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03月09日-06号

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  1. 名古屋市議会 2020-03-09
    03月09日-06号


    取得元: 名古屋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    令和 2年  2月 定例会               議事日程        令和2年3月9日(月曜日)午前10時開議第1 令和2年請願第2号 2014年2月定例会附帯決議に基づき市長が表明した市道弥富相生山線道路事業廃止尊重すること求める件第2 同 第3号 子どもと保護者が安心できる少人数学級実現求める件第3 同 第4号 北部地域療育センター公設・公営継続求める件    ---------------------------第4 令和2年第1号議案 令和2年度名古屋市一般会計予算第5 同 第2号議案 令和2年度名古屋市国民健康保険特別会計予算第6 同 第3号議案 令和2年度名古屋市後期高齢者医療特別会計予算第7 同 第4号議案 令和2年度名古屋市介護保険特別会計予算第8 同 第5号議案 令和2年度名古屋市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算第9 同 第6号議案 令和2年度名古屋市市場及びと畜場特別会計予算第10 同 第7号議案 令和2年度名古屋市名古屋城天守閣特別会計予算第11 同 第8号議案 令和2年度名古屋市土地区画整理組合貸付金特別会計予算第12 同 第9号議案 令和2年度名古屋市市街地再開発事業特別会計予算第13 同 第10号議案 令和2年度名古屋市墓地公園整備事業特別会計予算第14 同 第11号議案 令和2年度名古屋市基金特別会計予算第15 同 第12号議案 令和2年度名古屋市用地先行取得特別会計予算第16 同 第13号議案 令和2年度名古屋市公債特別会計予算第17 同 第14号議案 令和2年度名古屋市病院事業会計予算第18 同 第15号議案 令和2年度名古屋市水道事業会計予算第19 同 第16号議案 令和2年度名古屋市工業用水道事業会計予算第20 同 第17号議案 令和2年度名古屋市下水道事業会計予算第21 同 第18号議案 令和2年度名古屋市自動車運送事業会計予算第22 同 第19号議案 令和2年度名古屋市高速度鉄道事業会計予算第23 同 第20号議案 名古屋市事務分掌条例一部改正について第24 同 第21号議案 名古屋市職員定数条例一部改正について第25 同 第22号議案 名古屋市非常勤職員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例一部改正について第26 同 第23号議案 包括外部監査契約締結について第27 同 第24号議案 名古屋市南陽工場焼却設備等整備事業者選定審議会条例制定について第28 同 第25号議案 名古屋市認知症の人と家族が安心して暮らせるまちづくり条例制定について第29 同 第26号議案 名古屋市子ども受動喫煙から守る条例制定について第30 同 第27号議案 名古屋市衛生研究所条例制定について第31 同 第28号議案 名古屋市保健衛生関係手数料条例一部改正について第32 同 第29号議案 福祉事務所設置条例一部改正について第33 同 第30号議案 名古屋市災害弔慰金支給等に関する条例一部改正について第34 同 第31号議案 名古屋市敬老パス条例一部改正について第35 同 第32号議案 名古屋市介護保険条例一部改正について第36 同 第33号議案 名古屋市動物愛護及び管理に関する条例一部改正について第37 同 第34号議案 名古屋市食品衛生法に基づく公衆衛生上講ずべき措置基準等に関する条例廃止等について第38 同 第35号議案 名古屋市放課後児童健全育成事業設備及び運営に関する基準定める条例一部改正について第39 同 第36号議案 名古屋市児童虐待から守る条例一部改正について第40 同 第37号議案 名古屋市児童福祉施設条例一部改正について第41 同 第38号議案 名古屋市教育に関する事務職務権限特例に関する条例制定について第42 同 第39号議案 名古屋市私立高等学校及び私立幼稚園授業料補助に関する条例一部改正について第43 同 第40号議案 名古屋市瑞穂運動場条例一部改正について第44 同 第41号議案 名古屋市鶴舞公園多目的グラウンド条例制定について第45 同 第42号議案 名古屋市東山公園テニスセンター条例制定について第46 同 第43号議案 名古屋市都市公園条例一部改正について第47 同 第44号議案 名古屋市自転車等放置防止に関する条例一部改正について第48 同 第45号議案 公施設区域外設置について第49 同 第46号議案 名古屋市中央卸売市場業務条例制定について第50 同 第47号議案 名古屋市手数料条例一部改正について第51 同 第48号議案 名古屋市コミュニティセンター条例一部改正について第52 同 第49号議案 名古屋市災害救助基金条例制定について第53 同 第50号議案 名古屋市営住宅等管理運営等基金条例制定について第54 同 第51号議案 名古屋都市計画事業大曽根北土地区画整理事業施行条例等一部改正について第55 同 第52号議案 名古屋市久屋大通公園条例一部改正について第56 同 第53号議案 名古屋市建築基準法施行条例一部改正について第57 同 第54号議案 名古屋市営住宅条例一部改正について第58 同 第55号議案 名古屋都市計画事業下之一色南部土地区画整理事業施行条例廃止について第59 同 第56号議案 指定管理者指定について第60 同 第57号議案 名古屋高速道路公社基本財産変更について第61 同 第58号議案 名古屋市消防団条例一部改正について第62 同 第59号議案 名古屋市消防関係事務手数料条例一部改正について第63 同 第60号議案 名古屋市国民健康保険条例一部改正について第64 同 第61号議案 なごや子ども条例一部改正について    ---------------------------第65 令和2年第62号議案 名古屋市無料低額宿泊所設備及び運営に関する基準定める条例制定について第66 同 第63号議案 名古屋市浄化槽保守点検業者登録等に関する条例一部改正について第67 同 第64号議案 名古屋市病院事業設置等に関する条例一部改正について第68 同 第69号議案 令和元年度名古屋市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第69 同 第71号議案 令和元年度名古屋市基金特別会計補正予算(第4号)第70 同 第72号議案 令和元年度名古屋市公債特別会計補正予算(第5号)第71 同 第73号議案 令和元年度名古屋市病院事業会計補正予算(第1号)第72 同 第74号議案 契約締結について第73 同 第75号議案 契約締結について    ---------------------------第74 令和2年第65号議案 名古屋市東山動植物園基金条例制定について第75 同 第66号議案 名古屋市交通事業設置等に関する条例一部改正について第76 同 第77号議案 市道路線認定及び廃止について第77 令和2年諮問第1号 行政財産使用許可に関する審査請求について    ---------------------------第78 令和2年第67号議案 名古屋市印鑑条例一部改正について第79 同 第70号議案 令和元年度名古屋市名古屋城天守閣特別会計補正予算(第2号)第80 同 第76号議案 契約締結について    ---------------------------第81 令和2年第68号議案 令和元年度名古屋市一般会計補正予算(第5号)    ---------------------------第82 令和2年第78号議案 教育職員業務量適切な管理その他教育職員健康及び福祉確保図るため措置に関する条例制定について    ---------------------------第83 令和2年第79号議案 新型コロナウイルス感染症感染拡大全市一丸となって防止するため条例制定について第84 同 第80号議案 令和元年度名古屋市一般会計補正予算(第6号)    ---------------------------第85 令和2年議員提出議案第1号 名古屋市歯と口腔健康づくり推進条例一部改正について    ---------------------------   出席議員    服部しんのすけ君  吉田 茂君    斉藤たかお君    浅井正仁君    松井よしのり君   小出昭司君    おくむら文悟君   久田邦博君    赤松てつじ君    久野美穂君    日比美咲君     河本ゆうこ君    中川あつし君    豊田 薫君    手塚将之君     さかい大輔君    吉岡正修君     近藤和博君    田辺雄一君     さいとう愛子君    さはしあこ君    前田えみ子君    塚本つよし君    うえぞ晋介君    浅野 有君     中里高之君    中川貴元君     丹羽ひろし君    成田たかゆき君   岩本たかひろ君    ふじた和秀君    藤沢ただまさ君    中田ちづこ君    岡本善博君    横井利明君     伊神邦彦君    渡辺義郎君     山田昌弘君    橋本ひろき君    斎藤まこと君    小川としゆき君   加藤一登君    うかい春美君    田中里佳君    佐藤ゆうこ君    余語さやか君    大村光子君     田山宏之君    浅井康正君     鹿島としあき君    金庭宜雄君     長谷川由美子君    中村 満君     小林祥子君    木下 優君     岡田ゆき子君    田口一登君     沢田ひとみ君    三輪芳裕君     鈴木孝之君    森 ともお君    江上博之君    さわだ晃一君    増田成美君    服部将也君     北野よしはる君    西川ひさし君    岡本やすひろ君    ---------------------------   出席説明員市長          河村たかし君  副市長         堀場和夫君副市長         伊東恵美子君  副市長         廣澤一郎君会計管理者       渡邊正則君   防災危機管理局長    酒井康宏君市長室長        小林史郎君   総務局長        山本正雄君財政局長        飯田 貢君   市民経済局長      中田英雄君観光文化交流局長    松雄俊憲君   環境局長        水野裕之君健康福祉局長      海野稔博君   子ども青少年局長    杉野みどり君住宅都市局長      光安達也君   緑政土木局長      山田 淳君会計室次長       植村信一君   防災危機管理局総務課長 大澤政充君市長室次長       野澤米子君   総務局総務課長     吉木 彰君財政局総務課長     青井信之君   市民経済局総務課長   吹上康代君観光文化交流局総務課長 伊藤 毅君   環境局総務課長     村松直樹君健康福祉局総務課長   木村 剛君   子ども青少年局総務課長 三宅 眞君住宅都市局総務課長   山下直人君   緑政土木局総務課長   杉浦康嗣君    ---------------------------上下水道局長      宮村喜明君   上下水道局総務部総務課長                                蛭川賢之君    ---------------------------交通局長        河野和彦君   交通局営業本部総務部総務課長                                飯田真由美君    ---------------------------病院局長        大原弘隆君   病院局管理部総務課長  杉原忠司君    ---------------------------消防長         木全誠一君   消防局総務部総務課長  加藤哲也君    ---------------------------監査委員        黒川和博君   監査事務局長      勝間 実君    ---------------------------選挙管理委員会委員   竹腰公夫君   選挙管理委員会事務局長 青木康邦君    ---------------------------教育長         鈴木誠二君   教育委員会事務局総務部総務課長                                樋口 敦君    ---------------------------人事委員会委員     市橋克哉君   人事委員会事務局長   千田博之君    ---------------------------          令和2年3月9日 午前10時開議 ○議長(丹羽ひろし君) これより本日会議開きます。 本日会議録署名者には斉藤たかお君、森ともお君御両君にお願いいたします。 市会公報第11号でお知らせいたしましたとおり、陳情第4号「名鉄名古屋本線呼続駅南から本星崎駅北までシールドトンネルによる地中化等求める件」はじめ2件受理しましたので、会議規則第60条規定により所管常任委員会に送付いたします。 なお、両件審査に当たっては、市会閉会中も委員会開会できるようにいたしまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めて、さよう取り計らいます。 これより日程に入ります。 最初に、日程第1より第3まで、すなわち請願第2号「2014年2月定例会附帯決議に基づき市長が表明した市道弥富相生山線道路事業廃止尊重すること求める件」より請願第4号「北部地域療育センター公設・公営継続求める件」まで、以上3件一括議題に供します。 