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平成29年地方創生・産業基盤強化特別委員会( 4月25日)

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  1. 愛媛県議会 2017-04-25
    平成29年地方創生・産業基盤強化特別委員会( 4月25日)


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    最終取得日: 2023-05-05
    平成29年地方創生産業基盤強化特別委員会( 4月25日) 地方創生産業基盤強化特別委員会会議録   〇開催年月日  平成29年4月25日(火) 〇開会時刻   午後  0時59分 〇閉会時刻   午後  1時11分 〇場所     農林水産建設委員会室 〇審査・調査事項等  〇 家畜保健衛生所における畜産業基盤強化取り組みについて 〇出席委員[11人]  委員長     寺井   修  副委員長    高山  康人  委員      明比  昭治  委員      大石   豪  委員      大西   渡  委員      菊池  伸英  委員      福田   剛  委員      古川  拓哉
     委員      本宮   勇  委員      三宅  浩正  委員      横田  弘之 〇欠席委員[0人] 〇その他の出席者[0人] 〇出席理事者[2人] (農林水産部)  農業振興局長     道菅   稔  畜産課長       佐伯  拡三                 午後0時59分 開会 ○(寺井修委員長) ただいまから、地方創生産業基盤強化特別委員会開会いたします。  本日は今年度初めての委員会でありますので、出席理事者紹介いたします。  農林水産部農業振興局長から順次、自己紹介をお願いいたします。 ○(農業振興局長) 農林水産部農業振興局長道菅でございます。本日はよろしくお願いいたします。 ○(畜産課長) 農林水産部農業振興局畜産課長佐伯でございます。きょうはよろしくお願いいたします。 ○(寺井修委員長) 以上で理事者紹介を終わります。  これより議事に入ります。  本日の会議録署名者古川拓哉委員大石豪委員を指名いたします。  本日の議題は、家畜保健衛生所における畜産業基盤強化取り組みについてであります。  本日は理事者からの10分程度の説明の後、産業基盤強化の観点から、この4月に移転した中予家畜保健衛生所現地調査を行います。御協力をよろしくお願いいたします。  それでは、議題について、理事者説明を求めます。お手元のマイクを使ってお願いいたします。 ○(畜産課長) よろしくお願いいたします。  畜産課では、本県の畜産業基盤強化を図るために、家畜防疫生産振興技術開発の三本柱を中心県内畜産農家への支援などを実施し、県民への安全・安心な県産畜産物安定供給に努めております。  本日は、家畜保健衛生所中心とした畜産業基盤強化取り組みについて御説明いたします。  まず、1ページをお願いいたします。  愛媛県の地図を載せております。そこに各関係機関の配置を書かせていただいております。現在、7機関支所の計9施設県内畜産業基盤強化に努めているところです。家畜防疫畜産生産振興拠点となる家畜保健衛生所の本所を西条市、東温市、八幡浜市、支所を今治市と宇和島市に設置し、また、家畜疾病精密検査を行います家畜病性鑑定所東温市の中予家畜保健衛生所に併設しております。  また、技術開発を担う研究機関として畜産研究センター西予市に、養鶏研究所西条市に配置しております。畜産研究センターにおいて愛媛あかね和牛愛媛甘とろ豚を、養鶏研究所において媛っこ地鶏生産及び研究が行われているところでございます。  2ページをお願いいたします。  家畜保健衛生所は、家畜防疫に関する業務を行います防疫課生産振興に関する業務を行います指導課の2課体制となっております。  防疫課が行う主な家畜防疫に関する業務についてですが、1つ目は、家畜伝染病発生予防及び慢性疾病の防除のため、家畜衛生に関する立入検査各種疾病検査農家みずからが行います自衛防疫などの指導を実施しております。  2つ目は、県内家畜伝染病の流行の予測でありますとか浸潤状況調査を実施しております。また、家畜疾病の迅速かつ的確な診断のため、家畜病性鑑定所と連携し病理解剖などの検査を実施して、その結果に基づいて畜産農家指導しております。  3つ目は、鳥インフルエンザなどの家畜伝染病県内に万が一発生した場合に備え、迅速かつ的確な初動防疫を行うための防疫体制の整備でありますとか、市町、団体及び他の部局を交えた防疫演習を実施しております。  一方、指導課が行います主な生産振興に関する業務についてですが、1つ目は、愛媛あかね和牛愛媛甘とろ豚、媛っこ地鶏などの畜産ブランド振興のため、生産衛生経営などの各種指導を実施しております。  