長。 ◎上下水道局上下水道部長(荻野恭浩) 続きまして、15ページをお願いいたします。報告第9号「令和元年度岡崎市水道事業会計継続費繰越計算書について」でございます。 おめくりいただきまして、1款1項建設改良費の仁木浄水場電気設備更新事業は、令和元年度から2年度までの2か年の継続事業でございまして、施設工事費のうち、支払い義務の発生しなかった600円を令和2年度へ逓次繰越しするものでございます。 地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定によりまして御報告申し上げます。 続きまして、19ページをお願いいたします。報告第10号「令和元年度岡崎市水道事業会計予算繰越計算書について」でございます。 おめくりをいただきまして、20ページ、1款1項建設改良費の配水管整備事業は、他機関との調整などに日時を要したことにより、年度内完成ができなかったため、1億3,287万7,000円を令和2年度に繰り越すものでございます。 続いて、23ページをお願いいたします。報告第11号「令和元年度岡崎市下水道事業会計予算繰越計算書について」でございます。 おめくりをいただきまして、24ページ、1款1項建設改良費の上段、公共下水道管渠整備事業と、下段のポンプ場整備事業につきましては、国の補正予算に基づき事業を行っておりますが、事業期間が短かったこと、また他機関との調整などに日時を要したことにより、年度内完成ができなかったため、それぞれ11億3,619万2,000円と8億2,530万円を令和2年度に繰り越すものでございます。 以上、地方公営企業法第26条第3項の規定により御報告申し上げます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第12号、山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) 27ページをお願いいたします。報告第12号「岡崎市土地開発公社の経営状況について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、28ページ及び29ページは、令和元年度事業報告書でございます。用地取得事業の概要につきましては、公有用地、代行用地、市街地開発用地それぞれの取得、処分の面積及び金額は記載のとおりでございまして、期末残高の合計は面積2万6,541.13平方メートル、金額9億3,877万7,094円となっております。 おめくりいただきまして、30ページから33ページにかけましては財務諸表でございます。貸借対照表、損益計算書及びキャッシュ・フロー計算書の内容につきましては、記載のとおりでございます。 おめくりいただきまして、34ページ及び35ページは令和2年度事業計画書でございます。用地取得計画は、公有地取得事業といたしまして土木事業をはじめ6事業用地、開発事業といたしまして市街地開発事業用地で、合計は面積9万4,796平方メートル、金額66億4,450万4,000円を予定しております。 おめくりいただきまして、用地処分計画は、公有地処分事業といたしまして、土木事業用地で面積4,875平方メートル、金額9,619万1,000円を予定しております。 おめくりいただきまして、38ページ及び39ページは令和2年度予算書でございます。内容は、事業計画の実施に伴います収入支出の予定額などを記載しております。 以上、岡崎市土地開発公社の経営状況につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第13号、小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 41ページをお願いいたします。報告第13号「公益財団法人岡崎学校給食協会の経営状況について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、令和元年度事業報告書でございます。1の給食調理事業につきましては、計71の学校及びこども園を対象とし、食材等物資購入金額が16億1,063万8,148円、調理食数が591万8,558食となっております。 また、2の食育推進事業につきましては、料理教室2回をはじめ全50回を実施。 3の額田中学校寄宿舎夕食調理事業は、食材等物資購入金額が325万8,307円、調理食数につきましては6,380食となってございます。 続きまして、43ページから45ページにかけましては財務諸表がございます。これらは、学校給食協会の資産、負債及び財産の状況を表したものでございます。 おめくりいただきまして、46ページから49ページにかけましては、令和2年度の事業計画書並びに収支予算書でございます。 以上、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき御報告を申し上げます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第14号及び第15号、中根保健部長。 ◎保健部長(中根勝人) 51ページをお願いいたします。報告第14号「損害賠償の額を定める専決処分について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、53ページをお願いいたします。専決処分書に記載のこの事故は、令和2年2月6日午後1時40分頃、岡崎市若宮町一丁目105番地先の市道消防署北線において、岡崎墓園管理料未納者に対する催告文を本庁舎へ運搬するため走行中の公用自動車が、一時停止を無視して交差点内に進入した相手方車両に接触し、当該車両の運転席側を損傷する損害を与えたものでございます。 示談が成立する見込みとなりましたので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、令和2年4月28日に専決処分をさせていただき、同条第2項の規定により御報告するものでございます。 金額につきましては、専決処分書に記載のとおりでございます。 なお、この賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補填されるものでございます。 続きまして、55ページをお願いいたします。報告第15号「岡崎市食品衛生条例の一部を改正する条例の専決処分について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、57ページをお願いいたします。専決処分書に記載の内容でございますが、食品衛生法の一部改正に伴い、同法が全面施行されるまでの間、条項を引用する規定について、改正前の条項を引用するよう整理するものでございます。 附則につきましては、この条例の施行日を定めるものでございます。 以上、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、令和2年5月15日に専決処分をさせていただき、同条第2項の規定により御報告するものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第16号、井藤消防長。 ◎消防長(井藤謙三) 59ページをお願いいたします。報告第16号「損害賠償の額を定める専決処分について」御説明申し上げます。 おめくりいただきまして、61ページをお願いいたします。専決処分書に記載のこの事故は、令和2年2月17日午前7時10分頃、岡崎市美合新町20番10地先の市道美合新町8号線を走行していた消防広報車が、左折しようとした丁字路を行き過ぎたため後退した際、後方で停車していた相手方自動車に接触し、当該自動車のボンネット、ラジエーター等を損傷する損害を与えたものでございます。 示談が成立する見込みとなり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分をさせていただきましたので、同条第2項の規定により御報告するものでございます。 金額につきましては、専決処分書に記載のとおりでございます。 なお、この賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会から全額補填されるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 暫時、休憩いたします。     午前11時7分休憩---------------------------------------     午前11時15分再開 ○議長(簗瀬太) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次、報告第17号、鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木晃) 右肩に「2」と記載してあります報告事項の冊子1ページをお願いいたします。報告第17号「株式会社岡崎情報開発センターの経営状況について」御報告申し上げます。 おめくりいただきまして、2ページをお願いいたします。令和元年度の事業の概要でございます。 主な事業内容は、定期講座、システム開発業務及び産業人材支援センターの施設管理事業等でございます。 