令和 2年 3月
定例会議事日程(第6号) 令和2年3月27日 午後1時開議第1 議案第1号 令和2
年度豊橋市
一般会計予算第2 議案第2号 令和2
年度豊橋市
競輪事業特別会計予算第3 議案第3号 令和2
年度豊橋市
国民健康保険事業特別会計予算第4 議案第4号 令和2
年度豊橋市
総合動植物公園事業特別会計予算第5 議案第5号 令和2
年度豊橋市
公共駐車場事業特別会計予算第6 議案第6号 令和2
年度豊橋市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算第7 議案第7号 令和2
年度豊橋市
後期高齢者医療特別会計予算第8 議案第8号 令和2
年度豊橋市
水道事業会計予算第9 議案第9号 令和2
年度豊橋市
下水道事業会計予算第10 議案第10号 令和2
年度豊橋市
病院事業会計予算第11 議案第15号 豊橋市
職員定数条例の一部
を改正する条例について第12 議案第16号 豊橋市長等
の損害賠償責任の一部
の免責に関する条例について第13 議案第17号 豊橋市市税条例
の一部
を改正する条例について第14 議案第18号 豊橋市
手数料条例の一部
を改正する条例について第15 議案第19号 豊橋市
市費負担教員の給与等に関する条例について第16 議案第20号
豊橋市民館設置及び管理に関する条例
の一部
を改正する条例について第17 議案第21号 豊橋市
少年愛護センター設置及び管理に関する条例
を廃止する条例について第18 議案第22号 穂
の国とよ
はし芸術劇場条例の一部
を改正する条例について第19 議案第23号 豊橋市
児童福祉法施行条例の一部
を改正する条例について第20 議案第24号 豊橋市
子ども医療費の助成に関する条例
の一部
を改正する条例について第21 議案第25号 豊橋市
旅館業法施行条例及び豊橋市
公衆浴場法施行条例の一部
を改正する条例について第22 議案第26号 豊橋市
食品衛生条例の一部
を改正する条例について第23 議案第29号 豊橋市
国民健康保険税条例等の一部
を改正する条例について第24 議案第30号
豊橋市営住宅条例の一部
を改正する条例について第25 議案第31号 東三河都市
計画事業豊橋牟呂坂津土地区画整理事業施行に関する条例
の一部
を改正する条例について第26 議案第32号 豊橋市
消防団条例の一部
を改正する条例について第27 議案第33号 市道
の路線廃止について (石巻本町115号線以下62路線)第28 議案第34号 市道
の路線認定について (石巻本町511号線以下62路線)第29 議案第35号
工事請負契約締結について (
玉川小学校南校舎大
規模改造工事(
長寿命化))第30 議案第36号
工事請負契約締結について (
谷川小学校北校舎大
規模改造工事(
長寿命化))第31 議案第37号
工事請負契約締結について (
豊南小学校北校舎大
規模改造工事(
長寿命化))第32 議案第38号
工事請負契約締結について (
飯村小学校北校舎大
規模改造工事)第33 議案第39号
工事請負契約締結について (
二川南小学校北校舎大
規模改造工事)第34 議案第40号
工事請負契約締結について (
本郷中学校北校舎大
規模改造工事)第35 議案第41号
包括外部監査契約
の締結について第36 議案第43号 令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算(第1号)第37 議案第44号 令和2
年度豊橋市
下水道事業会計補正予算(第1号)第38 議案第45号 令和元
年度豊橋市
一般会計補正予算(第8号)第39 議案第46号 令和元
年度豊橋市
下水道事業会計補正予算(第4号)第40 2請願第1号 新
アリーナ建設を求める請願第41 議案第27号 豊橋市
産業廃棄物処理施設及び
汚染土壌処理施設の設置に係る紛争
の予防及び調整に関する条例
の一部
を改正する条例について第42 議案第28号 豊橋市病院事業
の設置等に関する条例及び豊橋市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例
の一部
を改正する条例について第43 報告第1号 専決処分
の報告について (議決事項中変更について)第44 報告第2号 専決処分
の報告について (訴え
の提起について)第45 報告第3号 専決処分
の報告について (損害賠償
の和解及び額
の決定について)第46 報告第4号 債権放棄
の報告について第47 報告第5号 令和元
年度豊橋市
競輪事業特別会計弾力条項適用について第48 議案第47号 令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算(第2号)本日
の会議に付した事件1 日程第1.議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算から、日程第48.議案第47号令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算まで
の48件2 議案会第2号
PCB廃棄物等に関する取組強化
を求める意見書3 議案会第3号 中高年
のひきこもりに対する実効性
のある支援と対策
を求める意見書4 議案会第4号
ライドシェア導入の慎重な検討
を求める
意見書出席議員 36
人 本多洋之 伊藤哲朗 石河貫治 宍戸秀樹 梅田早苗 及部克博 古池もも
山本賢太郎 二村真一 近藤修司 中西光江
鈴木みさ子 川原元則 長坂尚登 尾崎雅輝 近藤喜典 松崎正尚 市原享吾 小原昌子 山田静雄 向坂秀之 尾林伸治 星野隆輝 斎藤 啓 堀田伸一 伊藤篤哉 豊田一雄 坂柳泰光 古関充宏 田中敏一 近田明久 沢田都史子 鈴木 博 廣田 勉 芳賀裕崇
寺本泰之欠席議員 なし
説明のため出席した者 市長 佐原光一 副市長 金田英樹 副市長 有野充朗
危機管理統括部長 白井住昌 総務部長 吉原郁仁 財務部長 黒釜直樹 企画部長
木和田治伸 市民協創部長 古川尋久 文化・
スポーツ部長 伊藤紀治 福祉部長 西尾康嗣
こども未来部長 鈴木教仁 健康部長 犬塚君雄 環境部長
小木曽充彦 産業部長 稲田浩三 建設部長 山本 晋
都市計画部長 古池弘人
総合動植物公園長 瀧川直史
市民病院事務局長 山本和敏
上下水道局長 金子隆美 消防長 土田弘人 教育長 山西正泰 教育部長
大林利光職務のため出席した者 事務局長 小田恵司 議事課長 前澤完一 庶務課長 鈴木信明
議事課長補佐 杉浦寿実
議事課主査 権田 功
議事課主査 鳥居宗克 書記 飛田珠妃 書記 目 美菜子 書記 安形義光 行政課長 前田 出 財政課長 朽名栄治 午後1時開議
○
豊田一雄議長 ただいまから本日
の会議
を開きます。
----------------------------------- 日程に入る前に、御報告申し上げます。 去る3月9日
の本会議において、委員会に送付しました陳情について、
予算特別委員会委員長から、当局において慎重に検討し、処置されるよう要望することに決定した旨、報告がありました。
----------------------------------- これより日程に入ります。 日程第1.議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算から、日程第40.2請願第1号新
アリーナ建設を求める請願まで
の以上40件
を一括議題といたします。 さきに審査
を付託いたしました
委員会委員長の報告
を求めます。
予算特別委員会、
伊藤篤哉委員長。 〔
伊藤篤哉予算特別委員長登壇〕
◆
伊藤篤哉予算特別委員長 本委員会に付託されました議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算を初めとする39議案につきましては、3月23日に審査
を終了いたしましたので、その審査経過
の概要及び結果
を御報告いたします。 今定例会におきましては、
新型コロナウイルス感染症対策として、審査区分
の細分化、定期的な換気、委員及び理事者
の座席
の距離
をとるなど
の対策
をとった上で、審査
を行いました。 御協力いただきました皆様に対して、心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。 各議案につきましては、7日間にわたり委員会
を開催し、当局から順次
説明を求め、質疑応答が交わされた後、賛否意見
の表明がなされました。 では、採決
の結果
を申し上げます。 初めに、議案第1号については、
起立採決の結果、起立多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第2号、議案第5号及び議案第6号、議案第8号から議案第10号まで
の以上6件については、いずれも
全員異議なく、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第3号及び議案第7号
の以上2件については、
起立採決の結果、起立多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第4号については、
起立採決の結果、起立多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第43号及び議案第44号
の以上2件については、いずれも
全員異議なく、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第45号については、
起立採決の結果、起立多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第46号については、
全員異議なく、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号、議案第17号、議案第18号、議案第20号、議案第21号、議案第23号から議案第26号まで、議案第30号から議案第41号まで
の以上21件については、いずれも
全員異議なく、原案
のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第16号、議案第19号、議案第22号及び議案第29号
の以上4件については、
起立採決の結果、起立多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○
豊田一雄議長 次に、
総務委員会、
近田明久委員長。 〔
近田明久総務委員長登壇〕
◆
近田明久総務委員長 本委員会に付託されました請願1件につきましては、去る3月24日に委員会
を開催し、審査
を終了しましたので、その審査経過
の概要及び結果
を御報告申し上げます。 2請願第1号新
アリーナ建設を求める請願については、審査
の必要から紹介議員に対して出席
を求め、紹介議員に対する質疑及び当局に対する質疑
の後、討論に入りました。 初めに、斎藤 啓委員から『
日本共産党豊橋市議団を代表して、不採択
の立場で討論する。 豊橋市
の新
アリーナの計画については、民間企業と
の協議が不調に終わったことで当初
の建設予定も大きくずれ込み、新年度においては
多目的屋内施設の基本計画策定に向けた基礎調査
を進めていくという段階にある。 従来
の新
アリーナの計画は、建設資金
の提供や運営・興行
の中身などについても民間企業が行うということ
を踏まえたものであり、市民
の皆さん
のスポーツに対する要望、新
アリーナの在り方
の意見などもなかなか協議
の俎上に乗ることなく進められてきたことへ
の批判があった。 翻って、今後
の多目的屋内施設の検討では、
事業そのものの狙いやその狙いに基づいた施設
の在り方についても、市民参加で
の検討が期待されていると思う。 我々
日本共産党豊橋市議団としては、現在
の市が前提としている、豊橋公園において、5,000
人規模で、という2点についても異論
を持っているが、新たなスポーツ
の場
の必要性と、何より市民参加による検討
をさらに深め、進めていくということについては否定するものではなく、大いに市民参加
の議論
を行っていく必要があると考える。 本請願
の趣旨にもある、
人口減少を前提とした
まちづくりに取り組む、多目的な運用と大規模な集客が可能な
アリーナの活用、
東三河地域の交歓拠点、スポーツ・文化・芸能で地域振興に寄与し、国内外
の来訪者による
地域経済へ
の波及効果、
東三河地域の活性化、防災拠点という事柄について、中には賛同できるものもあるが、新
アリーナの建設に当たって認めるわけにはいかない事柄もあると考える。とりわけ大きい
のは
地域経済へ
の波及効果という部分である。意見陳述
の中で、箱物行政というものはもう時代にそぐわないという御発言があった。しかし、箱
をつくってイベント
をやれば、
地域経済にさまざまな効果があるという理屈は、既に20世紀に破綻した、あの時代
の箱物行政推進の最も大きな理由として進められてきたことであり、現在、国内各地でその後
の維持について大変な経費
を強いられるという状況がずっと続いている箱物が全国にある。こうした多数
の施設と同じ道
を歩んでいくことにもなりかねない。 今後、市民
の皆さん方
の参加
のもとで新しい屋内施設
の在り方については大いに議論
をしていく必要があり、さまざまな考え方が反映されていくことと思われるが、本請願
の趣旨に基づいて
の多目的施設の推進という立場に、私ども
日本共産党豊橋市議団として立てないという考え方により不採択ということである。』旨
の意見表明がなされました。 次に、
伊藤篤哉委員から『私は、採択
の立場で討論する。 本市における新
アリーナこと
多目的屋内施設については、いまだその
事業計画については、概要、目的、予算、規模、立地、
事業手法、財源確保など全てが具体的に示されていない。 新
アリーナの建設
を早期に進めるために、当局においては、まずこれら
の事項
を明らかにする新
アリーナ事業計画案を示し、市民や市議会
の意見に耳
を傾けながら十分な議論
を重ねてほしいと考える。 一方で、本請願にあるように、全国から多く
の方が本市
を訪れ、スポーツ
を初めとしたさまざまなイベント
を楽しむことが可能な施設は、本市
を初め、
東三河地域の活性化
の起爆剤になると考えられる。 さらに、近年、多く
の災害が全国各地で頻繁に起きている状況から、好立地、高度な防災機能
を備えた施設が必要な状況にあると考えられる。 これら
の課題
を解決する、新
アリーナを求める会 川西代表
を初めとする2万8,270
人の請願者