各請願書は、慎重審査ため所管常任委員会に付議いたします。 なお、各件審査に当たっては、市会閉会中も委員会開会できるようにいたしまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めて、さよう取り計らいます。 次に、日程第4より第64まで、すなわち第1号議案「令和2年度名古屋市一般会計予算」より第61号議案「なごや子ども条例一部改正について」まで、以上61件一括議題に供します。 3月6日に引き続き、質疑並びに質問続行いたします。 最初に、沢田ひとみ君にお許しいたします。    〔沢田ひとみ君登壇〕 ◆(沢田ひとみ君) おはようございます。お許しいただきましたので、通告に従い、質問いたします。 まず、スポーツ施設プールにおける異性介護及びトランスジェンダー配慮についてお伺いいたします。 異性介護とは、介護すると介護受けるが異性同士場合介護こといいます。 プールは小さな子供から大人まで、市民が水に親しむことができる施設ですが、昨年、ある屋外冷水プールにおいて、着替え介助必要とする障害持つ男の子お母さんが、異性同士で入れる多目的更衣室がないことにより、隣接する屋内プール多目的更衣室利用させてくださいと申し出たところ、担当職員方から断られたということがありました。きっと残念な気持ちでプール後にされたことでしょう。後ほど、このお母さんからは、簡易テント更衣室、パーティション更衣室でも構いませんので御対応よろしくお願いしますと声も上がっています。障害持つ息子さんに水遊び楽しませてあげたいというお母さん思いに応えることは、利用機会平等保障するために当然ことです。 施設ホームページには、身体障害者手帳精神障害者保健福祉手帳、愛護手帳等交付受けている方は、手帳提示していただくことにより利用料が無料となります、また、同行する介護者2名まで無料となりますとありますが、介護者が同性とは限らず、異性介護場合も考えられます。 本市冷水プール、温水プール、スポーツセンター等において、多目的更衣室が設置してあるは、29施設中僅か9施設です。しかも、5施設は着替えにも活用可能な多目的トイレすら設置されておりません。多目的トイレがなければ、車椅子方にとってはスペースが狭く不便ですし、異性介護者も一緒に入ることができません。 さらに、ホームページ等多目的更衣室多目的トイレ有無記載がない施設もあり、事前に問合せが必要です。建物自体バリアフリーがされていても、これでは、先ほど親子以外にも、設備問題によってプール利用諦めなければならない市民がいてもおかしくはありません。 また、更衣室が男女2種類しかない場合、トランスジェンダー方へ配慮もできていないと言えるではないでしょうか。LGBT支援団体方にお話お伺いしたところ、トランスジェンダー方が自認する性更衣室利用した際に、他利用者から苦情が届けられた例もあるということお聞きしました。トランスジェンダー方も状況はいろいろですが、更衣室利用に悩んだり困ったりするは事実です。トランスジェンダー方からは、窓口に相談しやすくなるように、例えば、施設利用でお困り方はお声がけくださいと表示があるとよいという意見もいただいております。 そこで、教育長にお伺いいたします。 異性介護方も、トランスジェンダー方も、誰もが安心して利用することができるプールであるべきだと思いますが、多目的更衣室多目的トイレ必要性について、どのような認識お持ちでしょうか。 また、多目的更衣室多目的トイレ有無ホームページ等記載や、着替えに困る利用者が職員に対して気軽に声かけられるようなソフト面配慮、さらにはハード面配慮として、多目的更衣室多目的トイレ全てスポーツ施設プールに整備すべきと考えますが、いかがでしょうか。御答弁お願いいたします。 次に、困難な問題有する若年女性へ支援についてお伺いいたします。 厚生労働省は、若年女性自立推進に資すること目的とし、平成30年度に、様々な困難有する若年女性に対して、公的機関と民間支援団体とが密接に連携し、アウトリーチから居場所確保、公的機関や施設へつなぎ含めたアプローチ行う仕組み構築するため若年被害女性等支援モデル事業実施しました。 ここで言う若年被害女性とは、家出少女、AV出演強要、JKビジネスなど性搾取被害、性暴力や虐待等被害に遭った、または被害に遭うおそれある、主に10代から20代女性こといいます。 この若年女性支援については、以前より首都圏で活動する幾つか民間団体中心に、夜回りによる声かけやSNSによる相談、居場所づくり等が行われてきました。こうした活動必要性が認められ、このモデル事業につながったと聞いております。 メディアでも若年被害女性ニュース度々目にしますが、繁華街抱える本市でも華やかなネオン影に潜む問題に目向けたいと思います。貧困、虐待、ネグレクトなど家庭問題や、それ端緒にした性的搾取や予期せぬ妊娠など、悩みや困難抱えている若年女性多くは、自分で何とかしよう、周り巻き込みたくないと思っており、孤立しがちです。一で悩み、心も体も傷つき、将来について考える気力さえなくしてしまうこともあるかもしれません。そして、不安や不満打ち明けられないとき、頼れそうな大人や居場所探す環境がSNS上にはあり、顔も知らない大人と会って事件に巻き込まれるケースも後絶ちません。 警察庁によると、2018年にSNSを通じて犯罪被害に遭った18歳未満子供は1,811そのうち、連れ去り被害は42で、5年前14倍に増加しています。 家や学校で何らかの事情抱え、傷ついた若年女性たちは、自ら声上げることが難しい状況にあります。大人でも困ったときに助けてと言えない誰かに頼ることちゅうちょするは多いではないでしょうか。 本市では、女性ため相談窓口や子供・若者対象とした相談窓口において、専門相談員が一緒になって悩みについて考え、相談内容に応じて様々な支援機関につなぎ、解決目指して本人に寄り添った支援行っています。より気軽に利用できるように、LINE相談行っていたり、立ち寄れる場所が開設されていたり、様々な配慮もされています。 しかし、若年女性にとって、相談窓口に行くことはハードルが高く、パワーも必要で、そこにたどり着けないも多いと思われます。相談窓口があること知らないや、そもそも自分が困っていること認識できていないもいます。そんな若年女性たちが犯罪に巻き込まれること未然に防ぎ、安心・安全な居場所提供し、必要な支援するためきっかけづくりが必要とされています。 先日、困難有する若年女性に対するアウトリーチや居場所提供している民間団体方々にお話伺ってきました。 そこでは、中高生以上女性対象に、今はまだ問題がなかったとしても、もし何かあったときに頼れる場所であるために、日々活動されています。夜まち徘回する若年女性救うために、例えば、栄や名古屋駅でアウトリーチほか、温かい手料理無料で提供し、一緒にテーブル囲みながらアットホームな環境で相談に乗ったり、予期せぬ妊娠や中絶で傷つき一で悩むことがないように、それぞれ現状に合わせた性教育し、正しい知識身につけることで自分自身守っていけるような力つけさせたり、頼れる場所があるということSNS上で発信し続けています。 そこで、子ども青少年局長にお伺いいたします。困難な問題有する若年女性に対して、信頼関係構築し、適切な支援につなぐような取組、夜回りによる声かけ等アウトリーチや安心・安全な居場所提供など、問題意識持って活動する民間団体と連携して行うべきと考えますが、いかがでしょうか。御答弁お願いいたします。 これで、第1回目質問終わります。(拍手) ◎教育長(鈴木誠二君) 教育委員会に対しまして、スポーツ施設プールにおける異性介護及びトランスジェンダー配慮についてお尋ねいただきました。 プール御利用に当たりまして、男児着替え母親が手伝うなど、異性介護者が着替え介助する場合などには、着替え場所配慮が必要であると考えており、多目的更衣室が整備されている施設におきましては、当該更衣室御利用いただいております。 多目的更衣室が整備されていない施設におきましては、医務室や職員更衣室御利用いただくなど、柔軟に対応するよう指示してまいりましたが、議員から御指摘いただいた件につきまして配慮が至らず適切な対応ができなかったことは、大変申し訳なく思っております。 御指摘いただきました件も踏まえまして、全て指定管理者に対して、簡易テント配置なども含めた利用者立場に立った対応徹底するよう改めて指示したところであり、来年度には、本市スポーツ施設全てプールについて、異性介護者などに御利用いただける着替え場所確保できるようにいたします。 また、ホームページや館内掲示等で、多目的更衣室や更衣室としても御利用いただける多目的トイレある施設については、その旨広報し、全てスポーツ施設について、施設利用に関してお困り方が気軽にお声がけいただけるよう御案内してまいります。 多目的更衣室多目的トイレ新たに設けるなど、施設抜本的な整備につきましては、スペース確保や法的・技術的な課題整理も必要となりますので、検討してまいりたいと存じます。 以上でございます。 ◎子ども青少年局長(杉野みどり君) 子ども青少年局には、困難な問題有する若年女性へ支援についてお尋ねいただきました。 子ども青少年局におきましては、おおむね39歳まで子供・若者が悩みや困り事が生じたときに相談できる機関として、子ども・若者総合相談センター設置しておりまして、昨年10月から、若者が気軽に立ち寄ることができるオープン型交流スペース開設やSNS相談開始したところでございます。 また、民間団体におきましても、工夫いただきながら、様々な困難有する若者支援につなげるよう取り組んでいただいているところでございます。 子ども・若者総合相談センターでは、支援機関や民間団体等とネットワーク組織し、若者支援に取り組んでいるところでございます。そうした中で、支援につながっていない若者に対して、例えば、子ども・若者総合相談センターで行っているSNS相談など取組民間団体でも情報提供していただくなど、さらなる連携進めることも有効なものであると考えております。 今後、民間団体等と相互連携より一層強化し、若年女性はじめとして、困難有する若者にさらにアプローチできるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆(沢田ひとみ君) まず、子ども青少年局長からは、民間団体など支援機関と連携より一層強化し努めていくと御答弁いただきました。 性暴力や虐待被害など、女性が直面しがちなリスクに着目し、困難や不安抱え孤独中にいる彼女たちへ支援しっかり行っていただくこと要望させていただきます。 次に、教育長からは、ソフト面では、お困り利用者が気軽に声かけることができるような案内やホームページ等による広報、利用者立場に立った柔軟な対応徹底していただける、また、ハード面では、課題整理もしつつ検討していただけると御答弁いただきました。 しかし、簡易テント配置等も含めた対応されるということでしたが、ふだん何もない場所に、そのときだけテント設置され、中に入って着替えることに抵抗感じる方もいるかと思います。 性多様性へ理解が進んでおり、さらに東京2020パラリンピック開催に向けて障害者スポーツにも関心が高まっている今、本市スポーツ施設プールにおいても整備する時期に来ていると言えます。 そこで、河村市長にお伺いいたします。直ちに多目的更衣室設置することが難しい場合でも、多目的トイレにフィッティングボードなど設置することで、必要に応じて、市民がより気軽に利用できると思われます。そういった速やかな対応した上で、今後は全てスポーツ施設プールに多目的更衣室多目的トイレ整備すべきと考えますが、市長見解お聞かせください。 ◎市長(河村たかし君) トランスジェンダー皆さんこともありますけど、車椅子で入られて、介助者方が1ついておる場合もありますので、やっぱりスペースが大変狭いということでは、これは申し訳ないことでございますので、市営全てプールに多目的トイレ多目的更衣室整備するということで、直ちにやっていきたいと思っております。 ◆(沢田ひとみ君) 河村市長から前向きな御答弁いただきました。 利用者立場に立った配慮していただき、スポーツ施設プールが誰もが使いやすくなるようにお願いして、以上で私から全て質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、服部しんのすけ君にお許しいたします。    〔服部しんのすけ君登壇〕 ◆(服部しんのすけ君) 議長お許しいただきましたので、通告に従いまして、順次質問させていただきます。 それでは、まず初めに、東浜御殿軸とした魅力発信拠点整備について質問させていただきます。 昨年9月定例会では、私は地元にある東海地方最大断夫山古墳質問させていただきましたが、熱田にはまだまだ歴史資源がたくさんあります。その一つが浜御殿です。 浜御殿が何かと申しますと、街道往来する大名ら招待・供応するため、尾張藩は1634年、七里渡し東側埋め立てて東浜御殿、1654年に七里渡し北西に西浜御殿築きました。現在、その跡見ることはできませんけれども、西浜御殿あった場所に、今現在、白鳥コミュニティセンター北側に看板が立っているだけです。 その二つ浜御殿中でも、東浜御殿は、1634年に家光上洛に合わせて、初代尾張藩主徳川義直が造らせました。七里渡し東側にあったとされている東浜御殿は、尾張名所図会や葛飾北斎浮世絵に描かれていたことで知られておりますが、京都に家光が上洛した帰り道に泊まったとされ、その軍勢は30万数える大行列だったとことで、史上最大規模上洛と言い伝えられているそうです。 一昨年、この東浜御殿詳細な間取り図が、東京にあります徳川林政史研究所にて、徳川美術館学芸員さんが発見いたしました。昨年11月には、見取図発見された学芸員さんが地元コミュニティセンターに招かれ、勉強会されたと聞いております。 この東浜御殿は、明治まで230年間で徳川家光が1だけ泊まったとされていて、名古屋城にあります本丸御殿にも勝るとも劣らぬ立派なものでした。また、明治6年まで残った数少ない御殿一つでもあります。 