平成 3年 3月 定例会 午前10時開議
○議長(
近藤隆志君) 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから会議を開きます。 本日出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。 なお、本日の議事日程は、お手元に配付の印刷物により御承知願います。
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○議長(
近藤隆志君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、13番 長坂光雄君、28番 伊奈秀兼君の御両名を指名します。
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△
岡村秀夫議員の質問
○議長(
近藤隆志君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。 あらかじめ定めた順序に従い、質問を許します。23番
岡村秀夫君。 (23番
岡村秀夫君 登壇)
◆23番(
岡村秀夫君) おはようございます。 さきに通告いたしました諸点について質問を行いたいと思います。時間の制限がありますので、簡単に、要点だけをまず第1回の質問で行いたいと思いますので、理事者におかれましても、的確な答弁をちょうだいいたしたいと思います。答弁の内容によって、時間制限いっぱい質問させていただきたいと、このように思います。 まず、
交通行政についてであります。 昨今のふくそうする
交通事情については、私が申し上げるまでもないところでありますけれども、特に最近北部の開発は目覚ましいものがあります。そうした中におきまして、特に
公共輸送機関の問題について配慮すべきだ、こういう考え方を持たれることは、皆さん同じだろうと思うわけでありますけれども、30万都市の中での
公共輸送機関という問題は、非常に難しい問題があるわけであります。現市長が私と一緒にこの議場の中で議員をやっておられた47年の3月、47年の6月議会の中では、
モノレール構想というのを提起され、5年、10年の先見性を持つ中でそうした構想を実現すべきだ、こういう主張をされ、質問をされたわけでありますけれども、市長在籍10年であります。そういう立場から考えた場合に、10年間の間に
公共輸送機関問題について格別の配慮をされたか、あるいはそれについて、旧来の持っておられた考え方が、市長になってから変わられたのか、今現在も旧来の考え方を持っておられて、進めようという考え方があるのかどうか、その点についてひとつお答えいただきたいと、このように考えます。 それから、
道路交通行政の中で、これは20年前から同じ論議がされておったわけでありますけれども、ふくそうする
交通事情の中で、主要道路の
立体交差化という問題については、この議会でも再三出ておるわけです。しかし、現実に道路ができ上がってこないと、この問題について取り組みをしない、そのうち地価が高騰してしまって取り組めないというような実情の中で、国道1号線、 248号線、あるいは県道の重要道路、こういったところに立体交差をしてあるところは、岡崎にはほとんど皆無、こういう形で言っても過言ではないと思うわけです。 あるいは、JR、名鉄の危険踏切の改良等の問題につきましても、当然考えていかなければならないわけです。御承知のように、先月名鉄宇頭駅におきまして大きな
踏切事故がございました。これらの踏切がありますと、いわゆる
取り締まり行政側の警察、あるいは
道路管理者側の、市道の場合は市当局、これらに対して、運輸大臣から、
踏切道改良促進法に基づくところの指摘があるわけです。そうしますと、その責任においてこれらの改良をすることになっておりますけれども、宇頭の踏切についてそうした指示というか、指摘があったかどうか。あったとすれば、当然
道路管理者の責任があれば、
道路管理者の責任においてこの問題の解決を図らなければならないわけですが、そういう問題についてどうか。これは、
踏切道改良促進法の61年から5年間の間の改良についての第3条の項に規定されておりますので、その点についてお伺いをいたしたい。 そして、もしなかったとするならば、その後、事故処理後の警察との関係等について、あるいは名鉄との関係について何らかの話し合いがあったかどうか、お伺いしたいと思います。 次いで、
駐車場対策の問題です。これは、市長が就任以来何カ所ぐらい新しく、市長になられてから駐車場をつくられたか。そして、台数だとか場所、具体的にわかりましたら、お聞かせいただきたい。 それからもう一つ、これは今議会の中でも出ておりましたけれども、民営に対する助成、こういう問題についてどのように考えておるか。あるいは、現在の岡崎の駐車場は
利用効率のいいところもありますけれども、悪いところについてはいろんな問題点があるわけです。いわゆる案内標識の問題とか、いろんな問題が出ておりますけれども、これも解決をされつつありますけれども、それとあわせて、駐車場の営業時間の問題があるわけです。現在
籠田公園の場合9時でありますけれども、そうしますと、9時では、地域の商店街でも、安心してお客さんが店にとどまることができないということで、8時半ごろになると動き出す、そういうような問題から、
地盤沈下を起こすという問題が起きるわけです。いわゆる商工業の
地盤沈下は、そのまま岡崎の収納に響くわけですけれども、そうした中でも、 9.5%の税率というのは、後で問題提起を申し上げますけれども、非常に高いわけですけれども、やはりそういう点からも、さきに雑談の中で市長は、駐車場の民間委託の問題等々についてもというお話があったわけですけれども、そういうお考えがあるのかどうか、ひとつお伺いしたい。 それから、“
ハイコン21”に対する具体的な構想ですが、これは調査段階、あるいは今からの建設構想の中で、具体的な考え方がおありだったら、基本的な考え方がおありだったら、お示しをいただきたいし、やはりこれは主目標を明らかにする中で、年次的に解決する必要がありますので、そうした
年次計画等についても示す必要がありますし、特に
回廊構想については、地下か地上かという問題もありますし、採光の問題もあります。あるいは、私権に対する対応の問題もありますので、その点ひとつお考え方をお聞きしたい、こういうふうに思います。 次に、政治姿勢の問題です。要点のみ申し上げます。 議会に対する認識とあり方ということで提起をしておりますけれども、これもやはり昭和46年の6月、47年の3月に現市長が当時の市長に対して
市民対話集会についての問題で、いわゆる直接
民主主義の是非を問う、あるいは議会の
間接民主主義、
議会軽視ではないか、こういうことで質問されておるわけなんです。私が今考えますのに、当時より審議会、諮問機関というのがふえておりますし、あるいはそうした機関の中に同一人物、同一団体の代表が入っておるというような傾向が多いと思うわけです。そうしますと、市長の言われるいわゆる直接
民主主義の中で、いい意見が出てきたものを市長がそれを取捨選択する中で、選び、そしてそれをたたき台にして議会に出して提案をするという方法が果たしていいのかなということになるわけです。言うなら、市長も公選で出てきておるわけです。議員の42名も公選で出てきておるわけです。議員の42人のところへも、それぞれの地域の、あるいは市民からの要望がいろいろな形で出るわけですから、当然その中からも対案が出るはずなんです。しかし、市長は 400億の予算を握っておりますから、自由裁量で振りまけますけれども、議員の場合は議会の中で議論をしなければならない。しかし、提案をされたものを審議するだけの機能しか持っておりませんから、そうすると、少数意見が市長のところへ届いてしまって、その意見だけを採用する危険性があるのではないか。そういう点で、その
考え方そのものが
議会軽視につながらないかという考え方を持ちます。 あわせて、特に今回話し合う会の問題、考える会というか、そういう形で 500万程度の予算が組まれておりますけれども、先ほど申し上げたように、同一団体、同一人物が出てきますと、そうした形が余計ふえるんじゃないか。 それから、現在市長の話し合う会の問題ですけれども、これも知っておりますけれども、昨日の議会答弁の中では、市長が触れられた問題は、この話し合う会は総代会の主催で、自分は呼ばれて行くんだと言っておりましたけれども、実態はそうじゃないんです。市の方からの要請があるから、総代会として話し合う会をやりたいと、それには、総代からだれ、あるいは地域の婦人会からだれ、地域のPTAからだれということで、それぞれ意見を出す用意をして、その話し合う会に臨む。市長の一方的な演説を聞いて、陳情するような形での話し合う会になっておるんじゃないか。それでは、実際の話し合うというんではなくて、一方通行の行政になってしまうんじゃないか、そういうふうな気がしますので、この形式的な現況を何とか打破する方法、これについてないものかどうかということが一つ。 それから、大学設置の関係の百人委員会の問題、これも軽く触れておきたいと思うんですけれども、50人が選任されて、50名が自由参加、こういう形ですけれども、この集まりが前回少なくなってきておるという話が出ておりました。 100名の人が51名しか出てこなかったと。3回目をやったら、もっと減るんじゃないか。いわゆる選任をした人でも出てこなくなるし、一般の人も参加しなくなる。つまり、そういう会合の中に魅力がないと。俗に、これは嫌な言い方ですけれども、この百人委員会というのは、市長が三選のときに、大学を誘致するという公約をしたと。そのために、何らかの形のものをつくっておかなければならないから、百人委員会をつくって、できるなら、百人委員会が県立大学をという呼びかけをするなり、あるいは大学をやめておけと言ってくれぬかなぐらいの考え方の中で百人委員会が設置されておるんじゃないか、世上こういうふうに言われておるわけです。ですから、その辺を本当にどのような考え方でこれをやっておられるか。こういう問題についてお伺いをしたいわけです。 それから、市民病院、
福祉会館、美術館、図書館の収納庫、これらの利用目的がほかにある8億の予算化の
図書館収納庫の問題なんかは、これは収納庫じゃないです、率直に言って。レストランをつくり、収納庫もあります。しかし、その他の美術館、図書館用の利用用途の方が多いはずです。収納庫だったら、8億円もかける必要がないわけです。もっと明らかにした形の中で、やはり示すべきじゃないか、こういうふうに考えますし、市民病院の建設問題、
福祉会館の建設問題等々も踏まえて、やはり市長の
思いつき行政だという感じがするわけです。ですから、私たちは
議会軽視という言い方を一括して言いますけれども、やはり
議会軽視だけではなくて、市民を無視した形で何か行政が進められておるような感じがしますので、その考える会についても、どうしても必要なものかどうか、ひとつお伺いをしたい、こういうふうに思います。 それから次に、
行政執行姿勢の透明度の問題です。これは、時間の関係がありますから、簡単に触れますけれども、西三の総合庁舎が現地改築の予定で、約 9,000万の予算が県で組まれて、平成4年度から建設と、こういうことになっております。これ、市の方は把握されておるかどうかわかりませんけれども、11階建てのビルで、5階建ての駐車場ができて、 380台の車が出るわけです。現況から考えて、交通渋滞の問題、事故の誘引になる、こういう言い方がされておりますし、中に市道も入っております。この市道が廃道しないと、この庁舎は建たないわけです。地元の総代が地域の住民に相談をせずに市道廃止の同意をしてしまった。そのことの中から、地域の中では問題が起きております。文書も回っております。御承知だと思います。 そして、こういう議会で論議をされるという形の中で、3月16日には夜地元に対して説明会があることになっております。既に廃道を前提とした形での庁舎建設ということになりますと、当然県から市の方に相談が来ておるはずです。県にこの問題についての意向を聞いてみますと、当初市に対して、適当な代替地はないかと、移転をしたいという意思表示はあったそうですけれども、市長さんに雑談の中でお伺いしたら、そんな話はなかったと、むしろ市の方から移転を要望したけれども、応じなかったということでありますけれども、もし仮に、県の方が今からでも移転をしていいという考え方があったら、市は同意ができるのかどうか、それから市道廃道の問題について、どのように考え方を持っておられるか、その点についてお伺いしたいし、あそこに庁舎をつくらない場合は、
東岡崎駅前の周辺の再開発の問題、あるいは
リバーフロント構想の中での
利用効率の問題、これらを考えた場合に、現地改築じゃない方がいいんじゃないかと思いますので、その点についてお伺いしたい。 それから次に、県議選も近くなってきたわけです。これは、前回の議会の中で申し上げたんですけれども、的確な答弁が得られなかった。
人権擁護委員、民生委員、その他の
行政委員が特定の候補者を推薦し、
投票立会人となってにらみをきかせて、投票者をにらんでおって、こういう形でまともな形の選挙をやれるかどうか、この点について考え方をきかせていただきたい。前回の答弁漏れです。 ですから、その点については簡単にしておきますけれども、それらの人たちに対して、前回の議会があった以降、各所管の担当者からそういう政治活動、選挙活動に対する注意を喚起したかどうか、指導したか、その点についてだけお聞かせ願いたいと思います。 それからもう一つ、次に
奥殿陣屋の問題です。これは、村積山自然公園を利用して
奥殿陣屋が建設されておるわけです。ほかに、
竜美丘会館の
管理協会が借地をしておるところを一体として
奥殿陣屋がつくられておるわけですから、この土地の大部分が市長個人の、 1,886平米ですか、土地があるわけであります。これを
竜美丘会館へ貸しておるわけですけれども、いわゆる
奥殿陣屋のバラ園をつくったり、作業所のそうした器具、備品を収納する倉庫等もあるわけですけれども、もし市長が、いつやめられるか知りません、しかしもし退任された場合に、退任されても現行の形で、無償で貸しておるのか、賃貸契約かわかりませんけれども、賃貸契約なら金額も聞かせてもらいたいし、
竜美丘会館管理協会と市との関係も聞かせてもらいたいわけです。何年か先に退任されたとしても、現行のままであの
奥殿陣屋の利用ができ、
管理協会に委託してあるその借地についても市が利用できるのかどうか。市長がやめてしまったら、返せと言ったら、ちょっと困るわけです、行為をするものであるわけですから。その点もお聞かせいただきたいと思います。 それからもう一つです。これは、市長の施政方針の中で、町の片隅で細々暮らす住民にも日の当たるような行政をと、こう言われたわけです。これは、私がなぜこういうことを申し上げるかと言いますと、一昨日
清風クラブの澤 豊議員が、急激な市街化の中で、集会施設もないような地域があって、各団体の役員を引き受けても、器具、備品、什器を収納する場所もない。現行の中で、 500万の土地に対する助成、あるいは建物に対する 500万の助成の中では不十分だと、こういうことで意見を申し上げておりましたけれども、私も同感であります。 私は質問として申し上げますけれども、そういう点から、こういう急激な発展を遂げたところの新開地に対する格別の配慮をすることがやっぱり、町の片隅で細々暮らす市民に対する温かい
思いやり行政じゃないかと思いますので、その点についてお伺いしたい。 あわせて、一つだけ申し上げておきますけれども、 500万の助成をもらった土地、建物について市に寄附するわけです。かつて私が議会の中で申し上げましたけれども、岡崎市は、公立の小中学校のプールや体育館をつくると、市の補助金がわずか10分の1ぐらいで、あとの施設については寄附させておったわけですけれども、その行政と全く同じです。だから、そういう形で助成という言い方をしながら、つくったものについては、例えば 3,400万のものをつくらなければ、 1,000万円の補助をもらえないわけです、土地、建物を含めて。そうすると、 2,400万地元負担です。 2,400万を寄附するということで 1,000万出すんだったら、これはいただきですから、私が市長でも、これならやれると思うんです。ですけれども、その辺ではっきりとしていただきたいのは、やっぱり当然寄附採納を受けるぐらいのものだったら、もう少し何らかの形が考えられると思いますので、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。 それから、今度は徴税の関係でお伺いします。 これは担当者からお伺いしたいわけですけれども、二つの問題がありまして、一つは、
固定資産税、
都市計画税の関係、あるいは
償却資産税の関係の令書の問題です。個人に対して一部で来ますけれども、岡崎市の中で約2割と言われておるわけですが、今回の申告をする人たちの立場で考えると、それぞれの業種に従って、それぞれの経費で落とす立場から、令書の内容を知りたいわけです。これは、資産税課へ聞きますと、「閲覧時期に来い」とか、あるいは「期間中に明細を取りに来い」、こういう不親切な話ですけれども、税金を納めていただくということについては、どういう立場で市の吏員は考えておるのか、管理者は考えておるのかということになるわけです。岡崎市の税金は、今回も一般市税の関係で 9.5%の伸びを示しておるわけです。10年間の間に2倍になっておるわけです。その税金の中で岡崎の行政が行われるわけです。ですから、納税をする人が疑義を持たない形で、あるいは不便を感じない形で令書の発行なり、あるいはそうした事務処理をすべきだと思うんです。その点について、前回も申し上げましたけれども、ひとつ旧来の考え方を改められるものかどうか、お伺いしたい。 それからもう1点、これは課税の公平を期すという意味で私は申し上げたいわけですけれども、徴税の姿勢と
守秘義務の問題です。これは、例えば贈与、相続の場合に、宅地比準方式をとっておるわけです。ですから、相続、贈与の場合は、雑種地、山林、田畑、こうした問題については、近隣の
宅地並み評価をされるわけです。当然、ですから路線番号と路線価が明らかにならないと、自分が公平に課税されておるのかどうかわからないわけです。税務署に聞きますと、位置は示してくれますけれども、図面は見せてくれません。岡崎市の市役所へ来ますと、
守秘義務を理由に、これを一切見せないわけです。ところが、名古屋、一宮、春日井、豊田は全部見せていますし、あるいは名古屋の場合、一宮、春日井の場合は文書によっても交付されるわけです。岡崎だけがどうして
守秘義務を頑強に主張して見せないのか。法解釈、運用についてお伺いしたいと思います。 以上、第1回の質問といたします。お願いいたします。 (23番
岡村秀夫君 降壇)
○議長(
近藤隆志君)
企画調整部長。
◎
企画調整部長(
松林正八郎君) お尋ねの1番、
交通行政についての中で、
公共輸送機関、いわゆる新
交通システムについて調査あるいは研究ということでございます。いろいろの機会を見ながら、この新
交通システムにつきまして、行政側といたしましても
調査研究をしておるわけでございます。一つの機会でありますと、例えば新幹線の駅が岡崎にできたらというようなことで、新
交通システムにつきましての都心部から到達するまでのルート、あるいは手法、こうしたような
調査研究もしてまいりました。また、御承知のように、葵博に関しましては、例の常電導で動きます
HSSTも常態、つまり動く展示ということで、多くの市民の皆さん方にこれが供用されたということでございます。 こうした常電導で動きますいわゆる都市内あるいは
都市間交通としての
HSST等は、もう既に愛知県、あるいは
名古屋鉄道、エイチ・エス・エス・ティ三者でもちまして実態運行というような格好で、もう10年ぐらいには動くんではないかというように聞かれるわけでございます。当然でございますが、当市といたしましても、現行の道路、交通の問題、あるいは駐車場というようなことから考えておりまして、
HSSTを初めといたしまして、
モノレール、あるいはガイドウエーバス、あるいは
ミニ地下鉄というようなことも長期的に
調査研究をしておるところでございます。 こうした新
交通システムの導入でございますけれども、他市の実際の内容を聞いてみますと、大体
キロ当たり五、六十億かかるというような状況でございます。今後ともこうした新
交通システム、こうしたものにつきましては、市内におけるところのルート、あるいは経済性、こうしたことも
十分調査研究をしてまいりたいというように思っております。 それから、 (4)の“
ハイコン21”建設にかかわります具体的な構想というお尋ねでございます。私どもといたしましては、この地域におきます“
ハイコンプレックス21”にかかわりまして、この地域におけるところの駐車需要の推計、あるいは駐車場の供給計画というようなものも調査検討をしてまいりまして、これにおけるところの対策といたしまして、人と車が共存する
まちづくり、こうした
康生地区回廊構想が出てまいったわけでございます。この
回廊構想にかかわりましては、ただいま御質問がありましたように、人と車が共存するということでございますと、やはり車と人を分離しようということであります。したがいまして、
ペデストリアンデッキ、人工地盤でございますが、こうしたものをかける。あるいは、
オープンモール、これは車の進入を禁止して
ショッピングモールとしていきたい。あるいは、それぞれ各所にあります
地下駐車場、いわゆるモータープールを
メトロネットワーク、地下で結んだらどうかということでございまして、これらにつきまして、今
調査研究をしておるところでございます。 こうしたような中で、岡崎の
複合空間施設整備をしようということで、これは国、いわゆる建設省、中部地建、あるいは県も含めまして、市の方も出まして、こうした整備に対する研究会も持っておるところでございます。 したがいまして、今議員御指摘のように、
ペデストリアンデッキをかけて、暗くなってしまうんじゃないか、あるいは私権にかかわるではないかということでございますが、こうした御指摘をいただく点、十分今後研究といたしまして、地域にもつくってよかったというような
ペデストリアンデッキをかけていきたいというように思っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君)
建設部長。
◎
建設部長(矢野孝君) 1番 (2)の
道路交通行政の中で、
踏切事故の対策についての一般市道の関係でございますが、
宇頭踏切での事故発生に伴いまして、御指摘の
踏切道改良促進法によります運輸大臣よりの
踏切改良の指定についてでございますが、これは現在は、昭和61年度を初年度といたします5カ年計画で策定されたものが対象でございますが、
宇頭踏切はこの中には実は入ってございません。この事故の対策といたしましては、事故が発生いたしました直後の1月16日に
岡崎警察署におきまして、県警本部を初め県の関係部局、JR東海、名鉄、岡崎市の関係各課が出席いたしまして、
踏切事故対策会議を開きましたが、残念ながらこの場での即効的な解決策は見出すことはできませんでした。今後引き続き会議を持ちまして、
岡崎署管内全般の踏切を検討する中で、最終的には個々の踏切につきまして解決策を見出す方針でございますので、今後とも努力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君)
開発部長。
◎
開発部長(加藤主計君) 1番の
駐車場対策の関係でございますが、最初の
中根市長就任以後の
設置駐車場でございますが、これは、
籠田公園の
地下駐車場、これが昭和56年の4月から供用開始をいたしております。それから、次が岡崎公園北駐車場ということで、これが昭和57年11月からの供用開始でございます。 それから次に、駐車場に対する助成という件でございますが、今まで公共駐車場に対しましては、公的融資制度ということで、駐車場の整備がなされておったわけでございます。平成3年度からは、国におきまして街路事業に合わせた駐車場整備に対しましての補助制度というものを実施する予定と聞いております。私どもも、公共駐車場の整備は、公営のみでなく民間の整備の促進は必要だというふうに考えておりますので、今後助成について検討をしていきたいというふうに考えております。 それから、各駐車場での利用率というものは、やはり議員御指摘のようにいろいろむらがありますが、その一つの対策といたしまして、今回駐車場安定システムというもの、これはある程度有効ではなかろうかというふうに考えております。 それから次に、営業時間の問題でございますが、実情について申し上げますと、岡崎公園の駐車場は8時半から夜の9時半まででございます。それから、吹矢の駐車場は24時間の営業でございます。それから、
