豊橋市議会 2007-12-10
平成19年 12月 一般会計予算特別委員会-12月10日−02号
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平成19年 12月
一般会計予算特別委員会 − 12月10日−02号
平成19年 12月
一般会計予算特別委員会 − 12月10日−02号
平成19年 12月
一般会計予算特別委員会
1 開催日時
平成19年12月10日(月) 午前10時開議
午前11時42分閉会
2 場所 第1
委員会室
3 会議に付した
事件
・議案第94号
平成19年度豊橋市
一般会計補正
予算(第3号)
4 出席委員
中村竜彦 堀田伸一 原 芳基
杉浦正和 前田浩伸 豊田一雄
久保田 正 廣田 勉 寺本泰之
山本正樹 伊藤篤哉 古関充宏
根本幸典 坂柳泰光 沢田都史子
鈴木 博 芳賀裕崇 深山周三
田中敏一 近田明久 鈴木道夫
佐藤多一 尾崎義明 鈴木義則
宮澤佐知子 牧野英敏 梅村直子
渡辺則子 大沢初男 鈴木雅博
夏目忠男 藤原孝夫 岩瀬 篤
牧野鉄人 原 基修 小田鍵三
伊藤秀昭 伊達 勲
議長 村松千春
5 欠席委員 なし
6 説明員 市長
早川 勝 副市長 加藤三男
副市長 野崎智文
総務部長 安形一廣
行政課長 大須賀俊裕
人事課長 立岩政幸
財務部長 近藤洋二 財務部
次長 金田英樹
財政課長 倉橋斎支
市民税課長 仲田治幸
納税課長 森田清志 納税課主幹 中神
正則
納税課主幹 小清水 正
文化市民部長
浅野鉄也
文化課長 倉橋義弘
文化課主幹 塚田晴由
国保
年金課長 恒川宣善 国保
年金課主幹 早瀬信一郎
福祉
保健部長 宇野
厚生 福祉
保健部
次長 原田公孝
福祉
保健課長 小林康樹 福祉
保健課主幹 井口健二
障害福祉課長 石黒拓夫
環境部長 尾川克也
環境保全課長 古瀬達夫
建設部長 菅沼秀世
建設部
次長 黒木伸泰 道路
建設課長 長谷義之
道路
建設課主幹 伴 一男 道路
建設課主幹 内藤 充
河川課長 市川晴久
建築課長 内藤孝行
都市計画部長 松野政春
都市計画課長 村松喜八
7 職務のため出席した職員
事務局長 鈴木孝之 議事課長 夏目好章
庶務課長 大森啓充 議事課主幹 若見義郎
議事課長補佐 森田教義 議事課
主査 前澤完一
8
傍聴者
市民2人 記者1人
9 議事の要領は別添のとおり
○坂柳泰光委員長
ただいまから
一般会計予算特別委員会を開会いたします。
では、議案第94号
平成19年度豊橋市
一般会計補正
予算(第3号)を上程いたします。
直ちに説明を願います。財政課長。
◎倉橋斎支財政課長
それでは、
一般会計補正
予算案について御説明いたします。
予算案つづりの1ページをお願いいたします。
議案第94号
平成19年度豊橋市
一般会計補正
予算(第3号)でございます。
第1条は、歳入
歳出予算の総額に歳入
歳出それぞれ2億4,566万3,000円を追加し、
予算の総額を1,110億3,428万2,000円とするものでございます。
内容につきましては、別冊の補正
予算説明書で御説明いたしますので、説明書の6ページ、7ページをお願いいたします。
歳出から御説明いたします。
2款1項3目
人事管理費、説明欄2、(3)(ア)機械室アスベスト
対策工事でございますが、
国庫補助の内示を受け、職員会館機械室のアスベスト除去
工事を実施するものでございます。
同じく2項1目税務総務費、説明欄3、(1)市税還付金でございますが、過年度収納分に係る市税の還付額が当初
予算を上回ることから、所要額の増額補正をお願いをするものでございます。
次に、3款1項1目
社会福祉総務費、説明欄22、国県支出金返還金でございますが、
平成18年度の
生活保護扶助費を初めとした国県負担金
補助金の精算に伴う返還金でございます。
説明欄25、(1)
国民健康保険事業
特別会計繰出金につきましては、
特別会計の補正に伴い、
一般会計からの繰り出しを増額するものでございます。
説明欄27、福祉振興
基金積立金でございますが、篤志の方からいただきました寄附金を御厚志に沿い、積み立てを行うものでございます。
次の1項2目
障害者福祉費、説明欄5、(15)
障害者就労訓練設備等整備事業
補助金でございますが、
障害者自立支援法に基づく、
障害者福祉サービスへの円滑な移行を図るため、
国庫補助の内示を受け、
施設が実施する新体系事業への移行の際に必要となります設備整備等に要する経費を助成するものでございます。
次に、8款1項2目道路費、説明欄2、(3)道路維持改良受託事業費でございますが、
愛知県が施工いたします主要
地方道東三河環状線、県道城下老津線、県道六連杉山線の道路整備及び乗小路沢の砂防
工事に伴う市道のつけかえに必要な用地取得を県から受託をして、実施するものでございます。
次の8ページ、9ページをお願いいたします。2項2目
河川費、説明欄2、(4)水路改良受託事業費でございますが、こちらも県道城下老津線の道路整備に伴う水路のつけかえに必要な用地取得を県から受託をして実施するものでございます。
次に、5項1目
都市計画総務費、説明欄10、
地域公共交通活性化
基金積立金でございますが、
市民の皆様から寄せられた寄附金を御厚志に沿い、
地域公共交通活性化
基金に積み立てをするものでございます。
以上、
歳出合計は2億4,566万3,000円となるものでございます。
次に、歳入について御説明いたしますので、戻っていただきまして、2ページ、3ページをお願いいたします。
14款
国庫支出金及び15款県支出金でございますが、
歳出で御説明いたしました各事業に係る
補助金委託金でございます。
16款財産
収入につきましては、
基金の運用に係る
利子収入でございます。
17款寄附金でございますが、説明欄に記載の方から御寄附をいただいたものでございます。なお、一般寄附の200万円につきましては、御厚志に沿って本年度中に、その活用方法を検討してまいります。
19款繰越金につきましては、今回の補正財源として計上するものでございます。
4ページ、5ページお願いいたします。以上、歳入合計は2億4,566万3,000円となるものでございます。
以上で
一般会計補正
予算(第3号)の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○坂柳泰光委員長
質疑を許します。質疑はありませんか。久保田委員。
◆久保田正委員
それでは、補正
予算説明書、2ページ、3ページの歳入、17款1項3目1節の
都市計画総務費寄附と8ページ、9ページの
歳出8款5項1目
都市計画総務費、25節の積立金が関連しておりますので、あわせてお尋ねしたいと思います。
本年4月に
地域公共交通活性化
基金が設置され、今回、2,594万5,000円の寄附がありました。これを
基金に積み立てるということでありますが、2点お伺いします。
1点目は、今回、高額の寄附があったわけですが、このことについて、どのような認識されているのか、お尋ねします。
2点目は、
基金条例、都市
公共交通活性化
基金条例では、
地域公共交通の維持・確保及び活性化を図るためにと規定されています。初めての
基金への積み立てということで、今回の寄附はどのように活用されていくかお尋ねしたいと思います。
以上、2点お願いいたします。
◎村松喜八
都市計画課長
まず、1点目の多額の寄附についての認識でありますが、LRV(低床車両)導入に対する
市民による寄附支援機運の盛り上がりや、
地域生活
バス、
タクシーを検討する中で、ことし、本年4月に
基金条例を設置いたしましたが、短
期間のうちに多額の寄附があったということからも、
市民の
地域公共交通、特にLRVに対する関心は高く、また
市民協働意識についても非常に高いものがあると認識しております。
2点目の今回の寄附の活用でありますが、今回の寄附は、寄附者の方皆様がLRV購入の一助にと提供した
基金に積み立てていくわけでありますが、寄附者の意向に沿った使い方をしていきたいと考えております。
以上です。
◆久保田正委員
今回は、
路面電車に対する寄附ということでありました。
市民の
公共交通に対する関心は非常に高いと思います。今回も
商工会議所と豊橋市電を愛する会、金婚式記念の御
夫婦などからの寄附があったと承知しておりますが、その意味では、豊橋というところは寄附
文化というのですか、豊橋バージョンといいますか、寄附
文化を醸成していくことで、非常に取り組みやすい
基金ではないかと思っています。
そこで、市としては、今後このことを
基金をどのように周知されて、今後どのようにPRされていくかをお伺いしたいと思います。特にいろいろな
地域での
公共交通のことに関しての
公共交通空白
地域といいますか、そういうところの関心も高まっていますので、その内容で今、市はどのようにしてこの
基金を宣伝して、
有効に活用していくのかということをお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎村松喜八
都市計画課長