の声については、十分理解するところである。 さらに、意見陳述された豊橋市
総合体育館の過密化
の解消
を初め、
老朽化対策として
の大規模改修は喫緊
の課題であるとも言える。 よって、本請願については採択すべきものであると考える。』旨
の意見表明がなされました。 次に、鈴木 博委員から『私は、
公明党豊橋市議団を代表して、趣旨採択
の立場で討論する。 本市における大
規模スポーツ、イベントや文化行事など
を開催する施設として豊橋市
総合体育館、
アイプラザ豊橋などがあり、日々多く
の利用者でにぎわっている。特に豊橋市
総合体育館については、利用状況
の過密化によって予約困難な日があるなど、利用客から改善
の声が多く挙がっている。これら施設は建設より一定
の期間
を過ぎ、近い将来大規模な改修が必要となっており、その間における代替会場
の確保が求められている。 あわせて、近年、その発生が危惧されている
南海トラフ地震に対する防災力
の強化も求められ、その防災拠点となる高度な防災機能
を備えた施設
の重要性も以前にも増して高まってきている。 また、東三河
の玄関として
の本市
の役割として、多く
の人々が集う拠点
の整備も地域
の活性化
の一助として重要と考え、これら
の諸課題
を解決するためにも、新
アリーナの建設が必要であると考えるところである。 一方、多く
の観客数
を擁する新
アリーナ建設に向けては、多額
の費用やそのため
の財源確保、立地における課題などもあり、豊橋市
公共施設等総合管理方針に基づき、予算、規模、立地、
事業手法についてなど、今後十分な議論
を重ねる必要があると考える。 よって、本請願については趣旨採択すべきものと考える。』旨
の意見表明がなされました。 次に、
長坂尚登委員から『
豊橋だいすき会は、不採択
の立場より討論する。 一番大きな理由は、現在、新
アリーナの検討は、より慎重さが求められる状況になってきたと認識している。大きく理由は三つあり、一つは、
人口減少を前提とした新しい
まちづくりについて
の私
の認識である。
人口減少を前提としている中で最も考えなければならない
のは、
公共施設をどのように最適化していく
のか。具体的に言えば、量
をどのように減らしていくかだと認識している。今回、新
アリーナの早期建設
を求めるという趣旨
の請願
をいただいている。しかし、私は、新
アリーナの検討に当たっては、
総合体育館の大規模改修以外
の選択肢も含め検討
を進めていかなければならないと考える。 したがって、
人口減少を前提とした
まちづくりの私
の認識について考えると、新しい
公共施設、大規模な
公共施設をつくっていくという
のは慎重にならないといけない。それにふさわしい、豊橋市全体として量
を減らしていく中で、ではどうする
のかというところもあわせて考えなければならないと思っている。 二つ目
の理由は、公衆衛生に関することである。
新型コロナウイルスが非常に世界的な猛威
を振るっていることに伴い、国内
のイベントに関しては非常に厳しい状況が迫られている。これは公衆衛生・感染防止
の観点からもそうであるし、
イベント主催者の経営状況も含め厳しい状況だと認識している。 いずれ
新型コロナウイルスは、何か月先か何年先かはわからないが、終息すると思っている。 しかし、今後、感染症に関するリスクということ
を想定していかなければならないということは、
公共施設をつくっていく上で一つ大きな検討事項がふえたと思っている。これは、防災拠点、避難所など
を行政が考えていく上でも同じであり、大きいところ1か所に、たくさん
の人を集めるということがよい
のかどうかということもあわせて考えなければならないと考えている。 三つ目は、世界的な経済状況である。
新型コロナウイルスに関する影響については、世界的な経済状況が、株価
の大暴落
を含めて非常に不安定な状況になってきている。新年度
の歳入
を含めて、令和3年度以降
の歳入・財政状況
の見通しは、非常に厳しいものになる
のではないかと認識している。過去に、非常に厳しい財政状況、過去にないほど
の厳しい現状ということが理由で新
美術博物館の構想が延期されたということもあった。そのようなことも踏まえ、新年度・令和3年度以降
の財政難ということも、もう一度考え直して、将来
の見通しも含めて、新
アリーナについては検討していかなければならないと思っている。 以上
の3点により、新
アリーナについては、より一層慎重な検討が求められている現状になっていると認識し、早期建設については採択しがたい、賛同しがたいと思っている。』旨
の意見表明がなされました。 次に、星野隆輝委員から『まちフォーラム
を代表して、趣旨採択
の立場で討論
をする。 現在、新
アリーナを核とした
まちづくり基本計画では、豊橋公園内に新
アリーナ建設候補地
を設定する一方で、豊橋市新
アリーナの建設・運営に関する民間提案募集における協議対象者と
の詳細協議
の打ち切りにより白紙状態となっている。新
アリーナ構想は、そのスタート時点からさまざまな問題
を含有し、まさに紆余曲折
を絵に描いたようなどたばた劇
の末、今日に至っているが、会派として、その有効性、期待される効果について一定理解
をしつつも、
人口減少下にある豊橋市における限られた財源
の中、その建設・管理運営手法についても慎重な議論が必要と考えてきたところである。 本日質疑
をする中で、これまで当局が示してきた内容と
の相違というものも幾つか確認した。一番大きなものについては、防災拠点
の在り方だと思っている。11月
の委員会
の中では、今回
の請願にある、市民
を安全に収容することができるということではなく、情報や物資
の拠点として
の防災拠点というような範囲だったかと思う。御答弁いただいたように、今後
の在り方は十分に今後
の議論
の中で進めていく余地も含めてあると思う。ただ一方で、今回こうして豊橋市民が新
アリーナを活用した
まちづくりや地域振興に大きな期待
を寄せているということも確認しているし、その方向性
を否定するものではない。 以上
のことから、趣旨採択すべきものと考える。』旨
の意見表明がなされました。 では、採決
の結果
を申し上げます。 本請願は、
起立採決の結果、趣旨採択すべきものと決定いたしました。 以上、報告といたします。
○
豊田一雄議長 ただいま
の委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 質疑なしと認め、以上で質疑
を終わります。 これより討論に入ります。討論
の通告がありますので、発言
を許します。 初めに、
鈴木みさ子議員。 〔
鈴木みさ子議員登壇〕
◆
鈴木みさ子議員 私は、
日本共産党豊橋市議団を代表して、ただいま上程されております諸議案について、討論
をいたします。 最初に、各議案に対する態度であります。議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算、議案第3号令和2
年度豊橋市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第7号令和2
年度豊橋市
後期高齢者医療特別会計予算、議案第16号豊橋市長等
の損害賠償責任の一部
の免責に関する条例について、議案第19号豊橋市
市費負担教員の給与等に関する条例について、議案第22号穂
の国とよ
はし芸術劇場条例の一部
を改正する条例について、議案第29号豊橋市
国民健康保険税条例等の一部
を改正する条例について、議案第45号令和元
年度豊橋市
一般会計補正予算、以上
の8議案について、反対です。その他
の諸議案については、賛成です。 以下、その理由について述べます。 景気
の動向について、予算
のあらましにおいては、緩やかな景気回復基調としていますが、昨年
の10月時点で内閣府が作成した景気動向指数に基づく基調判断は悪化であり、さらに、消費増税が追い打ち
をかけ、昨年10月から12月期
の実質GDPは年率マイナス7.1%となりました。さらに、
新型コロナウイルス感染拡大により、1月から3月期も、4月から6月期も、マイナス成長になると予測がされております。 リーマンショックが起きた翌年
の2009年
の実質GDPはマイナス5.2%でしたが、それ
を上回る落ち込みとなっている状況
の中、株価
の急落も加わり、日本経済は、かつて経験したこと
のない苦境に直面しております。 県内雇用情勢においても、愛知労働局がことし2月1日に発表した昨年12月
の有効求人倍率は下降しており、特に製造業では新規求人数が12か月連続で前年同月割れとなっており、基調判断
を引き下げに踏み切ったという状況にあります。 こうした背景
を反映し、新年度
の一般会計
の歳入見込みにおいて、法人市民税が前年度比マイナス28.9%と顕著な落ち込み
を見せているにもかかわらず、緩やかな景気回復基調と
の判断に基づき、過去最大
の予算
を組んで大型事業
を推進するとした新年度予算ですが、本来なら、こういう状況だからこそ国保税や介護保険料など、社会保障
の市民負担
をふやさないこと、事業継続
のため
のさまざまな支援策
を充実させること、あわせて、これまで
の支援施策
の継続と拡充
を図るなど、市民生活
を最優先する予算とすることが必要ではなかったでしょうか。 しかし、この間
の佐原市政は、イマージョン教育やICT戦略、5,000
人規模
のアリーナ建設計画
の推進など、議会や市民的議論
の軽視、市長
のトップダウンとも言える政治姿勢が顕著で、予算
の随所からもそのことが読み取れます。 ただ、こうした中でも、市民要求
を背景に、子ども
の医療費助成制度
の拡充、インフルエンザワクチン接種に対する助成、若者
を呼び込むため
の奨学金支援事業
の増額、私立高等学校
の授業料補助金
の拡充、国が既に制度化はしておりましたけれども、放課後児童クラブ
の障害児対応支援員へ
の補助などが行われたことは、若者や子育て世帯へ
の支援につながるものとして評価
をするものです。 以下、反対する各議案について申し述べます。 まず、
一般会計予算についてです。 設楽ダム
の建設に伴う水源地域整備事業負担金についてですが、不要不急
のダム建設事業に負担金
を拠出することに、
日本共産党豊橋市議団は、これまでも反対
を表明してきました。事業期間が令和2年度までとされていましたが、今回、債務負担行為として令和3年度から令和8年度まで
の水源地域整備事業負担金について、新たに1億7,182万2,000円
の予算が追加されました。 ダム本体
の工期が令和2年度末から令和8年度末に延びたことによるものということでしたが、水源地域対策特別措置法に基づく設楽ダムに係る水源地域整備計画において、経費
の概算総額は約560億円、予定工期は、おおむね平成20年度から平成32年度までとされていたにもかかわらず、今回、経費や工期が変更されたことに対しては、
事業計画の変更
の手続も踏まえる必要があった
のではないかということ
を指摘させていただきたいと思います。 次に、マイナポイント付与など
をマイナンバーカード交付
を条件として進めようとしており、その具体化が予算に盛り込まれている点です。 このマイナポイントは、現在、キャッシュレスポイント還元で使われているカードやスマホに2万円チャージ
をすれば5,000円分
を政府が付与する制度です。まさにプレミアム商品券
のマイナンバーカード版とも言えるものですが、5,000円分が景気対策効果として有効な
のか、消費にすぐ使われる保証はないと言える
のではないでしょうか。 来年4月からマイナンバーカードが健康保険証と兼用できるようになりますが、医療や介護
のデータ
をひもづけしていくことも考えられており、新年度
のマイナンバーカード
の交付予定枚数が13万枚、マイナポイント
の予約支援が約3万件という数字も3月1日現在
の普及枚数実績
の4万4,249枚から見ても過大な目標であると言わざる
を得ません。マイナンバーカード
の普及が進まない
のは、国民が必要性
を感じておらず、何よりも情報漏えい
の不安があるからです。マイナンバーカード普及追随
の姿勢は改めるべきです。 同様
の理由により、議案第45号令和元年度
一般会計補正予算の戸籍住民基本台帳等サービス事務費、マイナンバーカード
の交付1,597万5,000円
の追加についても反対です。 次に、イマージョン教育についてです。 八町小学校で取り組まれる、英語につかるイマージョン教育コースは、96
人の児童でスタートすることとなりましたが、新年度は、市費で
の教員含めて12名
のスタッフ、人件費1億円弱が投入されることとなります。 また、イマージョン教育コース開設に伴う校舎
の整備等には2,700万円余がかけられます。豊橋市
の教育現場では、特別支援や発達障害、低学年
の支援、外国籍児童
の支援など、現在でも人的支援が不足している子どもたちがたくさんいます。市
の教育分野へ
の人の配置としてはバランス
を著しく欠いたものとなっています。 豊橋市
の公教育として行うイマージョン教育コースは、指導要領に基づいて行われる教科
の習得
の際に英語につかる環境
をつくるため、児童と保護者に多大な負担となります。 また、日本語による思考力や言語
の習得に与える影響も定かにはなっておりません。2019年度にモデル事業として行った3年生
の算数
の授業における検証も行われていない中で、こうしたもの
を実施することについて、反対です。 議案第19号豊橋市
市費負担教員の給与等に関する条例についても、同様
の理由により、反対するものです。 次に、放課後児童対策事業、学童保育についてです。 急激にふえているニーズに応え切れない状況が生まれています。高学年児童が入所
を断られるなど、学童保育
の待機者が生まれています。新年度も公設、民営とも新規
の設置がありますが、支援員
の確保が困難な状況も見受けられます。支援員
の確保と必要な配置
を早急に進め、待機児童等
をなくす取り組みが必要です。 また、運営補助金
を出しながら、面積基準
を下回る環境
の改善
のため施設整備
を計画している民営クラブには、補助要綱に沿って市
の補助
をきちんと予算化することが求められます。 次に、給食費
の改定についてです。 今回
の給食費
の改定によって、1食当たり小学校は10円、中学校は15円
の値上げとなり、保護者
の負担がふえることになります。食材価格
の値上がりによって、おかず
の内容等
を見直すなど対応してきたが、子ども
の栄養
を考えると値上げはやむを得ないと
の答弁でした。愛知県内では保護者へ何らかの補助
をしている実態が17市、31%に広がっています。豊橋市として給食内容
の充実には保護者負担とせず、市が値上げ分