発行済み株式総数は180株、うち岡崎市所有が90株となっております。 3ページは、令和元年度貸借対照表でございます。これは、令和元年度末現在における会社の資産、負債及び純資産の状況を表したものでございます。内容につきましては記載のとおりでございます。 おめくりをいただきまして、4ページをお願いいたします。令和元年度の損益計算書で、営業成績を表したものでございます。内容につきましては記載のとおりでございます。 5ページは、令和2年度の事業計画でございます。事業といたしましては、教育事業、業務処理事業及び施設管理事業を記載のとおり計画いたしております。 おめくりをいただきまして、6ページをお願いいたします。令和2年度収支予算書でございます。内容は、事業計画の実施に伴います収入支出の予定額を計上したものでございます。 以上、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき御報告を申し上げるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第18号、植山経済振興部長。 ◎経済振興部長(植山論) 同じ冊子をお願いいたします。7ページでございます。報告第18号「公益財団法人岡崎幸田勤労者共済会の経営状況について」御報告申し上げます。 おめくりいただきまして、8ページ、9ページでございます。令和元年度の事業報告になります。事業の対象となります会員の加入状況は、令和2年3月31日現在で718事業所、8,131人となっております。事業内容といたしましては、給付事業、あっせん事業、各種自主事業、各種利用助成、施設の維持管理事業などでございます。 続きまして、10ページから14ページにかけましては、正味財産増減計算書、貸借対照表及び財産目録でございます。これは、勤労者共済会の資産、負債及び財産の状況を表したものでございまして、内容及び額につきましては記載のとおりでございます。 続きまして、15ページをお願いいたします。令和2年度の事業計画でございます。中小企業に働く会員の福利厚生の増進を図るため、給付事業はじめ生活安定事業、健康維持増進事業など各事業を推進するものでございます。 おめくりいただきまして、16ページから18ページにかけまして、令和2年度の収支予算書でございます。内容につきましては、15ページの事業計画書の実施に伴う収入支出の予算額を計上させていただいたものでございます。 以上、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告するものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 報告は終わりました。 これより報告第6号から第13号、第17号及び第18号について質疑を行います。 なお、報告第14号から第16号は質疑はありませんので、御承知おきください。 報告第6号、これに御質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(簗瀬太) 報告第7号、これに御質疑ありませんか。 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 2点について伺いたいと思います。 まず、阿知和地区工業団地関連道路整備事業です。7,800万円ほど繰り越していますけれども、この繰り越した額に対する事業の内容と、完了予定をお聞かせください。 次に、岩津地域活動拠点施設関連道路整備事業です。岩津市民センター前の交差点関連の費用でありますけれども、その事業の内容と事業終了予定はいつかということ。また、この予算は、12月議会の補正のときに出てきましたけれども、市民センターと地域交流センター複合施設の第1候補地としての検討をされたということですが、この予備設計において、その建設方向で交差点改良が可能になったのかどうか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 永田総合政策部長。 ◎総合政策部長(永田優) 私からは、阿知和地区工業団地のアクセス道路の業務内容と完了時期についてお答えさせていただきたいと思います。 阿知和地区工業団地の南アクセス道路の予備設計業務と北アクセス道路の予備設計業務の2業務を繰り越しさせていただいております。双方の業務とも、道路の測量及び予備設計を行い、詳細設計に向けました資料作成を行うものでございます。 南アクセス道路の予備設計業務につきましては、現時点では令和2年7月末の業務完了予定としております。北アクセス道路の予備設計業務につきましては、現時点で令和2年12月末の業務完了予定としております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 手嶋社会文化部長。 ◎社会文化部長(手嶋俊明) 業務の内容につきましては、前払金も含めまして、岩津市民センター前交差点における測量調査、地質調査を行い、交差点の拡幅改良方法を検討するため、交差点の予備設計を行うものでございます。業務の完了時期につきましては、令和2年9月末の完了を予定しております。 交差点の改良が可能になったのかという御質問ですが、今回の予備設計では、交差点周辺の諸条件を踏まえまして、拡幅の改良が可能かどうかも含めて調査をすることとしておりますので、現在、調査業務の期間中でございますので、その結果を受けて整備に向けた検討に入っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 阿知和地区工業団地の関連道路です。今、事業終了予定をお聞かせいただきました。北アクセス道路については、令和2年12月の完了予定ということです。通常、行政の行う予算というのは、単年度執行が当然というのが前提で、その繰越しだとか継続というのは、例外的な措置として行うのが本来だというのがあると思うんです。今回も9月終了というのが結構多いんですけれども、せめて前半期ぐらいに終わるべきものであって、12月まで延びるというのは、一旦落として新しく予算にのせるとか、補正につけていくとか、そういう形で行うべきではないかと思うんですが、なぜ12月完了予定、それも繰り越した当初からこれが分かっていたのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 それから、岩津地域の活動拠点ですけれども、まだ予備設計中で改良が可能かどうかは検討中ということでありました。この12月議会の時点でも、また、私以外の議員からも、利用に当たっては、地域交流センターと市民センターを1か所にすることで不便になるのではないかということも考えられるという意見がありました。 私も同じ点を質問させていただきまして、その時点では、地元合意もない、まだ説明も十分に行われていませんでしたが、その後、この間に至るまで、地元にはどういうお話をされていたのか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 永田総合政策部長。 ◎総合政策部長(永田優) 阿知和地区のアクセス道路につきましてですけれども、北アクセス道路につきましては、道路設計に伴います交差点改良や河川に関わる関係機関との協議に相当の期間を要することとなりまして、変更契約において当該業務期間を設定したところでございます。 当初より、関係機関との協議の期間を要するものと想定はしておりましたけれども、業務発注後に想定を上回ります協議期間が必要となったため、当該期間としたものでございます。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 手嶋社会文化部長。 ◎社会文化部長(手嶋俊明) 今回、この交差点の予備設計に入るに当たりましては、地元の地域の総代会長さんに説明をさせていただいて、業務に取りかかっております。 その後、現在検討中でございますので、地域に特段の説明には入っておりませんが、今後検討を進めていく際には、地元の皆様への説明や御意見などを伺いながら進めてまいります。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 阿知和地区工業団地の件ですけれども、契約変更等あったというか、発注後協議が長引く、それはいつ分かったんですか。 ○議長(簗瀬太) 永田総合政策部長。 ◎総合政策部長(永田優) 契約後でございます。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 報告第8号、これに御質疑ありませんか。報告第9号、これに御質疑ありませんか。報告第10号、これに御質疑ありませんか。     (以上いずれも「なし」の声あり) ○議長(簗瀬太) 報告第11号、これに御質疑ありませんか。 5番 野本議員。 ◆5番(野本篤) 報告第11号「令和元年度岡崎市下水道事業会計予算繰越計算書について」お伺いします。 繰越しの概要と、繰越しによる影響をお聞かせください。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 荻野上下水道部長。 ◎上下水道局上下水道部長(荻野恭浩) まず、繰越しの概要でございます。 公共下水道管渠整備事業につきましては、六名雨水ポンプ場の放流渠、針崎雨水幹線、若松南雨水幹線の新設工事及び早川1号雨水幹線、東部汚水幹線の改築工事並びに大平北雨水幹線の設計業務でございます。 また、ポンプ場整備事業につきましては、六名雨水ポンプ場の新設工事及び早川雨水ポンプ場、吹矢汚水中継ポンプ場の改築工事並びに八帖雨水ポンプ場の設計業務でございます。 次に、繰越しによる影響でございますが、六名雨水ポンプ場をはじめとする新設工事につきましては、国の追加補正予算による事業の前倒しが主な理由でございます。いずれの事業も供用開始予定時期に変更はございませんので、繰越しによる影響はないものと考えております。 また、改築工事につきましては、もともとの機能をおおむね維持したまま実施しておりますので、市民活動等に大きな影響はないものと考えております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第12号、これに御質疑ありませんか。 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 開発公社の経営状況について、35ページ、令和2年度事業計画書の中から、2点、伺いたいと思います。 1点は、矢作川右岸南北道路です。これについては20億6,600万と大変多額です。矢作川右岸南北道路というのは、国道1号から日名橋までの南北交通のための道路というふうに理解をしておりますけれども、事業計画に上げられているのはどこの場所なのか、またこの場所は何件の家屋移転の補償があるのか、お聞かせください。 そして、かなりの事業費ですけれども、日名橋までの区間の全体補償の何割に当たるのか、お聞かせください。 もう1点は、同じく35ページの給食センター整備用地9,277平米の購入の事業計画があります。矢作地域であり、協力をしていただくことには本当に感謝をするところでありますけれども、浸水地域です。その対策は特別に考えての購入をされていくのか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 岩瀬土木建設部長。 ◎土木建設部長(岩瀬広三) 矢作川右岸南北道路の全体計画の区間でございますが、南は国道1号の矢作町加護畑交差点から、北は県道鴛鴨安城線の北野町交差点を結ぶ約3.7キロメートルの区間となっております。 このうち、ほぼ中間の日名橋西側で交差する県道名古屋岡崎線から南の約1.9キロメートルを南工区として先行整備する計画で、昨年度から工事に着手をしているところでございます。 御質問の今回の箇所につきましては、国道1号と並行する1本北の旧東海道までは、都市計画道路矢作桜井線から北進する形で、国道1号の管渠整備事業と併せ、拡幅が完了しております。ここを基点に、矢作東小学校の北で矢作川の堤防に取りつくまでの約590メートルの区間となります。 次に、2点目のこの区間で家屋の移転をお願いする件数は、22件でございます。 そして、3点目の今回の場所が占める補償の割合につきましては、国道1号から日名橋までの南工区1.9キロメートルのうち、家屋移転並びに用地の取得が必要となりますのは、今回の590メートルの区間のみですので、割合は100%となります。 なお、残りの約1.3キロメートルにつきましては、主に明治用水土地改良区が所有をされております農業用の水路用地がパイプラインで暗渠化され、その上部をお借りしての道路整備が可能なため、土地の取得は不要でございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 新西部学校給食センターの整備用地につきましては、平成28年3月に策定しました基本構想において、その場所を基点としまして、より多くの学校へ2時間喫食が可能であること、交通アクセスが容易で、上水道、下水道などインフラ整備の状況がよいことなどの要件を定めており、これに基づき選定させていただいております。 整備予定地であります矢作地区の浸水被害は、以前の2000年の東海豪雨では、最大25センチの浸水があったことは確認してございます。このような過去の浸水状況も考慮しまして、現在策定中の新西部学校給食センター基本計画内で浸水対策についても検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 矢作川右岸南北道路について伺います。南工区の一部ということでありますけれども、22件と大変多くの家屋補償が必要です。該当する家屋にとっては大変なことでありまして、できるだけ補償を減らすような工夫を本来はするべきかと思います。素人考えではありますが、この真ん中を通らずに国道1号の北側で右折をして、矢作3号線とか1号線、いわゆる旧街道のほうから堤防道路に上がっていけば、補償件数がもっと少なくなるんではないかと思うんですが、その点は検討されたのか、お聞かせをください。 もう一つですが、家屋補償にはいろいろなケースがあります。一般的に言っても、高齢者では自分たちで土地を探すこともできませんし、また土地が2分の1や3分の1残っても、そこに新たなお家を建てるとかいうことにもなりませんし、全額補償がされるかというのも非常に不安なところであります。いずれの補償もそうですけれども、移転先の土地や補償金額については、これだけしか出ませんよとか、あるいは移転先は自分で探してくださいとか、そういうことではなく、やっぱり1軒1軒の立場に寄り添った相談を行うべきと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(簗瀬太) 岩瀬土木建設部長。 ◎土木建設部長(岩瀬広三) まず1点目、堤防に道路を計画できなかったのかといった御質問でございますが、既に整備が終わっております矢作川の左岸側のJR東海道本線南の天白町から高橋町を結ぶ既存の堤防リフレッシュ道路と同様に、用地買収が不要で経済的に事業が実施できる矢作川の堤防を活用した計画も検討し、管理者である国とも協議を行ってまいりました。 しかしながら、拡幅できるだけの河川用地に余裕がなく、堤防を拡幅、盛土した場合には、今以上に移転などが必要となり費用もかさむことから、今回の計画が最も効率的であるとの結論に至り、ルートを決定させていただいております。 そして、2点目の家屋移転の個人への相談といったようなお話だと思いますが、家屋移転を伴う土地の取得に関しましては、土地代金並びに家屋補償の費用をもって行うこととされているところで、家屋を取り壊し、更地の状態になった段階で、土地の引渡しをいただくこととなっております。そのため、ほかで家屋などを所有され、引っ越し先があるか、もしくは家を建てられる土地を所有されている方は別ですけれども、一般的には新たに土地を取得し、建て替えをされる方がほとんどで、これらの事業がなければ、引っ越す必要も予定もなかった方にとりましては、突然の話となり、精神的にも大きな御負担をおかけしているところでございます。慣れない引っ越しの第一歩が移転先となる土地探しで、なるべく住み慣れた御近所でだとか、学校に通うお子さんがお見えの場合ですと、同じ学区でといった要望をよくお伺いいたします。 事業を円滑に進めるためにも、そういったお話やそれぞれの事情に対し、できる限り添えますよう、今までも対応させていただいておりますが、今後につきましても、事業の必要性を御理解し、移転にも御協力をいただける皆様に、引っ越して少しはいいところもあったと感じていただけますよう誠意を持った対応に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 3番 大原昌幸議員。 ◆3番(大原昌幸) 土地開発公社の経営状況について、私からも質問させていただきたいと思います。 報告事項32ページからお伺いをいたします。 土地開発公社の役割としましては、市が土地を買う場合に予算を組み、議会を開いて採決をするという大変時間がかかるということから、市が直接買うのではなくて、公社が一旦土地を買って先行取得をし、そして同じ金額で市に売るという役割があります。 そこで、昨年度の損益計算書でありますけれども、収入としまして事業総利益であります35万2,200円から、支出であります販売費及び一般管理費62万200円を引きますと、マイナス26万8,000円としまして事業損失が計上されております。 そこで、販売費及び一般管理費の主な内容をお聞かせいただきたいのと、もう1点、土地開発公社の保有している土地の中で、最も古くに購入したのはどの場所の土地なのか、当時の購入金額と土地の使用目的も併せてお聞かせください。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) まず販売費及び一般管理費の主な内訳は、人件費である議員理事報酬及び監事報酬が17万2,000円、公租公課である法人市県民税及び固定資産税が44万8,200円となっております。 次に、公社の保有土地で最も古いものは、平成27年度に取得いたしました奥殿学校線ほか3路線及び東奥洞七ツ池線の用地です。 