基金については、どのように周知してきたか。今後どのようにPRをしていくかということでありますが、今までの取り組みとしましては、
基金条例の内容につきましては、
広報とよはしや市のホームページに掲載するなどして、市内外に対して、市の取り組みを説明し、
協力を呼びかけてまいりました。
引き続き、今後におきましても今までの取り組みに加えまして、
公共交通空白
地域における地元説明会などにおきましても、この
基金につきましてPRを行っていきたいと、そのように考えております。
以上です。
◆久保田正委員
非常に市の財政が厳しくて、
公共交通空白
地域などで、今、いろいろな
地域で足がなくなって、市の
バスがなくなったということで非常に努力されて、いろいろな会合をお持ちになって、何とかしようという機運が各地に発生しております。
公共交通活性化のため、その財源がないとすると、
地域における
公共交通支援、いわゆるこの
基金を
有効に活用して寄附によって財源を確保するというのが一つの方法として考えられるのではないかなと思うのです。例えばの話ですが、ある
地域で
公共交通を自前でつくろうとしたり、市の援助でつくろうとした場合に、やはり市からの支援というのは限りがあります。ところが、その
バス停ができるところの
地域にスーパーがあったり、病院があったり、また、そういう
商店街があったりすると、そこで一定の
市民の皆さんの
協働という意味で御支援がいただけるのではないかというように思っております。
そのために、一つの方法として、この
基金がそういう意味でたくさん多くの方からは少ない金額でもいいわけですけれども、いろいろな方からの御支援をいただくと、例えば今回、2,594万5,000円ですが、これわずか4か月ぐらいの
利子で2,594万5,000円分の
利子をいただけるということなのですね。ということになると、今後、この
基金を充実することによって、そのある
公共交通空白
地域が、そこの
地域全体、広い意味での
地域、
自治会を乗り越えた大きな意味での受け皿になるのではないかと私は考えております。ぜひともこういう方法を、ここのPR、
基金のPRを進めていただいて、豊橋バージョンといいますか、豊橋のやさしさがあるまちだからこそできる寄附
文化といいますか、それをもっともっと広めていただいて、この
公共交通空白
地域の解消につながる
基金として大いに活用していただけたらなと思っております。
以上で私の質疑を終わります。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。鈴木義則委員。
◆鈴木義則委員
それでは、1点質疑をさせていただきます。
補正
予算説明書の6ページから7ページにかけてでありますが、3款民生費1項2目、説明欄5(15)の
障害者就労訓練設備等整備事業
補助金1,473万2,000円であります。これは、昨年10月に完全
施行されました
障害者自立支援法、この中には
障害者が
意欲と能力に応じて働くことができるよう、就労支援を抜本的に強化する。こういう一つの柱がございました。総じて
障害者がその
地域で安心して暮らせるようにするための総合的、また
自立支援システムを新たに構築する仕組みが、またこの
障害者自立支援法でもあります。
しかしながら、その後、利用者であるとか、また事業者の方々の厳しい御意見等もございまして、
制度のスムーズな
施行を促すために、もう一段の改善を図ることを目的として特別
対策というものが昨年10月に策定をされましたが、今回、この補正は、その流れに沿ったもの、そのように理解をしております。
そこで、小規模作業所を含む
施設を対象に、新たに就労支援事業への移行を予定している五つの
施設に、設備等への助成を
国庫補助として対応する。こういうことであります。
それで、この設備等への助成ということでありますけれども、想定される設備の内容、それから、設備の妥当性のチェックをどのように評価体制としてあるのか。
また、こうした設備の導入とともに、
職業指導員などのマンパワーの充実も一方では必要かと思いますが、このような人員への対応も可能かどうか、お伺いいたします。
◎石黒拓夫障害福祉課長
それでは、まず1点目の、想定をされます設備内容と評価体制についてでございます。
整備が予定されております設備といたしましては、縫製作業用の電動ミシン、それから、調理作業用の大型オーブン、クリーニング作業用の乾燥機等が主なものでございます。
次に、妥当性のチェックについてでございますが、この
補助金の対象事業である就労移行支援、就労継続支援の趣旨に沿うものであり、
厚生労働省内示においても、その点も含めて確認をされているところでございます。
それから、2点目の
職業指導員など、職員配置への対応の関係でございます。就労面での
バックアップとしての
職業指導員などの職員配置についてでございますが、今回の補助メニューにおきましては、新体系の移行に課する設備備品の購入経費が対象となっておりまして、人件費措置の要素は除外されているところでございます。
以上でございます。
◆鈴木義則委員
まず、設備品は、こういったものが想定されるということでありますし、人への対応というのは、これはできないということで、あくまでも新しい体系への移行にかかわる設備に対する助成であるということでございます。
いずれにしてもこの就労移行支援、また、就労継続支援というものに寄与することになるわけでありますが、資料を見させていただきますと、1品目50万円以上の設備か、備品の購入に要する経費、また、その設備の設置を伴う取付
工事もこの費用に含まれるということでありますし、また、入所
施設では500万円以内、また通所
施設では200万円以内の補助ということであります。さらに
平成20年9月までに新体系に移行することが見込まれる
施設が対象で、今回は五つの
施設が該当するということであります。
さて、この就労移行支援事業には、通所
サービスであれば、前期、中期、後期、そして就労のための訪問期と段階的なプログラムを組み、個別の支援計画のもとで就労に向けてのステップアップを進めることになろうかと思います。
こうした個別支援計画に基づく段階的なプログラム、こうしたものを進めるに当たって、今回、この補正をどのように位置づけようとされているのか、その辺の認識についてお伺いをいたします。
◎石黒拓夫障害福祉課長
個別支援計画の中での位置づけの認識ということでございます。
現在、各
施設におきましては、
障害者一人一人の状況を把握する中で、作業プログラムの方を作成しているところでございます。
今回の補正による設備につきましても、新体系移行後の
施設における作業体系の見直しを見せる中で、計画をされているものと承知をしております。新たな機器の購入によりまして、作業環境の向上が期待されるものであり、段階的なプログラム作成にさらに資するものと、このように認識をしているところでございます。
以上でございます。
◆鈴木義則委員
就労支援だとか、工賃をアップする。そうした作業環境の向上に期待できると、そのようなことでありました。
いずれにしましても、この障害福祉施策の直面する課題として、
平成15年4月より支援費
制度が
施行されまして、新たな
サービスの利用者が大幅にふえました。また、
地域生活支援も前進をいたしました。しかしながら、働くその
意欲のある
障害者が必ずしも働けないという、そういう現実もありまして、
障害者自立支援法のもとで福祉と、やはり雇用の
ネットワークを構築して、
障害者の適性にあった就労につなげることが望まれているわけであります。そういう意味でも、こうした今回の設備に対する助成というのは、大きな投資になろうかと思いますので、さらなるきめ細かな対応で
障害者の方の就労支援が一歩でも前進することを期待して質疑は終わります。
以上です。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。牧野英敏委員。
◆牧野英敏委員
それでは、総務費の職員会館の機械室アスベスト
対策工事についてお伺いいたします。
平成17年7月にこの豊橋におきましては、豊橋市アスベスト
対策連絡会議が設置をされ、この間、
公共施設等におきますアスベストの仕様問題等がいろいろ関係各課の中で協議をされ、
対策が講じられてきたわけだと思っております。
今回、職員会館の機械室のアスベストの
工事が行われるということでありますが、
対策連絡会議が17年に設置をされ、そして今回、19年、この時期にきて
職員会館の機械室の
対策が講じられるわけですが、ここにきた、補正に至った経過についてお聞かせ願いたいと思います。
それとあわせてお伺いします。今回のこの
工事は、開館をしながらといいますか、行っていくということでありますので、その
安全対策について、どのように考えられているのか、お聞かせ願いたいと思います。
それと、ただいま質疑がありました
障害者就労訓練
設備等の整備事業
補助金についてであります。
ダブるところは省きまして、これも今、質疑にありましたように、
平成18年10月に創設をされた
制度であります。今回、先ほど質疑で明らかになりましたけれども、五つの