そんな価値ある歴史資源活用していこうと、昨年4月には御殿まちづくりに生かす方法考える、宮渡し・大瀬子地区まちづくり協議会が設立され、協議会は、七里渡しがあった宮渡し公園に、観光客に立ち寄ってもらえる、熱田歴史知ってもらうためビジターセンター造る構想温めております。 私は以前から、宮渡し公園、そして大瀬子公園中心としたにぎわいづくり、観光戦略に基づき重点的にできないか模索してまいりました。昔は、宮渡しといえば、人の行き交う重要な港、そして大瀬子公園ある付近は、漁船が魚下ろした漁港・魚市場があった歴史的にも重要な場所であります。 余談ですが、我が会派である先輩横井議員御先祖様は、その大瀬子公園にあった魚市場大家さんだったということで、大変驚いていたわけでございます。 それはさておき、堀川まつりで毎年にぎわうこの地域より発展させるためにも、そして熱田神宮訪れる年間700万以上も参拝者が宿場町として情緒感じていただき、そして、その参拝者含む多く観光客が歴史資源観光目的として回遊できる観光拠点整備が私は重要だと考えております。 そこで、観光文化交流局長にお尋ねいたします。一昨年は、大瀬子公園に魚問屋モニュメントが完成し、今後、宮渡し公園含むエリア中心とした観光拠点が必要になっていくと私は考えておりますが、先ほどお話ししたように、地元協議会中心に東浜御殿軸としたビジターセンター構想があります。この観光発信拠点構想についてどのように捉えているか、お答えください。 また、公園管理・維持する立場として、緑政土木局長にお尋ねいたします。かつて、この地域にぎわい中心であった熱田湊ところに、現在は宮渡し公園と大瀬子公園二つ公園があります。地元が考えるまちづくりビジョンためにも、この二つエリア一つエリアと見立て、一体に捉えていくことができないでしょうか。例えば、まちづくりビジョンが具体的に動き出す際は、二つ公園一体と捉え、当該事業に協力することができないお尋ねいたします。 続きまして、地下鉄栄駅混雑緩和についてお尋ねいたします。 ここ数年、栄地区では、中日ビルや丸栄百貨店閉店、名古屋テレビ塔改修工事などが続いたこともあり、買物客やオフィスなどもほか地域に流れるなど、まち全体活気も以前に比べて低迷しているような印象がありました。 しかし、ここへ来て、中日ビル建て替えや栄角地再開発など、民間による大規模な再開発事業や久屋大通公園再整備など次々と発表されており、名古屋代表する中心市街地として、輝き取り戻す強い勢いが感じられるようになってまいりました。以前にも増して、多く買物客や観光客などが訪れることが予想されます。 一方で、栄地区へ玄関口である地下鉄栄駅は、昭和32年に名古屋市営地下鉄で最初に開設されましたが、60年以上経た現在では、1日当たり約20万が乗降し、本市で2番目に乗降客多い地下鉄駅となっております。 しかしながら、東山線降りると、狭いホームには電車待つ多く利用者が滞留しており、電車降りた後、改札口にたどり着くまで、細い通路互いに譲り合いながら通行している風景が常となっております。今となっては、非常に手狭で混雑している駅という印象否めません。今後、再開発が進んだ暁には、さらに多くお客様迎え入れていく必要があることから、地下鉄栄駅さらなる利用者増加に対応するために、混雑緩和対策が必要ではないでしょうか。 そこで、交通局長にお尋ねいたします。地下鉄栄駅混雑緩和に向けて、これまでどのような対策取ってきたか、また、今後どのように対応していくお考えなか、お尋ねいたします。 以上で、1回目質問終わらせていただきます。(拍手) ◎観光文化交流局長(松雄俊憲君) 東浜御殿軸とした魅力発信拠点整備に関連いたしまして、地元で検討されているビジターセンター構想についてどう捉えるかといったお尋ね頂戴いたしました。 熱田まちは、古代より熱田神宮中心にこの地域重要な拠点として栄え、江戸時代以降も城下町とは異なる独自歴史重ね、東海道一宿場町としてにぎわうなど、名古屋歴史基盤となってまいりました。現在でも、熱田神宮には年間700万以上が訪れるなど、本市代表的な歴史文化エリアとなっております。 そのため、本市といたしましても、熱田名古屋市観光戦略重点エリア、歴史まちづくり事業計画である名古屋市歴史的風致維持向上計画重点区域として、それぞれ位置づけているところでございます。 具体的には、信長人生大逆転街道事業展開するなど、歴史観光推進してきたほか、かつて魚市場があったと言われる大瀬子公園に魚問屋一部モニュメントとして復元し、地域周遊するコース設定するなど取組行ってまいりました。 こうした観光や歴史まちづくり取組は、行政のみで進められるものではなく、地域方々活動と連携や地域盛り上がりが不可欠であると考えております。 そうした中、昨年4月に、宮渡し・大瀬子地区で、まちづくり協議会が設立され、将来的なビジターセンター設置目指したまちづくりビジョン検討が始められておりますので、今後も本市といたしまして積極的に応援してまいりたいと考えております。 今後とも、宮渡し公園はじめとした熱田エリアに多く方々が訪れていただけるよう、さらなる情報発信に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎緑政土木局長(山田淳君) 緑政土木局に対しまして、東浜御殿軸とした魅力発信拠点整備について、宮渡し公園、大瀬子公園捉え方お尋ねいただきました。 宮渡し公園は、熱田宿と桑名宿結ぶ東海道唯一海路である七里渡し船着場跡に設置されており、旅人目印となった常夜灯や時刻知らせた時鐘が復元されるなど、趣ある風景楽しめる公園でございます。 また、大瀬子公園は、名古屋城下と知多、伊勢それぞれ結ぶ経路ほぼ中心地にあり、物資運搬に最適な場所として、魚介が集まる大変活気があった魚市場跡地に開かれた公園でございます。かつて船だまりがあった場所には、現在、漁船モニュメントが設置されております。 この二つ公園は、かつて熱田湊構成する重要な場所に位置しており、歴史資源活用した熱田かいわい魅力向上考える上で、欠かすことできない存在であると認識しております。 したがいまして、宮渡し・大瀬子地区において、地元まちづくり協議会で検討が始められた、将来的なビジターセンター設置目指したまちづくりビジョンが具体的に動く際には、宮渡し公園、大瀬子公園所管する当局としましても、二つ公園一体と捉え、事業に協力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎交通局長(河野和彦君) 交通局に対しまして、地下鉄栄駅混雑緩和についてお尋ねいただきました。 地下鉄東山線栄駅混雑緩和対策につきましては、平成30年度に局内に検討チーム設置し、ソフト、ハード両面から対応策とその実現性などについて検討してまいったところでございます。 栄駅は、栄目的地とされるお客様に加えまして、東山線から名城線へ乗換えされるお客様や、名城線利用する際移動経路として、東山線ホーム上通行されるお客様も多いため、電車待たれている方と交錯し、混雑に拍車かけている状況となっております。 こうした状況踏まえまして、まずは名古屋駅から栄方面へ地下鉄利用されるお客様に、東山線ではなくバイパスである桜通線御利用いただくことにより、東山線及び栄駅混雑緩和したいと考えておりまして、平成31年3月以降、順次、地下鉄名古屋駅南改札口付近及びJR東海名古屋駅構内新幹線改札口付近に桜通線へ案内サイン増設するなど、誘導対策充実強化に取り組んでまいったほか、東山線、桜通線利用状況等調査進めてまいったところでございます。 また、ハード面では、栄駅へ新たなホーム増設について検討いたしましたが、周囲地下街に囲まれているなど栄駅構造上課題から、新ホーム増設が物理的に困難であるということ確認したところでございます。 今後は、さらなる混雑緩和対策具体化に向けまして、栄駅において、お客様がどのような経路でどこへ向かっていらっしゃる把握するため旅客流動調査行い、新たな移動経路整備も含めまして、ハード面でどのような対策が効果的であるか検討してまいります。 また、これに加えまして、他事業者における混雑緩和取組事例なども参考にしながら、桜通線へ利用転換するお客様によりメリット感じていただけるような方策についても幅広く研究進めてまいります。 以上でございます。 ◆(服部しんのすけ君) まずは、観光文化交流局長緑政土木局長、御答弁ありがとうございました。 まだまだ、まちづくりビジョンが具体的に動き出すまでには少し時間要することだと思いますが、久屋大通公園では住宅都市局が、そして名城公園では緑政土木局が、民間活力導入して、公園維持管理に資する公園整備されておられます。 熱田渡し公園、大瀬子公園も、観光資源という名古屋魅力兼ね備えた都市公園でありますので、公園利用者利便性向上はもとより、今後、名古屋訪れようとする国内外観光客が一度は訪れたいという場所になりますよう、関係局全てに御支援ほうお願いしたいと思います。 今後は、もっと広い面でまちづくり考えて、住宅都市局、そして東浜御殿調査などでは教育委員会御協力が必要になることでしょうし、宮渡しと水上交通、そしてまた景観と無電柱化などなど、様々な課題が提起されることと推察されますので、どうかよろしくお願いいたしまして、この件は終わらせていただきます。 そして、次栄駅ほうですが、交通局長、ありがとうございました。 この栄駅交通混雑は喫緊課題でありますので、他都市同様事案解決策も確認され、速やかにこの解決策実行していただきますようにお願いいたします。 また、4月には学校や会社に向かう初々しい皆さんが地下鉄利用し、1年中でも特に地下鉄ホームなどが混雑する時期になると思いますので、栄駅だけでなくその他乗換駅などもしっかりと混雑状況調査され、気持ちよく利用者皆さんが地下鉄使っていただけるようにしていただきますこと心よりお願い申し上げまして、全て質問終わらせていただきます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、山田昌弘君にお許しいたします。    〔山田昌弘君登壇〕    〔議長退席、副議長着席〕 ◆(山田昌弘君) お許しいただきましたので、通告に従い、質問します。 まず、地域日本語教育について伺います。 私は、これまで多文化共生分野において、この議場で初質問がコールセンターにおける外国対応について、また、小中学校における外国児童生徒受入れ体制について、昨年度は、ボランティアによる多言語で観光案内・おもてなし充実について質問しました。 本市取組としても、名古屋国際センターにおける多言語で情報提供、各区役所窓口で名古屋転入ウェルカムキット配布、タブレット端末区役所等に配置し、通訳必要とする来庁者と名古屋国際センター情報カウンターテレビ電話でつなぎ通訳行うなど、様々な取組行っていただいています。 観光客や名古屋市に住み始めた方へ支援は充実しているように思いますが、生活者として外国に対して支援はまだまだ不十分ではないかと思いましたので、そういった観点から、地域日本語教育について質問させていただきます。 名古屋市に住む外国が年々増えてきています。名古屋市外国住民数は、平成30年12月末で8万3083と過去最多、前年末に比べ4,6485.9%増加しています。 国籍・地域別で見ると、1位が中国で2万33862位韓国、3位フィリピン、4位ベトナム、5位ネパール、6位がブラジルと続きます。平成26年末、ブラジルは4位だったので、ここ数年でベトナム、ネパールが急増していることが分かります。 また、居住区別見ると、1位が中区、2位港区、3位中川区、4位千種区、5位中村区と、ここまでは各区に6,000以上外国が住んでいます。 一方、国ほうでは昨年4月、入管法が改正され、さらに外国住民が増えることが予想されます。 例えば、お父さん仕事都合により家族で名古屋に移り住んできた場合、お父さんは仕事で外に出るため、もともと日本語が多少なりとも話せるか、職場環境によってはそこで日本語学ぶ機会があるかもしれません。子供さんは、学校に通えば、そこで母語学習協力員はじめ教職員方々と、また子供同士接していれば、徐々にでも日本語学ぶことができるかもしれません。特に心配なは、自分から一歩踏み出さなければ、地域皆さんはじめ外環境と関わることがなく、孤立してしまいがちなお母さん存在です。場合によっては、生活習慣違い、言葉が理解できないことから、住民トラブル起こしてしまうケースもあります。こういった方どういった形でケアしていくかが、これから課題ではないでしょうか。 そこで、観光文化交流局長に伺います。観光文化交流局は、今年度から継続事業として、地域日本語教育体制づくり推進事業と外国日本語学習支援事業令和2年度予算にも計上されておりますが、名古屋市に住む外国が増えている中、外国と地元住民が共生していくことが重要だと考えます。そのためには、日本語でコミュニケーションが大切だと思いますが、本市としては、外国人の地域日本語教育についてどのように考えているか、御答弁お願いします。 次に、市バス車内におけるマナカで一日乗車券購入について伺います。 現在、交通局では、バスまたは地下鉄、あるいはその両方が乗り放題となる一日乗車券発売しています。バスは大人620円、地下鉄は760円、バス・地下鉄両方は870円、さらに、土日祝日及び8日などに使用できるドニチエコきっぷは620円とかなりお値打ちになっています。 バス車内においては、このうち地下鉄のみ一日乗車券以外は全て購入することができます。現在、バス車内で購入する際には、運転士へ乗車券料金現金で渡し、乗車券運転士さんから受け取ります。 そこで、えっと思われた方はいらっしゃいませんでしょうか。そもそも、皆さんも一日乗車券買ったことがありますか。私は一度もありません。だからというわけではありませんが、ふだん使っているマナカで、当然一日乗車券が買えるものだと思っていました。 従来から、諸外国に比べキャッシュレス決済が遅れていると言われている日本では、利用者利便性向上などため、キャッシュレス決済普及が声高に叫ばれています。こうした中、地下鉄では、自動券売機において、一日乗車券マナカ等交通系ICカードで購入できるようにするため改修行うことが令和2年度予算で示されましたが、一方、バス車内では今後も購入できないが現状です。 