奥殿学校線ほか3路線は、美合町地内の土地を用地費、補償費といたしまして1,432万9,944円で購入しており、東奥洞七ツ池線は、洞町地内の土地を用地費、補償費として704万3,866円で購入しています。どちらも道路用地として取得しており、令和2年度に償還の予定となっております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 3番 大原昌幸議員。 ◆3番(大原昌幸) 御答弁では、販売費及び一般管理費の内訳としまして、人件費や税金ということでありましたけれども、そこでお伺いをいたします。 今後、販売費及び一般管理費の金額を減少させていくことは可能なのかどうか、お聞かせいただきたいことと、もう1点、損益計算書の当期純損失として、マイナス24万3,628円が計上されておりまして、さらにキャッシュ・フロー計算書の期末残高も減少としまして、マイナス48万5,276円が計上されております。 そこで、それらマイナスとなった要因と、土地開発公社の経営状況についての見解をお聞かせください。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) まず販売費及び一般管理費は、先ほど御説明させていただいたとおりでございまして、人件費と公租公課費で固定費となっておりますので、減少させることはなかなか難しい状況でございます。 次に、損益計算書については、公社保有土地を工事用の資材置場として貸し付けた場合の貸付収入と、固定費として発生する公租公課の金額により収支が変わってまいります。 キャッシュ・フローにつきましては、損益計算書と同様に貸付収入と公租公課の収支による増減や、定期預金の運用により期末残高が年度によって増減いたします。損失額につきましては、過去の利益の積立てである前期繰越準備金で補填し、利益が出た場合は準備金に積み立てることになりますが、準備金に十分な蓄えがあるため、公社の経営には支障はないものと考えております。 なお、公社取得の土地は、岡崎市との協議により、5年以内を目安として市が買い戻す等、公社事業である土地の取得処分についても健全な経営をしております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 3番 大原昌幸議員。 ◆3番(大原昌幸) 御答弁では、公社が取得している土地としましては、5年以内を目安として市に買戻しをしているということでありました。他の自治体では、土地を買ってから何十年もたっていると、いわゆる塩漬けの土地という問題も発生しておりますので、大変御努力をしていただいていると思います。ありがとうございます。 また、公社の収入としては、民間業者が工事をする際の工事用の資材置場として貸し付ける際の貸付金が収入として入ってくるという御答弁でありましたけれども、やはりこれは、業者の意思によって変わってきますので、その年度年度でどれだけ収入があるかが分からないことになります。 また、支出としては、固定費として減額が難しいという御答弁でありました。先ほど公社の役割として、市よりも先行取得していくということをお話ししましたけれども、高度経済成長期であれば、土地開発公社のメリットとして、土地の価格が高騰する前に、市で時間がかかるよりも先にまず公社で買って、価格を抑えたまま、それを市に売るという役割があったわけでありますけれども、近年、そういうことのメリットもなくなっていると考えます。 そこで、質問でありますけれども、先ほど固定費も減額が難しいということもありましたので、例えば、土地開発公社を廃止して、特別会計を新たに立ち上げることで、本市の財政的な負担を少なくしていくことを提案いたしますけれども、見解をお聞かせください。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) 岡崎市土地開発公社は、長期保有の土地はなく、健全経営に努めておるというのは、先ほど申しましたとおりでございますが、土地取得を機動的、弾力的に行えることから、現時点では継続を考えてございます。 しかしながら、今後も公社及び公社以外の手法については、引き続き研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第13号、これに御質疑ありませんか。 17番 井村伸幸議員。 ◆17番(井村伸幸) 報告第13号「公益財団法人岡崎学校給食協会の経営状況について」質問させていただきます。 まず、初めに、一昨年度、教育委員会として食育、食の安全安心を高めるために行われた意見交換では、給食協会から、2時間喫食への対応から同一センターでの2本献立の実施、また、それによる作業の分散などの意見が出されたとお聞きしております。その検討状況についてお聞かせください。 また、平成30年度より、新たな人事評価制度が導入され、職員の意識改革も行われているとお聞きしますが、今回の新型コロナウイルス感染症の影響から小中学校が休校となり、学校給食の提供も滞っております。そのような中で、職員のモチベーションを維持させるためにどのような取組を行われてきたのか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) まず、検討状況につきましては、同一センター内での2本献立を試験的に実施する中で、同一時間に作業を分散して行う際の課題の抽出を行っております。今後も安全で安心な学校給食の提供を目指すべく、複数献立の試行をするなど、動線、人員配置、作業工程、設備上の課題、作業スペースの確保等について整理してまいります。 次に、職員のモチベーションの維持をさせるための取組につきましては、3点行っております。 1点目は、昨年度から新たな人事評価制度を運用しておりますが、今年度からは、この人事制度の評価に基づき、職員の賞与に反映させていくという成果主義を導入しております。そのため、学校臨時休業中における各職員に対しましては、このような説明を行いまして、働く意欲を向上させるよう努めております。 2点目は、自分たちの仕事であります学校給食の提供や食育推進の活動は、将来の岡崎を担う子供たちの健全な心と体を育むため行っていることなど、意識の啓発を図ってまいりました。 3点目としましては、各給食センター周辺の道路清掃作業をするなど、地域の貢献も行っております。 このほかに、新型コロナウイルス感染防止のための研修会を開催するなど、休業期間中であっても緊張感を持つとともに、職員のモチベーションの維持に努めております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 17番 井村伸幸議員。 ◆17番(井村伸幸) 人が人を評価することは、本当に大変難しいことだと考えております。新たな人事評価制度を導入され、評価結果を給与に反映する上で、面談者--査定をされる方ですが、そちらの方のスキルアップも求められていると思います。 では、どのような方が面談者となり、スキルアップのためにどのような研修を受けられているのか、その内容や研修回数についてお聞かせください。 また、評価される職員側にとっても納得のいく制度とするためにも、目標設定や研修が必要となると考えますが、その内容と研修回数についてもお聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 新たな人事評価制度につきましては、協会の経営理念に基づき、職員一人一人が目標を設定、その達成度により評価されるようになっております。そして、その評価に基づきまして賃金に反映する仕組みとなっております。 面談者は、事務職では理事長、事務局長、課長、係長の計7名、業務職員では、統括調理場長、調理場長、汽缶主任の計10名となっております。 スキルアップのための評価研修は、年3回開催、実際の面接を想定したワークショップ形式を取り入れまして、グループ討議などを通じまして、評価方法ですとか、留意点の再確認をしてございます。 また、人事評価は、評価者と被評価者との円滑なコミュニケーションが求められていることから、本音を聞き出すことの重要性及びアプローチについての研修も実施しております。被評価者研修は、年1回開催しております。先ほどの人事評価制度の概要を説明しております。 また、協会の経営理念に基づきまして、将来の岡崎を担う子供たちの健全な心と体を育む意義を再確認しております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 17番 井村伸幸議員。 ◆17番(井村伸幸) 給食事故が、万が一にも発生した場合、協会の経営にも影響してきます。そういった給食事故を起こさないためにも、意識改革は必要であると考えております。 先ほどの御答弁では、職員一人一人が目標設定を行うとのことでしたが、給食センターで実際に調理をされている職員の方々の目標設定や達成度合いはどのように行われ、どのように評価されるのか、お聞かせください。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 給食調理を行っている職員においても、異物混入など給食事故を起こさないための取組の手法ですとか、パート職員の人材育成方法を目標設定としております。