更生施設、小規模授産
施設がこの事業の対象として国からの
補助金を受け取るわけでありますが、18年、昨年の10月の事業でありながら、この10月に補正に至った、これについてもどうした経過の中から、この時点の補正に至ったか、お聞かせ願いたいと思います。
以上、2点です。
◎立岩政幸
人事課長
1点目の補正に至ります経過でございますが、
平成17年10月と11月にかけまして、一応含有量調査、飛散等の状況も検査いたしましたが、その段階では
基準値を下回っておりまして、飛散も確認されませんでした。
平成18年9月に
労働安全衛生法の
施行令が改正されまして、アスベストの管理
基準が強化されました。そこで、再度の含有量調査をいたしまして、その結果が新しい
基準値を超えます含有が確認をされました。
職員会館の今回の対象箇所でございますけれども、機械室につきまして、地下1階と、それから、屋上にございます。普段から不特定多数の者が出入りすることがありません。遮断された
施設でございます。その段階では、19年度分の
国庫補助申請の手続が間に合わなかったということもございまして、
平成20年度当初
予算でお願いをしていきたいというように予定をしておりました。その後、19年6月に、県の方からこの
補助の関係の打診がありまして、その時点におきましては、
補助枠というものもございましたので、
市民館、これが一般の
市民の方が利用されております。そうしたことから、その優先ということを考えまして、9月の補正の方を見送らさせていただきました。
さらにその後は、10月に入りまして、再度県の方から前倒しについて打診がまいりまして、
補助枠の
有効活用といいますか、財源確保ということで、今回の補正をお願いしたということが今回の経過でございます。
それから、2点目の開館をしながら
安全対策ということでございますが、ただいまお答えしましたように、今回の
工事箇所、地下1階、それから、屋上の機械室でございます。屋上につきましては、屋上への出入り口、それから、機械室、二重にこれは施錠もされておりますし、全く一般の方がここを出入りすることはございません。また、地下1階につきましてもフロアとして完全に機械室以外ございませんので、遮断もされております。したがいまして、今回につきましては、開館をしながら
工事ということになります。ただ、
エレベーターの
使用につきましては、屋上の
エレベーターの機械室が対象箇所になっておりますので、一時的に御迷惑をおかけするようなことになると思いますけれども、いずれにしましても、会館の利用者も含めまして
予約時であるとか、事前にそういったものを周知してまいりたいと思いますし、当然
工事中につきましては、関係
法令に基づいて
安全の確保には万全を期してまいります。
以上でございます。
◎石黒拓夫障害
福祉課長
それでは、補正に至った経緯でございます。
この事業につきましては、既存の
施設が就労移行支援等の新事業に移行する際に必要となる備品の購入等に要する経費を国において全額
補助するものとして、
平成18年10月に創設をされたものでございます。
18年度におきましては、該当する
施設はございませんでしたが、今回、対象となる19年10月から20年9月の間に新体系に移行する5
施設において、
施設整備の計画が提出をされましたので、
厚生労働省との協議を経まして、11月までに内示を受けましたので、今回補正をお願いするというものでございます。
以上でございます。
◆牧野英敏委員
職員会館の機械室のアスベスト
対策に至った経緯については、理解いたしました。やはり優先順位といいますか、県の方の
補助の打診等もあって、今回、12月補正に至ったということで理解をいたしました。
そこで、やはりアスベスト
対策となりますと、大変気になりますのが、やはりどういった施工でこれが行われていくかということだろうと思います。今の質疑の中でも一般の
市民の方が出入りをしない遮断、遮蔽された場所だということであります。一部、
エレベーターについては
制限がかかるというようなことでもあります。
そこで、このアスベスト専門の業者が
工事を最初からやるのか。それともほかの
会社が受けて
工事を進めていくのか。心配されるのがアスベスト
対策が丸投げ、要するに
工事費が少しでも安く上げるということで、丸投げ等の心配されるといったことを
インターネットで調べると出てまいりました。そういう意味で豊橋市は今回のこの
工事に当たりましてどのようなやり方で進めていくのか、お聞かせ願いたいと思います。
それから、
障害者の就労訓練に関する
補助金については、今、5
施設、
更生施設、通所
施設、合わせて5
施設がこの対象として事業を進めていくということであります。事業の
効果についてお聞きしようと思ったのですが、先ほどの質疑の中でも大体おおむねの方向が出されましたので、この点については理解をいたします。
こうした
更生施設、
障害者の就労訓練、大いにこうした事業については、やはり今回5
施設ですけれども、まだ新たに何箇所か対象になる
施設もあろうかと思います。そういった部分への働きも含めて、ぜひこの事業の充実を図っていただきたいというように思います。
それでは、1点だけ、アスベストの方だけです。
◎内藤孝行
建築課長
それでは、業者選定につきましてお答えいたします。
業者選定につきましては、アスベストを撤去し、その後に仕上げを行うということでございまして、
建築工事業者を考えております。ただ、
建築工事業者は、除去されたアスベストを処分できるという
資格を持ってないというのが通常でございます。そんなことから、アスベストを処分できる
資格を持った処分業者と
委託契約をして行うと、そういうことでございます。
以上でございます。
◆牧野英敏委員
建築工事を行う業者と、そしてアスベストの処理業者について
委託契約で進めていくと。要は、
建築会社が受けて、そしてその一方で、アスベストの処理については専門の処理業者に
委託をして
工事を行っていくということであります。ぜひ、
安全な、規模的には小規模かもしれませんけれども、
工事をする人も、また会館を利用する人にも
安全な
工事をしていただくことを期待をして、質疑としては終わります。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。渡辺委員。
◆渡辺則子委員
では、アスベストの件、もう少し引き続いてお教えいただきたいと思いますが、大変
危険を伴う
工事でございますけれども、民と民の問題ではなくて、
公共の市営の市の
施設に対し、市有
施設に対しての発注でございますから、最後の最後まで市の
責任というものがフォローできるというところが、こういう今回、大変民の方々が
工事を行う場合にも参考になるようなよい例を示していただきたいと思って、私も先回も質疑させていただきました。
それで、この今の牧野委員の質疑の中でも、どのような業者になるのかというようなところで、大変これはいろいろな届け出があったりとか、たくさんの縛りの中で近年は厳しく制約も加えられてきておりますので、業者選定ということに当たりましては、十分な配慮をされているかと思いますけれども、何よりも、業者の方は、自分のところの
会社員の
健康をどのように管理しているかということが、そのまま周辺の住民への
環境配慮にも通じるというところを私はいつも念頭に置いておりますので、改めてこの業者選定に当たりまして、どのあたりを厳しく留意しながら当たられているのかということを、まず1点お聞きしたいと思います。
あらかじめ勉強させていただきましたところ、今度の
工事は、平方
メートルにいたしまして250平方
メートルということでございます。それを大体どれくらいの除去されるアスベストの量になるのであろうかと、単純に厚さを3センチ
メートルぐらいと掛けあわせますと、8立方
メートルぐらいになるのであろうというようなお話でございました。これまでの昨年度の
決算の流れなども見ておりますと、三ツ相町のこれは
下水道の関係の
施設でございましたけれども、30立方
メートル、これは3,130万円かかっております。そんなことを思いますと、この
市民館の場合は9月の補正では15の
市民館、こちらは全量が6立方
メートルで、2,150万円ということでございました。単純に処理されるアスベストの量と作業というのは、横並びには考えられないだろうということは思いますけれども、今回、
市民館と違いまして、15の
施設ではなくて、単体の
施設であって、なおかつ、地下と屋上であると。それで
市民の方が利用されていたとしても、開館しながらやられる。その点にはどのように留意されるかということはもう承りましたが、難易度ということになりますと、大変これは今までの
工事に関しては準備の段階では、あまり手間ひまはかからないのだなと。そうしたときに、こういう積算のお金、幾らかかるかということにも、どんな影響が行くのだろうかということも想像したのでありますけれども、これはなかなか判明するには難しかろうということも想像いたします。そんなこんなで、今回の