を補助することも検討すべきであったと考えます。 次に、AI、IoTなど
のICT先端技術
の活用についてです。 予算
の見どころ
の中でも、種々
の事業
の中で位置づけ、活用
をアピールしています。例えば、下水道
のマンホール
のふたにセンサー
をつけて、クラウドでリアルタイムに水位
をはかるという
のは、マンホールから
の逆流が生じる状況
をつかむという点で有用な事業と考えます。 また、防災情報
を得るSpecteeについても、大量に流れるSNS
の記事から必要な情報
を拾い出すこともAIならでは
の事業と考えます。しかし、開発から自治体が行い、この先も使えるかどうかも含めて地域で検討
を図る、ごみ収集ルート
の自動修正
をする収集業務課
の仕事は、市民
の税金
を投じるようなものではないと考えます。 AI、IoTなどICT先端技術
の活用が市民
の利便性向上や業務効率化に役立つこと
を願いますが、その導入
を目的化することがあってはならないと考えます。AIやIoTは行政諸課題
を解決する夢
のアイテムではなく、あくまで道具として、その有用性と費用対効果が見込まれれば使うというものであるべきです。また、業務
の効率化により生み出される時間
を市民対応に振り向けることで、さらなる市民サービス向上につなげると
の立場で進めていただくこと
を求めます。 次に、議案第3号令和2
年度豊橋市
国民健康保険事業特別会計予算及び議案第29号豊橋市
国民健康保険税条例等の一部
を改正する条例について、いずれも反対です。 加入世帯数約4万7,000世帯
の平均所得は約130万円であり、加入者
の圧倒的多数は低所得者といっていい状況となっております。本市一
人当たり
の保険税額が令和2年度においては276円
の引き下げとなっているものの、子育て世帯においては、所得400万円
の4
人家族で7,800円程度
の負担増加となると
の試算も出されています。もともと高過ぎる国保税が加入者にとって大きな負担となっています。 課税区分における賦課割合について、豊橋市独自に実施していた均等割40と平等割60
の賦課割合
を、県
の示す均等割70、平等割30に近づけて、毎年順次調整していく考えによって、年々均等割
の割合が引き上げになっています。協会けんぽなどにはない均等割
の考え方は、家族がふえれば子どもにも保険税が加算される仕組みとなっており、全国知事会、全国市長会など、地方団体からは子ども
の均等割
の軽減
を求める要望が再三出されてきました。県内でも大府市、一宮市で子ども
の均等割
の軽減が実施されており、東三河でも田原市、設楽町が軽減に踏み切っています。豊橋市は国保税引き下げ
のため
の一般会計から
の法定外繰り入れはしないという方針
をとっています。 平成30年度から
の国保
の都道府県化に伴い、各自治体が行っている国保税
の引き下げ
のため
の法定外繰り入れ
の解消
を国が自治体に指示
をしており、本市もこれに従っているという状況です。しかし、今年度は5億円
の財政調整基金
を積み立てており、市
の判断で
の国保税
の引き下げや子ども
の均等割減免
を行っていただくことも、ぜひ検討
をしていただきたいと思います。 次に、
後期高齢者医療特別会計予算についてです。 75歳以上
の方
を対象とする医療制度は、高齢者同士
を年齢で区分けし、年齢
を重ねれば当然病気になりがちな高齢者に大きな自己負担
を強いる最たるものとなっております。来年度は2年ごと
の保険料改定
の年に当たり、均等割、所得割とも保険料が大幅に引き上げとなっています。また、保険料軽減特例
の見直しにより、豊橋市
の被保険者5万
人余
のうち、約1万8,000
人の方
の保険料に影響すると
の答弁がありました。国民年金
の方など、特に低所得者
の方
の負担がさらにふえることになります。 高齢社会
の進行
の中で、他保険から支援するという形で、国民同士
の負担
をふやすことで制度
を維持していくことは限界となっており、やはり国
の支援
をふやす制度改革
を求めていくべきというように考えます。 議案第22号穂
の国とよ
はし芸術劇場条例の一部改正についてです。 平成29年度に公
の施設
の使用料等
の改定によって初めて減価償却費
を加えて使用料算定
をすることとされ、大幅な値上げになりました。改定前
の平日
の使用料
の1.5倍、土日・祝日料金が新たに導入され、激変緩和措置として平日
の2倍
を上限として設定しています。今回、穂
の国とよはし芸術劇場
の使用料
の改定について、他市
の類似施設
を参考に算定し、負担増
を緩和したと
のことです。 しかし、主ホール
の平日全日
の使用料が約2万円
の値上げ、土日・祝日については約3万円
の値上げです。自主グループや文化団体
の活動に大きな痛手となることは認めることができません。 次に、議案第16号豊橋市長等
の損害賠償責任の一部
の免責に関する条例についてです。 この条例は、地方制度調査会において、地方公共団体における住民訴訟制度について、訴訟
の対象となる長や職員等が個人で多額な
損害賠償責任を追及されることに対する心理的負担から、職務
の執行において萎縮が生じていると
の議論があり、善意で、かつ重大な過失がないときは、その賠償責任額
を軽減するというものです。この条例により、住民訴訟制度
の持つ違法な財務会計
の是正
の効果や抑止効果
の減殺が生じることも考えられ、住民訴訟制度
の根幹にかかわる重大なものであるというように考えます。 もともと長や職員等には、住民
のチェックに耐え得る適正な権利行使が求められていること、訴訟に先立つ
監査においても、
監査委員が、長から任命されるもとで、純粋な第三者機関でなく、独立性も十分でないことから、免責条例
を制定する
のなら、厳正な
監査を担保する
監査制度
の見直しも同時に行われなければならないと考えます。 また、条例
の制定は自治体
の任意であることからも、本市が今
の時期に制定する必要性はなく、条例
の制定には反対
をいたします。 その他
の一般会計、病院会計予算について言及しておきますと、まず、フードバンク事業と映画づくり補助金
の財源として、ふるさと寄附金制度によるクラウドファンディングという手法が初めて採用されました。新たな歳入確保
の手段として
の取り組みと
のことでしたが、寄附に頼るという
のは、事業
の歳入確保
の見通しが確たるものではない面があるということでもあります。事業
の性格や予算
の規模など、見きわめる必要があるものと考えます。新年度
の事業
の取り組み
の中で注視してまいりたいと思います。 児童相談事業費についてです。 豊橋市
の児童相談所設置
を含めた児童相談体制について、有識者検討会議
を開催し、検討していくこととなりました。新年度は児童虐待に関する専門的な知見
を有する大学教授や弁護士、医師など5名
のメンバーに意見・助言
を求め、最終的なまとめに反映させていくと
のことです。 中核市で
の児童相談所設置が認められておりますが、人材確保・育成や財政負担が大きい課題であり、豊橋市としてどのような水準
の児童相談所
をつくっていく
のかも問われることになります。本市においても、ふえ続ける児童虐待相談
の対応に相談体制
の充実は重要であり、児童相談所設置
の検討
を含めた取り組みについて注視
をしてまいります。 次に、まちなか広場(仮称)整備事業費3億7,217万2,000円についても述べておきたいと思います。 まちなか広場は、再開発ビルと一体感
を持たせ、多く
の市民が集い、交流して滞在し、新たなにぎわい創出
の拠点としてさまざまな用途に使用可能な多目的空間とし、整備する計画となっていたということですが、まちなか図書館から
の眺望という観点から、大屋根
の設置
を見送るという案が浮上したことで、まちなか広場
を吹き抜けるビル風に対する懸念
の声が市民から出されております。 建設予定地は、もともと大変風が強い地区になっており、建設後も建物から
の吹きおろしや東棟と西棟
の谷間風により影響
を受けるという調査結果も出されているということで、市民が集う多目的空間として十分機能できるよう必要な対策
をしっかりと講じられることが必要であること
を指摘させていただきます。 次に、消防救急体制
の充実についてです。 救急車
の運用体制が8台から9台体制に強化されます。従来から負担
のかかる運用になった
のではと見ておりましたが、緊急出動
の需要増と今後
の予想からも必要という判断
をしたと
のことで、それについては評価ができるものです。しかし、今回、人員増は行わず、日勤から
の振りかえや消防隊から
の乗りかえによって救急隊員
を確保していくということです。今後
の実際
の運用
の中でスタッフにかかる負担などもしっかりと見きわめ、人的増強も、必要であれば行うようにしていただきたいと思います。 市民病院
の看護師
の働き方についてです。 この3年、夜勤回数が月に8.2回と、日本看護協会
の定めたガイドライン月8回
の上限
を平均でも超えたまま下げどまっています。負担
の軽減
のため
の病棟看護補助者
の採用や薬剤師
の病棟
の配置によるタスクシフティング、夜勤
の準夜帯における4
人体制など
の取り組みも進めていると
のことでしたが、人員
の確保に努め、現場で働く職員
の要望にしっかりと沿った形で対策
をとられること
を期待いたします。 以上をもちまして議案へ
の討論
を終わりますが、最後に、この3月
をもって豊橋市
を退職される職員
の皆さんに一言申し述べさせていただきます。 豊橋市
の職員
の皆さん
の、日頃から
の市民に寄り添い、暮らしと文化、産業
の向上に力
を注いでくださっている姿勢には心から
の敬意
を表させていただきます。特に、近年
の災害
の頻発や、直近では、かつてなかった
新型コロナウイルス感染症という事態に対し、先頭に立って尽力されてこられたことに感謝
を申し上げます。 この4月から新たな人生に踏み出す皆様に、この先も、これまで培われてきた経験
を、新たな世界で、皆様
の御家族、そして、地域
のために発揮されますこと
を心から御祈念
をいたしまして、私
の討論
の結び
の言葉といたします。 以上です。
○
豊田一雄議長 次に、松崎正尚議員。 〔松崎正尚議員登壇〕
◆松崎正尚議員 私は、自由民主党豊橋市議団
を代表して、ただいま議題となっております議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算を初めとする各議案に対して、全て
を賛成する立場から討論
をいたします。 本年度は、平成から令和へと新しい時代
を迎え、天皇皇后両陛下
の御即位により、多く
の国民
の祝福と歓喜に包まれました。一方では、近年
の気候変動や異常気象等
の影響により、大型台風や豪雨等による大規模な災害が全国各地で頻発しております。それらにより多く
の人命や財産が奪われ、早期
の生活再建や改善、復旧、復興が望まれるところでございます。 また、ことしに入ってから
新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しており、幸い本市では感染者はまだ確認されておりませんが、早期に終息してほしいと願うばかりであります。 国
の令和2年度予算においては、経済財政運営と改革
の基本方針2019
を踏まえ、Society5.0
の実現や全世代型社会保障へ
の転換など、真に必要な施策に予算
を大胆に重点化し、力強い経済成長と財政健全化
の実現に向けた取り組み
を加速させていこうとしております。 本市
の新年度は、第5次豊橋市総合計画
の計画期間
の最終年度となります。また、新たな行政課題
の抽出や対応・検討、SDGsに沿った
まちづくりの実現など
を踏まえ、次期総合計画
の策定
を行っていく重要な1年ともなります。 さらには、豊橋市行財政改革プラン2016に基づき歳出抑制に努めるとともに、歳入
の確保へ
の取り組み
を一層進めることも必要であります。 新年度
の予算編成に当たり掲げられた、
人口減少へ
の対応、未来へ
の投資、行政
の効率化
の重点課題に積極的に取り組んでいかれることは、持続可能な
まちづくりの実現に向けて、我々自由民主党豊橋市議団も同様な認識
を持っております。 本定例会で
の坂柳団長
の代表質問や委員会で
の質疑等
を踏まえて、主な施策について所見
を述べさせていただきたいと思います。 切れ目
のない子育て支援
の取り組みについては、我が団が予算要望した1歳から中学生及び高校3年生
のインフルエンザ予防接種費用へ
の助成や児童クラブ待機児童
の解消
を目的としたクラブ
の増設や定員増加など、引き続き、子育て世代
を応援する取り組み
の充実に期待しております。 次に、未来
を担う
人づくり
の取り組みについては、小学校
の部活動廃止
を見据えた放課後
の新たな学び
の場として「のびるんdeスクール」
の開設や、若者が政策提案
を行う「わかば議会」
の開催などを通じて、未来
の豊橋
を担う人材
を育てる取り組みに期待します。 一方、八町小学校に開設する英語
を用いて学ぶイマージョン教育コースについては、
予算特別委員会でさまざまな議論が交わされました。公立
の小学校で
の実施は、全国初
の取り組みとなる未知
の教育であります。これまでも補正予算
を組み、本定例会では豊橋市
市費負担教員の給与等に関する条例も提案され、市として大きな投資
をしていこうとするものであります。今後は、検証や評価について、議会にしっかりとお示しいただくこと
を望みます。 次に、環境
を守り未来へつなぐため
の取り組みについてでは、530運動発祥
の地である本市といたしましては、プラスチックごみ
の削減、再生可能エネルギー利用100%
のまちづくり、地域新電力
の事業化へ向けた調査
の実施など、高い目標
を掲げた取り組みであり、今後に注視してまいります。 次に、交流とおもてなし
の取り組みについては、来週から始まりますNHK連続テレビ小説「エール」
を活用した地域
の活性化やナショナルサイクルルート
の指定
を目指すサイクルツーリズムへ
の取り組み、豊橋へ
人を呼び込むおもてなし
の取り組みなど、これら
の展開に期待
をいたします。 以上、申し述べてきましたが、このほか各会計予算
を初め、関係諸議案についても
予算特別委員会で
の審査を通じて考え方や不明な点など
を確認させていただきましたが、適正かつ必要なものであり、十分理解できるものであります。 今後
の財政運営に向けて、歳入については、税制改正
の影響で法人市民税が減少しています。普通交付税は不交付団体になる見込みではあるものの、国、県から
の補助金
の獲得や市債
の活用などにより財政健全化に努めております。 しかしながら、今後、