そして、目標の達成度の評価点に行動量--これにつきましては、その職員がどの程度の関わり具合をしたかなどに当たるわけですが、これを乗じまして、掛け算をしまして数値化したものを職員の評価点として、その評価に客観性を持たせております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 13番 野島さつき議員。 ◆13番(野島さつき) 公益財団法人岡崎学校給食協会の経営状況について、質問をさせていただきます。 学校給食は、食育の一環として実施されておりまして、児童生徒の心身の健全な発達に大きな役割を果たしております。子供たちが楽しみにしている学校給食ですが、令和元年度事業報告書からは、食数や物資購入金額等の減少など、新型コロナウイルスの感染拡大が学校給食にも様々な形で影響を及ぼしていることが推察をされます。 そこで、何点か伺ってまいります。 令和元年度3月並びに令和2年度4月、5月は、休校のため給食の提供はありませんでした。その間の人件費の扱いはどのようになっていたのでしょうか。 次に、その間の食材について伺います。3月は突然休校になったため、既に準備をしていた食材があったと思いますが、それをどうされたのか。他市では、仕入れた材料を安く市民に売ったところもありますが、本市の対応をお聞かせください。 さらに、4月、5月につきましては、2カ月間の仕入れが発生しないため、本来提供するはずの大量の食材に関して、仕入れ業者の皆さんは大変な御苦労をされていると伺っております。これまで本市の給食業務を支えてくださった業者の方々に対し、市として何か支援をされてきたのか、お伺いをいたします。 続いて、自粛解除後の対応といたしまして、新しい生活スタイルの確立が求められる中、3密や接触を減らすために配膳の仕方にも考慮し、品数を少なくし、その分、具材の種類を増やすなどの工夫をした献立にシフトする自治体もあります。本市においても必要と考えますが、お考えをお聞かせください。また、センター内での給食調理時における感染防止対策についてもお聞かせください。 最後に、学校給食協会の改革について伺います。平成29年度から理事長が非常勤から常勤に変更されたり、市の職員を協会に派遣していただくなど、これまで私どもが学校給食協会の改革について様々な提案をしてきたことを、岡崎市教育委員会には前向きに対処をしていただき、昨今、その結果が出つつあると伺っております。 そこで、昨年度は、どのような成果があったのかをお聞かせください。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) まず、人件費につきましては、正規職員には通常どおりの支給としております。休業中には、施設内外の清掃の徹底、食器ですとか調理器具の全点数の点検などを行いました。また、非常勤職員につきましては、休業手当を支給し、雇用の確保を図っております。 食材につきましては、極力、納入事業者の方にキャンセルをお願いし、キャンセル対応のできなかった食材のうち、賞味期限の短いものにつきましては、福祉施設ですとか、病院に譲渡をしております。それ以外の食材につきましては適切に保管し、給食再開時に合わせて、本日も使用させていただいております。 事業者に対しての支援ということですけれども、国によります学校臨時休業対策費補助金に基づいた補償をさせていただくべく、現在その対応をしております。この補償につきましては、事業者の申請に基づき適正に審査した上で、手続を進めていただいております。 続きまして、3密を避ける等の工夫ということですけれども、文部科学省によります新型コロナウイルス感染防止のための学校運営に関する通知に基づきまして、本市におきましても当面は提供する品数を絞るとともに、パンですとか、デザートを個包装にするなど、配膳過程での感染防止対策を取り入れるとともに、適切な栄養価のある献立としてまいります。 また、センター内の給食調理時においては、従来からの手洗いですとか、マスクの着用はもちろんのことですが、出勤前の検温の徹底ですとか、消毒箇所を実際に増やして追加しております。場内の換気にも注意を払っております。今までより、より万全な衛生管理を行ってまいります。 最後に、昨年度の改革の成果ということです。昨年度は、3点を重点に置いた改革改善を推進してまいりました。 1点目は、協会職員の給与改革です。昨年度、先ほど申し上げましたように、人事評価制度の評価が適切に反映できるよう、民間給与ベースの新たな給与制度の構築を行っております。 2点目は、働きやすい職場環境づくりとなってございます。全職員の9割以上が女性であることから、職員が仕事と育児、介護などを両立させ、女性活躍促進に向けて環境づくりに積極的に取り組んでいるところでございます。 3点目は、衛生管理面の強化になります。協会内で食品衛生に関する危害分析と重要管理点を定めるためのHACCPチームを結成しております。食材の受入れから出荷までの各工程における危険要因の分析、危害の低減、除去に関する管理方法などに取り組みました。その結果、平成31年2月の東部学校給食センターに続きまして、昨年度は、北部学校給食センターについても、市内で6番目のHACCP導入施設として認定を受けることができました。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 2番 新免悠香議員。 ◆2番(新免悠香) 同じく報告第13号「公益財団法人岡崎学校給食協会の経営状況について」質問を何点かさせていただきます。 まず第1点目が、報告資料の44ページ、貸借対照表や、45ページ、財産目録で、流動資産のうち、現金預金、預金が1億869万7,853円となっているんですけれども、昨年は2億779万9,169円となっていまして、前年度比で約1億円下がっているんですけれども、その理由はなぜかお聞かせください。 2点目に、47ページ、収支予算書は、今回のコロナウイルスによる学校休業などは加味をされていない通年実施での予算組みだと思います。 先日の5月臨時議会で、9月末までの給食費無償が決まりましたけれども、食材購入費にも充てている業務受託収入に影響があるかどうか。というのも、6月の献立表を見た保護者の方から、「おかずが1品減っている。無償になったからか」という意見をいただいています。ちなみに、今日1日のメニューは、御飯、豚汁、いがまんじゅう、5日は、御飯、すいとん、かしわ餅と、炭水化物オンパレードのメニューになっているんですけれども、栄養面でも食育の観点からも心配になるんですけれど、無償化のこの業務受託収入への影響の有無があるかどうかと、なぜおかずが1品減らされるのか、お聞かせください。 あと、先ほどの、さきの会派の質問の中で、臨時休業に伴った食材の取扱いで、業者へは補償をすべく対応している、手続を進めていると言われましたけれども、まだ支払いはされていないということなんです。国から補助もあるという話なんですけれども、業者の方からは、他市からは補償をもう既にいただいているけれども、岡崎市からはないというような話もあります。 業者の方には、いつ頃補償ができるのかというめどを示すべきだと思うんですけれども、その辺りの考えをお聞かせください。 あともう1点、食育推進事業の中で、令和元年度に新たに食育体験バスツアー(搾乳体験)が行われました。参加募集の周知方法と参加者数、参加者の反応をお聞かせください。 また、こちらには県からの補助金があると、昨年のヒアリングのときに伺っています。補助割合が幾らか、何分の何か、お聞かせください。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 順次、お答えいたします。 まず、流動資産のうち、現金預金が前年比で1億円減少している理由につきましては、新型コロナウイルスの関係で、令和元年度は3月の給食を行っておりません。食材費を年度を越して支払う資金を用意しておく必要がなくなったため、1億円は下がっております。 続きまして、無償化の影響で1品減らされているのではないかという御質問です。 まず、業務受託収入には影響はございません。品数が減っている理由につきましては、給食の無償化の影響ではありません。先ほどの文部科学省によります通知に基づく対応でありまして、まずは配膳過程で感染防止対策のために品数を絞ってございます。 そのような制約の中ではありますが、献立具材の種類ですとか、ボリュームを増やすことで、小中学生の必要となる栄養摂取基準を満たすべく最大限考慮させていただいた献立となっております。 本日、豚汁がおかずとなっております。通常ですと、そこにジャガイモは入りませんが、今回はジャガイモを入れております。全体のボリュームを増やしてございます。その辺もしっかりとやっております。 まずは、新型コロナウイルスに対して万全を期す対策を講じてまいりますが、今後、段階的に品数を増やしまして、翌月には通常の品数4品から5品による献立にしてまいりたいと思っております。 続きまして、休業補償のめどということですが、事業者に対しましては、今、国による学校臨時休業対策費補助金に基づいた補償をさせていただく準備をしております。引き続き、早めにそういった補助がなされるように要望してまいりたいと思っております。 