職員会館のアスベストの730万円について、まず、業者選定に当たられるときの留意点について、もう一度確認をさせてください。
◎内藤孝行
建築課長
業者選定の留意点でございますが、
石綿障害予防
規則に基づく作業主任者として、
石綿作業主任者技能講習を
修了者、または特定
科学物質等作業主任者を配置できるものを用意できることをしたいと予定しております。
以上であります。
◆渡辺則子委員
職員会館は、
人事課の方が管理されている
施設でございますけれども、
建築課、それから、あと
環境保全とか、最終的には廃棄物
対策課の方までもこれはかかわりを持ってフォローしていただく案件であろうかと思っております。
それで、この730万円ということについてもう少しお聞かせをいただきたいのですけれども、国の方の
補助金が3分の1ということでございます。それで、このアスベストの除去をするためにさまざまな
工事現場をつくらなくてはいけないと。その
工事現場をつくる。それから、いよいよかき出しをして、湿潤をして、湿らせて手で取り去るわけですね。そして、そうした除去作業、取り去ったものを二重の袋に詰めて、それを最終処分をするという、大きく三つの段階があろうかと思っております。
少し
以前に伺いましたところでの、三ツ相町の
下水道の
工事では、除去の
工事費に約73%、そして取り去った後、パーライトだとか、いろいろもう一度壁を直すわけですね。仕上げ費、これが18%、この仕上げのお金は、国の
補助金には含まれていないのでということでしたね。今回も同じだろうと思いますけれども、三ツ相町の場合は、最終処分費は約9%かかっておりました。それでは、今回の730万円の中、これは仕上げ料も含めてのお金ですから、単純に国の
補助金がこの3分の1ということにはなっておりませんけれども、その三つの
工事の流れの中、
工事最終処分に至るまで、どのような割合での積算になっているのか、お聞かせください。
◎内藤孝行
建築課長
撤去から最終処分までの除却
工事の内訳ということでございますので、まず除却
工事が78%、仕上げ費が10%、最終処分費が12%、以上の内訳になっております。
以上でございます。
◆渡辺則子委員
本市と大変関係がありますトーヨーボールの方の今の現況で、最新
情報を調べましたところ、いわゆる養生といって、ビニールシートで物件を覆うわけですね。そのときに、そのビニールシートが破れていると大変な事態だと思うのです。外に漏れてはいけないのに、一番最初の第一歩の段階でシートをきちっと張らなければいけないというところが破れてしまっているというので、何か住民の皆さんが大変御心配されているというような
情報を聞いております。この養生と言われる除去のためのシートが、もし本市の
工事の場合でも破損することはないと思っておりますけれども、念のためにお伺いをいたしますが、どういうことが破損という場合に、原因という問題点は考えられるのか教えてください。
◎内藤孝行
建築課長
まず、破損の原因、どんなことがあるかということでございますが、
故意に行わない限り、破損することは考えておりません。ただ、
工事中に作業工具等出し入れで破損するということが考えられます。
以上でございます。
◆渡辺則子委員
そのシートの厚さみたいなものは、何か決まりはございますか。
◎内藤孝行
建築課長
シートの厚みでございますが、一応壁につきましては0.08ミリ、それと床につきましては0.15というのが、一応それ以上でやった方が望ましいというのが取り決めで決まっております。
以上でございます。
◆渡辺則子委員
そういうことは絶対に本市の場合はないと思いますが、市内でのこれからの民間
工事ということも万が一のこともございますので、撤去をされるということでございますので、予備の勉強として承っておきました。
最後に、もう1点だけお聞かせください。
このようにアスベスト除去
工事が国の
補助金があるということで今回、進んでまいりました。
補助金の受け入れられない民間はそのまま残っていることが多いということはさておきまして、この
工事が完了いたしますと、あと残ります市有
施設のアスベスト
対策というのは、どのようになりますか。最後に教えてください。
◎古瀬達夫
環境保全
課長
残ります市有
施設の
対策についてお答えします。
平成18年9月にアスベストの規制対象が1%以上から0.1%以上の含有に規制強化されたことに伴いまして調査を実施してまいりました。その結果、0.1%以上含有する
施設が22
施設あることが判明いたしております。このうち、9月補正でお願いいたしました校区
市民館等の15か所と、今回、お願いいたします
職員会館の計16か所につきまして対応していくこととしております。したがいまして、残ります市有
施設は、業務上、特定の人のみが出入りするポンプ室、ブロアー室等の機械室が6
施設となっておりまして、これらの
施設につきましても、現在その
対策を検討中でございます。
以上であります。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。伊達委員。
◆伊達勲委員
3点ほどお伺いしたいのですが、1点目が今、この
職員会館の機械室のアスベスト
対策工事で、発注は仕上げ作業があるから、
建築業者に発注というような説明だったですね。ところが、今、渡辺委員の質疑の中で、仕上げ部分は730万円の発注金額に対して10%ほど、それから、運搬処理ですか12%で、この実際のアスベストの除去作業
工事、これは78%ぐらい主要な
工事がアスベスト除去にあるにもかかわらず、
建築業者に発注した理由ですか、主要な作業である78%の持高のアスベスト業者に発注されて、そして仕上げの部分は
建築業者にアスベスト業者から
委託とか、そういう形。
委託というか、下請で入って仕上げる方法という、それ普通ではないのかなというように感じるのですね。主要作業が何なのか。仕上げの後始末でちょっとやるだけが主要な発注先で、そして
工事の主要なところに下請発注をするようなやり方というのは、どういうように検討された上でこれなっているのか、まず教えていただきたいということ。
2点目は、8款1項2目の
道路費、
道路等維持改修受託事業、県道の関係にかかわる受託事業であります。伺いますと、用地費4か所と
補償費、木の関係があるのですが、東三環状の石巻地区、同じく東三環状の多米
トンネルの上部の崩れを防ぐための
砂防ダム、それから、城下老津線、六連杉山線という、こういう形での4か所になっているわけなのですが、東三環状の全線開通と、23号線バイパスの全線開通は、本市にとっても重要な
道路の上では課題であり、23号線バイパスは国の事業、東三環状は県の事業、こういう形になっているのですね。そこでお伺いしたいのですが、今回の受託事業の中で、東三環状の石巻地区と多米地区の用地費と
補償費が計上されているわけですが、このことによって、東三環状の進ちょく状況と、今後の見通しはどうなっているのか。
また、多米
トンネルの開通にとっては、
以前、いろいろな問題があったのですが、
都市計画決定の変更を行って、早期着工、早期開通、これがだんだん見込まれてきているなと思っていたのですが、依然として作業が進んでないように見受けられますが、このあたりはどういう状況になって、今回の県道の東三環状受託事業を請け負っての仕事になるのか、教えていただきたいと思います。
3点目が歳入です。19款の繰越金1億5,000万円です。今回の補正
予算が2億4,566万3,000円ということで、金額からいうと、ほんのわずかなのですが、それ以上に目立つのが仕事内容がほんのわずかなのですね。この2億4,566万3,000円の補正の財源は、一般財源として1億5,291万5,000円、このうち繰越金から1億5,000万円を使うと。それから、特定財源が9,274万8,000円、
国庫支出金が1,688万7,000円、県支出金が4,977万1,000円、そして寄附金が2,604万5,000円という、こういう形で余り目新しいのはほとんどないわけなのですね。しかも、この繰越金の1億5,000万円の使い道は何なのかというと、まず市税還付2,500万円に使う。それから、
生活保護費関係における、いわゆる国県支出金返還金ですね。これが6,077万円、
後期高齢者医療制度への
データ関係ですね、これのための支出の国保
会計の繰出金が6,200万円、それから、寄附金の
公共交通活性化
基金として、寄附金があった分、その同額を市から
基金に積み立てるという2,599万円、こういう形でほとんどが
政策的でなくて、ちょっと見えるのが先ほど来、質疑がありますアスベスト
対策事業に730万円のうち、国からの
補助金が215万5,000円で、単費、裏負担が514万5,000円、こういう形で、いわゆるこの間、19年度の繰越財源が当初2億円組んで、6月に1億8,000万円、9月1億4,000万円、そして今度の12月に1億5,000万円で、残りが18億3,764万円ほど残したまま、12月の補正が行われているのですね。
お伺いしますが、6月において、9月においても、この12月議会においても