籠田公園の
地下駐車場は、午前8時から午後9時まで。それから、岡崎公園の北駐車場は、午前8時30分から午後9時30分までということでございます。 なお、民間の駐車場で見ますと、セルビの駐車場は24時間営業、それから康生パークが、これも24時間、シビコは8時半から午後8時半まで、それから名鉄の東岡崎パーキングは、これも24時間の営業でございます。 私どもも、12月議会で議員のお話がありまして、検討をしておるところでございますが、ちなみに、吹矢駐車場での午後9時以後の入出庫の台数を申し上げますと、これは昨年の8月に調査したものでございますが、平日でございますと、午後9時以後の入庫は、これは土日も含めてでございますが、入庫につきましては、ほとんど1台とか2台とかいった数字でございます。それから、出庫の台数につきましては、平日が10台から15台、日曜日も同じでございます。土曜日につきましては、50台から60台の出庫があるということでございます。これが
籠田公園に即つながるかということになりますと、これは多少疑問がございますが、今後もこの時間につきましては検討を進めていきたいというふうに考えております。 それから、この市営の駐車場を民間に委託という話につきましては、まだいろいろな問題点があるということで、具体的には動いておりません。 次に、西三河事務所の改築に関係する話でございますが、西三河の総合庁舎の改築計画につきましては、平成元年度から基本調査に入っておるという話を聞いております。それで、今年度、平成2年度におきまして、基本構想及び基本設計をするという話でございますが、私どもの方に、議員お話のありました市道の件につきましては、やはり現地で改築するには、二つの敷地を有効に活用するためには、市道の廃止がしたいということで要請が来ております。 それで、私どもの方といたしましては、この改築に伴って、真ん中の市道がなくなるということになりますと、周辺の道路の形態が変わるわけでございますので、なるべく影響を少なくしてほしいというようなことで申し入れをしておるわけでございます。例えば、現在の西三河事務所と岡崎土木事務所の北側にあります乙川の左岸堤防道路、これの拡幅ができるように計画していただきたい。それから、岡崎土木事務所の南側と東側の道路の拡幅についても検討していただきたい。また、つけかえ道路の整備、それからあの周辺にあります一方通行の交通規制の見直し、それから西にあります県道岡崎幸田線の幹線道路からの出入りの検討など、地元の皆さん及び関係機関と十分協議をして計画を進めてくださいというふうに申し入れがしてございます。 それから、この移転についての話でございますが、当初あの周辺で二、三の候補地について検討をされたというふうな話も聞いておりますが、西三河全般を見渡しての位置的な問題、それから西三河全体としての位置づけというようなことで、現地で改築することに決定したというふうに聞いております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 税務部長。
◎税務部長(足立眞一君) 3番の (1)につきましてお答えを申し上げたいと思います。 所得税の申告に際し、事業所得の計算上、事業用の
固定資産税額が必要経費に算入されることから、議員おっしゃったように、当初納税通知書がその旨所在ごとにその事業所の資産がわからないということから、別にわかるように納税通知書を出すことができないかということとあわせまして、この
固定資産税の税全体でございますが、納税者の立場をどのように考えているかというような御質問もあろうかと思います。 議員さんのおっしゃったように、納税者の立場で申しますと、私も理解をいたすわけでございますが、当初の納税通知書で見ますと、納税者の所有物件が全部合計で幾らということで納税通知書が1枚になっておるわけでございますけれども、これにつきましては、やはりお気持ちはわかるんですけれども、
固定資産税の納税通知書の規定がございまして、その規定で申し上げますと、地方税法の 364条の
固定資産税の徴収の方法の規定によりまして、この規定がどういう規定かと申しますと、納税者に交付する納税通知書に記載する額は、土地、家屋及び償却資産の合計額とすると、こういう規定がございますので、おっしゃったような意向には今現在沿えないということでございます。 なお、これにつきまして、最近におきまして、自治省の方の基本方針といいますか、最近いろいろと評価の問題等もございまして、縦覧期間を毎年3月の末から行いなさいという規定がございます中で、閲覧をされて、その税額または評価価格等を周知なさる方が極めて少ないというようなことから、自治省といたしましては、各市町村団体に対しまして、この納税通知書を送る際の当初のときに、計算明細書というか、そういった明細書、それを課税明細書と申しておるわけですが、これを送るように指導をされるというふうに、これは私ども、税雑誌等でその旨私が把握した内容でございますので、今後国からそうした指導がございますと思いますので、それに従いまして私どもも対応してまいりたいと、こんなふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 それから、2点目の問題の徴税姿勢と
守秘義務のあり方についての御質問でございますが、これは非常に難しい問題でございまして、税法上で
守秘義務の規定が非常に厳しいわけでございます。といいますのは、やはり税の中には、公表していいもの、悪いものというのが
守秘義務の中にあるわけでございますが、特に利害関係、利益関係、この内容については、委任状がなかった場合は、本人以外にお知らせすることはならないというのが、秘密の漏洩ということになるんですが、議員さんのおっしゃったように、相続税、贈与税の申告の際には、確かに土地については、市街化区域内農地が多いんですが、相続のときの資産価額を評価するときに、比準地の宅地の価額を持ってきまして、それをもとにして計算するというのがございまして、税務署の方へ行きますと、これは教えていただけるようにはなってはございますが、たまたま市の資産税課の方の窓口の方へ来られまして、その旨教えていただきたいということになりましたときに、教えてないと、おっしゃったようなお答えをしておるわけです。これについては、税務署の方で、その旨わかるように連絡、周知はしてございますのでと申し上げてはおるんですが、やはり若干そこで言葉の行き違い等もあるかとも思いますが、私の方としてはそのような説明はしておりますけれども、やはりそういったことから、非常に難しいということでございますので、御理解をいただきたいわけです。 しかしながら、議員さんおっしゃったように、ただいま他市の状況の御提議がございましたので、私どもといたしましても、他市の状況を把握いたしまして、税制上の秘密漏洩に反しない範囲内で、他市も当然把握しますが、十分税務署との協議をいたし、そして前向きにその旨触れない範囲内の方法を模索いたしまして、そして先ほどおっしゃったような名古屋、春日井、一宮等の方法でいいか悪いか、十分検討させていただきたいと、こんなようなことも思っておりますので、前向きにひとつ納税者に御迷惑をかけないように、できるだけ前向きにやっていきたいと思いますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) おおむねお答えいたしましたが、私の関係ということで、あえて外した部分もあるようでございますから、私からお答えさせていただきたいと思います。全般的には、大変私も参考になりまして、こういう見方もあるかなということで、大変御指摘でございまして、昔を思い出しながら、感無量であるわけでございます。 特に新
交通システムに対しましては、図らずも岡村議員さんおっしゃいましたように、往時新
交通システムの特別委員会を私どもつくらせていただきまして、第1回の欧米視察、こういうことを時の市長にお願いいたしまして、西ドイツのメッサーシュミット社を視察させていただいた、こういう思い出もあるわけでございます。 大変昔を思い出す言葉でございまして、これらに対しましての当時の考え方と現在と変わっておるか否かという御質問でございますが、基本的には変わっておりません。ただしかし、私自身も、市の執行者となってまいりますと、一つの問題を提起する立場と、これを執行する部面ということになってまいりますと、十分慎重を期さざるを得ないわけでございまして、これらに対しましては、言うならば私はあえて申し上げますと、これらの御功績というもの、皆さんとともに研さんを積みました当時の考え方というものが実を結びまして、あのリニアモーターカーの林社長がわざわざ岡崎市に対する提供ということに対して同意してくれたという事例もあったわけでございます。 しかし、私はあえて申し上げますと、新奇を好むというべき問題ばかりを考えるべきか、あるいは地道な交通体系を考えるべきか、あるいは中間的なガイドバス、こういうような方向も考えるべきか、幾つかの視点があるわけでございまして、基本的には私どもといたしましても、これらに対しましての当時の考え方、新しい星を求める、こういう姿勢につきましては、変わっておりませんが、十分慎重な中で、しかも議会の皆さん方の御理解を得るデータに基づきまして進ませていただきたいというのが私の考え方であるわけでございます。 ただ、御参考に申し上げておきたいと思いますが、今
企画調整部長がちょっと申し上げましたが、例の新幹線の駅に絡みまして、相当細かく細部にメスを入れまして、この中で、新
交通システムを採用した場合に、プラスになる、黒字になると推定される地域、赤字になると推定される地域、こういうものも十分専門の関係で調査させていただいたことがあるわけでございます。これらを新しい行政に対しまして当てはめてまいりますと、この問題とは別に新しい新
交通システムに対しましての採算の推定ができるという路線も推定できるわけでございまして、これらに対しましては、ただいま申し上げましたように、十分新しいものを好む、こういうものだけじゃなくて、一般のバス路線、あるいはガイドウエーバス、こういう問題、あるいはもっと新しい施策等に対しましても、広く目を向けながら、新しい将来の交通に対しましては、変わらない一つの誠意を持って、熱意を持っていきたいと、こう思うわけでございまして、よろしくお願いいたしたいと思います。 それから、立体化の問題につきましては、既に私お答えしておりますから、あえて申し上げませんが、担当部長がお答えいたしまして誤解を受けましたのは、担当部といたしましては、状況を御報告いたしましたものですから、何が通過しておらぬから云々ということになったわけでございまして、私どもは全く同じ考え方であるわけでございまして、できるだけ早く考えるべきであろうということであるわけでございます。 御承知のとおり、できそうですから、御質問がなかった問題が、名古屋岡崎線との関係等に対しましては、既にあのように進んでおるわけでございまして、これらに対しましても、御評価を賜りたいと思うわけでございます。 私になりましてからの駐車場の関係というのは、担当部が多く広がっておりますから、私自身も聞いておりまして、こんなはずがないがなと思いましたが、あえてここで云々は申し上げませんが、太陽の城の前の露天駐車場から、市民会館から、地域の市民ホーム、文化施設の関係、あるいはJRの駅、あるいは愛環の駅の関係、これらはもとは少なかったわけでございますが、駐車場関係というのは本当に相当までさせていただきましたが、まだ全く不十分であるということを肯定いたします。これらを体しまして、中央総合公園に対しますところの第1次計画 6,000台、こういう構想にもつながったことも、あわせて申し上げておきたいと思うわけでございます。 それから、民営駐車場に対するところの問題というのは、これは私も、私自身がお答えしたとおりでございまして、康生の地域に民間の出るときにこれをどうするかということを内部で論議したぐらいでございますから、将来的にはこれらに対しましても、議会の御理解を得る範囲におきまして考えていきたいと思うわけでございます。 それから、政治姿勢の中におきまして、市民対話との関係でございますが、これは岡村議員さん一遍、私が失念しておるかもしれませんが、矢作で一生懸命でやりましたんですが、先生のお顔だけ見えなかったわけでございます。私は、そんな覚えがございますから、自分の言ったことを忘れぬわけでございまして、ただ、必ず申し上げますのは、これは一つの考え方を申し上げましょう、ただし、どの橋がどうかとかこうかという問題は、これは御参加くださいますところの議員の皆さん方の御議決がございません限りにおいて、一つも結論が出せません、こういうことを常に前提で申し上げておるとおりでございます。 ただ、私の方で申し上げておるのは、既定年度予算の中におきまして執行が決まっておる、こういう問題に対しましては、これは隠すべきでございませんから、申し上げておりますが、こういう意味でございますものですから、ひとつ御理解を賜りたいと思います。この運営等に対しましても、これは幾つかの方法がございまして、今まで全小学校区でやるという御発想もあったときもあるわけでございますが、今はまだ横着をしておるという御批判もあるわけでございますが、これまた主催者側の御意向を聞きながらやっておるということでございまして、御理解を願いたいと思うわけでございます。 それからもう一つ、諮問機関に対しますところの同一人物という問題、これ実際そうなんですが、多くの団体の責任者を集めますと、一番どなたも不公平に見えないメンバーになるわけでございますが、逆に申し上げますと、多くを兼務される、兼務された方は大変なことでございまして、本当に大変な関係を依頼しなくちゃならないと、こういうことも実はあるわけでございます。しかも、専門分野におきましては、むしろ専門分野、実行分野ということになってまいりますと、本当の声を聞いた方がいいんじゃないか、こういうこともあるわけでございまして、今後の運営姿勢に対しまして、ひとつ十分御理解を願いたい、また御批判も願いたいと思うわけでございます。 それから、大学の関係、やめる気かということでございますが、こういう質問をされますと、何か意欲的に反発して「やりますよ」と、こういうことを誘発されますと、ちょっとこれ弱いものでございますが、私はそのように公約をさせていただきました。大学設置ということ、今までは誘致であったんだが、設置も含めて考えましょう、こういうことを公約させていただいたことも事実でございます。しかし、この公約を盾にとりまして強硬に進めますときに、非常に問題があろうということでございまして、多くの理解を深めるためにおきまして、このような発想、同時にこれは一つの発想でございまして、これを決めていただくのは、大学設置特別委員会等の議会であるわけでございまして、これらの発想をともに受けながら、将来の岡崎に対しまして間違いない運営と方向を求めてまいりたい、こういうことでございますので、この点につきましては御理解を願いたいと思うわけでございます。 これに関連いたしまして、
思いつき行政とおっしゃいますが、
思いつき行政というのは、悪く言いますと朝令暮改ということになるわけでございますが、よく言いますと、新しい発想、こうなるわけでございまして、今地方自治に求められているものは、新しい発想、決して私は市長の発想とは言いません。本当に議会や市民やそして職員が一緒になりまして、新しい発想をつくる時期であろう、こういうこともあるわけでございますが、私は内部の姿勢といたしましては、常に私自身も各部から出てきた発想に対しまして、全く違った質問をする、あるいは方向を出す、そしてこれに対して的確な反響、対策が講じてくるならば、これを是とする、こういう皮肉な行政というんですか、こういうことを内部では検討しておるわけでございまして、私自身が反省いたします分野におきましては、決して思いつきを云々するということでなくて、思いついた発想というのは、もう一遍全く発想の違った立場でこれを壊してみる、こういうことを繰り返しながら御提案をさせておっていただくわけでございます。これは、慎重論からいきますと、こういうことになります。そうかといいますと、きのう御質問があったように、もうそろそろ決断を持って、勇気を持ってやれというおしかりもあるわけでございまして、この辺が非常に難しいところでございますが、重々ひとつ心しながら研究を進めてまいりたいし、またこのような形でもって行政を進めてまいりたいと思うわけでございまして、御理解を賜りたいと思うわけでございます。 なお、私の個人的な問題ではございますが、
奥殿陣屋に対します借地を、やめてから継続するかということでございますが、別にやめるということを言っておるわけではございませんし、ここで、やめてからどうするかとか、おれが死んでからどうするなんていうことを私はよう言いませんものですから、これはちょっと御答弁を控えさせていただきたいと思います。 ただ、ここで一言だけ申し上げたいのは、私のみでなくて、大幅に付近の方々が、山林や土地に対します御理解を得ておるわけでございますものですから、私が市長をやめるとか云々とかいう問題でなくて、私が死んでからでも、子供たちはこの周辺の方々と同じような姿勢でやってくれるんじゃないかという期待を持っておるところでございまして、ともに岡村先生、息子の時代になりますと、なんとするかわからぬわけでございまして、ここまではひとつお許しを願いたいと思うわけでございます。 それから、きのうの澤議員さんの関係で、途中で云々があったわけでございますが、これらに対しましては、こういう問題もあろうと思っております。なるほど今岡村議員さんがおっしゃるような手法ではございますが、逆に申し上げますと、本当に5戸、10戸という小さな集落であっても、これを持っておられるということもあるわけでございまして、これを一挙に解決するということはなかなか難しい問題でございまして、往時は、これらに対しましては、建築費の関係のみでございましたが、私になりまして2年前に、建築費だけではとても部落集会所をおつくりなさる場合えらいでしょうと、用地に対しましても、せめて同じぐらいやれないか、こういう発想から第1段階として用地までさせていただくということでございます。これが多いか少ないか云々かということは、今後の問題であろうと思いますが、補助関係からいきますと、一挙倍額にしたとも言えるわけでございまして、これらの行政姿勢は御批判を願いたいと思うわけでございます。 おおむねお答えしたと思いますものですから、落とした問題がございましたら、またお答えさせていただきたいと思います。よろしくどうぞひとつ……。
○議長(
近藤隆志君) 23番
岡村秀夫君。
◆23番(
岡村秀夫君) 答弁漏れの点も含めて、お伺いしたいと思います。 最初に御答弁いただきました関係の税務の関係ですが、これは国が明細書を発行するようにという指導をしてくると、こういうことなんですが、やはりこの問題は、国が出さなくても、本来で言うなら、今の電算化時代の中で、令書に合計額を書く前にわかっておるわけですから、本来明細書は、本人が交付を申し出れば、市の
固定資産税課で無料で交付してくれればいいわけですよ。しかし、現実に私が行ったときには、こういう言い方なんです。「閲覧の時期に見に来るようにしなさい」、あるいは取りに行くと、今度は「証明手数料をよこしなさい」と、こういうことです。税金を納める人が納めやすいようにするために書類を取りに行く。なぜ令書以外の明細書を出すときに金を取るのかということになるわけです。ですから、国が言っておるのは、無料だということなんです。だから、そういう手法を早い時期にとれると思うんです。やはりそういう考え方を、難しい事務があるわけじゃないわけですから、早急に解決するようにしていただきたい。 それから、
守秘義務の問題です。これは、私今、愛知県の全体についての問題を申し上げましたけれども、
守秘義務というのは、確かに公務員にとっては大事です。しかし、税の公平化という問題については、納める側の国民にとって、県民にとって、市民にとっては、一番大事なことなんです。そういう認識のない中での納税というのは極めて難しい。だから、滞納が起きるわけです。特に市街化区域内の農地だとか山林だとか、あるいは雑種地が、いわゆる宅地比準方式によって宅地並みに評価をされて課税をされるわけです、相続税、それから贈与の場合は。特に不公平感を生じるわけですから、先ほど説明がありましたように、税務署が示すと言いましたけれども、税務署が示すのは地図じゃなくて位置だけなんです。道路の路線番号と位置だけなんです。ですから、本人は頭の中で思い浮かべながら役所に聞きに来ると、役所は見せてくれないと、こういうことになるわけです。これ、近隣では岡崎市役所だけです。恥ずかしいです。ですから、そういう意味で、岡崎市役所も早急にこの問題を解決していただきたい、こういうふうに思いますので、次回の議会までに解決してなかったら、もう一回聞きます。 それから、新
交通システムについては、これはお答えがあった内容でいいと私は思います。実際考えてみて、主要駅では3万人ぐらいの乗降客がないと、採算が合わないわけです。これを、例えば
公共輸送機関だということで市が持つとか県が持つとか、あるいはどこかの鉄道会社にやれといったって、これは嫌だと思うんです。ですから、既存のそうした路線バス等を、あるいは街路バス等を組み合わせながら、新しい体系を考えるということじゃないと、
モノレールにしても、それから地下鉄にしても、
ミニ地下鉄にしても、大変なことだと思うんです。そういう意味では、それについては理解できますけれども、その辺の考え方についてお伺いをしたかったので、したわけです。 それから、西三河の庁舎問題です。この問題は、ここに資料がありますけれども、地域の住民は、市道の廃止は、地域の住民に市が示すべきだと言っておるわけです。県が総合庁舎計画をつくって、市道が廃道になるんだということで、一般の住民の方が先に知ってしまっておるわけです。市の方は知らないわけです。11階建ての高層ビルが建ち、5階建ての駐車場ができ、 380台の車がとまり、そして川の左岸へ出るわけですね。そうすると、そこから信号まで70メートルしかないわけです。殿橋70メートルです。そうすると、70メートルの間に信号が二つあるわけです。こういう形で西三河の総合庁舎から出てきた車があそこを通れるかどうか、考えてみてください。現況では3台です、信号1回で。あそこから 380台の車が一遍に出ることはありませんけれども、出たらどういう状態になるか。ふくそうしてしまう、事故が起きるという現況は必ずあるわけです。それらの問題についてどのように考えておるか。やっぱりただ単に一方通行を解消するだけの問題ではないと思いますので、その辺。 それからもう一つは、庁舎の移転に岡崎市が、例えば吹矢の駐車場なら吹矢の駐車場を提供するといって、県が「うん」と言ったら、岡崎市はいいのかどうか。その辺の問題についてお答えがなかったので、改めてその点もお答えをいただきたいし、県の方から岡崎市にやりたいというのは、要望があったはずです。県は「した」と言っているわけです。岡崎市は「ない」というのはおかしいから、その辺の答弁の食い違いについて再度お尋ねをしたいと思います。 それから、時間の関係ですから、簡単に市長にお伺いします。私が場当り行政だという言い方、こういうことなんです。例えば、市民病院の問題です。12月議会の中で、たしか公明党の河合議員だったと思いますけれども、お伺いしたわけです。そのときは、場所については、適当な場所を物色中だと言ったわけです。ところが、それから半月過ぎた年頭所感には、市長、高隆寺って書いてあるじゃないですか、北部ということで。あるいは、新年恒例会の中である代議士は、あそこの総合公園の中に市民病院をつくるための保安林解除については努力すると、こうあいさつしておるわけですよ。じゃ、市長は議会には言えないけれども、外に向かっては言えるのかということなんです。 それから、大駐車場の問題は評価します。これは市長が47年の3月に大駐車場構想を出した、そのまま動いています。 6,000台の駐車場、立派なものだと思います、評価しますけれども、この総合公園の中に市民病院をどうのこうのという問題から、当初は、50万坪の中でということだったわけです。その後、よく調べてみたら、いろんな関係で60万坪になった。これは、そうすると開発公社で買ったんだと思いますけれども、実際に買った面積はどれだけなのか。例えば、馬の背のようなところを買ったと言われましたけれども、それがどれだけなのか。60万坪になったのが、縄延びになったんだということになると、これはちょっと市の買い方として、帳簿上の図面表示、そういう形でやったものだったら、買ったんじゃなくて、詐欺みたいなものだと思います。実際50万坪で買っておいて、60万坪あったら、これはおかしいと思うんです。それは、求積の仕方によって違うことはわかります。わかりますけれども、やっぱりそれは実測でやるのが普通じゃないかと思うので、そういう気がするわけです。 それとあわせて、市民病院の問題は二転三転しておるわけです。あそこへやろうと思ったら、厚生省の関係の問題、農水省の関係の問題で難しくなったと。そして、あの中はできなくなったと。仮定では、ウエルネスセンターの横につくりたいと思うという構想があるとか、今度は周辺部という形で、ずっと一貫性がないわけですよ。だから、あの辺につくりたいという意向なのか、それとも全くほかのところでも構わぬから、適当な土地があったら探せということなのか、探してつくりたいということなのか、その辺もひとつお答えをいただきたい。 それが、例えば市民病院、私はどこへできてもいいわけです、そのことは。とてつもないところじゃ困るけれども、今示されている位置ぐらいのところなら、やっぱり医療機関としてはやっぱり2万坪ぐらいの土地は要るだろうと思うから、それでもいいわけですけれども、やはり一貫性がないというところに一つの問題があるわけですから、そういう点も含めて、再度お答えいただきたいと思います。 それから、話し合う会、考える会の問題ですが、私は時間の関係で簡単にしますけれども、実際にその運用によって、市長がその考える会の中で出されたものを自分でまとめて議会へ出されてくるという形についてはどうかということを言ったわけです。誤りじゃないかと。やはり議会の42人も公選で出てきておるんだと。そこから持ち上げたものも含めて、その中で検討の俎上にのせるというのが本来の議会制
