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02月22日-06号

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  1. 奥州市議会 2021-02-22
    02月22日-06号


    取得元: 奥州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-09
    令和 3年  2月 定例会(第1回)      令和3年第1回奥州市議会定例会会議録(第6号)議事日程第6号                  令和3年2月22日(月)午前10時開議第1 一般質問第2 議案第4号 奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定について第3 議案第5号 農業集落排水施設を公共下水道に統合するための関係条例の整備に関する条例の制定について第4 議案第6号 奥州市部設置条例の一部改正について第5 議案第7号 奥州市国民健康保険税条例の一部改正について第6 議案第8号 奥州市手数料条例の一部改正について第7 議案第9号 奥州市道路占用料徴収条例等の一部改正について第8 議案第10号 奥州市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について第9 議案第11号 市道松堂八幡線新張踏切拡幅事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間新張踏切拡幅工事の協定の締結に関し議決を求めることについて第10 議案第12号 江刺ターミナルプラザの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第11 議案第13号 水沢地域交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第12 議案第14号 奥州市水沢地区センター及び堀ノ内公園体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第13 議案第15号 奥州市黒石地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第14 議案第16号 奥州市岩谷堂地区センター及び岩谷堂地区総合運動場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第15 議案第17号 奥州市梁川地区センター及び奥州市江刺林業者等健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第16 議案第18号 奥州市古城地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第17 議案第19号 奥州宇宙遊学館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第18 議案第20号 前沢ふれあいセンター及び俳句の庵の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第19 議案第21号 胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第20 議案第22号 水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第21 議案第23号 大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第22 議案第24号 前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第23 議案第25号 前沢温泉保養交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第24 議案第26号 小黒石自然体験交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第25 議案第27号 新里地区振興会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第26 議案第28号 衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第27 議案第29号 市道路線の廃止及び認定について第28 議案第30号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第18号)第29 議案第31号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)第30 議案第32号 令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)第31 議案第33号 令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第4号)第32 議案第34号 令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第33 議案第35号 令和2年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)第34 議案第36号 令和2年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)第35 議案第37号 令和2年度奥州市工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)第36 議案第38号 令和2年度奥州市水道事業会計補正予算(第2号)第37 議案第39号 令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第3号)第38 議案第40号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第5号)第39 議案第41号 令和3年度奥州市一般会計予算第40 議案第42号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算第41 議案第43号 令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第42 議案第44号 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算第43 議案第45号 令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第44 議案第46号 令和3年度奥州市バス事業特別会計予算第45 議案第47号 令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算第46 議案第48号 令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算第47 議案第49号 令和3年度奥州市水道事業会計予算第48 議案第50号 令和3年度奥州市下水道事業会計予算第49 議案第51号 令和3年度奥州市病院事業会計予算第50 議案第52号 令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 一般質問第2 議案第4号 奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定について第3 議案第5号 農業集落排水施設を公共下水道に統合するための関係条例の整備に関する条例の制定について第4 議案第6号 奥州市部設置条例の一部改正について第5 議案第7号 奥州市国民健康保険税条例の一部改正について第6 議案第8号 奥州市手数料条例の一部改正について第7 議案第9号 奥州市道路占用料徴収条例等の一部改正について第8 議案第10号 奥州市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について第9 議案第11号 市道松堂八幡線新張踏切拡幅事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間新張踏切拡幅工事の協定の締結に関し議決を求めることについて第10 議案第12号 江刺ターミナルプラザの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第11 議案第13号 水沢地域交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第12 議案第14号 奥州市水沢地区センター及び堀ノ内公園体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第13 議案第15号 奥州市黒石地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第14 議案第16号 奥州市岩谷堂地区センター及び岩谷堂地区総合運動場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第15 議案第17号 奥州市梁川地区センター及び奥州市江刺林業者等健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第16 議案第18号 奥州市古城地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第17 議案第19号 奥州宇宙遊学館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第18 議案第20号 前沢ふれあいセンター及び俳句の庵の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第19 議案第21号 胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第20 議案第22号 水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第21 議案第23号 大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第22 議案第24号 前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第23 議案第25号 前沢温泉保養交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第24 議案第26号 小黒石自然体験交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第25 議案第27号 新里地区振興会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第26 議案第28号 衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第27 議案第29号 市道路線の廃止及び認定について第28 議案第30号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第18号)第29 議案第31号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)第30 議案第32号 令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)第31 議案第33号 令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第4号)第32 議案第34号 令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第33 議案第35号 令和2年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)第34 議案第36号 令和2年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)第35 議案第37号 令和2年度奥州市工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)第36 議案第38号 令和2年度奥州市水道事業会計補正予算(第2号)第37 議案第39号 令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第3号)第38 議案第40号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第5号)第39 議案第41号 令和3年度奥州市一般会計予算第40 議案第42号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算第41 議案第43号 令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第42 議案第44号 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算第43 議案第45号 令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第44 議案第46号 令和3年度奥州市バス事業特別会計予算第45 議案第47号 令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算第46 議案第48号 令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算第47 議案第49号 令和3年度奥州市水道事業会計予算第48 議案第50号 令和3年度奥州市下水道事業会計予算第49 議案第51号 令和3年度奥州市病院事業会計予算第50 議案第52号 令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------出席議員(26名)      議長  小野寺隆夫君      1番  小野 優君      2番  及川春樹君      3番  千葉和彦君      4番  高橋 晋君      5番  小野寺 満君      6番  高橋 浩君      7番  千葉康弘君      8番  瀬川貞清君      11番  千葉 敦君      12番  廣野富男君      13番  及川 佐君      14番  菅原圭子君      15番  菅原由和君      16番  飯坂一也君      17番  高橋政一君      18番  加藤 清君      19番  阿部加代子君      20番  中西秀俊君      22番  菅原 明君      23番  小野寺 重君      24番  藤田慶則君      25番  今野裕文君      26番  渡辺 忠君      27番  及川善男君      28番  佐藤郁夫君-----------------------------------欠席議員(0名)-----------------------------------説明のための出席者   市長                   小沢昌記君   副市長                  及川新太君   副市長                  新田伸幸君   監査委員                 千田 永君   教育長                  田面木茂樹君   選挙管理委員会委員長           鈴木龍司君   農業委員会会長              阿部恒久君   病院事業管理者              岩村正明君   総務企画部長兼ILC推進室長       千葉典弘君   財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長   千田布美夫君   協働まちづくり部長            浦川 彰君   市民環境部長               小野寺和夫君   商工観光部長               菊地 厚君   農林部長兼食農連携推進室長        鈴木清浩君   福祉部長兼地域医療介護推進室長      佐賀俊憲君   健康こども部長              佐藤浩光君   都市整備部長               渡辺恭志君   上下水道部長               中田宗徳君   医療局経営管理部長兼医師確保推進室長兼新市立病院建設準備室長                        朝日田倫明君   教育委員会事務局教育部長         千葉 昌君   衣川総合支所長              高橋寿幸君   政策企画課長兼人口プロジェクト推進室長  二階堂 純君   公共交通対策室長             千葉 学君   総務課長兼情報政策室長          松戸昭彦君   都市プロモーション課長ILC推進室主幹 千葉訓裕君   財政課長                 羽藤和文君   納税課長                 菊池 進君   税務課長                 千葉 桂君   行政経営室主幹              桂田正勝君   地域づくり推進課長兼地域支援室長     井面 宏君   生涯学習スポーツ課長           岩渕清彦君   生活環境課長兼空家対策室長        高橋博明君   商業観光課長兼ロケ推進室長        佐々木紳了君   商業観光課主幹              及川和徳君   企業振興課長兼企業支援室長        佐々木啓二君   農政課長                 小岩敬一君   農地林務課長兼農村保全推進室長      菊地健也君   長寿社会課長               千田嘉宏君   地域医療介護推進室行政専門監       家子 剛君   こども家庭課長兼子育て世代包括支援センター所長                        昆野浩子君   健康増進課長               菅野克己君   保育こども園課長             千葉達也君   土木課長                 伊藤公好君   維持管理課長               千葉政喜君   都市計画課長               古山英範君   経営課長                 佐々木 了君   水道課長                 齊藤 理君   下水道課長                菊池 太君   医療局経営管理課長            佐々木靖郎君   学校教育課長               佐藤利康君   歴史遺産課長兼世界遺産登録推進室長    鈴木常義君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長                 瀬川達雄君   事務局次長                高橋広和君   議事調査係長               千田憲彰君-----------------------------------議事     午前10時 開議 ○議長(小野寺隆夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第6号をもって進めます。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順により順次質問を許します。 初めに、23番小野寺重議員。     〔23番小野寺重君質問席へ移動〕 ◆23番(小野寺重君) おはようございます。23番小野寺重でございます。 さきに通告いたしました奥州市の文化財について、世界遺産拡張登録について2件、いずれも教育長に質問いたします。教育長、よろしくお願いします。 最初に奥州市の文化財保護について質問いたします。 奥州市には、296件の指定文化財と1件の登録文化財があると言われており、その中には土器や建造物、神社仏閣、仏像などの有形文化財だけでなく、道標など昔の暮らしを伝える有形民俗文化財、地域で大切に守られてきた古木などの天然記念物、神楽や剣舞などといった無形文化財も含まれております。どれも郷土の自然、先人の暮らし、信仰、歴史的出来事などを現在に伝える貴重な資源であると考えます。 これらの文化財が幅広く市民の皆さんの目に触れることで、文化財に関心を持っていただくことがその保護と活用につながるものだと考えております。しかし、時が経つにつれ、調査を待たずして、火災や盗難、劣化し、日の目を見ず埋もれ、忘れ去られるものが数多くあるのではないかと思っております。 今、この世知辛いときに、今今のことが精いっぱい、しかし、過去があるから現代があるし、現代があるから未来がある。その未来のためにも、文化財保護をしっかりと取り組んでいくべきと考えるものであります。 改めて教育長に文化財保護の調査、管理、課題についてお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。     〔教育長田面木茂樹君登壇〕 ◎教育長(田面木茂樹君) 小野寺重議員の1件目のご質問にお答えします。 初めに文化財保護のため、文化財の調査についてであります。 教育委員会では、文化財の学術的価値を明らかにして、散逸や滅失を防止するため、埋蔵文化財、古文書などの歴史資料、歴史的建造物及び仏像などの美術工芸品について、学芸員や大学等の専門家による調査を行っております。 次に、文化財の管理についてでありますが、民間で所有もしくは保持する文化財のうち、調査により学術的価値が認められたものについては、市の文化財指定などにより、管理や保存への支援を行っており、所有者等が行う指定文化財の保護のための事業に対し、費用の一部を助成するなどの支援も行っております。 続いて、文化財の活用については、牛の博物館や記念館など市内の文化財展示施設での常設展示や巡回展示による公開のほか、市ホームページや広報、報道機関への発表などにより情報発信を行い、活用を図っております。また、歴史的建造物については、水沢地域の旧内田家住宅や江刺地域の旧岩谷堂共立病院などを常時公開しており、そのほか前沢地域の旧後藤正治郎家などについても、申し込みにより公開をしております。 最後に、文化財をめぐる課題についてであります。 現在、市内では人口減少などの社会変動を背景に、貴重な文化財の散逸や滅失が進んでおり、これに対し市では、民間所有の歴史資料や仏像などの未指定文化財の調査を進め、所蔵把握に努めているところです。また、民間で今後管理するのが難しいと申出があった文化財については、市への寄贈を受け入れ、順次公開のための調査を行っております。 しかしながら、ここ数年の受入資料数は、年間数千点で推移しており、調査が追いついておりません。現在は、市町村合併以前に寄贈を受け入れた文化財を含めその総数を調査しており、全体を把握の上、今後、個別に資料調査を行い、公開を進めていきたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) ありがとうございました。 今、教育長の答弁をお聞きしまして、正直申し上げまして、がっかりした。というのは、現在の調査の状況、これは1年にその地域市民から数千点もの調査依頼が上がっていると、それはそれとしても、現在調査しているものは、合併以前に市がそういう形で引き受けした物の調査をしていると。15年前の物を今調査していると。