政策的な意味合いを持つのがほとんどなくて、この繰越金の使い方が非常に慎重な使い方になっていると言えます。その理由は何なのか。また、3月の補正財源に18億3,764万円も残しているわけですが、この18億円以上も残しておかなければならないという、想定される使い方、昨年度はいっぱい残しておって、3月補正に19億8,000万円ほど残して、そうしたら、この19億8,000万円を何使ったかというと、臨時財政
対策債の償還に12億4,000万円使って、そして財政調整
基金の繰入金分を取りやめて4億円、そういう形で余りにも
政策性のない使い方が見受けられたわけですが、19年度においてはどういうような判断のもとで18億3,000万円ほど3月に残すような形をとられたのか、教えていただきたいと思います。
◎内藤孝行
建築課長
まずアスベスト
工事の業者選定についてでございますが、まず
建設業法では、
専門職と
業法的にいいますと、今回、
建築業者と言っておりますが、
建築一式
工事の
業法の
免許と、個々の撤去だとか、とび
土工とか
業法で許可が
業種であるわけでございますが、今回、
工事のように、金額の大小ではなくて、内装、今度は取った分について仕上げ
工事を行うと。250平方
メートル取れば、250平方
メートルの仕上げをやらなければならないということで、撤去業者が下請で内装
工事を使うというのが
業法的にはまずいということで、あくまで
建築一式
工事、総括のできる
建築一式
工事が下請として撤去業者を使うということでございます。
以上でございます。
◎長谷義之道路
建設課長
東三環状線につきましてお答えさせていただきます。
東三河環状線開通に向けました現状でございますが、本
地域の中の東三河環状線16.3
キロメートルのうち、今現在11.9
キロメートルが開通されておりまして、委員のお尋ねの多米西町から石巻
本町に至ります豊橋大知波線から豊橋新城鳳来線、約4.1
キロメートルの
トンネルも含めた区間でございますが、事業
期間として
平成12年から進めておりますが、用地等に難航しておりまして、なかなか進んでいないという状況でございます。
用地的には本年度末で約60%の用地取得が見込まれているという状況でございまして、なかなか着手できない状況と伺っております。
以上でございます。
◎倉橋斎支財政課長
繰越金のお話でございますけれども、委員言われますように、6月に1億8,000万円、9月に1億5,000万円、今回1億5,000万円ということで18億3,764万2,000円というのが今後繰越金の使い道をどうするかという話になろうかと思います。
基本的には、毎年お話をさせていただいておりますけれども、年間に見込まれる
収入支出につきましては、総計
予算主義ということで19年度に議会の議決をいただいておりまして、
予算執行をするということで、こういった繰越金の運用につきましては、国等の追加
予算、こういった状況、その他大幅な市税等の増収が見込まれる場合だとか、そういった分についてこの繰越金という部分について運用させていただいております。
なかなか慎重じゃないかというお話もございました。今年度の財政調整
基金の取り崩しの予定は35億3,000万円でございます。そういった臨時財政
対策債につきましても26億8,000万円という
予算措置をしている状況がございます。こういった
予算措置をして
予算をつくっているという現状もございます。毎年、一定の実質収支は当然見込まれますが、こういったものの2分の1を財政調整
基金に組み入れるとしても、こういった状況があるということと、実施計画上においても、今後、財政調整
基金を取り崩す額がふえていくという状況もございますので、そういったことを踏まえているというのが現状でございます。
それから、今後の見込みということでございますけれども、昨年初めて言われるように、臨時財政
対策債の借り上げの抑制をさせていただきました。ことしも26億8,000万円ということで、多額の金額を借り入れる予定ということもございますので、こういった部分の借り入れ抑制というものも当然に一つの視野に入れて、片やまた財政調整
基金への
留保、これも踏まえていきたいというように考えております。
以上でございます。
◆伊達勲委員
最初のアスベスト
工事の発注なんですが、総括できる
建築一式で一般一式の業者に発注したんだと。この発注方法が問題だというわけではないのですが、ところが、
大分以前の場合が、アスベスト除去
工事については、アスベスト除去
工事を行っている業者に直接
契約というのをやっている。あるいは民間での事業においては、直接
契約で行っていて、そして
建設関係、
建築の方が後の仕上げだとか、それにかかわる分、アスベスト業者ができない仕事をその
建設業者と一緒になってやっていくという、そういう形でも作業が行われてきているはずなのですね。
ところが、2、3年前ですか、この
アスベスト問題が大問題になって、
公共施設を含めて調査が行われて、その除去を行おうとなった段階になって、その途端に本市はアスベストの除去
工事作業を
建設一般の方に発注してアスベスト業者の方は下請に回ると。こういう手法に切りかわってきたのです。どういうことかというと、一番の本体であるアスベストの除去を慎重にかつ、きちんとやってもらわないといけない。これが
主体なのですね。仕上げ作業がその結果が出てくる附属的なものであると、
主体という。となると、この下請に入ることによって、
契約した
建設業者の方がこれだけと取るわけですが、下請業者に入っていくに当たって、その作業の設定金額、いろいろなのが正常に行われてくるのかどうなのか。下請いじめになった形で作業に遺漏のあるような形をつくったのでは、大問題になるわけですので、そういう意味で、
建設一般の業者優先ありきというようなやり方でなく、その作業状況等を見て、アスベスト
工事を優先した形での業者
契約、そういうのも検討すべきではないのかと。
以前はできておいて、なぜ今は
建築一般しかできないのか。それが甚だ疑問に思えるわけですが、少々わかりやすく説明していただきたいと思います。
東三環状については、東三環状の計画16.3
キロメートルのうち、11.9
キロメートルが開通されたと。一番の難関は
以前から言われておりましたように、多米
地域内にあります
トンネルの開通という、これが最大の問題で、そこが開削で行うのか、
トンネルで行うのか、いろいろな議論されてきました。その結果、
都市計画決定の変更も行って
トンネルで行うと決まって、これは早いだろうと、
大分早くこの開通が見込まれるなと思っておりましたら、なかなか着手されていけれない。いろいろな事情があろうかと思うのですが、一番安い方法で、一番効率的で
効果的なこの作業としての
トンネル工法を採用したわけなのですが、これが逆に暗礁に乗り上げたとすれば、この開通がなかなか難しくなってくる。そうなった場合、この着手に向けての新たな計画変更が検討されているのか、早く開通されることが望まれるのがちょうど石巻、鷹丘の方からずっとおりてきて、赤岩口の市電の電停がありますが、そして東三環状に東に曲がって入っていくわけですが、あの辺の朝倉川にかかる橋と、そして電車の市電の乗り場と、あそこは
交通量も非常に多いということから、一日も早いこの
トンネル開通における直接東三環状、北の方から南から北の方にいくと。その道路が望まれるわけなんですが、着手がなかなか厳しいというような説明だったんですが、いま一度、この辺の見通しに対してどういうような今、取り組みが行われているのか、教えていただきたいと思います。
繰越金、総計
予算主義は、当然わかっております。今後の見込みについては、臨時
対策債26億円を当初で計上しているのが、これを抑制すると。これだけ余り借りないようにしたい。それから、財調、35億円崩す予定をこれもやめるようにする。もちろんそれも一つの
政策的な判断と言えば判断なのですが、今、
市民生活の中で何が困っているのか、その
市民生活を支える上で、今年度の、つまり総計主義から言っても昨年度から繰り越されてきたこの財源を使って、わずかでも
市民生活にプラスになっていく。そういう使い方をすべきであって、財調だとか、臨時
対策債は、もちろん抑制したりとか、余り使わないで越したことはないかもわかりませんが、しかし、それは当初
予算の中で、総計
予算主義の中できちんと見込まれ計上して、そのとおり使って1年間やっていきますよという、それを
承認されての執行なんですね。そして、補正財源である繰越金については、その年度において、
市民生活にとって必要不可欠なものを優先的に使いながら、
市民満足度を高めていく。これが求められる
政策的な判断を第一
基準にすべきであろうかと思うのですが、その辺についてはどういうように考えられて今回も1億5,000万円だけであります繰越金、補正財源として使われたのか、改めてもう少し詳しく教えていただきたいと思います。
◎内藤孝行
建築課長
アスベストの
対策工事の関係でございますが、過去における
建築課で行ってきましたアスベスト除去
工事では、アスベスト処理業者への発注というのは、なかったと理解しております。
以上でございます。