それと、食育体験ツアーの実績等です。参加者の反応としましては、大好きな牛乳がどんなふうに作られたか分かってよかったですとか、給食で当たり前のように飲んでいる牛乳がとても大変な作業の下で作られているのが分かってよかったなどの肯定的な意見ばかりをいただいております。これにつきましては、今年度以降も引き続き実施していきたいと考えています。 この事業につきましては、国の地域の魅力再発見食育推進事業費補助金の対象事業でございます。補助金の割合は、実績額の2分の1になり、搾乳体験のほかに稲刈り体験を合わせた事業費は25万4,000円でございます。補助額は11万9,000円となってございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 2番 新免悠香議員。 ◆2番(新免悠香) まず、食材の業者への補償ですけれども、やはりいつまでに、いつ頃に補償ができるのかというのを分からないことには、業者の方も不安で仕方がないと思うんです。ぜひともいつ頃補償ができるのかというのを示していただきたいと思います。 2次質問なんですけれども、業務受託収入への影響は、無償化によって影響はないということだったんですけれども、1品を減らすのは、文科省が出している学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づいてということなんです。確かにマニュアルには書かれています。「適切な栄養摂取ができるよう、配膳の過程を省略できる品数の少ない献立を提供すること」、「給食調理場において弁当容器等に盛り付けて提供することなどの工夫」をするというのが書かれているんですが、これレベル3という地域なんです。岡崎市を含めた愛知県は、レベル1という地域に当てはまります。レベル1の地域は、「衛生管理を徹底した上で、通常の学校給食の提供方法を開始」と書かれているんです。 5月14日に緊急事態宣言を解除された39県は、レベル1に相当するというふうにマニュアルにも書かれているんですけれども、なぜ通常の給食提供ができないのか、そこの考えをお聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) まず状況なんですけれども、本日学校が再開しまして、小学校1年生の子も初といいますか、本格的な授業として、給食としては初めての本日が出校となります。 先ほども申し上げておりますが、そういった子供さんたちも見えますので、学校側もなかなか不慣れな点がございます。まずは、万全を期す対策という形で、ある意味、慎重に段階的に品数を増やしまして、翌月の通常の品数による献立という形で、順次という形で考えております。 それと、先ほど申し上げておりますけれども、具材の種類ですとか、ボリュームを増やしておりまして、そういったものは、栄養摂取基準を満たすべく最大限考慮させていただきます献立となってございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) 先ほどの質問の中で、非正規雇用の協会の職員さんについては、給与を何割補償したんでしょうか。 それと、時間がいろいろまちまちの方もお見えになると思うんですが、いわゆる非正規の方全員にその休業補償がされていたかどうか、確認をしたいと思います。 それから、食材については、これで事業者さんは、3月、4月、5月と全く売上げがなく、入らないんです。2か月、3か月も100万円、1,000万円という売上げが全くゼロになるということは、本当に業者にとっては厳しい状況なんです。 それで、今これから、先ほど市長も言われましたけれども、これから先の経済対策というか、いかにこう関連の業者さんたちを潰していかないかというのが、やはり一つ行政の役割だというふうに思っています。 例えば今、国から補助を待っていると言いましたけれども、もし国から補助がなかったら、岡崎市独自に食材業者の皆さんに補償をする予定はないということでいいんですか。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 順番にお答えします。 まず、非正規雇用の方を対象に支払いました休業補償は、10分の6になってございます。これは全員を対象としております。 それと、休業補償の関係ですけども、いろんな聞き取りを行っております。特に青果類の事業者からは特に申請はございませんでした。牛乳の事業者の方は、現在補償の事務の手続を進めておるところでございます。 それで、今いろんな新型コロナの関係で変化がありまして、県も新たなこういったことも検討しているという、裏を取っておりませんけれども、報道がございました。いずれにしましても、しっかり注視して、しっかりとした対応をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(簗瀬太) 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) ですから、今、県や国が出さなかったら岡崎独自には出さない方向ですか。 ○議長(簗瀬太) 小野教育部長。
    教育委員会教育部長(小野鋼二) まず、給食費の無償化も、再開から9月までという形で考えております。現時点では、しっかりと国、県の動向を見ながらやっていきたいということを考えております。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第17号、これに御質疑ありませんか。 7番 磯部亮次議員。 ◆7番(磯部亮次) 株式会社岡崎情報開発センターにつきましては、私は、相応の経営努力をしていただいているという認識をいたしておるところではございますが、そんな中、決算では今期は赤字ということになっております。 経営状況的には、決して悪いものではないと理解した上でお聞かせいただきますが、当期の経営概況及び今期の見通しについてお聞かせください。 なお、株式会社であり、一般の株主様もお見えになられますので、株主総会の内容を逸脱しない範囲でお答えいただければ結構です。 ○議長(簗瀬太) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木晃) 株式会社岡崎情報開発センターの当期の経営概況及び今期の見通しということでございます。 当期の純利益は、前期比657万1,000円の減額で、542万4,000円の損益となり、7期ぶりに赤字決算となりました。この純損失の主な原因でございますが、売上高の減少及び販売費及び一般管理費の増加と伺っております。 今期は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、教育事業収入等の減少が見込まれるところでございます。また、施設管理事業につきましても、今期末に期限がまいります。こうしたことから、経営の見直しが大きな課題でございまして、再編に取り組んでいかれるものと思料しております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 1番 鈴木雅子議員。 ◆1番(鈴木雅子) ちょっと今お聞きをした中で、要するに今回は営業損失が出ています。570万円ということなんですけども、売上げが減少した理由、それから一般管理費が増加した理由をもう少し細かく教えていただきたいと思います。 それから、令和2年度については、利益を幾ら見ているのか、お聞かせください。 それから、毎回指摘をさせていただいておりますけれども、この先、情報開発センターを維持していくかどうかについて、昨年同時期の答弁では、株主とは話をしていないけれども、情報開発センターの事務方とは、今後どうしていったらいいかというようなことは話合いをしている。その後の話合いや検討の進展はいかがか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木晃) 売上高減少の主な要因でございます。教育事業のパソコンの買換えサービス--これは機器の販売でございますが、これが前期比約182万円の減額と聞いております。 前期におきましては、マイクロソフト社のウインドウズ7のサポート終了に伴うウインドウズ10パソコンへの買換えの需要がございましたが、この移行も進みまして、当期は減少したものと考えられます。 また、業務処理事業におきましても、業務の廃止等によりまして、市の受託業務が減少し、前期比322万円の減額となっているようでございます。 売上原価の減少の主な要因でございますが、先ほどお答えしましたパソコンの買換えサービスの減少に伴う機器販売用パソコンの購入費の減額と聞いております。販売費及び一般管理費の増加の主な要因は、将来の退職給付費用として570万円を退職給付引当金に繰り入れたことによるものと伺っております。 続きまして、令和2年度の利益はどのように見ているかという御質問でございます。収支予算書では、収入支出ともに、約280万円の減額が見込まれているようでございまして、今後、経営の再編、それから経営継続体制づくりを進めまして、全体といたしまして、約35万円の収益を見込んでいると伺っております。 