こんなことでは、とてもこの地域の文化財を十分調査して守っていくなんてことは、もう現実的に無理な話じゃないかと私は思うんですけれども。 そしてさらに、その状況を私なりに見ますと、地域によってもばらつきも感じられるわけですが、その辺の実態はどうなっているのか、そういう調査方法で今後どうなるのかと、その辺についてまずお伺いしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木歴史遺産課長。 ◎歴史遺産課長兼世界遺産登録推進室長(鈴木常義君) ただいま教育長からご答弁申し上げましたとおり、合併従前の資料があるということはそのとおりでございます。この部分につきましては、古文書からはじめいろんな資料について、旧自治体で受け入れたものが、現在受け入れた段階で、台帳として整理されていなかったものが大半でございます。 現在、ようやくその15万程度の文書について台帳化が進んでいるところでありまして、この部分については、今後詳細について詰めていくこととしてございます。 それから、各地域の文化財の調査についてでありますが、まず1点は、最近多いのが古い家を解体する、倉庫、蔵を解体するということで、収蔵しているものについて、市のほうに寄贈するようなものがないか見てほしいというふうな申出が、年間何件も寄せられております。そちらのものについては、解体というすぐすぐの事情が迫っておりますので、学芸員が出向いてそれぞれ拝見させていただいて、貴重な資料については寄贈いただく等の手続を進めているところでございます。 続きまして、仏像の調査のほうの関係ですけれども、仏像の調査につきましては、合併以前におきまして、江刺と衣川地域においては仏像の調査を行っているようでございます。仏像の調査については、それぞれ刊行物としてまとまっておりますし、28年から仏像調査を進めておりまして、水沢地域、それから前沢地域で仏像調査を進めております。 仏像調査につきましては、悉皆調査としまして、一度各地域を回りまして仏像の調査をして歩いた後、年代に疑義があるもの、それから平安時代、古いものについて調査を進めているところでございます。 現状については、以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) 今、答弁をお聞きしましたが、それはそれとしても、なかなか思うように進んでいなのではないかなと感じられる件が、この指定文化財を私も今回、何点か見て歩きました。本当にこんな管理状況でいいのかと思うようなものが各地に散見される。 そこで、調査の問題につきまして、話は少々前後しましたけれども、教育長のその行政演述ですか、たしか去年かおととしの中に、こういったようなことで文化財調査がなかなか追いつかないと。そのために職員の研修を深め、できるだけ調査を進めていくという意向があったにもかかわらず、こういう状況であるということは、なかなか難しいことなんだと思いますけれども、一面にはそういう思いがきちっと行き届いていないと、そういうところにも大きな問題があるんだろうと思いますので、さらに、この関係については本気になってやっていただきたいと、このように思います。 管理面についてお伺いいたしますけれども、まず、さっきも申し上げましたように、何件か指定文化財を、私も今回の質問に向けて見て歩きました。そういう中で、こんな管理状況では本当に、文化財指定していながらも、明日にこの状況どうなるのだろうというものが、いっぱい散見される。中には、その指定文化財の説明看板に奥州市教育委員会とあるべきものが前沢町教育委員会。そういう状況で、こんなのは、ホーマックにでも行って、白と黒のペンキを買ってきて直せる、簡単に。そういうものも実は手つかず、15年ですよ。まずはその辺からも、きちっと整理をしていただきたいと、このように思います。 もう一つは、指定文化財といっても、何を管理しているんだろうと。行ってみれば、クモの巣は張る、本当に足元にはごみがいっぱいある、何とかならないのかと。それで、その地域の方たちは、みんなで出て、一年に何回かの草刈りをしたり、環境整備をやっているんです。そういう状況の中で、さらには指定文化財の中にも固定資産税を賦課していると。むしろ、そういう指定文化財は、地域の皆さんに管理をお願いしているのであれば、固定資産税を外しなさいよ。恐らく、そういうものに対する固定資産税の扱い、市の条例にあると思いますけれども、国指定とか、大きな指定物であれば無税扱いになっているのかもしれませんけれども、せめて私は、市の指定物件である地域に管理をしていただいているものについては、まず固定資産税を免除してやると。 そういう形で、やっぱり文化財を保護していかなければ、なかなか教育委員会だけ、あるいは行政だけで管理し切れるものではない。したがって、地域の皆さんにもそういう管理をお願いするという意味で、その固定資産税の問題をひとつ検討して、減免ではなく免税ですか、そういう対応をして、この文化財をできるだけ長く保存していけるようにお願いしたいと、このように思っております。 その辺の見解について、教育長からいただきたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。 ◎教育長(田面木茂樹君) 文化財の管理、調査についてということで、ご提言もいただきました。非常に重要な点だなというふうに捉えております。 先ほど、調査の部分については思うように進んでいないと、それから、もう少し研修を進めてということですが、今、市としても歴史遺産課の部分での学芸員につきまして、一生懸命頑張っておりますけれども、何しろ調査項目というか、資料が物すごく膨大でありまして、一つ一つの部分での調査が吟味していくと時間がかかるということについては、そのとおりでございます。ただ、いずれ調査については、できるだけ、民間の部分も含めまして、民間と協力しながらも含めて、進めていきたいと思っております。 それから、管理につきましては、先ほど説明板の部分についてもありました。ここについても、ご指摘していただきました部分については、教育委員会として早速、考えて取り組んでいけるものから取り組んでいきたいと思っております。 それから、最後の文化財を管理するというのは非常に大事なんだということについては、私もそう思います。やっぱり固定資産税をなくするとか、そういう部分につきましては、ちょっと私として、今ちょっとここの部分については、ちょっと詳しく、勉強不足ということでありますので、もうちょっと時間をいただければと思います。 いずれ、民間の方々に、一緒になりながら、国の宝というか、市民の宝という部分での文化財を保護していくということについては大事だなということについては私も。そのためにどうしたらいいかいうことについて、委員会の中でも協議していきたいと思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) もう一点お聞きしますけれども、10年前に東日本大震災があって、文化財についても、やっぱり大きな被害があったんだろうと、このように思いますけれども、その被害に遭われたのに対する支援というか、何か、ある物件については、朝日新聞社からのそれ相当の義援金というか、そういうものがあった地区もあったんだそうなんですけれども、先ほどの話にもあったような気がしましたが、市としても、そういう管理をしているもの対する助成金というか支援、その辺の仕組みはどうなっているかについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木歴史遺産課長。 ◎歴史遺産課長兼世界遺産登録推進室長(鈴木常義君) 文化財に対する支援ということで、ご質問いただきました。 基本的に文化財の管理につきましては、所有者の管理ということが原則でございます。そのため、通常の管理に対しての助成というのは、市では現在行ってございません。 先ほどお話がありましたとおり、震災やそれから修繕ということで、文化財を修理する場合に、一般的なものと違いまして、費用についても大変高額になってしまいます。そのため、原則、所有者負担ではございますが、この部分について、市のほうでは指定文化財の保護事業補助金交付要綱ということで、修繕に対して半額の補助を行っているところでございます。 先ほど議員からは、朝日新聞社というふうなお話しをいただきましたが、各財団においてそういう補助制度、たくさん持ってございます。私たちもできるだけ、そういう財団さんの補助金をいただけるように各団体と連絡を取りながら手続を進めて、助成を図りたいというふうに努めているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) もっとお聞きしたいことがあるんですけれども、時間の関係で、次の案件に入りたいと思います。 それでは、2件目の平泉世界遺産の追加登録について、教育長に質問いたします。 この件につきましては、令和元年9月5日の議会で一般質問いたしました。内容が重複することがあろうかと思いますけれども、ご了承願いたいと思います。 あれから1年半、一向に追加登録の兆しが見えない。完成間近な一関遊水地事業の冠水による白鳥舘の洪水被害の拡大が心配されます。若い人たちは地元を離れ、高齢化がさらに進んでおります。若い人たちに住んでもらうには、いち早く安全で安心な白鳥舘にしなければならない。私も、地域の方々にも、もう時間がない。願わくは、世界遺産登録も北上川治水対策も早期に実現できることを願っているものです。 それには、行政も我々住民も声を上げ、積極的に取り組んでいかなければならないと考えるものであります。十分お分かりでしょうけれども、登録に向けての経過を少し申し上げます。 平成9年に、いわい文化観光振興実行委員会が平泉を世界遺産の登録にとアピールされたのがきっかけでした。10年かけて平成20年に推薦書を提出しましたが、残念ながら登録にはなりませんでした。それは、10の遺産構成で推薦したわけですが、平泉文化との関連がはっきりしないためだったと聞いております。そこで、再チャレンジに向けて、平泉だけの資産で進めました。それでも、柳之御所は除外され、平成23年6月に平泉が世界遺産に登録になりました。それから10年。あの当初は、追加登録は二、三年もすれば実現しますよという話でしたが、追加登録は一向に進まない。平泉が世界遺産に登録以降、10年間で世界遺産が日本に7つも誕生しました。 今、文化庁をはじめ、岩手県教育委員会関係機関では、次は柳之御所だけを追加登録をしようと、そしてその他の遺産に、白鳥舘、長者ケ原廃寺跡などが将来的に調査の成果があったなら、追加登録に向けて申請するとのことでありますが、追加登録の取組みは令和4年までとし、各首長も了解し、県に申入れし、回答待ちの状況とのことである。このことは、令和元年9月6日、私が一般質問した次の日の新聞に報道された記事であります。 先日、2月7日に一関市で登録10周年平泉学フォーラムが開催されました。その中で、僅かに2024年まで各所の調査、研究を計画すると載っております。白鳥舘遺跡は、他の地区とは状況が全然違っております。北上川の氾濫により道路が寸断され、生活に大きな支障が出る。白鳥舘のほとんどの人たちは、白鳥舘遺跡は世界遺産にならなくても今の国の指定で十分である、それよりも安全で、安心して暮らせる地域にしてほしいと願っております。そこに住んでいる人たちの願い、生活を犠牲にしてまで登録を進めなければならないのか。 教育長、質問いたします。
    ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。     〔教育長田面木茂樹君登壇〕 ◎教育長(田面木茂樹君) 小野寺重議員の2件目のご質問にお答えします。 初めに、平泉の文化遺産の世界遺産追加登録に向けた取組みの現状についてであります。 本市では、岩手県、一関市及び平泉町とともに追加登録に向け、平泉の文化遺産世界遺産拡張登録検討委員会を設置し、平成29年度末に推薦書案を文化庁へ提出することを一つの目標として取組みを進めてきたところです。この間、専門家等からの指導に基づき、本市においては、前沢地域の白鳥舘遺跡及び衣川地域の長者ケ原廃寺跡の調査研究を進めてまいりました。 その成果として、白鳥舘遺跡は、平泉中心区域と直接的な関係が推測される手工業生産遺跡であることが確認できました。しかし、一部の資産候補を除き、世界遺産としての登録にはさらなる平泉との関連性の証明が必要とされたことから、岩手県、一関市、平泉町と協議の結果、平成29年度末の推薦書案提出を見送り、当面、指摘された課題に対する取組みを継続することとしました。 現在は、平成30年2月10日の県及び3市町の関係者会議の合意に基づき、取組期間や推薦書提出時期といった具体的なスケジュールについて県との協議を進めると同時に、発掘などの調査研究に取り組んでいるところです。また、今年度には白鳥舘遺跡と長者ケ原廃寺跡の整備を推進するため、遺跡の整備基本計画を策定しております。 今後の見通しと課題については、拡張登録への取組期間について、早期に関係者間での合意を図り、県と2市1町が一体となって計画的な取組みが推進できるよう要請していくとともに、専門家等から指摘されている「平泉との関連性」、「顕著で普遍的な価値」の証明について、引き続き資産の調査、研究を進め、追加登録に向けて努力してまいります。 あわせて、整備計画に基づき史跡整備を推進し、追加登録のみならず、広く一般に理解されるよう、史跡の価値を高めていきたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) 何点かご質問させていただきたいと思います。 まず一つは、今、非常に私は申し上げにくい、どうしようかと悩んでいる状況なんですけれども。私はこの問題について、1年半前、一昨年の9月に同じ質問をしたということは、冒頭申し上げましたけれども、今、教育長のその答弁、教育長はお気づきになられたかどうか分かりませんけれども、私が1年半前に質問したこの世界遺産の関係、追加登録の関係のときの答弁書と同じものだと、一字一句変わっていないとまで申し上げたい気がしますけれども、幾らかは、私は前回の答弁書をここに持っていますけれども、そういう状況だ。 先ほどの文化財の関係は、これ以上申し上げませんけれども、この件につきましても、僅か1年半しか経っていないから、何も変わっていないということなんだろうと思いますけれども、全く緊張感がない、と私は感情的になりましたけれども、申し上げます。1年半経てば、いろいろな取組みをやっているのを私も見ておりますけれども、同じ答弁書ではなく、それ以降1年半の出来事を、あるいはこれからの見込み等を含めて私は答弁が欲しかった。今さら申し上げてもしようがないかもしれませんけれども、最後に申し上げようと思いましたけれども、私の任期はあと1年間あります。願わくは、あと1年の中で、この問題についてさらに深めていく意味で質問したいと、このように思っております。そのときには同じ答弁書ではなく、新しい現状をよく見極めて、私どもが期待できるような答弁書をいただきたいと、まずこのように思っております。 地元の方々も本当に心配して、この問題はどうなるんだろうと、そういう思いで今日も傍聴に来てくれました。ですので、いつまでもその問題にこだわっているわけにもいけませんので、何点か質問したいと思います。 まず、県との関係なんですけれども、個人的に教育長と話をしたときに、なかなか教育委員会からの回答が来ないと、そういうお話はいただきましたけれども、実際は、実態はどうなっているのかと。これから申し上げますけれども、一昨年の10月だったと思いますけれども、前回の私の9月の質問で、地元に行って今の状況をきちっと説明すべきだと、そういうお話をしました。そのときに、1カ月後に教育長が地元に行って、その状況等を説明されました。その中にもはっきり書いておりますけれども、この追加登録の運動は令和4年までで、それ以降については運動しないと。こういう地元への説明、あるいはそのときの説明資料も私は持っておりますけれども。偽りがあるわけではないんでしょうけれども、現状から見て、そういう話をした現状はどうなのか、その辺を含めて教育長から答弁をいただきたい。 ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。 ◎教育長(田面木茂樹君) 世界遺産登録について、教育委員会が全然やっていないのではないかという厳しいご指摘をいただきました。 世界遺産登録については、議員のほうが詳しく分かっていると思うんですけれども、なかなか思うようにいかないというのが現状であります。本市だけではなくて、一関市、平泉町と歩調を合わせて進めていかなければならないと。前回の小野寺議員からの質問の後、地元への説明会をしました。そして、その前後にですけれども、3市の教育長が集まって協議しまして、どのような形でスケジュールを持っていくかということでは話をしました。あのときの答弁としては、平成32年度末ということで今年度ということでありますけれども、それに向けて県の教育委員会にも申入れをしましたし、そのスケジュールを私たち3市町のところで、3市町教育委員会の教育長として、県のほうに出しております。 ただ、県のほうも、そのスケジュールを一旦受け取ったんですけれども、実はその当時はまだ回答が、初めはなかったんです。それでもう一度、こちらの3市町で集まって、4年度末ということにする。ここについてのことについては一関市、平泉町と奥州市では合意しております。ここの分については進めていくと。一応のスケジュールも再度県のほうに申し入れましょうということで、調査、研究についてはずっと続けていくけれども、拡張登録検討委員会については、その部分について令和3年度の間に実績の報告を上げ、そして4年度に向けて、いわゆる資産形成というんですか、コンセプトの部分を上げながら、国際会議というか、検討委員会で実際に検討していただくというようなスケジュールを、一応私たちとしてはその申し入れをしております。 基本的な3市町の合意では、あくまでもこの4年間の、当時ですから5年後には、その検討委員会での決定に従うということについては確認をしております。 いずれこのことについては、市町とも足踏みをそろえながら進めてまいりたいというふうに思っております。いずれ資産構成の中身がいろいろ、一関市とか平泉町とかで変わっては困る、同じような形での中での資産構成でいきたいということで計画を、教育委員会としては、県のほうに申し出るということでは、3教育長とは合意しておるところであります。いずれもう一度、今のこの部分については、やはりきちっとした形の回答をもらうような形で県のほうに申し入れるということを、今、3市町では進めているところであります。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) ありがとうございました。 次に、教育長の何とかしなければならないと、そういう思いが感じられますが、去年の9月に柳之御所・白鳥舘・長者ケ原整備基本計画検討委員会、そういうものが何とかしなければならないということで立ち上げなさったんでしょう。その状況についてもお聞きしました。 そうしたら、9月にこの検討委員会を立ち上げして、今年の3月に解散ですよね。私はそのように伺っておりますけれども。その構成メンバーは、全国からこういう関係の有識者、大学教授、恐らく金はかかったんでしょう。けれども、この3月、来月の3日に3回目の会議をすると。恐らく解散というのは、そういう委員の委嘱状を私は見せていただきましたところ、3月いっぱいの委嘱状だったような記憶がしますから、そういう話をしたんですけれども。僅か半年間、何をどう検討されたのだろうと。委員の中からは、何で今頃こんなことをするのだと、やるならば世界遺産に外れた、23年登録でしたから、24年にそういう組織を立ち上げて検討していくのなら分かるけれども、もう時間がない。でも教育長は、何とかしなければならないと、そういう思いでやられたんだろうと思いますけれども。 この問題についても、もっと早く、委員から指摘されるまでもなくやるべきだったと。その答弁には、歴史遺産課の職員だと思いますけれども、その職員答弁、それも見ました。確かにそのとおりだったと思います。そういう話だ。そのことは、それ以上は言いませんけれども。このたったの半年間、何がどう成果があったのか、そして追加登録に向けて、どういう課題というか、方向づけをしたのか、その辺についてお尋ねをしたい。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木歴史遺産課長。 ◎歴史遺産課長兼世界遺産登録推進室長(鈴木常義君) 2点ご質問いただきました。 1つ目が、白鳥舘遺跡・長者ケ原廃寺跡整備事業計画の基本計画の委員会のことだと思います。 先ほど議員さんから、24年当時に進めるべきではないかというお話があったわけですが、その当時、まだ追加登録ということで、発掘調査をそれぞれの遺跡でも進めていたわけでございます。そのため、ある程度一定の発掘の成果が出てからの整備ということで考えていたもので、今回この時期になりまして、ようやくそういう整備に手をかけていきたいというふうに考えているものでございます。 続きまして、追加登録との関連ということでございますけれども、追加登録、大変1年半ということで私も厳しくお話を伺いました。ほかのものと違いまして、要望活動によって登録されるものではなく、やはり史実の実証というのが一番大切なものでございまして、平泉の世界遺産の価値である浄土を表す建築・庭園・考古学的遺跡というこの主題に沿ったものでなければ追加登録できないというのが世界遺産のそもそもの趣旨であります。このものが、そのものをできるだけ、速やかに発見できればいいんですが、現在、今年も長者ケ原廃寺跡のほうでも発掘調査を行いましたが、なかなかその確証となる発見できなかったものでございますから、追加登録の大きなはずみにつながっていないところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) それでまず分かりました。 時間がないもんで、先に進めたいと思いますけれども、先ほどの私の元の質問の中で、地域の方たちの意向、いわゆるアンケート調査の結果についても、恐らく教育長もご覧になっただろうと思いますが、五十四、五戸ですか、地域の方たち全戸からアンケートを取った。その結果、100%に近い状況、いわゆるほとんどの人たちがもう世界遺産はいいと。俺たちがここに住んで、安心して暮らせる地域づくりをしてほしいと、そういう結果が出たんです。鮎まつりについても、何とか追加登録を実現させようということで、川に行って鮎を捕ってきて、その鮎を焼いて皆さんに配った。そういう運動も10年間、彼らは必死になってやったんです。あの光景、全くすごいなと、本当にみんな本気なんだなと、そういう思いで見ておりましたが、その鮎まつりについても、もうやめようと。たまたま鮎も捕れなくなったということかもしれませんけれども、昨年は鮎まつりも中止になったと。言うならば、もう勝手にせいと言ってはおりません。言わんばかりの地域の方たちの思いなんだなということを篤と私は感じました。 実は、話はちょっと変わりますけれども、あの地域には私が知る今までのことで、大きく変わったことが3つあると、私は実は思っています。 1つについては、あの北上川に箱石橋という大きな橋が架かった。それから、それはたしか平成4年と聞いておりますけれども、それから10年、平成14年には、一関遊水地の地権者会が組織され、その工事が始まった。そして、それから10年、この世界遺産問題と。たしかに開発するには、そういう犠牲的なものが伴うものかもしれませんけれども、私は開発を進める、そういう世界遺産についても進める、そういう強い思いで立ち向かうのであれば、もっと進むんだろうと、このように思っておりますが。 ちょっと余談になりますけれども、箱石橋の関係から見れば、今から30年前、あの橋の下に、橋架橋の関係、遊水地の関係で取り残された方がいたんです。その方は、橋ができて家には日が当たらなくなった。