新型コロナウイルスが本市
の企業
の経済活動に与える影響がどれほど
のものになる
のか、いまだにわからない状態であります。 一方、歳出については、今後
の見通しとして、
公共施設など
の維持・更新経費などにより歳出予算は過去最大規模で増大していくことが想定されております。財政調整基金
の残高が減少し、市債は増加傾向にあることから、豊橋市行財政改革プランに掲げた取り組み
を着実に実施し、健全な財政運営がなされるように望みます。 最後に、本年度末をもちまして退職されます職員
の皆様方におかれましては、これまで
の市勢発展に対する功績に心より感謝
を申し上げるとともに、今後
の御健勝とこれから
のますます
の御活躍
を心から御祈念申し上げまして、私
の賛成討論といたします。
○
豊田一雄議長 次に、長坂尚登議員。 〔長坂尚登議員登壇〕
◆長坂尚登議員 私、
豊橋だいすき会、長坂尚登は、議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算、議案第4号令和2
年度豊橋市
総合動植物公園事業特別会計予算について、反対
の立場より討論いたします。 以下、理由について述べます。 議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算について。ページ数は、断りがなければ令和2年度
一般会計予算説明書からです。 まず、129ページ、2款総務費、1項12目シティプロモーション費、1
の(1)
の(オ)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会応援事業費141万1,000円、あわせて、149ページ、2款総務費、7項5目スポーツ大会誘致事業費、(2)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会応援事業費4,010万2,000円など、東京2020オリンピック・パラリンピック関連予算について。 オリンピック
の延期が決定し、予定どおり
の開催としておりました予算
の正当性が今はございません。間違っても、延期に係る予算に豊橋市
の税金が使われることがありませぬよう。 同じく、129ページ、2款1項12目
のシティプロモーション費、1
の(1)
の(カ)ええじゃないかとよはし映画祭事業費補助金1,050万円。豊橋市に既に同様
の市民イベントがあるにもかかわらず、豊橋市が実施する必要性がありません。 同じく、12目シティプロモーション費、1
の(1)
の(キ)「エール」
を活用した地域活性化事業費2,733万円。こちら、不思議なモニュメント
をつくるような話
を側聞しております。「エール」
を活用した地域活性化
の全体
を否定しませんが、佐原市政
の負
の遺産とならないよう、無駄は厳に慎んでください。 続いて、229ページ、4款衛生費、2項9目ごみ減量推進費、1
の(2)
の(ア)マイボトル・マイカップ
の利用促進。豊橋市オリジナル
のマイボトル
の製作・販売は必要ありません。 続いて、257ページ、7款商工費、1項3目産業創出費、1
の新事業創出事業費9,502万円など、株式会社サイエンス・クリエイトへ
の非公募で
の委託などは厳に慎み、各事業について競争性
を確保し、効果
の最大化に努められてください。あわせて、株式会社サイエンス・クリエイト
の将来
を前向きに懸念し、対応
をされてください。 同じく、261ページ、7款商工費、1項8目観光費、2
の(2)豊橋まつり開催費補助金5,200万円。毎年同じこと
を言っておりますが、成果が不明で、企画書や報告書もつくらない総合プロデューサーは不要であり、豊橋市
の優秀な職員
の力量等
をもってすれば十分である点。そして、補助金
の交付
の審査に不透明な点があるため、申請する者と審査される者と
の線引き
をしっかりされ、客観性、透明性、
説明責任
を確保すること。また、
新型コロナウイルスの影響リスク
を事前、事前に見積もり、判断され、無駄な費用
を発生されませぬこと。 同じく、7款商工費、1項9目観光情報発信費、2
の(2)
の(ア)多目的スペース
の整備。サイクリスト
の着がえなど
の場所として、自転車
の通行できない東西自由連絡通路沿いは不適当です。 続いて、313ページ、10款教育費、2項1目教育環境整備費、4(1)八町小学校校舎増築等事業費9,695万円。
人口減少、少子化が進み、
公共施設の総量削減に向け、イバラ
の道
を進まねばならぬ中、それに反して、恒常的な校舎増築
をしてまで八町小学校でイマージョン教育
を推進する合理的な理由がありません。 以上が主な反対理由です。 また、
新型コロナウイルスによる昨今
の社会情勢、世界経済
を踏まえ、例えば、既に中止が決定された257ページ、7款商工費、1項3目産業創出費、1
の(7)「ものづくり博2020in東三河」開催費補助金200万円など、こちらは当然、議会
を通過しておりませんので、補助金
の交付も未決定と思われますが、このような事業に予算が執行されたりすることがないよう努めてください。 新年度は非常に際どい判断
の繰り返しになります。市民
の健康、安全はもちろん
のこと、キャンセル料など、無駄になってしまう費用
を発生させないように、早目早目
の御判断
をされてください。 ほかにも疑問点がある予算があることは、既に
予算特別委員会で申したとおりです。同様に、応援し、期待したい事業についても、同じく
予算特別委員会で申したとおりです。今、私が主な反対理由とした事業についても、私
の反対理由
をはねのけるほど
の大きな成果
を期待します。 以上で、議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算について
の反対理由とします。 続いて、議案第4号令和2
年度豊橋市
総合動植物公園事業特別会計予算。 象
の群れ飼育
を含むリニューアル事業は、新年度で終了が予定されていました。今後、仮に新市政において実現できなかった計画
の一部
を進める可能性があるとしても、一度リニューアル事業は終了させ、佐原市政、これまで
の清算
をすること。 最後に、この3月に豊橋市
を退職される職員
の方々に一言申し述べます。 長い間、豊橋市
のため、本当にお疲れさまです。そして、5年間、大変お世話になりました。ありがとうございます。多く
の方々が引き続き何らかの形で、そして、きっとこれまでよりも自由な立場で豊橋市に関わり、興味、関心
を抱き続けてくださること
を願います。 同じく、少し早いですが、11月に任期満了
を迎えられ、就任前より3期12年間
を掲げておられた佐原市長も、最後
の予算編成、お疲れさまでした。 以上、私
の討論
を終わります。
○
豊田一雄議長 次に、尾林伸治議員。 〔尾林伸治議員登壇〕
◆尾林伸治議員 私は、
公明党豊橋市議団を代表し、ただいま議題となっております議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算を初めとする全議案に対し、賛成
の立場で討論いたします。 本市
の令和2年度予算は、元年度並み
の歳入
を見込んでいる一方で、
予算特別委員会の中でも質疑
をさせていただきましたが、基準財政収入額が基準財政需要額
を5億円ほど上回る見通し
のため、普通交付税が交付されない見込みと
のことであります。 歳出にあっては、事業
の選択と重点化に努めたが、大型事業
の推進に伴い、一般会計
の予算規模が過去最大となっております。 予算大綱では、我が国における
人口減少、少子高齢化
の進行に対し、国
のSociety5.0実現
のため
の仕組みづくり
の取り組み
を踏まえ、本市においても、
人口減少へ
の対応と未来
の投資
をキーワードに、子育て支援、
人づくり、環境、交流とおもてなし
の四つ
の取り組み
を重点的に推進し、持続可能な
まちづくりに力
を注いでいくことが示されました。 そこで、新年度
の諸施策について意見
を述べさせていただきます。 まず、初めに、子育て支援では、本市独自
の取り組みとして、子ども
のインフルエンザワクチン
の予防接種費用
の助成やおたふく風邪ワクチン
の予防接種
の2回目
の費用
の助成、入院医療費に係る助成
を18歳まで拡充、特定不妊治療費
の所得制限
の撤廃など、負担軽減策として大いに評価いたしたいと思います。また、児童クラブ
の増設も大変に心強い取り組みであると期待いたします。 続いて、
人づくり
の取り組みでは、部活動廃止
を受けて
の放課後
の新たな学び
の場として、「のびるんdeスクール」が小学校2校で開校されます。今後、ほか
の小学校へも拡充されていくものと思われます。公営児童クラブ
のスタッフなども含めて、人材確保
の対策も必要になろうかと考えますが、期待できる取り組みと評価させていただきます。また、八町小学校
のイマージョン教育については、英語教育に対する需要に応える取り組みであるものと、一定理解
をするものであります。 そして、外国
人児童に対する初期支援コース「きぼう」
の開設は、定住傾向が増加している外国
人の方々にとって、住みやすいまちとして本市
を選んでいただく際
の重要なポイントになるものと期待するところであります。 若者に対する取り組みとしては、元年度
のわかば補助金に続き、新年度はわかば議会が開催されることになっております。若者
の中でも、市民課
の窓口以外にはほとんど市役所と関わりがないといった方にとっては、少しでも市役所
の機能や役割
を知ることができる貴重な体験になる
のではないでしょうか。 続いて、環境
の取り組みでは、マイボトル・マイカップ
の利用促進ということで、地下1階
のコンビニからとよっすいが消えてしまったことは寂しいですが、世界的な流れであるとともに、SDGs未来都市、そして、530運動発祥
の地として
の本市
の取り組みであり、理解
をするところであります。 また、再生可能エネルギー
の普及とエネルギー
の地産地消
の推進に向けた取り組みも予算計上されており、「世界首長誓約/日本」
の誓約へ
の取り組みとして期待いたします。 続いて、交流とおもてなし
の取り組みでは、連続テレビ小説「エール」
を活用した地域活性化事業としてさまざまなイベント等が予定
をされております。 報道などされておりますが、東京2020オリンピック・パラリンピックは1年程度
の延長が決まりました。その分だけ長期間にわたって本市
のプロモーション活動は可能になる
のではと考えると、決して悪いことばかりではないような気がいたします。 同じく、東京2020オリンピック・パラリンピック関係では、パラスポーツ
を通じた共生社会
の実現に向けた活動にもじっくり取り組める
のではないでしょうか。 また、ナショナルサイクルルート
のゲートウエイ
を目指す取り組みも、地球温暖化対策とともに、観光や健康
の面からも期待が持てます。 次に、その他
の取り組みとして何点か述べさせていただきます。 代表質問で取り上げさせていただきました学校
の施設利用計画についてでありますが、新年度では、春
の導入に向けた教職員向け
の研修会や施設利用計画
を活用した取り組み
を実施と
のことでありました。また、乳児用液体ミルク
の備蓄に関しても、保健所やこども未来館、保育所などで
の分散備蓄
を検討していると
のことで、どちらも大いに評価させていただきます。
予算特別委員会の中では、多機関
の協働による
包括的支援体制
の充実について質疑させていただきました。重層的支援体制整備事業
を新たに創設すること
を柱とする社会福祉法等
の改正法案、施行は令和3年度からでありますが、今国会で
の提出が検討されており、これは、市町村
の手挙げ方式となっております。令和2年度にモデル事業として
の多機関
の協働による
包括的支援体制構築事業
を実施する本市においても、令和3年度以降
の新事業実施も見据えた新年度
の取り組みに期待するところであります。 また、港湾技能研修センター
の移転に伴う施設
の利活用
の調査事業費については、本市にとって最適な判断材料に資する調査となるよう期待
をいたします。 そして、自然史博物館
の調査研究活動
の充実については、学術レベル
の向上とともに、文部科学省
の研究機関
を目指す成果については市民にも還元していきたいと
のことで、新年度においては、絶滅危惧種
の調査やモロッコで
の恐竜発掘調査が行われる予定となっております。 また、動植物公園においてはWAZAへ
の加入
を目指す予定となっており、総合動植物公園として
の今後に期待するものです。 そして、国
の令和元年度補正予算関連で追加議案として上程されました本市
の補正予算から、GIGAスクール構想実現に向けた事業費について述べさせていただきます。 今回
の補正では、対象
の学校における校内通信ネットワーク整備費が計上されましたが、国は、パソコンやタブレット端末については、小学5年生・6年生、中学1年生へ
の導入
を最優先とし、2023年度までに全学年へ順次配備予定としております。2019年3月時点で
の学校におけるパソコン
の配備状況は、全国平均で5.4
人に1台で、最も整備されている佐賀県は1.9
人に1台、最も低い県では7.5
人に1台と
のデータもあり、格差
の解消が図られると思います。本市において、今まで実施されておりましたが、プログラミング教育や遠隔教育など
の活用が大きく拡充される
のではないかと思います。また、支援や配慮
を必要とする子どもたちにとって、デジタル教科書が役立つことなど、今後に期待できます。 これら以外にも、会派
の予算要望にあった対面型個別相談窓口
のお悔やみコーナー
の設置、動物愛護
のため
の取り組み
を初め、多く
の事業が実施されることとなり、大いに評価させていただきます。 また、新年度は、現在
の第5次総合計画
の最終年度であるとともに、第6次総合計画
を初めとして、開始年度
をあわせたさまざまな計画
の策定や改定
の年でもあります。SDGs未来都市や「世界首長誓約/日本」
の誓約など、本市
の果たす役割は大変重要であり、新年度中
の計画策定においては、市民
の理解
を得ながら実効性
のある取り組みに期待いたします。 現在、
新型コロナウイルスによる感染者や死亡者が世界各国で拡大している状況が毎日報道されております。国においても、3月2日から
の全国
の小中学校や高校へ
の休校要請や改正特別措置法
の成立、緊急対応策など
の支援強化に向けた取り組みが次々と打ち出され、関係する部署
の皆様方
の奮闘に頭が下がる思いであります。全市一丸となって、この状況
を乗り越えていかなくてはならないと強く思います。 そして、最後に、今月末で退職されます職員