2つ目は、畜産農家経営安定を図るため、肥育や繁殖などの技術指導畜産関係補助事業推進指導経営高度化のための会計指導畜産経営に起因する周辺環境の保全に向けた巡回指導を実施しております。  3つ目は、飼料安全法薬事法に基づき家畜飼料動物用医薬品安全性を確保するため、その販売業者立入検査を実施しております。  続きまして、3ページをお願いいたします。  家畜病性鑑定所家畜疾病診断を行っており、感染症検査係病理分析係の2係体制となっています。当機関では、家畜保健衛生所から搬入された家畜疾病診断のためのさまざまな検体について、ウイルス・細菌・生化学・病理などの必要な精密検査を迅速かつ的確に行い、家畜疾病診断しております。その検査結果をもとに、家畜保健衛生所では各農場への衛生指導を行っているところでございます。  加えて、48カ月齢以上の死亡した牛と神経症状が見られます牛のBSE検査もあわせて実施しております。いわば、当機関家畜防疫における疾病診断のかなめと言える存在となっております。また、近年、鳥インフルエンザが国内で発生し、昨年度は9道県12農場、約170万羽で発生しております。これら家畜伝染病蔓延を防止するためには、迅速かつ的確に家畜病気診断し、必要な初動防疫体制をいち早く整えることが重要となっており、家畜病性鑑定所の役割はますます大きくなっているところです。  続きまして、4ページをお願いいたします。  県内での鳥インフルエンザなど海外悪性伝染病発生リスクが高まる中、このたび防疫拠点となる中予家畜保健衛生所及び最終診断機関である家畜病性鑑定所東温市へ移転し、家畜防疫体制強化を図ってまいりました。両機関は、移転前は松前町に設置されておりましたが、老朽化のほか、より迅速かつ的確な検査を行うための機器を設置するには手狭であったことなどから、移転によりそれらの問題を解決するとともに、ここの表に載せてありますように3つの内容を拡充させております。  1つ目としましては、バイオセーフティーレベルの向上でございます。これは、高病原性鳥インフルエンザなど人や動物に重篤な病気を起こす微生物を安全に取り扱うため、封じ込め機能を有するBSL3という検査室を新たに設置しました。  また、家畜伝染病発生時における防疫体制強化については、家畜伝染病蔓延防止のための初動防疫作業を迅速に行うには、防疫服とか消毒薬とかさまざまな資材が多量に必要となってまいります。このことを受けまして、例えば東予であるとか南予であるとかそういったところの発生におきましても迅速な資材追加供給が可能となると、そういったことの体制を整備するために備蓄倉庫を新たに整備したところでございます。  3つ目としましては、中核的な検査診断機能の拡充です。迅速かつ精度の高い診断が可能となる検査機器を設置するなど診断業務効率化を図るとともに、各種検査エリアを区分することにより検査業務における安全性を確保してまいりました。  続いて、5ページをお願いいたします。  以上、これまで御説明いたしましたように、今回の移転につきましては、畜産業基盤強化を図るために県下家畜保健衛生所防疫拠点となる中予家畜保健衛生所及び家畜病性鑑定所機能強化を行いました。ここの表にありますように、移転に伴い新たに加えられたものにはマル新マークをつけております。  ここに記載しております施設の詳細につきましてはこれから現地で御説明いたしますので省略させていただきますが、家畜伝染病は一旦発生すると発生農場はもちろんのこと、周辺農場搬出制限などの直接的な影響のほか、県産畜産物への風評被害などの間接的な影響など本県畜産業への多大な被害発生させます。今後とも家畜防疫強化をより一層充実させるとともに、畜産振興に努め、畜産業基盤強化を図ってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○(寺井修委員長) ありがとうございました。  以上で理事者説明が終わりました。  質疑等現地にて行いたいと思います。  なお、次回の議題については、御意見等がございましたら私の方にお寄せいただきたいと思いますが、御意見等を踏まえて、出席理事者資料等の詳細は私に御一任願うことで御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(寺井修委員長) それでは、そのようにさせていただきます。  この後、現地調査に向かいますので、タクシーで行かれる委員は13時15分までに議事堂前に御集合ください。自家用車で行かれる委員は13時50分までに中予家畜保健衛生所研修室に御集合ください。自家用車で行かれる委員は、くれぐれも安全運転でお願いします。  本日は、これをもちまして閉会いたします。                 午後1時11分 閉会...