バス車内中でも、マナカで一日乗車券購入ができれば、お客様利便性向上につながり、現金取り扱う機会が減ることから、運転士負担軽減にもつながると思います。また、運転士さんが対応する時間も短縮され、ダイヤ確保、ひいては安全運行にもつながるではないでしょうか。一日乗車券は消費税影響もあり端数金額になってしまい、お客様から千円札頂くと、お釣りは380円とか130円とか小銭数えてから渡すということになり、四、五人のグループであれば、一つバス停でしばらく停留することにより、ダイヤが遅れる可能性も出てきます。ダイヤ守ることができれば、運転士さんも安心して運行でき、安全に資することにつながります。 そこで、交通局長に伺います。市バス車内においてマナカで一日乗車券購入することに関して、交通局として何か検討しているかお聞かせください。 次に、女性起業支援について伺います。 最近期愛知県人口動向調査によると、本市は約1万4700名社会増となっているものの、唯一、方面別では関東だけが約4,800名社会減となっています。関東へは全年齢階級で人口流出が起こっていますが、中でも25歳から29歳女性、30歳から39歳まで女性がそれぞれ583名、596名と最も大きな減少示しています。 要因として、首都圏には人口が集中し、事業活動において女性活躍できる場が多いことから、当地域から若い女性流出が起こっているものと推察されます。今後、本市はじめ全国的に人口が減少し、少子高齢化が進展する中で、東京へ一極集中是正し、当地域に物、情報集めて、地域産業持続的な発展につなげていくためには、当地域事業活動場で、もっと女性が活躍することが必要ではないでしょうか。 現在、名古屋市では、市内求職者対象とした総合就職窓口である、なごやジョブサポートセンターにおいて、子育て中女性求職者が利用しやすいように、ママサポートコーナー設置し、子育てしながら働く場探す女性へ個別相談や職業紹介行うとともに、今年度はママサポで実施している個別相談等ほかに、短時間勤務希望する女性など対象としたスキルアップセミナーや、人材不足に悩む企業人材確保一つ方策として、女性に焦点当てた企業向け女性雇用促進セミナーが開催されるなど、女性就職支援に積極的に取り組んでいただいています。 一方、女性が活躍する事業活動場としては、女性自らが事業起業することが考えられますが、愛知県就業構造基本調査によると、平成29年に県内で起業した方約25万5000人のうち、女性起業が約4万2000全国では起業者477万1000人のうち、女性起業が92万2000という結果となっており、女性起業割合で比較すると、全国値19.3%に対して当地域は16.5%となり、本市含む県内女性による起業割合が全国よりも低い状況であることが分かります。 このような状況中、当地域における女性起業後押しする環境整備することが急務と考えられますが、本市における女性へ起業支援としては、新事業支援センターが実施する経営・創業相談で女性向け経営アドバイザー配置、今年度7月にナディアパークに開設したナゴヤイノベーターズガレージにおける女性スタートアップ研究会運営ほか、女性含め起業家育成するインキュベート施設として、ナビ金山、ナビ白金が運営されています。 ナビ金山、ナビ白金には、創業前段階から創業初期企業まで多く事業者が入居し、インキュベーション・マネージャーによる相談対応や、市賃料助成による支援が行われており、全体入居率は7割超える程度と聞いています。しかしながら、その中でも中規模に区分けされ、賃料3万円シェアードルームに比較的空きが多く、創業準備中や創業後間もない個人、小規模企業にとっては使い勝手がよくない状況なではないでしょうか。 そこで、女性起業もっと後押しできるよう、ナビ有効活用図るとともに、女性起業家に対する先輩企業と交流や専門家によるアドバイス実施など、伴走型支援充実させることで、女性起業積極的に支援する環境整えるべきと考えますが、市民経済局長見解お伺いします。 以上で、1回目質問終わります。(拍手) ◎観光文化交流局長(松雄俊憲君) 地域日本語教育についてお尋ねいただきました。 本市では今年度、文化庁補助受け、外国人の日本語学習や地域日本語教育に関する実態調査行ってまいりました。 調査結果、日本語学びたいと考える外国は全体86.7%であり、その理由として最も多かったは、日本で生活に必要だから84.9%という結果でございました。 本市では、市内地域日本語教室といたしまして、名古屋国際センターで開催しているものはじめ、約30教室把握しております。地域日本語教室は、外国市民にとりまして、日本語学ぶだけ場ではなく、自分居場所となり、日本人と見える関係性持つことができる大切な場所となっております。 今後はさらに、外国市民多様なライフスタイルやニーズに合った学習供給していくことが必要になると考えております。 議員御指摘とおり、本市に暮らす外国が今後も増加することが見込まれる中、外国市民と地域住民が共生していくことは大変重要であり、そのために、お互いが日本語でコミュニケーション取り、地域一員として活躍できる、地域における日本語教育体制づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎交通局長(河野和彦君) 交通局に対しまして、市バス車内におけるマナカで一日乗車券購入についてお尋ねいただきました。 市バスで御利用いただける一日乗車券につきましては、地下鉄券売機や駅長室、バス車内、コンビニ等で、年間約372万枚販売しており、そのうちバス車内では、全体2割に当たる約73万枚発売しているところでございます。 現在販売方法は、マナカ料金箱にタッチして代金引き去るではなく、現金直接運転士に手渡ししていただいてお買い求めいただいており、議員御指摘とおり、御好評いただいておりますドニチエコきっぷが使用できる土曜日や日曜日、祝日などでは、バスに御乗車される際に購入希望されるお客様が集中し、スムーズにバスにお乗りいただけない場合が生じております。 バス車内においてもマナカで一日乗車券購入できるようにするためには、料金箱本体に加えまして、販売データ集計するシステムなど改修する必要がございます。また、マナカなど交通系ICカードは全国で相互利用されておりますことから、本市が実施いたしますシステム改修について、他ICカード事業者と協議し、各事業者システムに影響与えないこと試験していただく必要もございます。 したがいまして、実施までには一定期間が必要となると考えておりますが、バス御利用いただくお客様利便性向上につながる方策であると認識しておりますので、導入に向けて検討進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    市民経済局長(中田英雄君) 市民経済局には、女性企業支援についてお尋ねいただきました。 少子高齢化により生産年齢人口が減少する中、当地域産業発展に寄与する創業活発化するためには、働く意欲ある女性就労起業により促進することが重要であると考えております。そのような中で、女性起業に当たって特有課題といたしまして、自宅で開業すると住所地開示することとなり不安である、女性起業家が少なくネットワーク形成が難しい、ビジネス経験不足からくる情報・知識・人脈が不足しているといった声お聞きしているところでございます。 このような課題に対応いたしますため、本市インキュベート施設であるナビ金山シェアードルーム順次リニューアルいたしまして、女性経営者限定区画設け、入居する女性経営者向けに新たに女性アドバイザーによる指導行うなど、積極的な支援行ってまいりたいと考えております。 また、先輩企業メンターとして登録し、起業希望される方が実践的なノウハウ等について気軽に相談できる制度新たに実施するほか、起業へ意欲向上や事業展開に向けた交流会実施してまいります。 議員御提案ナビにおける様々な支援施策拡充することで、女性特有課題に沿った支援積極的に進め、女性が自分らしく働き、起業における様々な課題共に解決できるよう、伴走しながら応援する環境整えてまいります。 以上でございます。 ◆(山田昌弘君) それぞれ御答弁いただきました。 まず、市バス車内におけるマナカで一日乗車券購入についてでありますが、交通局長から導入に向けて検討進めると、前向きな御答弁いただきました。 システム改修など技術的な課題クリアしなければなりませんが、地下鉄では令和2年度末までにマナカ等交通系ICカードで購入できるようになりますし、お客様利便性やバス安全運行ためにも、早急な導入に取り組んでいただくよう要望します。 さらに、一日乗車券は、名古屋市含む周辺方々だけではなく、観光や出張など遠方から来られた方にお買い求めいただくことが重要だと思います。そのことからも、マナカだけではなく、他交通系ICカードにも対応できるようにすることも併せて要望します。 次に、女性起業支援について、市民経済局長から大変前向きな答弁いただきました。 女性起業割合が全国値19.3%に対し、名古屋市含む愛知県は16.5%と全国より約3%も低いので、名古屋市が周辺自治体リードしていくように、積極的な支援ぜひお願いします。 地域日本語教育について、少しやり取りさせていただきたいと思います。 観光文化交流局長御答弁から、アンケート結果から見ても、日本語学ぶは日本で生活に必要だからが84.9%と、大半意見でした。また、地域日本語教室が非常に重要であり、ライフスタイルやニーズに合った場が必要だという認識も分かりました。 私も、本市はじめこの地域で現在日本語教室開いておられる方々から、様々な課題伺う機会がありました。お話伺って、今、名古屋市が把握できている日本語教室は30教室しかなく、地域も市内全域にあるわけではない、もし名古屋市在住外国約8万3000人の1割、8,300人の方々が日本語学習機会求めたら、週1回でも既存日本語教室では対応することは不可能ではないか、外国人の居住地域には偏りがある中で、今後、平等に日本語学習機会提供することが重要だと思うが、本市はどのような対応するか、指導者が高齢化して新たな講師が必要だが、どのように人材確保していくかといった課題があると考えました。 また、就労する外国にとって、仕事後や休日に日本語教室に通うことは負担が大きいと思うので、企業に協力求めることも対応策一つではないでしょうか。また、現在名古屋市日本語教室へ支援は、会場使用料や印刷経費、外部講師料など、助成対象経費2分の1以内で、10万円上限とした助成制度しかありません。さらには、就学前小さな子供さんたちが日本語学ぶ場、日常生活で使う日本語身につける場もありません。これが現在地域日本語教育置かれている現状です。 そこで再度、観光文化交流局長に伺います。こういった様々な課題や現状に対し、具体的な対応策についてどのように考えているか、お答えください。 ◎観光文化交流局長(松雄俊憲君) 地域日本語教育に関連いたしまして、課題へ具体的な対応策についてお尋ねいただきました。 本市が実施した実態調査によりますと、日本語学びたいができない、または学習したくないと回答した方主な理由といたしまして、仕事が忙しい39.6%、日本語教室時間が合わない17.2%等が挙げられております。 外国市民増加に伴い、そのライフスタイルも多様化しており、日本語学習に関しましても様々なニーズが出てきている中で、議員御指摘とおり、既存日本語教室中心とした従来仕組みだけでは対応していくことが今後困難になるというふうに認識いたしております。 こうした状況踏まえ、今後は、地域、NPO、ボランティア、大学、企業など多様な主体に日本語教育に関わっていただけるよう、本市として働きかけ行ってまいりたいと存じております。 また、様々な主体に御理解と御協力いただきながら、外国人のニーズに合わせた新たな学習場や機会づくり、地域日本語教育担い手確保や育成、地域日本語教育に関する情報提供、さらには外国市民へ日本語学習大切さ啓発や、日本人市民に対する外国市民日本語学習理解促進等進めていく必要があると考えております。 一方、これら取組は一朝一夕にできることではございませんので、関係者や団体同士情報共有、マッチング等行うコーディネーター設置するとともに、有識者や活動実践者等から成る日本語教育に関する総合調整会議設け、そこで広く意見いただきながら、具体的に事業どのように進めていくか検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆(山田昌弘君) 観光文化交流局長からは、具体的な対応策についても何点か前向きな答弁いただきましたが、全て課題解決、現状打開するには他局と連携も必要だと強く感じました。 そこで最後に、廣澤副市長にお尋ねします。今後増えていくと予想される外国と地域住民が共生していくためには、言葉問題だけではなく、生活習慣や文化違いによるものなど様々な問題があるかと思います。多文化共生進めていくためには、全市挙げて取り組むことが必要だと考えますが、廣澤副市長決意伺います。 ◎副市長(廣澤一郎君) 多文化共生推進について決意についてお尋ねいただきました。 議員御指摘とおり、今後も増え続ける外国市民と多文化共生推進していくためには、地域日本語教育体制充実はもとより、行政情報多言語化や、就労、医療、子供教育、地域住民と外国市民とコミュニティー形成など、多岐にわたる事柄について検討する必要があり、全庁的に対応していくことが求められていると認識しております。 令和2年度には、その推進役となる観光文化交流局体制強化し、これから必要となる施策・事業検討し、新たな多文化共生推進プランに盛り込むため、策定準備に取りかかることとしております。そのため、3人の副市長でしっかり連携、協議し、全庁的な観点からスピード感持って、可能なものから対応進めてまいります。 ◆(山田昌弘君) しっかりとスピード感持って対応していただくことお願いし、全て質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(岡本やすひろ君) 次に、河本ゆうこ君にお許しいたします。    〔河本ゆうこ君登壇〕 ◆(河本ゆうこ君) 議長にお許しいただきましたので、通告に従って、出産後に母子同時に退院できないケース入院費用支援について質問いたします。 