の皆様方、長年、市民
のために常に御尽力いただきましたこと、心より感謝申し上げますとともに、今後
の御健勝・御多幸
を御祈念申し上げ、私
の討論とさせていただきます。
○
豊田一雄議長 次に、寺本泰之議員。 〔寺本泰之議員登壇〕
◆寺本泰之議員 紘基会、寺本は、ただいま上程されています議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算、第8款5項都市計画費、5目中心市街地再開発費、まちなか広場(仮称)整備事業費3億7,217万2,000円について、反対
の立場で討論します。他
の議案は、賛成であります。 以下、理由
を申し上げます。 豊橋市は、平成27年3月、豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業において、狭間児童広場
を、再開発エリア内に多く
の人が集い、交流し、滞在すること
を促すために、まちなか広場(仮称)として再整備
をしていくこと
を決定し、基本計画
を策定しております。 屋根で覆われ、日常はおしゃべりや飲食等で
人が集う憩い
の空間として、また、音楽やスポーツ、イベントなどハレ
の場として多種多様に使われることが可能な空間にすると計画されております。 しかし、当該計画策定に至る段階で意見交換
を複数回開催されていますが、それら
の意見
の中に、特にビル風
の対策
を考える必要があるという意見がありました。まちなか広場は同再開発事業で建設される高層マンションに東西
を挟まれる型でつくられます。このことから、まちなか広場
を通り抜けるビル風
の強さはかなりなものになることは容易に推測できます。 本市も、駅前大通二丁目地区及びその周辺は風が強い地区であり、建設後もその状況は同様であることは認めており、強風対策に関しては、来年度に予定されている実施計画において、風環境シミュレーション
を実施し、対応
を検討しますと基本計画で述べております。 ところが、平成28年度に行われたはず
の風環境シミュレーション
の結果が公表されておりません。実施設計
の結果も公表されておらず、果たして基本計画が実現可能な
のかどうか、判断するに足る情報が議員、市民に知らされておりません。予算
を議決する
のに必要な情報が公表されていません。このことから、当該予算に対しては、反対です。 なお、まちなか広場等価交換は、不動産鑑定評価依頼要綱にのっとらず、公正な不動産鑑定評価が行われていない不正等価交換であること
をつけ加えておきます。 そして、結びに、3月で退職されます職員
の皆様におかれましては、長年、大変御苦労さまでございました。今後とも経験
を生かされた御活躍
を期待し、願っております。 討論とさせていただきます。
○
豊田一雄議長 次に、星野隆輝議員。 〔星野隆輝議員登壇〕
◆星野隆輝議員 私は、まちフォーラム
を代表して、ただいま上程されております議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算を初めとする全議案に対し、賛成
の立場で討論
をいたします。 今日、我が国は長引く政治不信
のほか、経済状況は、近年、断続的に日本各地で発生したさまざまな自然災害
の復興ままならぬ中、さらに、世界規模
の新型コロナウイルス感染拡大で訪日外国
人の激減、東京2020オリンピック・パラリンピック延期に伴う影響が懸念されております。 当然、本市においても、こうした影響
を受けつつ、
人口減少に突入した状況で
の市政運営、地方創生に資する政策展開
を推進することとなりますが、そこにこそ、地方自治体
の持つ独自性、地方創生施策
の真価が問われるものと考えます。 さて、こうした中、佐原市長は、本定例会における予算大綱
説明では、新年度は、子育て支援、
人づくり、環境、交流とおもてなし
の四つ
を重点的に推進されること
を表明されました。中でも環境に関しては、大
の大人が目くじら
を立て、我が国
の小泉進次郎環境大臣もが異論
を唱えたと報じられておりますが、昨年9月、国連気候行動サミットで若者代表として演説
をした当時16歳
の環境活動家
の思いに応えるべく、佐原市長は、できることから始めなければならないと改めて思い
を強くしたと
のことでした。 ちなみに、国連気候行動サミットで、日本政府は安倍晋三首相
の演説
を要望したが国連側から断られており、国連は、美しい演説ではなく、具体的な計画
を用意するよう求めていたと報じられております。まさしく、今後
の環境問題に必要な
のは、ポーズではなく、成果が求められるものだと考えます。 新年度
の組織機構改革により、温暖化対策推進室が再生可能エネルギー
のまち推進課となり、結果
を出せる取り組み
を推進することに大いに期待しつつ、豊橋市
の環境方針にのっとり、環境実践都市
を標榜する豊橋市
の環境部各課が、これまでにない積極的な事業推進、業務遂行に努められること
を切に願うばかりです。 次に、子育て支援については、これまで切れ目
のない子育て支援
の取り組み
の拡充強化
を確認しております。ライフスタイル
の変化や将来不安に対し、安心して子ども
を産み育てること
のできる社会
を実現するために、百
人百様
の課題に対し、行政としてどのように向かい合う
のか。その姿勢は、やはりそれぞれ
の市民にいかに寄り添うかということだと考えます。枠組みや小手先
の取り組みではなく、本質
を理解した上で
の取り組み、事業推進に期待
をいたします。 また、これまで子ども・子育て支援については、既に子ども
のいる家庭へ
のニーズ調査に基づくものですので、結婚前
の若者
の子ども・子育てに対する意識
を調査することで、潜在する課題
を顕在化させ、そこから次世代
の人口動向へ
の先手
を打つことにつなげる必要性も申し添えておきます。
人づくりについては、わかば議会やガクラボ、小学校初期支援コース「きぼう」など、まさに、未来
を担う
人づくり
の取り組みも確認できますが、これまで佐原市長が子ども
の自己実現
のため
の環境づくり
を大事にしてきたこと
の集大成かと理解します。国籍や生活、経済環境に関係なく、自分
の夢に向かって進むこと
を支援することはもちろん、次世代
を担う若者たちが今
の社会
をどう評価し、未来に対し、どんな問題意識
を持っている
のか
を理解し、今後
の行政運営に反映することが必要であると考えます。国連で演説した16歳
の環境活動家
の声と同様に、豊橋市
の若者
の声にも思い
を寄せ、問題解決、課題解決に向け、真摯に取り組む姿勢
を若者に見せていただきたいと思います。 交流とおもてなしについては、新年度
を国
の内外に本市
をPRする交流とおもてなし
の年と位置づけておりましたが、冒頭に述べました世界規模
の新型コロナウイルス感染拡大により、入国制限に伴う訪日外国
人の激減、東京2020オリンピック・パラリンピック延期と、出ばな
をくじかれるような事態となっております。 しかし、ピンチ
のときにこそ必要なもの、それが「エール」であります。豊橋市は、朝ドラ
の誘致実現から、今後
のシティプロモーション含め、これまでチャンス
をつくる取り組み
を進めてきたはずです。国内外から豊橋市へ
の来訪者がとまった期間
を有効に使い、豊橋市
のおもてなし
をいま一度見詰め直し、この先、最高
のおもてなしで迎えられるよう、多言語対応や道
の駅
を初めとするシティプロモーション
の取り組み
を進めるべきだと考えます。しっかりとチャンス
を勝利に結びつけられるよう、最大限
の取り組みと豊橋市
を応援したいと思います。 さて、新年度予算審議に当たっては、予算編成過程
の見える化
の一部実施に始まり、これまで会派として要望してまいりました業務
の効率化や働くこと
を軸とする安全・安心社会
の実現に向けたさまざまな施策、あるいは各種学校施設
の整備についても確認
をしております。 その一方で、財政状況は楽観視できる状況にないことは明白です。また、新
アリーナ構想や焼却炉問題など、計画
を先送りせざる
を得なくなった事案もありますし、第6次豊橋市総合計画策定も大詰め
を迎えることとなります。向こう10年間
の豊橋市
の未来図ですので、議会としても豊橋市
の未来に責任
を持って議論
をしなくてはなりません。「あすありと思う心
の仇桜 夜半に嵐
の吹かぬものかは」と言います。ことし
の秋にどんな嵐が吹く
のか、昨日、少し見えてきましたが、現在
の社会状況から見ても、先送りできない問題がふえる可能性は十分にあります。新年度は、これまで以上に慎重な市政運営が求められると考えますので、緊張感
を持った職員各位
の業務遂行
を望むとともに、予算計上した各事業に対し、責任
を持って取り組んでいただくことに大いに期待しつつ、しっかりと注視してまいります。 最後に、「生者必滅、会者定離は世
の習い」と申します。豊橋市役所が憂い
の浮世であったかどうかは
人それぞれだと思いますが、本年度末をもって退職、あるいはそれぞれ
の立場で新たな人生に進まれる職員
の皆様に、今後
の御健勝と御活躍
を心より祈念
を申し上げます。 以上、私
の討論といたします。
○
豊田一雄議長 次に、川原元則議員。 〔川原元則議員登壇〕
◆川原元則議員 私、元輝会、川原元則は、ただいま上程されております議案第1号令和2
年度豊橋市
一般会計予算を初めとする全議案に対し、賛成
の立場から、若干
の要望
を添えて、以下、討論いたします。 佐原市長は、予算大綱
説明の中で、
人づくりは、未来(あす)
の豊橋市
を担っていく子どもたちが、未来(あす)
を生き抜くために一
人一
人の可能性
を引き出し、個性や能力に応じたきめ細やかな教育
を一層推進するとともに、地域社会
をしっかりと支える
人や、日本、そして世界
を舞台に最前線で活躍する
人など、多様な人材
を育ててまいります。そして、こうした本市
の未来(あす)
を見据えた
人づくりについて、地域と学校が一体となった取り組み
を加速してまいりますと述べておられます。 そこで、私は、令和2
年度豊橋市
一般会計予算において、200前後
の新規事業
の中から、本市
の未来(あす)
を見据えた
人づくり
の観点から今回
の予算
を見てみました。 事詳細にわたっては述べませんけれども、各款ごと
の若者に対する、また、地域人材
の育成という点から、幾つか新規事業
を挙げてみますと、まず、2款総務費については、新規事業
のうち、若者政策提案事業として、中学校卒業から25歳まで
の若者
を対象とした豊橋わかば議会
の開催、市民協働推進課が取り組む女子生徒
の興味や関心
を高めて理系分野へ進むこと
を後押しするため、豊橋市内
の大学と連携してセミナー開催
をするリケジョ魅力発信事業、地域
の安心・安全
を確保すべく防災危機管理課が取り組む子どもへ
の防災教育向上
を目指したボウサイマン育成事業、7款商工費では、産業政策課が取り組む大学生、高校生
の意欲的な自主活動
を支援する学生
の学びと交流空間
を南部窓口センター2階に開設するガクラボ
の運営、10款教育費では、学校教育課、教育政策課が取り組むもので、外国
人初期支援コース
の開設ということで、小学校3年生から6年生まで
を対象とした「きぼう」
を岩西小学校内に開設するとか、八町小学校に開設されるイマージョン教育コース、学校教育環境
の整備、ICT
を活用した授業
の充実、生涯学習課が取り組む放課後
の小学校
を利用した「のびるんdeスクール」
の開設などがあります。 ただ一つ、つけ加えさせていただきたいことがあります。それは、元高校教員として
の経験から述べさせていただきますが、今回
の私立高等学校
の授業料無償化に向けて
の私立高等学校授業料補助金についてです。今回、国、県に加えて、市も独自
の補助金
を上乗せする形で、年収720万円未満
の世帯が実質無償化になったという点と、また、その対象枠
を年収910万円未満程度まで拡大したということに関しては評価できるところではありますが、いかんせん、いまだ完全無償化になっていない、特に、年収
の幅においては、かなり
の負担になっている御家庭が依然としてあるという点においては、教育
の機会均等という点からも、いま一度、御検討・御尽力いただきたいということ
を一言つけ加えさせていただきたいというように思います。 一方、高齢者へ
の優しい取り組みも多々ありますので二、三紹介させていただきますと、消防
の予防課が取り組む火災予防費として、市営住宅
の取り壊しによって出てきた使用可能な住宅用火災警報器
を高齢者宅へ無償で取りつけるという施策です。これは、現場
の消防職員から挙がってきた声
をしっかり吸い上げる形で出てきた施策というようにも聞いておりますので、取り組むことになったきっかけも含めまして、すばらしい取り組み
の一つと考えます。 また、健康増進課も別
の視点で取り組みますが、長寿介護課が取り組む健康寿命
の延伸
を目的としたフレイル対策です。この施策は、市民
の健康寿命
の延伸といった観点からも、実に大切な取り組み
の一つと考えます。 ほかにも優しい施策が多く盛り込まれています。出生から高齢者まで、住んで優しいまち豊橋
を目指して取り組む施策に期待するところ大であります。今回
の、世代
を網羅した取り組みについて、大いに期待し、賛成いたします。さらには、全体を通して、産業創出、発展、強靱な地域づくり
の観点からも、具体的な提案がされており、本年度にも増して希望と期待
の持てるたくさん
の内容となっています。 その他、各会計予算
を初め、関連諸議案につきましても、
予算特別委員会で慎重審議する中で多方面から確認させていただきましたが、その必要性については十分理解するところであります。令和2年度は第5次総合計画
の最後
の年でもあり、第6次総合計画
を策定する年でもあります。我がまち豊橋市が目指す未来像が行政当局、議員各位それぞれ
の頭
の中でどのように描かれている
のか、その理想郷に向い、これからも議会でしっかりと議論し合い、互い
の引っ張り合いではなくて、手綱
を上手に手繰りながら、長期ビジョン
の中で一歩一歩前進していくことができる土壌が、この豊橋市にはあると信じています。本市が引き続き、東三河8市町村においてリーダーシップ
をとりながら、持続的に安定した成長
を遂げるためにも、全職員が一丸となって次年度
の施策に邁進されること
を強く願い、その成果にも大いに期待します。 続きまして、2請願第1号新
アリーナ建設を求める請願についてでありますが、この請願は、先ほどありましたように、
総務委員会に付託され、去る3月24日
の総務委員会で審査後、趣旨採択となりました。私は、本請願は、採択すべきであると
の立場で賛成討論いたします。 以下、理由
を述べます。 この間、新