民主主義じゃないかと私は言っておるわけですから、その辺についても再度お答えいただきたい。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) まず、考える会に非常に大きな差がございますから、申し上げておきたいと思います。むしろ岡村議員さんがおっしゃるように、私も議会出身でございますから、大きな政策を考える、こういう問題を考える会に委託せよということは、全く違うわけでございまして、むしろ議会の方針を実際に執行する上におきまして、多くの市民の理解と協力が必要であろう、こういうことから、きのうからたびたび御説明しておりますのが、河川浄化にいたしましても、ごみの問題にいたしましても、こういう問題を相当処置をしていきませんと、実際運営ができないということ。あわせまして、JRの東駅、こういう問題等に対しましても、こういう問題は、これは現況も南考会とかいう会がございますが、これも大変苦しんでおられます。そういう会等が本当にこの地域を民主的に考えよう、こうおっしゃる御発想があるならば、このぐらいのものはこの中へ入れて考えさせていただく、若干の調査費を組ませていただくことも必要じゃないか。幾つかあるわけでございまして、河川浄化、きのうおっしゃいましたところの農村下水、地域下水、こういう問題等を含めましてたくさんあるわけでございます。基本的には私は、議決事項にかかわるようなものを直接やろうという気でないということをひとつ御理解願いたいと思うわけでございます。 それから、例の市民病院の関係で、言が左右しておるとおっしゃいますが、私は心理的には、自分は全く変わっておらないと思っておるわけでございますが、これは御表現でいろいろな御批判があろうと思いますが、私の方は、まず申し上げておきますのは、当初から市民病院は中央総合公園付近にと、こういうことで新病院の位置を選考させていただくということで、今の現地改築を御理解願いたいという御報告を出させていただいたことでございます。その次には今度は、私は、それであっても、まだ自分の気持ちを申し上げました。せっかくだから、中央総合公園のウェルネス関係の中でできてしまうとすると、土地を買わなくても済む。行政からいきますと、土地を買わなくても済むというメリットがある、こういうことも推察をいたしまして、国の関係、あるいは直接の県の治水課とも十分詰めてまいったわけでございます。これらに対しましては、あるときにおきましては、非常に明るい曙光が見えてきた、あるときにおきましては、非常に暗くなってきた。こういう問題が左右されまして、そして結論的には、こればかりぼっておるよりも、中央総合公園付近という体制の中におきまして、第3の土地、地域ということ、この付近も考える必要があるんではないか、こういうことを踏まえまして、できるだけ早い時期にこれらの構想を具体化いたしまして、御協議を申し上げたいということでございます。 なお、高隆寺云々と言いましたのは、中央総合公園といいますと、すぐに高隆寺と、こういうことを言いますものですから、あえて高隆寺という名前が載ったということでございまして、別に高隆寺町だとか、才栗町だとか、こういう固有名詞ではございませんから、慎んで御訂正をお願いいたしたいと思うわけでございます。 それから、50万坪、60万坪という構想に対しまして、これは岡村議員さん、そんな縄延びじゃないわけでございまして、こいつは専門の方がございますし、おのおの買収関係につきましては、議会にもお諮りいたしまして処置をしておるわけでございまして、当初一般論で言いますと、中央総合公園は50万坪の買収計画ということで、漠とした方向を出させていただいたわけでございます。しかし、おおむね計画と実態とは減ることが多いわけでございますが、付近住民の御理解もございまして、そして中央クリーンセンターの用地、これは中央総合公園ではございませんが、これらを入れますと、約60万坪になってきました、こういうことでございますから、この表現に対しましては、ひとつ御理解を願いたいと思っております。縄延びとか云々と、こういう問題では決してないわけでございまして、じゃ、50万坪と言ったから、50万坪よりも1坪も余分に買わぬとか、こういうことでないわけでございまして、御承知のとおり、計画公園の延長、あるいはこれらに対しましては、本市だけで云々、市長の思いつきで云々できる問題ではないわけでございます。これらに対しましては、ひとつ御理解も賜っておきたいと思うわけでございます。 それから、地方事務所、県土木を含めましての関係等でございまして、私のところへ来ております構想といたしましては、この移転の構想があるというときに、私はどこということはあえて申し上げませんが、ちょうど岡崎市も困っておるところの、困っておるというと、また県の方に失礼ではございますが、移転をいたしたいなと思っておる県の施設もございます。あえてここで明示は避けたいと思っておりますが、ちょっとこれは将来の構想の中で、この施設も一緒に動いてくれるとぐあいがいいなという施設も二つばかりあるわけでございまして、できることならば、そういう総合庁舎の中におきまして、県の施設が1カ所に集まってくれぬだろうか、こういうことに対しましては、ひとつ担当の方で用地のあっせん等、御協力申し上げていきなさいよ、問題は、県の施設を総合的に集める、こういうことに対します関係はしなさい、こういうこともしまして、一部いろいろな候補地も出させていただいた経過も仄聞しておるわけでございます。 何と申し上げましても、県所有地の中で県がやるということでございまして、私どもといたしましては、このような問題がこうしてある以上は、十分ひとつ原点に返りまして、地域の理解が必要であろう。これは、市がやるべきか、県がやるべきかという問題もあるわけでございます。あわせまして、今度は西三河全体の県議団の動きということに対しましては、議会の皆さん方もひとつ十分御理解というんですか、岡崎の実情を体しながら、ひとつ政治的な分野も含まれてこようと思いますものですから、いろいろひとつ御指導も今後賜ってまいりたいと思うわけでございます。 我々事務分野といたしましては、なかなか難しい問題であるわけでございますが、ただ、最後に申し上げたいのは、直接岡崎市の住民に迷惑のかかるということを極力避けるところの工法、あるいは施策、こういうものに対しましても、十分今後も詰めてまいりたいと、こういうことは申し添えておきたいと思うわけでございます。 以上、私から……。
○議長(
近藤隆志君) 税務部長。
◎税務部長(足立眞一君) 明細書の関係の先ほどの自治省の方からの指導によって今後詰めてまいりたいと、こういうような御返事をしたわけですが、再度の質問でございますので、これは当初、今義務づけに、税法上で納税通知書の記載義務とか記載事項の規定の中には、この明細書は当初から送らなくてもいいことになっておるわけですが、そうかといって、なぜ送らないんだというようなことになろうかと思いますが、この辺につきましては、先ほど申し上げましたように、私どもといたしましては、今後出すということになれば、県下と同じような歩調で、県の指導を受けながら取り進めていきたいということでございます。 先ほども申しましたように、自治省の方の、私の先ほど把握したということは、これは税務経理でございますが、昨年の6月のときに出された内容でございますが、趣旨としては、
固定資産税の信頼性を確保するために、この明細書を送るような指導をするというような事柄が伝わっておるわけでございまして、そういった中で、たまたまこの6月、昨年のときには、たしか神戸市でしたか横浜市でしたか、新聞でちょっとにぎわったような例もあるわけでございますが、皆様方納税者が物件をどのように評価というか、税額という内容がわからないということはあろうかと思いますので、その辺は県からも指導があると思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 また、この辺につきましての御提議につきましても、早速私どもといたしましての指導機関である県の方にも御相談させていただきたいと、このように思っております。 それから、今これについての明細書、無料のお話が出ましたが、やはり国の税務行政、県の税務行政、地方の税務行政と、それぞれありまして、今の所得税で使う場合には、期間を決めまして、そうした所得税申告に必要だからとお申し出があった場合に、その証明は無料では出しております。それは1月の早々からでございますが、たまたま12月ごろに、前の月に早目に準備したいということで、私の借家のところの証明を下さいとか、全体の証明を下さいとおっしゃったときに、そのときにはやはり手数料条例によりまして免除という規定はございませんので、あしからず御理解いただきたいと思います。 次に、
守秘義務の関係でございますが、再三申し上げるようでございますけれども、図面のどの程度まで範囲ということになりますと、ちょっと例を申し上げますと非常に……。よそが出してみえるという内容は、口頭であるのか、または文書で証明みたいな形で教えておると、一宮さんなら一宮さんがというようなこともおっしゃったわけですが、これはやはり、規定から、税法上で言いましたら、その秘密に抵触するということになるわけでございます。と申しますのは、先ほど申し上げましたように、比準する価額が、これが申告者で言いますと、自分の農地が市街化区域であるために、この価額を算定するときに、路線価だとか、それから隣の人の宅地が幾らだということを税務署さんの方は、それをもって財産評価基準があるわけでございますけれども、そのところの比準を市の方に求められますと、これが市の方がその方の土地の一番近い比準地の宅地はこことここと、1カ所だけじゃないわけですね。たくさんありますので、そこでその方が利益と申しますか、簡単に言うと、安くなる場合、その土地が、自分の土地が安くなる場合と、こちらに比準すれば高いと、こちらは安いと。そうしたときに、どちらをとってあげるかということは、私どもの方の資産税課の方でこれを決めたときには、これは問題があるわけでございますので、そういったことから、
守秘義務ということに抵触するということで、税務署さんの方には、同じ税務署さんの方が職権でもって閲覧されました私どもの課税内容のものを持っておられますので、そちらでお願いしたいと、こういったことで、お知らせもしていないということでございます。 先ほど私も実際、内容、事情等は把握をしておるわけですが、さらにそういったことも踏まえまして、税務署さんの方の意向、または私どもといたしましても、一宮さんが出しておるのに、何でやれぬのだと、こういうことにつきましては、確かに検討する余地があるということについて、再度私の方は十分確認をさせていただきますので、その旨またひとつよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 総務部長。
◎総務部長(天野正彦君) 県議選に絡みまして、
人権擁護委員、民生委員、こういった方の選挙運動、こういったことはどうかというようなことで、注意をしたかというような御質問でございます。選挙管理委員会の方といたしましては、県議選、3月29日告示ということで、既に選挙の準備にかかっておるわけでございまして、前回のときにも御質問がございました立会人等、こういった方の選定につきましては、特に政党だとか政治団体に関係した人は抜いてくださいだとか、それから当該選挙の候補者と直接利害関係のある人はもちろんですが、選挙人から誤解を招いたり、中傷されるようなことのないような人を選んでくださいということで、投票管理者職務代理者、これは市の職員でございまして、おおむね地元の職員でございますが、そういった者に
投票立会人の推薦等をお願いしておるわけでございます。 私ども、明るい選挙推進ということで、1月の下旬に政治講演会等も開いておりまして、大勢の方が集まられたというようなこともございます。そのときにはチラシ等を配りまして、明るい選挙を推進していただくようにお願いしておるわけでございます。ただ、個々の団体等につきましては、やはりそれぞれの担当の方から機会あるごとにお願いしていただくように私の方からもお願いしておきたいというふうに思っております。
○議長(
近藤隆志君) 23番
岡村秀夫君。
◆23番(
岡村秀夫君) 限られた時間ですから、簡単に言います。 市長さんがさっきお答えいただいた中で、答弁は要りませんけれども、私が言っておるのは10坪や20坪じゃないです。50万坪から60万坪というと、10万坪ですよ。だから、そういう問題があったから、どうなんだということでお伺いしたわけですし、それと市民病院の問題についても、現地改築から、今あの周辺、家の適地というような問題まで、1年間の間に目まぐるしく変わるから、場当り行政じゃないかという言い方をしておるわけです。そういう点もひとつ十分踏まえて、今後対応していただきたい。 それから、税務行政については、
守秘義務の問題はわかります。わかりますけれども、税の公平化、公平課税という問題についてどういうふうに考えるかということがやはり中心でなかったらいかんと思うんです、徴税の姿勢では。そうじゃないと、旧来の官僚姿勢になってしまうんじゃないかという考え方をしますので、その辺は十分御高配いただく中で、対処していただきたい。 以上申し上げまして、質問を終わります。
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) ありがとうございました。久しぶりで岡村議員さんの鋭い御指摘も受けながら、そしてまたおわかりいただけたんじゃないかと思うような御発言もございまして、やっと安心したわけでございますが、何か右と左がかわりまして、何か変わったんじゃないかなと思いましたが、私の方も十分ひとつ、真ん中を注目しながら、そして将来の岡崎市の構想に対しまして、鋭い御指摘の中に、我々が執行しておりましても、これはいい部面と、長所と短所が裏腹にあるわけでございまして、この裏の関係というものを決して知らないわけではないわけでございますが、全体的に推し進めるものと、こういう問題もあるわけでございまして、今後ともにできるだけ私どもの方も、そういう誤解のないような行政に心して進みたいと思いますので、よろしくひとつお願い申し上げまして、御答弁にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
近藤隆志君) 暫時、休憩いたします。 午前11時23分休憩
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△岡田満議員の質問 午前11時35分再開
○議長(
近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 9番 岡田 満君。 (9番 岡田 満君 登壇)
◆9番(岡田満君) さきに提出してあります通告書に従って質問を行ってまいります。 最初に、市政の安定と継続性についてということで質問をいたしたいと思います。 昭和30年に岡崎市へ合併して以来、私は一市民として市議選を初め市長選、県議選、あるいは衆議院選挙などに、地元岡崎を愛する立場でかかわってきました。たまたま55年には、市政モニターとして1年間よく観察させてもらいました。悲しいこともありましたが、「過去にかかずらう者は未来を失う」ということを大政治家のチャーチルは教えておりますので、前向きな姿勢で、確かな市政が展開されていくことを願って、 (1)の質問に入ります。 市民の願いは、安定した市政の運営にあると思います。そこで、市長はさきの提案説明の中で、「市長就任以来10年、均衡と調和を掲げ、常に市民サイドに立って、かたく、地道に、計画的に市民福祉の向上を目指し、生活関連の諸施策を推進し、公共投資、社会資本の充実に全力投球をしてまいりました」と言われております。このことについては評価をするものでありますが、時には空は青いとか、水は冷たいとか、そういうことをきちっと感じておかないと、そうした当たり前のことをしっかり感じておかないと、人も枯れてしまう、こういうことを、せんだって行政視察で神戸の方へ向かう新幹線の中で発見いたしまして、思った次第でございます。 そうしたことを思うとき、市長を頂点とする理事者側と市議会は車の両輪とするなら、市民の幸せという心棒を軸にして、安定した回転が市民の願いであると思います。そうした観点から、市長のお気持ちをお伺いしたいと思います。 それから、次の (2)の問題に移ります。市より国、県に要請する施策の実現のためには、パイプの太さは十分かということでございますが、これは世俗の言葉を使いまして申しわけございませんが、今現在我が岡崎市には、国政のパイプ役として、やっと政務次官が誕生されました。県政においては、太田光二先生以来、議長が出ておりません。また、近藤春次先生以来副議長も出ておられません。こうした観点から、いわゆる大物政治家と言われる人が地元にあるということは、国、県の予算の還流が非常に違うわけでして、ぜひこの辺のところを一度考えながら、これからの市の発展のためにも必要ではないかと思いますので、この点についても市長のお考えをお伺いしたいと思います。 次に、 (3)でございますが、第4次岡崎市総合計画が発表されまして、この推進にはいろんな大きなプロジェクトがありますので、首長である市長職の継続性が肝要であると私は思いますが、市長の見解をお尋ねいたします。 次に、大きな2番の問題ですが、心の時代を迎えるに当たってという問題でございます。 ことしの正月の新聞で見ますと、21世紀は心の時代だということが出ております。市長は、先日の文協芸能祭のあいさつで、物の豊かさから心の豊かさが求められている。また、心の文化という言葉を使っておられます。教育長も、心の豊かさ、ゆとりある生活、人間性を取り戻そうとする機運は高まるばかりという言葉遣いをなさっております。こうした中で、愛知県21世紀計画、愛知魅力社会というテーマの中に、21世紀に向けて全体としては温かい人間的な心のつながりや、潤いといったことが大切になるとうたってあります。こうしたことを背景にして、 (1)の質問に入ります。 小学校の道徳の時間、中学の道徳の時間に使われておる「明るい心」、「明るい人生」という副読本があります。これは、岡崎からもこの企画、編さんに携わっておられる中村 巽先生を初め早川先生、光岡先生、松田先生など、非常に有能な先生方がこの編さんにかかわっておられます。この本の中で、一人一人の児童生徒に道徳的に望ましい考え方や感じ方を発見させるとともに、自己を内省して、道徳的価値を身につけ、主体的自覚を図ることにより、道徳的実践力を育成する、そういうことが書かれており、道徳の授業の本来の目的が達成されることを主眼にしてこの本ができておるということが書いてあります。私も目を通させていただいて、本当に質的に高く、効果的な指導が期待できるものだと思っております。 こうした中で、これから21世紀を迎えるについて、いわゆる心の時代という観点から見ますと、もう少しこの内容について節度、あるいは公徳心などの部分を多くしていただけるなら、いいじゃないかと思いますので、この辺についての教育長の見解もお伺いしたいと思います。 次に、 (2)の道徳の授業の必要性、このことについてお伺いいたします。道徳の時間は、週わずかに1時間、年間35時間と決められておるようでございます。さきに岡崎青年会議所の広く教育に関するアンケート調査によりますと、道徳問題に関する関心度は、昭和53年には1位でありました。また、63年には、いじめに次いで2位の関心度を示しております。これほど関心の高い道徳の授業というものがどれほど実際に行われておるのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。 次に、 (3)の心の豊かさを求める時代とは、どんな時代になるだろうかということでございますが、今の小学校の4年生の子供が成人するときには21世紀に入るわけです。また、現在の日本は、世界に比類を見ない高度技術を持った平等社会になっております。こうした平和で安定した日本の社会にあって、今から10年先、21世紀に向かうに対して、今の学校教育が教育として進めていく、指導していくものはどんなものだろうかと思う次第でございますが、先の話で恐縮でございますが、教育長のお考え、思いをお聞かせいただきたいと思います。 それでは、大きな問題の3に移ります。農業の振興策についてお尋ねいたします。 ウルグアイラウンドも間もなく始まりますし、米の自由化も時間の問題と言われる現在でありますが、こうした中で、岡崎市の農業をどういうふうに支えていくといいますか、振興していったらいいか、その辺のお考えを伺いたいと思います。 まず、 (1)の施設園芸農業の活性化対策についてお尋ねいたします。現在多くのイチゴ、あるいはナスというものが施設園芸として栽培されております。大いに農家にとっては今までは潤ってきたものでございますが、これから先に向かって、何か活性化対策があるかどうか、お尋ねいたします。 また、新しい作物を導入して活性化を図る計画があるかどうか、その辺についてもお尋ねいたします。 次に、 (2)の土地利用型農家の育成についてお尋ねしたいと思います。暮れに就任されました近藤農水大臣は、杉浦政務次官との会話の中で、「日本の農産物は、自由化すれば負けるという気分が強いが、世界的に高所得の国民は高級品指向になっているから、そういう国に日本の品質のよい農産物を輸出する。価格より品質という人たちに輸出するようになれば、青年たちに夢と希望を与えることができるでしょう」と言っております。生活の中にも、農産物にも自信を持って、高級品で国際競争力を持つことが大切であるとも言っております。土地利用型の農業で国土の狭い日本では、この方策以外には有効な対策がないのではないかという結論で話が終わっておりましたが、岡崎市において土地利用型農家の育成対策についてお聞かせいただきたいと思います。 また、そうした中で、水田の転作の現状はどうか。水田農業確立対策事業の概要など、そして最後の土地利用型農家の育成方針など、お尋ねしたいと思います。 それでは、次の (3)の農業共済事業の変革についてお尋ねいたします。これは、さきの議会でも少し問題になったと思いますが、過渡期に来ておりますので、詳しく説明をいただきたいと思います。 まず、農業共済組合の市への統合はいつか。県の組織整備計画はどうなっておるか。西三河の組織整備の状況はどうか。岡額の統合の県への手続の状況はどの段階にあるか。事務所の設置予定場所はどうか。統合後の事業規模はどのくらいになるか。職員数と派遣元別の内訳などもお聞かせいただきたいと思います。また、家畜診療所はどうなりますか。建物共済はどういうふうになりますか。その辺について具体的にお答えをいただきたいと思います。 それでは、次の大きな問題の4、いよいよ地元の問題を少しお尋ねしたいと思います。 矢作地区市街化区域の都市計画についてでございますが、昭和45年に市街化区域の指定を受けて20年になりますが、そこに住まれる方が、私の周辺では世帯数が10倍を超えるほどになっております。そうした中で、小中学校、あるいは保育園、市民ホーム、こどもの家等々の施設は、おおむね適切な時期につくっておっていただいております。市道の舗装や改良、排水路の改良も、それぞれ要望にこたえていただいておりますが、問題は、国道、県道について、矢作川以西は、橋も含めて非常におくれておると思います。それがために、慢性的な交通渋滞を招いておることは、皆さんよく御存じだと思います。 こういうことを踏まえまして、道路整備計画についてお伺いしたいと思います。平成2年1月に矢作地区国一環境整備協議会が発足いたしまして、岡崎の田町を中心とした 810メートルの地帯に、ほぼ完成の状況にあります環境整備がなされておりますが、矢作地区に対しては、まだまだこの協議会が発足したばかりで、本当におくれておると言わざるを得ません。この対策が急がれるわけでございます。 次に、お答えいただきたい質問に入りますが、名岡バイパスの完成目標を、さきの代表質問の中でお答えになって、完成目標が平成8年とお聞きしましたが、どこまでが完成なのか、教えていただきたいと思います。 それから、豊田西尾線以西の完成、平成4年の早期供用を目指しておるというお話でございました。これは、私ども地元ですので、現在も工事が始まっておることなので、ほぼ見当がつきます。 それから、同じく名岡バイパスの平針交差から以西の工事の予定、この辺を私が聞き漏らしたかと思いますが、もう一度教えていただきたいと思います。 次に、豊田西尾線、国一以北の豊田市境までの改良の見通しをお尋ね申したいと思います。 それから、矢作地区については豊田、安城市と隣接しておりまして、こちらの県道との関連が非常に深いわけでございまして、以西湾岸道路、東海環状自動車道、さらには第2東名へのアクセス整備計画と、矢作地域からのアクセスについて教えていただきたいと思います。 それから次に、 (2)の広域下水道の工事の見通しについてお尋ねいたします。この問題についても、今議会で相当解明されてきましたけれども、矢作川流域下水道が4市4町を対象に昭和47年に着工されましたが、19年を経ております。この19年を経た現在でも、矢作川右岸の幹線の工事は一向に岡崎に進んでおりません。一体供用の開始の見通しがあるのかどうか。あるとしたら、いつごろになりそうなのか、教えていただきたいと思います。 次に、最後の質問ですが、 (3)公園の新設計画でございます。矢作公園が間もなく完成の姿になってまいりました。非常に喜ばしいことと思いますが、私たちが今市民の皆さんから要望をよくお聞きすることは、子供会が毎年夏になりますと、ソフトボール、フットベースというものをやります。そうした中で、そういうことを練習するグラウンドがないということから、 2,000平米、あるいは 3,000平米ぐらいの公園、広場を何とかつくっていただけないかということでございます。私どもは豊田にも接しておりますので、豊田の方へ出かけて、グラウンドを借りて練習するという、情けない状態にもありますので、ぜひ公園の新設をお願いしたいし、また計画があるなら、教えていただきたいと思います。 以上をもちまして、第1回の質問を終わります。 (9番 岡田 満君 降壇)