本市は、日本一子供応援するまち名古屋掲げていることもあり、既に子供と親支える施策は本当にたくさんあります。私も3人の子供育てておりますが、子育てに関わる本市制度には何度も助けられながら、今も子育て中です。 その中で今回注目したいは、出産にまつわる支援です。 14回分妊婦健診公費補助で受けられる受診券に始まり、里帰り出産などで愛知県外医療機関等で妊婦健康診査受診する場合にも同様支援が受けられる制度、児童手当はもちろん、保健センターで、3か月児、1歳6か月児、3歳児3回、お子さん成長節目に受けることできる無料健康診査、各種医療給付制度、そして次世代育成支援観点から平成31年4月に創設された、国民年金第1号被保険者が出産行った際に出産前後一定期間国民年金保険料が免除される制度もでき、年々その支援はパワーアップし、子供と親応援する力増していることはすばらしいことと思います。 人間にとって出産という出来事は、妊婦時健診に母親にも子供にも健康状態に問題がなかった場合においても、出産途中あるいは出産後に母子どちらかに異常が見つかるなど、母親にとっても、生まれてくる子供にとっても、健康に影響が出る可能性ある出来事です。このように、出産はいつも同じではなく、様々なリスク伴うまさに命がけ出来事であるため、場合によっては、出産後、母子いずれか体調により予定していた退院日に母子が同時に退院できないことがあります。 今思い返せば私自身も、18年前、妊婦健診時には全く異常も不安要素も見られなかったにもかかわらず、生まれた子供は新生児肺出血という症例で、出産衝撃で肺から出血しており、生死さまよう事態となりました。幸いにも一命は取り留めましたが、一定時間酸素が脳に行っていなかったため、経過観察、検査ために入院となりました。この場合、この子供は病気ため保険適用となりますが、私は産後経過にも大した異常がなく、通常どおり退院となる予定でしたが、退院後、毎日搾乳した母乳運ぶため通院しなければならず、大きな問題なく予定していた日数で退院できたとしても、思わぬ事態に、たくさんこと急遽決めなければならず、精神的にも疲れ、産後間もない体調では一通院も難しく、家庭状況整える準備と生死さまよう子供そばにいたいと願う気持ちから、退院延長希望したところ、ベッドに空きがあり、私は4日ほど予定より長く入院することができました。 また、ほか知人例では、出産後、血腫が原因で、痛み伴い出血が止まらなくなるという症状ため、産後間もなく個人病院から総合病院へ救急搬送となり入院となった母親に対し、健康に問題ない子供は、通常ですと5日ほどで親と共に退院となるところ、母親が別病院へ入院となった状況では、生まれたて新生児父親のみ家庭で見ることも難しく、産院で新生児管理保育として預かりしてもらったという例もあります。 入院延長希望して、可能な場合、退院日延長することもできますが、一方は健康保険対象であるに対し、もう一方は健康に問題がないため、延長した入院費用うち、母親場合はベッド使用料、食事代など、子供場合は新生児管理保育料支払わなければなりません。この新生児管理保育料は、病院によって差がありますが、高額な場合だと1日1万円超す金額自己負担する場合もあると聞いています。このように、出産前には退院延長となる事態が起こること予測できない場合がほとんどで、想定していた出産費用が思わぬ事態ために多くかかってしまう場合があります。 出産費用補助には、出産育児一時金など、健康保険に加入しているもしくは扶養に入っている方は、1児につき42万円誰でも受け取ることができる補助があります。一方で、出産に係る費用は、年度や地域によって違いはあるものの、厚生労働省発表では全国平均で48万円前後となっています。 このように、そもそも実際出産に係る費用と受け取ることができる金額に差があるので、思わぬ事態でさらに負担が増えてしまうは、どちらかに異常があり入院という精神的にも不安定になっている家族にとっては小さな出来事ではないと考えます。冒頭にも述べましたように、名古屋市には親と子供ためにたくさん支援策がありますが、今お話ししたように、母子が同時に退院できないケースについて金銭的な支援は今ところありません。あらゆる場面に対応できる金銭的な支援があれば、子供誕生わくわくした気持ちで待ち望んでいたにもかかわらず、思っていなかった事態に直面し、不安に陥っても、名古屋に暮らす親と子が金銭的な心配極力しない状態で、安心して治療なりに専念できることが大切かと思います。 そこで、子ども青少年局長にお伺いします。このように、出産時、思わぬ事態で出産費用が予定より多くかかってしまった家庭に対して、金銭面で支援が必要であると考えますが、いかがお考えでしょうか、御答弁お願いします。 以上で、私1回目質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ◎子ども青少年局長(杉野みどり君) 子ども青少年局には、出産後における入院費用助成に関して、母子同時に退院できないケースについてお尋ねいただきました。 出産に係る費用につきましては、医療機関ごとに必要な経費が設定されており、健康保険から支給される出産育児一時金と差額について、自己負担が生じるものです。 また、出産に係る費用は、そもそも出産する医療機関や出産方法など、個人選択によって負担する費用にかなり幅が生じる中で、当初予定していなかった費用について、これ本市が助成することにつきましては、なかなか難しいと考えております。 しかしながら、母子どちらか入院が長引き支援が必要な場合は、保健センターが医療機関と連携して、しっかりと支援行っております。母親が子供より先に退院する場合は、例えば家事支援利用等適切な支援につなげるなど、心身負担軽減に努めております。また、子供が母親より先に退院する場合で、家族のみでは子供養育が難しい場合は、社会福祉事務所や児童相談所と協議しながら、適切な子供養育が図れるよう支援しているところでございます。 子ども青少年局といたしましては、出産に係る入院費用助成も含め、安心して子供生み育てるため支援在り方について、他都市状況も参考にしつつ、引き続き検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆(河本ゆうこ君) 子ども青少年局長に答弁いただきました。 子供が生まれるということに対して、楽しみにしていた気持ちから一転して思わぬ状況に至ってしまう。母親や家族は発生した非常事態に精神的に不安な気持ちになっています。いろいろな手続経て、母親精神的なケアしつつ、必要な支援が提供される流れというは理解しております。しかし、当事者は、思わぬ事態が起きてしまった家族思う気持ちで頭中はいっぱい状況です。場合によっては命危機に陥っている場合もあるかもしれません。そのような状況で、入院費用を説明されて、払えないからじゃあ退院させますという判断ができないことも想定されます。 本市では、子供生み育てるなら名古屋でというのを目指しており、このような例は小さなことかもしれませんが、そんな小さなことまでも、金銭的なフォローができる名古屋こそ、名古屋で子供産んで育てたいと思われる名古屋ではないでしょうか。 2018年6月定例会で、我が党増田議員が多胎妊婦や高齢妊婦対象とした妊婦健康診査に対する助成充実について子ども青少年局長にお尋ねさせていただいた際、経済的負担軽減図り、安心して妊娠・出産できるように支援に努めているところと御答弁いただいております。通常以上に、妊娠中だけでなく出産にもリスクがある多胎・高齢妊婦も今後増えていくと予想され、母子が同時に退院できない事例も、この内容に全く関係がないとも言い切れません。このような事例に何か金銭的な支援はないかと問合せがあること自体が、支援が行き届いていないがいるということかと思います。周産期に関して、どんな状況になっても、金銭的なこと心配することなく、治療なりに専念できる、それこそが子供生み育てるなら名古屋と言わしめる理由一つになると思います。 先ほど子ども青少年局長より、不測事態とはいえ、治療要しなくても入院継続した場合に追加でかかってくる入院費用と新生児管理保育料は、病院から説明を受けて自己判断で対応するもので、市として費用負担は難しい、有料家事支援利用など支援していくことで、心身負担軽減に努めていくという内容で御答弁いただきましたが、思わぬ事態ために想定外費用がかかってしまって困ったなとなっている親と子供に有料サービス提案することは、困っている親子が求めている支援が行き届くとは考えにくいです。 そこで、河村市長にお伺いします。 この2018年増田議員質問際に、市長にもお考え聞き、日本一子供応援するまち名古屋といつも言っておる、その子供応援する一番入り口ところはやっぱり生まれるところ、これは精いっぱい応援していかないかぬ、とはいえ、エビデンスは必要なので、確認して、名古屋も日本一応援しとるまちだと言われるように、プラス追加やっていきたいと答弁してくださっています。 不測事態で想定外に費用がかかってしまう母子が同時に退院できないケースへ支援について、日本一子育てしやすいまち名古屋掲げておられる河村市長お考えお聞かせください。 ◎市長(河村たかし君) これは助成せないかぬですわね。 1日幾らということになると思いますが、ちょっとどのぐらいになるかは今ところ分かりませんけど、大至急、一応見積り立ててということで、要するに出産というか、赤ちゃんが出てくるところが全て生命原点でございますので。それとこういう話というはなかなか男では、わしでも想像つかぬかったんですわ。なかなか、ええ質問ではないかと思いますよ、これは。生活に本当に密着したということで、直ちにこれは1日幾らという助成開始すると。お金ことについては、ちょっとやっぱり、それはエビデンスが要りますので、大至急調べるということは、これは人類として当たり前ことだと僕は思います。 ◆(河本ゆうこ君) 河村市長、ありがとうございました。 母子同時に退院できないケースというは、どちらかに医療が必要な困った状態になっていることが推測されますので、名古屋にいれば、どんなときも安心して子育てスタートできるというような未来にしていただくこと要望して、私全て質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(岡本やすひろ君) 次に、吉田茂君にお許しいたします。    〔吉田茂君登壇〕 ◆(吉田茂君) 議長お許しいただきましたので、通告に従い、木造住宅が密集する地域における狭隘道路対策について、災害に対する備えという観点からお伺いいたします。 地震や火災といった災害発生時に、延焼防止や避難路確保し、人的な被害最小限にするため、狭隘道路改善対策は多く自治体で重要な課題となっております。特に、南海トラフ地震発生が想定されております我が名古屋市において、市内各所状況に応じた効果的な取組が必要であるということは言うまでもありません。 名古屋市では、戦前耕地整理に始まり、戦後は復興土地区画整理事業や民間組合事業に積極的に取り組んだ結果、多く市民方々協力得て、インフラ整備が進められてまいりました。その結果、ほか都市に比べ高い割合で面的な整備が行われ、現在、その割合は市域全体約7割にまで達しております。また、そのことが狭隘道路解消にもつながっており、私調べたところによりますと、建物建築する際に道路中心線から後退し、空間確保しなければならない建築基準法上道路--これはいわゆる2項道路と呼ばれておりますが--これについても、ほか大都市、例えば政令指定都市であります横浜市においては約1,900キロメートルあるに対して、本市においては、概算ではありますが350キロメートル程度とかなり差があることが分かります。 しかし、別見方すれば、まだ名古屋市内にはそれだけ狭隘道路が残っているであって、地域や場所によっては、防災・減災や緊急車両通行などに著しく支障来しているケースがあることも確かです。 例えば、河村市長は常々、名古屋は救急車到着・搬送時間は日本一とおっしゃっておられますが、こういった地区においては、救急車は依頼者お宅前には到着することができず、最寄り場所に救急車停車させ、そこからストレッチャーで依頼者迎えに行って、救急車に収容しなければならない。そのため、時間が余分にかかっているが現状であります。さらには、日常ごみ収集車も、名古屋は原則戸口収集となっておりますが、やはりそれぞれ御自宅前には入ることができませんので、収集日にはごみ入った重いごみ袋集積場所に運んでいかなければならない、そういったこと続けておられます。 かつては、経済成長に支えられた地価上昇もあって、土地区画整理事業ような規模大きい面的な整備新たに実施する場合においても、土地所有者や市民皆さん理解得ることは比較的容易でありました。そしてその結果、今日まで、狭隘道路解消含めたインフラ整備に一定成果出すことができたと考えております。 しかしながら、今日ように高齢化が進み、経済成長も伸び悩む環境では、移転や経済的負担伴う面的な整備は住民皆さん理解得にくく、加えて、多く地域で自発的な建て替え需要も思うように伸びない状況にあります。狭隘道路拡幅は、面的な整備行う場合除きますと、多く場合、その道路が面している敷地において、それぞれ個人皆さん建て替えなど、建築行為が起こる際に可能となってまいります。 こうした背景踏まえますと、今後、狭隘道路課題解決進めるためには、変化していく社会環境に合わせた柔軟な仕組み整えることが必要であると考えます。また、狭隘道路といっても、その状況は場所によってまちまちであり、例えば老朽化した木造住宅が多く密集している地域などでは、一たび大地震が起こると、広い範囲で建物が倒壊したり火災が発生するなど、被害が出ることも想定されます。さらに、老朽化した建物やブロック塀が狭隘道路に倒れますと、通行人安全や避難路が確保できなくなることから、道路空間だけでなく狭隘状態そのもの解消につながる対応同時に行う必要があると考えています。 つまり、狭隘道路抱える様々な課題に対応するためには、現行制度であります生活こみち整備促進事業制度拡充に加え、後退用地生み出し、かつ、倒壊による危険防止する老朽木造住宅建て替えや沿道ブロック塀撤去についても一体的に対応していくことが重要ではないかと考えております。 