アリーナ建設においては、さまざま議論されてきました。もちろん場所
の問題、建設方法及び運営方法等も含めて、議論しなければならない問題は多々あります。それでも、現在
の本市
総合体育館の利用状況について述べますと、例えば、各競技団体が集まって毎年実施している体育館利用者
の調整会議です。私は、この会議にこの数年、ずっと出させていただいている
のですが、必ず利用団体が重複し、それも二重、三重、時には四重に重複し、年々苦しくなり、そのような状況
の中においても、互いに譲り合いながら、そして、時には大会
を中止することも含めて調整しているといった状況です。 本市がスポーツ
のまち豊橋
を標榜していく
のであれば、今後、スポーツ
を愛する市民、団体
の増加とともに、大会等もふえ、施設
の問題として、スポーツ施設
の過密化がますます進んでいくことが容易に想像されます。それゆえ、その経済効果も想定して組み込みながら、新
アリーナ建設は向き合わなければならない課題と考えます。 また、今回
の請願
の中身
を確認させていただいて以降、先日
の総務委員会で確認したことといたしまして、昨年11月19日に
総務委員会で出されたとき
のアリーナとは別物であるという点、文中
のイベント
を恒常的に提供するという点についても、開催主催者は特定
の企業団体
を意味するものではない、多種多様な主催者
を想定している点、ただ単に箱物行政
を肯定しているというわけではないという観点、費用負担においても、今後、補助金や民間活力
を有効に生かしていくという点、そして、スポーツ
をする、見る、支える、そして、学ぶという実に多面的な観点から捉えられている点、以上
の点からも、それぞれについて納得
のいくものと捉えました。 また、本請願
の中
の「早期」という言葉ですが、請願する立場に立つ者として、一般的に、早期にと願う
のはごく自然
の思いではないでしょうか。この言葉については、思いとして捉えたいというように思いますし、しかも、具体的な期限は設定していません。 加えて、私もこの間、ずっと言い続けていますが、危険が叫ばれている南海トラフへ
の災害対応として
の新たな多機能型防災拠点として
の必要性という点です。 一方、昨今
のウイルス対策も含めて、建設に当たっては考慮しなければならない点もありますが、その対策
を講じつつも、新
アリーナ建設の必要はあるというように思います。 そして、何より、今回
の要望は、是が非にでもと願う競技団体及び市民2万8,270名
の切なる声でもあるという点です。これ
を機に、今後、市民
の新
アリーナ建設へ
の意識醸成がさらに高まっていくことにも期待するところであります。 以上が賛成討論です。 終わりに当たりまして、今年度におきまして退職される職員
の皆様型に一言述べさせていただきます。 私自身、この5年間、議員として実に多く
の方々から御教授いただきました。皆様方
の長年にわたる昼夜兼行
の御努力に感謝申し上げると同時に、皆様方
の豊橋市民へ
の迅速果断な対応と熱い志
をしっかりと受け継ぎ、「初心忘るべからず」
の心で市民
の笑顔
を求めて今後も努力していきますこと
をお誓いしたいと思います。皆様方には、これからも豊橋市へ
の思い
を届けてくださいますようお願いするとともに、今後
の皆様方
のますます
の御健勝と御活躍
を心よりご祈念申し上げまして、私
の討論といたします。
○
豊田一雄議長 以上で、通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 討論なしと認め、以上で討論
を終わります。 これより採決に入ります。 初めに、議案第1号
を起立により採決いたします。 本案に対する委員長
の報告は、可決であります。 本案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに賛成
の方
の起立
を求めます。 〔賛成者起立〕
○
豊田一雄議長 起立多数であります。したがって、本案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第2号、議案第5号、議案第6号、及び議案第8号から議案第10号まで
の以上6件
を一括採決いたします。 各案に対する委員長
の報告は、可決であります。 各案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。したがって、各案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第3号及び議案第7号
を起立により一括採決いたします。 両案に対する委員長
の報告は、可決であります。 両案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに賛成
の方
の起立
を求めます。 〔賛成者起立〕
○
豊田一雄議長 起立多数であります。したがって、両案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第4号
を起立により採決いたします。 本案に対する委員長
の報告は、可決であります。 本案は、委員長
の報告
のとおり決定することに賛成
の方
の起立
を求めます。 〔賛成者起立〕
○
豊田一雄議長 起立多数であります。したがって、本案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第43号及び議案第44号
を一括採決いたします。 両案に対する委員長
の報告は、可決であります。 両案は、委員長
の報告
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。したがって、両案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第45号
を起立により採決いたします。 本案に対する委員長
の報告は、可決であります。 本案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに賛成
の方
の起立
を求めます。 〔賛成者起立〕
○
豊田一雄議長 起立多数であります。したがって、本案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第46号
を採決いたします。 本案に対する委員長
の報告は可決であります。 本案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。したがって、本案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第15号、議案第17号、議案第18号、議案第20号、議案第21号、議案第23号から議案第26号まで、及び議案第30号から議案第41号まで
の以上21件
を一括採決いたします。 各案に対する委員長
の報告は、可決であります。 各案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。したがって、各案は、原案
のとおり可決されました。 次に、議案第16号、議案第19号、議案第22号及び議案第29号
の以上4件
を一括起立により採決いたします。 各案に対する委員長
の報告は、可決であります。 各案は、委員長
の報告
のとおり、決定することに賛成
の方
の起立
を求めます。 〔賛成者起立〕
○
豊田一雄議長 起立多数であります。したがって、各案は、原案
のとおり可決されました。 次に、2請願第1号新
アリーナ建設を求める請願
を起立により採決いたします。 本請願に対する委員長
の報告は、趣旨採択であります。 本請願は、趣旨採択することに賛成
の方
の起立
を求めます。 〔賛成者起立〕
○
豊田一雄議長 起立多数であります。したがって、本請願は、趣旨採択とすることに決定いたしました。
----------------------------------- 次に、日程第41.議案第27号豊橋市
産業廃棄物処理施設及び
汚染土壌処理施設の設置に係る紛争
の予防及び調整に関する条例
の一部
を改正する条例について及び日程第42.議案第28号豊橋市病院事業
の設置等に関する条例及び豊橋市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例
の一部
を改正する条例について
の両件
を一括議題といたします。 直ちに、提案者から提案理由
の説明を求めます。環境部長。
◎
小木曽充彦環境部長 議案つづり64ページ
をお願いいたします。 議案第27号豊橋市
産業廃棄物処理施設及び
汚染土壌処理施設の設置に係る紛争
の予防及び調整に関する条例
の一部
を改正する条例についてでございます。 本案は、汚染土壌処理業に関する省令
の一部
を改正する省令
の施行に伴い、規定
の整備
をするため、現行条例
の一部
を改正するものでございます。 施行日は、公布
の日からでございます。 以上でございます。
◎山本和敏
市民病院事務局長 それでは、条例案
の66、67ページ
をお願いいたします。 議案第28号豊橋市病院事業
の設置等に関する条例及び豊橋市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例
の一部
を改正する条例でございます。 本案は、地方自治法
の一部が改正され、条例で引用する法
の条が繰り下げられたことに伴い、規定
の整備
を図るため、現行条例
の一部
を改正するものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
豊田一雄議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 質疑なしと認め、以上で質疑
を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております両案については、会議規則第36条第3項
の規定により、委員会へ
の付託
を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 討論なしと認め、以上で討論
を終わります。 これより採決いたします。 両案は、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。したがって、両案は、原案
のとおり可決されました。
----------------------------------- 次に、日程第43.報告第1号専決処分
の報告についてから、日程第47.報告第5号令和元
年度豊橋市
競輪事業特別会計弾力条項適用についてまで
の以上5件
を一括議題といたします。 直ちに、報告
を求めます。財務部長。
◎黒釜直樹財務部長 それでは、報告第1号につきまして御
説明いたしますので、報告
の5ページ
をお願いいたします。 報告第1号専決処分
の報告についてでございます。 これは、地方自治法第180条第1項
の規定に基づき、専決処分
をしたものでございます。 6ページ
をお願いします。 専決処分
の内容でございますが、1工事請負契約でございます。 (1)は、平成31年第49号議決
をいただいております水路改良工事(産業拠点形成関連)30につきまして、契約価格
を1億5,120万円から1億4,265万5,040円に変更したものでございます。 (2)は、令和元年第43号議決
をいただいております豊橋総合スポーツ公園諸施設築造工事4につきまして、契約価格
を2億6,048万円から2億6,797万5,400円に変更したものでございます。 (3)は、平成31年第50号議決
をいただいております中消防署前芝出張所移転新築工事につきまして、契約価格
を2億4,624万円から2億4,739万600円に変更したものでございます。 7ページ
の参考資料に変更理由、主な変更内容等が記載してございますので、御照覧いただきたいと思います。 続きまして、報告第4号債権放棄
の報告について
説明をしますので、報告
の14ページから15ページ
をお願いいたします。 豊橋市債権管理条例第6条
の規定によりまして、債権
を放棄しましたので、御報告いたします。 14ページ
をお願いいたします。 1債権
の内訳及び放棄事由でございます。 こども発達センターで診療収入が3,100円、住宅課で住宅使用料などが375万5,451円。 15ページ
をお願いします。 医事課で入院収益などが1,837万9,298円、営業課で水道料金が272万8,934円、保健給食課で学校給食費が22万2,035円となっております。 なお、放棄
の事由につきましては、表
の右側
の欄に記載しております。 2
の債権放棄日は、令和元年12月24日でございます。 次に、追加報告議案
の1ページ
をお願いいたします。 報告第5号令和元
年度豊橋市
競輪事業特別会計弾力条項適用についてでございます。 地方自治法第218条第4項
の規定によりまして、令和2年3月1日付で弾力条項
を適用しましたので、同項
の規定により報告
をするものでございます。 3ページ
をお願いします。 第1条第1項は、歳入歳出予算
の弾力条項
を適用する総額
を6億537万6,000円とするものでございます。 同条第2項につきましては、明細書により御
説明しますので、8ページ、9ページ
をお願いいたします。 まず、歳入でございます。1款1項2目勝者投票券売上金でございますが、場外発売
の拡充及び多く
の売り上げが見込める開催日程
を組むことができたことにより、普通競輪
の売り上げが当初予定
を上回ったことから、弾力条項
を適用したものでございます。 10ページ、11ページ
をお願いします。 歳出でございますが、売り上げ増に伴いまして、
説明欄に記載
のとおり、勝者投票券払戻金につきましては、当初予定
を上回ることになりましたことから、弾力条項
を適用したものでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。
◎山本晋建設部長 報告
の6ページ
をお願いいたします。 報告第1号専決処分
の報告
のうち、2工事委託協定についてでございます。 専決処分
の内容でございますが、(1)は、平成30年第58号議決
をいただいております工事委託協定締結(小池11号踏切における交通安全施設整備事業に係る工事)につきまして、委託金額
を1億7,571万3,600円から1億6,168万6,000円に変更したものでございます。 8ページ
の参考資料に、変更理由、主な変更内容等が記載してございますので、御照覧いただきたいと思います。 次に、9ページ