それから、昨年の質問に関連してということでございますけれども、商工会議所の方とどのような話をされているかということでございます。商工会議所とは、現在、情報開発センターが受託している産業人材支援センターの指定管理業務が、令和2年度で終期を迎えること。それから、コロナウイルス関連の影響を受けまして講座が開けないといったことから、教育事業収入が少なからず影響を受けることになるであろうこと。また、こういったことを踏まえまして、情報開発センターにとりましては大変厳しい経営状況になるといったことが予想されますので、筆頭株主である本市といたしましても、これから先の会社のあるべき姿と、そのためにどうすべきなのか。ただ、これは社員の生活に直結いたします大変重要な事柄でございますので、今後、情報開発センターの所長を中心に、社員の中で真剣に議論していただき、それを踏まえまして、岡崎商工会議所さんの御指導をいただきながら、運営会議、取締役会等において議論を重ねてまいりたいと、このような話をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、報告第18号、これに御質疑ありませんか。 5番 野本 篤議員。 ◆5番(野本篤) 令和2年度の事業計画書において様々な事業が計画されておりますが、昨今の新型コロナ感染拡大の影響を共済会さんがどのように捉えて考えていらっしゃるか、お聞かせをいただきたいと思います。 また、今年度、共済会の移転が計画をされていると伺っておりますが、この移転が共済会事業に与える影響と、移転費用が収支に与える影響をお聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(簗瀬太) 植山経済振興部長。 ◎経済振興部長(植山論) まず、令和2年度事業における新型コロナウイルスの影響についてでございますけれども、緊急事態宣言を解除されたものの、移動についての制限、それから施設の営業の先行きが不透明な状況であること等、事業を実施する社会状況がまだ整ってきていないと考えておりまして、観劇やコンサートなどのチケットのあっせん事業、それからボーリングやバスツアーなどの自主事業、それから講座等の自己啓発事業に影響が出るのではないかというふうに伺っております。 次に、移転についてでございますけれども、今年度、羽根町の現在の名称でいう産業人材支援センターへ移転する計画となってございます。引っ越しは、多分今年度末頃に実施をする予定で、来年度からは、新しい名称「中小企業・勤労者支援センター」にて業務を行うことになっております。 移転が与える事業への影響についてでございますけれども、今年度の勤労文化センターの改修の工事もありまして、会議室等が使用できない期間がございます。 それから、移転による事業収支に与える影響でございますけれども、会議室の費用、いわゆる使用できない部分の費用につきましては、指定管理者の委託料の中等で調整をさせていただきたいというふうに考えておりまして、あと移転に必要な引っ越しの費用ですけれども、市からの収入であります受取市費負担金ということで、共済会として計上しておりますので、そのことからすると、共済会が独自に負担をするということはないというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 13番 野島さつき議員。 ◆13番(野島さつき) それでは、岡崎幸田勤労者共済会の経営状況につきまして、9ページの7番、各種利用助成について、1点、お伺いをしてまいります。 ここでは、人間ドックやインフルエンザ予防接種に利用助成を行っていただいております。特に人間ドックにつきましては、昨年度より多くの方が利用されておられました。 そして、今後なんですけれども、新型コロナウイルスのPCR検査等が、例えば任意でできるようになった場合など、メニューの一つに加えていくようなお考えがあるのかどうか、お聞かせください。 ○議長(簗瀬太) 植山経済振興部長。 ◎経済振興部長(植山論) 現在のところ、新規の利用助成の検討はしていないということで聞いておりますけれども、今後、ワクチン等が開発をされて予防が実施されること、それからPCR検査が、今おっしゃられたような任意で自己負担で受けられるというような状況になった場合は、会員等からの要望を聞きつつ、検討していくということになると伺ってございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 御質疑は終わりました。--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 日程第5、第72号議案「工事請負の契約について(岡崎市豊富保育園改築工事)」外14件を一括議題とし、逐次理事者の説明を求めます。 第72号議案、柴田こども部長。 ◎こども部長(柴田伸司) 議案書1ページをお願いいたします。第72号議案「工事請負の契約について」御説明申し上げます。 本案は、老朽化した豊富保育園の園舎改築工事でございまして、総合評価方式による一般競争入札を行いましたところ、小原・大黒屋特定建設工事共同企業体が5億9,400万円で落札したものでございます。 工事概要、完成期限は、議案書記載のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第73号議案及び第74号議案、岩瀬土木建設部長。 ◎土木建設部長(岩瀬広三) 続きまして、3ページをお願いいたします。第73号議案「市道路線の廃止について」御説明申し上げます。 位置につきましては、おめくりいただきました4ページの付図を御覧ください。 路線番号5946上衣文18号線につきましては、狭小の行き止まりの市道でございまして、沿線隣接地の土地利用の変更に伴い、市道を廃止するものでございます。 続いて、5ページをお願いいたします。第74号議案「物品の取得について」御説明申し上げます。 本案は、総合現業事務所に配備した路面清掃車を、老朽化に伴い買い換えるものでございます。 契約の方法、買入れ金額、納入期限、契約の相手方につきましては、議案書記載のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第75号議案から第79号議案、井藤消防長。 ◎消防長(井藤謙三) 議案書7ページをお願いいたします。第75号議案「物品の取得について」御説明申し上げます。 本案は、老朽により中消防署本署へ更新配備する災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車を購入するものでございます。 契約の方法、買入れ金額、納入期限、契約の相手方は、議案書記載のとおりでございます。 おめくりいただきまして、9ページをお願いいたします。第76号議案「物品の取得について」御説明申し上げます。 本案は、老朽により中消防署北分署、東消防署南分署へ配備する災害対応特殊救急自動車2両を購入するものでございます。 契約の方法、買入れ金額、納入期限、契約の相手方は、議案書記載のとおりでございます。 おめくりいただきまして、11ページをお願いいたします。第77号議案「物品の取得について」御説明申し上げます。 本案は、第76号議案により、更新配備する災害対応特殊救急自動車2両に積載する高度救命処置用資機材2組を購入するものでございます。 契約の方法、買入れ金額、納入期限、契約の相手方は、議案書記載のとおりでございます。 おめくりいただきまして、13ページをお願いいたします。第78号議案「物品の取得について」御説明申し上げます。 本案は、老朽により三島消防団第4部、羽根消防団第2部、常磐消防団第5部、岩津消防団第4部及び第12部で更新配備する小型動力ポンプ積載車を購入するものでございます。 契約の方法、買入れ金額、納入期限、契約の相手方は、議案書記載のとおりでございます。 引き続き、79号議案でございますが、議案書15ページをお願いいたします。第79号議案「物品の譲与について」御説明申し上げます。 本案は、平成31年度更新により廃車とした救急自動車1両を有効利用及び地域医療の発展に寄与するため、藤田医科大学岡崎医療センターへ譲与するものでございます。 譲与の相手方、譲与の理由は、議案書記載のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第80号議案及び第81号議案、小野教育部長。 ◎教育委員会教育部長(小野鋼二) 17ページをお願いいたします。第80号議案「工事請負の契約について」御説明申し上げます。 本案は、岡崎市立梅園小学校ほか31校校内ネットワーク更新業務でございます。指名競争入札を行いましたところ、西日本電信電話株式会社が3億2,168万6,200円で落札したものでございます。 工事の概要、完成期限等は、議案書記載のとおりでございます。 続きまして、19ページをお願いします。第81号議案「物品の取得について」御説明申し上げます。 本案は、学校用にタブレット端末用充電保管庫529台を購入するものでございます。 契約の方法、買入れ金額、納入期限、契約の相手方は、議案書記載のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第82号議案、山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) 21ページをお願いいたします。