しかしながら、生活こみち整備促進事業は、主な木造住宅密集地域11地区うち2地区のみ、老朽木造住宅除却助成実施地区は4地区のみと、対象地域がばらばらとなっております。また、ブロック塀等撤去助成については、全市が対象であるものの、助成率引上げは、除却助成と同様4地区のみにとどまっています。 こうした中、昨年2月定例会において、我が党岡本議員個人質問において、狭隘道路解消について取り上げていただき、市当局からは、生活こみち整備促進事業については、制度改善余地があり、他都市事例参考にしながら、条例化も視野に入れ、取り組んでいくと答弁がありました。 そこで、住宅都市局長にお伺いいたします。木造住宅が密集する地域における狭隘道路様々な問題に対応し、防災力高めていくためには、現行生活こみち整備促進事業だけでなく、老朽化した木造住宅除却やブロック塀撤去など、一体的に取り組む必要があると考えますが、昨年度答弁踏まえ、現時点においてどのような検討なされており、また、今後どのような方向性考えておられるか、お答え願いたいと思います。 以上で、1回目質問終わります。(拍手) ◎住宅都市局長(光安達也君) 住宅都市局に、木造住宅が密集する地域における狭隘道路対策につきましてお尋ねいただきました。 今年度、本市では、狭隘道路条例制定している代表的な都市へヒアリング調査や、災害発生時に住民へ影響が大きいと考えられる主な木造住宅密集地域方に対しまして、減災に向けた総合的な取組に関する聞き取り行ってまいりました。 ヒアリング調査では、面的整備が行き届かなかった狭隘道路で緊急車両進入が阻まれた事例など受けて、狭隘道路解消に対する市民意見が高まり、後退用地公道と同様に整備した上で、その使用制限する目的で条例が制定されたという実情が分かりました。 一方、聞き取り行った地域声といたしましては、セットバックや後退用地使用制限重要性は理解できるものの、経済的な事情や高齢ゆえに建て替え意欲につながらないという意見や、狭隘道路沿道ブロック塀撤去することで危険性が軽減するとは思うが、手続がおっくうで先送りになっているといった意見がありました。 これら事情踏まえまして、本市において狭隘道路問題検討するに当たっては、生活こみち整備促進事業に加え、相乗的に効果が見込まれる老朽木造住宅除却助成制度やブロック塀等撤去助成など現行助成制度パッケージとし、単価や項目充実、手続合理化など実施した上で、対象地域主な木造住宅密集地域11地区に拡大すること検討してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ◆(吉田茂君) 住宅都市局長、御答弁ありがとうございました。 現行制度パッケージとし、単価や項目充実、手続合理化など実施した上で、主な木造住宅密集地域11地区へ拡大検討していただけるということで、狭隘道路に関する様々な問題に一体的に対応していくという観点から、大きな第一歩となると認識しております。 ところで、狭隘道路解消するに当たっては、セットバックした後土地どのように管理するかも、これも課題となってまいります。私調べたところによりますと、他都市においては、セットバックした用地測量・分筆費用について助成したり、測量・分筆行政が肩代わりして請け負うなど、官民境界確定させた上で用地寄附など受け、公道と同様に管理している事例があると聞き及んでおります。 例えば岡崎市では、狭隘道路後退用地について積極的に寄附受けることで公道増やす取組しており、実際に寄附により所有権移してもよいので、行政にその後管理託したいという方が一定数いると聞いております。しかし、寄附受け付ける場合でも、測量・分筆には相当費用がかかるため、地権者中には、経済的な理由から費用負担が難しく、制度利用障害になっているケースがあると十分想定されます。 先ほど住宅都市局長答弁中で、助成項目充実とおっしゃっていただきましたが、検討項目中には、将来的な公道化など見据えた、測量・分筆に係る費用なども想定していらっしゃるでしょうか。その点について、再度御答弁お願いいたします。 ◎住宅都市局長(光安達也君) 住宅都市局に、狭隘道路対策に関し、助成項目充実につきまして再度お尋ねいただきました。 議員御指摘とおり、セットバックされた用地について、寄附などにより公道として管理することが可能な場合は、併せて測量・分筆作業が必要となってまいります。 したがいまして、それら費用につきましても、他都市事例なども踏まえた上で、拡充検討が必要な項目であると考えておりますので、併せて御理解いただきますようお願いいたします。 以上でございます。 ◆(吉田茂君) 局長、大変前向きな御答弁ありがとうございました。 制度詳細な部分ではありますが、測量・分筆に係る費用負担在り方については、狭隘道路対応進める上でも大切な事項であると考えますので、きちんと検討していただきたいとお願いいたします。 先ほど申し上げましたように、防災・減災という観点から、狭隘道路問題は、どの都市も解決が必要な課題と認識して、それぞれ実情に応じて取組が進められております。それは、区画整理はじめとした面的なインフラ整備これまでも積極的に進めてきたこの名古屋市においても、決して他人事ではないと思います。 まずは、主な木造住宅密集地域において、先行的に制度運用見直し行い、狭隘道路に潜む課題や影響きちんと把握し、実効性ある制度早期に確立することが肝要であると考えます。 加えまして、この狭隘道路問題は、市民皆さん協力なくして実現が不可能です。そのためにも、市民皆さん協力が得られやすい制度にしていくこと、また、超高齢化社会中、大きな負担強いる制度では、住民皆さん協力は得られにくく、そのため、市民皆さんにとっても優しい制度であることも必要であります。従来考え方にとらわれず、柔軟な対応、制度運用お願いいたします。 この狭隘道路問題については、短期間で解決できる問題ではなく、多く関係者皆さん協力も必要でありますので、今後、私も折見て取り上げさせていただき、いろんな角度から検討させていただいて、政策実現に向けて推進させていくつもりですので、皆さん協力お願いしたいと思います。 また、より一層取組進めるためにも、市全体へ展開も視野に入れた条例制定についても早期に実現していただくよう、スピードアップして検討していただくこと要望いたしまして、私質問終わります。(拍手) ◆(北野よしはる君) この場合、暫時休憩されんこと動議提出いたします。    〔「賛成」〕 ○副議長(岡本やすひろ君) ただいま北野よしはる君動議に御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○副議長(岡本やすひろ君) 御異議なしと認め、暫時休憩いたします。          午前11時27分休憩          ----------          午後0時21分再開 ○議長(丹羽ひろし君) 休憩前に引き続き、会議開きます。 第1号議案はじめ61件一括議題とし、質疑並びに質問続行いたします。 次に、鹿島としあき君にお許しいたします。    〔鹿島としあき君登壇〕 ◆(鹿島としあき君) 議長お許し得ましたので、通告に従い、質問させていただきます。 今日質問は、名古屋子供がどのように育ってほしいか、そのために教育行政として何すべきか、また、学校関係者が子供たちとどのように関わっていくべきか河村市長にお尋ねしたいと思います。 河村市長2月19日市長提案説明の中で御発言思い起こしてみると、一部抜粋ですが、このように発言されておられました。 忘れてはならないが、私政治人生賭して取り組むべき課題と位置づけている子供と親へ総合支援であります。私が願うは、全て子供たちが自分好きなこと自由にでき、大人はそれ支援する、そして、学校に楽しく通い、毎日笑顔で暮らせるまちにしたい。そのために常勤スクールカウンセラー、個別最適化された学び、そして、子供人生そのもの応援する仕組み、この三つさらに充実させた取組に全力注いでまいります。また、ここ名古屋で育った子供たちが、その自由な発想と行動力、多様性身につけ、私目指すどえりゃあ面白いまち名古屋さらに超越したワンダフルなまちにしてくれること願ってやみません。と結ばれておられました。 私も全く同意見であり、また、全国に散らばる私仕事仲間、教育関係者からも、市長名古屋教育改革に対する熱意、子供大切にする政策は高い評価得ています。 画一的な教育からいち早く脱却して、個々に合った自発的な学習促していくモデル校指定や、名古屋市立大学と提携したなごや版キャリア支援など、これから夢が詰まった施策が展開されています。 そこで、三つうち、子供人生そのもの応援する仕組み、いわゆる子どもライフキャリアサポート、子ども人生応援サポーター事業中心に話進めさせていただきます。 子ども青少年局予算案中には、子どもライフキャリアサポートモデル事業として、1億7600万円弱拡充予算が組まれています。ここでは、小学校から高等学校まで、キャリアコンサルタント有資格者、いわゆるキャリアナビゲーターがモデル校にそれぞれ1名ずつ常駐し、子供たちに将来について考えるため情報や機会提供など行うとされています。平成30年10月から、モデル校として、小学校、中学校、高等学校から各2校、計6校で実施され、来年度から中学校8校拡充が提案されています。 キャリア教育とは、大きくなったらどんな職業に就きたいかだけでなく、どんな大人になりたいか、どんな人生過ごしたいか、どんな趣味持ちたいかなど、仕事面だけでなく、家庭や趣味、地域活動、ボランティア活動など多様な面において、その子供人生いかに豊かに育むか目的とする教育です。 子どもライフキャリアサポートモデル事業では、キャリアナビゲーターが児童生徒や保護者に直接指導したり、出前授業や講演会開いたり、個別相談なども行います。 今回、それとは別に、教育委員会ナゴヤ子ども人生応援サポーター事業には1億3000万円強新規予算が組まれています。人生応援サポーターは、高等学校及び特別支援学校高等部において、キャリア教育幅広く推進し、生徒キャリアプランニング応援するものとされています。新規事業として、とても期待しているところです。 これは、市長が令和元年10月にロサンゼルス視察に行かれ、そこで行われているキャリア教育にとても関心抱かれ、名古屋へ導入きっかけになったと聞いています。 報告によりますと、ロサンゼルス統一学区内公立高等学校では、通常教科書に加え、将来キャリア見据えた教育専門に行うキャリアパスウエーというシステムが設けられており、生徒たちは、自分たち通う学校で提供されているパスウエー中から学習したいもの選択できるそうです。 訪問視察されたベニス高等学校には、法律と公共サービス、メディアアーツ・アンド・テクノロジー、スポーツ医学がパスウエーとして用意され、2年間継続して学びます。特にスポーツ医学受講している生徒たちは、地域メディカルセンターや病院でインターンシップ通じ、その職業実際に経験します。このように、高等学校におけるキャリア教育充実させ、職業選択広げることが非常に重要であると考えます。 また、市長は、子供たちが進学や就労に関することだけでなく、生涯通じ、子供自身が夢や目標に向かって自ら踏み出す力身につけることができるような、発達段階に応じた支援行うとも提案説明の中で述べられています。 そこで、市長に2点お伺いいたします。 まず1点目は、日本においてこのキャリア教育実践する場合、市長がお考えになっておられる課題がもしおありになれば、その課題についてと、その課題解消法についてお答えください。 次に、ナゴヤ子ども人生応援サポーター事業や、子どもライフキャリアサポートモデル事業拡大する場合も、必要な人材はキャリアコンサルタントです。令和2年度、子青局分で8名、教育委員会分で16名と、今年度まで6名から一挙に30名に膨れ上がります。 そこで2点目質問にします。キャリアコンサルタント急激な増加に、人材供給は間に合うでしょうか。また、キャリアコンサルタント有資格者以外採用も検討されるおつもりでしょうか。市長お考えお聞かせください。 子供たちは名古屋宝です。この宝いかに磨き上げ、光り輝き増すかは、市長采配にかかっています。市長、以上2点質問へ答弁中で、市長キャリア教育に対する思いも語っていただけたらと思います。 これで、私第1回目質問終わらせていただきます。(拍手) ◎市長(河村たかし君) このキャリア教育というやつですけど、前から勉強しておりましたけど、ロサンゼルスベニスハイスクールというところですけれども、そこへ行きまして、感動しましたというか、違いはやっぱり根本が違いますね。じゃあ、根本って何かというと、なかなか悩ましいんですけど、やっぱり子供さん人生そのもの応援していこうと、その目的自身がね。誰か学校先生がおって、こういう道歩めと、お前らこうだぞと、この教科書、次は中間試験があって、今度は何ですか、また試験があって内申点つけるぞと、そういうとは全然違うわけです。一人の子供さん人生応援してやろうということで、僕が聞いたところでは、アメリカといいますか、子供さんはいわゆるカスタマーという、お客さんというと商売でいうお客さんとはちょっと違いますけど。先生はティーチャーじゃなくてアドバイザーという気持ちでやっておるということだから、全く日本と違いますので、これはですね。だから、その根本ところやっぱり変えていくということが物すごい重要で、大変な困難ですよ、これは、実は。 なぜかというと、やっぱり宗教的に日本は儒教ですので、儒教においては、最高道徳というは親孝行ですので、よう言いますけど、先生がみんな、教え子、教え子といって、簡単に僕らこと子供と言ってくれますけど、俺、いつ子供になったんだといって、よく言うことあるんですよ。生みの親は知っておるけど、何だ、先生、あんた、子供ということは親ですから、親なんだということですけど、儒教においては、親に包括的に従うというは最高道徳ということですけど、キリスト教場合は、神下に平等ということで、神様だけ上ですけど、あとはみんな同じ人間ですので、同じように応援していかないかぬと、その辺が違うということと、やっぱり戦争で負けたというは大きかったんでしょうな。 