をお願いいたします。 報告第2号専決処分
の報告についてでございます。地方自治法第180条第1項
の規定によりまして、訴え
の提起について、専決処分
をいたしましたので、御報告いたします。 10ページ
をお願いいたします。 1市営住宅
の家賃等
の支払につきましては、1
の相手方には、市から
の再三にわたる催告にもかかわらず滞納している多額
の家賃等
の支払い
を求めるため、2
の相手方には、1
の相手方
の保証債務
の履行
を求めるため、令和元年12月27日付で、専決処分により訴え
を豊橋簡易裁判所へ提起したものでございます。 11ページ
をお願いいたします。 2市営住宅
の家賃等
の支払及び明渡しにつきましては、1から3
の相手方は、市から
の再三にわたる家賃支払
の催告にもかかわらず多額
の家賃等
を滞納しているため、令和2年1月24日及び30日付で、専決処分により市営住宅
の明渡し及び滞納家賃等
の支払い
を求める訴え
を名古屋地方裁判所豊橋支部へ提起したものでございます。 以上でございます。
○
豊田一雄議長 なお、報告第3号につきましては、既に報告書
を配付してありますので、報告
を省略いたします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 質疑なしと認め、以上で質疑
を終わります。 これをもちまして、報告
を終わります。
----------------------------------- 次に、日程第48.議案第47号令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算を議題といたします。 直ちに、提案者から提案理由
の説明を求めます。財務部長。
◎黒釜直樹財務部長 追加
の補正予算案について御
説明しますので、追加提案
の予算案
の1ページ
をお願いいたします。 議案第47号令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算(第2号)でございます。 第1条は、歳入歳出予算
の総額に、歳入歳出それぞれ3億1,900万円
を追加し、予算
の総額
を1,300億3,201万4,000円とするものでございます。 それでは、内容につきまして御
説明しますので、追加補正予算
説明書
の6ページ、7ページ
をお願いいたします。 歳出から御
説明いたします。 7款商工費、1項6目中小企業支援費、
説明欄に記載
の各事業についてでございますが、
新型コロナウイルス感染症
の発生に伴う中小企業等へ
の支援としまして、制度融資件数
の増加が見込まれますことから、関係する経費
を増額するとともに、新たに愛知県
の融資制度
を利用する場合
の助成制度
を創設するものでございます。 以上、歳出合計としまして3億1,900万円となるものでございます。 次に、歳入について御
説明しますので、4ページ、5ページにお戻りください。 21款繰越金でございますが、今回
の補正財源として計上するものでございます。 22款諸収入でございますが、歳出で計上しております経営安定資金預託金
の元金収入
を計上しております。 以上、歳入合計は3億1,900万円となるものでございます。 以上で議案第47号
の説明を終わらせていただきます。 よろしくお願いいたします。
○
豊田一雄議長 これより質疑に入ります。質疑
の通告がありますので、発言
を許します。 初めに、近藤修司議員。
◆近藤修司議員 ただいま追加提案されました予算案、議案第47号令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算(第2号)、7款商工費、中小企業支援費3億1,900万円について、一問一答にてお聞きいたします。 先ほど来、お話が出ておりますけれども、連日
の報道から、世界的に見ても
新型コロナウイルス感染症
の拡大がとまらず、その影響
を受けている中小企業が自分
の周りでも非常に多くなってきております。既に3月
の2日から中小企業向け
新型コロナウイルス感染症対策融資補助金
の受付が始まっておりますけれども、今回、追加補正に至った経緯と概要について、お伺い
をいたします。
◎稲田浩三産業部長 国によるセーフティネット保証4号と危機関連保証
の発動に伴いまして、
新型コロナウイルス感染症
の影響
を受けた本市
の小規模事業者
の多くが、本市
の既存制度であります豊橋市経営安定資金
の対象となりまして、1,250万円
を上限額とする融資及び信用保証料補助金並びに融資額
の1%相当
の特別対策補助金
の大幅な増加が見込まれることになりました。 実際に3月2日以降、
新型コロナウイルス感染症
の影響による融資
のお問い合わせが相次ぎ、セーフティネット保証4号
を中心に、5号や危機関連保証も含め、認定申請が数多く寄せられております。 こうした多く
の方が厳しい資金繰り
を余儀なくされる中、本市産業
の持続性
を守るため、豊橋市経営安定資金で小規模事業者
を支援することに加え、新たな制度
を設け、愛知県
の経済環境適応資金「サポート資金」など
を活用する中小企業者も同じように支援することが急がれていると考え、今回、既存制度
の件数
の増加及び新たな制度創設に伴う補正予算
を追加でお願いするものでございます。 以上です。
◆近藤修司議員 お答え
をいただきました。 経緯と概要については理解
をいたしました。 今までは、不景気ながら無借金で経営
をしてきた中小企業も、今回
のコロナショックによりまして、資金繰りが悪化した中小企業も多いというように聞いております。 感染症対策
の融資や補助金
を受けるためには、さまざまな手続が必要になるというように思います。先日も、電話
のほうで手続が面倒だという問い合わせもありました。 そこで、基本的なことですけれども、具体的にそのセーフティネット保証と危機関連保証という
のはどういうものな
のか、お伺い
をいたします。
◎稲田浩三産業部長 セーフティネット保証4号とは、中小企業信用保険法に基づき、自然災害など
の突発的事由により経営
の安定に支障が生じている地域
の中小企業に対し、通常
の一般保証とは別枠で、借入債務
の100%
を国が保証するものでございます。基本的には、売上高が前年同月比20%以上減少
の場合に認定
を受けられます。 次に、セーフティネット保証5号は、中小企業信用保険法、同じ法律
の定めにより、不況業種に指定された業種に属する事業
を行う中小企業者に対し、国が別枠で借入債務
の80%
を国が保証するもので、基本的には売上高が前年同月比5%以上減少
の場合に認定
を受けられます。 今回、令和元年度第4四半期におきまして、2回にわたる業種見直しが行われ、計356業種が追加され、今は508業種が対象となっております。 最後に、危機関連保証ですが、同じく中小企業信用保険法
の定めによりまして、我が国
の中小企業につきまして、著しい信用
の収縮が全国的に生じている場合に国が発動するものでございます。一般保証、セーフティネット保証とは別枠で、借入債務
の100%
を保証する制度でございまして、基本的には売上高が前年同月比15%以上減少する場合に認定
を受けられます。 以上です。
◆近藤修司議員 お答え
をいただきました。 セーフティネット保証
の4号、5号、そして、危機関連保証融資については理解
をさせていただきました。 さまざまな職種がある中で、多く
の方から融資
を求め、問い合わせがふえるというように考えます。先ほどもそういった答弁がありましたけれども、今回
の融資
の対象となる方について、お伺い
をいたします。
◎稲田浩三産業部長 これまで
の豊橋市経営安定資金
の対象者は小規模事業者でございまして、建設業・製造業は20
人以下、小売・卸売・サービス業は5
人以下でございます。新たな制度
をお願いします愛知県経済環境適応資金
の対象者は中小企業者でございまして、建設業・製造業は300
人以下、小売業50
人以下、卸売・サービス業100
人以下としております。以上は全国
の信用保証協会で統一されている条件となっております。 また、従業員ですが、正規雇用
の従業員はもちろん、常時雇用
のパート、アルバイトはカウントとなります。一方、派遣社員や繁忙期だけ
の臨時雇用はカウントしないものとなっております。 以上です。
◆近藤修司議員 お答え
をいただきました。 融資
の対象者については理解いたしました。 また、従業員は正規雇用と常時雇用
のパート、アルバイトはカウントして、派遣社員や繁忙期だけ
の臨時雇用はカウントしないということでございました。 今現在、職種によってもさまざまな
のですけれども、飲食業ですとか宿泊業、観光業など、大打撃
を受けている職種も多くありまして、融資に対しては、本当に緊急
を要するというように思っております。 そこで、融資
の申請
の流れと融資実行までにかかる時間について、お伺いいたします。
◎稲田浩三産業部長 事業者
の皆様
の様子はさまざまだと思いますので、まずは、お取引
のある金融機関に御相談
をいただき、より適した融資
を選んでいただきたいと思っております。豊橋市経営安定資金、セーフティネットでございます愛知県経済環境適応資金
のサポート資金「大規模危機対応」については、本市において、先ほど少し御
説明させていただきましたセーフティネット保証4号、同じく5号、危機関連保証
の三つ
のいずれか
の認定が事前に必要となります。認定後は金融機関へ融資
のお申し込み
をしていただき、その後、信用保証協会における審査
を経まして、融資
の実行となります。 本市
の認定は、おおむね1週間程度
を見込んでいただきたいと思っております。その後
の金融機関へ
の融資
のお申し込みから融資実行までにかかる時間については、おおむね半月程度と聞いております。 以上です。
◆近藤修司議員 お答え
をいただきました。 おおむね認定
のほうが大体1週間程度、そして、融資まで
の流れについては、そこからまたさらに半月程度ということですので、おおむね大体申請から、うまくいけば3週間ぐらいで融資
を受けられるということだというように思います。 それでは、最後になりますけれども、この制度
を知ってもらうため
の周知
の方法について、お伺い
をいたします。
◎稲田浩三産業部長 事業者
の皆様が最初に資金繰り
の相談
をされる
のは、取引先
の金融機関が最も多いと思いますので、金融機関に対しては
説明会
を開催し、漏れ
のないよう十分に周知
を図ってまいります。 このほか商工会議所や信用保証協会など
の関係機関へ
の情報提供、本市
のホームページや広報とよはし、あるいはエフエム豊橋といったさまざまな媒体
の活用など、幅広い周知に努めてまいります。 以上です。
◆近藤修司議員 お答え
をいただきました。 資金繰り
の相談先であります金融機関に対しまして
説明会と周知
を図る、そしてまた、関係機関へ
の情報提供やホームページや広報とよはしなどでしっかりと周知
をしていくと
のことでございました。 あらかじめお伺い
をしたところ、国
のほうでも、融資ということで、日本政策金融公庫が無利子無担保で貸し出し
をしてくれるというものがあるものの、今現在、その問い合わせが殺到して、融資
をしていただけるかどうかわからないといったような状況でございます。 ぜひともこの豊橋市
の独自
の融資制度
をしっかりとPRしてもらって、今回、この補正予算によりまして、これまで本当に豊橋市
を支えてきた中小企業
の皆さんが多くいらっしゃいますので、その多く
の中小企業に対する資金繰り
の対策になること
を期待しまして、私から
の質疑は終わります。
○
豊田一雄議長 次に、中西光江議員。
◆中西光江議員 それでは、議案第47号令和2
年度豊橋市
一般会計補正予算(第2号)、7款商工費
の補正予算について質疑させていただきます。一問一答でお願いします。 地域
の小、中業者は、昨年
の10月から
の消費税増税による消費減
の影響に加え、追い打ち
をかけるようにして
新型コロナウイルス感染拡大と感染防止対策により、さまざまな業種で深刻な経営困難に直面
をしております。豊橋市においても、学校
の一斉休校
の対応に伴い、給食食材関連
の事業者へ
の影響、また、観光、ホテル、飲食店などで
の団体予約
のキャンセルによる収入減、建設業では中国から
の材料が入ってこないため工事が完了しないということで、請求もできないし、収入も見込めないという、そういったことで
の資金繰り
の不安
の声が私
のところにも及んでおります。 こうしたこと
の状況
の中で、今回、
新型コロナウイルス感染症
の影響
を受ける中小企業等へ
の強力な資金繰り対策
の実施
を目的として3億1,900万円
の新年度
の追加補正予算が計上されました。 そこで、今回
の補助制度は、県
の制度融資にも対応できるようになったということでありますが、県と市
の制度が同時に利用可能か、お伺いします。
◎稲田浩三産業部長 要件
を満たす融資であれば、県と市
の制度融資
の併用も複数
の県
の制度融資
の併用も可能でございます。複数
の融資
を受けた場合につきましても、融資額
の上限
を1,250万円とさせていただきますが、信用保証料相当額
の補助と融資額
の1%相当
の特別対策補助
を受けることが可能でございます。
◆中西光江議員 お答えいただきました。 県と市
の制度が同時に利用可能かということ
を確認させていただきました。 引き続きまして、この予算額
の根拠について、お伺いいたします。
◎稲田浩三産業部長 豊橋市経営安定資金につきましては、実績に基づきまして、一月当たり
の平均申請数
を32件、一件当たり
の平均融資額800万円と想定しました。その4月から6月まで
の3か月分としまして、金融機関へ
の預託金2億5,000万円、信用保証料補助金1,700万円、特別対策補助金800万円
の合計2億7,500万円
を算出しました。 愛知県
の制度融資に関しましては、窓口などで得ました情報から、一月当たり
の平均申請件数
を50件と想定しまして、4月から6月まで
の3か月分
の信用保証料補助金2,500万円と特別対策補助金1,900万円
の合計4,400万円
を算出しました。 以上により、合計3億1,900万円
を計上したものでございます。
◆中西光江議員 予算額
の根拠については確認させていただきました。 4月から6月まで
の3か月分という金額でございました。 それでは、現在
の申請
の状況でありますが、その状況と、
新型コロナウイルス対策へ
の影響で、どのような中小企業
の実態になっている
のか、その影響について、お伺いいたします。
○
豊田一雄議長 今、年内とおっしゃいましたか。