○議長(
近藤隆志君) 昼食のため、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 午前11時58分休憩
-------------------------------------- 午後1時再開
○議長(
近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 岡田 満君の一般質問に対して、理事者の答弁を求めます。 市長。
◎市長(中根鎭夫君) 岡田 満議員さんから、大変示唆に富みました御指摘を賜ったわけでございます。特に私の政治に対しますところの問題点もあるようでございますから、若干の問題を含めまして、謹んで御答弁をさせていただくわけでございます。 今いろいろ空の青さ等に対しましての比喩もあったわけでございまして、私も御拝聴しておりまして、よく古い言葉の中に、かみそりでは大木は倒せず、おのではひげはそれない、こういう言葉もあるわけでございますし、またいわゆる愛のむちもあれば、逆に褒める中の戒めもあるわけでございます。私は、岡田議員さんが市政の安定という中におかれまして、むしろこれは、おっしゃいましたいわゆる執行部と理事者、この二面性に対しましての安定を祈念しておられるというお心がここに出たのではなかろうかと思うわけでございます。そのような関係等を拝しますときに、私も前段で申し上げましたような企画から、構造からいきまして、大変ありがたい、このように存じ上げておるわけでございます。しかし、これだけの抽象論で終わるということは、不親切な答弁ともうかがい知れますものですから、若干私の今からの政治姿勢等に対しまして申し上げておきたいと思います。 今おっしゃいましたところの市政の安定と継続性、こういう問題は、私の任期という問題でなくて、岡崎市政という大きな視点に立っての御質問であろうと思うわけでございます。私もちょうど、これは竹内市長時代から市政に参加させていただいた覚えがあるわけでございまして、おっしゃいましたように、市政の変動、これは非常に大きな問題が歴史的に刻まれておるわけでございます。せっかくの御質問でございますので、私も正直に、具体的にお答えさせていただきます。 往時、岡崎公園のちょうど今駐車場のございますところに、竹内市長さんの末期に、ちょうど終わりでございますが、あそこへ岡崎の商業発展を期しまして、物産展示会場的な発想がございました。ここに対しましては、起工式を執行されたわけでございます。しかし、これらの問題というのがちょうど市長選の最中でございまして、これは全く日の目を見ずして駐車場に変わったという経過もあるわけでございます。その次の時代になってまいりますと、多くの皆さん方が御存じだと思いますが、スポーツガーデン、あるいは温泉開発というものが政治の論点になりまして、これがために途中で処分する、あるいは中止する、こういう運命が重なったことも事実であるわけでございます。しかし、これらの問題というのは、ともに今回顧してみますと、どれも必要なことであったわけでございます。ただ、どの時期に執行すべきかという、これだけの問題があったわけでございます。しかし、政治の不安定という中に、このような問題というのが提起されますことにおきまして、損害をこうむるのは、むしろ市民に対するところの大きな行政の停滞であろうと思うわけでございます。 そういう意味におきましては、私は大変ありがたいという意味ではございますが、前市長時代とのそのような政策上の大きな差異をなくして受け取ることができたわけでございまして、これがために私は継続ができたわけでございますから、今後におきましても、そのようなことは、私は非常に念頭をしていきたい、かように思うわけでございます。 しかし、私どもは、少なくとも一独政治であるとか、一党一派に偏した政治形態を堅持しようと、こういう問題でなくて、このような体制におきましての安定的な、岡崎全体的な政治の安定を期していきたい、私もこの任期いっぱいまでは、本当に市民から期待をされ、そして願望される政治を継承していきたい、継続していきたい、かような決意でおるわけでございまして、これは私のみでなくて、市の幹部職員を初め一般職におきましても、おのおのの職を退かなければならない時期が明示されておるにもかかわらず、その日までいわゆる公僕として努力をしておってくれるわけでございます。この点のことを考え合わすときに、私どもといたしましても、今御質問されました岡田議員さんを初めといたしまして、多くの議員さん方が、岡崎市の将来のために対しまして安定的な中で盛運の御隆昌を心から私も御祈念を申し上げたい、このような政治姿勢を申し上げまして、この政治に関係する姿勢といたしましての御答弁にかえさせていただく次第でございます。 国と県とのパイプということでございますが、国の県のパイプというのは、政治的なパイプと事務的なパイプがあるわけでございまして、私どもが担当するのは、言うならば事務的なパイプであるわけでございます。これらに対しましては、私の口から申し上げますと、越権ではございますが、非常にこのパイプは太いパイプで、しかも明確に位置づけられておると、こう信じておるわけでございますが、政治的なパイプというのは、これはおのおのの視点におきまして評価も変わってくるわけでございまして、これに対しましては、私からの公式な見解は省略させていただきたいと思うわけでございます。 それから、心の時代、こういうことに対しましては、そのとおりでございまして、十分ひとつ担当、教育委員会の方からもお答えがあろうと思うわけでございます。 次に、農業施策の問題等につきましては、具体的な問題でございますから、おのおの担当からお答えさせていただきます。 なかんずく矢作地区の関係等に対しましては、これまたさっきおっしゃいました安定的な政治を維持するためにおいても必要であろう。個々の細部の関係等に対しましては、部長からお答えさせていただきまして、お許しを得たいと思っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 教育委員会指導部長。
◎教育委員会指導部長(岩月健君) 心の時代を迎えるに当たってという御質問に順番にお答えしたいと思います。 まず、道徳の副読本と私ども呼んでおりますが、明るい心、明るい人生につきまして、愛知県じゅうの先生が集まって編集、内容の検討をしておりまして、大変高い評価を受けておる本でありまして、道徳の授業に使うということで、本市では市費でこれを購入するというようなことで、全小中学生に使ってもらっております。 内容でございますが、ちょっと分類いたしますと、四つの大きな分野がございまして、一つは自分自身に関すること、それから二つ目は他の人とのかかわりに関すること、それから自然や生命に関係すること、それから集団や社会とのかかわりに関すること、大きく四つに分けて、その中に幾つかの項目を当てて、それぞれお話が載っているわけでございます。それらを学校では道徳の時間に使ったり、あるいはテレビの視聴を通して、これは道徳のテレビ番組というのがございまして、それらを使うなどして道徳の授業を進めているわけであります。 御質問にありました節度や公徳心という項目につきましては、特に1、2年生でこれを重点的に扱うということで、やはり小さいころからそういう気持ちを育てることが大事だということで、1年、2年、3年生では、節度、自制、自立というような項目で、1年間で3時間、それから規則の尊重とか公徳心、権利、義務というようなことで3時間を充てて、重点的に勉強をしております。 なお、学校によりましてこれらの項目は選択が自由でありまして、全体で言いますと22項目ございますので、1年間に35時間あるうちの22をそれぞれ充て、残った時間は学校の実情に応じたり、先生方のお考えでいろいろな項目を、時間数をふやすというようなことをして、授業を行っております。 それから、道徳の時間の実態でございますが、私どもで集計した平均の時間をちょっとお話しいたしますと、小学校では29時間から32時間の時間数を確保している学校が大部分ということでございます。したがって、少ない学校で、6時間ほどほかの時間にそれが使われておると、こういうことでございます。それから、中学の方で申しますと、24時間から30時間ということで、その時間をお聞きになっておわかりになるかと思いますが、24時間というのは中学の3年生でございまして、卒業も早いとか、卒業に関するいろいろな行事があるというようなことで、3年生の時間数は24時間程度というのが平均でございます。 以上、道徳の時間についての実態であります。 教育長に豊かな心の教育と、豊かな心を育てる教育とはということを御質問でございますが、私の方で、私どもで常々考えておることをお話しいたしますと、やはり子供たちに人と人と触れ合っていく中で、相手への思いやりの気持ちを持つ、それから自然や生命を守っていく気持ちを育てる、これが私どもが考えております心の豊かさのあらわれではないかというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 経済部長。
◎経済部長(山田銀作君) 3番の (1)でございますが、施設園芸の活性化対策でございますが、まず第1点といたしまして、新規作物の導入でございます。現在オランダ原産の切り花のアロストロメリアという植物、花でございますが、これを試験栽培しております。今年度から初めて成果が出るというものでございまして、これが成功すれば、産地化を推し進めていきたいと思っております。また、ランの新品種の導入につきましても、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 それから、2点目の現在の作物における活性化対策とはとなりますと、今までにもいろいろと対策を講じてまいったわけでございますが、決定的なものもございませんが、現在計画中の農業センターの中で、イチゴの優良種苗育成施設や研究施設の設置を考えておりまして、その中で対策を検討してまいりたいと思っております。ただ、生産面だけではなくて、今後は流通機構の改善も大きな問題でありまして、現在でもイチゴは東京の生活協同組合へ直送いたしまして、生産者からも消費者からも喜ばれておりまして、今後こうした産地直売方式の導入など、流通機構の改善に力を注いでまいりたいと思います。 それから、 (2)の土地利用型農家の育成でございますが、まず初めに水田転作の現状でございます。平成2年度の転作等の目標面積、これは 850ヘクタールに対しまして 913.7ヘクタールが実施されたわけでございます。主な転作作物は、麦の 414.6ヘクタール、それから大豆の83.3ヘクタール、それから野菜の 110.2ヘクタール、その他他用途利用米の82.0ヘクタールでございます。 また、生産性の向上を図るために、46の地区の81の集落で 489.4ヘクタールのブロックローテーション方式による団地化転作を行っておるのが現状でございます。 それから、2点目の水田農業確立対策事業でございますが、転作を計画的に推し進めまして、定着化を図るための事業でございますが、農協や集落で推進するためのソフト事業としまして、排水路整備等のハード事業がございます。平成元年度から3年度にかけまして、土井町で16路線、 2,705メートルの排水路整備を行っております。 それから、3点目の土地利用型農家の育成でございますが、こうした水田面積の3分の1の転作を消化していきながら、中核農家の育成を図っていくわけでございますが、非常に難しいものでございまして、地域集落活動によってブロックローテーション方式の確立を図りまして、オペレーターによる農家の一体管理体制を確立して、オペレーターが土地利用型中核農家として自立できるようにしていくのが最善の方法と思っております。 その例といたしまして、六ツ美の営農住宅部会が16名の皆さんで 500ヘクタールの農地を管理しまして、このたび日本農業賞で大賞を受賞したということは周知のとおりでございます。 それから、 (3)の御質問の農業共済事業の変革等につきましての御質問でございます。順次説明をさせていただきますと、この農業共済事業は、かつて旧市町村ごとに実は農業共済組合で運営をされておったわけですが、昭和37年に旧六ツ美町が、その他の地域につきましては、昭和39年に岡崎市に統合されまして、このたび愛知県では、国の指導もございまして、県下で18の組合または一部事務組合に統合するよう指導いたしております。西三河地域では、平成2年の4月1日から、もう既に安城市を中心とした衣浦東部だとか、豊田市を中心とした豊田加茂、それから稲武を中心としました設楽の地域、これがそれぞれ一部事務組合で業務を開始しておるわけでございます。また、西尾幡豆につきましても、平成3年4月からやはり一部事務組合で発足の予定でございます。 それから、岡崎額田地区の県への手続状況でございますが、昨年の10月に事前協議を済ませまして、去る2月15日に伝染病組合から広域事務組合に規約の変更申請をいたしました。そして、この3月28日の組合議会を経まして、事務の認可申請をして、年度内には事業認可がなされるように準備を進めておるわけでございます。 それから、事務所の位置でございますが、予定でございますが、市役所の本庁の6階を予定いたしております。 それから、合併後の規模でございますが、水稲が 6,200戸の 2,346ヘクタール、それから麦が 1,260戸の 515ヘクタール、蚕繭が7戸の37箱、家畜が11戸の 2,183頭、果樹が 148戸の26ヘクタール、園芸施設でございますが、これは 230戸の 361棟と、こういう規模になる予定でございます。 この組合の職員でございますが、農業共済が8名と、伝染病が1名、計9名でやっていくという、そういう内訳でございまして、岡崎から6名、幸田から2名、額田から1名というふうになる予定でございます。 また、家畜診療所はそのまま岡崎におきまして存続して、組合の依頼に応じて診療を今までどおり行っていくというものでございます。 それから最後に、建物共済でございますが、岡崎額田で新しくまた建物推進協議会を設立いたしまして、従前どおり行っていきたいと思っております。 以上です。
○議長(
近藤隆志君)
開発部長。
◎
開発部長(加藤主計君) 矢作地区の都市計画についてお答え申し上げます。 最初に、道路関係で、名古屋岡崎線でございます。ここで、平成8年の完成目標というのはどこかというお尋ねでございましたが、これは名古屋岡崎線の鴨田から稲熊町までの未開通部分、この部分の用地買収を含めての完成目標が平成8年というふうに御説明申し上げました。 それから、この名古屋岡崎線につきまして、矢作地区に関係のあるところを申し上げますと、まず岡崎大橋につきましては、平成3年度完成予定ということはお話し申し上げました。 それから、その岡崎大橋は、現在豊田西尾線までの工事を関連で進めておりますので、この豊田西尾線から西につきましては、とりあえず 660メートル、現平針街道と申しますか、県道名古屋岡崎線まで、これの完成目標は、平成4年度の早い時期ということでございます。この先、安城市境までは、まだ目標年度は私聞いておりませんが、平成2年度で概略設計を行い、平成3年度で計画説明及び用地の測量、その後用地買収に入りたいというふうに聞いております。 それから次に、豊田西尾線でございますが、岡崎市が施行しております分は、豊田市境、北野町から橋目町の交差点まででございます。それで、御承知のように今年度も工事を 205メートルほどやっておりますが、これが完了いたしますと、この区間で 765メートル、約3分の1の完成ということになります。それで、平成3年度の予定といたしましては、矢作北保育園が移転できますと、その北保育園跡から交差点まで、この工事を平成3年度に行いたいというふうに考えております。 なお、北の方につきましては、県道の鴛鴨線、そこまでを平成4年度までに完成したいというふうに考えております。 次に、公園の関係でございますが、現在矢作地区で都市計画決定がなされて、しかもまだ未着手の公園というのは2カ所ございます。私どもは、その中で大きい方の公園、と申しますと、宇頭公園でございますが、それを手がけていきたいというふうに考えております。 なお、先ほど申されましたソフトボールのできるような広場は矢作地区に少ないということでございますが、確かに少のうございます。現在工事中でございます矢作公園で、今年度グラウンドの整備ができますが、ここでソフトボールが2面できるようになります。それから、あと矢作地区で申しますと、日名橋河川緑地でソフトボール1面できる広場がございます。それから、少し南へ下がりますが、渡橋河川緑地でやはりソフトボール1面のできる広場がございます。 それで、この都市計画図面を眺めてみまして、公園広場、そういったものがたくさんある区域というのを見てみますと、いずれも区画整理が完了した地域でございます。矢作地区におきまして、区画整理の区域は非常に少ないということも原因があろうかと思います。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 都市施設部長。
◎都市施設部長(柏木清次君) (2)の広域下水道工事の見通しについてでございますが、矢作川流域下水道右岸幹線の岡崎市内での事業計画は、島坂町から北野町まで、総延長 7.5キロメートルであります。現在愛知県において、早期着工を目標に事業認可の作業を進めていると伺っておりまして、今後事業認可を取得した後、幹線の進捗に合わせまして、この地域も検討してまいりたいと考えております。 なお、供用開始時期につきましては、昨日鈴木 擴議員にお答えした国の第7次下水道整備5カ年計画に合わせて、県当局も大幅な予算を組まれていることと伺っておりますので、かなり早まるではないかと思われますが、現時点では、供用開始の時期を申し上げられませんので、御理解を賜りたい。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 9番 岡田 満君。
◆9番(岡田満君) 第2回の質問をいたします。 質問事項のうちの安定した市政、また継続性についての市長の考え方については、非常に結構なことと、満足いたしております。 それから、心の時代についてのことで、道徳の授業のことですが、ただいま発表のありました小学校で29から32時間、中学校で24時間から30時間の平均授業を消化しているというお話で、事実このとおりであれば、非常によくやっていただいておるということでございますが、内実をいろいろ聞きますと、大分運動会、学芸会でつぶれておるということは聞いておりますので、なるべくこの35時間を積極的に消化していただくように、これは要望しておきます。 それから、農業振興策についてでございますが、これからの農業で、土地利用型農家の育成ということが、近藤農水大臣も、これが決め手ではないかと言われておるようでございます。それで、ただいま六ツ美地区で、非常に優秀な受託組合があると、グループがあるということで、私もよく存じた方でございますけれども、こういうことが矢作地区、あるいは東部地区でもこれから行っていただけるように、市としても手助けをしていただきたいということを要望しておきたいと思います。 それから、最後の矢作地区の都市計画のことでございますが、公園の新設計画について、矢作地区は都市計画としての区画整理をしておりませんので、公園の用地がないということは確かに言えます。それで、それならいつまでもできないでは、困るわけでございまして、何とか借地でも公園にできないかということを一つお伺いしたいと思います。 よろしくお願いします。
○議長(
近藤隆志君)
開発部長。
◎
開発部長(加藤主計君) 公園を借地でできないかというお話でございますが、これは法的にはできるものでございます。ただし、公園の整備ということに関しましては、公費を投入するわけでございますので、返還義務が生じるような借地では、この投資ができないということでございます。 それと、公園をつくる場合に、できれば都市計画の決定をして、それでつくるという問題がございます。といいますのは、国の補助、県の補助等をいただく場合には、やはりそういう位置づけが必要であるということでございます。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 9番 岡田 満君。
◆9番(岡田満君) ただいまの公園のことでございますが、そうすると、法的には可能ということは、投資をするので、契約期間が長くなければいけないというふうに解釈するわけですが、都市計画でということになると、公園の用地を指定して、いわゆる網をかぶせるということで進めるものか、そういうふうに理解してよろしいか、ちょっとお尋ねいたします。
○議長(
近藤隆志君)
開発部長。
◎
開発部長(加藤主計君) 都市計画決定をしますと、網がかぶるということでございまして、その網をかぶせて困るということになりますと、これは返還の関係があるのかなということになりますので、その辺をはっきり、どちらかで決めていきたいということでございます。
○議長(
近藤隆志君) 9番 岡田 満君。
◆9番(岡田満君) おおむね回答をいただきましたので、以上で質問を終わります。
△加藤明子議員の質問
○議長(
近藤隆志君) 続いて、3番 加藤明子君。 (3番 加藤明子君 登壇)