明治維新もそうかも分からぬけど、もう急速に、やっぱり日本右へ倣えで持っていかないかぬかったわけです、残念ながら。特に名古屋なんかは、どえりゃあ戦争苦労中から生きてきたということで。 その中で、さて、どうしていくかということで、やっぱり具体的に言いますと、ベニスハイスクールでは15項目だったかな、これはカリフォルニア州資料ですけど、市長室にありますけど、どういう仕事にあんた就きたいと、どういうことがやりたいと。だから就労支援とは全く違うんですわね、これ、人生応援ですから。農業だとか、例えば、それから公務員もあります、それから飲食業だとかいろいろずっとある。その中に、ベニスハイスクールは、その中四つ扱っておるところですけど、そういうのに、自分で選択すると週1遍か2遍ぐらい、いわゆる教師というか、後第2問にも出てきますけど、実業世界で3年経験があるは有資格者と、それプラス--実業が3年、それとやっぱり教員トレーニングも要るんです。そういうがちゃんとおるんです、中に。全部常勤、非常勤もいるよと言っていましたけど。週どのぐらいやっておると言ったら、やっぱり2こまぐらいはやっておるんだね。その中でわしが健康とか医療に行きましたけど、それはやっぱり物すごい楽しそうです。大きい違いは。(「やろう」と呼ぶ者あり)うん、やらなあかんでしょう。だで、これ名古屋で、この大変革挑戦していこうと、根本的に変えないかぬで、これ、ということです。 常勤スクールカウンセラーとかいろいろやってきましたけど、相談も常勤だでやっぱり相当ええとこまで来ておるけど、相談は相談で重要なんですよ、やっぱり、これは……。だけど、結局、あんた、どうやって人生生きていくかと。あんた、どうやって人生……。例えば体不自由な子とか、親がむちゃくちゃでひどいところとか、成績がなかなか不十分で上がらぬ子だとか、そういう子でも、いやいや、こんな人生生きる道があるよということ、ちゃんとそこで希望与えないかぬですよ。それがないと絶望して死んじゃうということが分かりまして、これ、日本でまた最初チャレンジになると思いますけど。 だから、問題は誰が教えるかと。先ほどちょっと言いましたけど、問題は誰が教えるかなんですね。(「まずはやるだわ」と呼ぶ者あり)ええ、わしも年食ったで、いろいろ考えておりますけど、誰が教えるか。ロス場合は、実業で3年プラス教育トレーニングということで、やっぱり専門家がやっておるんです。だから、みんな顔つきが違いますので、見ておっても、先生。それはやっぱり実業家でやっておるですから自信にあふれておりますし。というが常勤中心として、非常勤方もみえる。 そういうのでどうやって、じゃあ、日本で集めていくかということにつきましては、一方、あれがありますわね、キャリアサポーターではないわ、あれ、何だったね。(「キャリアコンサルタント」と呼ぶ者あり)キャリアコンサルタントというは、あれは厚労省資格で日本中4万ぐらいあるがあるんですけど、これは、ただし、大学とかああいうので就労支援やるそれと会社中において転職支援とか、こういうたちであって、そんな小学生や中学……、それから、小さいときからやったほうがいいと言っていました、やっぱり。なるべく小学校ぐらいから、世の中には仕事というものがあると、稼業というものがあるんだと、仕事というものがあるということで、ポケモンばかりやっておってもええけれども、だけど、やっぱり何か稼ぐことも考えていかなあかんぞというところ小学校ぐらいから始めていくと。上に行くにしろ、就労支援みたいになっていくんですけど、だけど、根本的には就労支援と違うんですよ。だから、それどうやってやっていくかで、4万おるコンサルタント皆さん、これはハローワークと今、ちょっと相談しておりますけど。 それから、もう一個は法人会ですね。法人会……(「退職したとか」と呼ぶ者あり)そうそう、法人会が100万社はいませんけど、100万社よりちょっと少ないぐらいいますので、そのたちも協力すると言っていますから、みんな。だで、現に仕事やっておるでもええけど、例えば、60になって退職したそれはやっぱりすばらしいと思いますね。(「続きは委員会、終わり」と呼ぶ者あり)いやいや、今、質問にちゃんと答えておりますので。ということして、募集して、集めていきたいと。それから、教育的なトレーニングも当然要りますので、それも同時にやっていこうと。子供さん本当に中心に置くと、好きなことは何だと、その好きなことみんなで応援してあげるよと、人生中で。そんな日本つくっていけれたら、名古屋つくっていけれたらすばらしいんじゃないかというふうに思っておると。それがこのキャリアエデュケーションですか、それ在り方、その姿だということでございます。 ◆(鹿島としあき君) 市長、御答弁ありがとうございました。 今御答弁中で、大変革、基本的に変えていかなくちゃいかぬという決意、高校生、子供たちに対する市長熱き思いが伝わってきました。 名古屋子供たちがこれから先、人生豊かにするためには、学校教育中で、将来針路について特化した学び機会が必要であると思われます。アメリカPBL--いわゆる問題解決型学習教育手法取り入れた名古屋新たなチャレンジ一環として、人生応援サポーター事業に対する期待も大きなものがあります。優秀なキャリアコンサルタント採用し、子供たちに受け入れられ、子供たち夢が大きく開花するよう祈っています。 オピニオンリーダーとして市長御活躍と、全て学校運営関係者に、名古屋大切な子供たち成長託し、彼ら人生温かく見守りつつも、キャリア教育実践中で、その子その子に合った指導していただくこと要望しまして、今回質問終わらせていただきます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、浅野有君にお許しいたします。    〔浅野有君登壇〕 ◆(浅野有君) 議長お許しいただきましたので、通告に従いまして、質問させていただきます。 日本経済はこの7年間で約13%成長し、そのこと示す一例として、この6年間では生産年齢人口が500万減少する一方で、雇用は380万増加しており、本市におきましても、市長が常々おっしゃっておりますが、この日本経済大きく牽引しているところであります。 しかしながら、昨今、足元では新型コロナウイルス感染症、このコロナウイルスに感染するが日に日に増加しており、亡くなられた方へ哀悼表するとともに、患者皆様一日でも早い回復と、毎日最前線で闘っておられます医療関係皆様、並びに本市職員皆様に最大敬意表するところでございますが、そのウイルス恐怖以上に、既に大きく受け始めている日本経済へ深刻な影響に対して、今後も今までにない危機迎えるかもしれないという恐怖感が日々増大しているところでございます。 また、それに加え、米中貿易摩擦、イギリスEU離脱などはじめとした国際情勢影響で、景気先行きに不透明感が増しており、さらに、本市に目向けますと、地域支える自動車産業が100年に一度大変革迎えるなど、構造的な問題抱えているが、繰り返しますが、市長が常々おっしゃっている、本市足元から大きく支えている地元経済現状であります。 こうした本市現状予見したかように、新しく立ち上がるが経済局であります。この先行きが不透明で、構造的にも経済社会が大きく変化し、その社会生き抜く働くたちは当然ことながら、国民、市民全ての人たちライフスタイル多様化は必然である新たな令和時代において、この新たな経済局果たすべき役割は大変重く、また、今後、この難関に立ち向かっていく地域企業方々から期待感は、本当に大きなものであると思われます。 これら期待に応えるべく、名古屋成長未来切り開くために、経済局にあっては、イノベーション推進やスタートアップ企業創出・支援といった新たな経済施策予定しているとお聞きしております。さらには、今後5年間本市経済施策基本指針となる次期産業振興計画策定も予定されております。こうした計画策定や施策推進していく際には、国内都市間競争次元超えて、世界中で名古屋はどうあるべきか議論し、計画等に反映させていく必要があります。また、世界的な企業動向や国際経済流れ的確に把握する必要があるですが、これ企業と膝交えて話す機会少ない市職員だけに担わせるは難しいではないでしょうか。 市長、市長が愛してやまない本市優秀な職員皆様頭脳だけで、これから本市大きく支えている経済未来担わせることが本当にできるでしょうか。 話元に戻しますが、特に経済局が進めようとしているスタートアップ創出やイノベーション促進ためには、IoT、ビッグデータ、AI等情報技術ビジネスに活用する、いわゆる第4次産業革命波に乗り遅れないように取り組む必要があります。言うまでもなく、情報系技術開発スピードは速く、先進技術動向把握し、企業へ情報提供や施策に結びつけていくためには、産官学連携は不可欠であります。また、スタートアップエコシステム先進地域であるシリコンバレーにおいて、ノーベル賞多数輩出し、GAFAはじめとした世界的なスタートアップ企業母体となったスタンフォード大学といった世界的な大学から知見や情報得ることは、極めて有意義であります。 そこで、市民経済局長にお伺いいたします。次期産業振興計画策定に向けて、シリコンバレー中心として活躍するGAFA、日本代表するIT企業、地元有力企業等経営者方々、海外有名大学キーパーソン名古屋経済アドバイザーとして就任してもらうように依頼し、例えば、テレビ会議開催し、経済アドバイザーから意見伺い、その知見名古屋市経済施策に生かす取組実施し、新たな経済局戦略的な頭脳部分充実させてはどうかと考えますが、局長御答弁お願いいたします。 以上で、私1回目質問終わらせていただきます。(拍手) ◎市民経済局長(中田英雄君) 未来切り開く経済施策推進についてお尋ねいただきました。 経済動向や情勢見極めまして、その時々に合った施策展開していくことは極めて重要でございまして、経済局新たに設けることで、これまで以上に機動的に経済施策実施していくことが可能になると考えているところでございます。 これから地域経済成長には、イノベーション推進やスタートアップ企業創出支援が不可欠でございまして、シリコンバレーなど世界先進都市では、企業、投資家、大学や研究機関がそれぞれ資源生かしまして、地域挙げてスタートアップ創出・育成バックアップするエコシステムが構築されているところでございます。 本市におきましては、来年度予算で、スタートアップ共創促進事業やスタートアップ企業海外連携促進事業予定するなど、当地域スタートアップエコシステムにおきまして、中核的な役割果たしていく所存でございます。 そのためには、議員御提案とおり、最前線で企業経営に当たっている経営者方々などに意見伺いまして、本市経済施策に的確に反映させていくことが非常に重要であると認識いたしております。 来年度は、今後本市経済施策基本指針であります次期産業振興計画策定が予定されておりまして、策定に当たりましては、著名な企業経営者等知見生かしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆(浅野有君) ただいま市民経済局長から、次期産業振興計画策定において、著名な企業経営者等知見生かしたいと御答弁いただき、ありがとうございます。 ここで、私ほうから、具体的な経済アドバイザー候補者についても提案させていただこうと思います。1目は、ソフトバンク代表者である孫正義氏であります。ソフトバンクは、地域有力企業であるトヨタ自動車と共同し、モネ・テクノロジーズ株式会社設立しましたが、同社は名古屋市と間で、ICT活用した将来自動運転社会実現に向けた先進的モビリティーサービス充実等検討する覚書締結するなど、本市と関係が大変深いとお聞きしております。また、トヨタ自動車も日本代表する地元企業であり、経済アドバイザーとしてふさわしいと考えられます。 こうした方々に就任してもらえれば、海外GAFAに代表される企業経営幹部も就任してもらえる期待は高まります。 しかしながら、世界的な企業経営者方は非常に忙しく、行政職員が事務的に依頼してもなかなか承諾していただけないではないでしょうか。こういった一流の人にお願いするには、ぜひ、市長自ら声かけ、名古屋市経済アドバイザーへ就任依頼してはどうかと思いますが、市長、お答えお願いいたします。 ◎市長(河村たかし君) それは、私が頼んでちょうと言われれば、喜んでやらせていただきますけど、孫さんとかトヨタ方と言うんだけど、問題は、しかしこれ、本当に、今ところ見ておるとGAFAには負けたじゃないですか、完全に。本当に大丈夫かと。自動車だけは、何かこのトヨタ物すごい力で保っておるからこうやってやっておられるんですよ。だけど、完全に負けたと。だから役所がそもそもやるというそういう体制が、トヨタにしろ、孫さんにしろ、リスクかけてやっていますからね、みんな、投資というはあるわけですよ。すぐ、二言目には財政危機だとか、とろいことばっかり言っておるところで、それは本当に巨大な日本チャンス失うんではないかとわしは思います。 だで、浅野さんが言われたように、頼んでちょうと言われれば、頼みます。そんな立派な方もそうだけど、カレーココイチおやじでも世界一カレーチェーンですから、すばらしいと思いますよ、コメダ珈琲おやじだって。だけどその根本的な思想ところで、リスクかけて投資していくんだというところがやっぱりこの役所にはありませんから、そもそも。だで、わしは非常に危険は感じておるんです、本当に大丈夫かと。当然、産業で負けますと福祉も駄目になりますからね。ということでございますが、せっかくお話でございますので、連絡はしますわ。 ◆(浅野有君) 市長、ありがとうございます。 今、この場でかけていただいてもいいかなと思うんですが、なかなかそういうわけにはいかないと思いますけれども、こうした世界的に著名な経営者に経済アドバイザーとして就任していただくこと、これは本市知名度世界的にアップさせることができ、また、その名慕って若い人材が集まることにも大きく期待できると思います。また、最初に言いましたけれども、やはり足元では、コロナウイルス感染症影響で本当に経済がダメージ大きく受けるんじゃないかなというふうに考えられております。