◎長谷義之道路
建設課長
東三河環状線の方の関係でございます。委員が言われましたように、東三環のところの
トンネル約600
メートルが一番最大の難関のところでございまして、この部分が供用開始されれば、豊橋市の東部区間がつながりまして、
ネットワークとしても十分機能できるということで期待されているわけでございますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、用地の関係で今、難航している状態でございますが、
基本的にはこの
トンネルの区域は、破砕帯によりまして、要はがけ崩れが土砂崩れがそのままとまっているという状態でございまして、それに伴いまして、
トンネル工事と合わせて
砂防工事の方も一緒にあわせて実施したという状況の中でございます。
直接の用地
交渉等は県で実施しておりますが、本市としてもできるだけのサポートする中で、事業進ちょくを図れるように私どももできるだけのサポートをしていきたいというように考えております。
以上でございます。
◎倉橋斎支財政課長
補正
予算の話でございますけれども、この繰越金、
市民サービスにという話でございます。当然私ども6月、9月、12月、3月というものもありますけれども、こういった事業に対して必要な経費はどんなものかということで、当然に庁内の中で意見を収集しながら進めている次第でございます。
当然にこれからも
市民ニーズということを踏まえて、各部局の要望等々も踏まえながら
予算編成、補正
予算という形でこの繰越金を利用していきたいと思っているのは、これ
基本でございますので、御理解いただきたいと思います。
○坂柳泰光委員長
伊達委員、質問の一回確認なのですが、下請除去業者に任せるべきではないか、その辺の考えという部分でございますか。アスベスト除去業者を優先すべきではないか、その検討はという意味でよろしいですか。
当局の説明を求めます。
◎黒木伸泰
建設部
次長
アスベストの発注に関しましての選定業者でございます。これは
建設業法の中で28業者あるわけですけれども、全体を二つ以上の
業種をまとめて発注できる、請け負える。こうしたのが
建築一式
工事業と、
土木一式
工事業、この2
業種で、その他の専門
業種26
業種がございます。今まで発注しておりますのは、
基本的には
土木一式
工事業、あるいは
建築一式
工事業でございますが、専門の
業種だけの場合については、専門業者への発注をしております。
先ほど
建築課長が申しましたように、たしか私の記憶でも今まで同じ年度に取って改修をするような、復旧するような場合に分けて出した記憶がありません。
予算の都合だとか、事業計画の中で先に撤去だけしておいて、次年度にやるというようなことがあれば、分けることは可能でしょうけれども、
基本的に
施設を改修していくというのは、休館
期間を最小限に抑えていきますので、撤去したら、すぐに復旧すると、こういう形で発注していく計画ですので、今まではないと思います。
どちらにいたしましても今回の場合は、先ほど
建築課長が申しましたように、約250平方
メートルの
天井と壁にアスベストがあるわけですけれども、これらをすべて落として、その後に
天井も壁も同じように、今度は違う材料ですけれども、復旧していくと。こういうようなことがございまして、そのアスベストを処理する業者と、それから、後の内装
工事業をしていく業者、こういったものを有機的に結びつけて監督していくと、こういうことで
建築一式
工事業の発注になると、こういうことでございます。
◆伊達勲委員
アスベストの除去
工事は、なぜ問題なのか。一般
施設の解体事業、一般的な解体事業。そして、そこに何らかやるだとか、あるいは修繕補修事業とか、そういうのとはわけの違う専門的性、より専門性を必要とする除去
工事が求められてきている。一つの失敗も許されないという形で、この
アスベスト問題が扱われてきたのですね。全国的にも多くの業者があるわけなのですが、工法も何種類かあるかというのも、私も知っておりますけれど、このアスベスト除去というのを下請という形で、行政の発注するときに目が届かない形、もちろん受注先に対して間接が目を届けるわけですが、直接、その目を届けれないようなやり方と、その辺は十分に検討をしていただきたいと思っています。今後改めてこの業者選定に当たってのアスベスト
対策について、アスベストの除去作業に伴う問題ですが、これについては、今後検討されることを期待しておきたいと思います。
それから、東三環状については、多米
トンネルの600
メートルというのは、最大の難関ということで、ここが通れば、東三環状はもう通ったのに等しいぐらいの、そういう重要なポイントになっておろうかと思います。23号線バイパスができて一里山からずっと港を通って蒲郡を経過して
名古屋の方まで行けれるようになってくる。同時に、東三環状が通って1号線を通って、またその23号線バイパスを何らかの形として結ぶような形になれば、またこれは大きな意味合いを持ってこようかと思うのです。ところが今は市電赤岩口の周辺の
交通問題や、あるいは二川高山線の、いわゆる旧県道、ここでの
渋滞問題、これらについてはその道路一つ一つ、またその周辺の一つ一つの改修が求められることもそうでありますけれど、全体的にはこの東三環状が大きく影響を及ぼしてきているのではないかと思うのです。そういう点から見ても、この東三環状の全線開通という、
トンネルの開通が非常に待たれるし、その解決なくして、ほかのいろいろな
交通量、
交通の流れ、そういう面もあまり影響を与えないような事態になろうかと思いますので、ぜひ、確かに県事業でありますので、
愛知県をせっつくしかないと言えばそれまでなのですが、市の方も
市民生活にとって重要な役割になっている、この東三環状について、強く働きかけていただきたいと思いますし、市長、副市長、先頭になって、幸い、本市にはどういうわけか、何期にわたって副市長の一人に
国土交通省からおいでいただいておりますので、
国土交通省と県とそういう関係でぜひ実現に向けてサポートしていただくことを期待しておきます。
野崎副市長がこの事業について関心があるようですので、一言お願いしたいと思います。
繰越金については、要は、臨時
対策債の発行の抑制、財政調整
基金の取り崩しを少なくする。これの財源使いありき、年度末に3月補正にできるだけ残そうという、そういう腹づもりが強く働くと、それぞれの原課の方から
市民ニーズに伴う補正をぜひやってほしいということも、これは足も声も頭も出ないような仕組みになりかねないと思うのですよ。いろいろなことを検討した上で、たまたま残ったと、その一部を臨時
対策債や財政調整
基金の取り崩しの関係に、それで使っていくというのは、これは理解ができますが、最初からどうも補正財源の使い方が慎重なのは、3月補正で年度末調整において、財調の崩しを残しておいて、できるだけそれを大型事業に回そうという魂胆が見据えるし、臨時
対策債の場合は、これはまた一方では国の方から、本来でいくと、全部手立てがされるはずなのが、だんだん当てになってこないとういうことで、
自治体が独自にその辺をどうするかというのは、本当に財政運営の財源確保については、なかなか厳しくなってきているという点では、若干は理解できますが、それでもやはり認められている、その範ちゅう、またこの市債発行の限度も見据えた上での26億円の計上になってきているわけですので、そういう点では、改めて
市民からのニーズにこたえる上での原課からの意見聴取を、そういうのを優先して調整を図っていただきたいと。その姿勢を、もう3月補正はわずかですから、
期間がありませんですが、来年度以降については、そのことも強く
意識を持って取り組んでいただきたいなと思うのですが、その辺は来年度の施策に向けて、どういうような姿勢を持とうとしているのか、お伺いしておきます。
◎野崎智文副市長
委員からのお尋ねであります東三河環状道路を含む道路の認識ということでございますが、東三環状を初めとして、当市の幹線道路、それから、当市にとどまらない広域的な道路網しかりであります。また、それらと縦横に結ぶ
地域の
安全・安心を確保する道路の維持管理、整備、すべからく重要と考えておりまして、所管、異なる管理者の道路につきましても、当市、積極的にいろいろ要望、あるいは
協力をしていきたいと考えているところでございます。
ただ、全国的な財源の議論の中でもシーリングのおかげもあってか、道路はもう要らないのではないか。財源が余っているのではないかということについて、昨今の市内外の状況をかんがみるに、まだまだ一つも足りてはいない。これからも必要な事業は、まだあると認識してございます。
◎近藤洋二財務部長
補正と、それから、その財源となります繰越金の姿勢でございますけれども、補正に関しましては、その時点での収支の見通しを踏まえた
政策的な課題、これに対応するということですね。そこで、
市民ニーズを踏まえました各課の要望を聞きながら、私どもも補正の時点では、各課に伝えております。
それから、あわせながら、一部御理解もいただいております財政の健全化といいますか、こういったことも踏まえてこれからも対応してまいりたいというように考えております。