◆3番(加藤明子君) 本日、3月議会において議長さんのお許しを得て、私が議員になって初めての質問をいたします。先輩の議員さんにおかれましては、甚だ私の質問は幼稚に思われると思いますが、お聞きいただきたいと思います。 既に十数年前になりますが、本市においては中学校の生徒議会がありました。既に3児の母親になっている娘がおりますが、中学のとき、竜海中学校代表で生徒議会において発言をしております。私より先に娘が発言させてもらったわけです。娘に笑われぬよう頑張りたいと思います。 今回は、身近なこと3点において質問をいたしたいと思います。 まず第1点ですが、粗大ごみの置き場所について質問をいたします。 既に本市においては、資源利用、空き缶回収など、いろいろな面でごみ問題に取り組み、空き缶回収3モデル地区に本年度は取り組みを計画するなど、前向きに取り組んでいることはわかります。ごみは、私たち市民一人一人のモラルの問題でもあり、細かくできるものは、できるだけ壊して、燃えるごみとして出すなど、注意をし、町の美化に努める必要があります。私も、レジをやった経験から、買い物袋は何回も使うよう、必ず近所の買い物には、前に使った袋を持っていくよう心がけております。廃油を使って石けんづくりも随分長いことやっております。 それでも、生活をしていく以上、必ず出るのがごみです。私の学区、山手町においても、衛生委員さん、大変頭を痛め、空き地を求めて頭を下げ、何とか今の置き場所を確保しているにすぎず、またその空き地に建物ができれば、新しい置き場所を求めるということになります。市と町内とを行ったり来たり、何の解決も見ません。粗大ごみは、年3回の収集となっています。何とか市施設の庭先利用ができたらと思います。そうしたお考えはないか、お尋ねをします。 第2点目は、中学校のクラブのあり方について質問をいたします。 教育のことは、先生方、また教育委員会が常に十分に心がけて、子供たちの教育に努力しておられると思います。私のところも、3人の子供がごく普通に育ってくれたことを感謝しております。岡崎市においては、17校中学校がありますが、大変に人数の差があります。人数の一覧表を見せてもらったとき、大変に驚いていますが、既にマラソンなど、1校で2チーム参加をした行事もあるように、子供たち、中学に入ってからの夢があります。自分がたとえ人よりすぐれていなくても、どこかで活躍の場があると信じ、期待に胸を膨らませ、希望を持って中学校に入ってくるのですが、クラブも余り人数が多いと、そうした活躍の場がない生徒が当然できてくると思います。中学校というのは、その子供が大事な人生のよしあしを左右される時期だと思います。 既に私のところに寄せられた御意見ですが、2人の生徒がそのために登校拒否をし、そうした子供たちのたまり場になり、大変に心配をしたそうです。人数に応じた選手の選考、必ず1チームの参加でなくても、と思います。勉強はもちろん大切です。でも、その子供の人間性を育てるクラブのあり方も大事なことだと思います。母親の気持ちを察し、もう一度クラブ活動について考えてほしいと思います。そうした子供たちが非行などに走ることを一番恐れます。教育委員会はどのようなお考えでしょうか、お聞きいたします。 第3点目には、市の施設の使用についてでありますが、通告には市民ホーム、公民館となっておりますが、市民ホームに限って質問をいたします。 本市におきましては、大変に早くから市民のコミュニティーの場として学区市民ホーム建設に着手され、短期のうちに全学区に建設されており、市民も大変喜んでおられます。私も利用者の1人として、建設に踏み切られたことを高く評価いたしております。近ごろよく言われますように、人生80年時代を迎え、物の豊かさから心の豊かさをどう求めていくかが課題と言われています。こうしたときに、私たちの地域社会が潤い、安らぎのある住みよいものになってほしいとの願いは、皆様の共通の願いではないでしょうか。このためには、身近に触れ合いのできる場が必要であります。幸い、身近な市民ホームは、学区民の関心の的であり、私も主婦の立場から御相談を受けた内容から、細かく4点ほどに絞ってお尋ねをいたします。 まず第1点目は、市民ホーム会議室に冷暖房を順次完備され、平成2年度には全館ということでございますが、大変利用者にも好評であります。全市的に見て、冷暖房設置前と設置後の利用状況についてお聞きいたします。 次に2点目で、初めは56年3月の羽根学区市民ホームと承っておりますが、既に9年を経過いたしておりますが、利用者の皆様のお話を伺いますと、一部ではありますが、壁紙などはがれているという話も聞きます。修繕などの必要もあると考えますが、どのような取り組みをされていますか、お尋ねします。 3点目でありますが、これも私の学区で、2階のひさしが出たピロティー部分があります。利用の皆さんが、もったいない、この部分を造作して、会議室にして有効利用してはどうかと、素朴な話も承っておりまして、私も現場を見させていただきました。難しいと思いますが、増設するお考えはお持ちでしょうか。 最後の4点目ですが、初めに申しましたように、潤いと安らぎを求める時代であります。まして、市民の一番身近にある市民ホームが感じよく利用できることが大切であります。それには、まず緑が必要であります。そこで、敷地制約もありますが、できる限り植栽に努めていただきたいと考えます。緑化に対する姿勢をお伺いいたします。 以上、大きく三つの問題について質問をしましたが、市民の身近な声を反映するために、快い返事を期待しまして、私の第1回の質問を終わります。ありがとうございました。 (3番 加藤明子君 降壇)
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) 加藤明子議員さんから、本当に女性らしいきめ細かな御質問でございまして、私どもといたしましても、謹んで拝聴しておったわけでございます。ほとんどの事項が具体的な問題でございますので、大要はおのおのの担当からお答えさせていただきたいと思いますが、ただ2点だけ私の方からもお答えさせていただきます。 まず、ごみの問題でございますが、大変御理解を賜っておることにつきましては、厚くお礼を申し上げますが、また非常に難しい問題でございます。また、加藤議員さん自身も申されましたように、何かお嬢さんが生徒議会の方にも御出席であったようでございますが、このときであったか否か、私は判然とはいたしませんが、ノー包装運動というのは、実は子供議会の御提案を受けまして実行させていただいたわけでございますものですから、現今におきますと、非常に新しいというんですか、でございますが、子供議会を受けまして本市が採用させていただいたと、こんな経過も一つ申し上げておきたいと思うわけでございます。 なお、種々に対しましての管理料の御指摘もあったわけでございますが、私自身も、市政を話し合う会等に市民ホーム、あるいは市の施設を使わせていただきまして、気のつきまして、現場に命じました問題の中に、今おっしゃいましたように、壁紙が外れておる問題は当然ではございますが、それ以上に、蛍光灯が非常に暗くなっておる、こういう部面が、実は私自身も使わせていただきまして、相当指摘した場所もあったわけでございます。資源を大切にしようということになってまいりますと、あるいは云々もありますが、公共機関の関係等に対しましては特に配慮して、電灯の照明度に対するところの耐用期間、これらを参酌しながら、一層的確な管理に努めていくように努力していきたいと思うわけでございまして、この点につきましては、私からお答えさせていただいたわけでございます。 その他の関係等に対しましては、おのおのの担当からお答えさせていただきます。
○議長(
近藤隆志君) 環境衛生部長。
◎環境衛生部長(石原明次君) 1番の粗大ごみの置き場所についての御質問でございますが、現在粗大ごみのステーション、置き場所でございますが、市内で 850カ所でございます。収集は、期日を定めて、年3回行っておりまして、ステーションの設定は各町で決めていただき、また管理等もお願いしているところでございます。 御質問の市民の利便性を図るため、公共施設にもステーションを設けてはどうかという御質問でございますが、おのおのの公共施設の目的等がございまして、それに伴っての催し、会合等が行われまして、これらの行事等に支障を来すため、現在のところ除外させていただいております。今後におきましては、ごみのステーションの置き場所にお困りの場合は、御相談があれば、市の職員が出向いて、現況調査をいたしまして、地元の方々と御協議をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
近藤隆志君) 教育委員会指導部長。
◎教育委員会指導部長(岩月健君) クラブ活動、現在部活動と言っておりますが、授業後の子供たちの部活動は、大変中学校生活の花でありまして、子供たちも一生懸命にやっておってくれます。本年度、平成2年度は、竜南中学の西畑君というのが陸上競技で中学新記録を出すというような活躍もしておってくれるわけです。 一方、議員御指摘のように、大規模校では部員の数も多い、大会は限られているというようなことで、確かにいろいろな問題を持っておりまして、指導する者も大変苦しんでおります。軟式野球、庭球、サッカー、あるいは女子の体操などは、非常に希望者が多くて、ある学校では、野球の部員は 100名というような学校もあると、こういうことであります。また、小さいところで言いますと、庭球部と卓球部しかないというような学校も現実にはございます。 そういう中で、まず大会への出場チーム数のことでございますが、私どもが主管しております大会、大体年間に七つほどあるわけでありますが、駅伝以外のものは、いわゆる対抗戦ということになりますものですから、時間がかかるということで、1校2チームなど出てくるというようなことになりますと、日程がそれだけで1日、2日と延びるというような問題がございまして、現在は学校の代表を1チームというようなことで大会を持っているということであります。ただ、最近は協会などの主催の大会が大変ふえまして、そちらの方へ随時出るというようなことをしておりまして、監督、顧問の先生も、いろいろな子供をいろいろな大会に交代で出すというようなことも配慮しているというふうに聞いておりますので、そういった努力はさせておっていただきます。 それから、登校拒否の問題でございますが、今も人数のことを申し上げたんですが、野球の顧問の先生で言いますと、 100人という子供を預かって指導するというのは、非常に困難なことでありまして、本来といいますか、できれば規定の選手数が15人でありますから、その四、五倍程度でというふうに思っておるのじゃないかと思います。現在大体1年生に入ったときに、第1から第3希望くらいをとりまして、できるだけ第1希望でおさめるというようなことをするわけでありますが、中にはやむを得ず第2希望、第3希望にかわらなければならないという子供も現実にございまして、そういう子供の中から今のような問題が起きるとすれば、やはりこれは学校全体で問題にし、そういう子供の出ないように努力をしなければならないというふうに思います。そんなふうに私どもも指導していきたいと思います。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 市民部長。
◎市民部長(渡辺康司君) 3番目の学区市民ホームの問題でございます。 第1点の会議室の冷暖房機械の設置前と設置後の利用状況はどうかと、こういうことでございますが、設置前の昭和63年度と設置後の平成2年で比較しますと、ホーム全体では14%の利用増、また夏場でございますと、夏場の冷房機使用時でございます7、8、9月でございますが、これにつきましては24%と、大幅な増になっておるわけでございます。 それから次に、2点目の市民ホームの修繕ということでございますが、これはただいま市長が御答弁されましたとおりでございまして、早急に対応してまいりたいと、このように思います。 次に、3番目の市民ホームの2階のピロティーですか、この部分を増設するとかいうことでございますが、これは学区市民ホームをつくる初めから、Aタイプ、Bタイプ、タイプを二つに分けまして、Aタイプが 315平米、それからBタイプが 215平米と、このように床面積を分けて、地域にお住みになる人数等につきましてこういう分け方をしたわけでございます。したがいまして、今直接市民ホームがいっぱいになって使いにくいというようなことも聞いておりませんので、私たちでは現在の規模で十分対応できると、このように考えております。したがいまして、ピロティーのある市民ホームのみを造成するということは、市民ホームの均衡上からもどうかと思われますので、現況で有効な利用を図っていただきたいと思います。 最後に、緑化の問題でございますが、これは市民ホーム建設当時から緑化に意を注いでまいりました。しかし、今後とも周囲との調和を図りながら、できるところがあれば、どんどん緑化をしてまいりたいと、そのように思っております。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 3番 加藤明子君。
◆3番(加藤明子君) それぞれ御答弁いただきまして、ありがとうございます。 1番の粗大ごみの置き場所のことですが、これは大変私も無理だなとは最初から思っておりましたけれども、私のところの衛生委員さんは大変熱心で、よくごみの後片づけとかいろいろ、本当に心行くまでなさっていて、前にも市の方へ何度か相談に行かれたそうです。そして、では、町内に行きなさい、町内から、困るから、今度は市の方へ行く。これで、行ったり来たりのピンポン球で、そういうことでは、衛生委員さんもほとほと困ってしまうということで、私のところへ相談に見えたのであります。やはり、今度からは絶対に市の方へ行って、相談してくださるということだから、一緒に相談して、よい知恵を教えてもらいなさいということに、私もそう言って頼みます。 また、こういうごみの問題としましては、ごみを出す人が、ここを置き場所じゃなくて、ごみ捨て場と勘違いして、大変な心ない人がおりますので、こういう人たちもいれば、中には一生懸命人の後片づけをする良心的な人もいるということは承知しておっていただきたいと思います。 それで、この衛生委員さんがやめてしまうと、私が衛生委員を引き受けなくちゃいけないようなことになりますので、私は今市会議員ですので、そう二つも役はできません。それで、そういうことで、ぜひともこの衛生委員さんに残っていただくためには、市の方でも何とか処置していただきたいと思います。 2番目のクラブ活動のことですが、これは本当に選手を大勢出すと、大会が何日も延びて困る、こういうことでありますけれども、そういうことでなくて、プロ野球でも二軍とか一軍とかありますね。ああいうふうな調子で、その子の活躍の場があってはと私は考えます。 中学のときなんかは、私も経験がありますけれども、先生、その子供1人にかかるということは、本当に大変大きい人数では困ると思います。それに本当に対応していくには、よほどの努力が要ると思います。 私も中学のときに一つ経験があります。数学の問題で、自分は 100点取ったと思ったが、2点引かれて98点で、頭にきて、そして先生と討論になって、夜の8時までも学校に残ったことがあります。答えは合っていたんですが、後につける符号がついてなかったんです。私がいわゆる慌て者だったわけですけれども、そのときに先生の言われた言葉をいまだに、三十何年たっても覚えております。一度頭にきたら、ある一定の時間を置いて冷静に考えること、これをあなたは一生忘れてはいけません。こういうことを私言われて、これは何かあるたびに思い出して、その先生の顔もお名前も問題もいまだに覚えております。 そういうことで、中学のときのそういう出来事というのは、本当に大人でもない、子供でもない、本当に中間ですね。学校には意志の強い子ばかりいるわけではありません。弱い子は、本当にそういうことで落胆してということになります。それで、子供たちの指導もお考えになって、これからも教育をしていただきたいと思います。 それから、3点目の施設の利用の件ですが、いろいろと前向きに取り組まれているように思いまして、私もこれからの市民課の活躍に期待します。これから御健闘をしていただきます。 それから、ピロティー部分の増設のところは無理だということでございましたが、私はこれはまことに残念に思いますが、市の方の予算等、それから市民の皆さんの平均ということも考えまして、無理だと思いますので、これは先行き楽しみにしております。 以上、3点ともいろいろとお答えをいただきまして、ありがとうございました。以上をもちまして私の要望といたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
近藤隆志君) 暫時、休憩いたします。 午後1時56分休憩
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△木全昭子議員の質問 午後2時10分再開
○議長(
近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 15番 木全昭子君。 (15番 木全昭子君 登壇)
◆15番(木全昭子君) 通告に従いまして質問してまいります。 第1に、子育てをしながら働き続けていくため、女性の雇用関係改善について伺います。 1976年に国公立の女子教員、保母、看護婦を対象とした現行育児休業法が施行されて15年になります。労働省が昨年12月2日発表しました1990年版婦人労働の実情、「婦人労働白書」によりますと、1989年の女性労働の伸びは史上最高、 1,749万人で、前年に比べて79万人、 4.7%と、大幅にふえています。しかし、女性が働き続ける上での困難は、育児が最も多く、58.6%、次いで老人や病人の世話48.7%となっています。白書は、女性が仕事と子育てを両立させて働き続けていくためには、現行育児休業体制の拡充と全産業、全職種への適用、保育施設等の充実が必要だとしています。女性の思いと運動の広がりで、県下においても名古屋市がことし1月1日、豊橋市が4月1日より条例改正を行い、全職員対象に適用されることになりました。本市におきましてもぜひ、1歳未満児を持つ男女労働者に対し、自主選択により育児休業法を保障し、現職復帰、代替要員の配置、有給保障を実施していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 次に、臨時的任用保母の雇用条件改善についてであります。91年度正規保母を若干ふやされたわけですが、これで保育の現状に対応できると考えられますか。園児数の推移と臨的保母の配置状況をお答えください。 岡崎の保育の小冊子の中で、「保育は人なり。子供の心を大切にし、保育に精進してまいります」とありますが、子供の心と体の豊かな成長を大切にする保母自身が働く権利を守られていないで、どうして子供たちの権利が守られるでしょうか。臨的保母の現状をどう把握されておられるのでしょうか、お聞かせください。 正規保母と同じ保育内容、労働時間を要求され、園児の豊かな心と体の成長に責任を持つという仕事につきながら、臨時的任用というだけで、何年働いても待遇が1年目と同じで、有給も雇用保険もなく、交通費支給もせず、身分保障もないという労働条件で働き続けさせることは、女性の働く権利を守ろうという時流に逆行するものであります。働く権利を守るという視点に立って、市長は、臨時的任用保母のあり方について、また臨的保母の待遇改善についてどうお考えでしょうか、お答えください。 第2に、安心して預けられる保育行政についてであります。 昨今の輸入レモン等のポストハーベスト、食品添加物の指定拡大、高カロリー、高脂肪、動物性たんぱく質過多などの食生活の変化に加えて、大気汚染、環境破壊、ストレスなど、複合的作用で、大変不健康な状態に陥っております。集中的に子供の体のおかしさにあらわれてきていると各専門家が進言しています。幼児が体じゅうをかきむしるアトピー性皮膚炎など、アレルギー性について、名古屋市医師会と教育委員会が1986年から市内の保育園、幼稚園、小中学校の子供を対象とした自覚症状調査を実施されておりますが、園児の33%、小学生の20.8%、中学生の14%がアトピー症状を訴えており、10年前の3倍以上になっています。厚生省も1989年、小児期の
アレルギー疾患に関する研究として、3年がかりでアトピー性皮膚炎の実態把握の研究に着手し、90年3月報告によりますと、生後4カ月から3歳の各時期の発生頻度を調査したところ、30%と高い数字となってあらわれており、乳幼児期の食物
アレルギーの早期治療が重要であるとしています。異常なあらわれで圧倒的に多いと言われるアレルギー性についての調査は、本市ではされているのでしょうか。 アトピー性皮膚炎は、ひどくなれば、ぜんそくやアレルギー性鼻炎へとつながり、一生涯その症状に苦しむことになります。
アレルギー増加の背景には、いろいろな要因がありますが、食物が原因となっているものが圧倒的であり、食物
アレルギーを持つ子供に除去食食事療法を行いますと、体質改善で症状もなくなり、将来的には食物
アレルギーもなくなります。特別な除去食をつくる上では、食物
アレルギー用食材料の購入、全園に栄養士配置、特別食をつくるための人的確保などを必要としますが、全国では保育園や職員の大変な努力と奮闘で、特別な除去食をやって、効果を上げているところがたくさんあります。 東京の国立市においては、1990年度から
アレルギー児保育対策費を設け、食事治療を要する
アレルギー児が3人以上いる場合、園に月6万 9,000円の補助を行うという対応をしています。千葉県の船橋市では、市内全公立保育園で食物
アレルギー児の除去食を実施しています。 さて、本市におきまして、公立保育園で除去食をやっていないため、除去食を行っている無認可保育園で保育をしていただいている子供や、献立に
アレルギー源のある日は、代用食の弁当を持参して学校に通っている子などがある実態を御存じでしょうか。ぜひ
アレルギー対策を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 また、現在市内1カ所の無認可保育園で行っている除去食保育についての補助をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。2年前、1人から始まったこの無認可保育園が、現在11名の園児となっています。除去食を要する園児、途中入園が、虚弱児ということで公立保育園に拒否されてしまった園児、高い保育料が払えず、母親の給料を基本とした安い保育料ということで通っている園児と、さまざまな背景がありますが、公立保育園で対応できない園児を保育している無認可保育園への補助をぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 あわせて、給食の果たす役割とつくる人と食べる園児との温かい心の通う給食づくりと、食物
アレルギーに見られるような事態にも対応できるようにという点から、幼稚園での給食のセンター化は、時代の要請に逆行するものであり、やめていただきたいと考えますが、いかがお考えでしょうか。 第3に、高齢化社会を支える施策についてであります。 市長の提案説明で、日の当たる明るい場所のみでなくて、町の片隅で細々と暮らす人たちの生活にも、人間重視のきめ細かい行政の転換こそ、政治の基本理念であるとされておりますが、ぜひその視点でお答えをいただきたいと思います。 まず、寝たきりや痴呆性老人を抱える家族にとって、毎日のお世話は大変なものがあります。本市において、特別養護老人ホームへの入所を希望する場合、どれほど待たなければならないか御存じでしょうか。 また、在宅福祉の柱である給食サービスの実態でありますが、本市においては社協が月2回程度やっているわけですが、市が給食サービスを独自に予算づけて保障すべきと考えますが、いかがでしょうか。また、給食サービスの必要性をどのようにお考えでしょうか。介護人に対する休養保障となるショートステーを利用しやすく、介護人の要望にこたえるものとするため、花巻市が行っている、介護人にリフレッシュしていただくため、年間7日間無料のチケットを全体像者に配付して、使いやすくしている施策について、90年9月議会で紹介いたしました。西三河でも、早速知立市が同じ方式を取り入れ、市民に喜ばれているということであります。使っていただける制度とするため、ぜひ本市におきましても御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 また、ショートステーを利用するとき、入退所時のタクシー利用に助成をすべきと考えますが、いかがでしょうか。 老人見舞い金についてであります。何度かの要求で、91年度多少増額されたわけでありますが、類似都市と比較しますと、豊橋市が 3,100円を今年度 5,000円にアップしております。豊田市は既に 5,500円、安城市は 8,000円、しかも岡崎市のように寝たきり老人だけでなく、豊田市、安城市では、痴呆老人も含んでおります。豊田市では、本人の所得制限もありません。いかに本市の老人施策が低水準かということです。家族が倒れたとき、安心して預けられる施設もなく、介護体制もない現在、仕事をやめて介護せざるを得ないのが実態であります。県の低い基準を盾にとらず、実態に見合った補助制度にすべきだと考えますが、いかがでしょう。 第4に、安心して住み続けられる公共住宅づくりについてであります。昨日福尾議員から市営住宅の住環境改善について質問がありましたので、重複部分は避けてまいります。 河合議員の代表質問に対して、高齢者向け住宅も今後考えていきたいと答弁がございましたが、来年度天神荘建てかえの基本計画がありますが、この基本計画におきましても、検討していただけるというふうに理解してよろしいのでしょうか。建てかえに当たって、豊田、豊橋、豊川などが行っております小家族、お年寄り向けの2DKと大家族向けの4DK、車いす用住宅との組み合わせを計画に盛り込んでいただき、老人と若者、健康な人とハンディを持つ人が一つの地域で助け合って生きていける住宅づくりについての市長のお考えをお聞かせください。 また、福尾議員の質問に対して