◆中西光江議員 年内ではなくて。
○
豊田一雄議長 年度内ですか。
◆中西光江議員 申請
の状況と、そうした中小企業へ
の申請から、その影響
の実情
をどのように把握している
のか
をお伺いします。
○
豊田一雄議長 産業部長。
◎稲田浩三産業部長 受付開始以来、おととい
の3月25日までで、セーフティネット保証4号
の認定申請件数は95件、セーフティネット保証5号
の認定申請件数は6件、危機関連保証
の件数は5件で、合計106件となっております。 影響
の実情でございますが、業種
の内訳
を見ますと、建設業が28件、卸売業と小売業で24件、製造業20件、サービス業15件、飲食業10件、その他9件となっており、実情は、幅広い業種で影響が出ているものと考えております。
◆中西光江議員 お答えいただきました。 申請
の状況は、セーフティネット保証4号、5号、危機関連保証
の申請件数が100件余
の申請になっているということで、その影響
の実情については、幅広い業種で影響が出ているということ
を把握されていること
を確認させていただきました。 続きまして、今後、申請が多く、予算が不足した場合について
の市
の対応について、お伺いいたします。
◎稲田浩三産業部長 今回は、4月から6月
の3か月分
の補正予算
をお願いするものでございまして、様子
を見ながら、事業者
の皆様が困ることがないよう、適切に対応してまいります。 以上です。
◆中西光江議員 お答えいただきました。 今後、
新型コロナウイルス感染症対策が続くとなれば、さらに経営困難な事業者が拡大することとなると思います。今回は3か月分
の補正予算ということでは、今後、適切な対応が必要になってくる
のではないかと思います。困難に陥った事業者に対して、必要な事業者に必要な対応
のため、その予算
を措置していっていただきたいと思います。 次に、県
の制度
を利用した場合、従来と手続が異なると思いますが、どのような違いがある
のか、お伺いいたします。
◎稲田浩三産業部長 県
の愛知県経済環境適応資金「サポート資金」
のセーフティネットと同サポート資金
の「大規模危機対応」は本市
の保証
の認定が必要でございまして、従来から
の豊橋市経営安定資金
の手続と同じでございます。 他方、愛知県経済環境適応資金「
新型コロナウイルス感染症対策緊急つなぎ資金」と、愛知県経済環境適応資金サポート資金「経営あんしん」につきましては、本市における保証
の認定申請
をすることなく、御相談いただいた金融機関でそのまま融資
のお申込み
をしていただくことができます。 以上
のような違いがございます。
◆中西光江議員 お答えいただきました。 県
の制度融資
の中には、市
の認定が必要
のないものもあるということで理解いたしました。 最後です。 こうした融資制度、知っている方も事業者
の中でも多いと思われますが、今回
の国
の対応
を受けて、県
の制度も使えるというような措置が市でも図られておりますが、融資
を受けることができたとしても、返済していくことができる
のかなという、そういった不安
の声もあります。市内
の小、中業者
の方
の中には、融資
を受けること
をちゅうちょしている事業者も多い
のではないかと思われます。 こうした公的な融資制度というものは、後押し
をしてくれるということで、有用な制度だとは思っております。しかしながら、もし制度
を利用して融資
を受けても、計画期間内に返済できない場合、どういう対応がなされる
のかについて、お伺いいたします。
◎稲田浩三産業部長 国は、金融機関に対しまして、これは政府系も民間もですが、既存融資
の条件変更など
の配慮
を要請しています。 具体的には、取引先
の金融機関と
の相談になるということでございます。
◆中西光江議員 お答えいただきました。 国
のほうからも、計画どおりにいかなかった場合、条件変更等
の配慮
の要請もされているということで、取引先
の金融機関と
の相談となるということです。
新型コロナウイルス感染症による影響が、今後どこまで続く
のかという不安
の中で商売
をされている方々が、こうした公的な制度
を活用することで、不安な経済状況
のときには安心できるものとしては本当に重要だと思っております。必要な事業者に早急に認定
の手続
をとっていただき、さらに、今後引き続き、この
新型コロナウイルス感染症
の影響
の実態
の調査・把握に努めていただき、市としてできること
を行っていっていただきたいと思います。 以上で質疑
を終了します。
○
豊田一雄議長 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 質疑なしと認め、以上で質疑
を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案については、会議規則第36条第3項
の規定により、委員会へ
の付託
を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 討論なしと認め、以上で討論
を終わります。 これより採決いたします。 本案は、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。したがって、本案は、原案
のとおり可決されました。 ただいま近藤修司議員ほか9名から、議案会第2号
PCB廃棄物等に関する取組強化
を求める意見書、議案会第3号中高年
のひきこもりに対する実効性
のある支援と対策
を求める意見書及び議案会第4号
ライドシェア導入の慎重な検討
を求める意見書が提出されました。 お諮りいたします。この際、これ
を日程に追加し、議題としたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。 直ちに、各案
を議題といたします。 事務局書記に各案
の要旨
を朗読させます。議事課長。
◎前澤完一議事課長 (要旨朗読) 〔全文は以下
のとおり〕議案会第2号
PCB廃棄物等に関する取組強化
を求める意見 書
PCB廃棄物等を期限内に確実かつ適正に処理するためには
PCB廃棄物等を漏れなく把握する必要がありますが、PCBに関する法制度等について十分な理解、認識がされていない事業者及び国民が存在し、その把握漏れが懸念されます。また、
PCB廃棄物等の所有者による調査分析、収集運搬、処分
を行うにおいてはその費用負担が大きく、その対応も不十分です。さらに、期限内に処分されなかったPCB廃棄物は都道府県市が行政代執行により処分しなければならないとされており、PCB廃棄物
の処分費用等
を初め行政代執行等による事務負担や財政負担が懸念されます。 また、特別処分計画
を過ぎてから発見された場合には、事業者がみずから処理するまで適切に保管すると定められてはいますが、処理には多大な設備・高度な技術等が必要で事業者による処理は非常に困難なため、保管
の長期化や永久保管に至ることが懸念されます。 低濃度PCB使用製品に関しては、処分期間こそ令和9年3月末までと定められていますが、廃棄
の義務づけ等
の詳細が定められていないことから把握
の作業が困難です。負担軽減制度は高濃度PCB廃棄物が対象であり、低濃度PCB廃棄物は対象になっていないなど課題もあります。 よって、下記事項について早急に取り組むこと
を強く要望します。 記 1 国において、マスメディア等
を活用し、PCBに関する法制度等について事業者及び国民
の理解・認識
を向上させるため、継続的に広範囲な広報・啓発
を実施すること 1 国民へ
のPCB廃棄物等の保有
の有無に対する調査分析、収集運搬、処分
の全て
の工程における費用補助制度、並びに実際に事務処理作業
を行う都道府県市に対する交付金等
のさらなる財政支援
を行うこと 1 低濃度PCB使用製品等に関する規制と、使用・保管実態
を把握し処分期間内に適正処理
をするため
の法整備及びさらなる財政支援
を行うこと 以上、地方自治法第99条
の規定により意見書
を提出します。 令和2年3月27日 豊橋市議会衆議院議長 +参議院議長 |内閣総理大臣|財務大臣 |あて総務大臣 |環境大臣 +議案会第3号 中高年
のひきこもりに対する実効性
のある支援と対策
を求める意見書 従来、ひきこもりは主として若年・青年層
の課題としてイメージされてきました。しかし最近では、就職氷河期世代も含め中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきています。 政府が中高年層
を対象に初めて実施した全国規模
の調査が、昨年3月公表されましたが、40~64歳
のひきこもりが全国で約61万
人に上るという推計は社会に大きな衝撃
を与えました。ひきこもり期間
の長期化や高齢化により、高齢者
の親とともに社会的に孤立するケースも少なくありません。本市においても、国
の推計値から3,000
人以上はいるものと思われます。これまでもさまざまな取り組み
を実施している現状でありますが、さらに各市町村が取り組みやすくなるよう、国
の政策として
の後押しが必要であると考えます。 政府としては、これまで都道府県・政令市へ
の「ひきこもり地域支援センター」
の設置や「ひきこもりサポーター養成研修・派遣事業」
を行ってきましたが、今後はより身近な場所で
の相談支援
の実施や社会参加
の場
の充実など、就職氷河期世代も含めた中高年
のひきこもりに対して、これまで以上に実効性ある支援と対策
を講じるべきであります。 よって国におかれましては、中高年
のひきこもりは、個々人やその家族だけ
の問題ではなく、社会全体で受け止めるべき大変重要な課題と捉え、下記
の事項について早急に取り組むこと
を強く求めます。 記 1 「8050問題」など世帯
の複合的なニーズやライフステージ
の変化に柔軟に対応できるよう、「断らない相談支援」や「伴走型支援」など、市区町村がこれまで
の制度
の枠
を越えて
包括的に支援することができる新たな仕組み
を構築すること 1 中高年
のひきこもりにある者に適した支援
の充実
を図るため、市区町村による「ひきこもりサポート事業」
のさらなる強化
を図ること。具体的には、中高年が参加しやすくなるような居場所づくりやボランティア活動など就労に限らない多様な社会参加
の場
の確保や、さらには家族に対する相談や講習会など
の取り組み
を促進すること 1 より身近な場所で
の相談支援
を行うため、自立相談支援機関
の窓口にアウトリーチ支援員
を配置し、同行相談や信頼関係
の構築といった対本人型
のアウトリーチ支援
を実施すること。また、自立相談支援
の機能強化に向けたアウトリーチ等
を行うため
の経費については、新たな財政支援
の仕組み
を創設すること 令和2年3月27日 豊橋市議会衆議院議長 +参議院議長 |内閣総理大臣|財務大臣 |あて総務大臣 |厚生労働大臣+議案会第4号
ライドシェア導入の慎重な検討
を求める意見書
人口減少による鉄道・バス路線
の廃止や高齢化による運転免許
の自主返納に伴う交通弱者
の増加、訪日外国
人観光客
の急増などに対応するため、地域
の移動手段
の充実
を図ることが求められています。 こうした中、過密地域等については、自家用自動車による旅客輸送が特例で認められていますが、さらに国においては、特定
の地域に限らず、事業者がスマートフォン
のアプリケーション等
を活用して運転手と利用者
を仲介し、一般
の運転手が自家用自動車
を用いて有償で運送
を行う、いわゆるライドシェアについて、規制改革推進会議等で議論が行われた経緯があります。 しかしながらライドシェアについては、道路運送法に抵触する白タク行為に該当する旨
の指摘がなされているとともに、事業者は運行管理や車両整備等に責任
を負わないため、これらが適切になされているか不透明であることや交通事故発生時
の対応が運転手任せになること、また既に普及している海外においては、運転手による暴行等が多数発生していることなど利用者
の安全・安心が担保されていない旨
の指摘がなされています。 よって国におかれましては、利用者
の安全・安心に大きな懸念があるライドシェア
の導入について、慎重に検討されるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条
の規定により意見書
を提出します。 令和2年3月27日 豊橋市議会衆議院議長 +参議院議長 |内閣総理大臣 |総務大臣 |あて国土交通大臣 |内閣府特命担当大臣|(規制改革) +
○
豊田一雄議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第36条第3項
の規定により、提案理由
の説明を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 質疑なしと認め、以上で質疑
を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第36条第3項
の規定により、委員会へ
の付託
を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 討論なしと認め、以上で討論
を終わります。 これより採決いたします。 各案は、原案
のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
豊田一雄議長 御異議なしと認めます。 したがって、各案は、原案
のとおり可決されました。
----------------------------------- 以上で、本定例会に付議された事件
の審議は、全て終了いたしました。
----------------------------------- 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 今定例会は、去る2月27日に開会し、以来、本日まで
の30日間にわたり、皆様方
の格別な御理解と御協力
を賜り、無事閉会
の運びとなりました。ここに、心から感謝
を申し上げる次第であります。 そして、3月末をもって退職される多く
の職員
の皆様方には、長年、市政
の伸展に御尽力された業績に対し、心から感謝申し上げるとともに、今後も健康に留意され、さらなる御活躍
をお祈り申し上げます。
----------------------------------- これをもちまして、令和2年3月豊橋市議会定例会
を閉会いたします。 午後3時26分閉会 以上
のとおり会議
の次第
を記録し、これ
を証するため署名する。 豊橋市議会議長 豊田一雄 豊橋市議会副議長 堀田伸一 豊橋市議会議員 梅田早苗 豊橋市議会議員 近田明久...