橋に車が通れば騒音に悩まされた。そして、雨が降れば北上川の水の流れる音に悩まされて、30年間もそういう状況で暮らした人がいたんです。それを小沢市長は、一昨年、国土交通大臣に会って、何とかその人を助けてほしいと、こういう市長がお願いをしました。その結果、国土交通大臣は、二つ返事で分かったということになりましたが、その後、コロナの関係でなかなかそのことが進まなかった。私も去年にも、盛岡市の岩手河川に行って、その方は高齢で体調を崩して病院に通っているような状況だと、何とか一日でも早く解放してほしいとお願いをしました。市長ももちろん同席されました。ところが、その方は、今年に入って亡くなった。明日、あさってには移転が確定して、その後、国土交通省に引渡しをするんだそうです。それから、10日前には奥さんが1人で移転をした。いかに苦しかったか、辛かったか、そのことを考えると、もっと早くこの問題を私は取り上げて、実現させてやるべきだったと思っております。奥さんの心境は、旦那に死なれ、長年住んだその地を捨てて、2月11日に移転した。私はそのことを思えば、いや、そのままそっとしてあげたほうがよかったのではないかと思うこともあります。 今回の私が申し上げております白鳥舘地域の方たちは、同じような問題で悩み苦しんでいる。何とかそういう人たちを助けてやりましょうよ。ですから、私は世界遺産をやめろということは申し上げません。それも実現できるように、その地域の人たちの安全・安心を守ってあげるようにするのが、我々の役目だと私は改めて感じました。 もう一つまとめてお話ししますけれども、今回、あの地区の治水対策の方向は、まずはこの世界遺産の状況を見極めなければ、国交省としてはどうにもならんと、こういうことを言っています。そのことは、この治水対策というのは表裏一体にありまして、片方だけ整備するというわけにはいかないことなんです。片方を整備することによって、その被害が対岸に大きく影響する。ですから、私は今までのこの治水関係につきましても、私どもの地域だけではなく、相手の状況も一緒に工事を進めるようにやってきたつもりですが、今回の問題についても、白鳥舘、赤生津堤防については用地買収がほぼ終わりました。国交省の話では、一関遊水地が完成するまでには工事も完成させるよと。 ですから、私から言えば、赤生津が完成する時点では、対岸の白鳥地区の治水も完成させなければならないと、こういう思いでおります。そういったような、ただ単にそこの地区だけの問題ではなく、そういう大きな問題があるわけですので、その辺の状況は、教育長、篤と自分のことと思って取り組んでほしい。 まずは、その所見をお伺いしたい。 ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。 ◎教育長(田面木茂樹君) まさに白鳥舘遺跡の世界遺産登録に向けて、地元の方々が非常に今までご協力いただいていること、これについては感謝申し上げる次第であります。 この前の地元への説明会においても、一応期限を切って、ここの部分までは、令和4年度末までは協力お願いしたいという話をしてまいりました。治水のことについては、先ほども小野寺議員からお話があったとおりであります。私も国交省河川事務所にも行きました。お願いをしてきて、その後のスケジュールということでありますが、まず最初に言われたのは、やはり何といってもあそこの文化的な部分、いわゆる世界遺産として文化庁としてどういうふうな形ができるのか、これを待たない限りは進まないというふうな、私の部分のときはそう言われてまいりましたけれども、いずれそうなると、今現在、文化庁に対してどうしたらいいのかという部分については、県を通して問い合わせているところであります。 ただ、やはり世界遺産登録となりますと、何といっても、先ほど課長が話したように、この平泉の価値というものについて、きちっとした確証となるものが出ないと、検討委員会の専門家の方々は認めてくれないというのがありまして、すごくハードルが高いということで、その部分におきまして、今、調査研究をしているわけです。白鳥舘の部分につきましては、ご存じのとおり、いわゆる平泉文化が興った、当時の藤原氏でありますけれども、そこに文化があった、いわゆる川港としてのすごい価値があるんだという、そこの部分が出てくれば、まさに大きな価値だろうというふうに捉えて、今調査しているわけですけれども、非常にこれがうまく出てこなかったという部分ではあります。 世界遺産登録検討委員会では、A案、B案といって、2つ、4つの案が出ておりますけれども、非常にここの部分についても、どれをもっていくかということについて各市町の部分での若干のニュアンス的な部分があります。でも、この部分については先ほど言いましたように、3市町で歩調を合わせて登録に進めて頑張って行きましょうということでは、県のほうに申し入れています。 今、議員さんからお話がありました白鳥舘の住民の皆さんの今までのご苦労、そして先ほどのお亡くなりになった方については、本当にお悔やみ申し上げたいと思いますけれども、非常にそこの部分については、私個人としてもやっぱり、何としてもこの世界遺産に向けて頑張っていきたいという思いはありますが、何しろ一番の、何と言ってもきちっとした確証したエビデンスというか、証拠が必要だという、これを何とか見つけたいということで、今現在頑張っているところでありますけれども、そこの部分が同時に、その間、本当に住民の皆さんのご協力をいただいているということに感謝申し上げたいと思います。 いずれここについては、残る期間がありますけれども、限度を決めてしまいましたけれども、それに向けて全力を尽くして頑張っていきたいと思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木歴史遺産課長。 ◎歴史遺産課長兼世界遺産登録推進室長(鈴木常義君) ただいまの教育長の答弁に多少補足させていただきたいと思いますが、白鳥舘地区の築堤の関係につきましては、一昨年に3度ほど盛岡の河川国道事務所のほうに出向いて協議をしてございます。その中で一度は教育長も共々参りまして、事務所長までご挨拶し、要望してきたところでございます。 先ほどお話がありましたとおり、国史跡なわけですので、文化的景観に配慮していただくということで協議をいただきまして、そのことについて文化庁と協議を進めようと思っていたところですが、昨年来、コロナ禍ということで協議が進めず、ようやく昨年の9月に文化庁と協議を済ませてございます。 その結果につきましては、昨年9月30日に、盛岡市のほうに出向きまして、文化庁との協議結果をご報告し、その調整の結果を現在待っている状況でございますので、申し添えます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) 最後にしますけれども、今お聞きしたように、結構努力しているという感じで私は受け止めました。そのことを、私は地域の方たちにつぶさにとは申し上げませんけれども、状況を何らかの形でつなぐ、それが唯一の救われることではないのかなというような思いもして、お聞きしました。ぜひ、そういうことも考えてほしいと、このように思います。 議長、次の及川議員から10分間もらいましたので、通告外ではありますけれども、この問題、市長になって教育長、最終的にはやっぱり市長が責任者なんだろうと。市長、市長からもこの、私が今、少し熱くなって申し上げましたけれども、聞き上手で聞いていただいて、私のこの状況についてコメントを賜りたいと、このように思います。 議長、よろしくお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 通告外ではございますが、市長、コメントあればお願いします。 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 今日、傍聴においでの皆様、そして代表して一般質問なすった議員さんの思い、私も市長になってから11年、それから議長も含めるともう15年、この問題については多少ではあるものの関わりをしてきた者からすると、治水対策というふうな部分に関しては極めて重要であり、一関市の遊水地の絡みもあって、無堤地帯がまだあるわけでありますけれども、奥州市における治水の対策も以前よりはかなり進んだというふうには思っております。これは質問議員もそういうふうに感じられているところだと思います。完全ではございませんけれども。 一方、10年前の平成23年の平泉の世界文化遺産登録というのは、大きな元気をもらうきっかけではあったということであります。奥州市にも白鳥、そして長者ケ原という関連資産も含めての登録ということになるのだろうというふうに思い、当時のイコモスの結果を待ったところでありますけれども、奥州市の史跡2つについては除外をされてしまったと、一関市も合わせてあるわけでありますけれども。そういうふうなことを経て、結果としては平泉が独りになったわけではなく、その周辺の全ての協力があって、平泉の文化は実を結んだということなのだろうというふうに考えるのが至当であるということも含めて、追加の遺産として登録をお願いしたということでございますけれども、現状、なかなかその世界的な学者の皆様の目線からすれば、大きな形がその場に残っているということではありませんし、また自然遺産とは違い文化遺産であるということになれば、それは科学的な裏づけがあって初めてだという、そういうふうな目線での判断がなされているということでございます。 700年以上前の史実を証拠をもって証明していくと、それも全ての人に対してなるほどと思っていただける、その状況を証明するというのはなかなか難しいことだというのが、状況なんです。ただ、今、小野寺議員がおっしゃった部分というところが極めて重要であって、それはそれとして全く否定するものではないし、そういうふうな遺産がここにあったということになれば、住む人間にとっても大きなプライドになる、これも事実でありますから、ぜひ進めてほしいと言いながら、そのことをもって治水対策が進まないとすれば、今を大切にすればいいのか、文化、過去を大切にしなければならないのかというのは、これはどちらかを取るというふうな部分に関しては、極めて難しい問題であるというふうに判断をしているところでございます。 いずれ、一連の経過について、関係する皆様に十分な説明がなされていないとすれば、これは大問題でありまして、いいも悪いも含めてしっかりお話を申し上げ、そしてこの一連の部分について、登録をしていただいければそれにこしたことはないわけでありますけれども、登録をしながら治水対策が同時に進まなければ、これも意味がないということでございます。 この2をどういうふうな順番で整理していくのかというふうな部分については、いずれ、この拡張登録に向けた期限というのも明確に示されておりますので、教育委員会を中心として方針を決定していただき、そしてその方針を平泉町、一関市とも協議し、岩手県との協議の中でお認めをいただく、そういう作業を繰り返した上で、しっかり地元の皆様にもご説明できるような状況を明確にし、そして説明するということが大切なんだろうと、改めて感じたところでございます。 いずれ担当は担当としてでありますが、最終的には奥州市としてのことでありますので、今お話しした内容等については議事録にも残るわけでございますので、しっかり心して対応してまいりたいと、このように考えるところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺重議員。 ◆23番(小野寺重君) 以上で終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木歴史遺産課長。 ◎歴史遺産課長兼世界遺産登録推進室長(鈴木常義君) 先ほど文化財に関する質問の中で、私の答弁に誤りがありましたので訂正させていただきます。 先ほど、旧自治体自体の仏像の調査の状況ですが、江刺地域と衣川地域で行っているということで答弁申し上げましたが、これに胆沢地域も加わります。3地域では仏像調査を行っていたということでありますので、訂正させていただいておわび申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで午前11時25分まで休憩いたします。     午前11時12分 休憩-----------------------------------     午前11時25分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次、27番及川善男議員。     〔27番及川善男君質問席へ移動〕 ◆27番(及川善男君) 27番及川善男であります。 一般質問の最後、市長もお疲れだと思いますが、よろしくお願いいたします。 私はさきに通告しております2件について、市長並びに病院事業管理者の見解をお伺いいたします。 1件目は、地域医療と新市立病院建設問題についてであります。 本件につきましては、先日来、市長の施政方針演述に対する質問や一般質問で、同僚議員が市長等の見解をただされておりますので、極力重複しないようにお伺いをいたします。 市長は昨年12月の私の質問に対し、新市立病院建設に関し私の頭の中には来年度、令和3年度から実施設計に入りたいと思っていると表明されました。また、今議会での同僚議員の質問に対し、年度内に奥州市立病院診療所改革プランの基本的な方向性を明らかにしたいやのご答弁をされております。 私は、奥州市内のコロナウイルス感染症が少ないという、そのような状況下ではありますが、感染症対策や普通分娩による子供の産めない地域となることを回避するためにも、一日も早い新市立病院建設を願い、この間の経過を振り返りながら市長並びに病院事業管理者にお伺いをいたします。 新市立病院建設問題は、2016年、平成28年11月18日の議会全員協議会において、市長から5年後の2021年、今年でありますが、の開院を目指し、新市立病院を建設するという説明があり、具体的に動き出したものであります。 翌年1月には、新市立病院建設準備室が設置され、2,150万円余の予算でコンサルタントに基礎調査を委託されました。そして、その年10月には岩手医科大学の小林副学長を委員に、奥州市新市立病院基本構想基本計画策定有識者会議を設置し、具体的な検討に入りました。しかし、市から有識者会議への参加を要請された奥州医師会、奥州歯科医師会、奥州薬剤師会、いわゆる3師会は新市立病院建設には反対ではないと言いながら、胆江圏域の地域医療構想計画が策定されていないということ等を理由に、市からの再三の要請にもかかわらず有識者会議への参加を辞退されました。 私はこの間、この場で、3師会が要請されている胆江地域圏域医療構想は市ではなく、本来、岩手県がつくるべきものだと主張してまいりましたが、結果的には有識者会議は休止を余儀なくされました。その後、様々な確執等から、水沢病院長と事業管理者が退職をされ、新しい体制で新病院建設が検討されてきました。3師会の要請に基づく奥州金ケ崎医療介護計画は、奥州市医師会推薦の2名の先生方の助言を得て作成され、今日に至っているわけであります。 今後、奥州医師会等のご協力をいただきながら、一日も早い新病院建設を願い、以下についてお伺いをいたします。 その第1は、市民要望の受止めについてであります。 遅々として進まない新市立病院建設に関し、市民の中から地域医療の充実を求める運動が取り組まれています。この間、医療を考える若者の会主催のシンポジウム、これには小沢市長もパネラーとしてご参加されておりますが、シンポジウムや講演会、市民アンケートには2,500通を超える市民の声が寄せられました。 市民アンケートでは、コロナ禍で市立病院施設の入院ベッド100床削減する計画は心配だとか、むしろ増やすべきだという声が8割を占めました。また、安心して住みつづけられる地域医療をめざす会は、2月4日、小沢昌記市長に対して9,137人分の署名を添え、奥州金ケ崎地域の医療の充実と新市立病院の早期建設を求める要請書を提出いたしました。コロナ感染拡大と豪雪の中、署名活動を展開し、僅か1カ月で9,000名を超える署名を集めました。 行政では署名に託された住民の思いを酌み取り、1つは新市立病院診療所のベッド削減は行わないこと、2つに産科と小児科の総合的な医療体制を早期に確保すること、3つに新市立病院の建設を早期に進めること、4つに新市立病院の建設に当たっては、医師の増員、救急医療の拡充など、総合病院としての機能の充実を図ること、この4項目を要望しております。 その際、小沢市長は、書面は重く受け止めると回答されておりますが、改めて市長並びに事業管理者にこのような市民運動、要望に対する見解をお伺いいたします。 第2は、地域医療の在り方についてであります。 私は、コロナウイルス感染拡大で全国的に医療崩壊が懸念されている中で、県立、市立、私立を含めて地域医療体制の後退があってはならないと考えます。また、奥州市にとって、普通に子供を産める地域となるためにも、自立の自前の病院を持つことは重要だと考えますが、見解をお伺いいたします。 あわせて、新病院建設に当たって市民理解を得るためには、現在の病院の健全経営が重要だと考えます。病院経営にとって医師確保は決定的であります。私はこの間、医師確保のために市長、病院事業管理者が率先して取り組むと同時に、市民にも協力を求めるべきと主張してまいりましたが、医師確保の取組みの現状についてお伺いをいたします。 その第3は、新市立病院建設問題での取組みの現状と見通しについて、お伺いをいたします。 以上、登壇しての質問といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 及川善男議員のご質問にお答えいたします。 初めに、私からは市民要望についてお答えし、続いて病院事業管理者から他の質問についての答弁を申し上げます。 市民要望の受止めについてでありますが、市の地域医療に対する要望については、様々なご意見やご要望を頂戴しているところであります。昨年11月には、医療を考えるパパママの会から地域医療の充実を求める要望書を、そして先ほど議員からもお話がありましたが、今月4日には、安心して住みつづけられる地域医療をめざす会から9,000名を超える署名の提出をいただいており、地域医療に対して思いを持って活動されている皆様に、敬意と感謝を申し上げるところでございます。 現在、策定を進めております奥州市立病院・診療所改革プランにつきましては、昨年策定いたしました奥州金ケ崎地域医療介護計画の方向性を基に、市立医療施設の役割や医療体制を検討しているものであり、いただきましたご意見やお考えも十分に踏まえながら、市立医療機関があるべき姿をお示しいたしたいと考えております。 同改革プランにつきましては、本来であれば今月ぐらいをめどにと思ったところでありますけれども、数多くの検討事項が生じており、ご報告が遅れておりますが、将来にわたり市民の健康と安全・安心を守るために、拙速に進められない事項と認識しております。できるだけ早い時期にプランの案をお示しすべく努力をしているところでありますので、何とぞご理解をお願いいたしたいというふうに思っております。 答弁においては、このような形でお話を申し上げますけれども、既に今議会において、確定版ではないけれども素案、要するに方向性は、3月末までにはお出ししたいというふうな部分については、変わりなく努力をしていきたいということでございますし、この間いただいた要望書の中でも周産期、主にお産の部分、小児科の部分というところ、そして医師確保の部分、このところが市立病院経営の最も重要な鍵になるというふうに思っております。 若い先生方、あるいは経験のある先生方が当市の医療機関にお勤めをいただくに値する体制を整えなければ、いずれ医師不足の根本的な解消にはつながらないというふうに思っております。 となると、あれもこれもということではなく、前段で申し上げたこの2つをしっかり完成できるような上においても、まず第一歩、あるべき医療資源を有効に使える状況の中から、全国から多くのお医者様に当市をご支持いただけるような提案ができるかどうかということなのだろうと思います。 いずれ問題は、かなり大きな課題をはらんでおりますけれども、お一人お一人市民の皆様のご理解とご協力があれば私は問題は解決できるものと、拙速にお金がかかるからどうだとか、こういうふうなことはどうだとかという近視眼的な話ではなく、大局を見て共に手を携え、市民の皆さんと共々に大きく一歩踏み出すことができれば、私は住んでよかったと将来的に奥州市を感じていただける、そういうまちをつくり上げることができるのではないかと、そう固く信じ、しっかり努力をしていきたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩村病院事業管理者。     〔病院事業管理者岩村正明君登壇〕 ◎病院事業管理者(岩村正明君) 及川善男議員のご質問にお答えいたします。 初めに、市民要望に関するご質問の中の、医師確保の件についてお答えいたします。 及川議員のご指摘のとおり、市民の家族やゆかりのある医師に対して働きかけることは、医師確保の有効な手段の一つであると考えております。 医療局では今年度、市職員を介し医師の情報提供を呼びかけ、寄せられた情報を基に面談に結びついた事例がありました。結果としては招聘には至りませんでしたが、将来の勤務先の一つとして考えたいという回答をいただいております。このような、つながりを広げていくことも医師確保に有効であると考え、市民の皆様に何らかの形でご協力をいただけるよう検討してまいりたいと思います。 次に、地域医療の在り方、特にも新病院が担うべき機能、役割についてお答えいたします。 新病院を含む市立医療機関に求められる役割は、昨年11月に策定された奥州金ケ崎地域医療介護計画で示す8つの重点施策が基本となるものと考えております。 この中には、地域包括ケア病床の拡大や訪問看護ステーションの体制強化など、地域包括ケアシステムのさらなる推進、妊産婦支援や感染症対策など、今まさに切実に求められている施策が上げられています。 市立医療機関において、これら全ての重点施策に対応するためには解決すべき課題も多く、困難な項目もありますが、改革プランの中ではこれら重点施策への取組みの方向性をお示ししたいと考えておりますし、取組みを進める上では、奥州医師会や県立病院など関係機関と連携しながら、そして市民の皆様にもご理解・ご協力をお願いしながら進めてまいりたいと考えております。 次に、新市立病院建設問題の取組みの現状と見通しについてのご質問ですが、新病院建設につながる改革プラン策定の見通しにつきましては、先日、高橋浩議員の同様のご質問に答弁させていただきましたように、現在、改革プラン案を検討中であり、今年度中にその基本的な方向性を示す素案を取りまとめ、その後プラン案を策定し、議員の皆様、地域医療懇話会、市民の皆様にお示しし、必要な修正を加えた後、地域医療連携会議で了承いただくことを目指し、全力を挙げて取り組んでいるところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) ただいまの市長並びに病院事業管理者のご答弁に現段階は尽きるかなというふうにお思いますが、実は若干、この間、胆江圏域医療連携会議等で参加された委員の皆さんから出された意見等をお聞きしまして、気になっている点があるので、確認を含めてお伺いをしたいと思います。 まず1つは、病床の問題なんですけれども、医療連携会議の中でも指摘をされておりましたが、いわゆるコロナという災害ともいうべきこの中で、医療体制については、この感染症を持つ病院について、専門の医師をその病院独自で見つけるというのもなかなか大変だということから、感染症対策の専門医、あるいは呼吸器科医、これらの医師について、県や国が責任を持って派遣してほしいというご意見が出されていたんですが、私も全くそのとおりだと思います。そういう点で、ぜひ医療局と一緒になって働きかけてほしいと思いますし、それから医師確保の上でも、病床数というのは一定の数がないとなかなか医師を確保するのが困難だと。