第82号議案「岡崎市市税条例の一部改正について」御説明申し上げます。 本案は、令和2年度税制改正及び新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ法改正に伴い、関連する規定を整備するものでございます。 主な改正点でございますが、まず21ページ、第1条中の第25条及びおめくりいただきまして、22ページ、第31条の3は、個人市民税において未婚の独り親に対する独り親控除の創設及び従前の寡婦(寡夫)控除が見直されたことに伴い、給与所得者及び公的年金等受給者の扶養親族申告書の記載事項について、所要の整理を行うものでございます。 次に、第44条の2は、固定資産税において調査しても固定資産の所有者が一人も明らかとならない場合に、事前に通知した上で、使用者を所有者とみなして、固定資産課税台帳に登録し、固定資産税を課すもの。 続きまして、23ページの第65条の4及び第66条は、固定資産の登記簿上の所有者が死亡し、相続登記がされるまでの間における相続人等の現所有者に対し、必要な事項を申告させることができることとするほか、当該申告をしなかったものに対する過料の定めを設けるものでございます。 おめくりいただきまして、24ページをお願いいたします。附則第4条の4の2は、新型コロナウイルス感染症の影響への対策として、現行の軽自動車税環境性能割の税率を1%軽減する臨時的軽減措置を6か月間延長するもの。 附則第5条の4第13項は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、中小事業者等が生産性向上のために新たに取得した事業用家屋等に係る固定資産税に対する特例措置を規定するもの。 その他の改正につきましては、地方税法等の引用規定及び字句の整理等を行うものでございます。 おめくりいただきまして、26ページをお願いいたします。附則でございますが、第1条は、施行期日、第2条から、28ページの第7条までは、経過措置を定めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第83号議案、鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木晃) 29ページをお願いいたします。第83号議案「岡崎市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」御説明申し上げます。 本案は、人事院規則の一部改正に準じて改正するもので、新型コロナウイルス感染症対策業務に関し、防疫等業務手当の特例措置を定めるものでございます。 次に、附則でございますが、この条例改正の施行日及び適用日について定めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第84号議案、山崎財務部長。 ◎財務部長(山崎文夫) 31ページをお願いいたします。第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」について御説明申し上げます。 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出にそれぞれ9億6,914万7,000円を追加し、補正後の額を1,701億1,818万2,000円とするものでございます。 第2条の繰越明許費につきましては、35ページの第2表にございますとおり、美術博物館企画展開催事業について設定するものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第85号議案、中川福祉部長。 ◎福祉部長(中川英樹) 議案書の37ページをお願いいたします。第85号議案「令和2年度岡崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」について御説明申し上げます。 第1条は、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ122万6,000円を追加し、補正後の総額を319億4,082万1,000円とするものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 次、第86号議案、鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木晃) 41ページをお願いいたします。第86号議案「令和2年度岡崎市継続契約集合支払特別会計補正予算(第1号)」について御説明申し上げます。 第1条は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ15万1,000円を増額し、補正後の額を15億9,197万円とするものでございます。 以上でございます。 ○議長(簗瀬太) 説明は終わりました。--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 日程第6、委員会付託を行います。 第72号議案外14件は、席上に配付の議案付託表により、また請願1件は、請願文書表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。 なお、委員会の招集につきましては、議案付託表記載の委員会開催日程表のとおりとし、招集通知は各委員長から、これをもって代える旨の申出がありましたので、御承知ください。          令和2年6月岡崎市議会定例会議案付託表◯総務企画委員会  第75号議案「物品の取得について(災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車)」  第76号議案「物品の取得について(災害対応特殊救急自動車)」  第77号議案「物品の取得について(高度救命処置用資機材)」  第78号議案「物品の取得について(小型動力ポンプ積載車)」  第79号議案「物品の譲与について(救急自動車)」  第82号議案「岡崎市市税条例の一部改正について」  第83号議案「岡崎市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」  第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」(所管分)  第86号議案「令和2年度岡崎市継続契約集合支払特別会計補正予算(第1号)」◯福祉病院委員会  第72号議案「工事請負の契約について(岡崎市豊富保育園改築工事)」  第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」(所管分)  第85号議案「令和2年度岡崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」◯文教生活委員会  第80号議案「工事請負の契約について(岡崎市立梅園小学校ほか31校校内ネットワーク更新業務)」  第81号議案「物品の取得について(タブレット端末用充電保管庫)」  第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」(所管分)◯経済建設委員会  第73号議案「市道路線の廃止について」  第74号議案「物品の取得について(路面清掃車)」  第84号議案「令和2年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」(所管分)          令和2年6月岡崎市議会定例会委員会開催日程表委員会名開催日時場所文教生活6月5日(金) 午前9時30分議会大会議室経済建設6月5日(金) 午後1時15分福祉病院6月8日(月) 午前9時30分総務企画6月8日(月) 午後1時15分1 議案の審査2 請願の審査委員会名開催日時場所議会運営6月10日(水) 午前10時議会大会議室 最終日の議会運営等について               請願文書表                               令和2年6月1日番号受付年月日件名紹介議員提出者の住所・氏名要旨付託委員会1令和2年 5月15日コンベンション施設建設の中止を求めることについて鈴木雅子 新免悠香岡崎市鴨田町字山畔12番地14 あったか岡崎市政の会 代表理事 福田秀俊 外1,043名コンベンション施設の建設を中止されたい。総務企画--------------------------------------- ○議長(簗瀬太) 以上で、本日の議事日程は終了いたしましたので、12日(金曜日)午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。     午後0時25分散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。         議長   簗瀬 太         署名者  新免悠香         署名者  山崎憲伸...