建設部長は、老朽化しているものに対しては、今後早いうちに建てかえを検討していきたいと答弁をされたわけであります。建てかえについては、十分住民の意見を聞きながら進めるということであろうと考えますが、実際問題として、建てかえ完了までは何年もかかります。その間、入居者の皆さんにより快適な生活を営むことのできるような手立てをすることは、大切なことであります。そのための住宅の維持管理費を見ますと、他市と比べまして本市は、91年度の予算を見ますと、1戸当たり4万 8,000円、豊橋市が6万 2,000円、豊田市は11万 9,900円と、大変本市は低いものです。管理維持費が少ないから、例えば土井団地では、地盤が弱く、階段に亀裂ができておりますけれども、そのために床板も
地盤沈下でブヨブヨです。快適とまではいかなくても、住みやすくするための維持管理費を増額し、窓のアルミサッシ化や雨が降り込むたてつけの悪い雨戸を修繕し、木製雨戸をアルミサッシ化するなどして、より暮らしやすい住宅としていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 以上で、第1質問を終わります。 (15番 木全昭子君 降壇)
○議長(
近藤隆志君) 市長公室長。
◎市長公室長(柴田徳長君) 1点目の女性の雇用関係の改善についてということで、二つの問題が提起してございます。 まず、育児休業を市職員の一般職にも適用ということでございますが、議員御案内のとおり、今新聞紙上等で、育児休業制度について企業も導入ということで、労働省におきましても現在検討し、法案の作成中というように聞いております。これらを踏まえまして、人事院におきましても、この企業の導入に合わせまして、国家公務員、それと地方公務員を対象にいたしまして、育児休業法案を検討し、現在法制化に向けて作業中というようでございます。したがいまして、これらの推移を見守ってまいりたいと、このように考えております。 それから、二つ目の臨的保母の雇用条件の改善ということでございまして、雇用保険の適用、有給休暇、交通費の支給と、3点ばかりの問題提起がございました。これらの問題につきましては、私どもとしましては、それなりの理由はございますが、しかしながら労組としましても、非組合員であるが、働く者の立場からということで、従来からも要請がございます。したがいまして、その中にありましても、嘱託職員の待遇改善も図ってまいりました。これも一つのその中の一連でございまして、今後におきましても、労組の協議の中におきまして検討してまいりたい、このように考えております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 福祉部長。
◎福祉部長(鈴木清君) 大きい2番目の安心して預けられる保育行政について、 (1)の食品公害問題についてお答えを申し上げます。食品公害問題につきましては、具体的には12月の議会でお答えしたとおりでございますが、保育園の給食につきましては、献立の中でなるべく安全な食品を使うように配慮するとともに、材料の購入に際しましては、各保育園で適当な食品であるかどうかを検査して受け入れしております。 次に、除去食につきましては、保護者からの申し出がある場合、できるだけその食品を除去するなど、配慮しております。今後ともこのような方法で対応してまいりたいと思います。当市では、公私立合わせまして15園で22名の児童について現在対応しておりますが、弁当の持参者はございません。 次に、 (2)の無認可保育園の補助制度でございます。無認可保育園の入所児童は、市外居住児や深夜保育児を除くと、市内の保育園で保育可能な児童であるということでございまして、保護者からの申し込みがあれば、保育の必要があると認める児童につきましては、随時措置をいたしております。また、これらの児童が保育園を利用しやすいよう、延長保育、あるいは乳児保育、あるいは障害児保育、それから一時保育等、多様な保育事業を展開しておりますし、保護者負担の軽減も図っております。今後とも、このように利用しやすい保育園を目指していく方針でありまして、特に無認可保育所への補助は考えておりません。 次に、大きい3番目の高齢化を支える施策について、 (1)の特養老人ホームの件でございます。特別養護老人ホームの設置の現況は、本市の周辺部には公私合わせまして10カ所、定員といたしましては 890名となっておりまして、本市の関係措置人員は、周辺部で 118名、その他の地域を含めまして合計で 127名ということになっております。特別養護老人ホームの設置につきましては、地域的な配置が考慮されて設置されておりまして、本市には、御案内のように県立の特別養護老人ホームがあります。今後民間福祉法人等によって建設の希望があれば、県と協議しつつ、国、県への条件整備などについて協力してまいりたいと思います。 次に、 (2)の在宅福祉を支える食の確保ということでございますが、老人家庭への給食サービスは、ホームヘルパーが訪問している世帯 119世帯に対して月2回の給食サービスを行っております。現在これは社会福祉協議会が行っております。また、地区民生委員協議会においても、年2カ所程度で、地区でひとり暮らしの老人に対して給食サービスを行っております。今後も給食事業は実施していきますが、回数の増加等につきましては、種々の問題もあり、当面は現事業規模の実施で進めてまいります。 次に、 (3)の介護人に対する休養保障ということでございますが、寝たきり老人の介護者にかわって、老人ホームで1週間程度お世話するショートステー事業でございます。先ほどお話がございましたが、現在は市で、県の対応でございますが、市で申請手続を行ってからの利用でありましたが、従来は、平成2年9月からショートステー利用手帳、この導入によりまして、利用者が施設に直接申し込み、利用できるように改善されております。 (4)の老人見舞い金のアップでございますが、寝たきり老人見舞い金につきましては、昭和48年度から実施しておりまして、平成3年度から従来の月額 2,000円を 3,000円に増額するよう、本議会に御提案を申し上げております。県下の状況につきましては、見舞い金を支給している都市は、29市中16市でございます。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 教育委員会指導部長。
◎教育委員会指導部長(岩月健君) 市立幼稚園給食のセンター化でございますが、私どもの考えをお話しさせていただきます。 なぜそうしたかということでございますが、一つは、給食の内容が自園方式、単独方式よりも豊富になるということであります。現在も、主食、牛乳、主菜、デザートというようなことで行われておりましたが、センター化によりまして、副菜としてサラダとか茶わん蒸しとかシシャモとか、そういうものをつけることができる。そのほかに、いり大豆、するめ、ジャム、つくだ煮、たくあんなどの献立が可能であるということであります。 それから、最も大事な栄養面、あるいは衛生管理面でございますが、まず栄養管理につきましては、現在は各園が市の保育園で行われております献立をいただいて、それに基づいてつくっておるわけですが、センター化をいたしますと、各センターに2人ずつ栄養士さんがおられまして、その方が、現在も学校を回って指導しておったり、実態を把握しておられるわけですが、そういうように、園へ回って子供たちの様子、あるいは給食の実態をつかみながら献立ができるということであります。 衛生管理の面、これまで御苦労をかけた方に、衛生的でないということは申せないわけでありますが、センターではより安全性の高い調理ができるものというふうに思っております。 また、給食費でございますが、こちらの方も、単独調理時とほぼ同額の金額で給食ができるというようなことで、センター化を進めようと考えております。
○議長(
近藤隆志君)
建設部長。
◎
建設部長(矢野孝君) 4番の安心して住み続けることのできる公共住宅づくりについて、 (1)の老人・障害者向け住宅づくりでございますが、天神荘の基本計画の策定の段階で、老人向け、障害者向け住宅の検討をするのかという御指摘でございますが、昨日も申し上げましたように、今後さらに高齢化社会への移行ということを考えまして、高齢者向け住宅、老人同居住宅というようなことで、いかがあるべきかということを検討してまいりたいと考えております。 一方、障害者向け住宅の御指摘でございますが、このことにつきましては、前にも申し上げましたが、入居の際に御本人、御家族の御意向をお聞きいたしまして改造いたしておりますが、実績といいますか、事例でございますが、最近では御要望に応じて改造いたしましたことは、昭和56年に中之郷荘で1件、それから昭和60年に桑谷荘の1件と、過去2例でございまして、御要望も余り数がというふうに思います。現行で十分対応できるかというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 それから、老朽化の住宅は早い時期に建てかえるという御指摘でございますが、これは、私申し上げましたのは、早い時期に建てかえ計画をつくりますというふうにお話をしたつもりでございます。現在の計画ができておりますのが、申し上げましたのは、現在の東山に続きまして、天神荘の建てかえまでが今後の5カ年の計画の中で確立しておりますというふうに申し上げましたことで、その他の住宅につきましては、今後計画を検討してまいりますというふうに申し上げましたので、御理解をいただきたいと思います。 それから、 (2)の公共住宅を住みよくするためにという御質問でございますが、この管理の関係でございますが、市営住宅につきましては、その住環境の保全、向上を目指しまして、毎年必要な経費をお願いしておるわけでございますが、3年度も、建物の修繕、工作物修繕についてそれぞれ前年比16%の増、それから住宅の改良及び共同施設の改良では、前年対比36%増の予算を御提案させていただいております。このことにつきましては、鋭意取り組んでおるつもりでございますが、しかし従来から、機能的に支障を生じたものにつきましては直ちに対応させていただいておりますが、ただ単に古くなったからというようなことから、新しいものをというような御趣旨の御要望につきましては、基本的に除いておりますが、これも程度の問題というようなこともあるかと思います。その都度実情をよく検討した上で対応いたしておるつもりでございます。今後とも、住みよい住宅管理につきまして努力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) 木全議員さんの御質問に対しましては、おのおのお答えさせていただいたと思うわけでございますが、私、1人だけ御答弁をやめておきますと、何か均衡と調和も欠くわけでございますから、お答えだけはさせていただきたいと思っております。 いろいろ福祉問題等に対しまして、あるいは女性の地位問題に対しましての御提言でございまして、御提言として十分承っておるわけでございます。 ただ、我々がこの予算を提案するまでに、ある程度の努力をさせていただいた、この辺のところもひとつ御評価を賜りたいと思っております。行政も母親的な発想で持っていかなければならぬことでございますが、また御批判なさる方も、少しは努力したということもお認めいただきませんと、私の云々でなくて、担当部局も相当苦しみながら新しい施策に細心の関係を入れておるわけでございまして、各地域の関係等におきましておくれておる、おくれておるということではございますが、私におっしゃいましたら、おくれておるということ、そのとおりでございますと言わなければならぬわけでございますが、既往の予算等に対しましては、これは皆さん方ともどもに御認定をいただいた予算であるわけでございまして、やはり私どもが提案させていただく前提というのは、皆さん方の御承認を賜るというのを推定いたしまして提案しておるということでございまして、この辺のところにつきましても、ひとつ十分な御配慮を賜りたいと思うわけでございます。 なお、臨的保母等の問題等に対しましては、さきにちょっと申し上げましたが、10年目で初めてでございますが、少しでも解消していきたい、こういうことから、職員定数条例の改正も今期御上程を申し上げておるわけでございまして、この辺のところにつきましても、御理解を賜りたいと思います。 私から、現段階においては、以上を申し上げまして、御答弁にかえさせていただきます。
○議長(
近藤隆志君) 15番 木全昭子君。
◆15番(木全昭子君) たくさん答弁漏れがあるわけですけれども、ずっと追ってやっていきたいと思います。 最初の育休についてですけれども、確かに労働省の方が、企業とか、民間のいろんな意向を受けながら検討を加えております。しかし、名古屋市や豊橋市がやっていますように、労働省が出してくるものを待っていなくてもいいわけです。ですから、ぜひ前向きに育児休業についてのことについては取り組んでいただきたいと思います。 それから、この育休についてなんですけれども、平成2年4月1日の本庁の職員が 1,000人だそうですね。その 1,000人の中の女性が 148名、この中には既に子供さんの見える方やこれからという人、さまざまだと思うんですけれども、制度があれば利用したいとか、これまでもあったら利用したかったとか、それから経済的にも保障があれば、安心して生めるとか、そういうのが女子労働者の中から要望が出ていないのでしょうか。 それから、先ほど臨的の保母さんの配置状況、これについては御答弁がありませんでしたので、もう一度お答えいただきたいと思います。 それから、待遇についてですけれども、幾つかの点について待遇を言いました。豊田市は、有給休暇、6カ月のうち80%出勤していますと、3日間を出しております。交通費についても、公共交通運賃分は出しております。西尾についても、同じように有給休暇をつけておりますし、これは1年間で5日間、1年以上になると10日ということでありますけれども、臨的保母の勤務年数はどのようになっているかということをお答えをいただきたいと思います。 それから、臨的保母の待遇ですけれども、法的な根拠としては、何に基づいておられるのでしょうか。それについてもお答えください。 それから、待遇は給料体系についても言えるわけですけれども、給料体系は、臨的保母はどうなっているでしょうか。 それから、安心して預けられる保育についてですけれども、ここについてもたくさんの答弁漏れがあります。
アレルギーに対する調査の実施や対策をどうするのか、これについては改めてお聞きいたします。 それから、今の公立保育園の中で、除去食をやっている、15園で22名ということでありましたけれども、今の御答弁では、食物
アレルギーの
アレルギー源を排除しているというように聞いたんですけれども、排除しているんじゃなくて、その排除部分に、それを別のもので賄うという手立てをとっているのかどうかを聞きたいと思います。 それから、無認可保育園の補助についてでありますけれども、補助はしないと、今の公立保育園で適用できるんだということでありますけれども、実際問題として、今私が第1質問でやりましたように、虚弱児であるということで、産後3カ月で預けに行きますと、少し待ってくれと園長の方から言われたわけです。少し待っている間に母子家庭が入りましたので、とうとうその子は入れないということで、先ほどから言っております無認可保育園に預けざるを得なかったと、そういう実態があるわけです。だから、本当に現場の中でそうなっているかということについてもう一度お聞きしたいと思います。 それと、無認可保育園についての補助ですけれども、他市でも、この近隣でもやっております。この状況について把握されていれば、御答弁をいただきたいと思います。 それから、幼稚園給食についての何のメリットがあるかということで言われたわけですね、2点について。給食の内容が豊富になるということで、今の現時点の幼稚園の給食の現場の中でも、食事の内容を豊富にすることは、お金をかけて、そして人もきちっとふやしていただければやれることだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 それから、2点目の衛生面、それから栄養面、これの管理についても、センターの方がよくやれるということでありますけれども、四つのセンターの中で、各園が2人の栄養士だということですけれども、2人の栄養士で、本当にきちっとした二つの面のことが改善できるんでしょうか。特に幼稚園児といいますと、3歳児、4歳児、5歳児から入ってきます。その子供たちと中学校、1、2年、3年という、そういう子供たちとの、そういう面での兼ね合いはどうなりますか、お答えください。 それから、高齢化社会を支える施策についてでありますけれども、今の御答弁がありました。10カ所この近辺にあるから、大丈夫だということでありますけれども、しかしこの岡崎には愛知県立1カ所、 100人の定員であるだけです。その中で、先ほど言われましたように、 127名の入所の方たち、岡崎市内の人で、入所されている方は 127名。その中で、この岡崎寮に入っていらっしゃる人が58名。だから、あとの69名は他市のそういう施設にお世話になっているというのが実態であります。 そこで、特別養護老人ホームにお年寄りを入れなければならないという家庭のせっぱ詰まった思い、またそこに行かなければならないお年寄りの気持ちについてどういうふうにお考えでしょうか。やはり身近で、家族にもいつでも会えるような、そういう中で施設に入っていきたいというように思われるのが当たり前ではないかと思うんですけれども、その点についてもお聞かせください。 それから、給食サービスについてでありますけれども、御存じだと思うんですけれども、この近隣でも、豊橋市は週2回、火曜日と金曜日、昼食をやっております。法人の老人ホームがつくっているんですけれども、市の予算として平成2年度で 494万 4,000円の予算をつけています。豊田市は、平成3年度モデル的に社協に委託をして進める予定だということを言っております。西尾や豊川、蒲郡でも、それぞれ私も行きまして、問題点があるなというように思う点もあるわけですけれども、しかしそれぞれの市が在宅福祉を支えるのには、配食がどうしても必要なんだというように、そう感じたからこのように広がってきているというように思うんです。 先ほどの答弁の中で、岡崎でも若干やっておるということでありますけれども、ただし、この岡崎がやっているのは、社協がやっていることであって、岡崎市が予算を立ててやっていることではありません。ですから、そういう点で、私は岡崎市がきちっと責任を持って予算をつけるべきだというように思いますけれども、もう一度お答えをいただきたいと思います。 それから、ショートステー、リフレッシュカードですけれども、これはショートステーとリフレッシュカードのとらえ方の問題だというように私は思うんですけれども、手帳の方式が使われるようになりまして、大変便利になり、喜ばれていると、それは本当にいいことだというように思うんです。しかし、まだまだショートステーに利用する方たちには、見ていらっしゃる方は若い人であり、預けられるお年寄り、主人や自分の父や母だと思うんですけれども、そういう人たちをそういうショートステーに預けるということに対して、地域や親戚から、やっぱりいろんな面で抵抗があるというように思うんです。そういう点で、このショートステーをもっともっとたくさんの方、また本当に介護で共倒れをしそうな、そういう人たちに広く利用していただくためにどうするのかというのが、このリフレッシュの一つの制度化だと思うんです。そういう点で、リフレッシュカードという制度をとらえていただきたいと思います。 それと、これも答弁漏れですけれども、ショートステーのときに、今岡崎の場合ですと、特養でも高年者でもやっていますけれども、それぞれ介護人がお年寄りを自家用車かタクシーか何かを使いまして、それぞれの施設へ運ぶということになっているわけです。しかし、これも県の方でこの制度が、ショートステーに入所対象にするとき、そのときのタクシー代を助成する制度があるわけです。そういう制度も、やっぱりぜひ活用して、広く使っていただけるようにしていただきたいと思います。この制度は、西三河では豊田だけです。片道 2,730円の助成があるそうです。だから、往復ですとその倍になるわけです。だから、こういう制度があるわけですから、ぜひそうやってでも、何とかして介護人の人たちのリフレッシュというか、本当に助けになるような制度にしていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 それから、市営住宅の問題でありますけれども、老人向けと身障者向けの住宅をつくってほしいという、そういう私の質問なんですけれども、老人の方は何とか今後の計画で入れていこうということですね。答弁の中では、身体障害者については今やっておるし、今のやり方で何とかやれるんじゃないかということで、今2件やられているんですね。 ただ、これで本当に充足できるかという問題があると思うんです。やはり、今の新しく建てた、私も第1質問で言いましたように、本当に若い人とお年寄りと、健常者と障害を持っている人たちが一緒になって地域の中で生活し続けるという、そういう住宅をやっぱりつくっていかなければならないと思うんです。そういう点で言えば、豊橋や豊川とか、豊田もそうですね。そういうところでは、そういうので、新しい住宅の中にそういうのを組み込んでいくということをやっているわけです。ですから、ぜひそういう方向で今後検討いただきたいと思います。 それから、維持管理費の面についてでありますけれども、これは今回少し予算をふやしていただいたということです。しかし、先ほど言いましたように、他市と比べても、大変維持管理費が少ないです。これは、4年前のそれぞれの他市との比較をしましても、やはり同じような1戸当たりの予算になっております。例えば、岡崎の場合は、87年度は3万 3,000円、今回計算しますと4万 8,000円ですね。豊田市が、87年が11万 1,000円、今回が11万 9,900円。豊橋市が、87年が7万 6,000円、91年が6万 2,000円なんですね。だから、そういう点で言えば、どこも同じような推移だと思うんです。どこも同じように簡易耐火というか、簡平の住宅も抱えておりますし、そういう中で、豊田市がやっておりますアルミサッシ化、こういう予算がなかなか簡平の住宅にやれないというのは、維持費が足りないからだというように思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
近藤隆志君) 市長公室長。