特に一般的に言われているのは、200床以下の病院ではなかなか医師確保が困難だというふうにも言われているわけですから、今の計画では100床削減をするという計画なんですけれども、極力そういう医師確保も含めて、可能な範囲で病床については考えてほしいというふうに思いますので、この点1点お伺いします。 それからもう一点気になったのは、いわゆる統合の問題が話題となっておりました。この議会でも話は出されておりますが、県立病院あるいは私立病院と奥州市立の医療施設、これを統合すべきではないかというような意見も出されております。 しかし、私は現段階では、この問題については、もう検討する時期ではないのではないかと思っております。とりわけ県立病院との統合について主張される方がいらっしゃるんですけれども、特に県立江刺病院との統合については、私は累積赤字が県立江刺病院には65億円ほどあるわけですから、こうした県立病院との統合についてはあり得ないんじゃないかと、現実的にですね。今、進めるべきは奥州市の市立病院、診療所等、この医療施設の機能分担とか、それらについて詰めて計画を出して、一日も早い新病院建設に踏み出すべきだというふうに考えておりますが、その件、見解があればお伺いをいたします。 3つ目は、この間、再三言ってまいりましたが、奥州市は合併市であります。これから調整するといいますか、いろいろ検討される水沢病院、まごころ病院、前沢診療所あるいは衣川診療所と奥州市内の医療施設の機能分担等も含めて検討される際に、合併前にそれぞれの地域が持っていた医療施設でありますから、これらに対する住民の理解を得る丁寧な対応が必要ではないかと私は思います。これが一番大きな課題だというふうに考えますので、これらの対応について、ご答弁いただける点があればお伺いをいたします。 あわせて、これを進める上で、住民の意識の醸成というのは、私はとりわけ合併市がゆえに必要だということを、この間、度々指摘をしてまいりました。医療進める会の住民運動を進められる方々の中には、建設募金運動も進めようかというふうなことも考えられているようでありますが、こうした住民の運動に対して、当局としても何らかの手助けをできることがあるんであれば、対応すべきではないかと考えますので、その点も含めてお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) それでは、私の範囲でお答えできるところをお答えし、そして医療局のほうから補足的な部分、あるいは管理者からの経営上の観点などについてのまたお話をいただければと思うところでありますが。 大きくは、私とすれば5点お話をいただいたと思います。 コロナのような状況において、胆江、奥州金ケ崎医療圏域において、感染症対策のベッドが今、水沢病院がそうなんですけれども、幾ら標榜してもお医者様がいなければ扱えないよねと。とすれば標榜している限りにおいては、医療機器も含めてドクターを、そのときにいなくてもきちっと配置できるような体制づくりは県と連携をしてやるべきではないか、あるいは応援していただく大学と連携をしながらということでありますけれども、これは独り奥州市でできるという話ではなく、やはり県及び国の考え方がしっかりと示されるということが必要なのだろうと思いますし、また、それを補完する意味で県との関係、あるいは大学のそれぞれの医局との関係をさらに強いものにしていかなければならないというふうに思っているところであります。 医療構想の部分で出た、この間の会議で出たお話はまさにそういうふうな部分のお話なんだろうなと。よって、今回計画をする部分においても、しっかり担うべき部分の役割を明確化すると、まずそこからしか始められないなと。これが何もなければ次に進まないわけですので、そのように思っております。 それから、病床数の部分については、圏域内の民間病院が40床ほどベッドの削減を、結果自主的に標榜していただいたと。それから、あの会議の中では、病床数に限ってはというふうにも受け止められる発言でありましたけれども、やはり県立と市立、もう少し連携して考えてみてはいかがかというふうな部分がありましたので、この辺のところは、少し話をしてみなければならないと、連携を深めるための協議をしてみなければならないと。 3つ目の質問にもあるところでありますけれども、あくまでも県の位置づけは、それぞれの病院、あるいは医療機関が意思を持って示していただき、みんなで検討しましょうと。だから、丸投げで県に何とかと言われても、県は対応しようがありませんというスタンスです。これは決して間違った話ではないと思い、そして我々とすれば、本来、議員がご指摘されたように、県が医療構想の元締めとしてのイニシアチブを取るべきだというふうな思いはありましたけれども、一方、翻って、ここで生活する我々がどういうふうな医療機関を継続して残すことができるのか、どういうふうな医療機関を今後充実させていくのかという、この部分があって初めてなのだろうと。これはネガティブではなくて、ポジティブに考えて、であれば金ケ崎町さんと連携をしながら、胆江医療広域における将来の青写真を我々でつくりましょうと。そのことに、医師会、薬剤師会、歯科医師会も賛同していただいたということであります。 一見、大きな回り道に見えるようでありましたけども、こういうふうな一つ一つの作業が、域内に住む住民の皆様の意識醸成につながっているということだけは間違いないことだと思いますので。より時間をかけたということを決して無駄にすることなく、いい方向に持っていかなければならないのだろうというふうに思っております。 よって、今の時期において、市立と県立と統合してどうのというふうな話などを真剣に始めると言ったら、また5年もかかって答えが出ないということになってしまうわけでありますから、その後の発展、第2フェーズとか第3フェーズという部分であったとしても、今、ほとんど壊滅的な状況で大変な部分もあるわけですから。市立としてどう生き残るか、どうするかというところをまず意思固めしなければ、次の方法というのはないのではないかというふうに思っております。 よって、今の方針の部分をしっかりと確認をしながら、協議すべきは県としっかり協議をし、民間の皆様とも協議をしながら、よりよき方向、まさに今つくろうとしているのは、奥州市立の病院・診療所改革プランであります。そこに思いを反映させていきたいというふうに思っているところでございます。 あの会議の中で、アドバイザーである望月先生がこのようなお話をしていました。「お医者様を集めたい病院をつくるんであれば一定の規模がなければ無理ですよ」と。これはもう最低条件になるでしょうという話であります。一方、厚労省では水沢病院とまごころ病院、これの合理化を進めろと言っているということなども含めて、ここは未来を目指し、医療を守ってほしいという皆様方の思いも十分に酌み取りながら、施設があるから病気が治るのではなくて、立派な施設に勤めるドクターがいて初めて医療は機能するということを考えれば、おのずとどういうふうな形で未来を目指すべきかというのが見えてくるのだろうというふうに思いますが、今、ご指摘をいただいておりますとおり、やはり今までの経緯もあることでありますので、ここのところは十分な説明をしていかなければならないと思うところでございます。 この中で説明すべきは、長期に安定的な方向をしっかり目指すために最も必要なのは、一丁目一番地の話ですけれども、先生、そして医療スタッフの確保であると。そういう確保ができる医療施設、医療機関になっているか、ならなければならないということについてのご理解を得る作業、そして、これが裏側の部分につながってくるところでありますけれども、一定の医師の確保、スタッフの確保ができれば、安定経営につながるということになって、市からの応援、もちろんしっかり応援しますけれども、その応援幅はより効率的な経営に資するための応援ができるようになっていく。これが結果、継続的に長続きする医療局、医療施設をつくるということになるのだろうと思っておりますことから、まずは素案が出来上がっていろいろ話を聞き、そしてなぜこういうことなのかということの説明をしながら意見を聞き取り、合意形成をしていくということになると思います。 いずれ最終的には、県の協議の結果もありますし、大きな予算がかかるというふうな部分とすれば、そのかける予算が市にとってどの程度のものであるかというご判断は、これは議会にその判断を委ねるということになりますので、できるだけ正しい判断をしていただけるような状況まで煮詰めた提案ができるよう、さらに努力をいたしたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩村病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(岩村正明君) ただいま、大きく3つのご質問いただいたと思っております。 まず最初に、呼吸器科医師のことでございますが、これは令和3年度、来年度におきましても医師がいるということで、確認させております。ですので、その点は大丈夫です。 それから、令和3年度の配置医師、奨学生とかいろいろの医師の配置が100人ということで、先日報道されていますが、そして令和4年度以降、さらに岩手医科大学の地域枠の医師、それから奨学生の方々がどんどん活躍する時期になりますので、今後増えてくるのではないかというふうに思っておりますので、その配置に対して努力していきたいというふうに思っております。 それから、2番目の県と市の統合の問題で、これは及川議員と同じ、あるいはただいまの市長の答弁と同じように、今の時期はまず市の改革プランをまとめると。そして、そのまとめる途中で市や、先ほど答弁しましたように県や医師会はじめ、県立病院とも協議してまいりたいというふうに思っております。 それから、3つ目の市民の意識のその醸成、これにつきましては準備説明会において、丁寧な説明をさせていただきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 基本的に、ぜひそういう立場で進めてほしいというふうに私は思います。 奥州医師会もこの計画の策定に参画しておりますから、私は、今度は奥州医師会、3師会の皆さんにご協力をいただけるものだというふうに思っておりますし、そうでなければならないと思います。ぜひ、そういった点で、この3師会の皆さんのご協力を得ながら、早期に病院建設の方向性を明らかにしてほしいと、いわゆる改革プランで明らかにして、3年度には実際の病院の姿が見えるようにしてほしいということを申し上げて、次に移ります。 それでは、2点目の質問に移ります。 なお、この2点目の質問の市長の政治姿勢についてでありますが、本件については詳細が予算審査等でお伺いをすることにいたしますので、ご準備いただいたご答弁をいただいて、詳細は後刻にいたします。 ただ、その中で1点、お伺いをしたい点があります。 それは、この間、奥州市は合併市として15年になるわけでありますが、今日抱えている問題は、所信表明のときもお話ししましたように、合併がゆえの問題が大きいのではないかと考えます。それであればなおさら、市民に対して合併の効果が享受できるようなメッセージを送るといいますか、そういう施策を見えるようにしていくというのが、今の小沢市施の中で、3期目最後の施政運営の中で求められていることではないかと私は思いますので、この点をお伺いをいたします。 それから、2つ目の新型コロナウイルス感染症対策について。 1点気になったのは、いろいろ介護施設だとか福祉施設に対する手だては講じられると思いますが、特に今、福祉施策について社会福祉協議会にかなりの部分、委ねている点があるんですが、この間もお伺いをしてきましたけれども、社会福祉協議会の皆さんは、半分が非正規なんです、300人いるくらいのうち半分が非正規なんです。そういう中で、言ってみれば低い賃金の中で働いておられるわけですので、こうした社会福祉協議会に対する福祉施策を委託する場合、一律の予算カットではなくて、十分な対応を考える必要があるのではないかと。でないと機能しなくなるのではないかと私は感じてきましたので、この点についてのみお伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 2件目の質問にお答えいたします。 今のやり取りを、答弁書ありますけれども、私の考えの部分でありますので、ここでそのことをお話しし、もし不足等あれば、ただしていただくなり、次回に予算審査の中でということであります。 合併、2月20日でちょうど15年を迎えたと、地元紙のほうで極めてコンパクトにと言えばいいんでしょうか、簡潔にその状況についておまとめをいただきました。私からすれば公平な目で、一定の切り口の中で15年を振り返っていただいたというふうに思うところでありますけれども。 いずれこの件についても、合併15年の評価については、やっぱりしっかり対応しなければならないということなので、前にも申し上げましたように、一応9月の決算時期ではっきりした部分、過去14年分ということになりますけれども、出るわけでありますので、この辺をめどに対応していければということと併せて、これは一番先の質問でもあるんですけれども、合併しないままもし奥州市が進んでいたとしたら、今から合併したときから20年、これから5年後にそれぞれの医療機関が残っていただろうかと、私は考えるんです。恐らく、それなりには対応はしたと思いますけれども、恐らくは集約せざるを得ないような状況になったときに、正しい集約ができたのかと思うときには、現状が大きく変わる可能性もあるわけでありますけれども、これは合併したからできたんだなというようなプランをお示しする、ある意味ではそこのことが大切なのではないかというふうに思うところでございます。 いずれ、それを示したからといって、やっぱり合併したから今まであったものがなくなったとか、こういう機能が変わってしまったというふうな厳しいご指摘を受ける可能性も否定はできませんけれども、現実的には人口減少の中、費用対効果を考え、そして、それだけではない市民の安心・安全のために何をすべきかというようなことは、一定の規模を持って対応できるだけの力を持った市になったというふうなことをお示しできるようにしたいというふうに思っているところでございます。 2点目の部分の社会福祉協議会の部分については、全くそのとおりでございまして、やはりこれは、効率だけではなく、様々な手だてを対応するのは最終的に人の力をもってするしかないとすれば、その大切な人を安い賃金で雇って、大切にやってくれという話は、本末転倒のような気がしてなりません。この辺はどういうふうな仕組みを構築すればいいのかを含めて、福祉の仕事に携わる皆さんが、しっかりとプライドを持って、なおかつ仕事に見合う報酬を手にできるような状況をつくり上げなければならないと。簡単ではありませんけれども、そういうふうな方向で、多くの皆様のご理解とご協力を得ながら対応していければというふうに考えているところでございます。 口頭での質問に対して、口頭でご答弁を申し上げました。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 2点目の質問については、せっかく答弁書をご準備いただいたと思いますが、時間もありませんので、それには触れないでしまいましたので、担当された皆さんには、ぜひご容赦をいただきたいと思います。 後ほど予算審査の中で、答弁書に関わる質問をいたしますので、その際よろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで昼食のため、午後1時5分まで休憩いたします。     午後0時3分 休憩-----------------------------------     午後1時5分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第2、議案第4号、奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 何点かお伺いをしたいというふうに思います。 まず、条例のところの第4条でありますけれども、「教育委員会が特に認めるときは、この限りでない」というふうにありますが、どういうことを想定しながら「この限りでない」というふうに言われているのか、まずお伺いをしたいというふうに思います。 それから、学校の施設の開放ということでございますけれども、やはり子供たちが使用する学校でございますので、特にも安全の確保ということが大変懸念されます。 そこでお伺いをしたいというふうに思いますけれども、例えば体育館を利用されて、利用者の方が何人か入られて、その方たちがしっかり帰られたというような確認をするために、例えば防犯カメラの設置とか、そういうことも視野に入れているのかどうか、お伺いをしたいというふうに思います。 それから、安全確保というところで、今はコロナの感染症対策というところで懸念があります。教育委員会のほうでは、しっかり手指消毒やってくださいとか、使い終わったものはきちんと消毒をしてくださいとか、そういうふうにお願いをされるんだというふうに思いますけれども、あとは体調管理というところで、学校に今、検温器がなくて、体温計はあるみたいなんですけれども、多くの人数が出入りするところにはぜひ、市役所とかそういうところにもありますけれども、検温器、サーモグラフィみたいなものですね、しっかりと検温ができる、そういうものを設置すべきではないかというふうに思います。この検温器ですね、部外から利用の方々にも使っていただけますし、また、学校のほうでもこれは使えるものではないかというふうに思いますけれども、その辺の感染防止対策について、どのように取り組まれるのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤利康君) それでは、私からは、最初にご質問いただきました第4条関連の部分についてお答えをいたします。 まずは、使用する団体につきましては、事前に登録が必要になるわけでございますけれども、場合によっては、突然のイベント等で、地域の方々がそこを1回限り利用するというような場合が多々ございますので、そのような場合には、学校の教育活動に支障がない範囲で、校長が承認できるということで定めているものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩渕生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(岩渕清彦君) では、私のほうから、学校開放に係る部分、こちらで対応する部分があるのでお答えを申し上げたいというふうに思います。 まず、安全の確保で、防犯カメラ等々というお話だったというふうに思います。これにつきましては、学校開放につきましては、ある程度、事前に登録した団体にご利用いただくという前提で開放するものでございますので、利用される方はある程度こちらのほうで把握できるのかなというところがございます。そういったところから、防犯カメラまでは今のところはまだちょっと考えておらないというところでございます。 それから、コロナ対策のために、検温器等々を設置すべきではないかというお話でございました。今、学校開放につきまして、管理人さん等々を夜とかにお願いしている、常時いてお願いしているわけではございませんので、なかなかそういったところ、機械を置いてそのまま利用できるかという問題もあるので難しいのかなというふうには思いますが、今の段階では、利用される方に事前に体調管理の徹底をお願いしておるところでございます。改めて、引き続き利用される方については、その辺をお願いしたいというふうに思ってございますし、それから、施設使用後の消毒等々についてでございます。これにつきましては、今利用されている団体さんはスポ少等々でございまして、そちらの皆さんに、使用後に除菌シート等でいろいろ消毒をしていただいているような状況でございます。そちらについても、引き続きお願いという格好にはなるんではございますが、学校さん等々ともいろいろ相談をしながら、皆さんに理解いただけるような形で、そういったものも検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 安全の確保についての点、もう一度お伺いしたいというふうに思います。 確かに、登録されている団体の方でもう分かっている、誰が使うか分かっているというところではあるとは思うんですけれども、結局は不特定多数の方々が利用になるというところになってきますので、やはり防犯対策もきっちりやっていただければというふうに思います。それが子供たちの安心・安全にもつながってくるし、学校は個人情報が大変多くございます。もちろん、きっちり施錠して、管理をしっかりされていると思いますけれども、不測の事態も起こりかねないというふうに思いますので、やはりそこは対策をしっかり立てられておいたほうがいいかというふうに思います。 それから、コロナの感染症対策のところで、やはり検温をしっかりしていただくというところを徹底していただくというところも必要かというふうに思いますので。家で測ってきた体温も大事かもしれませんけれども、その場で測っていただくということも必要になってくるというふうに思います。それを学校側でするのか、施設を利用する側でするのかというところはあるとは思いますけれども、その辺も徹底して使用していただくということにしていただければ、より安全につながってくるのではないかというふうに考えます。お伺いして、終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩渕生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(岩渕清彦君) いろいろご提案、ご指摘ありがとうございます。 子供の安全・安心のための対策ということでございます。こちらのほうにつきましては、学校開放の事業としてのみやるのはちょっとどうかというか、なかなか難しいのかなというふうに思います。こちらにつきましては、学校さん、それから学校教育課等々と意見交換をしながら、ちょっと検討してまいりたいというふうに思います。 それから、検温器のところでございます。やっぱりきちんと対策をすべきだということでございます。こちらにつきましても、こちらのほうでちょっと検討させていただいて、学校等々ともいろいろ、それから団体さん等々ともいろいろ協議をして、進められれば進めていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 2点伺います。 1点目は、第4条の関連ですが、登録ということがありますけれども、登録について、いわゆる締切りといいますか、例えば年度末までにとか、そういったことがあるのか。あるいは、1年間とか2年間とか何か月とかという、そういう1回の登録に対して期限があるのか教えていただきたい。 もう1点は、第8条ですが、使用料については第7条に規定されてあって、第8条に減免について載せておりますが、具体的には、規定で定めるところというのはどういうことになるのか、この規則とはどういう内容なのか、そして、多分こういう団体に減免するとか、そういうふうになるかと思いますけれども、具体的な話をお願いしたいと思います。具体的という話をしましたけれども、例えば、地区振興会、スポーツ少年団、子供会、福祉団体、あるいは体協とか、関連するような団体、私思いついたところを述べたんですけれども、例えばこれらはどうなるのかということでお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩渕生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(岩渕清彦君) それでは、2点ほどご質問を頂戴したかというふうに思います。 まず、登録の関係でございます。登録はどの時点かというところと、それから、どのぐらいの有効期間かというようなお話だったかというふうに思います。登録につきましては、こちらもほかの体育施設と同じように調整が必要ですので、事前に登録していただいて、そういった調整会議があるのかなというふうに思います。