◆12番(森操君) (続) わかりました。よろしくお願いしたいなと思います。 次に、2番に移ります。期日前
投票の件でございますけれども、今答弁で、費用対効果で、結論的にはやらないという御答弁だったと思います。 まず、この費用のことについて、
システムのあれが毎年100万円かかるのだということなのです。それで、
はがき代が100万円ぐらいかかっていると。これがまた倍になると、非常に出費が大きいというような御答弁だったと思うのですけれども、そもそもこの連記
はがきシステムを入れて入るときに問題があったのではないかというのです。非常に多額の、1,000万円ぐらいですか、かけてその
システムをつくったということで、たしか以前お伺いしたのですけれども、その
システムの内容から見て、非常にこれは経費削減という、そういうコンセプトのもとに、恐らくSE、
システムエンジニアからの提案で採用したのではないかと僕は推察するわけでございます。 こういう選挙の手法というのは、費用対効果と言ったけれども、ほとんどが重要なのは
投票率を上げるということと、無効率というか、
無効票を少なくすると、こういうことが選挙管理の非常に重要なところだと思うのです。経費削減が優先なのか、そういうところが優先なのか。その優先順位が導入のときに間違ったのではないかなというふうに僕は思います。 現実にこうやって出費が大変だからやらないということは、これは現状を見て、私も言いましたけれども、
高齢者というのは誰に入れるかということで、壇上でしゃべりましたけれども、決めていっても、ワンクッション、出してバーコードで出るのだけれども、住所は出るのだけれども、生年月日と氏名を書かなければいけないと。それで、6項目の当日の理由づけ、どうですかと、親切な対応なのだけれども、
高齢者にとっては、決めてきているのだけれども、それが飛んでしまうと。それを絶対やらなければいけないから。これが問題だというふうに私はここで質問をしているわけでございます。 そこのあたり、ばふっとと言うと失礼ですけれども、決算書とかを見ますと、全部選挙の委託料、100%委託料で、例えば国政だったら国から入るわけで、これは独自で経費削減を美名というかコンセプトにする必要もないし、優先順位はやっぱり
無効票を少なくするというか、そういう方向、少しでもそういうところに神経を注ぐべきではないかなというふうに思うのです。そこあたりのところをお願いします。
○議長(
熊谷昭浩君)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(
江刺雄輝君) 今御提言ございましたとおり、無効
投票率を下げるというのは必要なことだという認識をしております。 お金がかかるからできないということではございませんで、
宣誓書をお送りする方法に無効
投票を減らす効果があるのかということが
現時点では把握できませんので、研究をしていきたいという趣旨でございます。 また、郵送に係る経費に使われなかった場合、ほかのさまざまな選挙に要する経費に国、県からの交付金を充てることができますので、現在はそちらのほうに優先的にお金を割り振るべきだという考えでございます。 当市の
システムにつきましては、
利便性といたしまして、万一
入場券を持ってこられなくても、聞き取りによってバーコードで読み取ったのと同じ情報を確認できれば
投票ができる
システムにしておりますし、
宣誓書をあらかじめ送っている方式をとりましても、その
宣誓書を
投票所に持ってくるのを忘れたり、あるいは記入を忘れたりということも考えられると思います。もし
宣誓書をしっかり書いて
投票所に持ってきたといたしましても、
投票所で必ず本人確認のための手続は必要でありますので、その手続をすることによって忘れたということも考えられるのではないかということで、今の時点では
宣誓書をお送りする方法よりも、受け付けする
投票所での対応に万全を期してまいりたいという考えでございます。 以上でございます。
○議長(
熊谷昭浩君) 12番、森操君。
◆12番(森操君) (続) 今御答弁がありましたけれども、
陸前高田の選管で、恐らく替え玉
投票というか、そういうことの防止のために、絶対に本人確認が重要なのだという、優先順位が高いのだという言い方をされたのです。目の前というか、そこのところで
宣誓書をつくってもらう、作成するということが、実は本人確認の優先順位で高いのだと。 そういうところを確かに言って、今言った忘れたというところは、これは除外だと思うのです。要するに、検討する上において、忘れたとか、そういう部分においては、当日の選挙もそれができるわけで、忘れたという人に対しての比率というか、はっきり言って全部選管で各5
市町村調べましたけれども、自分の身分とその目的を選管にお話ししたところ、本当に親切に各
市町村選管は教えてくれました。 特に釜石市は、非常に自分たちが自信を持っているのかわからないのだけれども、本当に丁寧に教えてくれて、