◎市長公室長(柴田徳長君) 育児休業制度、これを他都市がやっておるから、本市も先駆けてやってはどうかということでございますが、御案内のとおり、公務員につきましては、保母、教職員、看護婦というのは既に行われておるわけでございまして、今回は、いわゆる一般職員ということでございます。したがいまして、先ほど申し上げましたように、いわゆる一般企業、労働省におきましても、それから人事院におきましても、同じような歩調でもって、これはまだ新聞等でございますから、こうなるかならないかわかりませんが、いずれにしましても3月の国会にというようなことも言われておるわけでございます。したがいまして、しかも男女同じような考え方の上に立っておるようでございます。ただ1点、所得保障の問題がございますが、しかしながら、近時点でおいてこういうものは成立されるであろうと私は期待しておるわけですが、このようなことから、その推移を見守ってまいりたいということでございます。 それから、臨的任用の給料はどうかということでございますが、これは市の職員に準じております。 それから、休暇につきましては、労基法を対象ということで行っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 福祉部長。
◎福祉部長(鈴木清君) 第2質問に対してお答え申し上げますが、非常に項目がたくさんございますので、前後するかもわかりません。御承知いただきたいと思います。 まず最初に、保母の数がどうかということでございますが、現在正規保母が 243人、臨時が52名、パートが38名、合計で 333名となっております。臨的保母の勤務年数はということですが、これは1年ごとに更新をしておりますので、手元に現在資料はございませんので、御了解をいただきたいと思います。 それから、配置基準でございますが、これは、国の配置基準に対しまして、非常に手厚く市の方は配置基準をとっておりまして、まず一つ例を挙げますと、0歳児につきましては、国は6人に1人、本市では3人に1人、1歳児、2歳児も、やはり国が6人に1人に対しまして、本市は1歳児は4人に1人、2歳児は5人に1人ということで、障害児に対しましても、国は4人に1人というのが、本市では3人に1人、あと3歳児から5歳児までは同じでございますが、そのように対応をいたしております。 次に、
アレルギーの調査の実施をしたかどうかということでございますが、これは現時点ではいたしておりません。 それから、除去食の補充についてどうかということでございますが、現時点では、牛乳などのかわりにジュース等で代替をしておるということの程度でございます。 それから、無認可保育園の他市の状況はどうかということでございますが、県内21市の状況につきましては、企業内で32カ所、病院とか院内で20カ所、個人のところが33カ所、合計で85カ所でございまして、その中で、市が補助金を出しているのは、合計で11カ所であるように聞いております。これは、乳児保育を始めたときに、施設が足りないということで委託をした経過があり、その名残であるというように聞いております。 それから次に、特老の関係でございますが、県は、特老の配置は、地域的に配置をしてということで考えて認可をしておりますので、市内の人は必ず市内でという、そういう考え方でございませんので、広く措置をさせていただいておるわけでございますので、その辺は御理解をいただきたいと思います。 それから、給食の問題でございますが、市費で予算をという件につきましては、各市それぞれの行政の特性でございまして、実施しているところといないところとございますが、その辺もひとつ御理解をいただきたいと思います。 それから、ショートステーのリフレッシュカードにつきましては、県の手帳により現在は、こういう在宅老人短期入所利用手帳ということで行っておりまして、送迎のタクシー券につきましては、知立市では基本料金を支給しているということだそうでございますし、それからリフトつきバスでの送迎も、デイサービスでは行っております。やむを得ない状況のときは、それで送迎を行うこともできるというように思っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 教育委員会指導部長。
◎教育委員会指導部長(岩月健君) 栄養士2人でどうかということでありますが、4センター合わせまして全部で8人ということでありまして、指導、献立の立案等、対応ができております。 また、給食をつくる上で、やはり園児専用のかまとか、あるいは搬送用のコンテナとか、そういったものについては、これから研究していかなければならないというふうに思っております。
○議長(
近藤隆志君)
建設部長。
◎
建設部長(矢野孝君) 市営住宅につきまして、一つの団地の中で、健常者の方、高齢者の方、障害者の方が一緒に住めるようなという御指摘でございます。当然私どもの方も、それを目指しているということでございまして、このたび、天神荘につきましては、先ほど申し上げましたように、高齢者向けということを検討してまいるというわけでございます。障害者の方につきましては、過去の事例等を考えますと、従来の申し込みをいただいた段階で、改造という対応で十分できるんじゃないかというふうに考えておりまして、そのことをさせていただくことで、皆さん御一緒にお住みいただくということは十分可能ではないかというふうに考えております。 それから、豊田、豊橋の予算の比較でございますが、これは、一概に予算額だけの比較ではいかがかと思いますが、これは実際は、管理しております住宅の質といいますか、建てかえたものが多いところと、まだ老朽化の住宅の遠い場合とでは、当然維持管理費に差が出てくるんではないかというふうに思っております。不勉強で、今豊橋、豊田がそれぞれどれだけの住宅で、その内容がどうで、質がどうだというところまでちょっと掌握しておりませんが、私どもとしましては、お住みいただくのに、十分適切な管理をしてまいるつもりでございます。 また、それぞれの住宅のサッシ化という御指摘でございますが、このことにつきましては、以前の議会でも御説明申し上げました。サッシ化という考え方は別に持っておりませんが、機能回復としましては、これは十分対応させていただきます。そのときの状況によりまして、何で機能回復するかということにつきましては、これはその状況に応じて考えてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 15番 木全昭子君。
◆15番(木全昭子君) 育休については、国の方が出してくるのを待っているということでありますけれども、聞いていますと、本当になるかならぬかわからぬと、そういうような状況だと思うんですけれども、しかし働く人たちの、特に婦人の子供を育てながら、生み育てながら働き続けるということを考えれば、本当に国がどうであれ、本市がやるべきだというように思います。そういう点では、ぜひ名古屋市や豊橋市のようなそういう施策をしていただきたいと思います。 それから、臨的保母についてでありますけれども、保母体制について言われました。しかし、今手厚くやっているとおっしゃいましたけれども、これは、国の低い基準でやっておるところはどこもありません。残念ながら、豊田にしましても、ずっと保母さんの配置を見ましても、岡崎と似たり寄ったりです。それで、そういう中で、来年度の臨的保母の体制がどのようになるかということについてお聞きをしたいと思います。 それから、臨的保母の法的根拠は、一般的に任用期間を限定した1年未満と、地方公務員法第22条5項に基づくものだと考えますけれども、それでいいと思いますけれども、それに基づいた場合、平成元年の臨的さんが26名、2年が52名、来年度は、今から出していただきますけれども、そういう中で、本当に第22条5項に基づく緊急、臨時のときに任用するものだというように、この配置の数で思われますでしょうか。私が見ますのに、こうやって、毎年毎年ふえていることはあっても、減っていることはないこの臨的さんの数字を見まして、本当に臨時で緊急のものであるというようには思わないんですけれども、いかがでしょうか。 それと、有給休暇についてでありますけれども、これは先ほど言われましたように、労働基準法を適用しているということですね。労働基準法の第39条にあります。「1年間継続勤務し、全労働日数の8割以上を勤務した労働者に対して6日間の有給休暇を与えなければならない」というのが労働基準法でありますけれども、その点から立ちまして、岡崎の臨的保母さん、先ほどの答弁で、勤務年数はどのようになっていますかという私の質問に対して、資料がないからわからないというふうにおっしゃいました。やはり、市の大事な子供たちを預かる保育をしていただく保母さんです。そういう人たちがどういう経歴であるか、またどういう保母経歴を持っているかということなんかは、資料がないというのでは済まないと思います。 私は、自分の子供を通しましても、臨的の保母さんがたくさん園にいました。そういう中で、本当に最高の人は十何年も同じ園にいらした方もいます。そういう中で、この労働基準法に当てはめますと、有給休暇はきちっと保障すべきだというように私は思いますけれども、いかがでしょうか。 もう一つ、臨的さんの給料についてでありますけれども、これは職員に準じているというように言われました。しかし、正保母で、短大新卒で初任給が13万 6,100円です。臨的さんの場合ですと、同じ条件ですと、12万 1,700円です。職員に準じているということでありますけれども、正保母の場合は、最低必要年数4年以上で3級に昇格する。15万 7,300円になるわけですね。その後は、基本的には毎年1号ずつ上がるというのが正保母であります。そういう点で言えば、職員に準じているというようには思えないんですけれども、説明していただきたいと思います。 それから、安心して預けられる保育についてであります。これについて、
アレルギーの状況、また全国的ないろんな対策など、私もお話をしました。そういうのを踏まえながらも、やっていないというのでは、もちろんやっていないのは実態でありますけれども、今後どうするかということを私は聞いたのでありますので、それを言っていただきたいと思います。 それから、除去食についてであります。牛乳のかわりにジュースを与えているということでありますけれども、食物
アレルギーには、牛乳、卵、肉、いろいろあります。これについてどう思われますか。それらについての代替を何にしているかということを言っていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 市長公室長。
◎市長公室長(柴田徳長君) 休暇の関係ですが、労基法の関係を対象にしておりますが、私の方はあくまで6カ月更新という立場をとっております。 それから、給料の関係ですが、これはあくまでその適用を市の職員に準じておりますが、その段階を追って云々ということについては、必ずしもこれは労組との関係の中から、いわゆる本来の市の職員と、そうでない職員との格差はあろうかと思っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 福祉部長。
◎福祉部長(鈴木清君) 最初に、臨的保母の増加の予想ということでございますが、現段階では、平成3年度の入所見込み数が、前年度に比べ極端に増加したということよりも、現在で 106人増加しておるという、特に3歳児未満が多いということと、中途退職者が6名出たということで、3年度も臨的任用保母の増加が予想されるではないかと、このように現段階では考えております。 それから、臨的保母さんの勤務年数はどうかという話ですが、これは現在手元に資料がないので、お答えできないということでございますので、調べてほしいということであれば、また別に資料を出させていただきます。 それから、アトピーの件につきましては、今後少し研究をさせていただきたいと思いますが、現時点ではそこまで調査をいたしておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 それから、除去食の牛乳以外のものにつきましても、現在のところはやっておりませんので、それも今後の研究課題とさせていただきます。 以上です。
○議長(
近藤隆志君) 15番 木全昭子君。
◆15番(木全昭子君) 今出されましたように、臨的保母さんは来年度もふえるという見込みだということであります。 それと、さっき言われました臨的保母さんはあくまでも6カ月更新だと言われましたけれども、実際実態はそうではありませんので、それをきちっと把握してから対応していただきたいと思います。 それと、幼稚園の給食センター化ですけれども、これもぜひアトピー対策の上からもやはり御考慮いただきたいと思います。 それから、無認可保育園についてでありますけれども、無認可保育園、いろいろ事情があって、そういうのをやっているところもあるということを言っていますけれども、知立のさくらんぼでは、これは県や国がこの助成制度をやめましてからやったものです。県並みに市が助成をしております……
○議長(
近藤隆志君) 質問者に申し上げます。制限時間、終了しました。 暫時、休憩いたします。 午後3時8分休憩
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△鈴木雅美議員の質問 午後3時20分再開
○議長(
近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 10番 鈴木雅美君。 (10番 鈴木雅美君 登壇)
◆10番(鈴木雅美君) もう本日は終わったような雰囲気で、一番最後で、非常にやりにくいのですが、議長さんのお許しをいただきましたので、通告の順に従いまして質問をさせていただきます。 本日は非常ににぎやかな日でございまして、岡村議員さんの辛い質問、岡田議員さんの優しい質問、加藤明子さんの心優しい、主婦感覚、それから木全昭子さんの微に入り細に入る質問と続きましたので、市長初め理事者の皆さんは、さぞやお疲れのことと思いますが、一緒にやっております私も疲れておりますし、議員の皆さんも疲れてみえると思いますので、質問に関しては簡潔明瞭、核心を突いたお答えをお願いして、手短にやっていただけるようお願い申し上げます。 最初は、テレトピア指定と視聴覚ライブラリーについて御質問いたします。 昨年10月19日付で、郵政省より本市はテレトピア構想のモデル都市に指定されたわけでありまして、この指定をいただくに当たっては、かなり大変な御苦労をされたと、特に隣の豊田市が先に指定を受けておりますので、ということを聞いておるわけです。高度知識都市岡崎構想、HIT構想、そしてハイコンにそれ以前も取り組んでいたわけですが、テレトピア指定を受ける必要は、当時の新聞報道にもあるとおり、同年11月3日に開局したCATVミクスに対する日本開発銀行からの無利子融資が主な目標であったと思うわけです。そのほかにも、駐車場案内システム、プリペイドカード、独居老人緊急通報システムなど、いろいろと計画はあるわけですが、とりあえず最初がCATVミクスに対する開発銀行からの融資ということで、そこに市長初め理事者の皆さんのCATVミクスに対する並み並みならぬ情熱を感じる次第であります。 そこで、テレトピア構想のモデル都市指定に伴う本市の計画はその後どうなのかということをお尋ねいたします。HIT構想、“
ハイコン21”、それはあるわけですが、何か新しいものがありましたら、お教えください。 テレトピアとは、テレコミュニケーションとユートピアの合成語ということで、郵政省がつくった割には、意外と安直なネーミングなわけですが、ユートピアと言っているわけですから、これは人間に優しいというようなことが問題になると思うわけです。本市にしても、人に優しい情報ネットワークと銘打っているわけで、人間の知恵というか、いわゆるソフトと言われる部分がないと、これは全然だめなもので、ソフトと言われる部分に期待しているところが大きいと思われるわけです。人間が創造性を発揮しなければ、機械は役に立たないわけですし、テレトピアにしても、機械が優先しているんじゃなくて、その中で人間がどうなるかということが問題であると思うわけです。 CATVの先進国のアメリカを見てみますと、チャンネルの数がめちゃくちゃたくさんあるわけですが、その中でも、パブリックアクセスチャンネルといいまして、市民が自分のチャンネルとして自由に使うことができる、自分で写したものをそこへ持ち込めば、放送してもらえるというようなチャンネルがあるわけで、市民の皆さんは結構それを楽しんでみえるわけです。 しかし、素人のビデオを見てみえる方は多いと思うんですけれども、大体見ていると、船酔いをしてしまうとか、苦痛を伴うような、そういう程度のソフトが多いわけでして、アメリカの全部ではありませんけれども、CATVを持っているところのかなりの部分で、パブリックアクセスオーガナイゼーションというような組織がつくられていまして、これは、市民に対してビデオの撮影の仕方とか、編集の講座を開催しまして、これを修了した人には業務用ビデオというものを貸して、放送されるもの自体の質をよくしているということがあるわけです。 翻って、本市に類似の組織があるかどうか考えてみますと、視聴覚ライブラリーがこれに当たるんではないかなと思うわけです。視聴覚ライブラリーというと、どこにあるのかなと言われるのが皆さんの素直なお気持ちじゃないかなと思うわけですが、一番最初は図書館の中にありまして、それから市役所、7階の教育委員会の階に入りまして、今現在は太陽の城の中に居候しておるわけです。テレトピアの指定を受けた本市において、このようなことでよいのかと考えてしまうわけです。この点について、視聴覚ライブラリーをこれからどうしていきたいのかということについてお答えをお願い申し上げます。 次に、本市は市職員の増員を決めたわけですが、市職員の増員と能力の開発についてお尋ねいたします。今回 110人でしたか、増員するわけですが、行革で数をふやすということに対する抵抗があったためか、これまでずっと、仕事はふえても、職員の数はふやさないということでやってみえたわけです。それがいけないということじゃないんですが、これも一つの考え方なら、また別の考えがあるわけでして、数の合理化を図る余り、仕事が小さくなってしまったのでは、これは元も子もないわけです。市民の税金をむだにしない、適正な配置というものがありますし、必要な先行投資や研究開発にお金を使うということが、市民の払う税金を最も有効に使う方法ではないかと考えるわけです。 私の場合、補欠選挙で市議にさせていただいてから、まだ4カ月ほどなんですけれども、この間に、今まで勉強したかったところにいろいろと視察に行かせていただきました。大垣市、水戸市、東京都豊島区、藤沢市、柳川市、久山町、福岡市、神戸市と、8カ所にもなりますが、これは一度行ったら、その途中でどこか寄ってきてしまうというような形で、2カ所、3カ所と、かけ持ちでやらせていただきましたので、こういう数になったんですが、「百聞は一見にしかず」でありまして、今まで知りたいなと思っていたところとか、本で読んで知っておったところとか、そういうようなところなんかを実際行って見てみますと、非常によくわかるわけです。ですから、僕も税金をむだには使っておりませんので……。 こういうふうに、市の職員の方にもいろんな面で勉強していただいて、能力を高めていただきたい。そうすることが、基本的に市民の税金をうまく使う、非常に活性化された市役所ということになるんではないかなと思うわけであります。市役所にも多くのセクションがあり、それぞれいろんな仕事をやってみえるわけなんですけれども、よその都市にも類似のセクションが当然あるわけでして、そうしますと、先進的な方法をとってみえる、そういうような都市が日本に幾らでもあるわけです。 いわゆる民間ですと、他社のノーハウを得ようと思うと、これは高い金を出して買わなければいかぬわけなので、とてもただで教えてくれと言っても、教えてくれるわけじゃありませんけれども、行政の場合ですと、どういうわけか、お尋ねすると、非常に懇切丁寧に教えていただけるということがあるわけです。岡崎市の活性化を図るには、極力そのような手法をとって、岡崎自体を先進地にしていくと、いろんな意味で先進地にしていくと、そのようなことが今求められるんではないかなと。せっかく増員しまして、余裕があるかどうか、それははっきりとはわかりませんけれども、余裕があるとして、こういうような余裕があるときにこそ、システムとして人材育成の方法を取り入れるということが必要じゃないかなと考えるわけです。このようなことをやっていかれるのかどうか、ぜひともやっていただきたいと思うわけなんですけれども、やっていかれるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 それと、また新しくできる組織なりセクション、施設等においては、専門の知識や技術を必要とするような、そのようなものが多くなる傾向にあると思いますが、そのような場合の人材育成、能力開発というものをどのように考えてみえるか、お教え願いたいと思います。 次は、放置自転車の対策とシルバー人材センターについてお尋ねします。 平成3年度の予算に、放置自転車対策事業として 1,048万が組まれ、社団法人シルバー人材センターに委託ほかとなっていますが、とりあえずまずこの現況についてお尋ねします。 この間、東京の豊島区の放置自転車対策を社会党の徳田さんと御一緒して、勉強させていただいてきたんですが、豊島区には自転車対策課という独立した課がありまして、なかなかおもしろい仕事をやっているわけです。放置自転車を粗大ごみとして扱ってしまうと、終末処理場の寿命をどんどん縮めてしまうことになってしまうわけなんですが、これまた資源として開発すれば、おもしろいことができるわけです。豊島区の場合ですと、シルバー人材センターの方のお力をおかりしまして、自転車を再生するわけです。これを東南アジアやアフリカで保健衛生活動をしている組織にお譲りして、保健衛生の普及に役立てていると、このような活動をやっているわけです。1988年から始めたそうですが、現在は豊島区だけでなく、世田谷区、練馬区、埼玉県川口市とか、多くの自治体が参加して、再生自転車海外剰余自治体連絡会というものをつくるまでに発展しておるわけです。 ここでちょっとおもしろいのは、心理的に見ても、シルバー人材センターの方に、ただ自転車を直せということではなく、直した自転車がアフリカ、東南アジア等で非常に役に立っておるということになりますと、これがやりがいのある仕事ということになってくるわけでして、感謝状とか現地で利用している写真等が送られてきますと、非常に自分自身の中にエコロジーを感じる、宇宙船地球号というような感覚をお年寄りに持っていただけるというような副次的な効果があるわけです。 それから、担当の自転車対策課の職員の方にしても、自分たちのやっている仕事は、それまで3Kだか4Kだか、そういうような仕事じゃないかと、放置自転車を回収するのに、トラックに上げて、「よいしょ」とやると、茶色い水がドバーっとかかってくると、こんな仕事、おれは嫌だというようなセクションじゃなかったかなと思うんですが、それが非常にやりがいがある仕事に変わったというようなことを担当の若い方がお話ししてみえまして、非常に印象的でした。 当市においても、ぜひこれを見習いたいと思うわけでして、この点においてこういうようなことを実行していこうとか、ちょっと連絡を取ってみようとか、そういうようなお気があるかどうか、お聞かせください。 次は、
リバーフロント構想の今後と水質の浄化の取り組みについてお尋ねします。これまで多くの方が下水道について質問されてみえましたので、重複する部分は省きまして、川との関係を中心に質問させていただきます。 まず最初は、
リバーフロント構想について、市長のお話しになってみえる内容が最近若干変わってきたように思いますが、そのあたりのことについてお教えください。 川における下水といいますと、どうも今議会でも水質汚染とか、そういうようなことがクローズアップされるようで、人間と下水ではなく、川の関係を考えると、汚染汚染とばかりいうのは、ちょっとそれだけでは足りないんじゃないかなと。水量の確保というような観点も必要じゃないかなと思うわけです。御存じのように、私たちが飲んでいる水道の水の50%は乙川から取っておるんですが、この乙川の水といいますと、考えてみれば、額田の方で使われた下水、それをまた我々が浄化して飲んでおるというのが実情でして、これは額田より下流の我々の宿命で、これはどうしようもないことです。であるから、矢作川水系というような、そういう自治体を越えた考えが出てきていると思うわけですが、流域で物を考える考えを、今やってみえる組織が乙川水環境研究会というのがあるそうですが、その点について、どのような活動をしてみえるのか、お伺いしたいと思いますし、また市長は水の問題、それから森の問題と、非常にエキスパートでみえるわけで、大分この水の問題については、考えがおありだと思うわけですが、僕自身、流域下水道という考えは、今はちょっとどうかなと、今の時代に本当に合っているんだろうかと、そういうような若干の疑問がありますので、その点についてお考えをお聞かせ願えたらと思うわけです。 市長は昨日も、開発と、そういう言葉を使うと、どうも西欧的な思考となってしまって、日本の文化とどうもしっくりいかないんじゃないかというようなことを言ってみえましたけれども、水についてはまさにそれで、ヨーロッパ等を流れる川は、非常に水量も多く、とうとうとゆっくり流れておるわけです。日本の川はといいますと、水源から海岸まで非常に近く、あっという間に流れてしまうというのが日本の川ですから、ヨーロッパ的な発想から出た下水というのが、こういう面からも、ぴったり合っているのかどうかということについても疑問があるわけです。流域下水道推進の建設省にしても、中の住宅局あたりは、浄化槽を恒久施設としているわけですし、建設省の中でもこの点について若干の議論の分かれるところではないかなと思うわけです。 当市において、下水道の普及率ということが言われておるんですけれども、合併処理槽の能力は、今議会でも出ておりましたとおり、かなりの性能になっておるわけです。合併処理浄化槽、これと下水道普及率を加えた場合の数値は、これが本当の意味の下水道の普及率と言っていいんではないかなというふうに考えるわけで、もしこの数値がおわかりになりましたら、お教えください。 これで第1質問を終わらせていただきます。 (12番 鈴木雅美君 降壇)