登録につきましては、1回という格好ではなく、随時可能であるというふうに認識しておるところでございます。 それから、減免についてでございます。減免については、具体的な話ということでございましたけれども、基本的には一般のほかの体育館等と同じような減免の扱いというふうに捉えていただければというふうに思ってございます。減免については、12月の議会のほうで議員の皆様に議決していただいたものでございます。具体的に言いますと、スポ少については、使用料については全額免除、照明代については半分免除、子供会については使用料は全額免除、照明代は免除といったような内容になるものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) この登録、事前にということは、随時と言われたように思うんですが、つまりは事前に予約をしておくというふうに解釈すればいいのですか。それとも、例えば月1回とか、毎週使うからずっと予約するとかそういった感じなのか、あるいは年に何回か使うから団体として予約しておくという意味なのか、その辺がこの条文からははっきり分からなくて質問したんですが、改めて伺います。 それから、今の減免についてですが、例えばスポ少は、たしか付加使用料は半分負担だったと思うんですが、改めて伺います。それから、福祉団体もそうだったかと思うんですが、それでよろしいのか伺います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉教育部長。 ◎教育委員会事務局教育部長(千葉昌君) それでは、登録の件については、教育委員会の規則で定めるものになっておりますので、私のほうからお答えをいたしたいと思います。 あらかじめ使用する団体につきましては、登録の申請をしていただくということになっております。使用登録申請書ということで、これに申請していただければ登録になるということで、登録になった団体に基づいて、年間の使用計画とか、そういったものを調整会議なんかで定めていくということになりますので、申請については、中身に変更がない限りは1回と。それから、随時受付をするというものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩渕生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(岩渕清彦君) では改めまして、減免の関係のお話、質問だったかというふうに思います。議員がおっしゃられたとおり、スポ少につきましては、使用料については全額免除で、付加使用料については半分の免除ということでございます。社会福祉団体ということでございますが、社会福祉法人さん等々が使う分については、使用料については全額免除で、付加使用料については免除なしで頂戴するということでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。 ◆1番(小野優君) 1番小野優です。 今の登録に関してなんですけれども、まず、登録の窓口がそもそも教育委員会の事務所であるのか、それとも各学校単位であるのかというところと、それから、先ほどから調整会議という言葉が出ておりますけれども、現時点で既に学校開放はしていますので、恐らく年度当初といいますか、直前ですか、やっている調整会議がそのまま、この条例の制定以降も活用されるのではないかと思いますけれども、随時登録と言われた場合の調整会議との関係というところについて、ご説明いただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩渕生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(岩渕清彦君) まず、随時のほうのお話をさせていただきます。こちらにつきましては、ある程度、調整会議等で使用の日程を予定してしまうんですけれども、空いているところがやはり出ますので、そのところについては随時、また調整をしながらという格好になっていくというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。 ◎教育長(田面木茂樹君) 登録後の調整会議ということなんですけれども、調整するということです。現実に、多分3月中に登録されて、4月の半ば頃になって各学校ごとに予定が来て、いつやるかという調整を今もやっています。ただ、その調整会議は全部、学校ごとに違うので、随時の部分については、さっき生涯学習で出したとおりですけれども、このまま、特に大きな変更は各学校ではしないで、そのような形で今のところは進めていこうかなと。 ただ、あまり、調整会議の部分で、学校側に負担がかかるとなればどうなのかと。今後、いわゆる働き方改革の中でも、いろいろな部分が考えられますので、もう少しいいようなシステムができないのか、やっていきながら考えていきたいなと思っています。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉教育部長。 ◎教育委員会事務局教育部長(千葉昌君) 申請の窓口はということですけれども、すみません、ちょっとその辺は承知してはいないところなんですけれども、教育委員会事務局、あるいは学校のいずれか、あるいは両方かになろうかと思いますので、その辺については、利用者さんにあまり負担がかからないような方法で進めていきたいと、こう思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 私は、議案第4号、奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。 私の質問でも触れましたけれども、使用団体の中には、スポーツ少年団等の子供の関係の団体、あるいは障がい者団体等の方から、付加使用料について徴収するという案であります。特にもスポ少の場合は、学校の生徒あるいは児童が入っている団体の場合が往々にして当然多いと思うんですけれども、そういった活動に対して、これらの団体については減免をさらに進めるといった特段の配慮が私は必要であると思いますので、この条例に反対の立場です。 ○議長(小野寺隆夫君) 20番中西秀俊議員。 ◆20番(中西秀俊君) 議案第4号、奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。 施設利用者の負担の適正化を図るためには、今後大切なことと思い、賛成をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、議案第5号、農業集落排水施設を公共下水道に統合するための関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第5号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、議案第6号、奥州市部設置条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 この条例の一部改正の提案理由に、地域医療に関することを、担当部を変更するということでありますが、なぜ移動しなければならないのかということと、このことによって、病院、医療局との連携がスムーズになるのかどうかお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) それでは、所管する部の内容でございますので、私のほうから今のご質問にご答弁をさせていただきたいと思います。 今回、地域医療介護推進室を基本的には廃止をしてということが前提になりまして、その中で、今回、部を越えての事務内容について、移管する部分が地域医療の部分だということで、今回この条例の改正の内容ということになります。 地域医療介護推進室につきましては、今年度、令和2年4月1日に、それまでの地域医療包括ケア推進室と、あと地域医療推進室ですか、従前あった2つの室が合併をいたしまして、地域医療介護推進室ということで、令和2年4月1日からスタートをさせてございます。基本的には、室での大きな業務という部分につきましては、地域医療介護計画をまずは策定をするということが地域医療からの引継ぎ部分としては大きい内容でございましたし、地域包括ケアのほうからの流れといたしましては、基本的には在宅医療、介護連携、地域包括ケアシステム体制の構築という部分が大きい業務だったんですけれども、まだ全部が出来上ったということではありませんけれども、協議会等の設置、あるいはそれぞれ事業として動き出した、介護予防も含めて。それら、ある程度礎になる部分、基礎部分については達成をしたということで、両室とも室の設定している目的等については、ある程度達成できたということで、今回、地域医療介護推進室については廃止ということにさせていただいた経過でございます。 なお、今回、条例でもお分かりのとおり、現在、それらの全てが全部終了して解散ということでは当然ありませんので、それぞれ担っている地域医療部分については健康増進課のほうにと。あとは、地域包括ケアの部分等については長寿社会課、あとは地域包括支援センターがそれぞれ担当する、現在も連携している部署のほうに引き続き事務のほうについては移管をして、それぞれ担当を置いて推進していくということでございますので、今回、室の廃止に伴って、こういう提案ということになったということでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 今の説明はそのとおり分かりましたけれども、そのことによって、地域医療介護計画の策定の中で、私からすれば、医療局との連携がちょっと不十分のように見えた時期ということもありましたので、その間、医療局との、当然地域医療に関することですので、病院を担当している医療局との連携や関連性はスムーズにいくのかどうか、今までよりよくなるのかどうかその辺を聞きたかったのですが、どなたかお答えください。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) それでは、お答えをいたします。 市の医療局との連携については、この間、地域医療介護推進室を中心に、市長部局のほうが窓口となって連携して進めてきた経過でございます。ですので、今回、市長部局のほうの室はなくなりますけれども、引き続き、健康増進課の地域医療担当、あとは包括ケアのほうの在宅医療担当等も含めて、引き続き協議会等の設置については継続してまいりますので、その中も含めて、市の医療局との連携については、十分な引継ぎを行った上で、引き続き協調連携してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第6号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第5、議案第7号、奥州市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 今回、引上げの案ということでありますけれども、私が思いますには、基金も減ったとはいっても、かなり多い額があって、なおかつコロナで騒いでいる今、中小業者の皆さんは大変なんだと思いますが、国保の収入の担い手である皆さんが大変なときに引き上げなければならないのかという思いがあります。3年スパンで考えるからこういうふうになるんだと思いますけれども、今年度は見送ってもいいのではないかと思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菅野健康増進課長。
    ◎健康増進課長(菅野克己君) お答え申し上げます。 今年度見送ってはと、コロナの影響もありということですけれども、今回3年ごとに、平成30年度の見直しの際に予定しました。今後3年、令和3年、4年、5年と3年間の税率となります。もし今回、見直しを見送るというふうになった場合、後の2年間で財政運営を行わなければならないということになります。そうした場合に、急激な税率の引上げということにもなりかねませんですので、今回は計画どおりに、新年度から税率の見直しを行うというものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 事務方としての気持ちはよく分かるんですが、現実問題、結構大変なわけですので、それが2年スパンになって事務的な、事務量も一定負荷がかかるのは事実でしょうが、できないことではないんだろうというふうに思ったんですが、全く基金がないというのであれば別ですが、今、上げなければならないということにはならないのではないかと思うんですが。同じことになりますけれども、お伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) 今回の国保税の値上げにつきましては、3年前に国保運営協議会のほうでいろいろ検討していただいて、今回も計画どおり上げるという形になっております。国保運営協議会の委員さんからも言われた話では、まず、今回は基金を取り崩しながら、国保の被保険者世帯に還元していくという部分がありますが、もう一つ、急激な税額アップは避けてほしいということになります。今回、1年間見送れば、やはり次の年、その次の年ということで、3年後の部分でまた急激な値上げになるという可能性がありますので、やっぱり段階を置きながら、国保の受給バランスが取れるような形の国保税にさせていただいたというものでございますので、ご理解のほうお願いしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第7号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 議案第7号、奥州市国民健康保険税条例の一部改正でありますけれども、反対をいたします。 国民健康保険について、県下最低レベルの保険料に維持されてきたことについては、大いに敬意を払い、感謝をしたいと思います。その上で、現在、新型コロナ感染症により、国保加入者である中小企業の皆さんや自営業の皆さんは大変な状況にあります。 15億円に上る基金がある中、今すぐ引き上げることは適切でないものと考えます。また、今後の制度についてはどうなるかはっきりしておりませんけれども、人頭税に当たる子供に対する均等割の賦課も適切ではないというふうに考えております。 以上の観点から、反対をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 20番中西秀俊議員。 ◆20番(中西秀俊君) 議案第7号、奥州市国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場で討論をいたします。 先ほど来、部長からもお話がございました。検討の結果を踏まえて、財政見通しを踏まえて、この3年間のスパンで引上げることによって、国民健康保険税の課税額を算定するための引上げをすることは、国民健康保険事業の健全な運営及び国民健康保険財政の安定化を図るために、どうしても進めたいというお話でございます。よって、賛成をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、議案第8号、奥州市手数料条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第8号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、議案第9号、奥州市道路占用料徴収条例等の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第9号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、議案第10号、奥州市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 この工業団地等における区画、緑地面積等の率を引き下げるということですが、単純な話と言ったら失礼ですけれども、緑地が減ることによって、地域全体の、いわゆる環境の悪化になるんではないかという懸念もあるわけですが、その辺はどのように考えられていますか。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) 工場内の緑地が減って、地域に影響が及ぶようなエリアについては、特例といいますか、緑地の低減の範囲には入ってこないということでございますし、奥州市全体で、緑地的には十分、森林も含めましてあるのかなというところは感じるところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男です。 今般の提案理由に、緑地面積率等の緩和の対象となる区域を拡大するということなんですが、本市の工業団地に、この条例改正に伴って拡大になる部分というのはあるのでしょうかという点をお尋ねします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) 今回、エリアを拡大するということですが、具体的には、前沢の本杉工業団地、あと塔ケ崎工業団地に挟まれるといいますか、隣接するエリアで、近年、工業化の進展が目覚ましいところというところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) そうしますと、そこには、拡大によって新たに造成可能面積というのはどれぐらいになるのか、お尋ねして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) これから造成になるということではなくて、既存の企業が立地をしておりまして、工業化が進んでいるエリアということです。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) この条例改正で、要は、緑地帯を結局、100分の5を100分の10ということは、その分、今の団地を拡大できるというための今回の改正ですよね。今、金ケ崎町でやっているように、金ケ崎町は今度の条例で、二十何町歩だかいずれ拡大になるということなんですけれども、これとは違うんですか。この改正によって、メリットというのは、それぞれの工業団地、既に団地化されていますよね。この緑地帯を減らすことによって、新たに同じ団地内のエリアを拡大できるというのではないですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) 今、議員からありましたように、そういったケースもあるということですが、既存の工業団地につきましては、個々の企業の敷地内の緑地率を緩和するということで、個々の企業が使える面積が広くなるということでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第10号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、議案第11号、市道松堂八幡線新張踏切拡幅事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間新張踏切拡幅工事の協定の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第11号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、議案第12号、江刺ターミナルプラザの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まずは指定管理全体についてといいますか、考え方についてお伺いをし、それから、江刺ターミナルプラザのほうの質問をしたいというふうに思います。 まず、指定管理制度指針の見直しを3回されておられまして、去年の3月にも見直しをしていただいております。そこで何点かお伺いをしたいというふうに思います。 まず、指針の中で、業務の再委託について述べられております。今回、12協定27施設、これから審議されるわけでありますけれども、業務の再委託というところで、個別に、清掃とか、警備とか、そういうことはまずいいよと、指針の中でもいいですよということで再委託が認められております。あと、再委託に関しては、市の事前承認が必要ですよということになっております。 2月1日に、全員協議会で管理運営計画書、12協定27施設の計画書の説明をいただいております。そのときに、これから議会に提案するということでの説明だったわけですけれども、例えば再委託が未設定、未定という施設が幾つかございます。また、職員体制が未定というところもあります。確かに、3月までにしっかり協定を結んで、その中で細かいところを決めていくのだからそれでもいいのかもしれません。確かに議会で議決しなければならないのは3項目だけです。施設の名前、施設の位置とかですね。大まかに3つのことしか議決事項としては必要ないわけですので、そこまで細かく言うのかということはありますけれども、やはり議会で承認する以上、中身はどうなっているのかということで、しっかり説明をいただかなければならないというふうに思います。その辺の、未定ということに関して適正なのか。計画を出す時点、議会に説明する時点においても未定ですということでいいのかお伺いをしたいというふうに思います。 業務の再委託なんですけれども、よくあるのが、管理の部分においても、平日の早朝、夜間、また土日祝日は、例えばシルバー人材センターさんに全て管理を委託しますと。確かに業務の一部なのでいいのかもしれません。大丈夫だよということになるのかしれませんけれども、本来は施設の管理ですから、第三者に丸投げしてはいけないのではないかと考えますが、その点の考え方についてお伺いをしたいというふうに思います。 それから、管理指針の中にあります自主事業についてですけれども、運営の計画書を見ていきますと、例えば自主事業の中に、自動販売機の設置で歳入に入れておられる施設もあります。そうかと思えば、あれ、あそこの施設、いっぱい自動販売機あるけれども、自主事業に一切入っていないなと。その辺は各施設にお任せなのか。そこまで厳しく言いませんよ、自主事業なのだからというふうにされるのか。自動販売機の設置で、ある程度収入が見込まれる施設もあると思います。その辺の考え方ですね。どうされるのか。 また、今回も同じような施設で、自主事業を一生懸命やってくださって、歳入に入れていらっしゃるところもあれば、同じような施設なのに自主事業が一切ない。自主事業だから、お任せだから、それはそれでどうぞというところかもしれませんけれども、それで指定管理に出したそもそもの趣旨に、指針にのっとっているのかというところをお伺いをしたいというふうに思います。 それから、指定期間ですけれども、今回、様々な事情があって、1年2年というふうに短いところがあります。それぞれの事情があって短いわけですけれども、ところが、指針の7ページですね、長期の事業の成果を検証する期間が必要であるところは、期間をある程度延ばしてもいいよというような文言もあるわけなんですけれども、そういうところは今のところ一切出てこないということでよろしいのでしょうか。お伺いをします。 指定管理を受けるところとすれば、人を確保し、ある程度の計画を持って事業をやっていくわけですから、様々な事情があるので、今回は1年2年ありますけれども、困るんですよね。計画をしようと思って人を確保しようと思ったら、1年や2年の契約とか、3年5年で常に切られるというところで、見直しをかけるというのは必要なのかもしれませんけれども、人を確保する、人を雇う、それを計画するということは大変なことだというふうに思いますので、この指定の期間についてお考えを伺いたいというふうに思います。 それから、危機管理についてです。指針の中では19ページになりますけれども、災害時の訓練計画を立てなさいよというふうになっておりますけれども、今回も上程されております施設を見ますと、指定避難所、収容避難所、一時避難所に指定されているところがあります。