ぜひ、新たにできる経済局、こういったところ責任は大変重いと思います。こういった大きな経済アドバイザー話もそうですけれども、やっぱり足元もしっかりしなきゃいけないというふうに思っております。そんな心意気で、来年からしっかりとやっていただくことお願い申し上げまして、私質問終わらせていただきます。 市長、手腕期待しています。よろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 以上で、質疑並びに質問終了いたします。 各案は、いずれも慎重審査ため所管常任委員会に付議いたします。 次に、日程第65より第73まで、すなわち第62号議案「名古屋市無料低額宿泊所設備及び運営に関する基準定める条例制定について」より第75号議案「契約締結について」まで、以上9件一括議題に供します。 この場合、財政福祉委員長御報告求めます。 ◆(小出昭司君) ただいま議題となりました第62号議案はじめ9議案につきましては、当委員会において慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 各案は、いずれもただいま委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めます。 よって、各案はいずれも委員長報告どおり可決されました。 次に、日程第74より第77まで、すなわち第65号議案「名古屋市東山動植物園基金条例制定について」より諮問第1号「行政財産使用許可に関する審査請求について」まで、以上4件一括議題に供します。 この場合、土木交通委員長御報告求めます。 ◆(田中里佳君) ただいま議題となりました第65号議案はじめ3議案及び諮問第1号につきましては、当委員会において慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致により、第65号議案はじめ3議案につきましては原案どおり可決すべきものと、諮問第1号につきましては異議なき旨答申すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 各件は、いずれもただいま委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めます。 よって、第65号議案はじめとする3議案はいずれも委員長報告どおり可決され、諮問第1号は委員長報告どおり決しました。 次に、日程第78より第80まで、すなわち第67号議案「名古屋市印鑑条例一部改正について」より第76号議案「契約締結について」まで、以上3件一括議題に供します。 この場合、経済水道委員長御報告求めます。 ◆(鈴木孝之君) ただいま議題となりました第67号議案はじめ3議案につきましては、第70号議案に関し、名古屋城天守閣木造復元実施設計実施状況について、また、第76号議案に関し、国際展示場コンベンション施設新築工事発注方法について触れるところがあるなど、慎重に審査進めてまいりましたところ、意思決定に際し、日本共産党所属委員から、第70号議案については、石垣調査ができず石垣保全方針がなく、天守と石垣接点基礎構造在り方について方針が決まっていないなど、木造復元実施設計前提が明らかでないことから、実施設計は取り下げるべきであると理由により、また、第76号議案については、国際展示場関連施設は、拡張必要性に疑問があり、設計・施工一括方式整備手法には、施設建設でチェック機能が低下する問題があるからと理由により、それぞれ反対であると意見表明がなされ、採決いたしました結果、第70号議案及び第76号議案につきましては賛成多数により、第67号議案につきましては全会一致により、いずれも原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 これより採決行います。 採決は、第67号議案1件と、第70号議案及び第76号議案2件と2度に分けて行います。 それでは最初に、第67号議案についてお諮りいたします。 本案は、ただいま委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告どおり可決されました。 次に、第70号議案及び第76号議案2件について起立により採決いたします。 両案、いずれもただいま委員長報告どおり決することに賛成起立求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(丹羽ひろし君) 起立多数であります。 よって、両案はいずれも委員長報告どおり可決されました。 次に、日程第81、第68号議案「令和元年度名古屋市一般会計補正予算議題に供します。 この場合、関係各委員長御報告求めます。 最初に、総務環境委員長御報告求めます。 ◆(中田ちづこ君) ただいま議題となりました第68号議案うち、当委員会に付議されました関係分につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、教育子ども委員長御報告求めます。 ◆(山田昌弘君) ただいま議題となっております第68号議案うち、当委員会に付議されました関係分につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、土木交通委員長御報告求めます。 ◆(田中里佳君) ただいま議題となっております第68号議案うち、当委員会に付議されました関係分につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、経済水道委員長御報告求めます。 ◆(鈴木孝之君) ただいま議題となっております第68号議案うち、当委員会に付議されました関係分につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 次に、都市消防委員長御報告求めます。 ◆(近藤和博君) ただいま議題となっております第68号議案うち、当委員会に付議されました関係分につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 最後に、財政福祉委員長御報告求めます。 ◆(小出昭司君) ただいま議題となっております第68号議案うち、当委員会に付議されました関係分につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 以上で、各委員長報告は終わりました。 御質疑もないようであります。 本案は、ただいま委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めます。 よって、第68号議案「令和元年度名古屋市一般会計補正予算」は、委員長報告どおり可決されました。 次に、日程第82、第78号議案「教育職員業務量適切な管理その他教育職員健康及び福祉確保図るため措置に関する条例制定について」議題に供します。 この場合、市長より提案説明を求めます。    〔市長河村たかし君登壇〕 ◎市長(河村たかし君) 初めに、この場お借りいたしまして、新型コロナウイルス感染症によってお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、感染された方々一日も早い回復心よりお祈り申し上げます。 今後も引き続き、新型コロナウイルス感染症感染拡大防ぐため、一丸となって全力尽くしてまいります。 それでは、ただいま議題に供せられました第78号議案「教育職員業務量適切な管理その他教育職員健康及び福祉確保図るため措置に関する条例制定について」につきまして、その概要説明申し上げます。 これは、学校教育水準維持向上に資するため、教育職員業務量適切な管理その他教育職員健康及び福祉確保図るものでございます。 よろしく御審議上、適切な御議決賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) この場合、人事委員会意見求めます。 ◎人事委員会委員(市橋克哉君) 第78号議案教育職員業務量適切な管理その他教育職員健康及び福祉確保図るため措置に関する条例制定につきましては、公立義務教育諸学校等教育職員給与等に関する特別措置法一部改正に伴い、国指針踏まえ、教育職員業務量適切な管理等に関し、条例制定するものであり、本委員会といたしましては異議ございません。 以上、意見申し上げます。 ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 本案は、慎重審査ため所管教育子ども委員会に付議いたします。 次に、日程第83及び第84、すなわち第79号議案「新型コロナウイルス感染症感染拡大全市一丸となって防止するため条例制定について」及び第80号議案「令和元年度名古屋市一般会計補正予算2件一括議題に供します。 この場合、市長より提案説明を求めます。    〔市長河村たかし君登壇〕 ◎市長(河村たかし君) ただいま議題に供せられました案件につきまして、その概要説明申し上げます。 まず、第79号議案「新型コロナウイルス感染症感染拡大全市一丸となって防止するため条例制定について」でございます。 これは、全市一丸となって新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた取組推進するため、当該感染症蔓延防止に関する市、事業者及び市民責務等定めるものでございます。 次に、第80号議案「令和元年度名古屋市一般会計補正予算」でございます。 今回補正予算は、新型コロナウイルス感染症感染拡大へ対応として、所要措置追加提案するものでございまして、売上高等が減少している中小企業へ緊急的な支援として、経済対策特別資金及び経済変動対策資金融資に係る信用保証料補助債務負担行為予定するものでございます。 よろしく御審議上、適切な御議決賜りますようお願い申し上げます。 以上です。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 両案は、いずれも慎重審査ため所管常任委員会に付議いたします。 この場合、審議都合上、暫時休憩いたします。          午後1時4分休憩          ----------          午後2時30分再開 ○議長(丹羽ひろし君) 休憩前に引き続き、会議開きます。 先ほど委員会に付議いたしました第79号議案及び第80号議案2件順次上程いたします。 最初に、第79号議案議題に供します。 この場合、財政福祉委員長御報告求めます。 ◆(小出昭司君) ただいま議題となりました第79号議案につきましては、当委員会において慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 本案は、ただいま委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告どおり可決されました。 次に、第80号議案議題に供します。 この場合、経済水道委員長御報告求めます。 ◆(鈴木孝之君) ただいま議題となりました第80号議案につきましては、取扱金融機関へ周知方法について触れるところがあり、委員からは、取扱金融機関に対して制度趣旨適切な周知行うことと要望がなされるなど、慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 本案は、ただいま委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」〕 ○議長(丹羽ひろし君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告どおり可決されました。 次に、日程第85、議員提出議案第1号「名古屋市歯と口腔健康づくり推進条例一部改正について」議題に供します。 この場合、提案者説明を求めます。 ◆(横井利明君) ただいま議題となりました「名古屋市歯と口腔健康づくり推進条例一部改正する条例」につきまして、提案趣旨説明申し上げます。 名古屋市歯と口腔健康づくり推進条例につきましては、平成25年に議員提案により制定されたところですが、この間、人生100年時代見据えた予防・健康づくり強化による健康寿命延伸が大きな課題として注目されるようになっております。 その中で、歯と口腔健康づくりについても、全身健康づくりにつながることから、昨年6月に閣議決定された経済財政運営と改革基本方針、いわゆる骨太方針において、フレイル対策につながる口腔健康管理等歯科口腔保健充実が盛り込まれるなど、重要な課題として認識されるようになってきており、関連する取組一層強化することが求められております。 このような近年状況踏まえ、本市におきましても、市民ため歯と口腔健康づくりに関する取組より一層推進し、市民健康寿命延伸に資するため、今般、条例改正し、関連施策充実促進しようとするものでございます。 具体的には、口腔機能ささいな衰え放置すると全身フレイル・要介護状態にまでつながるが、適切に対応すれば生活機能維持・向上図ることが可能であるとして、近年その重要性が指摘されているオーラルフレイル対策に取り組むことはじめ、生涯通じた切れ目ない歯科検診に関すること、医科歯科連携・多職種連携に関することなど、市施策拡充主な内容とするものでございます。 以上、名古屋市歯と口腔健康づくり推進条例一部改正する条例について簡単に御説明いたしましたが、よろしく御審議いただき、皆様御賛同賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(丹羽ひろし君) 御質疑もないようであります。 本案は、慎重審査ため所管財政福祉委員会に付議いたします。 以上をもちまして、本日日程は全部終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。          午後2時35分散会      市会議員  斉藤たかお      市会議員  森 ともお      市会副議長 岡本やすひろ      市会議長  丹羽ひろし...