以上でございます。
◆伊達勲委員
野崎副市長からのお答えがあったんですが、私は、豊橋
市民にとって東三環状と23号線バイパス、生活道路、これは重要な課題であって、副市長の言う、すべからく重要というようには、受けとめておりません。今、道路の特定財源の問題の使い方も言及があったんですが、必要な道路はそれは必要として整備をしなければならない。それが今まで道路特定財源があるがために、その財源をすべて使うために必要と思われないような道路までどんどんつくる計画を立てていく。こういう悪しき循環がずっと続いてきたと、それが今、
社会的に問題にもなってきていることだろうと思うのですね。生活道路に直結する、そしてどうしてもその
地域の中での幹線道路で必要なものは何があるか。一つ一つ改めて精査して行うべきであろうと思うのですね。財源があるから、道路をつくるのではなく、必要不可欠な道路はつくる。そういう視点に変わっていくべきだろうと思います。
国土交通省の方もその辺はぜひとも変わっていただきたいなというように期待しております。
繰越金の使い方、補正については、今、部長の方から各課にも出して、その
政策的な
市民ニーズの内容を受けていると。ただ、私が先ほど言ったのは、財政健全化のために抑制を働かし過ぎて、各課が
市民ニーズにどうこたえるかというとき、私どものいろいろなここをこういうのをやってほしいということで、そういう
市民サービス向上につながる要望や要求をしたときに、原課でまず最初に出てくるのが、「財政が厳しい」「
予算がない」と言う。ところが18億円が、まだこの12月は残っているにもかかわらず、そういう形になってくる。それを前提として健全化の名前で財政調整
基金や臨時特例債を崩さないということで、
政策的に使うのは、全体の1割前後ぐらいしか使わないような、そういう姿勢は、もう少し融通をきかせていくべきではないのかと、そうしないと、それぞれの部局における原課の方が、この財政問題を通じて
市民サービスへなかなか足を踏み出そうとしない傾向というのは生まれるのではないかと思うのです。その辺は厳に慎重、それこそ慎重に対応して、原課の要求を第一義的な優先課題として、その辺を精査していただくことを期待して終わっておきます。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。伊藤秀昭委員。
◆伊藤秀昭委員
1点お尋ねさせていただきます。
先ほど久保田委員が
地域公共交通活性化
基金積立金について質疑をされましたが、いずれにしても2005年度に豊橋
路面電車活性化事業計画が
国土交通省のLRT(ライトレール
トランスジット総合整備事業)として
承認されたのを契機にして、
市民の皆さんからもそれを寄附で支援しようという機運が盛り上がってきたと。段差のない全低床、それから、豊橋オリジナル車両、コストに配慮した国産車と、こういうことで、総事業費が2億5,000万円、国や県や市の補助が2分の1、半分を何とか鉄道
使用者と
市民も
参加して用意できないかということで、この
基金がつくられて、今回、
利子も含めて2,599万円の補正
予算を組まれると、こういうことですが、9月の補正
予算の
委員会でも質疑しましたが、
市民協働推進
基金、それから、この
地域公共交通活性化
基金、
本会議一般質問でも鈴木 博議員が寄附
条例というようなことも提案しておりましたが、豊橋では、このポスト100周年の
市民協働、それから、寄附
文化の醸成、こういう面において、この二つの
基金がどのような形で
市民が自分たちのものとして支持していくのかということは、極めて大事なことだと思いますし、その意味におきまして、この
地域公共交通活性化
基金、特にLRT導入という具体的な目標があるわけでございますので、私はもっと
路面電車沿線を中心に、
市民の盛り上がっていく仕組み、こういうことをもう少し盛り上がらないものかと、痛くストレスをためている一人なのですが、特に豊橋の
路面電車は、松葉、
新川、旭、東田、岩田と、豊橋市内の極めて高齢化の高い
地域、特に旭校区なんかは、豊橋で一番高齢化率の高いところ、その
地域を結ぶ
路面電車であるわけでございますので、ここにLRTがいよいよ導入されるよと、それがいよいよ来年度だよというようなところを考えますと、具体的に申し上げますが、例えばそれぞれの電停に「LRTがいよいよ豊橋も導入されます」と、「
市民の皆さん、
協力を」というような、そういう停留所に看板の一つもPRがあってもいいんではないかと、こう思いますが、ここらあたりのことをお尋ねしておきたいと思います。
それから、この法的根拠でありますのは、
地域公共交通活性化
基金条例でありますので、これは今言いましたように、LRT導入
基金条例ではないはずでありますので、それで先ほど久保田委員からも話がありましたが、ここに集まってくる
基金と、
公共交通空白
地域、これは
本会議でもやりとりがありましたが、例えば
東山地区でも、あるいはまた、
バス路線の廃止に伴って、東細谷の方でも、こうした
公共交通バスの在り方などがいろいろ
地域で協議される。ここに集まってくる
基金は、全部LRTに向かっていいのかというと、私はこの
条例の趣旨から言っても少し違うのではないかと。そこでここらあたりのバランスをどう考えてみえるのか。
以上2点、お尋ねしておきたいと思います。
◎村松喜八
都市計画課長
まず、1番目のもっと
路面電車沿線を中心に
市民の盛り上がりが期待できないか、取り組みができないかというようなお話かと思います。
路面電車は、各種の
市民調査でも示されましたように、豊橋の
シンボルであり、観光資源であるとともに、重要な
地域公共交通の一つであると、そういうように考えておりまして、そういったことから、今回、多額の寄附が集ったということであります。
今回、寄附の受領式などが
新聞、
テレビで
報道されまして、広く
基金制度とともに
路面電車に導入されるLRVのPRになったものと認識しております。また、この寄附活動の
主体となった
組織が
商工会議所や「市電を愛する会」からなる「新しい
公共交通とまちづくりの会」でありますが、この
組織には、ほかに発展会や
自治会など広く
市民団体も
参加しておりますので、
市民の盛り上がりという意味では、期待もしておりますし、今後も一緒に盛り上がり策といいますか、PR策、そういったものにも取り組んでいきたいと、そのように考えております。
それから、2点目の今回の
市民協働推進
基金に関しまして、今までいただきました
基金がいずれもLRV導入に対してのものでありました。確かにこの
基金そのものは、
目的としますのは、次の
公共交通の空白
地域への新たな
公共交通の導入に向けての一つの支援という寄附を募るということでありますが、今回、まず前段としてLRVの導入が非常にセンセーショナルに出てまいりましたが、そういった機会をとらえながら、この
基金そのものが
地域公共交通全体のものであるということを広く宣伝をしながら、先ほども若干御答弁させていただきましたが、新しい
公共交通を必要とする
地域への地元説明会の中でも、この
基金の仕組み、
制度といったものを十分説明をする中で、今後そういったところへもお願いして、そういった意味でのバランスをとっていきたいと、そのように考えております。
以上です。
◆伊藤秀昭委員
考え方は、そういうことだと思いますし、
市民の皆さんのさまざまな御努力がいろいろな形で実を結んできているわけでございますが、市電を愛する会の皆さんの動きから見れば、先ほど
条例ができてわずか4か月でこれだけ集ったというような表現もありましたけれども、豊橋で行われた
路面電車サミット以来、
路面電車の絵が乗っているビニールシートをピクニックなんかで使うシートをいろいろ一生懸命御努力された、長い間の取り組みが一つ結実して、こういう金額にも結びついていると、こういうことがありますので、私はただ、
都市計画が窓口となって、この
基金の受け皿になっているということですが、そのことをもっともっと私たちも努力しているのですけれども、特に
路面電車沿線沿いの
地域が具体的に少し盛り上がりを、それを迎え入れる。そういう機運がつくれないかということで、具体的に例えば
路面電車の各停留所に導入するLRVの
写真とスケッチと、そしてそのことの趣旨と、あるいはまた沿線沿いの
商店街、
喫茶店、本屋、そういうところにもやはりそういうLRV貯金箱みたいなものがあって、
市民がもっと幅広く
参加できる、そういう醸成が大事ではないのかということを申し上げたいわけですので、先ほど具体的には、そのことについてもいいとも、悪いとも、検討するともしないとも何もお答えもありませんでしたので、お答え願いたいと思います。
このLRV導入もやはり1台では将来的に、まず1台ですけれども、1台ではいかんだろうということになりますと、2台目、3台目というところが当然考えなければいけないとなると、相当の金額が必要とされてくる。