これ、言葉がとても難しくて、避難所と避難場所は違うわけですよね。さらに、災害の種類によっては、避難していい場所としてはいけない場所とあるわけなんです。市民には分からないと思います。これ明確に、ここはどういう避難所、避難場所とかということを明確に表示をしていかないといけないのではないかと思います。土砂災害のときだけここオーケーですよというような施設、入っていますよね。しっかり明確にすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 あと、避難訓練をしますよというふうにはなっているんです、各施設。でも、収容避難所に指定されているところは、災害があったとき、逃げるだけでは駄目なんです。受け入れなければいけないんですよ。その受入れ態勢の、避難所運営のための訓練を入れているところはほとんどありません。 また、コロナの感染症対策につきましては、この指針の中には具体的には載っておりません。でも、今、感染症対策は大変重要になってまいります。特に多くの人たちが利用する施設でありますので、この辺も今後の見直しをしっかりやっていただいて、指定管理に出すときに、しっかり協定の中で、感染症対策についてどうしていくのか協議をしていただきたいというふうに思いますけれども、まず、全体的なことをお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 桂田行政経営室主幹。 ◎行政経営室主幹(桂田正勝君) それでは、全体的なところというところで、指針の中身ということもございましたので、行政経営室のほうからお答えさせていただきます。 大きくは4点ほどあったかと思います。 1つは、再委託の考え方ということでございました。 おっしゃられるとおり、事業者さんを選定する段階で、提案の段階で、再委託の相手先までしっかり決まっていればこれは望ましいというような、そのとおりでございます。ただ、そうはいいましても、例えば掃除の業者さん、機械整備の業者さんが、申請の段階で決まっていなかったからといって決められないということはなくて、指針の中ではなるべくなら決まっていることが望ましいということで、決まっていないから駄目だというふうな捉え方はしておりません。 それから、具体的な管理の部分については担当課のほうでご回答したいと思います。 それから、自主事業の取扱いで自動販売機の取扱い等、ちょっとばらつきがあるんじゃないかということでございました。自動販売機が指定管理者さんのほうで、うちほうの施設にはぜひ自販機、やっぱり利用者のサービスのためにぜひ欲しいということで、指定管理者さんが率先して自販機を導入する場合と、あとは事業者さんのほうから営業があって、ぜひ置かせてくれないかと、自動販売機をぜひここに設置させてくれということで、事業主体がどちらになるのかというような違いもあって、どうも自主事業として計上している、していない、ばらつきがあるということは承知しておりました。ただここも、背景としてどうなのかという部分で、詳しく把握できているかというとちょっとそこは精査してみないと分からない部分はありますので、そこはしっかりチェックしてまいりたいというふうに思います。 それから、指定期間の考え方で、長期にできるということが指針にあるのだけれども、実際はそういう例はないのではないかと。おっしゃられるとおり、今のところ5年より長く設定していることはございませんです。確かに短いよりは、受けるほうは長いほうが安定していますので、そのほうがいいというのもある反面、やはり1回頼んでしまえばなかなかやめるというわけにもいきませんので、そこら辺のリスクも考えて、よほどの事情がない限り、5年では受けられない特別の事情がない限りは、やはり5年以内でやりたいということで、今、運用しているところでございます。 それから、避難所の関係につきまして、よく分からないと言われるとそのとおりでございますので、表示の仕方というのはもっと工夫できるのかなというふうに思いますので、担当課とも相談の上、ここは検討してまいりたいというふうに思います。 それから、コロナの感染症ですね。これは個別に施設の担当課さんから、施設のこういう、ちゃんときちんと対応してくださいねということで今やっておりますけれども、協定の中にしっかり入れたほうがいいのじゃないかという点、そこはおっしゃられるのは分かりますので、今後、表示の協定を組む際に、取り入れるところは取り入れて、今後対応してまいりたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉公共交通対策室長。 ◎公共交通対策室長(千葉学君) それでは、私のほうからは、具体的な話になりますが、ターミナルプラザの職員の配置の関係について未定となっている部分、職員体制で未定と、計画書の中ではなっておるんですが、その辺についてご説明を申し上げたいと思います。 これまでの観光物産センターよりも、こちらの施設は開館時間が長くなる施設になります。観光物産協会さんとしても新たな人材の確保が必要となってきます。この部分につきましては、業務内容が単純な鍵当番というわけにもいかない性質のものですので、事務処理もできる方ということで、新規雇用、あるいは人材派遣等を受ける方向で、今、準備を進めていただいているところでございます。 管理者が変わりますので、今までいらっしゃった方を継続して雇用するというお話にはならないもんですから、運営計画の作成、この計画書の作成時点では、相手方を未定としたところでございます。ただ、現状、事務処理上はその辺を想定しておりまして、適切な管理体制となるよう準備を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 桂田行政経営室主幹。 ◎行政経営室主幹(桂田正勝君) すみません、施設の避難訓練の部分で、ちょっと答弁漏れが1点ございましたので、お答えしたいと思います。 指定管理施設のほうで、避難訓練、施設から逃げるだけじゃなくて、そこで受け入れる際の訓練はどうなっているんだというようなお話がございました。直接の危機管理の担当ではないのですけれども、市のほうの担当職員と、そして施設の担当の方と一緒になって、避難収容所になっているところについては、少なくとも年に1回は実際に集まって、実地の訓練をやっているというふうに認識しておりましたので、そのようにしっかり体制はできているものと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ちょっと何点か提案させていただいたので、ぜひご検討いただければというふうに思います。 それでは、江刺ターミナルプラザについて、ちょっと何点かまたお伺いしたいというふうに思います。 先ほども、職員体制、採択の部分で未定ですよと。これから協定を結ぶので、それまでに決まればいいのだというようなことのようでありますけれども、まず条例で、ターミナルプラザですけれども、休館1月1日、1日のみなんですよ。職員体制を見ますと、1日4時間5人で、あと時間外のところが未定になっています。ここの施設、朝7時から夜の9時まで毎日開いているわけなんですね。これ、この人数で回せるのかと。確かにシフトを組めそうですというお話は聞いておりますけれども、大変厳しい状況ではないかというふうに思われます。 ここは、これまでのバスの利用の利便性と、それから、観光という部分が今度付加されたわけでありまして、高速バスとか水岩線とかが乗り合わせて拠点になっているわけなんですけれども、そのときに、しっかり職員の方々にバスの乗り換えのこととか、バスのことを勉強していただかなければいけませんし、それから観光のことも勉強していただいて、職員教育がすごく重要になってくるというふうに思われます。時間外であっても、しっかり対応ができる方々にお願いをしなければならないというところがあると思いますので、そういう職員教育をしっかりやっていただけるのかどうか。また、前の管理をしていただいておりました岩手県交通の方々に、そういうノウハウを指導していただけるのかどうか、お伺いをしたいというふうに思います。 それから、この計画書の中に、施設の老朽化が出ております。年々、不具合箇所が増えているというような記載になっておりますけれども、この施設の老朽化については、市としてはどのように対応するのかお伺いをしたいというふうに思います。お願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉公共交通対策室長。 ◎公共交通対策室長(千葉学君) ただいまのご質問に関しまして、私のほうからご答弁を申し上げたいと思います。 一つ、全員協議会の説明の中でちょっと間違っていた部分があるので、そこの訂正も含めて、今日、お話をさせていただきたいと思いますが、開館時間につきまして、日程的には、議員今お話があったとおり、1月1日のみ休館、あとは364日開いているという施設になります。開館時間ですが、条例上は今お話がありましたとおり、平日は朝の7時から夜の9時、21時までということに条例上はなっておりますけれども、ここ震災以降、夜間の利用が芳しくないということもありまして、市長決裁を経て、夜の閉鎖の時間を19時半までとしておるところでございます。といいましても、12時間半ですか、1日大分長い間開けておく施設ということになりますので、先ほどの答弁と若干かぶりますけれども、いずれ、観光物産協会のほうには適切な人員配置をするように、職員の確保をお願いをしているところでございます。 それから、職員の教育の部分のご質問でございますが、この点につきましても、観光分野の案内は、それこそ観光物産協会のほうが得意とするところではあるんですけれども、新たに付加される業務として、バスの案内という部分がございます。ここはこれから慣れていただく部分ということになりますので、お話ありましたとおり、県交通さんのほうから、バスターミナルを開けている上で、どういったニーズがあるとか質問がある、その辺のノウハウを継承していただく機会を、議決いただいた後に、3月中に持たせていただいて、ノウハウの継承という部分も配慮してまいりたいと思います。 それから、施設の老朽化の対策につきましてですが、こちら、今現在進めております総合施設管理計画の中で、個別施設計画を策定しておりまして、当バスターミナルについても、この計画の中で、大規模改修の日程を組んで進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ここの施設なんですけれども、まず、観光協会さんのほうで引き受けていただけますよという説明は、昨年の11月27日の全員協議会での説明でしていただきました。その中に、11月4日、県交通とのやり取りについて相談ありという記載になっています。どういうことなのかなと思いながらおりましたけれども、岩手県交通株式会社の平成2年12月14日の発表の文書がネット上に出ておりました。これ、岩手県交通の文書ですけれども、平成30年、人手不足により管理が厳しくなったので、市より管理運営継続の要請に応じ、そのとき大変だったんだけれども、要請があったので、引き続き継続の要請に応じて今日に至っている経緯がありますよという説明があって、平成31年、令和元年ですよね、令和2年に契約を2回更新して、来年度以降も新しい管理者を確保して、指定管理をしようというふうに思っていたという文書です。バスの乗車券とか販売継続、そういうのができる体制を整えていたと、岩手県交通では。指定管理を受けようと思って新しい体制を整えていたところ、11月4日に、来年度からは江刺観光物産センターから機能を移転して、観光協会が管理者となる説明が市よりあったということです。「当社としては引き続き管理運営の意思があったが、市の意向を尊重して管理運営を断念した」という文書が発表されております。この辺のやり取り、うまくできていたんでしょうか。 今後、バスの乗車券の販売ですとか、乗り換えをどうするかとか、そういうノウハウって、ここのターミナルプラザの一番の肝ですよね。それに観光のことが上乗せされるわけですけれども、そういうのが、岩手県交通さんのほうとしっかり連携取れていたんでしょうか。そこが大変心配されます。その辺をお伺いして、終わりたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉公共交通対策室長。 ◎公共交通対策室長(千葉学君) それでは、ただいまの県交通様との交渉の経過等についてご説明を申し上げたいと思います。 岩手県交通様は、吸収した早池峰バスが以前こちらの指定管理を請け負っていただいていたんですが、経営統合によりまして、県交通が平成29年からでしたか、指定管理を受けていただいております。その際に、やはり平成30年度の協議の中でも、非常にバス運転士自体が不足しており、経営がなかなか困難であるというようなお話を再三いただいておりました。 指定管理につきましても、ならば、その時点の県交通様の状況ではあるんですけれども、返上も視野に入れてちょっと検討をいただきたいということで、お話をいただいたところがございます。これを受けまして、市としましては、指定管理の指定期間を1年に限りまして、代替者の確保策に向けて努力を重ねてまいったというところでございます。ただ、昨年度以降のコロナ禍の影響もありまして、県交通様としてもなかなか本業での収入が怪しい状況もあるというお話で、可能であれば、こちらの市の事業を受託して、幾ばくかでも人件費、抱えている職員の人件費を賄いたいというお話に、言わば、若干、社としての見解が変わってきたという状況があったかと思います。 ただ、その一方で、我々としては平成30年以降、指定管理者の変更ということで協議を進めてまいりましたし、あと、なおかつ施設の目的の複合化、今ここでお話ししておりますとおり、観光物産機能の付加によって新たな交流人口を拡大していくですとか、施設をさらに有効に活用していくための準備を併せて市としてはしてまいったところですので、その方向性を昨年11月4日ですが、県交通様にお伝えをして、会社さんのほうからそういった意見の見解は出ているものの、ある程度のんでいただいているという状況でございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第12号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の負託を了略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 ここで、午後2時25分まで休憩いたします。     午後2時12分 休憩-----------------------------------     午後2時25分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、議案第13号、水沢地域交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第13号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、議案第14号、奥州市水沢地区センター及び堀ノ内公園体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、議案第15号、奥州市黒石地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第15号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第14、議案第16号、奥州市岩谷堂地区センター及び岩谷堂地区総合運動場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第16号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第15、議案第17号、奥州市梁川地区センター及び奥州市江刺林業者等健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第17号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第16、議案第18号、奥州市古城地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第17、議案第19号、奥州宇宙遊学館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第18、議案第20号、前沢ふれあいセンター及び俳句の庵の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第19、議案第21号、胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第21号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第20、議案第22号、水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、高橋浩議員の退場を求めます。     〔6番高橋浩君退場〕 ○議長(小野寺隆夫君) 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第22号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第21、議案第23号、大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第23号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 高橋浩議員の入場を許可します。     〔6番高橋浩君入場〕----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第22、議案第24号、前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第24号は、会議規会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第23、議案第25号、前沢温泉保養交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 確認の意味で、ちょっとお伺いをします。 保養交流館のほうは、これ公募、非公募、どちらだったでしょうかということと、今回も1年間の指定管理期間ですが、これは次回も1年でいくのか、それとも民間移譲という方向でこの1年かけていくのか、その辺の指定管理と民間移譲の関係についてお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(佐々木紳了君) では、2点ご質問をいただきました。 まず1点目の公募か非公募かということでございますが、今回、非公募でございました。 それから2点目の指定管理期間、今回は1年となっておりますが、議員ご指摘のとおり、今回、観光施設の民間移譲についても検討を進めたいということがありますし、それから、今回、指定管理者の相手方である会社さんからも、今回は1年で受けたいという意向を示されたと。両方で1年ということの合意が取れたということでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) そうしますと、相手方も1年という希望があったようですが、この1年間、民間移譲に向けて取り組むと思いますが、例えばこれが相手方が見つからないときは、また4年度の部分については、また非公募で進めるという考え方でいるのかどうか、お伺いして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(佐々木紳了君) 民間移譲につきましては、皆さんご承知のように、なかなか進め方というのは難しいところがございますが、当部といたしましては、民間移譲を成し遂げることができるように事務を進めたいというふうに思っております。 ただ、もしできなかった場合については、そのときにはそのときに考えが、方向がありますけれども、例えば直営に戻すとか、あるいは指定管理期間をさらに延長するということも考えられなくもありませんが、今のところは指定管理から民間移譲に向かって議論を進めたいということで考えているところでございます。 以上でございます。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第24、議案第26号、小黒石自然体験交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。18番加藤清議員。 ◆18番(加藤清君) 18番加藤清です。 この議案第26号でありますけれども、たしか指定管理料が出ていない、そういう施設だというふうに認識をしています。27号も恐らく同じ流れの中にあるのかな。あるいは、それ以外にもどこかもう1か所あったように記憶をいたしておりますが、もう指定管理料をお支払いになっていない中で、なかりの年数が経過をしているわけでありますから、よろしければ指定管理から除外をしてもいいのではないのか。もともとは地域の集会施設になっていますので、市がその施設を利用するということはほぼないというふうに捉えております。今までもいろんな修繕あるいは保全については、地域の方々の負担なりでずっと対応してきていますので、いろいろ造られた段階での、国なりの補助事業等を使って造られてきたものだろうというふうに思っていまして、ある程度の制約はあろうかと思いますが、もはや現実的には、地元移管に対応して判断をする時期に立ち至っているというふうに捉えておりますけれども、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) ただいま議員のほうからお話がありました施設につきましては、確かに地元利用の施設ということでございます。地域団体のほうに指定管理のほうをお願いしているといったところでございます。 一応、担当での方針といたしましては、まずその施設の耐用年数がまだあるということ、補助金で施設を建設しているという部分がございますので、その辺、県、あともしくは受託されている地元のほうとも相談しながら、今後どのようにお願いするか検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 18番加藤清議員。 ◆18番(加藤清君) 今までも、今話したように地元が全て費用負担をしてもう十数年も維持してきているわけでありますから、ぜひそういう観点からすれば、もう地元移管に進めるという判断が賢明だろうと思います。 もともと、今市の建物でありますから、そういうことで指定管理に出しているわけでありますけれども、何か大きな、例えば今回の雪害のようなときで、大きな破損なんか発生すれば、当然市が財政負担をすると、こういうことになるわけですよ。財政健全化の流れの中にあっても、ぜひそういう観点からもできるだけ、日々、ほぼ100%地元が利用されているものでありますから、ぜひ地元の方向に移管をしていくと、こういう判断をやられるほうが賢明だろうと思いますので、内部で検討されまして、ぜひその方向で判断をしていただければというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) ありがとうございます。 いずれ、市の方針としましては加藤議員さんがおっしゃるとおりでございますけれども、補助金等の関係がございますので、それについて十分精査しながら進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 18番加藤議員と同じ考えでありまして、指針の中にありますこの指定管理者制度の趣旨に合致するのかどうかというところだというふうに思います。