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) 鈴木雅美議員さんからは、何か漠とした全体構想がちょっと見えたわけでございまして、第2、第3質問で厳しい視点が出てくるんでなかろうかという、こういう印象でございます。しかし、大局的に私から今の御質問に対しまして、率直なお答えをさせていただきたいと思うわけでございます。 まず、テレトピア構想等におきまする問題、そしてまたCATVを含めました問題等に対しましては、今お話のございましたように、このシステムを導入する、なかんずくCATV等に対しましては、一番私が当時警戒いたしましたのが、アメリカのCATV、これに対するところの非常に進んだ部面と、正直に申し上げまして好ましからざる部面、深夜放送というもので伸びたわけでございまして、こういう二面性があったわけでございます。私も当時、アメリカの実態を調査しながら、本市、日本に入れるところのシステム、基本ということが非常に問題であったわけでございますが、現況におきましても、やはりいいところは取り入れまして、一層日本的なもの、岡崎的なものを育てていきたい、こういうことでひとつ、概略の御答弁にかえさせていただきます。 それから、放置自転車の関係等に対しまして、なるほど御視察ということは非常にすばらしい効果があるなと、しみじみ感じたわけでございます。率直に申し上げまして、本市におきましても、放置自転車というのは本当にごみと同じ扱いをしてしまう、ところが警察事件では、自転車の盗難というのが非常に多い。 こういう問題を考えましたときに、当時、私年度は忘れましたが、たしか五、六年か前でございましたが、これを修繕いたしまして、そして再生をさせていただいた。こういうときがあったわけでございます。何といいましても、親戚の多い岡崎でございますから、こいつに乗っておられますと、ああ、おれの自転車に乗っておるということで、また問題になってしまったということで、あのときに再生が、実は逆な効果が出まして、やめてしまった覚えがあるわけでございます。さすがに先進都市というのは、そのところで使わなくて、海外で使うということでございますから、これはなかなかすばらしい発想だなと思うわけでございます。私は、すばらしい発想だなと思うと、この辺でひとつお許し願いたいと思っております。これはやっぱり皆さん方との御協議を申し上げながら、これを具体化するという方向は、今後詰めてまいりたい。 これは、今鈴木さんが一つの例として申されましたんですが、各議員の皆さん方がおのおのの立場におかれまして、こういう御研さんを重ねられたこともあろうと思いますものですから、こういう部面につきましても、今後十分ひとつお聞かせいただきたいと、こういうこともお願いしておきたいと思うわけでございます。 それから、
リバーフロント構想、なかんずく水資源の問題、あるいは下水道の問題等でございますが、直接私は特別方向を変えたということではございませんが、率直に申し上げまして、私は、当時県議会でも私は問題にいたしましたのが、中水道構想という、これは岡崎市議会も出しましたんですが、将来の水資源、こういうことから、中水道発想、こういうことを申し上げた覚えがあるわけでございまして、この考え方は考え方といたしましては、現況もそれほど間違っておると思わないわけでございまして、上水を活用いたしましたら、今度はこれを中水道として2次活用をする、そして結局、植木や何かにやる、あるいは洗車する水、あるいは工業用水、冷暖房等の関係に使う、これが中水道構想であったわけでございます。 この構想につきましては、私は今も基本的には変わっておらないわけでございますが、何と申し上げましても、限られた水資源の中におきまして、これを岡崎市の一つの水資源も財産であると考えてしまいますと、いわゆる流域下水道というのは、一番の下流におきましてこれを処理するわけでございますから、この活用度合いからいきますと、若干これが、岡崎市に降った水、あるいは岡崎市よりも上流の水を再活用して使うということには、若干ここに問題点があるというのが流域下水道構想であるわけでございます。 しかし、これも全部をやるというわけではないわけでございますし、同時にまた今度は、そういう私の純理論的な、あえて申し上げますと、学理的な根拠と、行政的な根拠とは違うわけでございます。行政的な問題になってまいりますと、多くの市民の皆さん方が一日も早い下水道完備を願っておられるわけでございます。こういうことからいきますと、流域下水道に対しましても、早急な完成を祈念しておる、この姿勢には変わらないわけでございます。 しかし、今おっしゃいましたように、流域下水道関係地以外、あるいはこの流域下水道が将来引き得る可能性のある地域以外、こういうことに対しましては、これまた今お説のような感覚でもちまして、これを再利用していく、あるいは河川水の増加に対する手法を考える、こういうことも当然必要なことになるわけでございまして、これらを体しまして、公共施設等におきましては、既に若干ではございますが、雨水等を貯留いたしまして、これを中水道的に使わせていただく、こういう施設も学校、保育園、あるいは各施設において一部採用させておっていただくわけでございますが、これらの問題等は非常に難しい問題でございまして、短時間の中に論議すべき問題ではなかろうと思います。しかし将来、水資源というものは非常に大きな都市の発展と、あるいは生活とかかわりのある問題であるわけでございまして、今後ともに重要な施策といたしまして、研究、そしてまた間違いない将来構想、こういうことに対しましても、詰めてまいりたいと思うわけでございます。しかし、これは相手が自然のことでございまして、大変難しい問題が山積しておるので、多くの学者や、そして先見性のある方々、あるいは地域に長年住んでおられる方々、こういう経験も生かしまして研究していきたい、このように申し上げまして、御答弁にかえさせていただく次第でございます。 残余の問題等に対しましては、担当の方からお答えさせていただきます。
○議長(
近藤隆志君)
企画調整部長。
◎
企画調整部長(
松林正八郎君) テレトピアにつきまして、概要を市長が申されたわけでございます。議員お尋ねのテレトピア指定に伴います本市の計画、あるいはテレトピアにかかわります視聴覚ライブラリーの充実ということで御回答申し上げたいと思います。 今おっしゃられましたように、テレトピア計画でございますが、人に優しい情報ネットワーク、こうしたものを基本理念といたしまして、地域情報化を進めてまいりたいというものでございます。最近にかかわりますニューメディアと申しますか、ISDNも、あるいは今申されましたCATVも、こうしたものを利用いたしまして、一般家庭、あるいは独居老人、あるいは市役所、学校、市民センター、図書館、商店街、こうしたものをネットワーク化していきたいというものでございます。 今、CATVにつきましてお話があったわけでございますが、西三河ニューテレビにおきましては、コミュニティーチャンネルということで、特にミクス21として、自主放送番組もつくっておるわけでございます。これには、行政広報番組、これはパブリックチャンネルということでございまして、これは毎週月曜日から土曜日まで、町の話題、市民便利帳、あるいはお知らせと、こういうようなものを放映させていただいております。 また、独自性といたしまして、「岡崎の情報何もかも」ということで、チャンネルA、こうしたものも放送しておるわけでございます。これには、商い通信でありますとか、岡崎に住んでいても、「ああそう、知らなかったことが多いですね」と、これは、周辺をいろいろかの角度で御紹介する。あるいは、回顧写真館、昔懐かしいそうした昔の風景を親子で楽しんでいただこうとか、あるいは一こま漫画というようなものも出しております。 こうしたように、コミュニティーを取り入れておるわけでございまして、こうした双方向の有線テレビでありますので、行政といたしましても、今後これを十分活用していきたいというように思っております。 そこで、テレトピアの岡崎計画でございます。これにつきまして、今掲げておりますのは、この地域情報化、いわゆる高度情報化社会に対応いたしまして、五つの基本のシステム、これと16のサブシステムというものを構築していきたいというように考えております。これは、一つには、地域産業の支援育成、商店街の活性化、こうしたものに対する企業情報システム、あるいは地域流通情報システム、こうしたものの構築にかかってまいりたいというように思っております。特に最近でございますと、地域商店街におきます
駐車場対策というようなこともあるわけでございまして、こうした中では、プリペイドカードシステム、いわゆるカードターミナルをつくりまして、共同カードが利用できるというようなものが一番早いではないかというように思うわけでございまして、こうした駐車券の共同化にかかっていきたいというものが一つ当面ございます。 そのほかに、市内の交通混雑の緩和をするというために、交通管理情報システム、あるいは高学歴化、長寿化社会に対応するところの生涯学習情報システム、あるいは行政サービスの高度化情報案内、充実のための市民情報提供、こうしたようなものを柱としておるものでございます。 それから、特に今後産業界におけるところの近代化の促進、あるいは地場産業の活性化を図るということで、こうした価値ある情報を提供しながら、快適な市民生活の確保を図っていきたいというように思っております。 当然でございますが、こうしたものは、地域情報化センター、これは“
ハイコンプレックス21”の中に想定されますいわゆる公的な部分がこれに当たってまいるということでございます。 それから、かかわりまして、テレトピアにかかわるいわゆる視聴覚ライブラリー、これについてのお尋ねでございます。本市は、ただいま議員御指摘のように、教育委員会の方におきまして、これは教材、機器、学校教育、社会教育、こういうような学習に利用されておるわけでございます。先ほど、自作教材ビデオ作品コンクールでも、県の方で最優秀賞を受賞しておるというように聞いておるわけでございまして、これはさらにこうしたものを育てていく必要があるというように思うわけでございます。特に議員御指摘のように、こうした利用促進を図るためには、指導者の養成ということが必要であろうというように思うわけでございます。 ただいままで申し上げましたように、テレトピアモデル都市にふさわしい高度情報化への対応として、視聴覚教育をさらに充実するために、今後ニューメディアの
調査研究、情報のネットワーク化、より高度な視聴覚教育、こうしたものに対応する施設が必要ということになるわけでございます。 第4次岡崎市総合計画の中にもこうした計画も取り込んであるわけでございまして、ニューメディアに対する
調査研究を行う総合視聴覚施設、こうしたものも計画しておるということでございます。いずれにいたしましても、これは“
ハイコン21”にかかわりまして、この中でのテクノセンターというような中で取り組んでまいりたいというように思っております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 市長公室長。
◎市長公室長(柴田徳長君) 2番目の職員の能力開発というお尋ねでございます。私どもとしましては、職員研修におきましては、一般職共通の問題と、専門知識を得ると、この2通りに分かれておりまして、一般共通の場合は、職員課におきまして研修を行っております。2年前に研修の必要性を重んじまして、研修係というのを設置しまして、職員の資質の向上を図っておるということでございます。 ちなみに、研修内容を申し上げますと、まず採用に当たっての事前研修、それから採用後の体験研修ということで、消防業務だとかごみ収集、病院のヘルパー、こういうものを体験研修を行っております。それからは、初級、中級、主査、係長、管理職、それぞれの職種に合った研修、それから民間企業派遣研修、それから先進地派遣研修、それからほかに小集団活動等々ございますが、これらを行っております。 それから、先ほど議員のお話の中で専門知識云々ということでございますが、この専門知識におきましては、各課の対応、その専門分野におきまして各会合が開かれるわけですが、それに参加しております。ちなみに平成3年2月1日現在で申し上げますと、 1,014人の職員が参加しております。受講率でいきますと、37.2%ということでございます。 しかしながら、内容を見ますと、おおむね各課にわたっておりますが、しかしやっぱり希薄な部分もございます。したがいまして、今後こういう希薄な部分を充実してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 環境衛生部長。
◎環境衛生部長(石原明次君) 3番の中で、シルバー人材センターの関係でございますが、平成3年度、シルバー人材センターの委託料として 1,048万の内容はどうかということでございますが、駅周辺の放置自転車の指導、整理をシルバー人材センターに委託する委託料でございまして、内容としては、早朝3時間、五つの駅で17名の方にお願いいたしまして、雨天、日曜日、祝祭日と、年末年始を除く1年間、放置防止の呼びかけや市営自転車駐車場内の整理等を行っていくための事業の委託料でございます。 次に、4番目の中で、乙川水環境研究会の活動内容はどうかということでございますが、この乙川水環境研究会は、愛知県土木部河川課が主体となって、昨年6月に発足したものでございます。その目的は、乙川の水環境の現状を調査し、そのあり方や水環境保全を改善するための手法等を研究し、水環境管理計画の試案を作成するとともに、関係諸機関にこれを提言することを目的といたしておりますものでございます。研究会の会員は、県の機関が7機関でございまして、そのほか乙川流域の岡崎市と額田町の計11名の研究会の会員でございます。そのほか、作業部会として21名、計32名で構成しております。この研究内容といたしましては、乙川等の水環境の現状把握に関する調査、分析、そして水質保全のための諸施策の研究などが内容でございます。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 10番 鈴木雅美君。
◆10番(鈴木雅美君) テレトピアの指定に伴って、今お伺いしていますと、これまであった構想、“
ハイコン21”等をより深く進められる、そういうことに充てられてみえると、また指導者の養成、また総合視聴覚センター等々、種々考えてみえるようで、これは早急に進める必要がある問題ではないかなと。ハードの方は、金を出せばどんどん来ますが、人の養成というのはなかなか時間がかかるものでして、その人の養成をしていかないと、このテレトピアも絵にかいたもちに終わってしまうおそれが非常にあるわけです。 市職員の増員と能力開発についてですが、出雲市長、今非常にマスコミで有名な岩國哲人氏ですけれども、この方が住民サービスについて、 100万円の税金を 150万にも 200万にも効果的に使う、それこそが本当の住民サービスと言えるというようなことを言ってみえるわけで、これは言ってみれば、攻めの経営と言えるわけでして、岡崎市も、市の職員増員と、このチャンスを生かして、攻めの市政により邁進していただきたいと思うわけです。 職員提案制度、それから初夢の提案、こういうこともいいんですが、勉強させないでおいて、何かいい考えを出せ出せといっても、これはなかなか出す気にもならないんじゃないかなというふうにも考えますし、そういう面で、特に若い第一線で動いてみえる方により勉強のチャンスをお与え願いたい。そうすることが、ひいては住民サービスにつながると、そういうふうに考えるわけです。 専門職という点におきましては、ちょっとこれはお尋ねしたいんですが、図書館に司書、美術館、博物館等に学芸員の方、これはどの程度配置されていますでしょう。こういう方が、例えば図書館においては郷土資料のお世話をされるとか、お金を出しても買えないような、そういうような資料のお世話をしていただけるわけでして、図書館にこのような方がどの程度見えるのか、お伺いしたいと思います。 それから、放置自転車とシルバー人材センターについてですが、放置自転車の現況についてはよくわかりました。今のところ、資源化等はできていないということなわけですが、先ほど市長がお答えになった、修繕して売ったことがあるけれども、えらい目に遭ったというようなことを言われたんですけれども、民法第 239条に「無主物の先占」という項目がありまして、これは豊島区で教えてもらったんですけれども、「無主ノ動産ハ所有ノ意思ヲ以テ之ヲ占有スルニ因リテ其所有権ヲ取得ス」とあるわけです。自転車の問題等も、放置してそのままにしておくとか、何回も絵符をつけても、全然とりに来ないというようなことは、無主物と見られると思うわけでして、その無主物をどのように資源として生かしていくかということについては、取り入れていただきたい。先ほど、我々と一緒に考えていくというお話でしたので、これは先へ進めると、こういうようなことはやっていくというお答えとしてお伺いしました。
リバーフロント構想ですが、お尋ねした中で、明代橋をどうするかということについてのお答えがなかったので、そのあたりをちょっとお教えください。 それから、平たん地、例えば市街地において、市街地自体も下の土は保水力を持っているわけでして、コンクリートで塗り固めたりとか、舗装で、アスファルトでぱっと舗装してしまいますと、水はさっと流れて、ポンプ場をつくらなければいかぬというようなことも多くなってしまうわけですけれども、浸透性の、水が下へしみ込む、そういうアスファルト舗装というのもあるわけでして、こういうようなものを取り入れていくお考えがあるか。また、昔ながらの石畳、これなんかも、すき間から水が浸透して、土の保水力が得られるわけですから、これについても、また都市景観整備条例等でやっていただいている町並みなんかで、インターロッキングの舗装がよくやられておるんですけれども、これを取り入れていくお考えはどうかと、こういうことをお伺いしたいなと思うわけです。 それから、農業集落排水整備事業、これ 600万の研究費がついているわけなんですけれども、いつでしたか、2日ぐらい前ですか、飛島村の方で、真空式の下水処理ということを取り入れるということを新聞報道で見まして、こういうようなものなのかどうか、お教えください。 それから、リバーフロントといっても、水がなくなってしまうと、リバーフロントじゃないわけで、水を一番なくしているのが、工業用なり、我々自体が飲んでいる水道水だと思うわけですが、この水道水を乙川からどの程度くみ上げているのか、お教えください。 以上、2次質問を終わります。
○議長(
近藤隆志君) 市長。
◎市長(中根鎭夫君) 私から若干の問題に対しましてお答えさせていただきたいと思います。 明代橋というのは、東岡崎の前のいわゆる
リバーフロント構想の一つの例としてお話しいたしました橋の面、川の上面を活用したところの交通体系に対する考え方だと思うのでございますが、これらに対しましては、私の方、正式の考え方を出したわけではないわけでございます。若干皆さん方に御説明したとおり、愛知芸大の建畠教授あたりが中心になりまして、いろいろな構想を立てておられる。この構想の中で、私自身も、県の砂防関係の4県の代表者の発表会へこの構想を出しましたものですから、ちらっと出しました。そうして、反響を見ておったわけでございますが、おおむね申し上げますと、都市計画関係の方は、非常におもしろい発想だという評価があります。河川管理関係からいくと、とんでもないということであるわけでございまして、これらに対しまして、原案をつくってくれました学者グループも、若干発想を変えまして、覆ってしまうという構想から、橋を2本、あるいは場合によりますと3本を有機的につなぐ構想、こういうことにおきまして、現在の河川法がフォローできる試案ができるんでなかろうか、こういう研究をしておってくれるということまで申し上げておきたいと思います。その計画に進んできたということではないわけでございまして、まだこれらに対しまして、各方面とのセクションを重ねまして、議会に御提示申し上げられる段階、こういうことになっておるということではないわけでございまして、これはひとつそのように御理解願いたいと思うわけでございます。 それからもう一つ、本市に降りましたところの浸透性の舗装、あるいは浸透性を活用するという手法でございますが、これは相当な調査費をかけまして、実は各地域に対しましても、どの地域が浸透力があるか、保水力があるか、こういう調査を既にさせておっていただきまして、若干ではございますが、公園等におきましても、浸透を進めるところの浸透升、こういうものも設置しておるわけでございます。これは、どこをやって効果があるという問題でなくて、特定の地域と土質によりまして可能であるわけでございますものですから、これはそれなりに調査をしておるということも申し上げておきたいと思いますし、もちろん浸透性の問題の舗装、こういうことに対しましても今後詰めてまいりたいと思いますが、今のところ、まだ浸透性舗装の中におきまして、どのぐらいもつかというやつがまだちょっとデータ的に不足でございますものですから、これらを踏まえながら考えていきたいということでございます。 それから、乙川の流域に対する取水関係ということに対しましては、これは担当の方から数字的に申し上げたいと思います。 ただ、私の方から大きな問題といたしまして、日本の水というのは、降るときにはたくさん降るわけでございまして、降らぬときになってまいりますと、渇水期になるわけでございまして、この降った水を活用するという手法、これがあえてダムとは申し上げませんが、保水、貯水のできる施設をつくれば、相当この地域におきましては広域的な背後地というんですか、雨水の天恵に恵まれておるわけでございまして、この手法は幾つか出てこようと思っております。ただしこれは、岡崎市だけとか云々でなくて、広域的にこれらのいわゆる天水、落ちます雨水をいかに活用していくか、いかにこれを平均的に供給する施設をつくっていくかというものを、これは将来として非常に大きな問題であろうと思うわけでございまして、これらを対象にしながら進んでおりますのが、矢作川水源基金の一環でもある、こういうことであるわけでございまして、この辺のところまで私から申し上げておきたいと思うわけでございます。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 教育次長。
◎教育次長(大塚希夫君) お尋ねの図書館の司書の資格を持っている者は何人かということでございますが、現在資格を持っておる者は5人おります。なお、美術館につきましては、これは学芸員でございますが、学芸員が1名配置してございます。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君) 水道局長。
◎水道局長(柴田敏夫君) 乙川の取水の関係ですが、先ほど乙川の取水関係は、約50%とおっしゃってみえましたが、元年度で申しますと、日量10万 8,000でございますので、乙川の方で約6万トンと記憶しております。 以上でございます。
○議長(
近藤隆志君)
建設部長。
◎
建設部長(矢野孝君) ちょっと聞き落としまして恐縮でございますが、飛島村の真空方式の下水処理、これは集落排水に関係しての御質問でございますか。