無効票についても白票と判別不明という2種類あるわけで、そういうところはなかなかわかりづらいのだけれども、調べますのでと言って、翌日までかかって細かい数字を教えてくれました。 要は、本当に小さい差なのだけれども、これは全体の当日も含めた数字なので、こういう数値の議論をするにはもっともっとデータ件数が必要で、これが有効かどうか、今おっしゃったように、期日前と当日分を合わせて、なおかつ白票があって、不明、そういう分類で、本当に確定はできないけれども、いずれ全体の数字から見て、釜石と遠野と宮古、この順番、これ実際に調べてみれば、今回の数字を、電卓で数字、票数を聞いて、計算は私がやったのですけれども、本当にこれは意味ある数字だと思うのです、細かいけれども。やっぱり全体を把握する上においては、この順番の数字というのは当たらずといえども遠からずの数字かなと、この実態を把握しているのではないかなというふうに僕は類推するわけなのです。 そこで検討しますという答えが返ってきそうだけれども、そうではなくてもっともっと数字を詰めた分析の仕方、本当に現場のそういう選挙する人たちの思い、気持ちを一切考えていないのではないですか。そこのところを問題にしているわけで、それで
宣誓書を1枚1枚というふうにやっていて、ただ
はがきを出すだけで、すぐ当日のように
投票ができるという一つの
システムをほかの
市町村、かなり多いですよ、
岩手県内でも多いです。たまたま3つやったけれども、かなり多いです。これ全部調べていただいて、本当に分析してほしいなと。やっぱり選挙する人の立場になって、いかにして
無効票をなくすかということに心血を注いでいただきたいなというふうに思います。御答弁をお願いします。
○議長(
熊谷昭浩君)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(
江刺雄輝君) お話しいただきましたとおり、無効
投票には白票が一番多いわけでございますが、そのほかにも他事記載、候補者とか
政党名以外の記載をしたもの、欄外に丸をしたもの、丸のほかにバツを書いたもの、あるいはどの候補者に入れようとしたのか判別ができないものと、さまざまございます。無効
投票が投じられた要因の特定というのは、
投票の秘密の関係から非常に困難でございまして、どのような意図で無効
投票が投じられたのかということを把握しないと、なかなかこの無効
投票率を下げるという対策もとりにくいところはございます。 それから、
投票の方法の問題があるのではなくて、ほかの要因が関係していることも考えられます。傾向といたしましては、比例区の選挙において無効
投票率が格段に高くなる傾向が、これは
大船渡市だけではなくて、ほかの
自治体もですけれども、多くなっております。
有権者が特定の意図を持って無効
投票を投ずるということもあると考えられますが、いずれその
投票所において戸惑いをしたがために、
投票したい人ができなかったということは回避しなければならないので、さらに事務の従事者の研さんに努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
熊谷昭浩君) 12番、森操君。
◆12番(森操君) (続) 時間がないので、釜石の話をしましたけれども、
無効票に対して1日調べてもらって、その内訳を、比例区なのですけれども、やって、これが白票、白票というのは選挙する人の意思がありますよね。これが35.3%、判別不明、何か書いているのだけれども、無効になったというのが64.7%でした。これは1データだけれども、非常に意味があると思うのです、ここは。白票というのは、意思があるけれども、判別不明というのは何かやろうとしたけれども、認められなかったと。要するに、判別不明ということなので、ここは非常に意味があると思うのです。だから、
高齢者に配慮した
やり方というのも非常に重要だと思うのです。答弁は、ほかのところに移りますので、結構でございます。 最後、5番の
海洋汚染の問題、これは本当に深刻なのです。今部長のほうから、僕は通り一遍でしゃべられているなと思って、非常にあれしているのだけれども、毎年800万トンの
プラスチックごみが世界で流出していて、このままでは2050年までに海洋、海中の全ての魚の総重量より
プラスチックごみのほうが重たくなるという予測も実はあって、
自治体に処理する
システム、ここを設けていない場合は、
漁業者が当然処理するわけなのですけれども、産廃だからお金がかかるからあれなのですけれども、最後で環境省では漁港にごみ置き場を置いて、
市町村が定期的に引き取って処理をする対策を進めているという話でございます。これは予算をつけるのですけれども、岡山県と香川県では先進的に進んでいるので、これに倣って全国もやっていただきたいみたいなことを、広げたいというふうにしているのです。 ここのあたり、岩手県がどうかわからないのだけれども、やっぱり窓口は
市町村なので、ここのあたりを御答弁お願いします。最後です。
○議長(
熊谷昭浩君) 市民
環境課長。
◎市民
環境課長(下田牧子君) お答えいたします。
プラスチックを初めとしまして、海洋ごみにつきましては、湾や海岸の環境、漁業、そして景観など、影響を与える重要な課題であると認識しているところでございます。現在県のほうでも
海岸漂着物の適正な処理に関する計画を策定中でございます。 市といたしましても、今後も庁内関係課、そして県、振興局、市内の漁協、関係団体等の連携、協力をいたしまして、まずは陸域からの流出の防止、そして海岸、そして
漂流ごみ、そういったごみについての回収、適正な処理に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
熊谷昭浩君) 以上で12番議員の
一般質問を終わります。 これで通告による
一般質問は全部終わりましたので、本日はこれをもって散会いたします。 大変御苦労さまでございました。 午前10時50分 散 会...