管理料を一切お支払いしていなくて地元の方々が会費で賄っていらっしゃる、そのような施設に関してこの指定管理制度の趣旨に合致するかというところをもう一度点検をしていただければというふうに思います。 「公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、市民サービスの向上と経費の節減を図ることを目的とするものである」というふうにありますけれども、そもそもお金、お支払いしていません。そういう施設が何か所かあるわけですけれども、補助金の関係とか様々あると思いますけれども、そろそろしっかり整理をして、指定管理が適切なのかどうかということも検討課題にしていただいて、ご検討いただければというふうに思います。ご所見をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 桂田行政経営室主幹。 ◎行政経営室主幹(桂田正勝君) 指針の部分でございますので、行政経営室のほうからお答えさせていただきます。 確かに指定管理者制度の趣旨なり導入目的といいますか、そういったところからすれば、やはり指定管理料ゼロというのは、こういうふうなのはちょっと違うのだろうなという認識は持っております。 ただ、その指定管理者制度という枠組みといいますか、それが非常に今回地元の集会所に近いようなものをお願いするという部分にうまく当てはまるものですから、この制度を使わせてもらっていますが、本来的に言えば、やややっぱり性格が異なるものだろうなというふうには思っております。 いずれ、先ほど担当課のほうから申し述べましたとおり、しっかり地元の移管に持っていくというような方向でここは整理してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第26号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第25、議案第27号、新里地区振興会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第27号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第26、議案第28号、衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第28号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第27、議案第29号、市道路線の廃止及び認定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第29号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第28、議案第30号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第18号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 4点ほどお伺いをいたします。 1点目、27ページ、政策調整事務経費の委託料、奥州ふるさと応援寄附業務代行委託料3億7,234万7,000円についてお伺いをします。 2点目、35ページ、老人福祉総務費、工事請負費、ぬくもりの家空調設備機器等改修工事1,104万4,000円、繰越明許費のところにも1,827万6,000円が出てまいりますけれども、この中身についてお伺いします。 51ページ、国土調査事業経費ですけれども、4,516万8,000円の減ですけれども、ここ、事業ができなくなったのかどうかお伺いしたいというふうに思います。 4点目、繰越明許費の中で岩谷堂放課後児童クラブ増設工事の件ですけれども、年度内に事業が終了しなかったことに、地盤改良の追加に伴う設計の見直しに不測の日数を要し、年度内完了が見込めないためというふうにありますけれども、子供たちに影響が及ばないのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉都市プロモーション課長。 ◎都市プロモーション課長ILC推進室主幹(千葉訓裕君) 私から1点目のご質問のふるさと応援寄附事業の代行委託料の内容につきましてご説明をさせていただきたいと存じます。 このふるさと応援寄附業務代行委託料3億7,234万7,000円でございますが、こちらは歳入のほうに見込みを計上しておりますふるさと応援寄附事業、補正後で14億7,000万円ということで計上させていただいておりますけれども、これの収入に伴います執行見込みに伴う、いわゆるふるさと応援寄附事業を行います経費の部分でございます。 これまでの実績で言いますと、大体54%から55%程度の見込みとなっておりますものですから、執行見込みを8億25万1,000円ほどというふうに見込んでおります。この内訳でございますが、返礼品代、返礼品の調達費用、返礼品の送付につきましては、当市のほうにご寄附を頂きます分のいわゆる御礼事業ということで個別に計上しておりますので、この返礼品代が4億4,100万円ほど。それから、これらの返礼品を寄附を頂いた方に送付をする際に要します送料等の見込みが1億4,745万5,000円ほど。それからあと、ポータルサイトの運営会社とはまた別個になんですけれども、クレジットカードで決済をされる方が多いものですから、そのクレジットの決済に要します手数料が709万1,000円ほど。その他、ポータルサイト4つを運営しておるんですけれども、このポータルサイトのほうに寄附そのものを受け付けていただくですとか、あるいは寄附金控除を受けるためのワンストップサービスの特例申請等の受付、そういった書類の送付等、事務手数料等で2億389万5,000円ほどというのを14億7,000万円に対する経費の内訳として見込んでおります。このうち現計予算が4億2,790万円ほどございますので、その差額を今回補正で計上させていただいたという内容でございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(千田嘉宏君) それでは、私のほうからは、2点目のぬくもりの家の空調設備改修工事に関してのご質問にお答えしたいと思います。 このぬくもりの家の空調設備改修工事につきましては、12月補正予算でさつきという部分の空調が、改修工事の部分について予算を議決いただいたところですが、12月中に新たに地域交流スペース部分の空調につきましても不具合が生じて、今回その部分について補正予算に計上させていただいております。 なお、この工事につきましては、個別に実施した場合には、工事業者が長期間にわたり施設内に出入りするという事態にもなりますし、現在、施設におきましては、コロナ感染症対策のために出入りの規制を行っております。そのため、施設入所者への配慮も必要であるということで、今回新たに故障した箇所と併せて3月に工事に関する入札とかを行うことになりますと、年度内の事業が完了を見込めないということで、同様に繰越明許費のほうに工事の繰越しについて計上させていただいたという状況でございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 私のほうから、3点目の国土調査の事業経費についてお答え申し上げます。 当初予算、6,700万円ほどで国へ要求をしていたわけでございますけれども、当初予算で2,000万円ほどの予算が内示を受けまして、それで事業執行していたわけなんですけれども、国の補正予算も念頭に入れて、そちらのほうをちょっと考慮しながら予算を持っていったわけなんですが、今年度に関しては当市は補正予算が対応にならなかったということで、今回減額させていただくわけなんですけれども、岩手県自体も国からの予算措置が減ってきておりまして、といいますのは、震災の特別会計のほうが昨年でなくなりまして、今年度からその分目減りをしているという部分もございますし、それが県内での配分に影響して、当市への配分も少なくなっているというような様々なところがございます。 それで、岩手県自体も国からの予算配分がちょっと減っているということもございまして、減額させていただくことになりました。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 昆野こども家庭課長。 ◎こども家庭課長兼子育て世代包括支援センター所長(昆野浩子君) それでは、岩谷堂放課後児童クラブ増設工事の繰越しについて、子供への影響はということのご質問にお答えします。 当初、3月19日を工期としまして発注しておりましたけれども、こちらにあるような理由によりまして工期を4月末を目指すものとなっております。子供の影響ですが、一単位40名を増やす工事となっておりましたが、そちらの分がちょっと、その分完成できないということで、現在、代替の施設としまして、学校側とも協議をしながら近隣の公共施設のほうで検討を進めておりまして、受入れについては4月から行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ぬくもりの家の空調設備機器等改修工事についてですけれども、老朽化が進んでいるというようなことなのでしょうか。抜本的な解決策という、不具合が出たら直すというようなことになってくるのでしょうか。ある程度計画的に改修ができないものなのかお伺いしたいというふうに思います。 それから、国土調査事業ですけれども、思った以上に予算がつかなかったということではありますけれども、なかなか進まないというところで、特にも水沢が遅いと。大変困っているというような声も聞きますので、なかなか予算がつかないので進められないということはあるとは思うんですけれども、進捗状況をしっかり進めていけるように何か検討されているのかお伺いしたいというふうに思います。 それから、岩谷堂の放課後児童クラブですけれども、ちょっと1か月延びるということのようですが、やはり子供たち、あっちの施設に行き、こっちの施設に行きというところで、ちょっと保護者の方にもご迷惑をおかけするのかなということを思いますので、その辺しっかり保護者に対して、また子供たちに対して説明をされているのかどうかお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(千田嘉宏君) それでは、私のほうから、ぬくもりの家の空調設備の件についてお答えしたいと思います。 当施設につきましては、建築から18年以上経過しており、過去にというか平成30年、それか令和元年度にも居室系の空調の修繕を行っております。この施設につきましては、今回2か所の工事ということになりますけれども、今後もまだ修繕というか故障が来ていない箇所等もございますので、その辺につきましては、他の箇所等の状況も見ながら検討しなければなないかというふうには思いますが、現時点では空調の修繕が必要になった都度、予算を計上して対応させていただいているという状況にございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) ただいまお話しいただきました国土調査の件でございますけれども、当市の国土調査、まだ残っている部分、山間部などが非常に多くまだ残っているわけなんですけれども、最近、航空写真測量やあとレーザー測量とか、そういったリモート最新技術を活用した技術が確立されてきておりまして、今年度でいいますと盛岡市と大槌町が国のモデル地区調査ということで、実際に活用しているというようなことが起きておりまして、そういったところをちょっとお話を聞きながら、我が市もそういったところを活用できるか今後検討を進めていって、なるべく早く進めるように努力してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 昆野こども家庭課長。 ◎こども家庭課長兼子育て世代包括支援センター所長(昆野浩子君) それでは、放課後児童クラブの1か月延びることで保護者、子供たちへの説明をしているかということでしたけれども、まず本議会でこの繰越しについてお認めいただきましたら、早速にでも事業者のほうと緊密に連絡をして話し合って、子供たち及び保護者には、早速に代替の施設も確定させて、丁寧に説明をしていきたいと思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 3番千葉和彦議員。 ◆3番(千葉和彦君) 3番千葉でございます。 46ページ、農業振興費について2点ほど教えていただきたいと思います。 47ページにあります中山間地域直接支払事業経費、8,900万円ほどの減額補正となっています。その内容について。 あと、48ページの農業生産基盤整備事業経費についても1億円ちょっとの減額補正となっていますが、この原因について教えていただきたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) ただいまご質問のありました、まず1点目の中山間地域等直接支払交付金の減額でございますけれども、これにつきましては、令和2年度より第5期対策が開始されまして、当初予算で見込んでおりましたのが、第4期の取組みの組織やその内容で一応見込んでございました。実際に今年度、5期のほうの対策が開始されまして、取組面積とかあと取組みの内容が、面積が減ったりとかというもので、ちょっと減額になっている部分がございましたので、その分減額となっているというような状態でございます。 あと次に、県営土地改良事業負担金の減額でございますけれども、こちらにつきましては、国から県のほうに予算配分になったもの、それからあと県から当市のほうへ予算配分になった、その内容を確認しまして減額させていただいたというようなことになっております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 3番千葉和彦議員。 ◆3番(千葉和彦君) ありがとうございます。 中山間の資金のほうなんですけれども、第5期ということで全国のほうを見ますと、やはり協定数減少、あと項目の不達成ということで、なかなか高齢化、過疎化に伴いましてこの事業の支給が減っているというのがあるんですが、奥州市、現状はどうなのか、どういう認識なのかについて教えていただきたいと思います。 あと、基盤整備のほうなんですけれども、国の予算がつかなかったことにおいて、個々の基盤整備事業、全体の事業の遅れが生じるのかどうか。あと、また今言われているのは、この大雪で基盤整備事業そのものが工期、工事が遅れてきているというふうに農家の方々から言われているんですけれども、やはり基盤整備が終わりますと、高収益野菜なり、今は作付しなければいけないんですが、その辺どのような認識で今後対応していくのかについてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) ただいまご質問のありました中山間事業につきましては、当市におきましてもやはり取組組織、そしてあと、取り組んでいる地域、面積についても減少しているということを認識しているところでございます。5期対策に入る際に、いろいろその取組みの説明とかそういったところ、説明会を開催して、変わった点とか様々な部分でお知らせをしているところですけれども、現実としてはなかなか組織を維持するのが厳しいというような状況をお聞きしているところでございます。我々は中山間地域につきまして、これまでどおり支援を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 あと、土地改良事業につきましてですけれども、現在は、基盤整備は奥州市内でかなりの箇所数をやっておりまして、本当に県内の半分以上の事業費をいただいているんじゃないかと思うくらい盛んに工事をやっていただいているのが実情でございます。その中で、要望としてはいろいろとお願いしているところなんですけれども、さすがにこちらのほうにばかり予算を回すというのもなかなかできない部分ではあるのだろうなというふうに思っているところですけれども、いずれ、早くスタートした地域、早く卒業していただかなければいけないなというふうに、早く営農に取り組んでいただくような形に進めていかなければいけないと思っておりますので、県・国に対して様々な要望、予算的な配慮をいただくように要望を続けてまいりたいというふうに考えております。 あと、高収益作物等の導入等につきましては、営農の部分でございますけれども、基盤整備を行いまして圃場を大規模化させて、効率のよい営農を進めていただくというような形で現在進めておるわけでございますので、ちょっと米作りの部分で難しい部分が出ているところもございますけれども、その辺、農協さんとか様々関係機関といろいろと協議をしながら生み出していきたいなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 37ページと39ページに関連しますが、37ページの保育所運営経費、それから39ページは認定こども園の運営費ですが、どちらも会計年度任用職員の給料の減額が、保育所が1,460万円ほど、認定こども園のほうは880万円ほどありますけれども、この主な理由をお知らせください。
    ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) 保育所、認定こども園の人件費の減額調整についてお答えいたします。 12月にも補正をさせていただきましたが、1月から3月までの雇用人数等の所要額が確定したことに伴います人件費の減額でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) それは、待機児童、保育園に入る子供の数が減ったとかということなのか、それとも必要な保育士がうまく見つからないということなのか、どちらでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) お答え申し上げます。 待機児童解消の部分の人件費の部分はありませんでしたが、どうしても職員が休む場合に緊急にパート短時間の職員が必要ですとか、そういう対応分も見て各施設に置いた予算、あとは本庁に対応できる予算を置いたものですが、残り3か月で対応できる分が確定したということでの減額でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) それでは、待機児童は解消されていると考えてよろしいんですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) お答え申し上げます。 残念ながら、保育等の受皿といいますか定員がやはり不足している状況で、現在年度末に向けて100人に近い形での法定待機と、限定待機といいまして私的理由の待機含めて、人数が現在もあるのはそのとおりでございます。 この人数については、4月1日になれば現在解消するものというふうに思っておりますが、年度途中で毎年毎年入っている待機は現在もございますので、いずれ、その部分については来年度に向けまして受皿の拡大とさらなる保育士の確保で待機児童ゼロを目指したいということで現在も取り組んでいるところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男です。 歳入の2ページ、基金繰入金が7億7,000万円ほど、市債が2億円ほど、それぞれ減額になっております。主な理由をお教えいただきたいというふうに思います。 歳出でございますが、28ページ、29ページ、総務費、総務管理費負担金、補助金の地区内交通運行事業費補助金が455万9,000円ほど減額になりました。これの理由をお願いをいたします。 46ページ、47ページ、農林水産業費、農業費、農業振興費の、先ほどは中山間のお話はありましたが、環境保全のほうでも2,200万円ほど減額になりました。併せて48、49の畜産経費であるいわて地域農業マスタープラン実践支援事業補助金、これは615万円ほど減額になっております。これは、単純に精査した結果減額になったのか、例えば申請件数とか、その辺の理由がありましたらばお願いをしたいと思います。 それと、これは公債費で、全体3,556万6,000円のうち、企業立地支援事業が4,590万円ほど減額、公債費ですね、減額になっています。一方、54ページ、55ページ、商工費、企業誘致事業経費、総合的企業立地促進業務委託料が445万3,000円ほど減額になっておりまして、これらの関連性と、この総合的企業立地促進業務委託料の事業の内容と併せて445万3,000円の減額の理由をお願いをいたします。 最後です。64ページ、65ページ、教育費、小学校、中学校、それぞれスクールバス運行管理委託料、小学校は1,000万円ほど、中学校は1,700万円ほどそれぞれ減額になりました。これも、その実績による減額なのかどうかお伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田財務部長。 ◎財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長(千田布美夫君) 1点目の基金の繰入れと市債の部分の減になっている理由でございますが、今回の2月補正につきましては、年度を通しての事業の精査という部分もございまして、その部分で事業費が減となっている部分に対応して基金の繰入れ、それから市債の減という部分でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉公共交通対策室長。 ◎公共交通対策室長(千葉学君) それでは、私のほうからは地区内交通の運行事業経費の減額部分についてご説明を申し上げます。 こちら、当初の見込みでは令和2年度中に5地区程度運行開始を見込んでおりましたが、コロナウイルス感染等の関連でなかなか住民説明のほうがままならない状況がございました。実際のところ、昨年10月から江刺の稲瀬地域のほうで自家用有償運送型の地区内交通を導入いただいたところでありまして、そちらに要する経費を除く不用分、不用見込額を減少させるものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 私のほうからは環境保全型農業直接支払交付金の減額についてをお答え申し上げます。 例年、取組内容の変更増減が多い交付金でございますけれども、当初予算につきましては、過去の実績を考慮して予算計上しておるところでございます。今年度につきましては、取組面積やあと組織数が減少しているということで減額となっていることになっております。 取組組織につきましては、6組織ほど減少しているというような状況となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小岩農政課長。 ◎農政課長(小岩敬一君) 私のほうからは、予算書47ページのいわて地域農業マスタープラン実践支援事業補助金、これの123万4,000円の減の理由というお尋ねとお伺いいたしました。 これにつきましては、事業の実施に当たりまして機械購入とか行ったわけですが、それの残でございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) 私のほうからは2点お答えいたします。 1点目が市債の商工債、企業立地支援事業債の4,500万円の減というところでございますが、こちら工業用水の過疎債のソフト枠を市全体で調整した結果、この減額ということでございます。 それから歳出のほうですね、企業誘致事業経費の委託料、総合的企業立地促進業務委託料445万3,000円の減ということでございますが、今年度コロナの影響で、予定しておりましたこの事業ができなかったということなんですけれども、事業の内容といたしましては、全国的に企業の投資の動向を調査をいたしまして、ターゲットとなる企業に対して企業誘致をかけていくということで予定しておりましたが、企業のほうでなかなか企業誘致の対応といいますか、訪問の対応をしていだたけない状況が長く続いておりましたので、今年度分減額をさせていただいて、また来年度仕切り直させていただきたいという内容でございますので、先ほどの市債のほうとの関連性はございません。