鉄道事業者の方々は、3月議会でも議論させてもらいましたときに、初めて新車を購入されるということで、不退転の決意でもってこれは事業者も取り組んでいるということでございますので、そのくらい力を入れてやっていただいていることについては、敬意を表するわけですけれども、やはりこれが
市民の
公共交通の、特に
高齢化社会の中における
市民の足として生かしていく。そういう部分におきましては、私はここらあたりの
基金の持つ重要性をかんがみて、もっと幅広い意味でのせっかく
基金もできて、
条例もできて、こうした
条例、こうした
基金というのは、全国的にも極めて珍しいということでございますので、これを生かす意味からも、そうした
市民の盛り上がりとあわせて、この
路面電車を生かした、あるいは
公共交通を生かした特徴あるまちづくりというのをもっともっと豊橋は考えていくべきではないのか。
現在、中山間地における
限界集落ということがさまざま取り上げられておりますが、その
限界集落は、都市部にもあるよということを考えますときに、例えば
富山市あたりの「串団子のまちづくり」をしばしば20年後、30年後を見据えた知恵を使ったトップダウンのまちづくりの非常に一つの事例として発信されているわけでございますので、ここらあたりの取り組み、
戦略的な展開にもっと力を入れるべきではないのかと、このこともあわせてお尋ねしておきたいと思います。
◎村松喜八
都市計画課長
1点目の最初に、1問目にありました、そういった具体的な取り組みについての答弁ということが一つ改めてということがあったかと思います。それにつきましては、委員御指摘のことも踏まえて、そういったことも踏まえて今後、やはり盛り上がりをしていかなければいけないというような認識でおりますので、取り組んでまいりたいと、そのように考えております。
それから、もう1点、
路面電車を生かした特徴あるまちづくりを
戦略的に展開すべきであるということでありますが、これも委員、御指摘がございましたが、
平成17年度に豊橋
路面電車活性化事業計画を策定しまして、これに基づきまして
競輪場前の電停所の整備、あるいは電停の
バリアフリー化、そして今回のLRV導入ということで今、進めているわけなのですけれども、そういった中で
路面電車沿線にパークアンドライドをできるところから進め、
路面電車の利用できる範囲を広めて、いわゆる
交通弱者と言われる方の足の確保と
自動車利用を少しでも少なくすることができる
環境をつくる、こういったことも必要なのかなと思っておりますし、本市のまちづくりの特徴である、いわゆる
基本であります
コンパクトシティにもつながるものであると、そのように考えております。
以上です。
◆伊藤秀昭委員
裏日本のというか、向こう側の
富山市と、この
太平洋側の豊橋市における
路面電車を生かしたまちづくりが競い合うような形で、何かそれぞれの都市規模から言っても都市の置かれている状況から言っても極めて似ているところもありますし、また、特徴的な部分もあるかと思いますし、これが余り大きな大都市における電車ではなくして
富山市と豊橋市という、こういうところで非常に競い合うような、こうした知恵比べが具体的に進んでいくとかなりおもしろいかなと期待して終わりたいと思います。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。原委員。
◆原基修委員
1点関連で申しわけないですけれども、道路改良受託事業の7ページの件でお尋ね申し上げたいと思いますけれども、その改良受託事業の中に三つ、四つの事業があったわけですが、先ほどから出ている多米
トンネルの件ですけれども、今回のこの受託事業は、先ほどの説明だと、
トンネルそのもののことではなくて、乗小路沢だというように話が先ほど説明があったと思うわけですが、それで、確かこの
砂防をする場合に、ここのところに乗小路、広小路と同じように道があるのですが、それのものについては、この沢をつくること、乗小路沢ということの中で、この道路消えていくものなのかどうなのかということと、それから、なくしてしまうのかということと、この
砂防をすることが
トンネルとの連動をしているものなのかということの説明を、もう少し詳しくお聞かせいただければと思います。
◎長谷義之道路
建設課長
東三河環状線と
砂防工事の関連について御説明させていただきます。
先ほど東三河環状線の用地の進ちょく状況は、東三河環状線だけでございます。ちなみに、委員の御指摘ございました
砂防工事の乗小路の方は、残件があと1件だけの状態になっております。これが用地の状況でございます。
もう一つ、道路が消えるのかという中で、今回の
公共補償は、市道の機能補償ということでつけかえを行うという趣旨のもとに、市道部分の機能補償として県から受託を受けて私どもが施工するものでございますので、一応それは機能として存続するものであります。
その中で、先ほど申しましたように、用地もおのおの進ちょく状況も違いますし、
砂防は
砂防の方で2か所の
ダムを設置する中で予定しているものでございますが、今回の補正でお願いしているものは、それで市の管理する市道部分がなくなる部分の機能補償ということでございますので、つけかえを行うというものでございますので、よろしくお願いします。
以上でございます。
◆原基修委員
今の説明で、実をいうと、この
砂防の件につきましては、13年ぐらい前ですか、地元の方に県の方から説明がありまして、
砂防をやりたいという話があったわけですよ。そのとき、私は
交渉に地元の人と出まして、「何を言っとるだ」と。「
トンネルの見通しはどうなっているのだ」ということを話した覚えがあるものですから、今回、やる方は、先ほどの話だと
砂防の方に関連する、
トンネルに直接関係する形で先に出かけて、こういう受託事業としてやっていくのか。そうではなくて、まずこれは十何年前から
危険だということを言われてきているので、その関係で先立ってやって、
トンネル側の南北の
砂防の方は、用地買収とともにそのできぐあいにもってやっていけるのかという、その辺のことの話は県の方の受託の中ではなかったか、ちょっとお答えいただきたいと思います。
◎長谷義之道路
建設課長
もともと東三河環状線が一時期、開削で行うか、
トンネルでやるかという議論があったのは、皆さん御案内のとおりでございますが、
基本的に先ほど御答弁申し上げたように、土砂崩れが起きて、ただ、とまっている状況でございますので、開削するのであれば、もっと大規模な
砂防の方の仕事が要るのかなというような気はいたしますが、当然、まず
トンネルの入り口部分というのですか、そういう部分でもとにかく施工中においても土砂崩れをある程度防ぎながらやっていかなければならないものですから、私どもとしては、ワンセットの仕事ではないかなというようにとらえております。
以上でございます。
◆原基修委員
ぜひ、そうしていただけたら思うわけですが、実を言うと、山本助役がいたころに、
トンネルがおくれるならば、赤岩口のところの橋を改修せよと、どうだという話も出したことも記憶にあるわけです。当時、3億円以上、市がかかるということで、早く
トンネルということを我慢していたわけですけれど、私たちの今、直接住んでいるところというのは、もう生活道路ではなく、
産業道路に変わっているわけですね、朝晩は。非常に
危険でして、早く
トンネルの開通をということは緊急な課題として望んでおりますものですから、積極的にこの
対策について、受託事業もうまく事を進めていただきまして、早く開通することを市の方も働きかけていただきたいと思います。
以上、質疑としては終わっておきます。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○坂柳泰光委員長
質疑なしと認め、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
御意見の発表を願います。御意見はありませんか。梅村委員。
◆梅村直子委員
ただいま上程されています議案第94号
一般会計補正
予算について、
日本共産党豊橋市議団を
代表して討論いたします。
態度は賛成です。詳しくは、
本会議で述べます。
以上です。
○坂柳泰光委員長
ほかにありませんか。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○坂柳泰光委員長
別にないようですので、以上で討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
本案は、原案のとおり可決すべきものと決定することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○坂柳泰光委員長
御
異議なしと認め、そのように決定しました。
以上で審査は終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
議長に提出する
委員会報告書は、私に一任願いたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○坂柳泰光委員長
御
異議なしと認め、そのように決定いたしました。