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉教育部長。 ◎教育委員会事務局教育部長(千葉昌君) それでは、私のほうからスクールバスの運行管理委託料の小学校費、中学校費の大幅な減額ということについてお答えをいたします。 スクールバスの運行につきましては、業者に委託をしておるものでありまして、それの入札執行残を今回減額をさせていただきたいというものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 小岩農政課長。 ◎農政課長(小岩敬一君) 先ほどお答えしましたもので、予算書49ページにも同じ名称の事業がございます。こちらのほう追加で説明させていただきますが、こちらのほうは615万2,000円の減をさせていただきたいというものでございますが、これは当初7団体から要望がございました。この事業を実施する上では、3戸以上の農業者が組織を組まなければならないものでして、コロナ感染症の影響もあったのでしょうか、2団体から取下げがあり、今回600万円ほどの減額をさせていただきたいというものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) ありがとうございました。 ちょっと先ほどの答弁で聞き漏らしたのかもしれません。 中山間においては、その取組条件が4期から5期に変わったということがあって、取組面積が減るということもあったのかなというふうに思いますが、環境保全型農業のほうで、面積とか取組団体が減る原因というのはどういうものが主な原因なのか、もし押さえているとすれば。 ただ単純に、これは当初との見込みと実績がただ違うというだけの、ただそれだけの数字としか捉えていないのであればやむを得ないですが、もし担当のほうで、これらの交付金で、例えば組織的、あるいはその取組条件がかなりハードルが高くなって取組面積が減ったとか団体が減ったというふうな捉え方になっているのかどうか。そこを併せてお伺いしたいというふうに思います。 あと1つ探していたんですが、企業誘致の関係で、たしか今回面積が増えましたと。当初令和2年度の計画では、実施計画が2年度でやるのだったかなとちょっと記憶があって、何かその事情で3年度に延びたというのは今回出ていませんでしたか。ないとすればいいです。当初計画どおり、袖山の工業団地の事業が進むのかどうか、その確認だけさせてください。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 私のほうから、環境保全型農業支払交付金の減額の状況ということでお聞きいただいたわけなんですけれども、一つの要因として思い当たるのは、平成30年からグローバルGAPがその事業要件として課せられたということがございまして、実際に取組組織が、平成29年が85あったんですけれども、それ以降、平成30年が75、令和1年が73、令和2年が67というような形で減ってきているというような状況から見ますと、やはり影響はあるのかなというふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) 工業団地の整備状況、進捗状況ということでございますが、まず関連予算が議案37号で、工業団地の特別会計のほうで若干出てございますので、それは後ほどかと思います。 現時点で基本設計の段階でございますが、進捗状況としては順調に進んでいるというところです。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) ちょっと気になった点、簡単に四、五点お伺いいたします。 1つは、21ページの原子力発電所事故に係る損害賠償金70万3,000円ほど入っておりますが、どのくらい請求してこの金額が入ったのか、その点、お伺いをいたします。 それから、ページ41ページ、生活保護の負担金の国への返還金が5,000万円ほどあるのですけれども、これはなぜこのようになっているのかをお伺いします。 それから、ちょっとページ、あっち行ったりこっち行ったりします。 ページ65ページ、学校用備品購入費が3,000万円ほど減額になっているように思ったんですが、これはスクールバスとは関係ないのかどうか、何なのかをお伺いします。 それから、43ページか2ページかな、分べん取扱施設設備補助金の200万円ほどの減は、これどういうことでしょうか。 それから、先ほどの質問とも関連するんですが、県営土地改良事業負担金、減があるんですけれども、実はこれ私、胆沢平野土地改良区の理事長と先日会う機会があって、いろいろお話を聞きました。特に気にしているのは、コロナ禍の中で農林予算等が削られて、これらの事業費が減額されるんではないかというふうな話をしましたら、決してそのようなことはないというお話だったので、なぜこのように減額されてきたのかお伺いをします。 最後に、先ほど佐々木課長からご答弁ありました工業用水の関係で、過疎債、全体で過疎債の活用で変わったということですけれども、何がどのように変わったのかお伺いをします。 それから、今後、江刺地域が過疎債から外れるわけですが、そうなった場合に、工業用水に係る歳出、この起債の関係はどのようになっていくのかお伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋生活環境課長。 ◎生活環境課長兼空家対策室長(高橋博明君) 及川議員の1点目のご質問にお答えいたします。 原発に係る経費につきましては、こちらは平成30年度にかかった経費でございまして、東京電力さんのほうから直接お支払いいただくものでございますが、こちらは平成30年の分で、請求額満額をいただくことになってございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) それでは、私のほうからは生活保護費の関係と、分べん取扱施設の関係の部分についてご答弁させていただきたいと思います。 まず生活保護費の国庫負担返還金ということで、今回5,200万円ほど計上してございます。この部分につきましては、令和元年度で国庫でいただいていた負担金、それらの部分が前年度といいますか、その分の実績が確定をして、最終的に精算をした結果、今回こういう形で国庫のほうの返還金、この金額という形になっているということでございます。 ですので、この部分、今年度特に多いかという部分は特にはなくて、毎年度、前年の精算の形でいろいろ国庫のやり取りをしている中での一連の金額というふうに現場としては捉えているという状況でございます。 あと、分べん取扱施設設の関係のほうにつきましては、実はこれ、12月に1度補正予算で計上をさせていただいた中身でございます。 この補助金につきましては、市の単独事業ということで、周産期分べん取扱いの医院さんで、増設あるいは新設の場合に国・県の補助があるわけですけれども、それに上乗せをして市が実施をするという部分のその増設、機器更新の部分に200万円ということで12月補正で、そういう申請が実際に上がっていた経過もあって予算計上させていただきましたが、年末年始かけてそちらのほうの申請の取下げがあったということから、今回、12月補正した額について丸々減額をさせていただいたという経過でございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 私のほうから、県営土地改良事業負担金について申し上げたいと思います。 こちらの負担金につきましては、県営事業の土地改良事業ということですので、当初県のほうで予算措置をしている部分のそれの市町村負担分を協議して、それをお聞きして当初の予算要求に反映させているというような流れになっておりまして、実際に今年度工事を進められて、県のほうで事業調整を行った上で最終的に確定されたのがこちらのほうに示されたというふうな形になっておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤利康君) 私のほうからは、学校管理経費のうち備品購入費の減についてご説明いたします。 こちらは学校再編に関わりまして、スクールバスの購入計画を変更が必要になるという部分に関わりましての減となります。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木企業振興課長。 ◎企業振興課長兼企業支援室長(佐々木啓二君) それでは、私のほうからは過疎債の関係でございます。 企業立地支援事業債に割り当てられる市全体の過疎債のソフト事業枠があるんですけれども、それの中で調整した結果、工業用水に割り当てられる額が減額になったということでございます。財政のほうでの、政策ですかね、の調整になる、ちょっと手元にはそのそれぞれの内訳というのはちょっとございません。 それから、過疎がなくなった場合の対応といいますか、充当ができなくなるということなんですが、私のほうには過疎がなくなる可能性があるということの情報は入っておりまして、確認したところ、まだ不確定な情報ということで承ってございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) ちょっと今の件からお伺いしますけれども、そうしますと、工業用水全体で考えたときには、この過疎債の適用範囲を狭めて、一般財源か何か市の単独で補助をしたということなのですね。そのまま減ったというわけではないのですね、その点。 あとは来年度予算で、来年度予算は聞きます。 スクールバスについてなんですが、スクールバスは、たしかかなり長期にわたっての更新計画があったと思うんですけれども、全体を見直したのですか、スクールバス更新計画の。そのための減額なのですか。 スクールバスについては、学校統合等によって、古いバスの更新もさることながら新しいバスの購入等が出てきて、全体が変わっているんじゃないかなと思うんですけれども、バスの更新計画については今持って、更新計画については見直して持っているのかどうか、あったら後で資料をいただきたいと思うんですが、それも含めてお伺いしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田財務部長。 ◎財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長(千田布美夫君) 2月補正における過疎債の事業配分の部分でございますが、今ちょっと詳しい資料、手元にございませんでしたが、少しお待ちください。 では、詳細につきましては、財政課長から答弁いたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 羽藤財政課長。 ◎財政課長(羽藤和文君) 過疎ソフトの部分についての枠についてですけれども、大体今年度も1億2,000万円ほどのソフトについては枠になっているんですけれども、光ネットの事業であるとか公共交通、それから工業用水の分ということで対象にしているのですけれども、その中での、枠配分の中での調整ということでさせていただいているものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤利康君) それでは、スクールバスの更新計画についてご質問いただきました。 更新計画の全体につきましては後ほど資料提供をさせていただきますが、今回に関わります部分は、先ほどお話ししました学校再編に関わりまして、特に江刺地区の路線について必要な路線、それから大型、中型等のバスのサイズ等々、組み直しが検討になる部分ということでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第30号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 ここで午後3時45分まで休憩いたします。     午後3時34分 休憩-----------------------------------     午後3時45分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第29、議案第31号、令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第31号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第30、議案第32号、令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第32号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第31、議案第33号、令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第33号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第32、議案第34号、令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第34号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第33、議案第35号、令和2年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第35号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第34、議案第36号、令和2年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第36号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第35、議案第37号、令和2年度奥州市工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第37号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第36、議案第38号、令和2年度奥州市水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第38号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第37、議案第39号、令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第39号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第38、議案第40号、令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第5号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 大変厳しい補正となっておりますけれども、この状況をどのように分析されているのかお伺いをいたします。 そして、一般会計からの繰入れ等をお考え、お考えというのもあれですけれども、をしなければならない状況で、どのくらい見込まれているのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木経営管理課長。 ◎医療局経営管理課長(佐々木靖郎君) ただいまの議員のご質問にお答えいたします。 確かに大変厳しい内容となっておりまして、この5号補正が実質、実績に近い数字ということで見込ませてもらっておるところでございます。 医療局全体でこちらで試算しているのが、そちらの資料にあるとおり、マイナス5億6,500万円ほどの減という数字でございます。これは昨年度、令和元年度の実績がマイナス4億3,600万円ほどでございましたので、減額率にすると1億2,900万円ほどの減、率にするとマイナス29.6%ということで、議員ご指摘のとおり、大変厳しい内容となっているものと認識してございます。やはり経営改善が確かに望まれていることでございまして、そのためにも何とか医師確保をはじめ、それから、ただいま医療局で検討しております改革プランの在り方、つまり医療施設のどのような基本的な在り方を抜本的に見直さなければ、なかなか厳しい内容かなというふうに認識してございます。 市からの繰入れに関しては、これに伴っての増ということは考えてございませんので、その部分の、不足の部分については、医療局の持ち出しという形になるものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) この補正でキャッシュフローに関してお伺いいたします。 今まで20億円とか17億円とかあって、それを回転資金といいますか、やりくりしたわけですが、今回の補正によってキャッシュフローの残り、これはどうなっていましたでしょうか。 あわせて、今後の問題にも絡むんですけれども、結構厳しい数字であって、これを何とか、今後どうするか、これについてもお伺いいたします。 それから、患者数の変化が非常に顕著に出ていまして、これをどのように考えている、単にお医者さんだけの問題じゃくてコロナの問題ももちろんあるだろうと思うんですが、そこの見解をお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木経営管理課長。 ◎医療局経営管理課長(佐々木靖郎君) 議員ご指摘のとおり、キャッシュフローに関しましては資料の5ページ目になるところでございます。こちらの資金期末残高、一番下の数字が今年度末の予想といいますか、キャッシュの残額になるところでございます。これが14億5,500万円ほどの部分がこちらで見込んでいる数字でございまして、今年度当初が17億7,000万円ほどでございましたので、やはり大きく減少しているのはそのとおりでございます。 ただ、これが、5ページ目の一番上の当年度純損益がマイナス5億6,500万円ということでございます。これが丸々キャッシュに反映するということではないのは何回もご説明のとおりでございますが、要は、その部分の減価償却費等もありますから、マイナス5億6,000万円がそのままなくなるということではございませんが、確かにこの数字を見ると、1年度で3億円ほどの目減りが生じているということで、大変改善が急務というのはそのとおりだということでございます。 今後の見通しとしましては、やはり幾らかでも当年度純損益を、5億6,500万円という今年度の見込みになっていますが、これを縮めていくと、この部分が大変求められているということでございまして、議員ご指摘のとおり患者数の減がもちろん収入に直結するわけでございますが、コロナの影響がどのくらいかと、正直はじけているわけではございませんが、やはり医師を、特に水沢病院につきましては内科医、それから整形外科医を何とか確保して患者数を増やして、こちらの純損益を何ぼでも縮めて、キャッシュの残りを、目減りを3億円と言わずもっともっと、やはり減額していって、新体制あるいは新市立病院の体制に向けて準備をしていきたいなと考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 今後のことは予算のほうで検討すればいいことなんですが、ただ、このままでいきますと、減価償却費の問題が絡むので、厳密には赤がそのまま目減りにはならないんですけれども、ただ、3億円、4億円が3年続けば、前にもお話ししたとおり十二、三億円もいっちゃうし、ややもすると15億円もあっという間に、あっという間と言うと失礼ですね、三、四年でなくなってしまうと。現ナマがなくなったらどうにもならないわけですから、これやっぱり危機感を持って、当然次の予算でも考えていらっしゃることだろうと思うんですが。 それから、患者数の件ですけれども、これもうちょっと分析した数字をいただきたいと思うんですね。コロナの影響もあるでしょう、お医者さんの不足もあるでしょう、あるいは考えようによっては、全体の患者数が減るために胆沢病院に行ってしまった人がいるとか、そういうこともあるだろうし、それらの分析をぜひ、今日じゃなくても結構ですのでお願いしたいと思います。 最後に、何とかキャッシュフローを回復するような手だてを早急にお願いしたいと思います。 終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 朝日田医療局経営管理部長。 ◎医療局経営管理部長兼医師確保推進室長兼新市立病院建設準備室長(朝日田倫明君) ただいまご指摘の部分につきましては、私どもも、とにかく一刻も早く経営の改善という方向にまず向かせたいというふうに考えて取り組んでいるところではございますが、これまでも再三ご議論いただいている病院診療所改革プランという部分に関しまして、かなり大きな今後の方向性ということを、簡単に言えば、今とちょっと変えていくということだけは間違いないと。それによって、当然経営も今よりプラスの方向に向かせるというようなことになろうというより、そうしなきゃいけないというふうに考えています。 ですので、今今のことは、細かいことをかなり積み重ねて改善等々やっているんですけれども、大きな意味ではそういう施設の再編ということが一番効果としても表れるんだろうなと思って、今そういったところの詰めをしておるということでございます。 なお、患者の分析の部分につきましては、後ほどちょっと内容についても相談させていただいて、資料提供をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第40号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第39、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算から、日程第49、議案第51号、令和3年度奥州市病院事業会計予算までの11件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております令和3年度予算議案11件は、議長を除く議員全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は議長を除く議員全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決しました。 お諮りいたします。予算審査特別委員会における審査は、来る3月5日までに審査を終えるよう期限を付したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 なお、特別委員会委員長等互選のための会議は、本日本会議終了後、議場において開催されますようお願いいたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第50、議案第52号、令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第52号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第52号は原案のとおり認定されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。委員会開催等のため、明2月23日から3月10日までの16日間休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、2月23日から3月10日までの16日間休会することに決しました。 次の会議は3月11日午前10時から開くことにいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後4時4分 散会...